『コシュタ・バワーの白昼夢』

緊急召集。何も珍しいことはない。ジャームを討伐するだけの平凡な任務だ。


PC1:〝ロストスクリプト〟 神楽 和樹(かぐら・かずき)(キャラシート)PL:EXst
PC2:〝黒洞拳〟 二宮 軍馬(にのみや・ぐんま)(キャラシート)PL:しお
PC3:〝パーティ・ビーチ〟 榎木 孝史(えのきぎ・たかふみ)(キャラシート)PL:粘土

メイン雑談

目次

  • プリプレイ
  • 共通OP:空洞
  • ミドル1:遺産
  • ミドル2:眠り姫
  • クライマックス:白昼夢
  • バックトラック
  • 共通ED:時計の針は12時を過ぎて

  • プリプレイ

    ■トレーラー
    かつて、その戦闘力と残忍性と、統一性が無い故に対処の難しい行動理念と、
    それらを以てUGNに手を焼かせたセルが有った。
    〝スレイヤー〟。
    兄妹二人のセルリーダーを筆頭とした彼らは、とうに活動を停止した筈であった。

    ダブルクロス The 3rd Edition.『コシュタ・バワーの白昼夢』

    「早く速く迅く」
    「全て、全て、全て」

    ダブルクロス────それは裏切りを意味する言葉。

    ■共通ハンドアウト
    あなた達は、緊急対応としてUGN支部に集められたエージェント・チルドレン・イリーガルなどのいずれかである。
    敵はFHのエージェントまたはジャーム。討伐すれば良いだけだ。
    人間の言葉を話すものだろうが、精神性が異なれば即ちジャームである。
    ■自己紹介
    神楽 和樹:「やりたいことも、やるべきことも決まってるなら。あとは覚悟だけだ」
    神楽 和樹:軽薄な笑顔を貼り付ける大学生で魔術使い。RBの寄生によって本来のシンドロームを失った“記述喪失者<ロストスクリプト>”。
    神楽 和樹:現在は失ったサラマンダーに代わり、文字を起源とするRB“綴”よりノイマン能力を借り受けています。
    神楽 和樹:こんなナリでも既婚者で、妻は第六支部のエージェント。第四支部を主な仕事相手としてイリーガル活動中。
    神楽 和樹:仕事の頻度は多くそれなりに顔は広いのか、色んなところに顔出しては苦労している様子。
    神楽 和樹:構成は《オリジン:レジェンド》の固定値を《コントロールソート》と《生き字引》で使う精神型。火力を武器に委託しての《ポルターガイスト》で殴ります。
    神楽 和樹:以上、よろしくお願いします。
    二宮軍馬:では続きまして
    二宮軍馬:「黒洞拳、二宮軍馬!推し通るぜ!」
    二宮軍馬:(我流)拳法使いの(通っていれば)高校生です。普段は治安の悪い団地に住んでいます。
    二宮軍馬:中国映画を見て見様見真似で習得した中国拳法にバロールの重力操作を組み合わせて戦います
    二宮軍馬:シナリオ一回装甲ガード回避無視でぶん殴れます。
    二宮軍馬:一応イリーガル扱いみたいなのでUGNの依頼を受けながら小銭を稼ぎつつ
    二宮軍馬:基本的には鍛錬とかをして過ごしています。
    二宮軍馬:性能的には殴る以外は特にできることはないですが、いっぱい殴ります!
    二宮軍馬:とりあえず以上で。よろしくお願いします。
    榎木孝史:それじゃあ最後!
    榎木孝史:「どこも余裕はないからね。無理のない範囲で頑張るさ」
    榎木孝史:えのきぎ たかふみ。コードネームはパーティ・ビーチ。
    榎木孝史:レネゲイド・オーヴァードの研究者かつ第5支部の副支部長を務めてる、威厳や貫禄とは無縁な腑抜けた32歳の男です。
    榎木孝史:両親、妻、11歳の長女と9歳の長男との良好な家庭を保っています。
    榎木孝史:4年前の崩落戦では割と危なかったり娘が誘拐されたこともあったけど、最終的に何も失うことなく守り切りました。
    榎木孝史:だけどその分、支部長やチルドレンを始めとした、誰かを失った人たちには負い目を感じてます。
    榎木孝史:もちろん表には出さないけどね!自分にできることでサポートするだけさ!
    榎木孝史:ソラリスの力で意識やレネゲイドを活性・鎮静化する薬品を生成することが出来て、それを香りとして他者に提供する。言ってみれば毒ガス使いだね。
    榎木孝史:生成物を噴霧器とハヌマーン能力によって散布するほか、香油・芳香剤として供与することで自分が居ない場所においても他者を支援することができる。Dロイス:組織の助力だね。ミドルで十分な働きを示せると思うよ。
    榎木孝史:他のデータ的には、セットアップで範囲選択の行動値や火力を上げられるし、自分でもドッジ不可能な範囲選択攻撃を撃てます。
    榎木孝史:ぼくはともかくぼくの味方は強いぞ!こんな感じです。

    共通OP:空洞


    GM:全員登場。登場侵蝕をどうぞ
    二宮軍馬:33+1d10
    DoubleCross : (33+1D10) → 33+4[4] → 37

    榎木孝史:榎木孝史の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:28->34)
    神楽 和樹:1d10+36
    DoubleCross : (1D10+36) → 6[6]+36 → 42


    GM:このシーンはいわゆる通常セッションにおける合流パートとなります
    GM:ので、手短な事件の概要紹介だけしたら、それぞれにPC同士で自己紹介したりしていただきましょう

    GM:UGNのとある施設。
    GM:あなた達は、戦闘行為に及ぶべき装備を調えて集まった。
    GM:所属不明のジャームが街を襲撃。破壊行為の後、風のように去っていったという。
    GM:帯同する戦闘員の武装が、FH内で頻繁に採用される類いのものであった。
    GM:再度の襲撃が予想される。故に、急ぎあなた達は集められた。
    服部 ミズハ:「──ということです。管轄、立場の違いを考慮せずの召集は失礼を」
    服部 ミズハ:「緊急で召集できた面々がこれだけだったので……私もラボ勤務ですが、オペレーターとして作戦に関わります」
    服部 ミズハ:「〝腑分蜘蛛〟服部 ミズハ、よろしくお願いします」
    神楽 和樹:「どーもどーも」右手を挙げてお気楽に振る。
    二宮軍馬:「そんだけ急ぎっつーことッスよね、了解ッス」
    二宮軍馬:「"黒洞拳"二宮軍馬、助太刀します」
    榎木孝史:「どこもかしこも忙しいけど、こうして集まったなら最悪じゃあないね」
    榎木孝史:「"パーティ・ビーチ"榎木孝史。第5支部の副支部長をやってるよ」
    神楽 和樹:「また随分な役職の人まで呼んだもんだな」
    服部 ミズハ:「即座に動ける、かつ戦闘・索敵双方に十分な力量のあるメンバー……ということで選出されたチームです」
    服部 ミズハ:「まぁ、副支部長クラスにまでお出まし願うのは少し気が引けましたが……」
    神楽 和樹:「そう評価されてるのは悪い気分じゃないな」
    神楽 和樹:「おっと。“ロストスクリプト”、神楽和樹。どうぞよろしくお願いします」
    服部 ミズハ:「……役職で尻込みしている場合でないのは、こちらを見ていただければ分かりますかと」
    服部 ミズハ:服部はそういうと、手元のスイッチを操作し、室内に用意されたプロジェクターに映像を投影する。
    榎木孝史:「戦闘能力のある正規要員に銃後もなにもないからね…ふむ」
    服部 ミズハ:破壊された市街地の写真である。真っ先に目につくのは恐らく、丸く穴を穿たれたビルであろうか。
    二宮軍馬:「こりゃまたひでーっすね」
    服部 ミズハ:五階建てほどの、然程大きくは無いビルである。その一階の壁が、人ひとりほどの直径もある大穴が空いて、風通しが良くなっている。
    服部 ミズハ:「ええ。……注意すべきはこれが、火砲の類いでうがたれたものではない、ということです」
    神楽 和樹:「こいつを? エフェクトでも中々のもんだと思うが……」
    榎木孝史:「火砲でないっていうなら拳でも?」
    服部 ミズハ:「偵察部隊の話しによれば──〝槍〟と」
    二宮軍馬:「槍ぃ!?」
    榎木孝史:「外したか。どっちにせよカンフーの世界だね」
    神楽 和樹:「へぇ」
    服部 ミズハ:「少し視点を変えて撮影した写真がこちらです」
    服部 ミズハ:先ほどの写真と同じビル。壁に穿たれた穴を、正面から撮影したもの。
    服部 ミズハ:視点が変わると分かるだろう。その〝何者か〟は、ビル壁を真っ直ぐに貫いた後も直進を続け、
    服部 ミズハ:複数の建物を同様に損壊して、そのまま何処かへ去っている。
    服部 ミズハ:「御覧のように、特定の施設を狙ったものには思えません。進路に立ち塞がるものを手当たり次第……というところでしょうか」
    二宮軍馬:「こんな穴開けるなんて相当バカでかい槍か、かなりヤバい技量かどっちかですぜ」
    二宮軍馬:「なんだこりゃ。まっすぐどっかに向かってんのかな」
    榎木孝史:「槍で真っ直ぐ進んでいく、ね。こりゃ武術家じゃなくて騎兵かね」
    服部 ミズハ:「直進の途中で市街地から離脱。その後の行方はようとして知れませんが──」
    神楽 和樹:「にしても。こうまで派手にやってこっちが動くと考えてない、とは思いたくないが……」
    服部 ミズハ:「恐らく、当該のオーヴァードないしジャームは、また何処かに現れての破壊活動を再開するものと思われます」
    服部 ミズハ:「今回の私達の任務は、敵が何者であるかの確定。その所在の調査。そして討伐……つまり、私達が行うべき全てです」
    榎木孝史:(…数か月前に第8地区で似たような案件があったとか聞いたな、調べとくか)
    二宮軍馬:「シンプルな任務っすね、了解!」
    服部 ミズハ:「シンプルであるからこそ、危険性も明白です。戦闘を回避せよという命令ではなく、率先しろという内容なのですから……」
    服部 ミズハ:「……伝達する立場の者が言うべき台詞でもありませんが。どうか、誰も欠けないで戻ってきてください」
    神楽 和樹:「正体不明の騎兵ねぇ。あるいは顔も知れない、首なし騎士<デュラハン>か」
    神楽 和樹:「了解。まぁ、むざむざやられる気もないですよ」
    榎木孝史:「出来ると見込まれて集まったぼくたちだからね。顔を晒させてもらいますよ」
    二宮軍馬:「槍相手はやったことねえなあ。『殺戮遊戯』シリーズにそういう敵いた気がするけど」※カンフー映画
    二宮軍馬:「あとで観直しとこ」
    神楽 和樹:「頼らせてもらいますよ、副支部長さん」
    二宮軍馬:「お二人共、よろしくおねがいします!」礼!体育会系なので目上には礼儀正しい
    神楽 和樹:「よろしく、二宮。そっちも頼りにさせてもらうぜ」
    榎木孝史:「はっはっは任せたまえ。たぶん2人の方が強いけど、サポートだけは得意だよ」よく言えば穏やかな態度で応じる。

    GM:ロイス取得のみ可能!
    榎木孝史:ロイスは保留!
    二宮軍馬:保留で!
    神楽 和樹:今回はまだ保留で
    GM:OK!

    ミドル1:遺産


    GM:再び全員登場で登場侵蝕をどうぞ
    榎木孝史:榎木孝史の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:34->39)
    神楽 和樹:1d10+42
    DoubleCross : (1D10+42) → 2[2]+42 → 44

    二宮軍馬:37+1d10
    DoubleCross : (37+1D10) → 37+3[3] → 40


    GM:今回の情報項目はSSSC方式で行います。DPを採用。
    ・情報項目
    --------------------------------------------------------------
    使用技能:<情報:UGN>、<情報:噂話>、<情報:FH>、<情報:裏社会>
    目標値 :9
    プライズ:0/8
    シーン数:1/6
    --------------------------------------------------------------

    GM:最大達成値は30としますが、やり方に不明点などありますでしょうか!
    神楽 和樹:こちら問題なく
    榎木孝史:大丈夫です!
    二宮軍馬:ダイジョーブ
    GM:ようし、ならばそれぞれに挑戦をどうぞ
    二宮軍馬:ウオオーッ情報は苦手だが噂話
    榎木孝史:Dロイス:組織の助力でシナリオ3回、すごい判定ができる。そこに情報収集チームも加えます。
    榎木孝史:10dx+7>=9
    DoubleCross : (10R10+7[10]>=9) → 9[1,2,2,3,3,6,8,8,9,9]+7 → 16 → 成功

    二宮軍馬:2dx+1
    DoubleCross : (2R10+1[10]) → 4[2,4]+1 → 5

    神楽 和樹:《オリジン:レジェンド》キックして《Cノイマン》《生き字引》
    神楽 和樹:6dx8+7
    DoubleCross : (6R10+7[8]) → 10[1,3,4,7,8,10]+7[4,7]+7 → 24

    神楽 和樹:うーんいったれ財産点6
    二宮軍馬:先輩方が頼りになりすぎる
    榎木孝史:おみごと!
    GM:太っ腹!
    GM:ならば達成値はマックスの30!
    神楽 和樹:侵食49
    GM:PP4とDP3取得。情報を公開します
    PP2:〝スレイヤーセル〟

    高い戦闘力と殺意を持ったエージェント達の集まり。
    同時に、生物実験や戦闘機械製作など、高い技術力を持つ集団──でもあった。

    〝スレイヤー・ブレイズ〟真波 レイ(討伐済)
    〝スレイヤー・メタル〟真波 シン(死亡と推測)
    〝キル・ミショナリー〟暁 ひかり(討伐済)
    〝ラフィング・バーナー〟訃静 零(討伐済)
    〝腑分蜘蛛〟長嶺 ミズハ(脱退済)
    〝ラ・レーヌ・ビクトリア〟花菜咲 みそら(討伐済)

    その主要構成員は既に失われている。故にUGN内では、壊滅したセルであると認識されていた。
    今回の襲撃事件は、その残党の引き起こしたものであると思われる。
    ……所属エージェントの成れの果てだろうジャームの写真を入手できた。

    GM:──その写真の少女には首が無かった。
    首の断面が見える。そこには血肉は無く、代わりに機械部品が剥き出しになっている。
    洋服を着ている。肩や前腕、膝、脛には西洋風の甲冑。だが、それで人種を特定するのは難しいだろう。
    何せ、その少女の肌の色は機械のような、或いはコンクリートのような灰色をしていた。
    首の無い少女が馬上槍を持ち、だが徒歩で市街地を駆け、立ち塞がるものを砕き続けている──その瞬間を捉えた写真であった。
    PP4:遺産、そしてジャームの正体

    かつてUGNに、幸塚セシルというエージェントが居た。
    UGNは彼女の元に、所謂〝遺産〟に適合した、だが単独での適応力に懸念があるチルドレンを集め、一つの部隊を形成。
    幸塚のコードネームより、その部隊は〝ギアストレイジ〟と呼ばれていた。
    彼らがどういう末路を辿ったかは──榎木 孝史、君が良く知っているだろう。

    ジャームの正体は〝ラ・レーヌ・ビクトリア〟花菜咲 みそら──の思考、人格データをAIDAとして組み込んだ戦闘兵器である。
    セルリーダーの〝スレイヤー・メタル〟は、これの量産化を企てていた。
    市内の何処かに恐らく、自動化されて未だに動いている機械工場がある。

    GM:情報は以上だ。

    GM:同施設・会議室
    GM:あなた達は一度、調査の為に外へ出向くなり、資料室に籠もるなりしたことだろう。
    GM:少しの時間が経過して、再びあなた達は合流する。
    榎木孝史:「さて、首尾はどうかな神楽さん」3人分のコーヒーを用意してから着席する。
    神楽 和樹:片手を上げて応えつつ、通話中のスマホに意識を戻して
    二宮軍馬:「お疲れ様っす!」ぜんぜんなにもわからなかったので隅っこでスクワットとかしてた
    GM:萌えキャラかよ
    神楽 和樹:「あーはいはいわかったから。今度埋め合わせと……なに? マテリアル寄越せ? 割りに合わない」
    神楽 和樹:「この間の迷惑は今回の件で水に流す。それでいいな、じゃ」通話を切って
    神楽 和樹:「すいませんね、終わりました」
    二宮軍馬:「何か大変そうっすね……」
    榎木孝史:「お疲れ様。砂糖を好きなだけ入れるといい」
    神楽 和樹:「気遣いだけでもありがたいよ。──いただきます」受け取ったコーヒーに角砂糖を四つほど沈めて
    服部 ミズハ:「甘党……なんですね……」
    服部 ミズハ:白衣者の宿命として、ビーカーにコーヒーを入れて飲みながら
    神楽 和樹:「今日はそういう気分なんだ」ずずず
    神楽 和樹:「で、調べた結果ですけど。ちょっと大雑把に集めたんで精査が必要ですね」
    神楽 和樹:「この辺は、榎木さんに協力お願いしても?」
    榎木孝史:「そういうのは得意さ。年行ってる分、蓄積もある」
    神楽 和樹:「助かります。大体俺が年長の時が多いもんですから」
    神楽 和樹:笑い、スマホの画面を下から上へスワイプ。
    榎木孝史:「若者多い業界だからね…」口元にだけ笑みを残して、成果を待つ。
    神楽 和樹:──画面から文字が飛び出す。宙空に浮かぶそれらは線となって、会議室に備えつけのホワイトボードへ貼り付いてゆく
    二宮軍馬:「結構タメとか年下多いしなあ……うおっ、すげえ」
    服部 ミズハ:その文字を目で追うにつれ──分厚い眼鏡の向こうの目が細められて、
    服部 ミズハ:「……ごめんなさい。私もお砂糖いただいていいかしら」
    神楽 和樹:スレイヤー・セル、ギアストレイジ、目に付いた特徴的な単語は大きく出されて
    榎木孝史:「もちろん構わないとも、なにせぼくは甘党だからね」十分な量を持ち込んでいる。
    服部 ミズハ:「ありがとうございます。……急に、そういう気分になって」砂糖をがらがらとビーカーに放り込み、ビーカーを揺すって溶かす
    榎木孝史:「しかしまあ、頭が痛くなるねこりゃ」
    神楽 和樹:「いくらかのリストアップで人名も見つけましたけど。見覚えでも?」
    榎木孝史:「"スレイヤー"セルとは何度かぶつかった。崩落戦の頃から最近まで活動してたからね」
    榎木孝史:「セルリーダー含む中核メンバーの多くも、去年の内に多くが死亡しているね…主に第8地区か」
    榎木孝史:「その1人、〝ラ・レーヌ・ビクトリア〟が起こした騎馬隊による破壊活動は、今回の破壊痕と非常に近いものだった」
    二宮軍馬:「んん?でもそいつ、討伐済ってなってますぜ」
    神楽 和樹:「死んだ人間が動く話なんてのは、俺達の界隈じゃ珍しくもないが……」
    神楽 和樹:胸ポケットから畳まれた一枚の写真をテーブルへ出す。首のない人間
    服部 ミズハ:「第八地区、右馬のUGN軍備精算拠点を襲撃。騎馬隊もろとも討伐された──って、記録されてますね……」
    榎木孝史:「……昔はさすがに首はあったし、血肉も通ってたけどね」
    神楽 和樹:「まさか本当に首なし騎士とはな」
    服部 ミズハ:「……って、あら」写真を覗き込み、眉をひそめる
    二宮軍馬:「……? 神楽サン、大当たりじゃないっすか」
    榎木孝史:「ようやく終わったと思ったのに、死者を掘り返すんだからなあ」
    榎木孝史:「向こうはまだ終わってないって言いたいんだろうけどさ」
    服部 ミズハ:「……まるで知り合いみたいな言い方をするんですね」と、同じコードネームが掲載されている女が、虚空に視線を飛ばしながら言う
    榎木孝史:「昔の生徒だったからね」事も無げにさらりと返す。
    神楽 和樹:「──それはまた」人の繋がりは複雑なものだ。オーヴァード同士のものは、殊更に
    榎木孝史:「"ギアストレイジ"というのは5年前に潰れた、UGNの実験部隊でね」
    榎木孝史:「"遺産"と呼ばれる、特に強力なEXレネゲイドと適合したチルドレンを集めて教育・実働をさせたんだ」
    二宮軍馬:「それだけだとよくある感じっすけど……」
    服部 ミズハ:「……数年前と今だと、常識が違うのよ」
    榎木孝史:「遺産継承者は、通常のオーヴァード以上に強力であると同時に不安定でね」
    榎木孝史:「ぼくはその辺のケアも担当していたんだけど…色々あって一緒に居られなくなってね」
    榎木孝史:「…最終的な生き残りは3人。残りはジャームとなったか、指揮官の幸塚さん…」
    榎木孝史:「いや、"マスターギアス"に連れられてFHへ転向したのさ」
    二宮軍馬:「そいつは……穏やかじゃねーっすね」
    服部 ミズハ:「チルドレンの人権への配慮が、昔のUGNの極一部では欠けていた」
    服部 ミズハ:「昔の記録には、名前さえ与えられずコードネームだけでお互いを呼び合っていたチルドレンの記述だってあるもの」
    榎木孝史:「馬鹿な大人たちと余裕のない状況が作り出した惨劇だ。多少は減らせてるといいんだがね」
    神楽 和樹:「……」
    榎木孝史:「記録によると、"スレイヤー"のリーダーは子どもに対する深い同情心を持っていたようだ」
    榎木孝史:「そういう流れで一部が流入したのだろう」
    榎木孝史:「更に付け加えて〝スレイヤー・メタル〟〝ラフィング・バーナー"ラ・レーヌ・ビクトリア〟などのメンバーは」
    榎木孝史:「これまた去年壊滅した"マスターブラム"率いるアベンジャーズ・セルに河岸を変えていたようだね」
    榎木孝史:「今回の敵は、まさしく亡霊というわけだ」
    二宮軍馬:「ブッ潰れたセルの怨念が化けて出たとか……そういうやつッスか」
    榎木孝史:「化け物というには些かハイテクだけどね。画像を見る限りじゃ」
    二宮軍馬:「拳が当たりゃあ倒せる自信はあるんですけど、幽霊相手だとなあ……キョンシーならイケるんすけど」
    神楽 和樹:「願い信じて打撃すれば、あらゆる概念を打ち砕く。そういう頂に辿り着いたやつの話も聞くけどな」
    神楽 和樹:「もっとも、今回はそこまでオカルトじゃない。榎木さんの通り人の手が入った物理的なもんだ」
    二宮軍馬:「確かに、どっちかというとメカっぽい」
    榎木孝史:「幸い敵も、念じて死者を蘇らせるような頂には達してないのさ」
    服部 ミズハ:写真の首の部分を指差し「私の記憶通りなら、彼女のシンドロームはモルフェウス/サラマンダー」
    服部 ミズハ:「機械部品を組み込んでいたことは無かった……と思います」
    榎木孝史:「私の記憶とも一致するから、正確だよそれは」
    神楽 和樹:「だとすれば、こいつは義体でもない製造物の可能性も出てくる」
    神楽 和樹:「二宮、ひとつ質問だ。機械の利点ってなんだと思う?」
    二宮軍馬:「ん~……」
    二宮軍馬:「ぶっ壊れても直せるとか、たくさん作れるとか……」
    二宮軍馬:「あと文句言わねえっすね」
    榎木孝史:「…〝スレイヤー・メタル〟は"マスターマシン"の名をも持つ機械技師」
    榎木孝史:「いや、兵器開発者だと聞いている」
    神楽 和樹:「オーライ。点が線で繋がってきた」
    二宮軍馬:「おっ、なんかわかった感じっすね」
    榎木孝史:「…見つかったぞ。〝マスターマシン〟の古巣の一つ、スクラップズ・セル」
    榎木孝史:「今度こそ本当に壊滅してるこのセルでの研究内容の一つはAIDA…」
    榎木孝史:「オーヴァードの精神をそのまま転用した、似非人工知能だ」
    二宮軍馬:「……ええと、つまり……?」
    服部 ミズハ:「誰かの心を流用した、生きた外付けパーツみたいなものかしら」
    服部 ミズハ:「FH内で一般的に使用されているAIDAは、元人格の意志が希薄になるのが欠点の一つだった……長所でもあるけれど」
    榎木孝史:「だが今暴れているのは、死者と似た挙動の機械人形だ」
    二宮軍馬:「要は、誰かの真似してるロボっつ—事っすね!だいたいわかったぜ!」
    神楽 和樹:「そして機械であるなら──コイツひとつである保証もない」
    服部 ミズハ:「……〝スレイヤー・メタル〟は、人格の喪失を抑えたAIDAの開発に取り組んでいたわ」
    服部 ミズハ:「もし完成していたのなら、そして量産できるのならば」
    二宮軍馬:「超ヤバい」
    服部 ミズハ:「完全自立型の人間大の兵器だものね……」
    榎木孝史:「大掛かりなことをするには、相応の設備も必要さ」
    榎木孝史:「スレイヤーの拠点にもアベンジャーズの拠点にも無かった以上、どこか別の工房があるはず」
    榎木孝史:「……次の目的はそこかな」
    神楽 和樹:「初動は決して遅くはないはずです。動くとしますか」
    二宮軍馬:「押忍!」
    神楽 和樹:ぐい。残ったコーヒーを一気に流し込んで

    GM:ロイス取得&調達が可能です
    神楽 和樹:榎木さんへ「先達:〇信頼/劣等感」
    二宮軍馬:榎木さんに尊敬○/不安、神楽さんに信頼○/劣等感で取りましょう
    榎木孝史:ビジネス:服部ミズハ/P親近感:N憐憫〇 同行者:神楽和樹/P信頼〇:N隔意 で取得
    神楽 和樹:二宮君へ「頼りにしてる:〇連帯感/隔意」
    神楽 和樹:調達はと
    二宮軍馬:とりあえずボディーアーマー
    二宮軍馬:2dx
    DoubleCross : (2R10[10]) → 7[3,7] → 7

    二宮軍馬:だめ!以上!
    榎木孝史:調達はアームドスーツでも狙ってみるかな
    榎木孝史:4dx+1>=15
    DoubleCross : (4R10+1[10]>=15) → 9[1,1,6,9]+1 → 10 → 失敗

    神楽 和樹:1dx>=11 ショットガン
    DoubleCross : (1R10[10]>=11) → 6[6] → 6 → 失敗

    榎木孝史:帰るけど温存。以上

    ミドル2:眠り姫


    GM:シーンプレイヤーは侵蝕の低い榎木さん。任意登場は可能です
    榎木孝史:榎木孝史の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:39->44)
    二宮軍馬:40+1d10
    DoubleCross : (40+1D10) → 40+3[3] → 43

    神楽 和樹:1d10+49 登場
    DoubleCross : (1D10+49) → 4[4]+49 → 53

    ・情報項目
    --------------------------------------------------------------
    使用技能:<情報:UGN>、<情報:噂話>、<情報:FH>、<情報:裏社会>
    目標値 :9
    プライズ:4/8
    シーン数:2/6
    --------------------------------------------------------------

    GM:項目は引き続き同じ!
    榎木孝史:Dロイス:組織の助力と情報収集チーム。どちらも残り2回。
    榎木孝史:10dx+7>=9
    DoubleCross : (10R10+7[10]>=9) → 10[1,1,2,3,3,3,5,7,10,10]+8[7,8]+7 → 25 → 成功

    GM:おお
    神楽 和樹:おおー
    榎木孝史:財産5点使って30!
    二宮軍馬:一応噂話で振るだけ振っとこう
    二宮軍馬:2dx+1
    DoubleCross : (2R10+1[10]) → 7[6,7]+1 → 8

    二宮軍馬:はい。
    神楽 和樹:じゃあ素振りで
    榎木孝史:よく頑張ってるよ二宮くん!
    神楽 和樹:1dx
    DoubleCross : (1R10[10]) → 1[1] → 1 → ファンブル

    神楽 和樹:うふっさっきので終わったわ
    GM:オチがついた
    GM:では
    PP6:主なき孵卵器

    あなた達は〝スレイヤー・メタル〟の工場を発見する。
    廃棄された工業地区の地下に、おおよそ個人が運用するとは思えない規模で拡げられた工場内には、
    未だ起動していない〝ラ・レーヌ・ビクトリア〟と同型の戦闘機械が数百機も存在した。
    あなた達は抵抗も反撃もされず、これらを壊滅させることが出来る。

    PP8:クライマックストリガー

    開示情報は無い。
    獣が巣に戻るように、戦闘機械も己の整備の為に戻って来るだろう。
    それまでには、工場が二度と機能できないまでの完全な破壊が可能だ。


    GM:廃棄地区・地下
    GM:崩落戦の被害を受けた後、再建よりは別所に工場を移した方が安上がりだとされた為だろう。
    GM:この区画は、取り壊しさえされていない工場跡が林立している。
    GM:……が、あなた達がいるのは、雨ざらしになって錆び付いた金属の中ではなく──
    服部 ミズハ:『ドローンのライトを点灯します。光量は小さいので、足下に気をつけてくださいね』
    GM:せいぜい懐中電灯程度の強さの光が、堅い床を照らす。
    GM:地下十数m。広大な基地が、そこには広がっていた。
    GM:ドローンがライトの角度を変える。そうすれば、方々の壁で照らされるのは、
    〝戦闘機械〟:眠るように佇む、同じ少女の顔をした機械達──数十か、数百か。
    〝戦闘機械〟:主無き後も自動で動き続ける装置に繋がれ、それは訪れない目覚めの時を待っていた。
    服部 ミズハ:『……二宮さん』ドローンから声がする
    二宮軍馬:「押忍」
    服部 ミズハ:『无月館学院の事件の後、チルドレン一名の処遇についてUGNから助言を求めた──と、私達の記録にあります』
    二宮軍馬:「おっと」
    服部 ミズハ:『……こういった光景は、その』
    服部 ミズハ:『気分の良いものではないと思いますが──大丈夫ですか?』
    服部 ミズハ:あなたが過去に下した〝人道的な判断〟についての言及、であろうか。
    二宮軍馬:「……まあ問題はねぇーっすよ、気分は良かねえですが」
    二宮軍馬:「ともかく今はこいつをぶっ潰すだけでしょ」
    二宮軍馬:「……人の気配もねえっぽいし。やっちまいます?」
    GM:地下空間には、敵対者の気配は無い。
    GM:恐らくは全ての処理能力を〝量産〟に振り分けていたのだろう。防衛機構の類いは見受けられない。
    GM:……本来なら此処には、生きたエージェントが投入されて防備を固めている筈だった。
    GM:この数ヶ月でほぼ全てが死に絶えた。
    〝戦闘機械〟:戦闘機械は静かに目を閉じている。呼吸はしていない。
    〝戦闘機械〟:機動スイッチがあるのかも知れないが、彼女達が目を覚ますことはおそらく、
    〝戦闘機械〟:余程の幸運でも無い限りは有り得ないのだろう。
    神楽 和樹:「……できるうちにやる、なら意見は賛成だけどな」ちらりと。榎木さんへ視線を向けて
    榎木孝史:その命運を、確実に絶つためにここへ来た。
    榎木孝史:「始めようか」
    神楽 和樹:「了解」
    二宮軍馬:「……押忍」
    榎木孝史:「……遺産の部隊なんて」
    榎木孝史:「まったく碌なもんじゃないよ」
    服部 ミズハ:『ええ』
    服部 ミズハ:『だからこそ、残せません』
    二宮軍馬:「せめて誰かに利用されねえうちに……ってのが、まあ、供養になりゃ良いっすけどね」
    神楽 和樹:「気持ちくらいは捧げてやろう。傲慢だとしても」
    神楽 和樹:「それさえ忘れたら、俺達はここにはいられない」
    榎木孝史:「こちら側に残っている以上、すべきことはあるからね」
    榎木孝史:「取るべき態度も相応に…まあ、出来ることしか出来ないんだけどさ」
    神楽 和樹:……言葉を聞きながら。背負っていた長大なケースから、取り出される一挺のライフル
    神楽 和樹:おおよそ人間が使うことを考えていない、オーヴァード専用の火砲であり。和樹の“杖”
    神楽 和樹:装填。構え。眼前に広がる人形の列
    神楽 和樹:「────」
    神楽 和樹:瞑目。数秒の沈黙を挟んで
    神楽 和樹:トリガー。射撃と呼ぶには激しすぎる轟音が空間に反響し、
    神楽 和樹:人の形をしていたものが舞う。足先に触れる金属片の感触
    神楽 和樹:「……慣れたくはないな」
    神楽 和樹:こぼれた一言は続く銃撃にかき消される
    GM:〝人体と比べれば〟高い強度。……けれども所詮、防御行動を取ることもできない金属の塊。
    GM:人の形は容易に砕けて、彼女達はその機能を失っていく。
    二宮軍馬:「……『重崩拳』ッ!」
    二宮軍馬:震脚。踏み込み。拳に重力塊を握り込む。
    二宮軍馬:『人形』に拳を当てる。
    GM:人の温度が無い体だ。
    GM:堅く、冷たい。
    GM:骸のように。
    二宮軍馬:「破ッ!」
    二宮軍馬:それは呆気なく木っ端微塵に粉砕される。
    二宮軍馬:「誰かに利用されるってのは、辛えよなあ」
    二宮軍馬:ふと、无月館学院の事件を思い出す。
    二宮軍馬:「良し、次ッ!」
    GM:次も、その次も。同じ顔、同じ姿。だから同じ力加減で容易に破壊できる。
    GM:床に散らばる金属部品。これもいつか錆び付いて、地上の廃墟と同じようなものに成り果てるのだろう。
    GM:此処にいるものは、ただの機械だ。
    GM:誰かと似たような顔をして、同じ思考ができるだけの。
    榎木孝史:「さて、毒が効くとも思えないしな」鞄から円筒状の小さな装置を取り出す。
    榎木孝史:掌に収まらない程度の、無機質な白い機械。即ち噴霧器から放たれるのは無味無臭のガス。
    榎木孝史:「これは効かないか。では次だ」金属を腐食する溶解霧を、すぐそばの残骸へと纏わせる。効果は有効。
    榎木孝史:見知った顔…というには少し時間が空いたものが、目の前で崩れ落ちる様を観察する。
    GM:見知った顔──ではあるのだろう。時を隔てていても、面影を残している。
    GM:けれども、知らない表情をしていた。
    GM:静かに、夢を見ているかのように目を瞑ったまま、彼女達は朽ちていく。
    GM:……目を閉じた彼女の顔を、見たことがあっただろうか?
    榎木孝史:「ぼくは、ぼくらを守って、生き延びて、帰らなくちゃいけないからね」
    GM:座学でも居眠りなどは決してしない、真面目な、少しばかり肩に力の入った少女だった。
    GM:訓練の後に疲れ果てて、任務の後に倒れ伏して、意識を失っている間は、
    GM:こんな風に安らかな寝顔など、見せることはなかった。
    榎木孝史:だから、これで見納めだ。
    GM:眠る子供の隣に寄り添うのは、簡単なようで、
    GM:五年を隔ててやっと叶うような、夢のような出来事だ。
    GM:白昼、夢を見ながら彼女達は壊れていく。
    GM:……最後のひとり。あるいは一機。それは朽ちる寸前、うっすらと目を開けて、
    〝戦闘機械〟:「あ」
    〝戦闘機械〟:「せんせい……」
    〝戦闘機械〟:と、嬉しそうに微笑んだ。
    榎木孝史:「……」
    榎木孝史:「おはよう、みそらちゃん」
    榎木孝史:「別に寝てていいんだぜ、きみは特に頑張ってるんだから」
    〝戦闘機械〟:「……うん」
    〝戦闘機械〟:いつものように〝はい〟とは言わず
    〝戦闘機械〟:少女は、また眠った。
    〝戦闘機械〟:それっきりもう、目覚めなかった。
    榎木孝史:〝ラ・レーヌ・ビクトリア〟早咲きの赤薔薇。先陣の火。花菜咲みそら。
    榎木孝史:誰よりも速く、誰よりも先にと願う彼女は、要は単に友達想いの子だった。
    榎木孝史:「本当は連れ帰れたらいいんだけどね」
    榎木孝史:「どこもかしこも足りないってところは、まだ変わっちゃいないのさ」
    榎木孝史:彼女を破壊して、合流地点に向かう。

    GM:──〝兵器〟と、自動化されて稼働し続けていた生産ライン、そして整備ライン。その全てをあなた達は破壊した。
    GM:戦闘行為ではなくとも、多少のエフェクト行使はある。その分の疲労を回復すべく、あなた達は体を休めているのだろう。
    GM:無機質な光で地下空間を照らすドローンからは、少しだけ啜り泣くような声が聞こえた後、
    GM:その後は静かに粛々と、破壊任務の完了と、周囲に敵性の反応が無いことを告げる声がした。
    榎木孝史:「さて、みんなお疲れ様」平静そのものといった調子で声を掛ける。
    神楽 和樹:「お疲れ様です」戻ってきた榎木さんへ言葉をかける
    神楽 和樹:思うところがないはずはない。だが、それを聞くべきではないだろう
    神楽 和樹:(面倒だよな歳を取るってのは)
    榎木孝史:「ぼくらの本来の標的は、そう遠くないうちにここへ戻ってくるはずだ」
    二宮軍馬:「……そこをガツン!っすね」
    榎木孝史:「その通り。それまでゆっくり待とうじゃないか」
    神楽 和樹:「休むのも仕事のうちってね」
    神楽 和樹:首の裏を摩りながら、得物を抱えて座り込む。
    二宮軍馬:「自販機でもありゃなんか買ってくるんですが。ここを離れるわけにもいかねえっすね」
    榎木孝史:鞄からミネラルウォーターを3本取り出し、適当な位置に置く。
    榎木孝史:「はっはっは、気が利くだろう」
    二宮軍馬:「おお」
    神楽 和樹:「気が利きすぎてちょっと引く人いませんか?」どうも、と言いつつ受け取って
    二宮軍馬:「これが大人の気遣いってやつか、勉強になります」
    榎木孝史:「ぼくが引かれても若いのの健康が守られればそれでいいのさ、どのみち中年だよ」
    神楽 和樹:「まだお若いでしょうに」
    榎木孝史:「使いどころを間違えなきゃあ、可愛い女の子の気を引けるしね」
    榎木孝史:「二児の父としちゃあ、子どもの反抗期が近づく日々さ。おっかなくて仕方ない」
    二宮軍馬:「お子さんいるんすか……見えねえ……」
    神楽 和樹:「指輪は見えたからご結婚されてるのはわかりましたが。そりゃ大変ですね」
    榎木孝史:「ソラリスシンドロームは若作りにも役立つのさ、扱い方次第でね」
    二宮軍馬:「なるほど……」
    榎木孝史:「大変なことも色々あるけど、生き甲斐の一つにはなるさ」
    榎木孝史:「帰らなきゃいけないとも、顔見せできるようにしたいとも思える」
    榎木孝史:「大事な人のためを想えばこそ、自分の身を大事にする。2人もその辺しっかり気を付けるようにね」
    神楽 和樹:「うちはその辺厳しいので。よーくわかってます」
    二宮軍馬:「……押忍」
    榎木孝史:「糖分の取りすぎで怒られたりとかしないようにね」
    神楽 和樹:「榎木さんまで嫁みたいなこと言う」
    神楽 和樹:ミネラルウォーターを呷って
    服部 ミズハ:『あら、神楽さんも奥さんがいらっしゃるんです?』と、ドローンの向こうから、明るく繕った声
    神楽 和樹:「あれ。言ってなかったっけ?」
    二宮軍馬:「そういや聞いてねえっすね」
    二宮軍馬:「彼女さんのことかと思ったら結婚されてるんで?」
    神楽 和樹:「まぁな。去年だけど」
    神楽 和樹:左手を見えるように掲げれば。嵌められたリングが見える
    榎木孝史:「ああ…たしか七原の神社で挙げたんだっけね」
    榎木孝史:「ぼくたちもそこでお世話になったんだよね」
    神楽 和樹:「急な話聞いてくれたのがあそこくらいで」
    神楽 和樹:「榎木さんもですか。ま、エージェント割引するとか言われたのもありますけど」
    二宮軍馬:「そういう割引もあるんすねえ……」
    服部 ミズハ:『そんな制度有ったんですか……私も神前にしとけばよかったかしら』
    榎木孝史:「UGN御用達ってわけだ。支部だしねあそこ…」
    二宮軍馬:「えっ服部さんも!?」
    神楽 和樹:「えっ」
    服部 ミズハ:『あら、そんなに驚くことですか?』
    榎木孝史:「意外って言ったらこれセクハラになって中年の烙印が否応なく押されてしまうね」
    服部 ミズハ:『ふふ。長嶺、は旧姓です』
    二宮軍馬:「いや俺高校に潜入任務することが多いんで周りみんな結婚してるのは新鮮だな」
    榎木孝史:「若い子が多い職場だからね…」
    神楽 和樹:「まぁ四人中三人が既婚は普通に珍しい」
    神楽 和樹:「二十で年長者なんて珍しくないのがUGNの仕事ですからね……」
    二宮軍馬:「俺より年下のガキンチョもいるくらいだしなあ」
    榎木孝史:「逆に極端に長生きしてる人とかたまに居るから面白いよなあ」
    榎木孝史:「まあぼくも頑張るし、きみたちも後輩に同じ想いをさせないよう頑張って生き延びたまえ」
    GM:──ほんのひとときの休息。霊安室の如く、冷たく暗い地下空間であろうと、何も味の無い水であろうと、
    GM:それは確かにあなた達の体から疲れを取り、心を落ち着けるだけの時間をくれた。
    GM:その回復が故、だろうか。
    GM:きっとあなた達はまず、直感的に〝気付く〟。
    GM:それにほんの少し遅れて──
    服部 ミズハ:『っ! 高速で接近する物体──』
    GM:飛来した金属片が、ドローンのスピーカー部分を貫いた。
    GM:かろうじて空中に浮かび、ライトは灯したままのドローンが旋回し、映し出されたものは、
    GM:破壊された〝骸〟の中から、かろうじて無事な首をもぎ取って、頭部の空虚を埋めたもの。
    花菜咲 みそら:「……………………」

    GM:ロイス取得&調達が可能です
    神楽 和樹:服部さんに「〇親近感/無関心」
    榎木孝史:後進:二宮軍馬/P好意〇:N心配 標的:花菜咲みそら/P慈愛:N通過点〇 で取得
    神楽 和樹:調達はショットガン
    神楽 和樹:1dx>=11
    DoubleCross : (1R10[10]>=11) → 4[4] → 4 → 失敗

    神楽 和樹:ウォーだめだった
    二宮軍馬:スレイヤー・メタルに同情/嫌悪○ で
    二宮軍馬:調達はボディアーマー
    榎木孝史:調達に最後の"組織の助力"でショットガン
    二宮軍馬:2dx
    DoubleCross : (2R10[10]) → 5[1,5] → 5

    二宮軍馬:だめ!以上!
    榎木孝史:10dx+5>=11
    DoubleCross : (10R10+5[10]>=11) → 10[3,4,5,5,6,6,7,8,9,10]+7[7]+5 → 22 → 成功

    GM:強い
    榎木孝史:フルオートも買えたな、神楽さんにプレゼント!
    神楽 和樹:ありがとうお父さ~ん
    神楽 和樹:ウェポンケースに入れておきます
    榎木孝史:これでクライマックスを生き延びるんだぞ~

    クライマックス:白昼夢


    GM:クライマックス 全員登場
    GM:登場侵蝕!
    二宮軍馬:43+1d10
    DoubleCross : (43+1D10) → 43+10[10] → 53

    榎木孝史:榎木孝史の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:44->46)
    神楽 和樹:1d10+53
    DoubleCross : (1D10+53) → 2[2]+53 → 55

    二宮軍馬:まあこんなもんやろ

    花菜咲 みそら:その個体は、あなた達に破壊された機械の一体から頭部をもぎ取り、自分の首の空洞に据え付けた。
    花菜咲 みそら:そして目を開き、己が手の槍をひゅうひゅうと振り回して〝肩を慣らしながら〟──
    花菜咲 みそら:金属で構築された体は筋肉の萎縮など無いというのに、誰かの生前の記憶を真似しながら、あなた達に対峙する。
    花菜咲 みそら:140cm程度の、小柄な少女だった。
    花菜咲 みそら:身の丈ほどの槍を構える手。
    花菜咲 みそら:肌の色は人のものではなく、その目も既に生身ではない。
    花菜咲 みそら:「オーヴァード」
    花菜咲 みそら:「……オーヴァード?」
    花菜咲 みそら:軽く首を傾げながらも、それはあなた達から10m程離れた位置で立ち止まった。
    花菜咲 みそら:そして
    花菜咲 みそら:「……あぁ、オーヴァードだ! 知ってる人がいる! 誰だろう!」
    榎木孝史:ううん馴染みある動き、とは口に出さない。
    榎木孝史:「や、久しぶり」
    花菜咲 みそら:「久しぶり? ……あーっ、誰かと思ったら榎木先生!」
    花菜咲 みそら:「良かったぁ、先生も探してたんです!」
    花菜咲 みそら:槍の穂先が、あなたの心臓に向けられる。
    榎木孝史:「そうだろうねえ」両手を上げる。
    榎木孝史:「オーヴァードも、その影響を受けたものも」
    花菜咲 みそら:「ええ」
    榎木孝史:「何もかも壊したいんだろ、知ってるよ」
    花菜咲 みそら:「全て、全て、全て」
    榎木孝史:「何せぼくも先生だからね」
    花菜咲 みそら:「早く速く迅く、綺麗に全部均してしまわなきゃ駄目だから!」
    花菜咲 みそら:「そうしたら絶対、絶対に、絶対にまた先生はね」
    榎木孝史:「出来るもんならやってみなさい。上手くいったなら褒めてあげよう」
    花菜咲 みそら:「良くやったって、私達を褒めてくれるに決まってるんです!」
    GM:噛み合っているようで、その実、何も噛み合わない会話。
    GM:これはジャームだ。
    GM:人間の言葉を話すものだろうが、精神性が異なれば即ちジャームである。
    二宮軍馬:「……俺が前に出ます。お二人は援護を」
    榎木孝史:「ぼくのは求めてないだろうし、全力で抵抗するけどね…っと」
    榎木孝史:「うん、頼らせてもらうよ。最初に行った通りにね」
    花菜咲 みそら:「クク、クッ、ヒ、ヒッ、ヒャッ」鋼で作られた筈の顔が、抑えきれぬ衝動に歪んで
    花菜咲 みそら:「キ、ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャハアァッ!」
    榎木孝史:「…誰が相手でも、最初から何も変わらないさ」
    花菜咲 みそら:耳が痛くなるほどの高笑いが、地下空間に反響する。
    神楽 和樹:「ええ。“いつも通り”に」
    花菜咲 みそら:「そこの格闘家も! そこの銃兵も! オーヴァードか!」
    花菜咲 みそら:「なら破壊する、踏み躙る! レネゲイドウィルスなんてものがあるからみんな不幸になる、だったら!」
    花菜咲 みそら:槍を掲げた。もういない軍勢の幻影へ指示を出すように。
    花菜咲 みそら:「筒ぅー、構え!」
    花菜咲 みそら:「これから殺して死ぬ為に走る! 無駄死にはするな、死ぬなら敵を少しでも殺して死ね!」
    花菜咲 みそら:「〝ギアストレイジ〟No.6、ラ・レーヌ・ビクトリア! 最先鋒を受け賜り──」
    花菜咲 みそら:「進路上の一切合切、蹄にかけて踏み均す!」
    エンゲージ
    花菜咲 みそら

    10m

    PC

    GM:・ラウンド1
    GM:セットアップ!
    GM:の前に衝動侵蝕でしたねごめん!
    花菜咲 みそら:高らかに響く笑い声。狂気的なまでに高められた破壊衝動が、あなた達のレネゲイドを強制喚起する!
    花菜咲 みそら:衝動判定、難易度9!
    榎木孝史:3dx+1>=9
    DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 9[4,5,9]+1 → 10 → 成功

    二宮軍馬:3dx
    DoubleCross : (3R10[10]) → 10[4,4,10]+8[8] → 18

    神楽 和樹:5dx10+1>=9
    DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 9[1,3,6,7,9]+1 → 10 → 成功

    榎木孝史:46+2d10
    DoubleCross : (46+2D10) → 46+13[9,4] → 59

    二宮軍馬:53+2d10
    DoubleCross : (53+2D10) → 53+8[3,5] → 61

    神楽 和樹:2d10+55
    DoubleCross : (2D10+55) → 10[5,5]+55 → 65

    GM:みんな心が強いぜ
    GM:では続いてDP
    GM:みなさんDP6点を所持しているので、これを1点消費するごとに侵蝕を2上げることができます
    GM:使う人は使うのだ!
    榎木孝史:6点使って71。
    二宮軍馬:ウーム
    神楽 和樹:100越えないと火力が出ぬ、6使って12上げて77
    二宮軍馬:使っとこう 61→73
    GM:OK!
    GM:では改めてセットアップ!
    二宮軍馬:セットアップはないです
    神楽 和樹:セットアップなし
    榎木孝史:セットアップでコンボ【The Arena】《活性の霧》《アクセル》《ラピッドファクトリー》ラウンド中エンゲージ内味方の行動値+10、攻撃力+15、ドッジー2D。浸食+7。
    榎木孝史:榎木孝史の侵蝕率を+7した(侵蝕率:71->78)
    花菜咲 みそら:《先陣の火》
    榎木孝史:受けたくない人は拒否可能です。
    花菜咲 みそら:行動値をこのラウンドのみ+20して25にするぜ
    二宮軍馬:いただきます
    神楽 和樹:いただきます
    榎木孝史:みそらちゃんはさすがに早いねえ
    GM:そして第一イニシアチブ
    花菜咲 みそら:《加速する刻》
    花菜咲 みそら:これによって二回連続でみそらのメインプロセスだ
    二宮軍馬:はええ
    花菜咲 みそら:演出二回に分けると処理が手間だから纏めてやるぜ
    花菜咲 みそら:マイナー無し。
    花菜咲 みそら:最初のメジャー、《コンセントレイト:サラマンダー》+《カスタマイズ》+《炎神の怒り》+《煉獄魔神》+《ギガノトランス》
    花菜咲 みそら:視界シーン攻撃に変わっているので、対象はPC3人ともだ
    花菜咲 みそら:22dx7+4 命中判定!
    DoubleCross : (22R10+4[7]) → 10[1,1,1,2,2,5,5,5,5,6,6,6,7,7,7,8,8,8,8,9,9,9]+10[1,4,4,5,6,6,7,9,10,10]+5[2,3,5,5]+4 → 29

    神楽 和樹:ドッジ!
    榎木孝史:ダイス減ってるからドッジ振れないや
    二宮軍馬:ガードしましょう
    神楽 和樹:1dx+1
    DoubleCross : (1R10+1[10]) → 6[6]+1 → 7

    神楽 和樹:はい
    花菜咲 みそら:3d10+18 装甲ガード有効ダメージ
    DoubleCross : (3D10+18) → 20[9,2,9]+18 → 38

    花菜咲 みそら:ちょっと出目が良かった
    二宮軍馬:死亡!リザレクト!
    榎木孝史:78+1d10 リザレクト
    DoubleCross : (78+1D10) → 78+8[8] → 86

    二宮軍馬:73+1d10
    DoubleCross : (73+1D10) → 73+3[3] → 76

    神楽 和樹:オアーッ《リザレクト》
    神楽 和樹:1d10+77
    DoubleCross : (1D10+77) → 7[7]+77 → 84

    花菜咲 みそら:では続いて二回目のメインプロセス
    花菜咲 みそら:マイナーは無し。メジャー、《コンセントレイト:サラマンダー》+《プラズマカノン》
    花菜咲 みそら:対象は……今一番元気そうな二宮くんだ!
    花菜咲 みそら:8dx7+4 命中判定
    DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[2,2,2,3,4,5,5,7]+5[5]+4 → 19

    二宮軍馬:ゲンキナイヨー
    二宮軍馬:ワンチャンドッジ狙うかな といっても-2D
    二宮軍馬:1dx+1
    DoubleCross : (1R10+1[10]) → 9[9]+1 → 10

    二宮軍馬:カモン
    花菜咲 みそら:2d10+20 ダメージ
    DoubleCross : (2D10+20) → 6[1,5]+20 → 26

    二宮軍馬:76+1d10 リザレクト
    DoubleCross : (76+1D10) → 76+2[2] → 78

    GM:おのれ省エネ!
    花菜咲 みそら:ごう──熱風が吹く。花菜咲 みそらが発する熱が気流を乱し生み出された暴風である。
    花菜咲 みそら:その風に乗り、己が炎を推進力として、みそらは馳せる。
    花菜咲 みそら:突き出す槍は赤熱、否、もはやプラズマと化した超超極高熱を纏う。
    花菜咲 みそら:ビルにすら大穴を穿つ槍兵の突撃は、行きと戻りの一往復二撃!
    GM:そうだな
    GM:併せてもう一枚、もうカードを切ってしまおう
    GM:1d3 誰にしようかな
    DoubleCross : (1D3) → 3

    榎木孝史:なんだとぉ…
    GM:先生だ
    花菜咲 みそら:《クリメイト》
    神楽 和樹:先生~!
    花菜咲 みそら:対象が戦闘不能から回復した直後に使用。1d10+4点のダメージを、判定無しで直接プレゼントだ!
    花菜咲 みそら:1d10+4
    DoubleCross : (1D10+4) → 3[3]+4 → 7

    榎木孝史:7だと~!
    榎木孝史:いちのこります
    GM:惜しいぜ……
    二宮軍馬:ナイスガッツ
    榎木孝史:先生だからね!
    GM:という訳でお次は二宮くんor神楽さんの手番!
    神楽 和樹:さす先
    神楽 和樹:こだわりなければ先に行ってもいいですかね
    二宮軍馬:どうぞ!
    神楽 和樹:では!
    GM:おいでませ!
    神楽 和樹:オートでレッドテンペスト装備、マイナーで《オリジン:レジェンド》キックして《Cノイマン》《コントロールソート》で射撃!
    神楽 和樹:7dx8+6
    DoubleCross : (7R10+6[8]) → 7[1,2,3,3,4,7,7]+6 → 13

    神楽 和樹:うおおやはりキツい
    GM:あっ
    花菜咲 みそら:ドッジ!
    花菜咲 みそら:AIDA搭載だからダイスは多いぞ!
    花菜咲 みそら:11dx+2
    DoubleCross : (11R10+2[10]) → 10[1,1,2,2,4,6,9,9,9,10,10]+5[2,5]+2 → 17

    GM:さぁ、後出しで何かありますかな
    神楽 和樹:ない! ここは素直に外します
    GM:OK!
    GM:では演出あらば!
    神楽 和樹:代償のHP消費
    神楽 和樹:7-1d10
    DoubleCross : (7-1D10) → 7-6[6] → 1

    神楽 和樹:1点残った…
    GM:この人たちガッツが強いな
    神楽 和樹:「──!」
    神楽 和樹:“杖”を構え、向ける。銃撃。
    神楽 和樹:だが直感する、外れだ。先ほどの超高熱を伴った一撃で感覚と銃が狂う
    花菜咲 みそら:暴風の如き疾駆! 銃弾は穿つべき部位を外れ──入れ違いに駆け抜けていく灼熱!
    神楽 和樹:「……悪いが、任せる!」
    花菜咲 みそら:「ヒャッハハハハハハハハハハハハアァッ!!!」甲高い笑い声が槍と共に後陣へ迫る!
    二宮軍馬:「応さ!」
    GM:では続いて二宮くん!
    二宮軍馬:マイナーで《影走り》《縮退機関》 HP消費1
    二宮軍馬:侵蝕が78→81
    二宮軍馬:ダイスが一個増えた
    二宮軍馬:メジャーで《コンセントレイト》《漆黒の拳》《瞬速の刃》《浸透撃》《疾風迅雷》!全部のせだ!
    二宮軍馬:4dx7+2
    DoubleCross : (4R10+2[7]) → 10[3,6,9,10]+10[3,7]+2[2]+2 → 24

    二宮軍馬:ドッジ、ガード、装甲無視です
    GM:ダイス四つで回してきよる
    GM:何もできぬ!
    GM:ダメージどうぞ!
    二宮軍馬:2d10+8+15
    DoubleCross : (2D10+8+15) → 8[2,6]+8+15 → 31

    花菜咲 みそら:一度消し飛んで《燃える魂》,
    花菜咲 みそら:HP
    花菜咲 みそら:30
    二宮軍馬:侵蝕81→94
    花菜咲 みそら:なんか途切れた。HP30で復活!
    花菜咲 みそら:さらに
    花菜咲 みそら:《バーニングハート》
    花菜咲 みそら:ダメージを受けた直後に使用。暴走を受け、シーン中の攻撃力を+6!
    二宮軍馬:むむっ
    神楽 和樹:むむむ
    GM:ということで演出カモン!
    榎木孝史:むっ
    二宮軍馬:「……名乗られたからにゃあ応えねえとな」
    二宮軍馬:「"黒洞拳"!二宮軍馬!」
    花菜咲 みそら:哄笑と共に迫る暴風、槍の切っ先。
    二宮軍馬:震脚。踏み込み。一瞬で懐に入る。
    花菜咲 みそら:人ならぬ速度の殺意と、あなたの踏み込みが交錯する!
    二宮軍馬:「その蹄の一切合切!この拳で押し止める!」
    二宮軍馬:拳を突き出す。
    二宮軍馬:敵の内部に浸透する重力塊を、解放する!
    二宮軍馬:「絶招を喰らえッ!」
    花菜咲 みそら:みしぃっ
    花菜咲 みそら:その強度は。つい今まで、何十機と砕き続けた体と寸分違わぬもの。
    花菜咲 みそら:故に、どう撃てば壊れるかなど、もう十分に知っていただろう。
    花菜咲 みそら:一撃必殺の手応えが、拳に返る。
    花菜咲 みそら:「ギッ!?」
    花菜咲 みそら:咄嗟に挟んだ腕が砕け、機械の体は面白いように跳ねて床に落ちた──
    花菜咲 みそら:──そこに散らばる機械部品を、みそらは咄嗟に、己が身体の欠損へ繋ぎ合わせた。
    花菜咲 みそら:「まだ、まだ」
    花菜咲 みそら:「まだまだまだァッ!!!」
    二宮軍馬:「……その意気や良し、ってな」残心。
    GM:誰かに良く似た顔と思考の機械兵器は、槍を杖にして立ち上がる
    GM:咄嗟に組み替えたパーツが、本来のそれより機能が劣ろうと……まだ戦える!
    GM:では
    GM:行動値が同値。よって榎木さんの手番だ
    GM:間違えた、同値じゃないが
    榎木孝史:はあい
    榎木孝史:メジャーでコンボ【The Stuff】《エクスプロージョン》《ツインバースト》でドッジ不可能な攻撃。浸食+6して対象はみそらちゃん。
    GM:来いやぁ!
    榎木孝史:榎木孝史の侵蝕率を+6した(侵蝕率:86->92)
    榎木孝史:5dx+1
    DoubleCross : (5R10+1[10]) → 6[1,1,5,6,6]+1 → 7

    花菜咲 みそら:暴走リア不! ダメージどうぞ!
    榎木孝史:25+1d10
    DoubleCross : (25+1D10) → 25+8[8] → 33

    花菜咲 みそら:これは……もう一回消し飛ぶ!
    花菜咲 みそら:《魂の錬成》
    花菜咲 みそら:HP30で復活!
    榎木孝史:しぶといなあ
    GM:演出どうぞ!
    榎木孝史:仕留め方は予習済み。先ほど飲んでいたペットボトルをひょいと彼女のそばへ投げる。
    榎木孝史:彼女が駆り立てる業熱を受けた中身が気化し、彼女を破壊しうる幾つもの毒液がその身を蝕むだろう。
    榎木孝史:既に確かめたことであり、既に経験したことである。その行動に一切の動揺は許さない。
    花菜咲 みそら:外装は頑丈だった。内部は些か強度が低い。
    花菜咲 みそら:故にその破損は内側より始まり、換えの聞かない部品を苛む。
    花菜咲 みそら:「ガッ──ァ、ァァ、ッ、……ハ」
    花菜咲 みそら:喉から零れる音も、些か電子音やノイズが混ざったものに変わり果てて、
    花菜咲 みそら:散らばる破片を拾い集める。己の体を再度組み直す。それでも
    花菜咲 みそら:それでも既に、取り返しのつかない域まで破壊は進行している。
    花菜咲 みそら:「まだ」
    花菜咲 みそら:「まだ、壊す、壊すもの、が」
    花菜咲 みそら:「全部っ……!」
    GM:では
    GM:クリンナップ! たぶん無い!
    神楽 和樹:なし
    榎木孝史:なし!
    二宮軍馬:なし
    GM:・ラウンド2
    GM:セットアップ!
    花菜咲 みそら:無し!
    神楽 和樹:なし!
    二宮軍馬:なし!
    榎木孝史:セットアップでコンボ【The Arena 】《活性の霧》《アクセル》《ラピッドファクトリー》ラウンド中エンゲージ内味方の行動値+10、攻撃力+15、ドッジー2D。浸食+7。
    榎木孝史:榎木孝史の侵蝕率を+7した(侵蝕率:92->99)
    二宮軍馬:いただきます!
    神楽 和樹:拝領!
    GM:では行動値7二人、どちらから来るかな
    榎木孝史:やっちまえ~
    GM:どちらにせよ暴走してるぜ!
    二宮軍馬:和樹さん行きます?
    神楽 和樹:じゃあ折角なので
    GM:かもん
    神楽 和樹:さっきと同じく《Cノイマン》《コントロールソート》で
    神楽 和樹:7dx8+6
    DoubleCross : (7R10+6[8]) → 10[1,5,5,6,7,7,9]+1[1]+6 → 17

    GM:暴走リア不! ダメージどうぞ!
    神楽 和樹:2d10+26+15
    DoubleCross : (2D10+26+15) → 12[5,7]+26+15 → 53

    GM:わーぁお
    神楽 和樹:装甲有効
    GM:残HP30……余裕で消し飛ぶ……!
    GM:これで勝利条件は達成! だが!
    花菜咲 みそら:最後の悪あがきが残っている《蘇生復活》
    花菜咲 みそら:HP1
    GM:という訳で演出をどうぞ
    神楽 和樹:しぶといのう
    神楽 和樹:毒液で動きが鈍っている。既に限界も近いだろう、それでも戦意が消える様子はない
    神楽 和樹:ジャームだから。ではない。きっと、見方を変えれば俺達も同じだ
    神楽 和樹:欲望のために立ち。命を張って剣を執る。
    神楽 和樹:だから躊躇わない。照準は既に修正をかけた
    神楽 和樹:銃声。少女の形をした頭部へ狙いを合わせ、引き金を引いていた
    花菜咲 みそら:大破する頭部。穴が空くどころではない、周囲の機械部品が消し飛ぶような。
    花菜咲 みそら:デュラハンと人間の中間のような姿になっても尚、その体から温かな血は流れない。
    花菜咲 みそら:黒い機械油ばかりが少し、灰色の頬の上を伝って落ちて、
    花菜咲 みそら:少女は槍を手の中で回した。
    GM:イニシアチブ
    花菜咲 みそら:《極大消滅波》
    二宮軍馬:なっ
    花菜咲 みそら:範囲選択なので全員は巻き込めない。故に
    花菜咲 みそら:対象は二宮 軍馬、花菜咲 みそら!
    榎木孝史:やっぱり自爆機能搭載だよねえ
    花菜咲 みそら:判定は無い!
    神楽 和樹:ヌゥー
    花菜咲 みそら:8d10 直接のHPダメージ!
    DoubleCross : (8D10) → 55[8,10,9,10,5,3,5,5] → 55

    二宮軍馬:リア不の直接ダメージなんだよなあ!
    二宮軍馬:94+1d10 リザレクト!
    DoubleCross : (94+1D10) → 94+2[2] → 96

    花菜咲 みそら:──日の光も届かない地下。けれども白昼に、少女は夢を見ていた。
    花菜咲 みそら:自分が馬車に乗って、何処かの城へと出向いて、その才知を良しとされて幸福になる、そんな夢だ。
    花菜咲 みそら:首無しの騎士が乗るのは、カボチャの馬車などではないというのに。
    花菜咲 みそら:コシュタ・バワー。首無し馬の引く馬車。
    花菜咲 みそら:この地下はまるで、墓所へ向かう馬車のように冷たく。
    花菜咲 みそら:「先生ェッ! ずっと、ずっとお待たせしました──」
    花菜咲 みそら:槍を掲げる。そして夢を見る。
    花菜咲 みそら:母であり、姉であり、王子である人の前に跪き、〝私達〟の夢の成就を報告する日を。
    花菜咲 みそら:……〝レネゲイドウィルスの存在しない世界〟などと言う、叶う筈も無い夢を見る。
    花菜咲 みそら:「──今、最後のジャームを破壊しますっ!」
    二宮軍馬:「……!伏せろッ!」
    花菜咲 みそら:文字通りの夢物語を抱いた胸ごと、その槍は動力炉を貫いた。
    花菜咲 みそら:半径数mを焼き尽くす灼熱と共に、機械の体は爆ぜた。
    神楽 和樹:「……二宮!」
    神楽 和樹:最後の輝きが収まって。巻き込まれた仲間の名を呼ぶ
    二宮軍馬:「……こっちは……問題ねえ、です」
    榎木孝史:「………!」熱風に身を焼かれながら、鞄を持って小走りに近寄り
    榎木孝史:「………良かった」
    神楽 和樹:「ボロボロでやせ我慢できるなら大丈夫だな」
    二宮軍馬:「いやでもマジでやばかったですが……」大の字になって仰向けに倒れる
    榎木孝史:彼女はいつでも一生懸命だったからね、とは口に出さない。それはもう、過ぎたことだ。
    榎木孝史:「そのままゆっくり休みなさい。迎えは既に呼んであるから」
    二宮軍馬:「……そんじゃお言葉に甘えて……」気絶します
    榎木孝史:「……きみは特に頑張ったから、ね……」
    榎木孝史:白衣を脱いで彼の枕とし、軽い診察や応急手当をする。慣れた手つきだ。
    神楽 和樹:「平気ですか」
    神楽 和樹:その後ろから。言葉を飛ばして
    榎木孝史:「無理はしないようにしてるよ」
    神楽 和樹:「大人の返答だ」
    榎木孝史:「後でたたるからね、抱え込まず、ほどほどに吐き出す」
    神楽 和樹:「よくわかっている」
    神楽 和樹:「無理をして自分が壊れるのはいいが。誰かが悲しそうにするのは辛いものですから」
    榎木孝史:「君こそ大人の態度だね。ずいぶん苦労してると見受けられる」
    神楽 和樹:「意地を張るのだけは得意なもので」
    榎木孝史:「抱え込んでるってのは頼り甲斐の証左だよな」
    神楽 和樹:肩をすくめて
    神楽 和樹:「まぁ。隠してようと、相手方にはバレてるものですけど」
    神楽 和樹:一息
    榎木孝史:「分かる」一息
    神楽 和樹:「ちゃんと帰る時には顔、戻しといて下さい」
    神楽 和樹:「奥さんと子供の前では、お父さんでいないといけないでしょう」
    榎木孝史:「……お互い、良い縁に恵まれたもんだね」
    神楽 和樹:「俺には勿体ないくらいです」
    神楽 和樹:「きっと、貴方もそうでしょう?」
    榎木孝史:「あえて言葉にする必要を感じないね」
    榎木孝史:「……ただし」振り向いたその顔は平静そのもの。
    榎木孝史:「奥さんには勿体ぶらず、言葉を尽くすこと。先輩からのアドヴァイスだ」へらっとした表情で向き直る。

    バックトラック


    GM:バックトラック!
    GM:Eロイス無し! シナリオ5点いつもの5点セット!
    二宮軍馬:一応1倍!ダイス5!
    二宮軍馬:96-5d10
    DoubleCross : (96-5D10) → 96-22[10,3,1,3,5] → 74

    神楽 和樹:最後のレッドテンペストのバックファイアを忘れていたのでそのリザレクト
    神楽 和樹:1d10+92
    DoubleCross : (1D10+92) → 6[6]+92 → 98

    榎木孝史:99-6d10 等倍!
    DoubleCross : (99-6D10) → 99-33[9,6,7,1,3,7] → 66

    神楽 和樹:そしてロイス5本!
    神楽 和樹:98-5d10
    DoubleCross : (98-5D10) → 98-25[3,3,5,7,7] → 73

    二宮軍馬:15点ですな!
    神楽 和樹:15点いただきます
    榎木孝史:14点いただきます
    GM:端数切り捨て14点!

    共通ED:時計の針は12時を過ぎて


    GM:数日ばかりが過ぎた。あなた達は再び、最初に集まった箇所と同じ会議室にいる。
    GM:そしてたった今、事件の報告などが全て完了したところだ。
    GM:負傷の治療は済んでいるだろう。加えて疲労の軽減の為、数日ばかりの休日があなた達に与えられる。
    GM:……もっとも、先日のような事態があればあっさりと取り上げられる、不確かな休日ではあるのだが。
    服部 ミズハ:「……と、いうことで皆さん、お疲れ様でした」
    二宮軍馬:「お疲れっす」
    榎木孝史:「うん、お疲れ様」
    神楽 和樹:「お疲れ様です」
    服部 ミズハ:「今日に関してはもう半分終わっちゃいましたけど……ま、午後休みたいなものって思いましょう」
    二宮軍馬:「いやあヒヤヒヤしましたよ、お二人に何かあったらご家族に顔向けできねえっすから」
    服部 ミズハ:「本当に。ちゃんと奥様の元にお返しできるのはいいことです」くす、と小さく笑いながら
    榎木孝史:「素晴らしきかな我が身の平穏!まあ子どもたちの視線が痛いから、この時間だと家に帰れないんだけどね」
    神楽 和樹:「公園で黄昏れる中年にはまだ早いですよ」
    榎木孝史:「仕事と家庭以外の趣味、こういう時に大事ですね。まあ忙しくなるとやってる暇ないんだけど」
    二宮軍馬:「ジム通いとかどうっすか?最近だと夜中にもやってるとこあるし」
    榎木孝史:「二宮くんは、身体鍛えるのが好きなんだねえ」
    二宮軍馬:「まあ、そうっすねえ……鍛えとかないと危ないというか……」
    二宮軍馬:「いやでも趣味みたいなもんすよ」
    神楽 和樹:「まぁ、体力つけとくのに越したことはないわな」
    榎木孝史:「何かと物騒だし、この業界は物騒だし、君の住所は輪をかけて物騒だものね…」
    服部 ミズハ:「榎木副支部長も神楽さんも、細いですからねぇ……」
    服部 ミズハ:「見たところ、お二人はあと10kgは増やしてもいいと思います」酷く真面目な顔
    神楽 和樹:「一応アレを使うのに必要な分は鍛えてるんですけどね」後ろに置いたウェポンケースをちらりと見て
    榎木孝史:「確かにジムも行った方がいいかな…いやでも支部の訓練場でいいか…?」
    神楽 和樹:「オーヴァードの規格で鍛えたら榎木さん死ぬんじゃないですか?」
    榎木孝史:「死ぬかな…死ぬ気がするな…?うん止めとこう」
    二宮軍馬:「まずは軽い運動から始めないと逆効果っすよ」
    榎木孝史:「だいたい支部で鍛えたら仕事みたいになっちゃうものな。嫌だよワーカーホリック」
    神楽 和樹:「そうだな。話すことは、説明も含めて結構ある」
    神楽 和樹:「折角の縁だ。午後が空いてるなら、飯でも行きましょうか」
    榎木孝史:「そりゃあ良い。会計で先輩面するチャンスだ」
    二宮軍馬:「イイっすね~、付き合いますよ」
    神楽 和樹:「だってよ。何食わせてもらおうか」
    服部 ミズハ:「あらまぁ、微笑ましいこと」
    二宮軍馬:「やっぱ肉じゃないっすか?」
    神楽 和樹:「女子会があるなら男子が集まって飯食うのもアリでしょう」服部さんへ返して
    神楽 和樹:「肉か~。高いステーキとか奢ってもらおう」
    榎木孝史:「2人ともどんどん食べなさいね、ぼくの3倍ぐらい入るでしょ。もっとか…?」
    二宮軍馬:「俺は安いのでもいいんで量が欲しいッス」
    榎木孝史:「うーん両方に応えると偉いことになっちゃうね、参った参った」
    榎木孝史:「あと服部さん、こちら差し入れです。みんなで食べてくださいね」鞄からドーナツの紙箱を出して渡す。
    服部 ミズハ:「あら、どうも。甘いものは好きです、ラボのみんなも喜びますわ」
    服部 ミズハ:紙袋を受け取ってほくほく顔
    榎木孝史:「そうでしょうそうでしょう。ぼくの趣味は菓子屋巡りでね」
    榎木孝史:なにしろ子どもと仲良くなるのに役立った、とは口に出さない。
    榎木孝史:「じゃあ良い感じのお店を探しに行こうか!あとジムもね!」
    榎木孝史:足取り軽く、会議室を後にした。今度こそは。
    GM:──────────
    GM:それではセッション『コシュタ・バワーの白昼夢』を終了します、お疲れ様でした!
    神楽 和樹:お疲れ様でした!
    二宮軍馬:お疲れさまでした!
    榎木孝史:お疲れ様でした!