『終焉の流れ星』
世界を殺し尽くせる程の、刹那的な恋心。
PC1:〝リヴァイヴボルト〟 雛菊 遥(キャラシート)PL:黒鉛筆
PC2:〝カミ〟 玻璃上 八里(キャラシート)PL:黄色の月
PC3:〝ロストスクリプト〟 神楽 和樹(キャラシート)PL:EXst
メイン|雑談
目次
プリプレイ
OP1:雛菊 遥&玻璃上 八里
OP2:神楽 和樹──いつかの。
シーン1:突入
マスターシーン
シーン2:聖堂深部
クライマックス:〝殺すもの〟
バックトラック
ED1:一日後
ED2:数日後
ED3:これからの未来
エピローグ
プリプレイ
■トレーラー
初めは虐げられたる者の為に立ち上がった。
戦いの中で変質し、理想は歪み果て、やがて元の形など誰にも分からなくなった。
今願うのはただ一つ、世界人類全ての殺戮。
スレイヤーセル。
狂気の宣教師。
かの聖堂を堕とせ。
『終焉の流れ星』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。
■ハンドアウト
PC1:雛菊 遥
シナリオロイス:〝ジェネシス9−1〟
あなたは殺戮の為の祈りを捨てた。
そして今、共の為の新たな祈りを携えて聖堂に向かう。
いつか仲間と呼んだ多くの者が、今は亡い。
聖堂は死の気配に満ちている。
PC2:玻璃上 八里
シナリオロイス:〝マスターミショナリー〟
あなたはカミを名乗るものだ。
敵は神を信じることもなく、人を殺戮するものだ。
けれども、もしかすれば共通する点もあるのやも知れない。
それは本質的にこの世界に怒りを覚えていることである。
PC3:神楽 和樹
シナリオロイス:〝リトル・ミストレス〟春日 雪
神がどうの祈りがどうのという与太話は、あなたには無縁のことだろう。
現実に、一人の少女が連れ去られ、その心身を搾取されている。
敵は上空1万m『聖堂』の中。そこではジャームが量産され続けているという。
最悪の結末──空から降り注ぐ無数のジャーム──を回避せよ。
OP1:雛菊 遥&玻璃上 八里
GM:登場は遥ちゃん&カミ、登場侵蝕どうぞ
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:34->42)
玻璃上八里:玻璃上八里の侵蝕を1増加しました(侵蝕率:36->37)
GM:第四地区──マスドライバー施設〝ヴァーハナ〟
GM:オーヴァードの世界において宇宙とは、世界が信じる以上に近い場所である。
GM:環境調査衛星セントールによる凍結狙撃未遂。
GM:〝やたがらす支部〟や、その他宇宙空間に存在する小支部との連動の頻繁化。
GM:そういった時勢を鑑みるに、13支部を所有するこのN市でも、宇宙へ届くはしごを掛けずには居られまい。
GM:故に建造された施設の名であり、施設を構成する巨大なるレネゲイドビーイングの個体名こそが〝ヴァーハナ〟である。
GM:あなた達は今、〝ヴァーハナ〟施設群の中央部にいる。
GM:壁の一面がガラス張りになった最終ミーティング室だ。
GM:……ガラス壁の向こうには、スペースシャトルを小型化したような搭乗物が、多種多様の機械群の中に直立している。
鏑木 鵠:「第八支部エージェント、玻璃上 八里さん。そして……〝外部協力者〟雛菊 遥さん」
鏑木 鵠:「お集まりいただきありがとう御座います。私は第九支部所属、鏑木 鵠。今回の作戦オペレーターを努めます」
雛菊遥:「こちらこそ、協力の許可、感謝します」
玻璃上八里:「──うむ!」白づくめのスーツに身を包み。
玻璃上八里:玻璃上八里は席についていた。
雛菊遥:一礼し、着席する。
鏑木 鵠:「既にお聞きの事とは思いますが、改めて。……第九支部副支部長、〝リトル・ミストレス〟春日 雪が誘拐されました」
鏑木 鵠:「誘拐……いえ、身柄の強奪と言う方が近いでしょうか」
玻璃上八里:「ああ」「こちらも最低限の事情は確認している。」
鏑木 鵠:「市外UGNに内通者が居たこと。〝スレイヤーセル〟の、地上拠点と多数の人員を消費してまでの偽装工作」
鏑木 鵠:「そして地区内複数箇所での同時テロによる人員の分散──してやられた、とまずは言うべきでしょうか」
雛菊遥:以前の自分なら、表情を曇らせていただろう。あるいは、少し前なら、感情を殺して俯いていたかもしれない。けれど、今は揺れることなく前を向く。
雛菊遥:挙手する。
玻璃上八里:「要約すれば──」「大N市内においても、エライ事態になっている訳だ」
鏑木 鵠:「……はい、雛菊さん。どうぞ」
玻璃上八里:ちら、と『外部協力者』へ目を向ける。
雛菊遥:「玻璃上さんには、わたしの口からお話すべきことだと思います」
雛菊遥:「わたしは、スレイヤーセルに所属し、春日雪副支部長を誘拐した実行犯の一人です」
雛菊遥:「作戦の成功後、UGNに投降した裏切り者(ダブルクロス)です」
玻璃上八里:「…………ふむ」
玻璃上八里:暫し、その言葉をカミしめて。
玻璃上八里:「鏑木殿」「私が彼女に付けられる事になった事情も。あったりするのかな」
鏑木 鵠:「いいえ」
鏑木 鵠:「……これは私の独断ですが。今回、監視という立場に置かれるエージェントは居ません」
鏑木 鵠:「説明が前後しますが、今回の作戦に関しては、此処に及びしたお二人の他にも多数の人員が関わっています」
鏑木 鵠:「その中から、敵地の構造を知っている者として雛菊さんを。継戦能力、応用性に優れた者として玻璃上さんを」
鏑木 鵠:「それからあと一人、戦歴と単純な破壊力を考慮して〝ロスト・スクリプト〟神楽 和樹さんが合流します」
鏑木 鵠:「あなた達三人は、今回の作戦行動の要。監視任務のような雑事は考えないでいただいて結構です」
玻璃上八里:「……了解した。」
玻璃上八里:再度、雛菊さんへ顔を向ける。
玻璃上八里:「雛菊殿……でいいかな?改めて名乗らせてもらうとしよう。」
玻璃上八里:すっくと立ちあがり。軽く指を弾く。
玻璃上八里:イージーエフェクト:〈スポットライト〉
玻璃上八里:使用。
玻璃上八里:(任意の光源演出)が舞台から気を逸らすように周囲を照らす中で。
玻璃上八里:いつの間にやら(任意のカッコいい決めポーズ)を決めた成人女性へ──
玻璃上八里:(任意のド派手な光源演出)が照らし出すッ!!!
玻璃上八里:「──我が名は、玻璃上八里!」
玻璃上八里:「これより君と共に紛い物の聖堂を叩き落としに行く…………」
玻璃上八里:「──『カミ』の戸籍上の名前だァ!!!!!!!」
雛菊遥:「………………」
雛菊遥:あっけに取られる。
鏑木 鵠:「……………………」
玻璃上八里:(任意の追いかける光源演出)の中。残心を決めている。
雛菊遥:もう大抵のことには動じない覚悟を決めていたが、これは予想外だった。
鏑木 鵠:「すいません、第八支部からも注意書きが届いてます」
鏑木 鵠:「〝テンション注意:悪人ではない〟と」
玻璃上八里:「フハーッ!薬師院殿には頭が上がらぬなァ!!!!!」
雛菊遥:「……あ、はい」
玻璃上八里:〈スポットライト〉解除。
雛菊遥:一呼吸置いて
雛菊遥:「よろしくお願いします、玻璃上さん。〝リヴァイヴボルト〟雛菊遥です」
雛菊遥:「呼び名は──お好きな呼び方で構いません」
雛菊遥:名前で呼んでくれとは言わない。
雛菊遥:そうやって甘えるのはやめた。それに、本当にそう呼んで欲しい人はここにはいない。
玻璃上八里:「うむ!私の方も好きに呼んでもらって構わないぞ!」
玻璃上八里:「差し支えなければ引き続き雛菊殿でお願いしようかなァ!」
玻璃上八里:ニコニコと力強く微笑んでいる。
鏑木 鵠:「……これまでの戦いの実績は確かな人です」
鏑木 鵠:「先代の〝マスターミショナリー〟を名乗った男──〝スレイヤー・ブレイズ〟の討伐戦にも参加をされていました」
鏑木 鵠:「ですから、その……なんといいますか……あの……」
鏑木 鵠:「……頑張ってください雛菊さん」
玻璃上八里:「フハハハハーッ!何かと慣れぬ立場である事も間違いないだろう!」(任意の決めポーズ)
雛菊遥:「先代の……」直接面識はないが、その言葉で十分に実力は理解できた。
雛菊遥:「はい、玻璃上さんの負担にはなりません」
玻璃上八里:「無理に安心してくれとまでは言えんが!」
玻璃上八里:「私が君の助けとなれたら嬉しいばかりであることを予め宣言させて頂こうッ!」
玻璃上八里:「よろしくお願いする!!!!!」
玻璃上八里:勢いよく片手が突き出される!
玻璃上八里:握手の構えだ!!!
雛菊遥:あの聖堂に乗り込むエージェント。腕が立つだろうとは思っていた。
雛菊遥:しかし、想像以上の凄腕。しかも裏切り者の自分にこうも気さくに接する人格者。
雛菊遥:今は、ただ頼もしい。
雛菊遥:「はい、よろしくお願いします」
雛菊遥:力を込めて、差し出された手を握る。
雛菊遥:同時に、この人に甘えないよう、気を引き締める。
鏑木 鵠:「もうじき、〝ロスト・スクリプト〟も到着するでしょう。そうしたら改めて、作戦行動の説明をします」
鏑木 鵠:「暫しの間お二人は体を休めつつ、装備等々の点検を。物資などの必要なものがあれば、その確保もお願いします」
玻璃上八里:──握り返される感触を、確かめる。
玻璃上八里:震えている手だ。恐怖か、決意か。あるいは『覚悟』か。
玻璃上八里:この子が立ち上がれるようになるまで、どれほど考え抜いたのだろう。
玻璃上八里:私には……思いを計ることはできない。
玻璃上八里:彼女の『信仰』に潜り込み、粉々に踏み砕くまで利用していた者がこれより向かう所に居る。
玻璃上八里:「──ああ。共に頑張ろう!」(救いを押し付けるクソ野郎共め。)
玻璃上八里:(必ず潰す)
雛菊遥:「──はい。必ず助けましょう」
雛菊遥:──待っててください、雪ちゃん。
雛菊遥:わたしも、絶対に諦めませんから。
OP2:神楽 和樹──いつかの。
GM:登場は和樹さん、登場侵蝕どうぞ
神楽 和樹:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 1[1]+42 → 43
神楽 和樹:──第四支部は和樹にとって縁深い。良くも悪くも、仕事を割り振られては訪れる場所であり
神楽 和樹:無茶をする彼女が入院するところに、着替えや差し入れを持っていくことも少なくない
神楽 和樹:清潔感溢れる白の壁を眺めながら、甘ったるい缶コーヒーを流し込む
神楽 和樹:待ち人は一人。
春日 雪:その待ち人は。カツ、カツと、静かな院内によく響く、けれど軽い、軽すぎる足音を鳴らしながら。
春日 雪:「お待たせしました。……ごめんなさい、お見舞いに割り込んでしまって」
神楽 和樹:「いや。君の見舞いなら、樹も喜ぶさ」
神楽 和樹:「忙しい合間に来てくれてありがたいよ。雪ちゃん」
神楽 和樹:空いた缶をゴミ箱に入れて。そのまま自販機の前へ進み
春日 雪:「こうして時間が作れるのも、樹さんが頑張ってくださったおかげですよ。……毎回、樹さんに無理をお願いするのは」
春日 雪:「……よくないことだと、分かってはいるんですが」
神楽 和樹:「この街は物騒すぎる。下手なエージェントを投入すれば、犠牲が増える程度にはな」
神楽 和樹:「だからこそ、君も信用に足る人間を派遣する。正しいことだ」
春日 雪:「……ええ。ええ。けれど」
神楽 和樹:自販機の中、カップが落ちて液体が注がれてゆく。第四支部長曰く、気合を入れているらしい茶葉の香り
春日 雪:「正しいことと、そうあるべきと願うことは食い違う。……和樹さんたちにとっては、釈迦に説法だとは思います」
神楽 和樹:「まぁね」
春日 雪:「それでも。……もっと上手にやれたのではないか。もっと、苦しむ人が少なく済んだのではないか」
春日 雪:漂ってくる、柔らかな香りに。幾分頬を緩めながら。
神楽 和樹:二つのカップを持って、彼女の隣へ腰を下ろす。
春日 雪:「そう思ってしまうのは、職業病でしょうね。……やどりちゃんのことは言えませんね、わたしも」
神楽 和樹:「俺でも、その歳で背負うものが大きすぎるのはよく知ってる。だからこそ簡単に慰めをすることができないのもね」
神楽 和樹:「……時々あいつも言ってるよ。ちゃんと自分は、彼女の期待に応えられてるのかって」
神楽 和樹:「お互い様だ」
神楽 和樹:カップのひとつを渡すように、手を伸ばす
春日 雪:はい、と小さく頷きながら。差し出されたカップを受け取る。
神楽 和樹:「……まぁ、本音を言えば夫として気にしてないわけじゃあない」
神楽 和樹:微笑みを崩さず。穏やかに
神楽 和樹:「でも。あいつが選んだ道に寄り添ってやる、そう決めたのは俺だ」
春日 雪:「……はい。和樹さんが傍にいるから、樹さんは」
春日 雪:言葉を選ぶように、僅かな沈黙。紅茶を啜る音が、微かに聞こえて。
春日 雪:「……ギリギリのところで、保っていられるのだと思います」
神楽 和樹:「…………」
神楽 和樹:紅茶を口に運ぶ。
神楽 和樹:「雪ちゃんにはどう見えた? 今日の樹は」
春日 雪:「いつもと同じですよ。……自分に出来ること、自分に出来ないことを自覚した上で」
春日 雪:「出来ると判断して。そこに全力を賭けて。……まるで、それが当たり前のように」
春日 雪:「そうしなければいけないと、何かを背負うような。そんな、戦い方でした」
神楽 和樹:「……」
神楽 和樹:「背負うものが増えた。そう言ってた」
神楽 和樹:──機密により具体的なことは話せないと、申し訳なさそうにしている顔を思い出す
春日 雪:「自分はそれを背負って歩けると。そう、判断されたのでしょうね。……出来ないことは出来ないと言える人ですから、樹さんは」
神楽 和樹:「……雪ちゃん。多分、あいつは最後までそれを変えないよ」
春日 雪:まるで我が事のように、楽しそうに。嬉しそうに。そして、悲しそうに。
神楽 和樹:「困った子だよなぁ。頑固者」
神楽 和樹:へらへらと笑って
春日 雪:「……そんな樹さんだからこそ」
春日 雪:「和樹さんは、最後まで寄り添うと決めたのでしょう?」
神楽 和樹:「当然」
神楽 和樹:「それが、俺が最初に惚れて。最後まで愛すると決めた女だよ」
春日 雪:「あら。振ったのはこちらですけど、こうも堂々と惚気られるのは予想外です」
春日 雪:紅い目を細めて、今度は嬉しさが濃い笑みを零す。
神楽 和樹:「はは。たまにはらしいこと言わなきゃね」
春日 雪:「それはそれは。ご馳走様です」
春日 雪:カップの中の紅茶は、半分ほど残っている。その水面に一瞬、視線を落として。
春日 雪:「……ねえ、和樹さん」
神楽 和樹:「うん」
春日 雪:「樹さんはきっと、これからも。顔色ひとつ変えないまま、無茶を無茶だと思わせずに走り続けていくのだと思います」
春日 雪:「……あの人が無茶をしていると気付けるのは、きっと。この世で、和樹さんただひとりです」
春日 雪:「ですから。……もしもこの先、樹さんが……」
春日 雪:もう一度、ほんの僅かな間の沈黙。探し出すように漏らした言葉は。
春日 雪:「……わたしのために、何か無茶をしようとしていたら。和樹さんが、止めてあげてください」
神楽 和樹:その言葉にどれだけの想いがあるか。頼ってきた彼女を知っているからこそ、いまどうなっているかを理解している
神楽 和樹:カップの縁に口を付けて。数秒
神楽 和樹:「わかった。約束する」
神楽 和樹:「あいつが無理をしようとするなら、俺は止める」
神楽 和樹:「ただ、ひとつだけ」
春日 雪:「……はい」
神楽 和樹:「もし君のために樹が無茶をして、それを俺が止めたのなら」
神楽 和樹:「君を助けるために、俺が手を出すことを許して欲しい」
神楽 和樹:ニヤリと口端を持ち上げて
神楽 和樹:「雪ちゃん。君は樹の大事な友達で──」
神楽 和樹:「俺にとっても大事な“共犯者(ともだち)”だからね」
春日 雪:「……ええ。ええ。では、その時は─」
春日 雪:「全てが終わった後。ふたりで、樹さんのお説教を頂きましょうね、和樹さん」
春日 雪:応えて笑う声と表情は。年相応のそれに、幾分か近いもので─。
春日 雪:─そんな話をしたのは、いつだっただろう。つい数日前だったような、何か月も前だったような。
春日 雪:─時期は定かではない。けれど、覚えてる。繋がっている。だから、まだ。
春日 雪:■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
春日 雪:─苦痛で思考が分断される。まだ、自分が生きているのだということを思い出す。
春日 雪:─ああ、そうだ。生きている。生きているのだから。
春日 雪:─あきらめて、なるものですか。
GM:ロイス&調達が可能!
玻璃上八里:なっばっこのターンから!?
雛菊遥:大盤振る舞いだ
玻璃上八里:まずはロイス!雛菊殿へ!
雛菊遥:シナリオロイス 過去 〝ジェネシス9−1〟に尽力/悔悟○
雛菊遥:玻璃上さんにも
神楽 和樹:ロイス、春日雪へ 「〇約束を果たす/不安」 にて取得
雛菊遥:同行者 玻璃上八里に○尊敬/隔意
玻璃上八里:〈後ろから撃たれる心配は……なさそうかな〉雛菊遥:誠意/〇心配
神楽 和樹:調達はシューターズジャケットを
神楽 和樹:1dx>=13
DoubleCross : (1R10[10]>=13) → 5[5] → 5 → 失敗
神楽 和樹:失敗、こちら終了!
玻璃上八里:購入!激戦と聞くし医療トランク買うぜ!
雛菊遥:調達は……ジュラルミンシールドで
玻璃上八里:ブラックカードも使用してダイス3個で挑戦!
雛菊遥:紡ぎの魔眼使用して、ダイス+3
玻璃上八里:3dx+3>=20 チャーッ!!!
DoubleCross : (3R10+3[10]>=20) → 6[5,6,6]+3 → 9 → 失敗
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+1した(侵蝕率:42->43)
玻璃上八里:ダメダメ……!以上だぜ
雛菊遥:4dx>=12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 9[2,2,2,9] → 9 → 失敗
雛菊遥:失敗!
GM:初期侵蝕だからな……
GM:なあに、シナリオ中にまだ何箇所か調達可能ポイントはあるさ……
神楽 和樹:ありがたい
シーン1:突入
GM:全員登場!
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+8(1d10->8)(侵蝕率:43->51)
玻璃上八里:玻璃上八里の侵蝕を10増加しました(侵蝕率:37->47)
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:43->50)
GM:──神楽 和樹。あなたは〝ヴァーハナ〟施設群へ通され、一通りの説明を受けた後、
GM:その施設群の中央、マスドライバーに固定されたシャトルへ乗り込んだ。
GM:シャトル内には、今回の任務で共に戦うことになる二名、
GM:雛菊 遥と玻璃上 八里が、既に着座して待機している。
神楽 和樹:「お邪魔しますっと」
神楽 和樹:装備は別口で積載されている。軽口を叩きながら足を踏み入れ、空いている座席に腰を下ろした
玻璃上八里:「おお!神楽殿で良かったかな?」青年の方へ顔を向ける。
神楽 和樹:「そちらは、玻璃上さんか」
神楽 和樹:「“ロストスクリプト”神楽和樹。今回の任務に参加させてもらいます」
神楽 和樹:手を伸ばす。握手の形
玻璃上八里:「うむ、"カミ"だ!」こちらも握手に応えるぞ!
雛菊遥:「よろしくお願いします。〝リヴァイヴボルト〟雛菊遥です」
玻璃上八里:「神楽殿の信仰もあるだろうし、好きにお呼び頂こう!」
神楽 和樹:「……よろしく」自分よりも半分ほどの歳だろうか。小さな彼女に声を返して、手を差し出す
雛菊遥:「先に、お話しておきます。玻璃上さんにも言ったことですが」手は、まだ取らない。
雛菊遥:「わたしは、春日雪副支部長誘拐の実行犯──FHからの脱走者です」
雛菊遥:「信用するのは難しいと思いますが、任務は全力で遂行するつもりです」
玻璃上八里:「経歴、事情聴取、本人の意志。もろもろを鑑みた上で我々の小隊に配属されたそうだ。」
神楽 和樹:「ああ。聞いてるよ」手は変わらず。さして不快の色も見せずに答える
神楽 和樹:「──第九はそれを加味した上で君を選んだ。そこに俺が何かを差し込むつもりもない」
神楽 和樹:「その言葉で信じたなんて言われるよりは」
神楽 和樹:「態度と結果で示す。その方が確かだろう」
神楽 和樹:一瞬表情が消え、しかしすぐに元の軽薄な笑みが浮かぶ
GM:──では、その時だ。
〝ヴァーハナ〟:「相互理解は済んだかな」と声と共に、シャトル内に突然、一人の少年が姿を現す。
〝ヴァーハナ〟:入って来たのではない。虚空から滲み出るように、突然に其処に現れたのだ。
玻璃上八里:「フハ—ッ!?」びっくり
神楽 和樹:「お見合いで後はお若い者同士で。ってご両親が退室した時程度には」
雛菊遥:「はい、問題ありません」
〝ヴァーハナ〟:「人間の見合い結婚文化には少しだけ興味があるが、その話はまた後日に聞かせてくれたまえ」
〝ヴァーハナ〟:「〝ヴァーハナ〟だ。この姿はあなた達との意志疎通を円滑にするインターフェースと考えて欲しい」
〝ヴァーハナ〟:「この設備群の中枢に存在するマスドライバーがわたしの本体だ。……いや、」
〝ヴァーハナ〟:「〝誰かをそらへと運ぶもの〟が私だ。世が世なら気球の姿だったかも知れない。形は気にしないでくれたまえ」
玻璃上八里:内ポケットに差し込んでいた手を、表に出し直す。
神楽 和樹:「なるほどね。OK、そういう手合いには慣れてる」
玻璃上八里:「フ。中々浪漫に溢れた御仁のようだな」
〝ヴァーハナ〟:「浪漫は大事だ。浪漫という概念を生み出したことは、あなた達人間の偉業の一つだろう──とそれはさておいて」
〝ヴァーハナ〟:「……これから私は、君達に作戦行動を説明し、そして〝そら〟へと連れていく」
〝ヴァーハナ〟:「私は実際の戦闘には携われない。このインターフェースはあまり長い距離に生み出せないのだよ」
〝ヴァーハナ〟:瞬きをしない──必要の無い──少年が、視線を雛菊 遥へと向けて、
〝ヴァーハナ〟:「その少女からの情報提供とUGNの調査を合わせ、『聖堂』のおおよその構造は確認が取れている」
〝ヴァーハナ〟:「端的に言うなら極めて小規模な城塞都市」
〝ヴァーハナ〟:「中枢の司令棟──教会のような様式の建築物の周囲に、防衛装置や戦闘員の住居、動力炉等々」
〝ヴァーハナ〟:「それらを防御壁が丸く取り囲む、直径100m程度の設備と考えて欲しい」
玻璃上八里:「ふーむ……ちょっとした天空の城だな。ラピュタを思い出すよ」
雛菊遥:「現地のナビは任せて頂いて構いません。……もっとも、離反者の存在を承知した上で、わたしの知る聖堂のままであれば、ですが」
神楽 和樹:「ゼロよかいいだろうさ」
〝ヴァーハナ〟:「そうだな。多少の内部構造は変わろうと、大きな設備の配置まで変えることは難しいだろう」
玻璃上八里:「ああ。ファーストプランも無いのは流石に面倒だしね」
〝ヴァーハナ〟:「……さて。先の誘拐作戦で戦力は激減したというが、防衛装置も生きているだろうし、地の利は向こうにある」
〝ヴァーハナ〟:「愚直に正面から攻撃を仕掛けて被害が出るのは、あの鏑木嬢曰く」
〝ヴァーハナ〟:「〝面白くないし、むかつきます〟だそうだ。よって今回は三段階の攻撃を行う」
〝ヴァーハナ〟:「第一段階。飛行能力を持ったオーヴァードによる、上空からの襲撃」
〝ヴァーハナ〟:「『聖堂』の防衛機構は、解析するにあくまで空対地。無防備とは言わないまでも対応は遅れるだろう」
〝ヴァーハナ〟:「第二段階。戦闘機による30km地点からのミサイル打撃を4発」
〝ヴァーハナ〟:「そのミサイルの着弾と合わせ、」
〝ヴァーハナ〟:「第三段階。あなた達が乗ったシャトルを、わたしが、『聖堂』の中心部司令棟へ曲射で撃ち込む」
神楽 和樹:「文字通りのロケットレンジャーってわけだ」
〝ヴァーハナ〟:「衝突時の衝撃まではわたしが対処しよう。哀れなライカ犬のような命運は辿らせない」
玻璃上八里:「直接的な打撃と春日殿の救出を我々が請け負うという訳か。」
玻璃上八里:「責任重大だなァ」
神楽 和樹:「まったくだ」
〝ヴァーハナ〟:「その通り。飛行オーヴァード部隊はあくまでも、敵戦力の分散と攪乱を主として行う」
雛菊遥:「対処能力を飽和させた隙を突くのは、有効だと思います」
〝ヴァーハナ〟:「隙を突く──ああ、それもその通りだな」
〝ヴァーハナ〟:「UGNの解析によれば、そう長時間、敵戦力を完全に分散させられる訳ではないとのことだ」
雛菊遥:「セルリーダー〝ジェネシス9-1〟は多くの肉体を持ち、別々に思考します。時間を与えては、対処される可能性は高いでしょう」
〝ヴァーハナ〟:「うん。加えて、迅速に中央部へと進み目標の奪取を測らなければ、指令棟の異変に気付いた部隊も引き返してくるだろう」
〝ヴァーハナ〟:「少数で敵の大勢に挟まれるのは良くない。……つまり、あなた達が最も危険で過酷な任務に就く」
神楽 和樹:(間に合わなけりゃステンドグラスの染みか)
雛菊遥:「問題ありません」──相対するのが、敵ならば。どれだけ過酷であろうと。
玻璃上八里:「むむう。各自で脱出の奥の手も備えておいた方が良いかもしれんな」
神楽 和樹:「高度一万の空でその辺を考えるのも厳しいんじゃねぇかな」
神楽 和樹:「だからこそ成功させる。そうだろ?」
〝ヴァーハナ〟:「あなたは頼もしいな。そういう人間が、世界の〝そら〟を広くする」
〝ヴァーハナ〟:「……無論、UGNはあなた達を回収する為の手筈も、支援の手立ても考えてはいるだろうが」
〝ヴァーハナ〟:「戦場の事でどこまで手を回せるか断言は出来ない、との事だ。健闘を祈る」
玻璃上八里:「うむ!まずは成功させてから考えるのが良さそうだ。」
神楽 和樹:「信頼と受け取っとくよ」
雛菊遥:「必ず、成功させます。……絶対に」
玻璃上八里:「確かにこれは腹の括り所だなァ。」
〝ヴァーハナ〟:「……さて、そろそろ飛行部隊が攻撃を仕掛けたころだ。あなた達の射出から25秒後、AAM-5──空対空ミサイルが発射される」
〝ヴァーハナ〟:「わたしの計算上では、AAM-5が防御壁に着弾するのとほぼ同時、あなた達は爆音や炎と共に指令棟に着弾するだろう」
〝ヴァーハナ〟:「衝突時の衝撃は全てわたしが対処する。……が、その後は全て、現地判断となるだろう」
〝ヴァーハナ〟:「そらの旅の前に、交わす言葉はあるかな?」
玻璃上八里:「頼りにさせてもらうよ、〝ヴァーハナ〟殿。」優しく笑みを浮かべ。
神楽 和樹:「そうだな」
神楽 和樹:「しばらく耳寂しくはならないだろうけど。帰ってきたらファンファーレでも頼む」
雛菊遥:「わたしから言うべきことは、既に言いました。あとは、態度と結果で示します」
〝ヴァーハナ〟:「承った。全て余さずUGNに伝えよう」
GM:──時間だ。あなた達はシャトル内部の座席に着き、シートベルトで体を固定しているのだろう。
GM:或いは個人的な思想信条によりベルトを装着しないという手立てもあるが、まぁそれはこの際問題が無い。
GM:〝ヴァーハナ〟のマスドライバーは端的に言うと、〝数十トンの物体を第一宇宙速度まで到達させるレールガン〟だ。
GM:バロール/ブラックドッグのシンドロームを持つ〝ヴァーハナ〟は、これにより宇宙空間へ物資コンテナを打ち上げることが出来る。
GM:今回はその射出速度を落とし、高度1万mを僅かに越えたところで失速、降下に転じるように調整する。
GM:つまりあなた達は一度『聖堂』を飛び越えた後、その中央の指令棟、
GM:さながら崇高なる教えの場である教会の如き建物へ、シャトルごと落下する算段となっている。
GM:煙幕代わりの空対空ミサイル四発と共に。
GM:そして、直ぐにもその時は来た。
〝ヴァーハナ〟:「──〝そら〟へ!」
GM:射出。あなた達は空へと舞い上がる!
GM:数秒で少年の姿はシャトル内から消えた。加速は不思議とあなた達の体に痛みを与えない。
GM:その旅は、ほんの1分にも満たない。頂点から降下に転じ、そして衝撃までは数秒──
GM:着弾! 同時、ミサイルの弾頭に搭載された爆薬が方々で引き起こす爆音が『聖堂』を揺らす!
GM:シャトルは轟音と共に指令棟の天井を突き破り、あなた達は──。
・エンゲージ──司令棟1階 正面通路 [HP/侵蝕/行動値]
・特殊裁定:迂回(移動距離を2m減少させることで、エンゲージを通過して移動する事を認める)
・勝利条件:全PCのエンゲージ『イベントトリガー:連絡通路』到達
『イベントトリガー:連絡通路』
30m
スレイヤーセル:アーミー4[?/80/10]
10m
遮蔽壁(エンゲージ表上から下の視界を遮る)
スレイヤーセル:アーミー1[?/80/10] スレイヤーセル:アーミー2[?/80/10] スレイヤーセル:アーミー3[?/80/10]
10m
遮蔽壁(エンゲージ表下から上の視界を遮る)
10m
雛菊 遥[28/50/8] 玻璃上 八里[23/47/13] 神楽 和樹[29/51/7]
GM:では、今回のセッションについての説明をします。
玻璃上八里:うむ!
GM:このセッションは基本的に、全てのシーンが戦闘状態にあります。
雛菊遥:全て……!
GM:あなた達はシーン中の敵を撃破、または迂回し目標地点へ到達することで、シーンを先へ進めていくこととなります。
GM:はい、全てです。
GM:全てですが、『遮蔽壁』をごらんください。
GM:これは、このセッションのみに存在する特殊裁定です。
玻璃上八里:何だこの説明文はァ!?
GM:単純に言うなら、〝この壁の内側からは一方的に遠距離攻撃を仕掛けることができる〟です。
GM:戦闘開始時のあなた達がいる場所は、シャトル墜落地点。
GM:これは『聖堂』中心指令棟の正面門前とします。
GM:開かれた門の10m先には、あなた達の視界や銃撃を遮る『遮蔽壁』が──バリケードなり、建築物の構造上張り出している壁なり──があり、
GM:それにより、正面門前にただ留まることは、一方的な不利を強制されます。
玻璃上八里:つまり……何とかして乗り越えねばならないという訳か!
GM:そしてもう一つ、『迂回』を認めます。
GM:これは戦闘移動、全力移動の双方に適用可能。移動距離を2m減らすことで、エンゲージ制限を無視しての移動を許可します。
GM:イメージとしては、1mエンゲージを横にずれて移動してから、また1m戻るようなものと考えてください。
GM:さて、此処までで不明点はあるかな……!
雛菊遥:迂回を使用して離脱は可能ですか?
GM:この場合、不可能とします。
玻璃上八里:基本的には『侵蝕』ではなく『移動距離』をコストにした特殊移動の裁定という訳ね。
GM:さよう
神楽 和樹:こちらは現状問題なく
玻璃上八里:多分大丈夫だぜ!分からなくなったら見学席で聞きます!
雛菊遥:こちらも、今のところは大丈夫です!
GM:では
GM:──既にして周囲は、砲火銃声に包まれていた。
GM:上空から攻撃を仕掛けるオーヴァード部隊に対し、方々に展開しているスレイヤーセルの戦闘員が応戦している。
GM:小銃の射撃音や、爆発物の炸裂音が絶え間なく続く戦場。
GM:あなた達のシャトルの墜落音も、その中に紛れ、今はまだあなた達を特別に警戒するものは少ない。
GM:『聖堂』中心指令棟、正面門前。
GM:兵士達が出撃した為か、門は開放されている。
ラウンド1
GM:セットアップ!
神楽 和樹:なし
GM:スレイヤーセル:アーミー4ユニットは全てセットアップ無し!
玻璃上八里:ないぜ!
雛菊遥:【-250ms】加速装置+ヴァジュラ ラウンド中行動値+16 暴走 シーン中ブラックドッグのエフェクトの攻撃力+9
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+5した(侵蝕率:50->55)
GM:おっと、数値がクライマックス用になってるぜ!
雛菊遥:失礼、行動値+12、攻撃力+6です
『イベントトリガー:連絡通路』
30m
スレイヤーセル:アーミー4[?/80/10]
10m
遮蔽壁(エンゲージ表上から下の視界を遮る)
スレイヤーセル:アーミー1[?/80/10] スレイヤーセル:アーミー2[?/80/10] スレイヤーセル:アーミー3[?/80/10]
10m
遮蔽壁(エンゲージ表下から上の視界を遮る)
10m
雛菊 遥[28/55/20] 玻璃上 八里[23/47/13] 神楽 和樹[29/51/7]
GM:ではイニシアチブ! 行動値20の遥ちゃんの手番だ!
雛菊遥:マイナー:戦闘移動。25m移動のところ、遮蔽壁迂回で-2m、アーミー3体と遮蔽壁迂回で-2m、計21m移動して、奥の遮蔽壁の1m先へ行きます。
GM:あっ、説明漏れがありました!
GM:遮蔽壁はエネミーやNPCではないシステムと見なし、エンゲージを形成しないものとします。
GM:なので迂回は1回の-2mのみで良い! あと2m前へ行ける!
雛菊遥:では、奥の遮蔽壁の3m先へ
GM:OK!
雛菊遥:メジャー:【200km/s】コンセントレイト:ブラックドッグ+雷の槍 ダイス C値8 固定値4 攻撃力+12 対象はスレイヤーセル:アーミー4
雛菊遥:紡ぎの魔眼も使用します
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+1した(侵蝕率:55->56)
雛菊遥:ダイスは7個!
雛菊遥:7dx8+4
DoubleCross : (7R10+4[8]) → 10[4,4,7,8,8,8,8]+10[1,3,7,8]+10[8]+2[2]+4 → 36
スレイヤーセル:アーミー:一応……回避だ!
雛菊遥:回った!
スレイヤーセル:アーミー:5dx>=36
DoubleCross : (5R10[10]>=36) → 9[3,3,5,7,9] → 9 → 失敗
スレイヤーセル:アーミー:おのれ! ダメージどうぞ!
雛菊遥:ではダメージを
雛菊遥:4d10+12
DoubleCross : (4D10+12) → 25[4,4,7,10]+12 → 37
スレイヤーセル:アーミー:装甲5で軽減しても……それは死ぬなぁ!
スレイヤーセル:アーミー:アーミー4、撃破!
雛菊遥:ヤッター!
GM:演出は後で纏めてやるぜ!
GM:ということで侵蝕だけ上げちゃって!
雛菊遥:そうだった
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+4した(侵蝕率:56->60)
『イベントトリガー:連絡通路』
37m
雛菊 遥[28/60/20]
3m
遮蔽壁(エンゲージ表上から下の視界を遮る)
スレイヤーセル:アーミー1[?/80/10] スレイヤーセル:アーミー2[?/80/10] スレイヤーセル:アーミー3[?/80/10]
10m
遮蔽壁(エンゲージ表下から上の視界を遮る)
10m
玻璃上 八里[23/47/13] 神楽 和樹[29/51/7]
GM:行動値13、カミ!
玻璃上八里:フハーッ!私の手番だなァ!
玻璃上八里:マイナーで戦闘移動!なるべく近づいたほうがいい気配と見たので限界の18m!
玻璃上八里:遮蔽壁を超えてスレイヤーアーミーエンゲージ2m前でストップだ!
玻璃上八里:メジャー!コンセ3カスタマ3ギガンティック!/コンボ:金運招来ビーム
玻璃上八里:対象はスレイヤーアーミーのエンゲージ全員だァ!
玻璃上八里:なんやかんやで装備していた手裏剣を使用するぜ!!!!!!!
GM:さあこい!
玻璃上八里:9dx7+3 命中補正込み!!!
DoubleCross : (9R10+3[7]) → 10[1,2,3,3,3,4,6,7,9]+10[3,7]+6[6]+3 → 29
玻璃上八里:リアクションどうぞだぜ!
スレイヤーセル:アーミー:これは……全員ワンチャン狙いドッジ!
スレイヤーセル:アーミー:5dx>=29 1
DoubleCross : (5R10[10]>=29) → 8[4,4,4,7,8] → 8 → 失敗
スレイヤーセル:アーミー:5dx>=29 2
DoubleCross : (5R10[10]>=29) → 9[1,5,9,9,9] → 9 → 失敗
スレイヤーセル:アーミー:5dx>=29 3
DoubleCross : (5R10[10]>=29) → 8[1,2,4,5,8] → 8 → 失敗
GM:そりゃあね!
玻璃上八里:ダメージ行くぜーッ!!!
玻璃上八里:3d10+2
DoubleCross : (3D10+2) → 24[10,10,4]+2 → 26
玻璃上八里:ヨッシャア回った!装甲有効!
スレイヤーセル:アーミー:装甲は5……21通し! これだと全員ギリ生き延びるなぁ!
GM:ではアーミーの手番に入るぞ!
GM:侵蝕は上げておきたまえ!
玻璃上八里:失礼!7上がって侵蝕58へ!
GM:47+7なら54じゃねえかな!
玻璃上八里:だった……!(修正しました!)
『イベントトリガー:連絡通路』
37m
雛菊 遥[28/60/20]
3m
遮蔽壁(エンゲージ表上から下の視界を遮る)
スレイヤーセル:アーミー1[-21/80/10] スレイヤーセル:アーミー2[-21/80/10] スレイヤーセル:アーミー3[-21/80/10]
2m
玻璃上 八里[23/54/13]
8m
遮蔽壁(エンゲージ表下から上の視界を遮る)
10m
神楽 和樹[29/51/7]
スレイヤーセル:アーミー:同一データ保持の為に行動は纏める!
スレイヤーセル:アーミー:マイナーは何も無し!
スレイヤーセル:アーミー:メジャー、《アタックプログラム》5! 1番は遥ちゃん、2番はカミ、3番は和樹さんへそれぞれアサルトライフルによる射撃攻撃!
スレイヤーセル:アーミー:6dx+13 遥ちゃん
DoubleCross : (6R10+13[10]) → 8[1,1,1,3,7,8]+13 → 21
スレイヤーセル:アーミー:6dx+13 カミ
DoubleCross : (6R10+13[10]) → 10[2,3,7,8,9,10]+7[7]+13 → 30
玻璃上八里:来たーッ!?
スレイヤーセル:アーミー:6dx+13 和樹さん
DoubleCross : (6R10+13[10]) → 7[2,3,4,6,6,7]+13 → 20
神楽 和樹:ドッジ!
雛菊遥:盾もないので、ドッジで!
玻璃上八里:碌な装備がねえ!ダメ元ドッジ!
神楽 和樹:2dx+1>=20
DoubleCross : (2R10+1[10]>=20) → 9[4,9]+1 → 10 → 失敗
玻璃上八里:1dx>=30
DoubleCross : (1R10[10]>=30) → 4[4] → 4 → 失敗
玻璃上八里:まあ無理!!!
雛菊遥:3dx+>=21
DoubleCross : (3R10+[10]>=21) → 6[1,6,6] → 6 → 失敗
GM:そうそう避けられるもんじゃないさ
GM:ダメージ!
スレイヤーセル:アーミー:3d10+9 遥ちゃn
DoubleCross : (3D10+9) → 16[7,6,3]+9 → 25
スレイヤーセル:アーミー:4d10+9 カミ
DoubleCross : (4D10+9) → 19[6,1,4,8]+9 → 28
スレイヤーセル:アーミー:3d10+9 和樹さん
DoubleCross : (3D10+9) → 9[3,1,5]+9 → 18
GM:装甲は有効だ!
雛菊遥:装甲15、エフェクトダメージ軽減5で5ダメージ、残りHP23
GM:固い……
玻璃上八里:死!リザレクト!
玻璃上八里:玻璃上八里の侵蝕を7増加しました(侵蝕率:54->61)
玻璃上八里:HP7へ!
神楽 和樹:装甲なし、HP29で18削って11残る
神楽 和樹:神楽 和樹のHPを-18(HP:29->11)
『イベントトリガー:連絡通路』
37m
雛菊 遥[23/60/20]
3m
遮蔽壁(エンゲージ表上から下の視界を遮る)
スレイヤーセル:アーミー1[-21/80/10] スレイヤーセル:アーミー2[-21/80/10] スレイヤーセル:アーミー3[-21/80/10]
2m
玻璃上 八里[7/61/13]
8m
遮蔽壁(エンゲージ表下から上の視界を遮る)
10m
神楽 和樹[11/51/7]
GM:では手番、行動値7の和樹さん!
神楽 和樹:はい。マイナーで戦闘移動、12m
神楽 和樹:オートで“魔術師の杖(レッドテンペスト)”装備して
神楽 和樹:メジャー、《Cノイマン》《コントロールソート》で攻撃
神楽 和樹:対象は、アーミー1で
GM:さあ来い!
神楽 和樹:7dx7+5
DoubleCross : (7R10+5[7]) → 10[3,4,5,6,8,9,10]+10[1,2,10]+10[9]+6[6]+5 → 41
GM:コンセ3族め……!
スレイヤーセル:アーミー:ドッジ!
スレイヤーセル:アーミー:5dx>=41
DoubleCross : (5R10[10]>=41) → 9[1,4,5,7,9] → 9 → 失敗
スレイヤーセル:アーミー:無理だった!
神楽 和樹:5d10+26 装甲有効!
DoubleCross : (5D10+26) → 26[3,10,8,3,2]+26 → 52
GM:装甲で差し引いても1.9回死ねる威力だよ!
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+4(侵蝕率:51->55)
GM:アーミー1消し飛ぶ!
神楽 和樹:そしてレッドテンペストのバックファイアを
神楽 和樹:11-1d10
DoubleCross : (11-1D10) → 11-1[1] → 10
神楽 和樹:ぐえー
神楽 和樹:神楽 和樹のHPを-10(HP:11->1)
GM:良い感じに耐えおる
GM:そしてクリンナップ! たぶん無い!
神楽 和樹:こちらなし!
雛菊遥:ありません!
玻璃上八里:ないぜ!
『イベントトリガー:連絡通路』
37m
雛菊 遥[23/60/8]
3m
遮蔽壁(エンゲージ表上から下の視界を遮る)
スレイヤーセル:アーミー2[-21/80/10] スレイヤーセル:アーミー3[-21/80/10]
2m
玻璃上 八里[7/61/13]
6m
神楽 和樹[10/55/7]
2m
遮蔽壁(エンゲージ表下から上の視界を遮る)
雛菊遥:「今──」
雛菊遥:──ジジッ
雛菊遥:一瞬のノイズのような音と、肉が焦げる臭い。
雛菊遥:それが傍らの二人に届いた時には、既に壁の向こう側へと躍り出ていた。
雛菊遥:生体電流の過剰な強化による、反射速度の短縮。敏捷性の向上。それによって生じる細胞の燃焼を時を遡り否定する。
雛菊遥:痛みに気を取られる暇はない。
雛菊遥:加速。
雛菊遥:前しか見ていない。連携など考えていない速度。
雛菊遥:視認。敵。数は三。銃口はまだこちらに向いていない。
雛菊遥:雑兵に構っている暇はない。
雛菊遥:加速。
雛菊遥:狙いを定める間を与えず、敵陣をすり抜ける。
雛菊遥:壁を越える。視認。敵。一。
雛菊遥:既に銃口がこちらに向いている。待ち構えられていた。
雛菊遥:こんなところで足を止める暇はない。
雛菊遥:更に加速。
雛菊遥:障害は──破壊する。
雛菊遥:空気を裂きながら進む稲妻は、瞬きの間に五十里を走る。
雛菊遥:引き金を引く動作を追い抜くことなど造作もない。
雛菊遥:貫いた雷は、過たず破壊を完了した。
雛菊遥:「今──行きます」
雛菊遥:ただ、前へ。迅く。もっと迅く。
玻璃上八里:「──さァて、と」瞬く間に駆け行く少女を見送り、カミは壁を見上げる。
玻璃上八里:(高さは3m弱、バリケードは最低限の高台精製か。)
玻璃上八里:(先の一撃を更に攪乱せねば、雛菊殿への狙いが集まるのは必至)
玻璃上八里:「──神楽殿!我々も正面突破と行くぞォ!!!」
玻璃上八里:たん、たん、と壁へ走る。
玻璃上八里:「内部の陣形は私が乱す!」壁へ足を掛け
玻璃上八里:「後へ続けェ!!!」──跳ねる!
玻璃上八里:立ちはだかる壁の『接合面』を足がかりにし!
玻璃上八里:電熱臭のたなびくバリケード内部へカミが躍り込むッ!
玻璃上八里:「先ずは小手調べだ!」握られた両手に挟まれしは──カミ手裏剣!
玻璃上八里:「喰らいやがれェェェイ!!!!!」
玻璃上八里:勢いよく放たれたカミ手裏剣たちが兵達への足元へ突き刺さり──起爆!
玻璃上八里:閃光と爆音が兵士たちを襲うッ!
スレイヤーセル:アーミー:まず一人。雷鳴に身を焼かれ、物言わぬ黒い炭と化す。
スレイヤーセル:アーミー:本来バリケードで守られている筈の彼は、倒れ伏す直前まで、何が起こったかを理解していないような顔をしていた。
スレイヤーセル:アーミー:不意を討つ一撃。それに反応し、兵士達は陣形を組む。
スレイヤーセル:アーミー:バリケードの内側で背中合わせになり、前後の敵にそれぞれ当たる体勢であるが──
スレイヤーセル:アーミー:その戦力分散は、広範囲を薙ぎ払う爆発に対応できるものではない。
スレイヤーセル:アーミー:いずれへ銃口を向けていた兵士も、等しく爆風に身を焼かれ、床や防御壁の破片に身を裂かれる。
スレイヤーセル:アーミー:……だが、怯えの色は無い。
スレイヤーセル:アーミー:「侵入者だ──殺せ!」
スレイヤーセル:アーミー:それはエフェクト行使ではなく、単純な兵器の殺傷力。自動小銃の、弾数に任せた〝ばらまき〟だ。
スレイヤーセル:アーミー:威力は〝たかが〟銃弾でしかないが、その数と速度はオーヴァードにとっても脅威──
スレイヤーセル:アーミー:鉛玉の嵐が〝侵入者〟を迎え撃つ!
玻璃上八里:「チィ──!」いくつかの弾を喰らいながら内部バリケードへ滑り込む!
雛菊遥:背後からの銃撃。大した損害はない。だが、足が止まる。
雛菊遥:「くっ──」歯噛みしつつ振り返る。
神楽 和樹:担いでいたガンケースを前へ突きだし、盾代わりに。
神楽 和樹:放たれた弾丸が幾らか肉を削いでゆく。最低限の急所はカバー、痛みでわずかに顔をしかめ
神楽 和樹:足は止めない。爆発の余波が消え始めたことを確認、
神楽 和樹:「ふ」
神楽 和樹:全身を用いた回転でケースを振るう──玻璃上の攻撃に巻き込まれ、破砕された遮蔽物の残骸を打撃
神楽 和樹:前方へ飛び/射線を遮る/一瞬──それだけでいい。
神楽 和樹:紫電/電子錠解除/反動で蓋が跳ね上がる/宙を舞って現れるもの。
神楽 和樹:小銃と呼ぶには巨躯+異形の銃身=刻まれた文字群+血管の如く走り脈打つ光+規格外の口径=神楽和樹の“杖”
神楽 和樹:固定(グリップ)──照準──トリガー
神楽 和樹:轟音=残骸+ターゲット破砕
神楽 和樹:──前方へ走り抜けている彼女を視認。大した健脚だが──
神楽 和樹:「玻璃上さん、できるなら援護を。こちらが殿を担う」
玻璃上八里:「応とも!聞いてはいたがすさまじい火力だなァ!」
神楽 和樹:あれに合わせられるメンバーだったのか。あるいは、気が逸りすぎているだけか。
玻璃上八里:そう言いつつ、血が滲み始めたスーツより新たなカミ細工を取り出す!
神楽 和樹:「これしかできないだけだ」
GM:銃声と呼ぶには奇妙な音だった。
GM:ごっ
GM:兵士が装備していたボディアーマーと、その下の骨が砕けたのだ。
GM:貫通性能の高い銃弾で人間を後方へ吹き飛ばすというのは難しいから、実際、その兵士は仰向けに倒れただけであったが、
GM:その背が床に着く前に、既に絶命していたことだろう。
ラウンド2
GM:セットアップ!
スレイヤーセル:アーミー:無し!
神楽 和樹:なし
玻璃上八里:なし!
雛菊遥:《加速装置》行動値+12
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+2した(侵蝕率:60->62)
GM:では、再び手番は遥ちゃん!
雛菊遥:行動値は15になりました
GM:えーと
GM:8+12で20! マイナス5はなんだね!
玻璃上八里:バトルアーマー行動値補正かと!
雛菊遥:宣言忘れてました!ウェポンケースで装備!
GM:オーケー!
雛菊遥:では敵をどうにかしないといけないので、マイナーで後ろに戻って、アーミー達にエンゲージ!
雛菊遥:メジャー:【1/3c】コンセントレイト:ブラックドッグ+雷の槍+雷の剣 ダイス C値7 固定値4 攻撃力+17
雛菊遥:紡ぎの魔眼使用して、対象はスレイヤーセル:アーミー2
雛菊遥:失礼、雷の槍は抜いて、攻撃力は+11に変更します
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+1した(侵蝕率:62->63)
GM:さあこい
雛菊遥:ダイスは8!
雛菊遥:8dx8+4
DoubleCross : (8R10+4[8]) → 10[1,3,4,6,8,8,9,9]+10[1,1,4,9]+5[5]+4 → 29
スレイヤーセル:アーミー:ドッジ!
スレイヤーセル:アーミー:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[3,4,6,9,10]+10[10]+1[1] → 21
スレイヤーセル:アーミー:チッ
雛菊遥:こわ~……
玻璃上八里:ちょっと頑張ってんじゃねえ!!!
雛菊遥:ダメージ行きます!
雛菊遥:3d10+11
DoubleCross : (3D10+11) → 24[10,5,9]+11 → 35
スレイヤーセル:アーミー:これは計算するまでもなく消し飛ぶ!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+4した(侵蝕率:63->67)
GM:エネミーは残り1体……演出はやはり後に纏めよう!
GM:ということで行動値13のカミの手番だ
玻璃上八里:OK!
玻璃上八里:マイナーで装備変更!ボルトアクションライフルを担ぐぜ!
玻璃上八里:メジャー!コンセ3カスタマ3で省エネしていくぜ!/コンボ:金運招来ビーム
玻璃上八里:対象は残ったセルアーミー3!
GM:安定のコンセ3
玻璃上八里:10dx+4 装備補正は0!ボルアクはここが強い
DoubleCross : (10R10+4[10]) → 9[1,3,4,5,6,7,8,9,9,9]+4 → 13
玻璃上八里:コンセ入れ忘れてた!!!
玻璃上八里:10dx7+4
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[3,3,4,6,6,6,8,9,10,10]+10[1,7,7,8]+10[6,8,10]+10[1,9]+6[6]+4 → 50
玻璃上八里:ヨシ!リアクションどうぞ
スレイヤーセル:アーミー:これを避けるのは無理じゃねえかな
スレイヤーセル:アーミー:ドッジ!
スレイヤーセル:アーミー:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,8,9,10,10]+4[3,4] → 14
スレイヤーセル:アーミー:少しは頑張ったんすよ
玻璃上八里:よく頑張りました♥ 褒美のダメージ!!!
玻璃上八里:6d10+8 装備火力込み!
DoubleCross : (6D10+8) → 27[2,6,10,5,2,2]+8 → 35
玻璃上八里:装甲は有効だぜ!侵蝕65へ!
GM:では
スレイヤーセル:アーミー:撃破!
GM:そして、撃破によりこのシーンからエネミーが居なくなる。妨害無しに自動的に目標地点へ辿り着けると判断し、この戦闘はあなた達の勝利だ!
GM:という訳で遥ちゃんから演出どうぞだぜ
雛菊遥:はい!
雛菊遥:
雛菊遥:背後からの銃撃に、一瞬逡巡する。
雛菊遥:心は前へ。助けるべき人が待っている。
雛菊遥:衝動は敵を破壊しろと囁く。
雛菊遥:理性も敵を放置すべきではないと判断する。
雛菊遥:逡巡は、一瞬。戦闘において本来致命的となる隙を、持ち前の速度で踏み倒す。
雛菊遥:「──っ」
雛菊遥:踵を返し、向かうべき場所に背を向ける。
雛菊遥:壁を越え、武装した兵士の傍らに立つ。
雛菊遥:──邪魔をするな。
スレイヤーセル:アーミー:「──!」
スレイヤーセル:アーミー:咄嗟に向けられる銃口。
雛菊遥:発声に使う時間すら惜しみ、敵の胸部に手を添える。
玻璃上八里:「──」現れた少女へ注目が向かい。
雛菊遥:放電。
雛菊遥:電力は必要最低限でいい。
GM:敢えてブラックユーモア的な例えを使うなら、〝逆AED〟。
玻璃上八里:雷鳴に隠れる形で、発砲音。
玻璃上八里:銀のカミ鉄砲が握られた拳は振り下ろされていて。
GM:正常に動いていた筈の心臓は雷撃を受け、機能を狂わせ──速やかに静止した。
GM:そして。
玻璃上八里:傷一つないように見える、最後の兵士の首元に。
スレイヤーセル:アーミー:「……!」崩れ落ちた〝同胞〟に視線を向けてしまった、一瞬の隙。
玻璃上八里:。小さな風穴が空いていた。
スレイヤーセル:アーミー:絶命に至る最低限度の、小さな損壊。
スレイヤーセル:アーミー:鮮血が噴水のように噴き上がって、バリケードをさあっと染め上げた。
雛菊遥:仕留めた死体には目もくれず、再び振り返る。
雛菊遥:「……行きましょう」
玻璃上八里:周囲の警戒を続けつつ、立ちあがる。
神楽 和樹:「早いお手並みで」
神楽 和樹:杖をガンケースへ収め直して。
玻璃上八里:「うむ!改めてすごい速さだったなァ!」
玻璃上八里:「雛菊殿も。怪我は大丈夫かな?」
雛菊遥:「迅速な任務達成の為です。……大した負傷はありません」
玻璃上八里:そういう彼女の服は、いくつか血痕が滲んでいる。
玻璃上八里:「むむー……そうか。」
神楽 和樹:「まぁ負傷せずに終わらせることなんざ考えてないんだ」
神楽 和樹:「ただ。無茶はしようと無理はするな、とは言っておくよ」
雛菊遥:「……無茶でも、無理でも、やらなきゃいけないことはあります」
神楽 和樹:「ごもっとも」
玻璃上八里:「フ。とはいえ負担を補うためのチームだからなァ。」
玻璃上八里:「我々が役に立てそうな所は遠慮なく声をかけてほしいぞ!」
雛菊遥:「…………でも──いえ、はい」
雛菊遥:甘えてはいけない。ここでそう主張したところで、それこそ甘えだ。
雛菊遥:「……早く、行きましょう」
雛菊遥:早く、助けに。
GM:──その時だ。
ジェネシス9-1:『あー、あー』
ジェネシス9-1:『マイクテスト、マイクテスト。スレイヤーセルのみなさんこんにちは、お元気ですかー?』
GM:『聖堂』内に声が響き渡る。
GM:より正確には、方々に設置されたスピーカーからだ。
玻璃上八里:「……」スーツの内側より、金のカミ飛行機を取り出す。
雛菊遥:「……! 〝ジェネシス9-1〟、セルリーダーです」
玻璃上八里:「スレイヤーセルを乗っ取っていたという輩か」
GM:通信機越しのピンポイントな連絡ではない。施設全体に響き渡る大々的な告知は、
ジェネシス9-1:『〝私〟は何人か戻って来てくださーい。それから中央指令棟内の皆さんは武器弾薬の用意』
ジェネシス9-1:『ちょっと侵入者の人数が分からないのでー、知らない顔を見かけたら問答無用で抹殺をよろしくお願いしまーす』
ジェネシス9-1:『……えーと。それから、侵入者のみなさーん。あなた達は誘拐犯の家族みたいなポジションなので』
ジェネシス9-1:『〝娘の声を聞かせてくれ……!〟みたいに取り乱してくれたら、ちょっと嬉しいなあって思います』
ジェネシス9-1:『という訳でマイクを繋ぎますので、じっくりご静聴ください』
GM:ロイスの取得のみが可能です
玻璃上八里:ロイス!神楽殿へ!
神楽 和樹:雛菊さんへロイス、「有為/〇子供」。
雛菊遥:同行者 神楽和樹 ○連帯感/隔意 で
神楽 和樹:玻璃上さんにもロイスを。「〇信頼/ボリューム」
GM:ボリューム
玻璃上八里:ボリューム……
神楽 和樹:こちらは処理以上
雛菊遥:バトルアーマーをウェポンケースに収納して以上です
玻璃上八里:〈頼りになるなァ!〉神楽 和樹:〇連帯感/ちょっとだけ心配
玻璃上八里:ボルトライフルをウェポンケースに入れなおして以上です
マスターシーン
GM:『聖堂』中枢、指令棟。
GM:その祭壇の如き一室で、〝ジェネシス9-1〟は寝台の縁に腰掛け、マイクを手に笑顔を浮かべていた。
GM:何が楽しいのかと問われれば、特に楽しい訳ではないと答えるのかも知れない。
GM:だが、つい一瞬前まで『聖堂』内に声を響かせていた彼女は、ずっと上機嫌に目元を細めていて──
ジェネシス9-1:「さて、雪ちゃん雪ちゃん。喜んでください、あなたのお友達が来てくれましたよ」
ジェネシス9-1:と良いながら、寝台に固定された──そして多種のケーブル類に繋がれた少女の、
ジェネシス9-1:顔の横へとそのマイクを置いて、声を拾うようにした。
春日 雪:「………………」
春日 雪:ヒュウヒュウと、息が漏れる音がする。涸れて乾いた声帯は、震えはすれど声は作れず。
ジェネシス9-1:「んー……残念。そろそろ良い具合に壊れてきちゃったみたいです」
ジェネシス9-1:「お迎えの皆さんが来るまでに、さて雪ちゃんは人間としての機能をどこまで残していられるのでしょうか?」
ジェネシス9-1:「正解はCMの後。提供は私達、スレイヤーセルでお送りします──なんちゃって」
春日 雪:─だれが、こわれていると。唇はそんな言葉を紡ぐために震え、赤い瞳は"リーダー"を睨み付ける。
ジェネシス9-1:悪ふざけのような声音と共に、手がケーブル類の一つに伸びた。
春日 雪:「…………!」
ジェネシス9-1:痛覚遮断の為の薬液を注ぎ込む一本を、無造作に掴みながら、
ジェネシス9-1:「スレイヤーセル。全員、今日、この『聖堂』で死になさい」
ジェネシス9-1:「大丈夫。死は終焉ではありません。私と同化する為の道と考えてください」
ジェネシス9-1:「敵はUGN。何人いるのか、何十人か、何百人か、もう私達では把握しきれていませんが」
ジェネシス9-1:「なに。いつか殺す相手なのです。殺して、死んで、私になって、また殺して、死んで」
ジェネシス9-1:「一歩だって退かず、最期まで戦ってください」
春日 雪:"それ"が何を自分にもたらすのかを、知っている。覚悟もしている。慣れはしないけれど、耐えられる。
春日 雪:─そう、言い聞かせるように。ぎゅっと目を瞑って─。
ジェネシス9-1:「……UGNの皆さん。我々はスレイヤーセル」
ジェネシス9-1:「〝殺すもの〟です」
ジェネシス9-1:ケーブルが、引き抜かれる。
ジェネシス9-1:ぶつっ、と鈍い破断音が、かろうじてマイクに拾われた。
春日 雪:「ッ、あ゛」
春日 雪:乾いて変色した血で固まった口が、目一杯開かれて。奇妙な間が、一瞬。そして。
春日 雪:「あ゛、あ゛………あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーッ!?」
シーン2:聖堂深部
GM:全員登場!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:67->75)
雛菊遥:今回全体的に高めだなあ
玻璃上八里:玻璃上八里の侵蝕を4増加しました(侵蝕率:65->69)
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+7(1d10->7)(侵蝕率:55->62)
GM:──『聖堂』に悲痛な叫びが轟いた。
GM:周囲を埋める銃声が、ほんの一瞬だが緩む。誰もがその声に耳を奪われた。
GM:直ぐにも戦いの音は再開するだろう。
GM:だが、今の〝声〟が意味する所は、
鏑木 鵠:『──皆さん、無事ですか!』通信。あなた達の所有する端末から、銃声に混じって声が聞こえる。
神楽 和樹:「感度良好」
神楽 和樹:「いいお知らせではなさそうだな」
雛菊遥:「っぁ、雪……ちゃん……」表情は青ざめ、通信への反応もできず、立ち尽くしている
玻璃上八里:「うむ、開幕の突入はナントカなった。」
玻璃上八里:鹵獲したなけなしの装備で、集められた死体を焼いている。
鏑木 鵠:『突入成功はこちらかも目視できました。こちらからは悪い報せと酷い報せがあります』
鏑木 鵠:『悪い報せは、未だに戦況は膠着していること。直ぐにはあなた達へ増援を贈ることが出来ません』
玻璃上八里:「酷い報せも聞こうか。」
鏑木 鵠:『全ての敵兵は投稿を拒否。それどころか重傷を負った者の中には、躊躇鳴く自爆を選ぶ者も居ます』
鏑木 鵠:『おそらくはスレイヤーセルの本拠地守備隊、〝篤信部隊〟』
鏑木 鵠:『戦闘の際は十分な注意をお願いします』
玻璃上八里:「──了解だ。躊躇は要らんという訳だな」
雛菊遥:「……早く、行かなきゃ」
鏑木 鵠:『通信は以上。次の通信でオペレーターが変わってたりしたら、まぁその、察してください』
神楽 和樹:「まぁ待て待て」
鏑木 鵠:ぶつっ
雛菊遥:「早く、助けなきゃ……雪ちゃん……!」
神楽 和樹:通信の切れた端末をしまいこんで
雛菊遥:青ざめた顔のまま、前に進もうとして──
玻璃上八里:「……ウワーッ!大変だァ!」
玻璃上八里:どてーんと大げさにスッ転ぶ!
雛菊遥:「……っ!?」
神楽 和樹:「おっとっと」大仰に転んだ玻璃上に近寄って
神楽 和樹:「大丈夫? 骨とか無事? あと喉とか」
玻璃上八里:「うむ!喉のケアは可能な限り毎日欠かしていないからなァ!」
玻璃上八里:「それよりも──私はとんでもない事に気が付いてしまったのだ!」
神楽 和樹:「ほうほう」
玻璃上八里:「これから春日殿を助けに行くわけだが……」
玻璃上八里:「この装いでレディを迎えに行く場合ドレスコードは問題ないだろうか!!?」
雛菊遥:「…………え」
玻璃上八里:※血まみれの白スーツです。結構ボロボロ。
玻璃上八里:「雛菊殿は……春日殿から服装の好みは伺っていたりするのかな?」
雛菊遥:「何を……こんな時に……」
雛菊遥:困惑した表情。
玻璃上八里:「いいや?」「こんな時だからこそ、だ」
玻璃上八里:「これから君は春日殿を助けに行く訳だからな。」
玻璃上八里:「そんなしかめっ面を浮かべていては、助けてもらう春日殿も無理をしてしまうかもしれんぞ?」
雛菊遥:「……」
雛菊遥:言われて、そんな情景が簡単に思い浮かぶ。
雛菊遥:そんな彼女だから、ここまで助けたいと思ったのだから。
玻璃上八里:「フフ。ようやく眉間の皺が少し薄れてくれたか。」
雛菊遥:「……雪ちゃんとは、本当に少しの間しか会ってません」
雛菊遥:「だから、好きな服も、好きな食べ物も、知りません」
玻璃上八里:「なるほどなァ……」顎に手をやって。
玻璃上八里:「では──これから聞きに行くとしようか!」
玻璃上八里:「神楽殿もいい案が浮かんだら教えてくれると嬉しいぞォ!!」
雛菊遥:「……はい」
雛菊遥:「…………ありがとうございます」
玻璃上八里:ぐるんぐるんと肩を回し。
玻璃上八里:索敵用のカミ飛行機を投げた。
GM:──さて。
GM:あなた達は正面門の防衛ラインを突破し、『聖堂』の連絡通路内へ辿り着いた。
GM:この地形は、雛菊遥。あなたなら十分に理解していることだろう。
GM:だが、見知った空間と安堵していられるような、生ぬるい戦場ではない。
GM:既に敵は、あなた達を追って動き始めている。
・エンゲージ──司令棟1階 連絡通路 [HP/侵蝕/行動値]
・勝利条件:全PCのエンゲージ『イベントトリガー:聖堂深部』到達
・遮蔽壁は矢印方向から反対側への視界を遮る
『イベントトリガー:聖堂深部』
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
10m■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
『遮蔽壁(↓)』■■■■■■■■■■■■■■■■
├ 20m ┐
■■■■■■■■■■■■■■■■■
20m■■■■■■■■■■■■■■■■■20m
■■■■■■■■■■■■■■■■■
└ 10m ─ 『分岐路』 ─ 10m ┴『物資倉庫(到達時またはメジャーアクションで調達判定が可能)』
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 10m ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
雛 玻 神
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 60m ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
ジ
・PC
[雛菊 遥[23/75/3] 玻璃上 八里[7/69/13] 神楽 和樹[1/62/7]]
・エネミー
〝ジェネシス9-1〟[?/200/12]
GM:では。
ラウンド1
GM:セットアップ!
神楽 和樹:なし
玻璃上八里:ないぜ!
雛菊遥:【-250ms】加速装置+ヴァジュラ ラウンド中行動値+12 暴走 シーン中ブラックドッグのエフェクトの攻撃力+6
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+5した(侵蝕率:75->80)
GM:では、手番──の前に少しだけ説明だ。
GM:そこに『物資倉庫(到達時またはメジャーアクションで調達判定が可能)』なるものがある。
玻璃上八里:うむ!
GM:ここは読んで字の如く倉庫であり、なんらかの手段による移動でここへ辿り着いた時か、
GM:或いは物資倉庫の存在するエンゲージでメジャーアクションを消費することで調達判定を行うことができる。
GM:少しばかり寄り道をしたいというならそれも良かろう……ふふふ……
ジェネシス9-1:そして宣言忘れてましたがセットアップ無いです!
GM:と、いうことで
GM:行動値15、遥ちゃんの手番だ!
雛菊遥:えーっと、じゃあ、マイナーで物資倉庫まで移動して、調達判定行きます
GM:そうか……行動値15だと20m余裕で移動できてしまう……!
GM:では早速調達判定をどうぞだ
雛菊遥:目標はジュラルミンシールド 紡ぎの魔眼も使っちゃえ
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+1した(侵蝕率:80->81)
雛菊遥:6dx>=12
DoubleCross : (6R10[10]>=12) → 10[1,2,6,8,9,10]+9[9] → 19 → 成功
GM:くっ……あなたは勝手知ったる倉庫から使い慣れた形式のシールドを見つけることに成功した
玻璃上八里:いいぞォ!
雛菊遥:買えた! このまま装備できますか?
GM:装備は、えーと
雛菊遥:戦闘中の処理ならマイナーが必要ですかね
GM:マイナー、またはメジャーアクションを使用する、としましょう
GM:メジャーで装備できるのかは、普通やらないから書いてないけど出来ないってことは無いだろうし
雛菊遥:うーん、とりあえずここでは装備せず、全力移動で40m移動できるので、遮蔽壁まで移動します
GM:めっちゃ移動した……!
『イベントトリガー:聖堂深部』
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
10m■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
『遮蔽壁(↓)』雛■■■■■■■■■■■■■■■
├ 20m ┐
■■■■■■■■■■■■■■■■■
20m■■■■■■■■■■■■■■■■■20m
■■■■■■■■■■■■■■■■■
└ 10m ─ 『分岐路』 ─ 10m ┴『物資倉庫』
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 10m ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
玻 神
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 60m ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
ジ
・PC
[雛菊 遥[23/81/15](暴走) 玻璃上 八里[7/69/13] 神楽 和樹[1/62/7]]
・エネミー
〝ジェネシス9-1〟[?/200/12]
GM:では、次。行動値13、カミ!
玻璃上八里:ヨッシャア!
玻璃上八里:マイナーで戦闘移動!メジャーで全力移動して物資倉庫へ殴り込むぜ!
GM:よろしい、そして調達タイムというわけだな!
玻璃上八里:到達時調達品は……グレネードランチャーだ!!!
玻璃上八里:Bカードもぶち込んでダイス+2!判定行くぜッ!
玻璃上八里:4dx+3>=13
DoubleCross : (4R10+3[10]>=13) → 10[1,2,8,10]+3[3]+3 → 16 → 成功
GM:こいつら……やりおる
玻璃上八里:OK!取得してターンエンド!
GM:では、行動値12の〝ジェネシス9-1〟の手番だが、
GM:その前にイニシアチブで
ジェネシス9-1:《さらなる絶望》
『イベントトリガー:聖堂深部』
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
10m■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
『遮蔽壁(↓)』雛■■■■■■■■■■■■■■■
├ 20m ┐グ
■■■■■■■■■■■■■■■■■
20m■■■■■■■■■■■■■■■■■20m
■■■■■■■■■■■■■■■■■
└ 10m ─ 『分岐路』 ─ 10m ┴『物資倉庫』玻
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 10m ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
神
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 60m ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
ジ
・PC
[雛菊 遥[23/81/15](暴走) 玻璃上 八里[7/69/13] 神楽 和樹[1/62/7]]
・エネミー
〝ジェネシス9-1〟[?/200/12]
〝シスター・グロウル〟[?/120/5]
玻璃上八里:なっばっ新手!
GM:物資倉庫の上20mの地点に、エネミー〝シスター・グロウル〟を未行動で配置させてもらう。
ジェネシス9-1:そして手番はマイナー、戦闘移動で17m全身! 走るのやだからメジャーは何もしません!
GM:ということで行動値7,和樹さんの手番!
神楽 和樹:まずマイナー消費で12m移動。物資倉庫側へ
神楽 和樹:メジャー。《Cノイマン》《コントロールソート》
神楽 和樹:シスター・グロウルへ射撃攻撃
神楽 和樹:メジャー行動削除
GM:済まない、今回の場合は分岐路から2m右へ移動となると……壁に阻まれて視界が通らない!
神楽 和樹:承知
神楽 和樹:ならメジャーで全力移動、倉庫に入って調達を
神楽 和樹:調達はUGNボディアーマー
神楽 和樹:訂正。ホローポイント弾で
神楽 和樹:2dx>=10
DoubleCross : (2R10[10]>=10) → 8[3,8] → 8 → 失敗
神楽 和樹:使えるなら財産点2吐いて購入
GM:使えるとする!
神楽 和樹:OK。では以上です
『イベントトリガー:聖堂深部』
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
10m■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
『遮蔽壁(↓)』雛■■■■■■■■■■■■■■■
├ 20m ┐グ
■■■■■■■■■■■■■■■■■
20m■■■■■■■■■■■■■■■■■20m
■■■■■■■■■■■■■■■■■
└ 10m ─ 『分岐路』 ─ 10m ┴『物資倉庫』玻 神
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 53m ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
ジ
・PC
[雛菊 遥[23/81/15](暴走) 玻璃上 八里[7/69/13] 神楽 和樹[1/62/7]]
・エネミー
〝ジェネシス9-1〟[?/200/12]
〝シスター・グロウル〟[?/120/5]
GM:では、手番。行動値5、登場したばかりの〝シスター・グロウル〟の手番だ
〝シスター・グロウル〟:マイナーは……今回は無しだ
〝シスター・グロウル〟:メジャーアクション、
〝シスター・グロウル〟:《因果歪曲》4+《パラドックス》+《巨人の斧》4+《アームズリンク》4+《コンセントレイト:ブラックドッグ》4
〝シスター・グロウル〟:使用武器は射程20mのサブマシンガン。攻撃対象は最大5体。
玻璃上八里:ゲェーッ!!!
〝シスター・グロウル〟:ちょうどこの角からは双方に射線が通るということで、PC3人全てを対象にさせてもらう
〝シスター・グロウル〟:8dx7-1 命中判定
DoubleCross : (8R10-1[7]) → 10[2,2,5,6,7,7,10,10]+10[1,1,2,9]+10[10]+4[4]-1 → 33
GM:ということでリアクションをどうぞだ
神楽 和樹:ドッジ
雛菊遥:ドッジ!
玻璃上八里:ダメ元ドッジ!
神楽 和樹:3dx+1>=>=33
DoubleCross : (3R10+1[10]>=33) → 6[2,5,6]+1 → 7 → 失敗
雛菊遥:4dx+1>=33
DoubleCross : (4R10+1[10]>=33) → 4[1,1,3,4]+1 → 5 → 失敗
玻璃上八里:2dx>=33
DoubleCross : (2R10[10]>=33) → 10[6,10]+8[8] → 18 → 失敗
玻璃上八里:ちょっと頑張ったぞ!
GM:だが残念だったな……ダメージ
〝シスター・グロウル〟:4d10+20 装甲有効
DoubleCross : (4D10+20) → 33[8,10,9,6]+20 → 53
〝シスター・グロウル〟:出目が強かった
玻璃上八里:まあ死ぬよ!!!リザレクト!
雛菊遥:20減らしても死ぬ! リザレクト!
神楽 和樹:食らった時点で即死
玻璃上八里:玻璃上八里の侵蝕を5増加しました(侵蝕率:69->74)
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+7(1d10->7)(侵蝕率:62->69)
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:81->82)
玻璃上八里:HP5へ!
雛菊遥:HPは1!
GM:ざっくり演出!
雛菊遥:では!
雛菊遥:
雛菊遥:体内の生体電流を活性化。急がねばならないことに変わりはない。だが──
雛菊遥:「……神楽さん。あなたの言う通りでした」
神楽 和樹:「ん?」
玻璃上八里:「むむ?」
雛菊遥:「『無茶はしようと無理はするな』……わたしが無理しても、雪ちゃんは喜ばない」
雛菊遥:「わたしは、自分がどうなっても、雪ちゃんを助けようと思っていました」
雛菊遥:「でも、それじゃ駄目ってことですよね」
神楽 和樹:「まぁね。悲劇に酔うことは珍しくないが」
神楽 和樹:「いまそう思えるなら、君は立派だよ。ろくに知らない相手からの言葉を受け止めることが出来る」
神楽 和樹:ケースを担ぎ直し
神楽 和樹:「……やれるだけはサポートする。ただし、全て助けられるわけじゃない」
神楽 和樹:「そこは君が判断するんだ。一人でやれるか、頼るべきか」
神楽 和樹:「難しいことだけどね。俺も人のことは言えない身だから」
雛菊遥:「……本当に、難しいですね。わたしは、ずっと無理することしかしてこなかった」
雛菊遥:「だから、お二人を頼らせてもらいます。その分、わたしもお二人の力になります」
雛菊遥:「誰かに頼りきりになって、自分が無理をして返すのではなく、お互いに、少しずつ」
雛菊遥:「よろしく、お願いします」
雛菊遥:深々と頭を下げる
神楽 和樹:「ああ」口端を持ち上げ、笑い
神楽 和樹:「信頼してるよ」
玻璃上八里:「フハハーッ!カミも負けてはおれんなァ!」(任意の決めポーズ)
玻璃上八里:「君の見つけた道を歩み始めるまで──引き続き一緒に頑張らせてもらうぞォ!!!」
玻璃上八里:周囲の柱へ起爆用折り紙カブトガニを這わせつつ、(任意の決めポーズ)を決める!
雛菊遥:少しだけ口角を上げて、かすかにだが、久々に笑みを浮かべる。
雛菊遥:「では、先行して偵察してきます。ここに詳しいのはわたしです。『ここは』わたしの役割ですよね」
雛菊遥:そう行って、走り出す。ただ前へ行くのではなく、共に前へ進む為に。
ジェネシス9-1:『敵先頭集団、連絡通路に到達。〝シスター・グロウル〟、あなたの出番です』聖堂内に再び声が響く。
ジェネシス9-1:『たくさんの同胞がいなくなりました。……つまり今、あなたが幹部候補の筆頭です』
ジェネシス9-1:『射程に入ったもの全てを撃ちなさい。誤射の一切を私が赦します』
〝シスター・グロウル〟:「お任せをおおおぉおおおおおっ!!!」
〝シスター・グロウル〟:馬鹿げて大きな、そして甲高い叫び声が連絡通路内に響き渡った。
〝シスター・グロウル〟:通路が直角に曲がる、ちょうどその箇所。天井をブチ抜いて、それは廊下に立つや、
〝シスター・グロウル〟:「殺す! 我々はスレイヤー! 殺す者であるが故に!」
〝シスター・グロウル〟:「殺す事の他を何も知らぬ無垢なる子らの集いであるが故に!」
〝シスター・グロウル〟:両手に携えた軽機関銃──それが対オーヴァード用鉄鋼皮膜弾頭を、
〝シスター・グロウル〟:狙いなどろくに定めず、通路分の面積を満たせばそれで良いとばかりにばら蒔いた。
玻璃上八里:「ヌオワーッ!?早速来たァ!」
玻璃上八里:文字通りカミの様に体躯を引き千切られつつ、辛うじて通路側の部屋へ飛び込む!
神楽 和樹:いくらか弾丸に食い千切られながら、玻璃上に続く
雛菊遥:「ッが、ァ……!」遡行装甲すら貫く威力に、普段なら不要のリザレクトが発動する。
雛菊遥:「幹部候補……わたし達の、後任ですか……」
ジェネシス9-1:『そうですよ、遥ちゃん』何処かに集音器でも有るのだろう。何も変わらぬあの声が、あなたの名を呼ぶ。
ジェネシス9-1:『私はあなたにとっても期待してたのに、いなくなっちゃったのは残念だったなー』
雛菊遥:「申し訳ないとは思っています。あなたはわたしの親のようなものでしたから」
ジェネシス9-1:『雪ちゃんはあなたのお母さんじゃありませんよ。そのお連れさん二人も、あなたのお父さんとお母さんじゃない』
ジェネシス9-1:『あなたが他者に何を求めているのかは知りませんが、難しいんじゃないですか?』
雛菊遥:「もう、甘えるのはやめたんです。親離れさせてもらいます」
ジェネシス9-1:『ふふ。……〝対等の関係を結ぶ〟というのは……生まれてから一度だってしたことがないでしょう』
ジェネシス9-1:『遥ちゃんの成長を見るのは楽しみです。昔の仲間を殺しながら、何処まで来てくれるのでしょう』
〝シスター・グロウル〟:「逃げるな! お前ら全員、私が殺す! 外の連中も、地上の人間も、全てだ!」
GM:ここは〝スレイヤーセル〟の本拠地であるから、
GM:ここでは命の価値が、地上の数分の一も無い。
GM:クリンナップ! たぶん無いな!
神楽 和樹:なし
雛菊遥:行動値戻ります!
玻璃上八里:ないぜ!
GM:では続いて
ラウンド2
GM:またセットアップ!
神楽 和樹:なし
玻璃上八里:なァい!!!
雛菊遥:加速装置! 行動値+12
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+2した(侵蝕率:82->84)
GM:侵蝕が上がるねぇ……
ジェネシス9-1:《戦力増員》
ジェネシス9-1:シーン内の任意の箇所にトループを2ユニット呼び出します
玻璃上八里:ゲェー!!!
GM:なのでエンゲージは……こうかな
『イベントトリガー:聖堂深部』
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
10m■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
『遮蔽壁(↓)』雛■■■■■■■■■■■■■■■
├ 20m ┐グ
■■■■■■■■■■■■■■■■■
20m■■■■■■■■■■■■■■■■■20m
■■■■■■■■■■■■■■■■■
└ 10m ─ 『分岐路』 ─ 10m ┴『物資倉庫』玻 神
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 53m ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
①ジ②
・PC
[雛菊 遥[1/84/15](暴走) 玻璃上 八里[5/74/13] 神楽 和樹[7/69/7]]
・エネミー
〝ジェネシス9-1〟[?/200/12]
〝シスター・グロウル〟[?/120/5]
スレイヤーセル:篤信部隊1[?/80/13]
スレイヤーセル:篤信部隊2[?/80/13]
GM:──にわかに、連絡通路内が騒がしくなり始めた。
GM:銃弾を嵐の如く撒き散らす狂気はさておいて、もう一つ──いや、二つか。
GM:幾人かの、秩序立った気配が、あなた達が通過してきた後方から漂い始める。
スレイヤーセル:篤信部隊:「〝シスター・グロウル〟の射線には入るな」「ああ、分かっている」「あくまでも連中を追い込むだけだ、我々まで蜂の巣では笑い話にもならん」
スレイヤーセル:篤信部隊:「死ぬなら死ぬでいいが」「犬死にだけはごめんだな」
GM:手番、行動値15、遥ちゃん
雛菊遥:マイナーで戦闘移動、シスター・グロウルにエンゲージします
GM:そう来たか……やりおるわ
雛菊遥:【1/3c】コンセントレイト:ブラックドッグ+雷の槍+雷の剣 紡ぎの魔眼も使用 ダイス8 C値8 固定値4 攻撃力+17
雛菊遥:では、判定行きます
雛菊遥:8dx8+4
DoubleCross : (8R10+4[8]) → 10[2,2,4,5,5,5,6,8]+3[3]+4 → 17
雛菊遥:微妙……
玻璃上八里:ウヌーッ低い……!
〝シスター・グロウル〟:これならワンチャン……ドッジ!
〝シスター・グロウル〟:8dx>=17
DoubleCross : (8R10[10]>=17) → 7[1,1,2,3,4,4,7,7] → 7 → 失敗
〝シスター・グロウル〟:ちいいいっ!
雛菊遥:ではダメージ!
雛菊遥:2d10+17
DoubleCross : (2D10+17) → 8[2,6]+17 → 25
雛菊遥:ダイスが振るわなくなってきた
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+6した(侵蝕率:84->90)
〝シスター・グロウル〟:装甲も何も無く素通し! ……だが1撃では流石に終わらない!
GM:演出どうぞ!
雛菊遥:口元の血を拭い、足元に力を込める。
雛菊遥:思いを新たにしても、雛菊遥にできることは変わらない。
雛菊遥:ならば、できることの中で、やるべきことを取捨選択する。
雛菊遥:今は、一人の敵に注力する。
雛菊遥:行動は単純。ただ走る。たった20m、常人であっても数秒で踏破できる距離。
雛菊遥:先駆放電を放ち、空気を引き裂き、抵抗を限りなく低減して加速する。
〝シスター・グロウル〟:──もし、数秒あったなら。
〝シスター・グロウル〟:大仰な銃器を手放し、白兵戦にて対応することも可能であっただろう。
〝シスター・グロウル〟:だが、この時は。
雛菊遥:稲妻の最高速度は光速の1/3まで達する。
雛菊遥:それを肉体に乗せ、弾丸の如く、真っ直ぐに突進する。
〝シスター・グロウル〟:「〝リヴァイヴボルト〟! お前──」
雛菊遥:「ええ、わたしは〝リヴァイヴボルト〟。殺したところで、蘇る──雷です」
〝シスター・グロウル〟:衝突。──このセルでは珍しくない、機械化強化された兵士なのだろう。生身ではありえない金属音が鳴る。
雛菊遥:雷撃の速度の運動エネルギーを伴った肉体の激突の反動を、遡行装甲で消し去る。
〝シスター・グロウル〟:その馬鹿げた速度から放たれた一撃は、並みの人間どころか並みのオーヴァードでさえ、一撃で十分に命を奪い得る力を持つ。
〝シスター・グロウル〟:……踏み留まる! がん、と硬質の足音を踏み鳴らし、傾き掛けた体を支える!
〝シスター・グロウル〟:「──この、裏切り者がァッ!」
雛菊遥:「全くその通りですが──今更、そんな言葉では止まりませんよ」
〝シスター・グロウル〟:咆哮と共に、砕けた機械の体が火花を散らす。さながら怒気に呼応して、空気を燃やしているかのように。
GM:手番、行動値13、カミ!
玻璃上八里:ようし!
玻璃上八里:マイナー前にオートアクションでボルトライフルを装備!
玻璃上八里:マイナー!ボルトライフルを使用して射撃達成値に+5!
玻璃上八里:メジャー!!!コンセ3カスタマ3!の省エネ攻撃!/コンボ:金運招来ビーム
玻璃上八里:対象はシスター・グロウルだぜ!
〝シスター・グロウル〟:まさかの連続で攻撃に来たか……さあこい
玻璃上八里:10dx7+9 これで……いい筈!
DoubleCross : (10R10+9[7]) → 10[1,1,1,2,3,8,8,8,10,10]+10[4,5,6,9,10]+2[2,2]+9 → 31
玻璃上八里:良い感じだ!リアクションどうぞ!
〝シスター・グロウル〟:運がよければ……ドッジ!
〝シスター・グロウル〟:8dx>=31
DoubleCross : (8R10[10]>=31) → 10[5,5,6,6,7,9,10,10]+3[2,3] → 13 → 失敗
〝シスター・グロウル〟:運は悪くはなかった
玻璃上八里:では褒美のダメージタイム!!!
玻璃上八里:4d10+8
DoubleCross : (4D10+8) → 19[7,8,2,2]+8 → 27
玻璃上八里:まあ期待値!装甲有効です
〝シスター・グロウル〟:……累積ダメージ52……装甲が2だけでもあれば……!
〝シスター・グロウル〟:最大HP50,復活エフェクト無し……シスター・グロウル撃破!
玻璃上八里:オッシャア!!!侵蝕78へ!
〝シスター・グロウル〟:より正確に言うと、戦闘不能、か
GM:演出どうぞ!
玻璃上八里:スレイヤーセル。否応でも、以前に殴り込んだ時の事を思い起こす。
玻璃上八里:あの戦いを正しく覚えている者も、もう数える程しかいないのだろう。
玻璃上八里:だからこそ。
玻璃上八里:「──裏切り、かぁ。」『私』はムカついた。
玻璃上八里:「思えば最初からそうだったよな、ここの奴らは」
玻璃上八里:折りたたまれた銀の紙片を取り出し、手の上に開く。
玻璃上八里:「口では偉そうに『救い』を語り、この世全てを踏みにじらんとするありふれた獣の集まり。」
玻璃上八里:「最初からカミを裏切り続けているのは……そちらの方だろうに。」
玻璃上八里:イージーエフェクト:〈折り畳み〉
玻璃上八里:解除。
玻璃上八里:「『祝砲』をくれてやるよ。」
〝シスター・グロウル〟:「お前に何が分かるかぁああああっ!!!」怒号。先の突撃で体勢を崩しながらも、怒りのままに銃口を向ける。
玻璃上八里:「これ以上──」シュルシュルと腕に巻かれるは。
玻璃上八里:鈍く光る、細身の銀砲。
玻璃上八里:「君が見た最初の夢を、裏切れなくなる事をな」
玻璃上八里:光芒が奔る。紛い物の聖堂毎、貫くように。
〝シスター・グロウル〟:銃口と、一直線上に置かれていた眉間と。
〝シスター・グロウル〟:その二つが同時に、輝きに貫かれた。
〝シスター・グロウル〟:僅かに遅れて、焼けた傷口から滲み出す血液。ものも言わず〝シスター・グロウル〟は倒れ伏し、
〝シスター・グロウル〟:「……まだ、まだぁ……!」その額が床に触れた時には、傷は半ば塞がっていた。
〝シスター・グロウル〟:オーヴァードならば、一度や二度の致命傷では死にきれない。……無論、今この瞬間に立ち上がれるような力も無いだろうが。
〝シスター・グロウル〟:間を置けば、再び立ち上がることは、〝あなた達がそうできる程度には〟確実だろう。
玻璃上八里:「ふむ……」放ち終えた銀砲が、光熱に耐えきれず焼け落ちる。
玻璃上八里:「先に行くと良い、神楽殿」
神楽 和樹:「あいよ」
玻璃上八里:内ポケットより、追加のカミ鉄砲を取り出す。
『イベントトリガー:聖堂深部』
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
10m■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
『遮蔽壁(↓)』■■■■■■■■■■■■■■■
├ 20m ┐雛 グ
■■■■■■■■■■■■■■■■■
20m■■■■■■■■■■■■■■■■■20m
■■■■■■■■■■■■■■■■■
└ 10m ─ 『分岐路』 ─ 10m ┴『物資倉庫』玻 神
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 53m ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
①ジ②
・PC
[雛菊 遥[1/90/15](暴走) 玻璃上 八里[5/78/13] 神楽 和樹[7/69/7]]
・エネミー
〝ジェネシス9-1〟[?/200/12]
〝シスター・グロウル〟[戦闘不能/120/5]
スレイヤーセル:篤信部隊1[?/80/13]
スレイヤーセル:篤信部隊2[?/80/13]
GM:手番、行動値13の篤信部隊。1と2を同時に処理する。
スレイヤーセル:篤信部隊:マイナーアクション、どちらも《破壊の爪》。メジャーアクションでは全力移動し、36m前進して以上だ。
GM:そしてジェネシス9-1は
ジェネシス9-1:マイナーアクションで17m前進。メジャーは何もしません!
GM:ということで手番、行動値7の和樹さん!
神楽 和樹:了解
神楽 和樹:お待たせしました
神楽 和樹:マイナーで戦闘移動12m、メジャーで全力移動24m
GM:さあ来い!
GM:36m……全力移動加わると結構走るのう……
神楽 和樹:戦闘不能ならエンゲージは消失してる、かな
GM:そうですね、消失していると判断します
神楽 和樹:了解です。移動のみなので、描写はさっきの応答で済ませた形にしましょう
玻璃上八里:つまり移動距離減少も無し!
GM:ならば和樹さんの位置は遮蔽壁まで4mの地点……予想より早めに逃げられてしまったな
『イベントトリガー:聖堂深部』
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
10m■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
『遮蔽壁(↓)』■■■■■■■■■■■■■■■
├ 4m 神 16m ┐雛 グ
■■■■■■■■■■■■■■■■■
20m■■■■■■■■■■■■■■■■■20m
■■■■■■■■■■■■■■■■■
└ 10m ─ 『分岐路』 ─ 10m ┴『物資倉庫』玻
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 17m ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ① ② ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ 19m ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■
■■■■■■■■■ ジ ■■■■■■■■■
・PC
[雛菊 遥[1/90/15](暴走) 玻璃上 八里[5/78/13] 神楽 和樹[7/69/7]]
・エネミー
〝ジェネシス9-1〟[?/200/12]
〝シスター・グロウル〟[戦闘不能/120/5]
スレイヤーセル:篤信部隊1[?/80/13]
スレイヤーセル:篤信部隊2[?/80/13]
GM:ではクリンナップ! 遥ちゃんの行動値がたぶん戻るだけ!
ラウンド3
GM:という訳でセットアップ!
ジェネシス9-1:こちらの陣営はもう無い!
雛菊遥:加速装置 行動値+12 使わないと追い付かれる!
玻璃上八里:引き続きなし!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+2した(侵蝕率:90->92)
神楽 和樹:なし
GM:では手番はそのまま遥ちゃん!
雛菊遥:戦闘移動、全力移動で合計60m移動できるので、聖堂深部まで突っ走ります!
雛菊遥:移動だけなので、演出はなしで大丈夫です
雛菊遥:あ、全力移動で足りるので、マイナーでジュラルミンシールド装備しておきます
GM:すげえ速度だ……一足先に聖堂深部へ到達!
GM:むろん何か有ったら戻るのもそれはそれで構わない!
GM:では次の手番、行動値13のカミ!
玻璃上八里:ウオオ—ッ!私も似たような感じだな!
玻璃上八里:マイナー戦闘移動!メジャーで全力移動!合計54mを猛ダッシュで急ぐぞ!
玻璃上八里:以上!演出も無しでOKだ!
玻璃上八里:あ、よく見たら聖堂深部に到達してた!
GM:50mで届くな!
玻璃上八里:ではトリガーエリアに到達して以上だぜ!
GM:では行動値13,篤信部隊。
スレイヤーセル:篤信部隊:2部隊とも、戦闘移動と全力移動を合わせて47m移動する。
スレイヤーセル:篤信部隊:〝シスター・グロウル〟が戦闘不能になっている箇所へ。残念ながら復活エフェクトの類いを持っていないから復活はさせられないが……
GM:行動値12、ジェネシス9-1
ジェネシス9-1:マイナー戦闘移動で17m前進、メジャーは無し。あなた達の目標地点と同じ場所を目指すなら、あと59mほど歩く必要がありそうです、
GM:手番、行動値7,和樹さん
神楽 和樹:この状況だしな。同じくマイナーとメジャーで全移動、36mで聖堂深部へ
神楽 和樹:後ろで展開している部隊を一目確認し、そのまま走り抜ける
GM:よろしい、では全員が目標地点に到達した。即ちこの戦闘はあなた達の勝利だ。
GM:篤信部隊は30m後方、戦闘不能者を抱えている。〝ジェネシス9-1〟は59m後方だ。
GM:この距離のアドバンテージを考え、クライマックス戦闘において最初の1ラウンド目は、
GM:Eロイス《さらなる絶望》を使用不可と判断する。
GM:ロイス取得&、物資倉庫に辿り着いたのでもう1回調達が可能とする!
玻璃上八里:やったぜ!
雛菊遥:ありがたい
GM:そして事前にお伝えしますが、やはりEロイスはアホみたいな数になりそうです
玻璃上八里:なそ
玻璃上八里:にん
雛菊遥:安心と恐怖が同時に襲ってくる。心が二つある~
GM:〝ジェネシス9-1〟が1ユニットにつき必ず《悪夢の鏡像》と《変異する悪夢》を持ってるから……
玻璃上八里:ではロイスは保留!購入どうしようかな……
神楽 和樹:購入か…次がクライマックスなら、移動関連は二人に任せてシューターズジャケット買うか
玻璃上八里:防具もいいけど、武器を取り替えられない欲が辛かったからな……
玻璃上八里:分は悪いけど買うか!ウェポンケース!
雛菊遥:ロイスは保留。 購入……応急キットじゃ焼け石に水だし、ワンチャン簡易手術キット狙おうかな……
玻璃上八里:では雛菊殿の控えに回るぜ!
雛菊遥:Eロイスいっぱいなら紡ぎの魔眼ケチらなくていいし、使います!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+1した(侵蝕率:92->93)
雛菊遥:6dx>=18
DoubleCross : (6R10[10]>=18) → 10[1,2,3,5,7,10]+7[7] → 17 → 失敗
雛菊遥:財産点1点使って購入!
雛菊遥:まさかできるとは……
神楽 和樹:わぁい
玻璃上八里:すごいぜ!
雛菊遥:このまま使っちゃいます
雛菊遥:1+4d10
DoubleCross : (1+4D10) → 1+27[9,8,7,3] → 28
玻璃上八里:ではこのままウェポンケースに挑戦だ!ラストBカードも使用!
神楽 和樹:こちらはシューターズジャケット購入
雛菊遥:ぴったり全快!
玻璃上八里:4dx+3>=18
DoubleCross : (4R10+3[10]>=18) → 6[4,5,5,6]+3 → 9 → 失敗
神楽 和樹:2dx>=13
DoubleCross : (2R10[10]>=13) → 10[9,10]+4[4] → 14 → 成功
玻璃上八里:ヨシ!財産9点つぎ込んで購入!
神楽 和樹:買えた。装備します
玻璃上八里:装備変更!ボルトライフルと\ヘヴィマシンガン/をウェポンケースにしまい、
GM:OK!
玻璃上八里:グレネードランチャーを装備して以上となります。
雛菊遥:バトルアーマーをウェポンケースにしまって行動値を8にしておきます
神楽 和樹:ロイスは雛菊さんの感情変更。「〇信頼/子供」に
神楽 和樹:処理以上です
玻璃上八里:あ、感情変更忘れてた!!!
玻璃上八里:雛菊殿のロイスをP反転して以上だぜ!
雛菊遥:最初Nにしておけば反転できたが……初めから二人ともP! なので以上!
クライマックス:〝殺すもの〟
GM:やはり全員登場!
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+7(1d10->7)(侵蝕率:69->76)
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:93->100)
玻璃上八里:玻璃上八里の侵蝕を10増加しました(侵蝕率:78->88)
GM:『聖堂』深部、指令棟。
GM:支配者はいつの世も、高い所に陣取りたがるものだ。
GM:雛菊 遥の記憶と違わぬ構造の指令棟は、最奥に、上階へ向かう為の階段を備えている。
GM:エレベーターのようなものは無い。己が足で踏みしめて昇る工程をこそ重視する、儀式的なものだ。
GM:あなた達は今、上階の〝祭壇の間〟を目指し歩き続け──
〝ヴァーハナ〟:『あー、あー。聞こえるかな。地上からでは少々電波が遠い』
神楽 和樹:お、と端末を取り出して
神楽 和樹:「アロー。こちら突入班」
雛菊遥:「ヴァーハナさん。はい、きちんと聞こえていますよ」
玻璃上八里:「こちらはナントカ本拠地内部を侵攻しているぞ!」
〝ヴァーハナ〟:『そうかそうか。吉報をお届けしようと思う。外縁部で戦っている敵兵は、中央指令棟へ向かう様子は無い──と、数分前に報せが入った』
〝ヴァーハナ〟:『その挙動を見る限り、中央へ救援へ向かうより、UGNを中央へ近づけないことを目的とした戦闘行動に見える──とのことでね』
神楽 和樹:「ふぅん」思案
雛菊遥:「こちらの増援は見込めずとも、敵の増援もない、ということですね」
玻璃上八里:「道中のシスターにはとどめを刺す余裕はなかった。」
玻璃上八里:「こちらの数も割れていると見ていいだろうな。」
〝ヴァーハナ〟:『そうなるだろう。……ところで困ったのは、これが数分前の状況ということでね。今は分からない』
〝ヴァーハナ〟:『戦況が激化したのか、あなた達の他に通信を受けられる状況にある者がいないからだ』
神楽 和樹:「考えたくなかったな」
神楽 和樹:吐息混じり。
玻璃上八里:「鏑木殿が察してくれ、と言っていたのはそういう訳か……」
玻璃上八里:足止め用の起爆銀紙を階下へ撒きつつ、顎に手をやる。
〝ヴァーハナ〟:『まぁ、あの人は大丈夫だろう。なんとなれば聖堂から飛び降りればいいんだから』
〝ヴァーハナ〟:『飛び降りる暇もなかった場合は残念だが』と、余計なことを言い添えて
神楽 和樹:「聞かなかったことにしてやるよ」
神楽 和樹:「まぁ。こちらは“聖堂”、指令棟の“祭壇”直前だ」
神楽 和樹:「こっちももう少しすれば。通信してる余裕はなくなるだろうが……」
神楽 和樹:「吉報くらいは待っててくれ」
〝ヴァーハナ〟:『なるほど、その座標か。……ふむふむ、ならば通信の余裕が無くなったら、その通信機を敵側に投げつけてくれたまえ』
〝ヴァーハナ〟:『電波から座標を割り出し、その位置にコンテナを射出する。着弾地点に巻き込まれればオーヴァードでも一度は死ぬだろう』
〝ヴァーハナ〟:『懸念要素は幾つもあるが、その全てを検討していては時間が幾つ有っても足りない』
〝ヴァーハナ〟:『今は、その祭壇とやらにいる敵の撃破のみを考えてくれたまえ。通信終了』
神楽 和樹:「オーバー」
神楽 和樹:回線の切断。わずかに眼を伏せて、しかしすぐに顔を戻す
雛菊遥:「……不安要素はあってもやることは変わりませんね。敵を倒して、雪ちゃんを助ける」
雛菊遥:「みんなでなら、大丈夫です」
神楽 和樹:「そうそう。それでいい」
神楽 和樹:「……ところで」階段を上りながら。何かの世間話を始めるような気安さで口を開く
神楽 和樹:「雛菊ちゃんは──春日副支部長に、何か思うところでもあるのかい」
神楽 和樹:雪ちゃん、と言いかけた言葉を寸でで呑み込む
雛菊遥:「……雪ちゃんは、わたしとお友達になってくれたんです」
雛菊遥:「スレイヤーセルの目的の為に、雪ちゃんがジャーム化しては困る、ということでわたしに絆を結ぶ任務が下されました」
神楽 和樹:「最初は保険としての行動だったわけだ」
雛菊遥:「その時は、その任務の理由までは知らされていませんでしたが……はい、初めは任務の為でした」
雛菊遥:「でも、わたしは本当に、雪ちゃんのことをお友達だと思えるようになって、雪ちゃんもお友達だと言ってくれました」
雛菊遥:「わたしには、ずっとセルの理想しかありませんでした。だから、そんなものと関係なくできた、初めての、大切なお友達なんです」
雛菊遥:「セルを裏切った少し前のわたしには、雪ちゃんしかいませんでした」
雛菊遥:「お二人のおかげで、それだけじゃないと分かっても、雪ちゃんは一番大切なお友達です」
神楽 和樹:「……くくっ」わずかな、笑いをかみ殺す声
神楽 和樹:「君は頑固者だな。それも相当の」
雛菊遥:「? そうでしょうか? 多分、雪ちゃんには負けると思います」
神楽 和樹:「似たようなやつをもう一人知ってる。そう言うなら、似たもの同士集まってるのかもな」
神楽 和樹:呆れるような物言いで。しかしその顔は笑い、誰かを思い出すような
神楽 和樹:「まぁそれくらいがいいかもしれない。な、玻璃上さん」
玻璃上八里:「フ。そういう訳だなァ」
玻璃上八里:「独りでは曲げ辛い事なら、皆で考えたことをぶつけ合えばいい。」
玻璃上八里:「君の考え抜いた考えを、尊ぶとしようじゃないか」
玻璃上八里:応えるように、パチリとウィンクを返した。
GM:──最上階、祭壇の間。
GM:ステンドグラスからの光も眩い、穏やかな空間であった。
GM:ここには地上の争いの音も聞こえてこない。
GM:その部屋の中央に寝台が一つ置かれ、春日 雪が横たわり、
GM:その体から伸びるケーブル類は、〝異形〟と呼ばざるを得ないものに繋がっていた。
GM:〝異形〟──単純に形容すると、大量の人間の部品を、外見を気にせずにとにかく体積を増す為に繋ぎ合わせて、
GM:シルエットだけは四足歩行の巨大な肉食獣のようにしたもの、と言おうか。
GM:体表に、使われた部品の〝顔〟が、表情もなく張り付いている。
GM:その顔は間違い無く〝ジェネシス9-1〟のものであり──そうでありながら、〝異形〟と化していない個体もまた複数、その部屋に存在していた。
神楽 和樹:「祭事のウィッカーマンでもここまで悪趣味にしねーな。大した一品だ」
雛菊遥:「……っ、雪、ちゃん……」駆け出したい気持ちを抑える
ジェネシス9-1:「こんにちは。……とうとうここまで来てしまいましたねぇ」異形の一部になっていない、独立個体の複数の口が、同じ言葉を重ねて発した。
神楽 和樹:「来たさ。それが俺達の役目だ」
雛菊遥:「……雪ちゃんに、何を、しているんですか」
玻璃上八里:「さてさて」
ジェネシス9-1:「これが、この子の力ですよ」
ジェネシス9-1:「いえ……この子の力のほんの一部と呼びましょうか」
玻璃上八里:「さてさて」
玻璃上八里:「ここまでくると、先代のリーダーも若干可哀そうに思えて来るな」
ジェネシス9-1:「私の未完成の分体を、即座に〝ジャーム化し得るだけの侵蝕域〟まで力を引き出し繋ぎ合わせた」
ジェネシス9-1:「育つのを待つ時間が省けるというのは、本当に便利なものですねぇ」
神楽 和樹:「人間を植木の液体肥料みたいに言うんじゃねぇよ」
神楽 和樹:担がれていたウェポンケースを降ろす。
ジェネシス9-1:「いいじゃないですか、人間なんて」
ジェネシス9-1:「人間なんてどうでもいい。みんな死んでしまえばいい」
ジェネシス9-1:「少なくとも、今、地上に蔓延っている種類の人間ならば……ね」
雛菊遥:「それが、あなたの……いえ、わたし達が目指していた『世界の救済』、ということですか」
ジェネシス9-1:「ええ」
玻璃上八里:「全く持ってありふれた考えだなァ。次は魚類から文明を起こす気かい?」
玻璃上八里:道中で拝借していたグレネードランチャーを担ぎなおす。
ジェネシス9-1:「全ての人間を殺し、全ての人間が私になればいい。そうすれば世界からは一切の争いごとが無くなる」
ジェネシス9-1:「何せ、全員が私ですからね。争う必要も無く、ただ静かに──」
ジェネシス9-1:「〝マスターミショナリー〟という偉大なひとの記憶を共有して生きていき、死ぬことが出来る」
ジェネシス9-1:「遥ちゃんも、その一部になれるんですよ。二度と戦わなくていい平和な世界の構成パーツに。素敵でしょう?」
雛菊遥:「ああ……それは……」
雛菊遥:「──『そんな未来なんて、くそくらえです』」
ジェネシス9-1:「まるで、正義の味方みたいなことを言う」
雛菊遥:「いいえ。わたしは雪ちゃんとは違いますから」
雛菊遥:「でも、わたしにも分かることがあります」
雛菊遥:「たった一人で全てを決めても、そこには何も残らない」
雛菊遥:「自分とは違う考えの人が、自分を止めてくれる。諭してくれる。──絆を結んでくれる」
雛菊遥:「そんな余地のない救済なんて、わたしはいらない」
ジェネシス9-1:「……………………」
ジェネシス9-1:珍しく、両腕を組んで目を閉じ、神妙な顔をした。
ジェネシス9-1:複数個体の内の1体だけ、ではあるが。
ジェネシス9-1:他の個体が目を開き、いつものように笑っている中、腕組みをした個体が、
ジェネシス9-1:「……ううん。遥ちゃんには絶望が足りなかったんですね」と言った。
ジェネシス9-1:「他の誰かが傍にいる。何人も傍にいてくれる。それで満足できるなら、まだ遥ちゃんは絶望していない」
ジェネシス9-1:「世界を滅ぼすに値する絶望とは、決定的な喪失なのですから」
ジェネシス9-1:「世界はあの人を殺した、助けてくれなかった。あの人はもうこの世界にいない、ならば」
ジェネシス9-1:「こんな世界など滅んでしまえ」
ジェネシス9-1:「……と、言えるだけのね」
ジェネシス9-1:腕組みをした個体が、周りの全てと違う笑い方をした。
ジェネシス9-1:乾ききった、皮肉っぽい、何かを蹴り飛ばすような笑い方だった。
神楽 和樹:哀れな女だ、と思った。全てを理解できたわけではなく、そして相手もそれを求めているわけではないだろう
神楽 和樹:「『わたしは、あなたたちと、そして後に続く子孫と、契約を立てる。』」
神楽 和樹:「『わたしがあなたたちと契約を立てたならば、二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく、』」
神楽 和樹:「『洪水が起こって地を滅ぼすことも決してない。』」
神楽 和樹:「大した名前を名乗ってはいるが。生憎、俺達は箱船に乗ることはない」
ジェネシス9-1:「創世記9:9。私の名はもう少し上ですよ」
神楽 和樹:「知ってるさ。“もう終わった”ものをここで語る必要はない」
神楽 和樹:降ろされたケースを爪先で蹴りつけた。電子錠解放、蓋が開かれる
ジェネシス9-1:「いいえ、これから始まるのです。生めよ、増えよ、地に満ちよ」
ジェネシス9-1:「私は増え、私は地に満ちて、私は語り継ぐ」
ジェネシス9-1:「遠き世には聖書などという忌まわしきものはなく、神の概念もなく、」
ジェネシス9-1:「ただ一人、〝マスターミショナリー〟と呼ばれたひとだけが讃えられましょう」
神楽 和樹:まったく。雪ちゃんが止めてくれとあの時言ってくれたことに、助かったと言うほかない
神楽 和樹:この場にいるのがあの子であったら。どうなっていたことか
神楽 和樹:轟音。紫電を纏い浮き上がり、手の内へと収まった“杖”が吼えて
神楽 和樹:「──『これが、わたしと地上のすべて肉なるものとの間に立てた契約のしるしである』」
ジェネシス9-1:「ノアの子は3人。あなた達も3人」
ジェネシス9-1:「ちょうど良い。あなた達を殺しきれば、地に蔓延る血脈が変わるのやも知れません」
神楽 和樹:「ならこの一発を以て誓いを立てる」
神楽 和樹:「ここでお前達は終わりだと」
玻璃上八里:「──フ、フ」おくびともせず笑う。少しばかり愉しげに。
玻璃上八里:「では、私からは少しばかりの発破をかけてあげるとしよう」
玻璃上八里:風に舞うように、上着からはカミ細工が飛び出し始めている。
玻璃上八里:「"マスターミショナリー"を斃した相手は、もうご存知かな?」
ジェネシス9-1:「……ええ」
ジェネシス9-1:「4人。うち1人は既に死んでいる」
ジェネシス9-1:「3人ばかり生き残っていたとは知っていましたが……偶然とはあるものと言いますか……」
ジェネシス9-1:「不愉快なことだと言いますか……!」
玻璃上八里:「やぁ。『そういう事』になっているか」
ジェネシス9-1:「……?」
玻璃上八里:「まあ、私も寄ってたかって先代を斃した一人だがね。」
玻璃上八里:「その人数」「『5人』だって言ったら、君は驚いてくれるかな?」
玻璃上八里:赤い舌を出す。血の通った、人間の器官。
ジェネシス9-1:「〝そういうこともあるかも知れません〟と答えましょう、そして」
ジェネシス9-1:「同じことです、と続けます」
ジェネシス9-1:「あなたを殺す。……最後には世界の全てを殺し尽くす」
ジェネシス9-1:「私が把握していない誰かも、その過程の中で死ぬでしょうから」
玻璃上八里:「フフ、世界全てを殺すか。」
玻璃上八里:「であれば……君の『救済』は永遠に叶わないという、心優しい助言だけしておこう」
玻璃上八里:「最も」
玻璃上八里:「君の旅路は、どっちみちここで終わらせるが」
玻璃上八里:周囲へと舞い出す銀紙が、さらに数を増していく──!
ジェネシス9-1:「ご大層な口を利きますね、〝カミ〟」
ジェネシス9-1:「神の名を騙りながら、その実情を語ることには怯えますか」
ジェネシス9-1:「古来、神を名乗るものが自ら地に降りたって人の命を救ったことなど無いように」
ジェネシス9-1:「あなたの試みもまた、人の世界では無益なものとなる」
玻璃上八里:「いいじゃないか。少しくらいは『試す』ことを許しておくれ。」
玻璃上八里:「嘘だらけの聖堂に降り立つカミとして、これほどふさわしい『者』もおるまいに」
玻璃上八里:「早く言いたいことを言うといい、殉教したつもりでな。」
玻璃上八里:「私は聞き届けてやるよ」
ジェネシス9-1:「いいえ、もはや言うこともありませんでしょう」
ジェネシス9-1:「あなたは人間でいられなかっただけの生き物で、私は人間を殺すもの」
ジェネシス9-1:「私はあなたを、〝ついでのように〟葬って先へ進みます」
ジェネシス9-1:「さあ、雪ちゃん──力を貸してくださいね」
GM:春日 雪の体に繋がれたケーブル類から、その体躯に見合わぬ体積の液体が、ジャームの体へ流れ込む。
GM:異形のジャームはまるで少女のような悲鳴を体中の〝顔〟から上げた。
エンゲージ
・エネミー『拘束装置』が生存している間、春日 雪をNPC扱いとし、
〝メインプロセスの行動〟をGMが決定する。
春日 雪 『拘束装置』
〝ジェネシス9-1〟白兵 〝ジェネシス9-1〟RC 〝ジェネシス9-1〟支援
癒合巨大ジャーム
10m
雛菊 遥 玻璃上 八里 神楽 和樹
・PC
[雛菊 遥[28/81/15] 玻璃上 八里[5/69/13] 神楽 和樹[7/62/7] 春日 雪[1/80/4]]
・エネミー
〝ジェネシス9-1〟白兵[?/200/12]
〝ジェネシス9-1〟RC[?/200/12]
〝ジェネシス9-1〟支援[?/200/12]
癒合巨大ジャーム[?/120/3]
拘束装置[20/-/-]
GM:・NPCカード【〝ヴァーハナ〟支援砲撃】
セットアップで使用を宣言。クリンナップ時、指定した対象1体に100点のHPダメージを与える。
GM:では、戦いの始まりだ。
GM:その戦いは言葉のぶつけ合いから、すうっと流れるように移行した。
ラウンド1
GM:セットアップ!
ジェネシス9-1:エネミー側は……無し!
神楽 和樹:こちらなし
雛菊遥:【-250ms】加速装置+ヴァジュラ ラウンド中行動値+16 暴走 シーン中ブラックドッグのエフェクトの攻撃力+9
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+5した(侵蝕率:100->105)
GM:くっ、100越えてるから速度も火力も上がっている……!
雛菊遥:行動値24に!
玻璃上八里:では早速NPCカード宣言!
玻璃上八里:ヴァ—ハナ殿!クリンナップでコンテナ支援(物理)をお願いするぞ!
〝ヴァーハナ〟:いいだろう、標的は誰だい
玻璃上八里:うーん……悩むけどタフそうな巨大ジャームで!!!
〝ヴァーハナ〟:承った
GM:では、イニシアチブ順……行動値24の遥ちゃんの手番!
雛菊遥:マイナーで、ジェネシフト!
雛菊遥:2dで行きます
GM:そう来るか……よろしい!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+17(2d10->9,8)した
GM:ごっそり行ったな……
雛菊遥:予想以上に上がったが……メイン!
雛菊遥:じゃなくてメジャー:【200km/s】コンセントレイト:ブラックドッグ+雷の槍 紡ぎの魔眼使用 ダイス10 C値7 固定値4 攻撃力+17
雛菊遥:判定行きます
GM:対象は……誰だ!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+1した(侵蝕率:122->123)
雛菊遥:おっと、癒合巨大ジャームで!
GM:よろしい、来いやぁ!
雛菊遥:10dx7+4
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[1,1,2,7,7,7,7,9,10,10]+10[3,4,6,6,7,10,10]+10[9,10,10]+10[3,5,7]+10[8]+10[9]+6[6]+4 → 70
雛菊遥:すげえ回った……
GM:えっ
GM:こ、これは……
神楽 和樹:気合だね
癒合巨大ジャーム:さすがに回避は無理だな……ガード!
雛菊遥:ではダメージを
雛菊遥:8d10+17
DoubleCross : (8D10+17) → 52[9,5,8,9,4,7,6,4]+17 → 69
雛菊遥:ダメージダイスもいい感じ
癒合巨大ジャーム:ぐわああああぁ《赤河の支配者》ぁああああ!
癒合巨大ジャーム:装甲は10、ガード値は0……そして
癒合巨大ジャーム:69-(10+1d10+16)
癒合巨大ジャーム:10+1d10+16
DoubleCross : (10+1D10+16) → 10+3[3]+16 → 29
癒合巨大ジャーム:40点通し! 結構削ったがそれでも大きめのダメージ入ったな……!
GM:演出どうぞ!
雛菊遥:「──では、お二人共。先に行きます」
雛菊遥:友が待っている。共に行く人がいる。
玻璃上八里:「うむ!ブチ込んで来ォい!」
神楽 和樹:「バックアップさせてもらう」
雛菊遥:否が応にも、力が溢れてくる。
雛菊遥:体内に留まる筈の生体電流が、攻撃に転用する前から体表で火花を散らす。
癒合巨大ジャーム:人のような声で、ジャームが咆哮する。数十人分の甲高い悲鳴を束ねた叫び。
雛菊遥:まずは、あの醜い救済の化身を──
雛菊遥:「──ブチ込みます!」
癒合巨大ジャーム:人間の手足や顔が集まって強引に形を作られた顔面が、牙を剥き出しにしてあなた達の方へと歩み始める!
雛菊遥:空気が焼ける。音が弾ける。光が溢れる。
雛菊遥:全身全霊の雷撃。ただ、それを放つ。
雛菊遥:やることは変わらない。だが、今、この時ならば。
雛菊遥:その出力は──いや、雛菊遥は、今までで一番強い。
雛菊遥:祭壇全てを破壊しかねない程のエネルギーを、一点に集中させ、かつての理想を貫く!
癒合巨大ジャーム:──巨大な杭の如き雷撃が、ジャームの胴を焼き切って大穴を開けていた。
癒合巨大ジャーム:流れる血ばかりは人間と同じ色で、人間と同じ臭いだ。ならばこれだけの出血は十分に致命傷に──
ジェネシス9-1:「……ふふっ」
GM:春日 雪の体に繋がれたケーブル類の中を、多量の体液が駆け抜ける!
癒合巨大ジャーム:怪物の巨躯は新たな体液供給を受け、そして傷口の風穴の断面からは──人の手足が生えてくる!
癒合巨大ジャーム:その手足が互いに絡み合うようにして、傷口を強引に塞ごうとしているのだ。
癒合巨大ジャーム:その試みは出血を完全に塞ぐことは出来ないまでも、大幅に抑えることに成功する!
ジェネシス9-1:「さすが遥ちゃん。出力だけなら元々〝スレイヤーセル〟でも上位でしたからねー」
ジェネシス9-1:「……その使い道をもっと正しく分かっていれば、もっと強くしてあげられたのに」
雛菊遥:「ええ、わたしは間違っていました。もっと別の道を、これから探していきます」
ジェネシス9-1:「弱くなりますよ、きっと」
ジェネシス9-1:「捨てたくないものが出来るというのは、そういうことです」
雛菊遥:「幸い、教えてくれる人も、支えてくれる人もいます。──わたしは、一人じゃない」
GM:手番、行動値13、カミ!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+4した(侵蝕率:123->127)
玻璃上八里:フハハーッ!
玻璃上八里:マイナーでグレランを装備!
玻璃上八里:メジャー!コンセ3カスタマ3ギガンティックモード!/コンボ:金運招来ビーム
玻璃上八里:攻撃対象を範囲(選択)にして雪殿エンゲージ、雪殿以外全員を攻撃だァ!
玻璃上八里:11dx7+2 装備補正込み!
DoubleCross : (11R10+2[7]) → 10[1,1,3,3,3,4,4,6,7,9,10]+10[3,5,9]+4[4]+2 → 26
玻璃上八里:ちょっと低いぜ……(しょんぼり)
玻璃上八里:リアクションどうぞ!
GM:では、そうだな……
ジェネシス9-1:まずはRCタイプと支援タイプがドッジ判定!
ジェネシス9-1:7dx RCの方
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,3,5,5,6,8,10]+2[2] → 12
ジェネシス9-1:6dx 支援の方
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,3,3,5,7,10]+10[10]+4[4] → 24
ジェネシス9-1:惜しい……
ジェネシス9-1:そして白兵の奴は、ガードを宣言しつつ
玻璃上八里:こわいぜ……
雛菊遥:あっぶな
ジェネシス9-1:《イージスの盾》5+《軍神の守り》! 拘束装置を庇う!
ジェネシス9-1:5d10 イージスのガード値
DoubleCross : (5D10) → 19[3,7,3,5,1] → 19
癒合巨大ジャーム:こいつもガードだ、装甲10は変わらない
GM:そして!
ジェネシス9-1:RC型はオートアクションで《氷雪の守護》4+《吹雪の守護》!
ジェネシス9-1:範囲選択でHPダメージを-5d10するラウンド1回の必殺技だ!
ジェネシス9-1:5d10
DoubleCross : (5D10) → 26[1,5,5,10,5] → 26
癒合巨大ジャーム:《赤河の支配者》
癒合巨大ジャーム:1d10+16
DoubleCross : (1D10+16) → 3[3]+16 → 19
GM:では計算しよう
玻璃上八里:いい度胸だ!それならばこちらも奥の手を斬らざるを得まいッ!
GM:ダメージ算出直後エフェクトなのに先に使ったのはこう、大目に見てくれ! 纏めた方が楽だった!
玻璃上八里:大丈夫だぜ!まずは……雛菊殿ォ!
玻璃上八里:頼めるか?
雛菊遥:はい!
雛菊遥:ここで《爆雷撃》! ダメージロールに+3dをプレゼント!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+5した(侵蝕率:127->132)
玻璃上八里:更に──OR指定の墨谷 利江殿のロイスをタイタス化し、カラーロイス効果起動!
玻璃上八里:ダメージダイスを追加で+5dするぜ!
玻璃上八里:合計8D!頑張って回すぞォ!!!
玻璃上八里:3d10+8d10+9
DoubleCross : (3D10+8D10+9) → 17[4,9,4]+33[1,4,9,9,2,1,5,2]+9 → 59
玻璃上八里:ひくめ!!!!!
GM:そうなると、
GM:RCと支援は59-26で33ダメージを受けて生存
GM:白兵、[(59-19)*2]-26で、つまり80-26で55……これは死ぬ!
GM:拘束台は無傷だ、耐える
GM:癒合巨大ジャーム、59-(10+26+19)=4! 耐えるぜ!
玻璃上八里:最低限の仕事はできたか!侵蝕が7上がって95へ!
GM:これだけ重ねれば全員耐えると思ったが……おのれ! 演出どうぞ!
玻璃上八里:グレラン破壊!演出行きます!
玻璃上八里:「さーて。私も負けてはおれんなァ!」がしゃこん、とグレネードランチャーの装填を終える。
玻璃上八里:くしゃくしゃの銀紙が巻かれた軽い弾頭を構え。
玻璃上八里:「雛菊殿」「皆で戦う事で起こせる、『スゴイ事』を教えてあげよう。」
雛菊遥:「スゴイ事……ですか?」
玻璃上八里:「うむ!ある程度飛んだら、この弾を撃ち抜いておくれ。」
玻璃上八里:「見せてあげようじゃないか──」グッとトリガーを握り──
玻璃上八里:「スペシャルな連携ってやつをなァ!」発砲!!!
雛菊遥:連携……そう言えることを、今までしてきただろうか。
玻璃上八里:銀紙が巻かれたグレネードが……中空へすっぽ抜けていく。
雛菊遥:助けてもらって、ただ力を振るって、あるいは身を挺して返すだけだった。
雛菊遥:でも、今なら。
雛菊遥:「──はい!」
ジェネシス9-1:「無意味、無意味──意思統一の為に言語が必要になる、その隔たりが!」
ジェネシス9-1:「あなた達の限界だとまだ分からないのですか!」
雛菊遥:寄りかかるでもなく、捧げるでもなく、『仲間』と力を合わせる。
癒合巨大ジャーム:指揮個体の叫びに応じるように、巨躯が速度を上げる。その牙は今にも振り下ろされ、玻璃上 八里の身を捉えんと──!
雛菊遥:一条の雷撃。出力は先程のものとは比較にならない程に低い。だが──
玻璃上八里:「……さぁて。」玻璃上八里は動かない。
玻璃上八里:「今撃った弾頭は、実をいうと急ごしらえで作った代物なんだ。」
玻璃上八里:撃ち抜かれ、爆散したグレネード弾から。更に焦げ始めた銀紙が舞い出す。
玻璃上八里:「とはいえ、貴様らに教えてやれる教訓としては十分な物だろう」
玻璃上八里:ぺらり、と一枚の銀紙を取り出す。あらかじめ拵えてきた、ストックの一枚。
玻璃上八里:小さな弾頭に詰め込めるだけ詰め込んだ、その銀紙に書かれている文言は。
玻璃上八里:『超電導』。
玻璃上八里:「全てを捨てたやつは、強くなるんじゃない。」
玻璃上八里:「軽くなるのさ。カミの如くね」
玻璃上八里:畜電された銀紙が瞬く間に燃え尽きる。
玻璃上八里:では、残された『電気』は……何処へ行くのだろうか?
玻璃上八里:おっと、我々よりも丁度近くに『居た』ね。
玻璃上八里:
玻璃上八里:カ
玻璃上八里:ズッ
玻璃上八里: ド
玻璃上八里: ォ
玻璃上八里: ン
玻璃上八里: !!!
玻璃上八里:増幅帯電された──『カミの雷』がッ!
玻璃上八里:冒涜者たちを打ち据える!!!!
GM:それは連鎖的に発生する、さながら地雷原に機銃を撃ち込んだが如き雷鳴であった。
GM:幾つ、と数えるようなものではない。広範囲に雷の柱が立ち上り、攻撃せんと定めた範囲の全てを焼き払うのだ。
ジェネシス9-1:数十の同じ顔の群れ。その内の幾つかは、春日 雪を拘束する台の前に立ちはだかった。
ジェネシス9-1:防御態勢を整え──恐らくは特別に身体能力を強化された個体だろう、四肢は獣化して──だが、雷には抗いがたく黒い炭となった。
ジェネシス9-1:「──っ!」
ジェネシス9-1:また別の幾つかの個体は、耐久の水分を凍結させる。レネゲイドコントロール能力に特化した個体。
ジェネシス9-1:氷の壁は表面に雷鳴を走らせながらも、その一部をついに遮り、群れの6割以上は生き延びるに成功する。
ジェネシス9-1:巨体も同様。焼き切られた身体を再び生やし、流れる血こそ増えながらもまだ生き延びている……!
玻璃上八里:「フ、中々にしぶとい様だ。」
玻璃上八里:「少しは多様性の大事さも理解できているようだね」
ジェネシス9-1:「……その不遜が気に入らない」
雛菊遥:その破壊的な光景を前にして、目を丸くする。
ジェネシス9-1:「神の真似事をして空から見下ろそうとする、その気概が気に入らない!」
雛菊遥:これが、力を合わせるということか。
玻璃上八里:「フッフフ……」くるりと雛菊殿へ目を向けて。
玻璃上八里:「凄いだろう?私独りでは逆立ちしてもできず、君一人でも難しい攻撃だ。」
雛菊遥:「すごい……ですね。玻璃上さん。……いいえ、わたし達、って言っていいんですよね」
玻璃上八里:「ああ……私たちだからできる事さ!」
玻璃上八里:ひらり、と新たな折り紙の紙片を手に取る。
GM:手番、行動値7、ジェネシス9-1RC型
ジェネシス9-1:マイナーは無し。メジャー、《コンセントレイト:サラマンダー》5+《焦熱の弾丸》11
ジェネシス9-1:対象は誰にしようかなー……ここはランダムで!
ジェネシス9-1:1d3
DoubleCross : (1D3) → 2
ジェネシス9-1:PC2、カミ様が的のようです
神楽 和樹:挑発が効いている
ジェネシス9-1:9dx7 死ねえーっ命中判定!
DoubleCross : (9R10[7]) → 10[2,3,5,6,7,8,9,10,10]+10[4,5,9,9,10]+10[4,7,10]+10[4,8]+4[4] → 44
GM:挑発が効き過ぎたようだ
玻璃上八里:来いやぁ!!!(ダメ元回避します!!!)
玻璃上八里:3dx>=44
DoubleCross : (3R10[10]>=44) → 10[2,8,10]+9[9] → 19 → 失敗
玻璃上八里:フハハハーッ!まぁ無理!!!
ジェネシス9-1:5d10+13 ダメージ!
DoubleCross : (5D10+13) → 26[2,1,7,6,10]+13 → 39
玻璃上八里:死ぬぜ!何とまだリザレクトが効いちまうんだ!
玻璃上八里:玻璃上八里の侵蝕を5増加しました(侵蝕率:95->100)
玻璃上八里:ぴったりかぁ……HP5へ!
GM:では演出を……少し飛ばして行動値6、支援型の手番に行くぜ!
ジェネシス9-1:はーいっ、マイナーは無し! メジャーアクションはあなた達の見覚えのある奴でーす
ジェネシス9-1:《さらなる力》+《狂戦士》5+《導きの華》7+《流血の胞子》3+《中和剤》 対象はジェネシス9-1RC型だ
雛菊遥:こいつ……雪ちゃんの力を!
ジェネシス9-1:9dx+6 命中判定
DoubleCross : (9R10+6[10]) → 9[1,2,3,3,5,6,6,6,9]+6 → 15
玻璃上八里:や……野郎!
ジェネシス9-1:ガード!
ジェネシス9-1:これによりRC型はダイス+10、達成値+14、C値-1を得て再行動できるようになりました!
ジェネシス9-1:なので……RC型の手番もういっかい!
ジェネシス9-1:マイナー、戦闘移動で10m前進。PC達とエンゲージ
ジェネシス9-1:そしてメジャーアクションは《コンセントレイト:サラマンダー》5+《災厄の炎》3! 対象はPC全員!
ジェネシス9-1:19dx6+14 支援たくさん嬉しいな
DoubleCross : (19R10+14[6]) → 10[1,2,2,3,3,4,4,4,5,5,5,6,7,8,8,8,9,9,10]+10[3,4,5,7,8,8,10,10]+10[2,7,9,9,9]+10[4,5,5,9]+10[9]+10[9]+10[10]+3[3]+14 → 87
神楽 和樹:野郎、意外と手が広い
ジェネシス9-1:87の達成値で攻撃だ!
玻璃上八里:やらせるかよ~ッ!〈ミスディレクション〉!!!
雛菊遥:ヒエ~ッ
GM:おっ
玻璃上八里:対象を範囲(選択)から単体に変更して再選択しな!!!
GM:これは……どうなるんだ……!?
GM:Q&Aを見るに単体化が出来るらしい……やるな!
ジェネシス9-1:ならば一番元気そうな和樹さんを対象にしてやる……!
神楽 和樹:おのれぇい
神楽 和樹:せめてドッジ
玻璃上八里:フハハハーッ!(侵蝕105へ!)
神楽 和樹:3dx+1>=87
DoubleCross : (3R10+1[10]>=87) → 8[1,5,8]+1 → 9 → 失敗
神楽 和樹:無理無理
ジェネシス9-1:9d10+9 ダメージ!
DoubleCross : (9D10+9) → 61[3,10,8,3,9,5,7,9,7]+9 → 70
神楽 和樹:グワーッ、リザレクト!
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+4(1d10->4)(侵蝕率:76->80)
神楽 和樹:HP4。まだ元気
GM:まだまだ元気そうじゃねえか……!
ジェネシス9-1:──戦いの最中、群れの一部が指を拳銃のように構える。
ジェネシス9-1:「ばーんっ」と、戯れのような声。……しかし放たれるのは鋼ほどの強度を持った超高熱の弾丸!
ジェネシス9-1:十数人が同時に放つ熱弾は玻璃上 八里ひとりに集中──〝紙〟ならば燃やし尽くすという執念と敵意を込めた痛打!
雛菊遥:「玻璃上さん……!」咄嗟に庇おうとするが──
玻璃上八里:「グホォ!?」視えはしたが避け切れない!モロに弾丸を喰らう!
玻璃上八里:「……まだまだやれるぞ雛菊殿ォ!向こうもちっとは考えているようだなァ!」
玻璃上八里:炎熱に煽られる上着を脱ぎ捨て、ストックを護る!
ジェネシス9-1:「──まだまだ」と、残酷な笑みを浮かべたひとつの個体の顎を、
ジェネシス9-1:また別の個体が掴み、首を横へ向けさせた。
ジェネシス9-1:同じ顔をした二つの生き物が唇を重ねる。片方の舌が、口内に溜まった血を、もう片方の喉へ流し込む。
ジェネシス9-1:ごくん。
ジェネシス9-1:喉が鳴ると同時、〝飲まされた〟方のレネゲイドは驚異的な励起を遂げ──その個体は白兵戦の専門家と紛うばかりの速度であなた達の懐へ飛び込む!
雛菊遥:「っ……それは……!」
ジェネシス9-1:「ええ。あの子の力」
ジェネシス9-1:「私が、あの子を手元に置いた以上、欲しがらない道理は無いでしょう?」
ジェネシス9-1:遠くで、〝ジェネシス9-1〟がそう言っている
ジェネシス9-1:そしてあなた達の眼前に立った〝ジェネシス9-1〟の体から、
ジェネシス9-1:熱球が放出──急激に半径3m程までに膨れ上がり、球の中にあるものを焼き尽くす──!
玻璃上八里:「──おおっと、追加のアドバイスだ。」駆けて来る一名の足元に散らばるカミが。
玻璃上八里:「カミの摩擦力は意外と低いぞ?」急速に蠢く。
玻璃上八里:瞬間的に燃え尽きて行く中で、僅かでも『火炎の軌道』をずらす為に!
神楽 和樹:──こちらに回せという意は、どうやら届いたらしい
神楽 和樹:炎は三人ではなく、一人へと流れ込み。その体を炙り焼き尽くす
ジェネシス9-1:「──くっ!」
ジェネシス9-1:本来なら三者を共に焼き切るに足る一撃は、しかし床ごと〝ずらされ〟、
ジェネシス9-1:それでもかろうじて一人。炎の中に引きずり込む。
雛菊遥:「神楽さん……!」
ジェネシス9-1:その顔に笑みは無く、怒りと焦りの交ざったものが、牙を見せるように呻いて、
ジェネシス9-1:「大丈夫!」
ジェネシス9-1:後方に留まった個体が言う。
ジェネシス9-1:……それだけで、あなた達の近くに攻め込んだ個体は、また笑った。
GM:では、手番……行動値5、和樹さん!
神楽 和樹:了解。マイナーで《オリジン:レジェンド》、精神を使った判定の達成値+4
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+2(侵蝕率:80->82)
神楽 和樹:メジャーにて、《Cノイマン》《コントロールソート》《零距離射撃》。“杖術砲撃”
神楽 和樹:接近しているジェネシス9-1(RC)へ攻撃
GM:さあ来い!
神楽 和樹:10dx7+9
DoubleCross : (10R10+9[7]) → 10[1,2,3,3,3,4,5,9,9,10]+10[1,4,7]+10[9]+10[8]+1[1]+9 → 50
GM:全体的に出目がいいなぁ……!
ジェネシス9-1:いちおうドッジ!
ジェネシス9-1:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[2,2,4,5,7,8,10]+5[5] → 15
ジェネシス9-1:ええい!
ジェネシス9-1:ダメージ来いやぁ!
神楽 和樹:6d10+26 フンッ
DoubleCross : (6D10+26) → 34[1,8,4,6,5,10]+26 → 60
神楽 和樹:装甲有効
GM:HP満タンでも消し飛びますわね……
神楽 和樹:ではレッドテンペストのバックファイアを
神楽 和樹:4-1d10
DoubleCross : (4-1D10) → 4-8[8] → -4
神楽 和樹:ぐおー、リザレクトします
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+1(1d10->1)(侵蝕率:82->83)
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+6(侵蝕率:83->89)
神楽 和樹:こいつ今回全然上がらんな…演出を
神楽 和樹:炎が舞い、聖堂の天へと届かんとするほどに高く燃え上がる。
神楽 和樹:笑い声が響く。同じ顔。同じ女。同じ声。その中に
“綴”:「──かかか」
神楽 和樹:別の声が混じった
“綴”:「撃て」
神楽 和樹:炎の中/鋼鉄が延びる/銃口は笑う女の顔に/引き金(かちり)
神楽 和樹:轟音と共に弾丸は、目の前にいた一人へと飛び込んだ
ジェネシス9-1:どごっ
ジェネシス9-1:頭が弾け飛ぶ。……至近距離からの、対物ライフルさえ比較にならぬ銃撃だ。
神楽 和樹:「……」上着を脱ぎ、倒れた女を見下ろす
ジェネシス9-1:首無しの骸は後方に倒れていく。〝その個体〟が起き上がることはない。
ジェネシス9-1:そして後方で別の個体が、
ジェネシス9-1:「中々にやりますね。……でも、ええ」
ジェネシス9-1:「その調子であと何人殺せば終わりか、あなたに先は見えていますか?」
神楽 和樹:先ほど談笑していた軽薄な男の顔には何も浮かばない。壊れた一人を見届けて
神楽 和樹:「さぁね」
ジェネシス9-1:「あなた達のしていることは、この戦いと同じです」
ジェネシス9-1:「あなた達が世界の守護者たらんとしたところで、世界はそんな安寧を望んでいないのでしょう」
ジェネシス9-1:「何度でも、何度でも、誰かが立ち上がる。世界を滅ぼそうとする。あのひとのように、私のように!」
ジェネシス9-1:「……だからもう諦めましょう?」
神楽 和樹:「……」
神楽 和樹:「諦めないやつがいる」
神楽 和樹:「無理筋な話を信じて。いまどうしてもできなかったとしても」
神楽 和樹:「残したものがなし得るだろうと信じてるやつがいる」
神楽 和樹:吐息
神楽 和樹:「それに寄り添うと決めた。その先が終わりであったとしても、最後まで、別れることが決まっていても」
神楽 和樹:「俺はこの道を選んで進む。生憎──」
神楽 和樹:「その手の途中下車は、もう何度も聞いたんでな」
神楽 和樹:「終わりじゃねぇんだろ。ほら──」
神楽 和樹:「来やがれ。全員並んで、大穴空けてやる」
ジェネシス9-1:「……いいでしょう。ならばこの戦いを続けましょう」
ジェネシス9-1:「少しいらついてきました。あなた達は普通に殺すだけでは満足できないですから」
GM:手番、行動値4、春日 雪。けれどもここでは待機してもらおう
春日 雪:なるほど…了解です。
GM:おわかりですね
GM:という訳で、行動値3。癒合巨大ジャームの手番だ
癒合巨大ジャーム:マイナーは無し。その場に居座る
癒合巨大ジャーム:そしてメジャー、《滅びの一矢》+《ブラッドバーン》+《血の宴》 ナイフ相当品を武器として用いた射撃攻撃!
癒合巨大ジャーム:対象は範囲選択なので……やはりPC3人ともだ!
玻璃上八里:なっばっコンセ抜きだと!?
GM:コンセなどもありあまる能力値の前には無力よ!
玻璃上八里:これは斬るべきかな……ラストになってほしい〈ミスディレクション〉!
癒合巨大ジャーム:ええい……ならばもう一回和樹さんを殴ってやる!
玻璃上八里:もう一丁対象を単体化してもらうぜ!
玻璃上八里:侵蝕110へ!
神楽 和樹:大人気~
癒合巨大ジャーム:25dx くらえやぁ!
DoubleCross : (25R10[10]) → 10[1,2,2,2,2,4,4,5,5,5,6,6,6,7,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,10]+2[2] → 12
癒合巨大ジャーム:コンセって大事ですね
神楽 和樹:せめて8ならだいぶ伸びたっぽい
神楽 和樹:ドッジ!
神楽 和樹:4dx+1>=12
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 9[3,5,7,9]+1 → 10 → 失敗
神楽 和樹:Oh、惜しい
GM:惜しい
玻璃上八里:おっしい!!!
雛菊遥:惜しい……!
癒合巨大ジャーム:2d10+22 ダメージ
DoubleCross : (2D10+22) → 17[8,9]+22 → 39
神楽 和樹:1だから食らった時点でリザレクト!
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+9(1d10->9)(侵蝕率:89->98)
GM:まだリザ圏内かよタフガイめ!!!
神楽 和樹:遂に怪しくなってきたぞ
GM:演出飛ばして待機中の雪ちゃんの手番! マイナーとメジャーの行動はGMが支配させてもらう!
GM:と言ってもマイナーのやる事は無いがな! メジャーで《さらなる力》+《狂戦士》3+《導きの華》5+《流血の胞子》1+《中和剤》のコンボを、癒合巨大ジャームに使ってもらおう!
春日 雪:ヤー!では一応判定を!侵蝕80として……
春日 雪:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[4,6,7,10]+6[6]+1 → 17
癒合巨大ジャーム:無論、ガードする!
春日 雪:では以下の効果が発動!
春日 雪:邪毒を与え、BSを治療し、未行動にし、次の判定のCR-1、ダイス+6、達成値+10!
癒合巨大ジャーム:ありがたいのう……ありがたいのう……
春日 雪:ギギギ……
GM:そして侵蝕18は自腹で持ってもらうぜへっへっへ……
春日 雪:わあい(わあい) 侵蝕98へ!
神楽 和樹:雪ちゃーん
雛菊遥:おのれーっ!
癒合巨大ジャーム:という訳で手番ふたたび! やることは同じ、マイナーは無し!
癒合巨大ジャーム:メジャー、《滅びの一矢》+《ブラッドバーン》+《血の宴》、対象はPC3人!
癒合巨大ジャーム:25dx 命中判定
DoubleCross : (25R10[10]) → 10[1,2,2,4,4,4,4,5,5,6,6,7,7,7,8,8,8,9,9,9,9,10,10,10,10]+10[4,5,6,10]+5[5] → 25
玻璃上八里:ウヌーッ!これは我慢した方が良かったか!
癒合巨大ジャーム:見たか! コンセを必要としない能力値の暴力というものを!
玻璃上八里:泣き言言っても始まらァん!ダメ元ドッジャ!!!
神楽 和樹:ドッジ再び
神楽 和樹:4dx+1>=25
DoubleCross : (4R10+1[10]>=25) → 10[2,4,6,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗
神楽 和樹:一手遅かったな…
雛菊遥:ガード!
玻璃上八里:4dx>=25
DoubleCross : (4R10[10]>=25) → 8[2,5,7,8] → 8 → 失敗
玻璃上八里:ダメダメ!!!
癒合巨大ジャーム:3d10+22 装甲有効ダメージ!
DoubleCross : (3D10+22) → 24[8,7,9]+22 → 46
神楽 和樹:リザレクト!
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+1(1d10->1)(侵蝕率:98->99)
神楽 和樹:まだ最後じゃなかった
雛菊遥:装甲15 ガード値6 軽減5で計26 20ダメージでHP8残ります
GM:まだ耐えるかこの人
GM:この子もこれで耐えるか!
玻璃上八里:死ぬ!マスターミショナリ—へ遺志/〇憐憫でロイス取得して即復活!
GM:この怪物共め……!
雛菊遥:あ、失礼!オートでバトルアーマー装備します!
雛菊遥:行動値も5下がります
GM:おっと、巨大ジャームのエフェクト使用分でのHP消費7×2回の14を忘れていたので書いておこう、累積ダメージ58!
癒合巨大ジャーム:──巨躯が、血を流している。肉片を溢している。
癒合巨大ジャーム:壊れた体は歪に修復され、更に醜悪な形へ変形していく。
癒合巨大ジャーム:その、壊れた身体の一部を──怪物は無造作に前脚で掴んだ。……前脚の指は奇妙に人間のような形をしている。
癒合巨大ジャーム:「ぁあぁぁあぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁ────」
癒合巨大ジャーム:悲鳴にも似た叫び声──投擲!
癒合巨大ジャーム:人の手足──数キログラムの肉と骨の塊が、何十単位であなた達へと投げつけられる!
神楽 和樹:さながら榴弾、否。陣地から飛ぶ砲弾の雨か
神楽 和樹:血臭に満ちた血肉の打撃。直接的な暴力故に防ぐのは厳しく、全身を打たれて蹈鞴を踏む
玻璃上八里:「うおッ──と!」追加で投げたカミ手裏剣を起爆し、辛うじて軌道を逸らす!
ジェネシス9-1:「──さあ雪ちゃん。あなたの可能性を見せる時間ですよ」
癒合巨大ジャーム:怪物の体は大きく損壊している。
癒合巨大ジャーム:投げられるものは投げ尽くした。これ以上は無事の我が身を引き千切り弾丸とする他はあるまい、が。
春日 雪:─誰かが戦っている。そんな音が聞こえて、僅かに動く首を、そちらに向けて。
春日 雪:─視界は霞んでいる。声も聴き取れはしない。それでも。聞き覚えのある声が─以前から親しんだ声がひとつ。つい最近増えた、新しい「おともだち」の声がひとつ。
春日 雪:─聞き間違い様の無い、明るく激しく、けれど優しい声がひとつ。
春日 雪:─その、声がする方へ。僅かに動く首を、貌を向けて。
春日 雪:「…………ぁ」
春日 雪:浮かべた微笑は、しかし。
春日 雪:「ぁ゛……お、ぁ……ぉ゛ッ!?」
春日 雪:臓腑が掻き回され、胎内から何かが吸い上げられる。無論、実際に細切れにされているわけではないが。
春日 雪:無理矢理に、心と体がヒトの形を留めていられる許容範囲ギリギリの出力で。仲間に与える時には、意識の内外でセーブされているそれが。
春日 雪:聖堂に張り巡らされたケーブルを駆け巡り、そして─。
癒合巨大ジャーム:怪物へと、吸い上げられる。
癒合巨大ジャーム:異形の肉体は活性化し、もはや人の形ばかりではなく、より先へと進んだもの──人のような形状をしながら、もっと長く細く細やかに動く部位を生やし、
癒合巨大ジャーム:その手が掴んだものは、聖堂の床だ。
癒合巨大ジャーム:固いコンクリートを、綿か何かのように毟り取り──再びの投擲、瓦礫片の暴風雨!
神楽 和樹:積み上がる瓦礫の中に埋もれ、姿が消える。
神楽 和樹:その中から、立ち上がった。金色の髪は血と埃に塗れ、それでも男は笑って立つ
神楽 和樹:「どうした。まだ死んでねぇぞ」
玻璃上八里:今度こそモロに質量弾を食らい、血を吐く──が。
玻璃上八里:「……なんだァ」不敵に微笑む。
玻璃上八里:内臓はひしゃげ、辛うじて吹き飛ばされなかっただけだ。それでも。
玻璃上八里:「もう少し気合を入れて来いよ」カミは立ち続ける。
玻璃上八里:「頑張って逸らしていた私が阿保みたいではないか」
雛菊遥:遡行装甲、展開。事象否定。衝撃棄却。──相殺未完了。完全になかったことにはできない。
雛菊遥:それでも、これが彼女の力を受けたものだというのなら、倒れる訳にはいかない。
雛菊遥:小さな二本の足で踏ん張って、立ち続ける。
雛菊遥:「大丈夫……です。これくらい、何てこと、ありませんから」
ジェネシス9-1:「……ふふ、ふふふ
ジェネシス9-1:「ふふふふふ……あは、ははははははっ!」
ジェネシス9-1:はっきりと、声を上げて笑った。
GM:その直後であった。
GM:〝祭壇の間〟の屋根を突き破り飛来したコンテナが、異形の怪物の頭部を叩き潰したのは。
GM:遠く1万m以上離れた地上よりの、〝ヴァーハナ〟の支援砲撃であった。
ジェネシス9-1:その衝撃音を背景に、〝ジェネシス9-1〟は笑い続けて、
ジェネシス9-1:「……よもやこの程度だと思いますか?」
ジェネシス9-1:「私の! いいえ──あの人の生み出したスレイヤーセルが、決戦兵器と定めたものが!」
ジェネシス9-1:「たかがこの程度の力しか持たないと!?」
GM:クリンナップ。NPCカード〝ヴァーハナ〟の効果が適用され、癒合巨大ジャームは100点のHPダメージを受ける。
GM:最大HPは150。累計158ダメージ、本来なら撃破となるが
癒合巨大ジャーム:E《不滅の妄執》 HP1で復活する。
GM:不滅の妄執の効果は皆知っているだろうが簡単に説明すると、戦闘不能時に死亡を回復する常時効果だ。
GM:このセッションにおいて、このEロイスを解除する条件は、
GM:春日 雪を繋ぎ止める『拘束台』の破壊とする。
癒合巨大ジャーム:──頭部を潰された怪物は、だが、倒れない。
癒合巨大ジャーム:砕かれた頭部はそのままだ。代わりに──
癒合巨大ジャーム:前脚の付け根からひとつずつ、別な頭部が生えた。
癒合巨大ジャーム:生まれたばかりの首は、しかし直ぐにも目を開け、左右不均等の眼球であなた達を睨み据える。
玻璃上八里:「要するに……栄養供給源が繋がっているわけだ。」
玻璃上八里:幾本ものケーブルと、その『供給源』へ視線を移す。
神楽 和樹:「先手を任せる。頼んだ」
雛菊遥:「……『この程度』で、動じるとでも思いますか」
雛菊遥:「やることは変わりません」
玻璃上八里:「フ。任せておくがいいさァ」
GM:クリンナップ処理。エネミー側は他には無い。
雛菊遥:行動値が3に!
GM:では
ラウンド2
GM:セットアッププロセスだが──急に変な話をすると、
玻璃上八里:うむ?
GM:どうもセットアッププロセスには、特にEロイスを使わなくてもキャラクターのシーンインが出来るらしいぞ。
雛菊遥:なっ
玻璃上八里:そうらしいなァ!追加登場時の基本ルールだったか。
神楽 和樹:来たな
GM:シーンインを宣言。〝ジェネシス9-1〟と〝シスター・グロウル〟を、エネミー2体と同一エンゲージへ。
玻璃上八里:フハハハハーッ!まあ来るよなァ!!!
エンゲージ
・エネミー『拘束装置』が生存している間、春日 雪をNPC扱いとし、
〝メインプロセスの行動〟をGMが決定する。
春日 雪 『拘束装置』
〝ジェネシス9-1〟 〝ジェネシス9-1〟支援
〝シスター・グロウル〟 癒合巨大ジャーム
10m
雛菊 遥 玻璃上 八里 神楽 和樹
・PC
[雛菊 遥[8/132/3] 玻璃上 八里[11/110/13] 神楽 和樹[1/99/7] 春日 雪[1/98/4]]
・エネミー
〝ジェネシス9-1〟支援[-33/200/12]
癒合巨大ジャーム[1/120/3]
拘束装置[20/-/-]
〝ジェネシス9-1〟[?/200/12]
〝シスター・グロウル〟[1/120/5]
GM:そしてセットアップ!
雛菊遥:加速装置! 行動値+16
玻璃上八里:セットアップは無し!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+2した(侵蝕率:132->134)
神楽 和樹:セットアップはなし!
GM:ではイニシアチブだが
ジェネシス9-1:通常型が《ブリッツクリーク》、癒合巨大ジャームを即座に行動させる。
癒合巨大ジャーム:マイナーアクションは無し。
玻璃上八里:ゲェ———ッ!!!!!
癒合巨大ジャーム:メジャーアクション、Eロイス《餓えの淵》+《餓鬼の晩餐》+《傲慢な理想》 対象はシスター・グロウルと支援型ジェネシス9-1!
癒合巨大ジャーム:対象とした2ユニットの同意を得て、対象を体内に取り込む。
癒合巨大ジャーム:1体につき全ての判定に2のダイスボーナスと、最大・現在HPを+50。つまりダイス増加4のHP100増加だ。
GM:──戦いの渦中、天井に穿たれた大穴から飛び降りてきたものがある。
〝シスター・グロウル〟:「は……はぁっ……!」
〝シスター・グロウル〟:下階層であなた達と戦い倒れた〝シスター・グロウル〟──と、〝ジェネシス9-1〟が1個体である。
〝シスター・グロウル〟:「すいませ……遅く、なりましたっ……」
神楽 和樹:「追いついてきたか」がちん。銃身の機構を一部切り替え
ジェネシス9-1:「……あら。どうも〝こっぴどく〟やられたようですね」
ジェネシス9-1:「その状態で戦えますか?」
玻璃上八里:「フ、そっちも随分タフな様だ。」
〝シスター・グロウル〟:「…………」声も上げずに頷く。
ジェネシス9-1:「ダメみたいですね」
ジェネシス9-1:「〝シスター・グロウル〟、今このセルで唯一、私の前に跪く者」
ジェネシス9-1:「あなたはまだ、世界の全てを殺したいと願っていますか?」
〝シスター・グロウル〟:「……はい」
〝シスター・グロウル〟:「私は、この世界が憎い」
〝シスター・グロウル〟:「神というものがいるのなら、世界を作ったことも、作りだして救わないことも、」
〝シスター・グロウル〟:「人間というものを生み出して世界に蔓延らせたことも、何もかもが憎い──っ!!!」
〝シスター・グロウル〟:血の塊と共に吐き出した声。
雛菊遥:「……」もしかしたら、自分もああなっていたのかもしれない。
GM:──怪物の二つの頭が、口を開いた。
ジェネシス9-1:「よろしい。〝シスター・グロウル〟、あなたはもっとも私に近い存在でした」
癒合巨大ジャーム:牙が、突き立てられた。
癒合巨大ジャーム:〝シスター・グロウル〟と──それから〝ジェネシス9-1〟の、天井から訪れた1個体を除く全てに。
癒合巨大ジャーム:二つの頭から突き出た舌が細分化、それぞれ〝別の頭部〟として機能し、彼女達の喉に喰い付いたのだ。
〝シスター・グロウル〟:「あ──」始めに驚愕と戸惑い。それから歓びの笑みを浮かべて、
GM:その全ては、怪物の腹の中へと引きずり込まれた。
癒合巨大ジャーム:ごくん
癒合巨大ジャーム:喉が一度、大きな音を鳴らした。
玻璃上八里:「……」ため息。
雛菊遥:「……そこまで、憎いですか」驚きはない。
ジェネシス9-1:「ええ、とっても」
ジェネシス9-1:「私には本来、マスターエージェントを自称する程の力なんてない。けれどね」
ジェネシス9-1:「私にはこの憎悪と、数があります」
雛菊遥:「…………少しだけ、自己嫌悪です」
雛菊遥:「あなたのようにならなくてよかったと、安心してしまいました」
ジェネシス9-1:「ふふ。これから遥ちゃんも、私になるんですよ」
雛菊遥:ジェネシス9-1のロイスのN感情を悔悟から憐憫に
ジェネシス9-1:「私は〝ジェネシス9-1〟、私は〝マスターミショナリー〟」
ジェネシス9-1:「私が世界を塗り潰すまで、この憎悪が静まる日は来ない……!」
GM:手番、行動値19、雛菊 遥
雛菊遥:マイナーで前進して敵陣にエンゲージ
雛菊遥:メジャー:【1/3c】コンセントレイト:ブラックドッグ+雷の槍+雷の剣 紡ぎの魔眼も使用 ダイス11 C値7 固定値4 攻撃力+22
雛菊遥:対象は拘束装置!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+1した(侵蝕率:134->135)
GM:よろしい……拘束装置はガード値0のガードでリアクション固定!
雛菊遥:判定行きます!
雛菊遥:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[1,1,2,3,4,7,7,8,9,9,10]+10[1,4,4,5,9,9]+5[1,5]+4 → 29
雛菊遥:そこそこ
GM:残念なことに……カバー役や割り込みは残っていない!
雛菊遥:ではダメージ!
雛菊遥:3d10+22
DoubleCross : (3D10+22) → 13[2,7,4]+22 → 35
GM:……最大HP20、拘束装置を撃破だ。
癒合巨大ジャーム:──大量の血肉を得た怪物は、更に肥大化する。
癒合巨大ジャーム:その体長は10mを優に越えようとし、四肢は巨木の如くに太く、そうでありながら肉食獣の柔軟さを備えている。
癒合巨大ジャーム:おおよそ地上に生きる生物として必要な性能を、全て、必要以上に搭載した怪物が、
癒合巨大ジャーム:たった一つ持たない言葉の代わり、『聖堂』全てを震わせるような咆哮を上げた。
雛菊遥:その憎悪を、受け止めることはできない。
雛菊遥:打ち砕くのも……後回しだ。
雛菊遥:向かうべき場所は、初めから変わらない。ここまで来るのに随分遠回りした気がするが……
雛菊遥:「──もう、止まりませんよ」
雛菊遥:真っ直ぐに、走り出した。
癒合巨大ジャーム:迎撃の為に振り上げられる前脚。備わった爪が伸びる。
癒合巨大ジャーム:たちまち、雛菊 遥の体より長い刃と化して──振り下ろされる!
雛菊遥:遡行装甲──解除。
雛菊遥:肉体の状態を回帰し、負荷を消す為のものだが、実際の速度も僅かに影響を受ける。
雛菊遥:一瞬の加速。
雛菊遥:「ぐ……ぉ、ッぁ──」
ジェネシス9-1:「──!」
ジェネシス9-1:「止めろ!」
雛菊遥:全身の細胞が焼き尽くされる。最早リザレクトできる侵蝕域でもない。
癒合巨大ジャーム:〝主〟の声音の違いに反応したか、怪物は尚も爪を振るう。二度、三度、先にも増して苛烈に迅速に!
雛菊遥:だが、遅い。
雛菊遥:たとえ全ての生命の力を統合しようと、雷には追いつけない。
雛菊遥:生まれ変わった雛菊遥(リヴァイヴボルト)は、止まらない。
雛菊遥:「──雪ちゃん!」
雛菊遥:横たわる、『お友達』に手を伸ばす。
春日 雪:「────」
雛菊遥:『ごめんなさい』『わたしのせいで』──そんなことは言わないと決めていた。
雛菊遥:『助けにきました』『もう大丈夫です』──そんな言葉をかけようと思っていた。
雛菊遥:けれど、今、彼女を前にして、それ以前に考えたことなど意味を成さなかった。
春日 雪:涸れた喉が、空気を震わせることはない。けれど、呼ぶべき名、応えるべき言葉は。
雛菊遥:「──会いたかった、会いたかったよ、雪ちゃん……!」
雛菊遥:ケーブルを、力任せに引きちぎる。
春日 雪:─はい。はるかちゃんを。はるかちゃんたちを。
春日 雪:─しんじて、よかった。
癒合巨大ジャーム:四度目。〝友人〟達の頭上へ振り下ろされる爪──!
春日 雪:「ッ、────!」
春日 雪:見開いた目の瞳孔が収縮し、身体が痙攣する。
春日 雪:─体内に残った異物。そこから伸びる、もうどこにも繋がらないケーブルは、そのままだけど。
春日 雪:「─はるか、ちゃん。うえ……!」
春日 雪:なんとか、そんな警告の言葉だけは。
雛菊遥:バ ヂ ィ !
雛菊遥:振り返りもせず、雷撃を放つ。
雛菊遥:「大丈夫……ですよー。ふふっ、雪ちゃんは、心配性ですねー」
雛菊遥:もういつ以来かも忘れるくらいに久々に、柔らかな笑みを浮かべた。
癒合巨大ジャーム:振り下ろされた爪は雷撃に阻まれ、表情無き怪物は、だが。
癒合巨大ジャーム:己が力が失われていく事に、困惑であろうか、喉奥でうなり声を発するに留まった。
ジェネシス9-1:「……私を殺そうとするのではなく」
ジェネシス9-1:「その死にかけの子を。自分の足で立つことさえままならない春日 雪を救いますか」
雛菊遥:「──ええ、私はあなたとは違いますから」
ジェネシス9-1:「そう……あなたはもう、兵士ではないのですね」
GM:──枷は壊された。
GM:ならば春日 雪。あなたには、
GM:戦う権利と自由がある。
PC4:〝リトル・ミストレス〟 春日 雪(キャラシート)PL:しんごろ
PC4:春日 雪
シナリオロイス:〝日常〟
これまで、あまりに多くのことが有った。
これからもたくさんの出来事が、あなたの身の回りに起こるだろう。
明日も、その先も、日常は続いていくのだ。続いていかねばならない。
ならば勝ち取れ。生きて帰ればあなたの勝ちだ。
GM:手番、行動値13、カミ!
玻璃上八里:殺るぜェーーーッ!!!
玻璃上八里:マイナー前にオートアクションでボルトライフル装備!
玻璃上八里:マイナー!ボルライ使用して命中達成値に+5!
玻璃上八里:メジャー!コンセ3カスタマ4クリスタライズ4ギガンティックモード!!!/コンボ:金運招来ビーム
玻璃上八里:対象は……巨大ジャームとジェネシス9−1:真波 シュウカ!
GM:良かろう……来い!
玻璃上八里:13dx7+9 フルパワーだドン!!!
DoubleCross : (13R10+9[7]) → 10[2,3,5,5,5,6,7,7,8,9,9,10,10]+10[1,4,7,7,7,8,9]+10[4,4,7,9,9]+10[3,5,7]+10[10]+5[5]+9 → 64
GM:くっ……
癒合巨大ジャーム:ガード!
ジェネシス9-1:ドッジ!
ジェネシス9-1:7dx>=64
DoubleCross : (7R10[10]>=64) → 10[1,4,6,7,8,9,10]+5[5] → 15 → 失敗
GM:ちくしょうめ!
雛菊遥:爆雷撃! +3d
玻璃上八里:よォし!ダメージャ!
GM:あっ
GM:そうだった……
GM:それがあるんだ……
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+5した(侵蝕率:135->140)
玻璃上八里:7d10+3d10+8+12 エフェクト補正込み!
DoubleCross : (7D10+3D10+8+12) → 36[4,10,6,4,7,2,3]+13[1,7,5]+8+12 → 69
GM:でっかいなぁ……!
玻璃上八里:装甲無視だァ!侵蝕121へ!
癒合巨大ジャーム:《赤河の支配者》8!
癒合巨大ジャーム:1d10+16
DoubleCross : (1D10+16) → 7[7]+16 → 23
癒合巨大ジャーム:46通し……残HP55!
ジェネシス9-1:こっちは……
玻璃上八里:どきどき
ジェネシス9-1:《刹那の勝機》! さすがに切らねば死ぬ!
玻璃上八里:チィ—ッ!粘りおる!
ジェネシス9-1:HPダメージをゼロにする120%エフェクト……ノイマン特権使わせてもらうぜ!
GM:演出どうぞ!
玻璃上八里:「スゥー……」息を吸い、緩やかに手を握る。
玻璃上八里:ストックしておいたカミの大半は燃え尽きた。ばら撒いてきたカミ細工も流石に底が尽きてきた。
玻璃上八里:……ならば、これから作ればいい。
玻璃上八里:「ジェネシス9-1……真波シュウカ、と言ったか。」
ジェネシス9-1:「……ええ。その名で呼ばれることも殆どありませんが」
玻璃上八里:……思い出せ。
玻璃上八里:コンテナと共に粉々に砕けた通信機を眺め、口を開ける。
玻璃上八里:「意地悪は止めだ。さっきの答えを言うとしよう」
玻璃上八里:「マスターミショナリ—を倒した時。あの場には5人のオーヴァードが居た。」
玻璃上八里:「まず私。玻璃上八里」指を折る。
玻璃上八里:「熊埜御堂奈津比古殿。」折る。
玻璃上八里:「極楽極殿。」折る。
玻璃上八里:(……本当の名前かもわからないが。)
玻璃上八里:「蛍塚閃殿。」折る。四本。
玻璃上八里:「……そして。石刀自由」折った指は、拳を成した。
玻璃上八里:「君の思い描く『救済』が決して叶わないと言い切れる理由は、彼にある」
玻璃上八里:「何故ならば」「彼は生きており、同時にこの世界にはもう存在していないからだ」
ジェネシス9-1:「訳のわからないことを──」
ジェネシス9-1:拳銃を構えた。
玻璃上八里:「この世界を殺しつくすだけでは、彼へ手が届くことは生涯ないよ。」
ジェネシス9-1:この個体に、特別な能力は無い。
ジェネシス9-1:だが、銃器を構える姿は様になっているし、狙いは正確にぶれない。
玻璃上八里:「"マスターミショナリ—"へとどめを刺し」思い出せ。
玻璃上八里:「彼の死に様を焼き付けたまま世界から追い出され」あの『夢』を。
玻璃上八里:「何処かで『生きている』彼がいる限りなァ」あの時に──できていた事を!
玻璃上八里:手を開く。
玻璃上八里:果たしてその手には──折りたたまれた銀の折り紙が一枚。
玻璃上八里:「奴の真似をするのも腹立たしいが……独りよがりの救いをくれてやるとしよう。」
玻璃上八里:「────蟲毒の正義よォ!!!」
玻璃上八里:中空へ放り上げた一枚の折り紙が、本来の形へ戻り始める。
ジェネシス9-1:「世迷い言を!」
ジェネシス9-1:それは、世界から切り離された事項だ。
玻璃上八里:大きく──なお大きく!
ジェネシス9-1:誰も知るはずもない。おとぎ話より尚、現実味の無い法螺話。
ジェネシス9-1:真波シュウカの語る言葉は──彼女の視点からすれば〝現実〟なのだ。
ジェネシス9-1:故に。絵空事を語るあなたとは相容れない──引き金!
ジェネシス9-1:対オーヴァード徹甲拳銃弾。
玻璃上八里:スポンと収まる形で、大きな人体の指を模したカミ細工が天井の穴へと嵌まった。
玻璃上八里:「果てへ往きし大馬鹿者よ!今一度示すがいい!!!」
玻璃上八里:「そのつまらぬ末路をなァァァァァア!!!!!!!!!!」
雛菊遥:電撃が走る。
玻璃上八里:──周囲を光が包み込んだ。
雛菊遥:仲間が全力を出せるように、その銃弾を空中で打ち落とす。
玻璃上八里:妄想にとらわれた光は、傲慢に貫く者を『選ぶ』。
雛菊遥:「行ってください、玻璃上さん……!」
玻璃上八里:『借詞浄儀(ジャッジメント)』
雛菊遥:「ブチかまして──!」
玻璃上八里:「──天戸爆砕(イワトブラスト)ォォォオオオ!!!」
玻璃上八里:心底ムカついた対象のみを痛めつける──欲望の光が!
玻璃上八里:最期の狂信者と彼女の被造物を焼き尽くすッ!
ジェネシス9-1:「──!」
ジェネシス9-1:光に呑まれる刹那──その個体は、
ジェネシス9-1:これまでの死を恐れぬあらゆる個体とは異なり、〝必死に床へ転げるように〟逃れんとした。
ジェネシス9-1:それでも本来なら。その光を避けることなど叶わなかっただろう。
ジェネシス9-1:悪運と、生き汚さとが五分。
ジェネシス9-1:そこには、先の雷撃で焼き焦がされた〝ジェネシス9-1〟の骸が、折り重なるように倒れていた。
ジェネシス9-1:「っ、く!」
ジェネシス9-1:己が骸の背後に、飛び込むように身を隠す。……戦いを得手とせぬその体は、両肩で大きく息をつき、
癒合巨大ジャーム:そして異形の怪物は、多種の声で泣き叫ぶ。男の声も女の声も、ひとでないものの声も混ざり合った悍ましい旋律で。
癒合巨大ジャーム:その身は大きくえぐり取られた。再生は──始まっているが、遅い。
癒合巨大ジャーム:もはや外部からの〝給餌〟は無いのだ。
玻璃上八里:「チ、真似事ではこの程度が限界か。」
玻璃上八里:「手間を取らせてしまいそうだ、神楽殿」
GM:手番、行動値12、ジェネシス9-1──待機する。
GM:故に手番は行動値5,神楽 和樹となる。
神楽 和樹:OK。マイナーで戦闘移動、前方の集団へエンゲージ
神楽 和樹:メジャーにて《Cノイマン》《コントロールソート》《零距離射撃》
神楽 和樹:対象は……巨大ジャーム
神楽 和樹:11dx7+9
DoubleCross : (11R10+9[7]) → 10[1,2,2,5,7,8,8,8,9,10,10]+10[1,2,2,4,8,10,10]+6[1,6,6]+9 → 35
癒合巨大ジャーム:耐えればいいのだよ……ガード!
神楽 和樹:ふぅむ……
神楽 和樹:春日雪のロイスをS指定、昇華。ダメージロールに+5Dします
GM:なにぃーっ!?
神楽 和樹:改めて!
神楽 和樹:4d10+26+5d10
DoubleCross : (4D10+26+5D10) → 27[4,9,4,10]+26+20[1,7,3,3,6] → 73
神楽 和樹:軽減次第!
癒合巨大ジャーム:だ、大丈夫……《赤河の支配者》8は無敵の防御……装甲も10有る……!
癒合巨大ジャーム:10+1d10+16
DoubleCross : (10+1D10+16) → 10+10[10]+16 → 36
神楽 和樹:うっわ硬ぇ
春日 雪:ぐわーッ
癒合巨大ジャーム:73-36=37……残りHP18! 耐えたぞオラァ!
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+6(侵蝕率:99->105)
玻璃上八里:オノレ—ッ!!!
神楽 和樹:そしてバックファイア…まぁ1なので即死ですね
神楽 和樹:ジェネシス9-1にロイスを結んでタイタス昇華、蘇生
GM:12……これでバックファイアじゃ死ななくなったということか……
GM:手番、行動値4、春日 雪!
春日 雪:は。マイナーなし、メジャーで同エンゲージ内の和樹さんに…攻撃!
春日 雪:組み合わせは《流血の胞子/中和剤/さらなる力/狂戦士/導きの華》、効果は再行動、達成値ブーストとクリティカル低下!
春日 雪:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[1,1,6,10]+5[5]+1 → 16
春日 雪:ほんと無駄に回るのナンデ。ともあれ和樹さん、リアクションを選択願います。
神楽 和樹:ガードします
春日 雪:は。では、効果は下記のとおりです。
春日 雪:邪毒を与え、BSを治療し、未行動にし、次の判定のCR-1、ダイス+8、達成値+12
GM:めちゃくちゃ性能上がるな……!
春日 雪:(このメジャーアクションで侵蝕が100以上になり、和樹さんの行動時点で効果が上がるため、上昇後の数字を提示しています)
春日 雪:侵蝕は116へ!
春日 雪:こちらのメジャーは以上、和樹さんにパス!
神楽 和樹:続けて行動!
GM:では、神楽 和樹の再行動!
神楽 和樹:マイナーにて《ポルターガイスト》、杖を粉砕してエピック効果で無効化。攻撃力+26
神楽 和樹:“呪文螺旋”《Cノイマン》《コントロールソート》《零距離射撃》。巨大ジャームを狙う
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+4(侵蝕率:105->109)
神楽 和樹:21dx6+23
DoubleCross : (21R10+23[6]) → 10[1,1,2,2,2,4,4,4,5,5,5,5,5,6,6,8,8,9,10,10,10]+10[1,3,5,5,5,7,10,10]+10[4,5,7]+10[8]+2[2]+23 → 65
GM:壮観や
癒合巨大ジャーム:耐えれば……耐えればいい! ガード!
神楽 和樹:ウオーッ
神楽 和樹:7d10+52
DoubleCross : (7D10+52) → 47[4,4,8,6,7,9,9]+52 → 99
神楽 和樹:惜しい
癒合巨大ジャーム:赤河の支配者……いいや……
癒合巨大ジャーム:かりに1d10で10が出たとしても先ほどと同じ36軽減に留まる……
癒合巨大ジャーム:残りHP18……故に
癒合巨大ジャーム:撃破! 復活エフェクトも……無い!
神楽 和樹:では演出
神楽 和樹:玻璃上の言葉へわずかに頷き。男が駆ける
神楽 和樹:異形の眼がこちらを見据えた。止まりはしない。スライディングの要領で足下をくぐり抜け、
神楽 和樹:装甲めいた体表へ銃口を押し付け、轟音。──反動で体が軋む。痛みを隠して歯を食いしばり、
癒合巨大ジャーム:「きぃいいぃいいいぃいぃぃぃぃぃ──」軋みのような悲鳴! その銃弾は確かに怪物の肉を穿つ──が!
癒合巨大ジャーム:だが、まだ足りない! あまりに巨躯! 弾丸が貫通し切らないのだ!
癒合巨大ジャーム:体表の無数の顔が、目が、あなたを睨む。
癒合巨大ジャーム:「ぎいいいぃいぃいぃぃいっ!!!」耳障りな叫びと共に、高々と爪が振りかぶられる──!
春日 雪:「……いえ。そこまで、です」
春日 雪:己の血肉を分け与えた─分け与えさせられた─、いわば「子」とも呼ぶべきソレに語り掛ける声は。優しげですらあって。
春日 雪:「なぜならば。……あなたの、あなたたちの"終わり"が」
春日 雪:「ここに、います」
春日 雪:異物が埋め込まれたままの体は、ろくに動きはしない。駆け寄ってきた青年に、抱きつくことはおろか、触れることすらできず。
春日 雪:─けれど。開かれたままの腹腔から。前進を朱に染めた血から。匂い立つように溢れるものを─。
春日 雪:─人を人の枷から解き放つものを。人の領域に留め置いたまま振るわせる程度に、押さえ込むことならば。
春日 雪:「……和樹さん」
春日 雪:故に。触れ合うことは適わずとも。
春日 雪:「お願いします」
春日 雪:繋ぐことは、できる。
神楽 和樹:──男は振り返らない。ただ、血まみれて。襤褸切れのようなジャケットの背を向けたまま
神楽 和樹:浮かべた笑顔を見せずに。空いた左手を突き出して、親指を立てた
神楽 和樹:「scribere」
神楽 和樹:誓約の言葉/起動/銃身を走る光は脈打ち/鋼の躯が解かれる。
神楽 和樹:宙を舞う欠片が組み代わり/編み上げる/“杖”の姿を変えてゆく。
神楽 和樹:その手に掴まれたものは、銃ではなく、身の丈に近い一本の杖。
神楽 和樹:物語られる魔法使いの持つ樫の木ではない、冷たく輝く機甲の色を持つ“魔術師の杖”。
“綴”:「巡り/満ちて/高まれ」
神楽 和樹:「“元素(エフェクトス)”」
神楽 和樹:「“天火(セレスティア)”」
神楽 和樹:「“魔器(ディアボルス)”」
神楽 和樹:グリップを兼ねるフレームから外装の拡張/展開/先端にて高速回転する方陣=詠唱される呪文群=ソプラノのように響く高音
神楽 和樹:紫電が奔る/線を描く/“杖”を中心に描くのは、雷そのものが作る砲身
神楽 和樹:「破壊せよ(ラヴェイジ)」
神楽 和樹:宣言(トリガー)。天より落ちる轟雷の如き、破壊の音と閃光が聖堂を震わせた
癒合巨大ジャーム:人が抗えぬものが、神となる。
癒合巨大ジャーム:神は、人の住まう地よりはるか高いところに住むとされた。
癒合巨大ジャーム:故に。同じ文化を共有せぬ複数の社会で、雷とは〝神のみわざ〟とされた。
癒合巨大ジャーム:はるか空から降り注ぐ、誰も抗うことの出来ぬ眩い力。
癒合巨大ジャーム:──光の後には、形は残らなかった。
癒合巨大ジャーム:ただ、異形の怪物であったのだろう灰と塵ばかりが、床に散らばっていた。
癒合巨大ジャーム:それも壁面から吹き込む風──上空1万mの移動要塞、風は強い──散らされていく。
癒合巨大ジャーム:遠からず、痕跡をこの世から消すのだろう。
癒合巨大ジャーム:そういう破壊があった。
ジェネシス9-1:「……………………」
ジェネシス9-1:疲弊しきった顔で、その様を見た。
ジェネシス9-1:焼け焦げた骸の中で、半ば座り込んで、かろうじて状態を起こしただけの無防備な姿。
ジェネシス9-1:たったの一個体。
ジェネシス9-1:「……まだ」
ジェネシス9-1:「まだ……いえ、もう一度……もう一度作れば、それでいい……」
ジェネシス9-1:「彼らを殺して、この戦いに勝って、また力を蓄え、また……──」
ジェネシス9-1:──それは不可能だ。
ジェネシス9-1:この局面に至って、もはや〝ジェネシス9-1〟が、単独で勝利を収める術など無い。
ジェネシス9-1:指令棟の外で行われる戦闘も──セルリーダーの敗北が知れ渡れば、一気に趨勢は傾くだろう。
ジェネシス9-1:元より、セルリーダー一人に権限と指揮系統を集中させたセルだ。
ジェネシス9-1:トップが敗れれば、後は崩れ去るのみ。
ジェネシス9-1:視線が巡る。あなた達ひとりひとりを、憎悪を込めて見据える。
ジェネシス9-1:「……少しだけ聞いておきたいことが出来ました」
ジェネシス9-1:「私を……殺したいですか?」
神楽 和樹:「…………」
神楽 和樹:杖が床をつく。こつん、という音と共に視線を向けた
玻璃上八里:「…………」腕を組む。
神楽 和樹:傷ついた友を支える少女がそこにいる
玻璃上八里:その問いを応えるべき相手は、彼女達だろうから。
雛菊遥:「……いいえ。わたしは、あなたに憎しみは抱けません」
雛菊遥:「過去の恩義も、かつての理想への郷愁もありますが」
雛菊遥:「わたしは、雪ちゃんを助ける為にここに立っています」
雛菊遥:「だから、わたしは今、それ以外の為に戦うつもりはありません」
雛菊遥:雪ちゃんのロイスをSロイスに指定します。
春日 雪:「……あなたの目の前にいるのは、ただの女の子です。人を人でなくす力を秘めていようが、何度でも蘇る強さを秘めていようが」
春日 雪:「……わたしは、遥ちゃんに。あなたを殺させたくは、ありません」
春日 雪:─ですが、と。掠れた声に、冷たさが宿る。
春日 雪:「──あなたの問いかけに、わたしはあえて問いを返しましょう」
春日 雪:「あなたは、続けたいのですか。それとも──」
春日 雪:「終わりたいのですか」
春日 雪:雛菊遥にロイスを取得。「■友情/不安」。
ジェネシス9-1:「……そっか」
ジェネシス9-1:「今の札だけではもう……私は、敵としても見られないんですか」
ジェネシス9-1:「それは……やだなぁ」
ジェネシス9-1:自動拳銃の弾倉を外す。予備弾倉を押し込み、スライドを引く。
ジェネシス9-1:「……万が一の〝予備〟に、と。地上へ解き放つ術もありました」
ジェネシス9-1:「けれど……このまま終わるのは悔いが残る──」
ジェネシス9-1:首を振る。
ジェネシス9-1:「いいえ。悔しい、と単純に言った方がいいですね」
ジェネシス9-1:《さらなる絶望》
ジェネシス9-1:「律」
ジェネシス9-1:「出なさい」
どどんとふ:「習志野 律」がログインしました。
習志野 律:「────ふふ」
習志野 律:「ボクの力が必要かな、リーダー?」
GM:──〝祭壇の間〟の、最奥。その名の通り、神に祈る場を模した、けれども十字架など飾られていないその場所に。
GM:彼女は、現れた。
習志野 律:もう“聖堂”と呼ぶにはあまりにも荒れ果てたその場所に、こつこつ、とヒールの音を鳴らしながら。
習志野 律:「久しぶりだね、ハルカ。元気だったかい?」
習志野 律:嫣然と、微笑みかける。
習志野 律:──キミの記憶の通りの、優しい、甘い、蕩けるような笑顔で。
雛菊遥:「律……さん……」
雛菊遥:呼吸が、遅れる。
雛菊遥:あの日から初めて、お友達とは無関係に動揺した。
習志野 律:「随分と傷だらけになって──此処まで来るのは、大変だっただろう?」
玻璃上八里:「習志野 律。」
玻璃上八里:「『また』鞍替えする気は……無さそうだな」
雛菊遥:分かっていた筈だ。ここに来れば、この人と向き合うことになると。
雛菊遥:それでも、ここまで来て出会わなかった。心のどこかで安心していた。
雛菊遥:ああ──でも。
雛菊遥:「はい、大変でした。ええ──でも、わたしはもう大丈夫です」
雛菊遥:「わたしには、大切なお友達も、一緒に戦ってくれる仲間もいます」
雛菊遥:「もう──あなたに甘えなくても、大丈夫なんです」
習志野 律:「ふふ……そうかい。『仲間』と呼べる人が、出来たんだね」
習志野 律:心底嬉しそうに、それでも少し寂しそうに。習志野 律は柔らかな声を落とす。
習志野 律:「律さん、律さん、って。ボクに懐いて甘えてくれていたのが──遠い昔のようだよ」
習志野 律:「ソラやカナミはいないのかな。二人は幸せに暮らしているかい?」
雛菊遥:「……あれからお二人とは会っていませんが」
雛菊遥:「今は、戦いに関わることなく過ごせているそうです」
習志野 律:「ふふ──それが、彼女たちの選んだ『幸せ』か」
習志野 律:「ボクは、キミ達が幸せでいてくれることを……此処で願っていたよ」
習志野 律:世間話でもするかのように。壊れた聖堂に吹き荒ぶ風をそよ風のように、髪を揺らしながら微笑む。
雛菊遥:「……律さん」
雛菊遥:「あなたは、幸せですか?」
習志野 律:「…………」
習志野 律:一瞬、笑顔が消え。それを払うように、また、小さく口角を上げ、
習志野 律:「ああ。ボクは────幸せだよ」
習志野 律:そう、断じた。
ジェネシス9-1:「嘘を吐くんじゃありません、こんな時にもなって」
ジェネシス9-1:「私もあなたも、幸せな訳がないでしょう」
習志野 律:「──まったく。水を差さないでくれるかな」
習志野 律:呆れたように笑う。
ジェネシス9-1:「失礼な。〝もうこの世界のどこにも幸せなんて無い〟と信じたからこそ」
ジェネシス9-1:「私達は、世界を殺すのでしょう」
習志野 律:「ああ、そうだ。その通りだよ。でもね──」
習志野 律:「この子達には、『幸せになるため』だって。ボクは言い続けて来たんだ」
習志野 律:「────なら、それを。今も、続けたっていいじゃないか」
ジェネシス9-1:「全く。あなたは最後まで、私を理解しませんでしたね」
ジェネシス9-1:「私もあなたを理解できませんでした」
習志野 律:「だろうね。ボクの世界は、ボクと“デルピス”で完結している」
習志野 律:「だからこそ──良い上司と部下で、居られたんじゃないかな」
ジェネシス9-1:「そうですね。……あなたの他は全部、部下ではなかった。信者と呼ぶのが相応しいのでしょうか」
ジェネシス9-1:「遥ちゃんも、そうだったんですよ。いつのまに普通の人間になっちゃったのやら、ねえ」
習志野 律:くすくす、と笑う。
習志野 律:「実に人間らしく。友達を愛し、仲間を信頼し、」
習志野 律:「ここまで。遥か天空の聖堂までやって来た」
習志野 律:「──ふふ。ボクは今、嬉しくて仕方ないよ」
雛菊遥:「……わたしは、できればこんな風に会いたくはありませんでした」
GM:さあ、これが最後だ。
GM:ある者にとって、この戦いは、長き戦歴のひとつに過ぎないだろう。
GM:ある者にとって、この戦いは、この先の生の方向を決めるものだろう。
GM:ある者にとって、これは。
ジェネシス9-1:「ここで死になさい、律」
ジェネシス9-1:「ここで死になさい、UGN」
ジェネシス9-1:「これが私の最後の札です……!」
GM:これは、全てを賭けた戦いである。
GM:衝動判定──目標値は9!
神楽 和樹:やっぱりここでやるよな
GM:無論よ
玻璃上八里:………………
神楽 和樹:8dx+1>=9
DoubleCross : (8R10+1[10]>=9) → 10[1,1,3,5,5,8,8,10]+2[2]+1 → 13 → 成功
玻璃上八里:やってやろうじゃねぇかァ!!!!!!!!!!(やけくそ)
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+10(2d10->8,2)(侵蝕率:115->125)
玻璃上八里:4dx+1>=9思い出の一品使用!
玻璃上八里:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 10[5,7,7,10]+9[9]+1 → 20 → 成功
春日 雪:うおおー!
雛菊遥:7dx+1>=9
DoubleCross : (7R10+1[10]>=9) → 8[1,3,6,7,8,8,8]+1 → 9 → 成功
春日 雪:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 9[3,6,7,8,9]+1 → 10 → 成功
神楽 和樹:それと、レッドテンペストのバックファイア処理が抜けていたのでここで
GM:こいつら……意志が強いぞ……!
春日 雪:2d10+116
DoubleCross : (2D10+116) → 5[1,4]+116 → 121
神楽 和樹:神楽 和樹のHPを-4(1d10->4)(HP:12->8)
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+10(2d10->2,8)した
玻璃上八里:これがカミの底力だァ!!!!!!!(任意の決めポーズと光源演出)
習志野 律:その気概や良し!
玻璃上八里:121+2d10
DoubleCross : (121+2D10) → 121+11[6,5] → 132
玻璃上八里:侵蝕……132!
雛菊遥:150!
神楽 和樹:125
GM:C((150+132+125+121)/4)
DoubleCross : 計算結果 → 132
エンゲージ
〝ジェネシス9-1〟 習志野 律
春日 雪 雛菊 遥 神楽 和樹
10m
玻璃上 八里
・PC
雛菊 遥[8/150/19] 玻璃上 八里[11/132/13] 神楽 和樹[8/125/7] 春日 雪[1/121/4]
・エネミー
〝ジェネシス9-1〟[?/200/12] 〝習志野 律〟[?/132/4]
GM:手番、行動値4.習志野 律
ジェネシス9-1:ここは初手から全力の一撃でいきなさい
習志野 律:ふふ、いいのかい?
習志野 律:マイナーはなし。オートでレーザーライフルを装備。
習志野 律:メジャー ▼“十字架の言” 《C:オルクス》+《ディストーション》
習志野 律:判定前に《拡散する世界》を自身の攻撃に対して使用!
玻璃上八里:チクショー!!!来やがれ!!!!!
習志野 律:ふふふ!
習志野 律:(9+3+3)dx7+2+2
DoubleCross : (15R10+2+2[7]) → 10[2,2,2,4,4,5,6,6,6,8,9,10,10,10,10]+10[2,3,3,6,7,10]+10[2,10]+2[2]+4 → 36
神楽 和樹:まずドッジします
習志野 律:《妖精の手》 ダイス目一つを10に変更
GM:ふふふ……
神楽 和樹:オワー
GM:オルクスは強いなぁ
習志野 律:1dx7+44
DoubleCross : (1R10+44[7]) → 2[2]+44 → 46
習志野 律:確定だ。リアクションを!
神楽 和樹:前述の通りチャレンジはする
玻璃上八里:ダメ元ドッジャ!!!
神楽 和樹:5dx>=46
DoubleCross : (5R10[10]>=46) → 10[3,5,6,6,10]+4[4] → 14 → 失敗
雛菊遥:流石にこのHPじゃ耐えられないのでドッジ!
春日 雪:ドッジチャレンジ!
雛菊遥:6dx+1>=46
DoubleCross : (6R10+1[10]>=46) → 8[2,4,5,5,7,8]+1 → 9 → 失敗
玻璃上八里:4dx>=46
DoubleCross : (4R10[10]>=46) → 7[5,5,7,7] → 7 → 失敗
春日 雪:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[1,1,8,9] → 9
玻璃上八里:うん、無理!!!
春日 雪:deha,
春日 雪:では、ダメージロールは少しだけお待ちを!
GM:ほほう
習志野 律:習志野律は優雅に待つぜ
雛菊遥:マグネットフォースで神楽さんをカバーします
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+2した(侵蝕率:150->152)
神楽 和樹:ありがとう
玻璃上八里:そしてカバーした雛菊殿に〈砂塵の城壁〉!
玻璃上八里:最終算出ダメージを0にしてもらうぞォ!
雛菊遥:ありがとうございます!
玻璃上八里:1d10 侵蝕上昇量!
DoubleCross : (1D10) → 10
習志野 律:カミィーーー!!!!!
GM:やりおるわ……!
玻璃上八里:畜生!!!侵蝕142だよ!!!!!!!
習志野 律:ではダメージ算出!
習志野 律:5D10+8 装甲無視
DoubleCross : (5D10+8) → 34[10,1,9,6,8]+8 → 42
習志野 律:ダイスの殺意も荒ぶっておるわ
雛菊遥:カミのお陰でノーダメージ!
春日 雪:文句なく戦闘不能!
春日 雪:習志野律に「同一視/■不快感」でロイスを取得。タイタス化、昇華して復活!
玻璃上八里:死!
習志野 律:習志野 律の侵蝕率:+18 ((侵蝕率:132->150))
習志野 律:現在HP:習志野 律のHP:-20 ((HP:0->-20))
玻璃上八里:真波 シュウカへ慈悲/〇完殺でロイス取得後、即昇華で復帰だ!
GM:では演出さっくりどうぞだ!
習志野 律:「さて────ボクは非力だけどね、」
習志野 律:「それでも、傷だらけのキミ達を一度『殺せる』くらいの場数は踏んできたつもりさ」
習志野 律:無骨な金属の凶器が、鈍い光を反射して構えられる。
習志野 律:「──『死になさい』か。ふふ、貴女から色々な命令を受けてきたが」
習志野 律:「それだけは、初めてだね。昂ぶるよ」
習志野 律:──《快楽の香気》。懐かしき薫り。レネゲイドの増幅。
習志野 律:「『見せておくれ、キミ達の死に顔(笑顔)を』
習志野 律:弾丸が放たれる。その一点、圧縮された衝撃は領域内に瞬く間に拡散し────
習志野 律:まるで掃射を受けたかのように、伝播した衝撃が肉体を打ち砕く!
雛菊遥:その攻撃を知っている。
雛菊遥:一度は、この手から放たれたもの。それが、この場の全てを殺し尽くすものだと知っている。
雛菊遥:全員は守れない。
雛菊遥:そもそも、自分の肉体が耐えられるかも分からない。
春日 雪:「……遥ちゃん」
春日 雪:僅かに惑いを見せる、隣に立つ友へ。
春日 雪:「大丈夫。信じています。だから、遥ちゃんも─」
春日 雪:「信じてください。自分を。みんなを。─わたしたちを」
春日 雪:"姉"とも呼ぶべき存在から漂う香気を、打ち消すことは適わずとも。せめて言葉と、そして。血塗れの微笑みを。
雛菊遥:「──はい」
雛菊遥:返事は一言。迷いは晴れた。
雛菊遥:今は一人ではない。
雛菊遥:「玻璃上さん──!」
雛菊遥:仲間を呼び、同時に走り出す。
玻璃上八里:「──応ともさァ!」
雛菊遥:彼女なら、守ってくれる。だから、やるべきことは、もう一人の仲間を、その支援が届く場所まで連れて行くこと。
雛菊遥:「──神楽さん!」
雛菊遥:手を伸ばす。
玻璃上八里:──駆け行く少女へ寄り添うように、白き反射光(ひかり)が君達を照らす。
玻璃上八里:玻璃上八里の体から急速生成され、放たれ行く無数の白き紙が。
玻璃上八里:幻惑の衝撃へ被さり、散らされるよりもなお早く。
玻璃上八里:君たちを覆い、護り抜く──!
神楽 和樹:手を取る。小さな手。戦いの中で汚れた年若い少女の手を
神楽 和樹:不甲斐ない、と思う。だが、彼女は幼くとも。共に立ち戦うものである
神楽 和樹:その決意と護りを受け入れ。衝撃をやりすごす
春日 雪:「……残念でしたね、律さん。ご覧のとおり、です。死んだって……いえ、殺されたって」
春日 雪:「わたしは。遥ちゃんは。─わたしたちは」
春日 雪:血塗れのブラウスは、もう半ば襤褸切れのようで。同じく血塗れの肌を晒しながら、それでも。
春日 雪:「あなたには、なりません。……なってあげて、たまるものですか」
春日 雪:妖しい微笑みは、美しかった。
習志野 律:「────ふふ」
習志野 律:急速な領域拡大による反動。内臓が抉れるような痛みが奔る。押し殺す。微笑う。
習志野 律:「美しいね。仲間同士の愛。壊れても、立ち上がり。なお強くなる絆」
習志野 律:「──じゃあ、全部。ここで、壊してあげよう」
GM:手番、待機していたジェネシス9-1
ジェネシス9-1:マイナーは無し。メジャーアクション《アドヴァイス》7を習志野 律へ
ジェネシス9-1:次のメジャーアクションはダイス+7のC値-1だ!
習志野 律:愛してる!
ジェネシス9-1:──〝ジェネシス9-1〟の体から、僅かな組織片が剥離する。
ジェネシス9-1:それは瞬時に肥大化、何とも言えぬ形状の肉の塊となり、
ジェネシス9-1:習志野 率の背に取り憑き、神経系を伸ばし始める。
ジェネシス9-1:脳髄を内包した肉の塊──外付けの思考支援ユニットだ。
習志野 律:ぞくぞく、と。背に穿たれる感覚に身を震わせる。
ジェネシス9-1:複製能力を限定的に、歪な形で用いた部分複製──
ジェネシス9-1:「それ、あげます。きっちり使い切ってください」
習志野 律:「素敵な贈り物だね。承知したよ」
GM:クリンナップ!
GM:処理あるかい!
雛菊遥:行動値3になります
玻璃上八里:ないぜェ!
春日 雪:なっしん!
神楽 和樹:なし!
習志野 律:ない!
エンゲージ
〝ジェネシス9-1〟 習志野 律
春日 雪 雛菊 遥 神楽 和樹
10m
玻璃上 八里
・PC
雛菊 遥[8/152/3] 玻璃上 八里[11/142/13] 神楽 和樹[8/125/7] 春日 雪[1/121/4]
・エネミー
〝ジェネシス9-1〟[?/200/12] 〝習志野 律〟[-20/150/4]
GM:状況はたぶんこう!
ラウンド3
GM:セットアップ!
雛菊遥:加速装置! 行動値+16
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+2した(侵蝕率:152->154)
ジェネシス9-1:無し!
神楽 和樹:なし!
春日 雪:こちらもなし!
習志野 律:無いよ。
玻璃上八里:ない!
GM:では手番、行動値19の遥ちゃん!
雛菊遥:マイナーなし
雛菊遥:メジャー:【1/3c】コンセントレイト:ブラックドッグ+雷の槍+雷の剣 紡ぎの魔眼使用 ダイス11 C値7 固定値4 攻撃力+22
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+1した(侵蝕率:154->155)
雛菊遥:対象は律さん
雛菊遥:判定行きます
習志野 律:おいで。
雛菊遥:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[1,2,2,3,4,5,5,5,6,9,10]+4[2,4]+4 → 18
雛菊遥:ま、回らない……
習志野 律:へえ?
GM:あっこれは
春日 雪:ぬぅーッ!
玻璃上八里:ウゲェーッ!!!
習志野 律:(1+3+4)dx>=18 ドッジ!
DoubleCross : (8R10[10]>=18) → 10[2,7,7,8,8,9,10,10]+3[3,3] → 13 → 失敗
ジェネシス9-1:避けなさい、律
習志野 律:《妖精の手》 ダイス目一つを10に変更 侵蝕[+4]
春日 雪:ストップ!
GM:あっ
春日 雪:《レネゲイドディソルバー》、その《妖精の手》を打ち消します。
GM:来たか……!
習志野 律:残念だ、では
GM:命中するね……!
習志野 律:《宵闇の魔花》 対象の判定直後に使用。達成値[+9] 対象はHP5点喪失 侵蝕[+4]
習志野 律:オマケだよ。順番的には問題ないよね?
GM:ぬっ
GM:えーと
GM:……難しいが、これはどちらも「判定直後」のタイミングと見做す。ので、ひとつ打ち消された時点でそのタイミングは終了している扱いとする
GM:つまり、
GM:残念だが宵闇を使おうとしたけど間に合わずに直撃!
春日 雪:やった……!
習志野 律:では、《宵闇の魔花》は取り消して──命中!
雛菊遥:ではダメージ行きます!
雛菊遥:2d10+22
DoubleCross : (2D10+22) → 16[7,9]+22 → 38
GM:累計ダメージ58だが……これならまだ生きてるなぁ!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+6した(侵蝕率:155->161)
GM:とは言え結構ボロボロじゃないかな律さん
習志野 律:習志野 律の侵蝕率:+4 ((侵蝕率:150->154))
習志野 律:結構痛いね。自分で傷付けたっていうのもあるけども。
習志野 律:現在HP:習志野 律のHP:-38 ((HP:-20->-58))
GM:演出どうぞだぜ!
雛菊遥:乱舞する紙吹雪を突き破るように、一筋の閃光が疾走る。
雛菊遥:狙いは一人。ここに来て躊躇はない。
雛菊遥:だが──
雛菊遥:「ぅ……ぐっ、ぁ」
雛菊遥:遡行装甲を解除した反動が、ここに来た。
雛菊遥:僅かに、減速。
習志野 律:薫りが漂う。満ちていく。
習志野 律:雛菊 遥にとってそれは──懐かしい、つい近しい日のようで、まるで遠い日のような、
習志野 律:ここにはいない少女二人と、一緒に過ごした日々のような。
雛菊遥:「……ぁ」
習志野 律:「……キミは優しい子だ、ハルカ」 両手を伸ばす。
習志野 律:おいで、と。キミを幾度も抱き締めた両腕が、花のように開く。
雛菊遥:まだ見たことのない、潮の香り。そして、隣には──
春日 雪:─その薫りを。幻想を。虚無が塗り潰してゆく。
春日 雪:幸福な幻が、真っ白に塗り潰されてゆく。─けれど、それは。
春日 雪:「駄目ですよ、律さん。……遥ちゃんを」
春日 雪:「わたしの、大切なお友達を。連れて行かれては、困ります」
春日 雪:何もない、のではなく。知らない何かがある場所へと。
春日 雪:「─わたしたちは、一緒に行くんですから」
習志野 律:──ああ。また、喰われていく。薫りと共に、領域が。侵蝕される。
春日 雪:─内側から貪り尽くされた領域が、ステンドグラスが砕けるような音を立てて、霧散する。
習志野 律:「まったく。大した『妹』だよ」
春日 雪:「ええ。……妹は、いつだって。『姉』を追い越していくものですよ」
雛菊遥:──隣には、友がいる。
雛菊遥:だから、止まらない。どれだけ足が縺れようと、鈍ろうと、確実に前に進む。
雛菊遥:「──律さん。あなたは、死ぬつもりですか」
習志野 律:「まさか、そんな」
習志野 律:「──でも、キミは。優しいが故に、ボクを殺すんだろう?」
雛菊遥:表情を消して、
雛菊遥:「『甘えてもらっては困ります』」
雛菊遥:そして、笑みを浮かべる。
雛菊遥:「わたしが、死んでも構わないと言った時、UGNの人に言われた言葉です」
雛菊遥:そこで初めて、遥は自分の甘えに気付いた。
習志野 律:「……へえ」
雛菊遥:厳しくても、辛くても、生きていくこと。
雛菊遥:この世界には、それだけの価値がある。そう信じる人達がいる。
雛菊遥:鏑木鵠に○感謝/恐怖でロイスを取得します。
雛菊遥:そんな世界を進むのは少し怖いけれど──
雛菊遥:「今のわたしは、そんなに甘くないですよ」
雛菊遥:拳を握る。
雛菊遥:「こんな風に戦うわたし、知らないでしょう?」
雛菊遥:雷を纏ったそれを、全霊で叩き込む。
習志野 律:薄く笑む。何故自分が笑っているのかも分からずに。
習志野 律:拳が腹に刺さる。雷撃を伴ったそれを受け、一度、びくり、と痙攣し。
習志野 律:「ふ、ふふ…………そうだね、こんなキミは、知らない」
GM:手番、行動値13、カミ!
玻璃上八里:行くぜ行くぜ!
玻璃上八里:マイナーで戦闘移動!カバーが欲しいのでエンゲージに突入だ!
玻璃上八里:メジャー前にラストウェポン装備!
玻璃上八里:行くぞォ!\ヘヴィマシンガン/!メジャーへGO!!!
玻璃上八里:コンセ3カスタマ4クリスタライズ4ギガンティック!/コンボ:金運招来ビーム
玻璃上八里:選択対象は真波 シュウカと習志野 律!
玻璃上八里:判定行くぜーッ!!!
GM:来い!
玻璃上八里:13dx7+1 装備補正込み!
DoubleCross : (13R10+1[7]) → 10[2,6,6,6,7,8,9,10,10,10,10,10,10]+10[4,4,5,5,5,7,8,8,10]+10[2,5,5,8]+10[8]+2[2]+1 → 43
玻璃上八里:リアクションどうぞ!
ジェネシス9-1:……ドッジ!
習志野 律:ドッジ!
習志野 律:(1+3+4)dx>=43 ドッジ!
DoubleCross : (8R10[10]>=43) → 7[1,2,2,3,4,5,6,7] → 7 → 失敗
ジェネシス9-1:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[3,4,4,7,7,7,9] → 9
ジェネシス9-1:だよなぁ……ならば
ジェネシス9-1:合理的にやらせてもらおう
ジェネシス9-1:習志野 律へメジャー放棄カバー
習志野 律:……いただこう。
春日 雪:なんと……!
GM:デカいダメージソースは守らせてもらう……ダメージ来い!
玻璃上八里:……そうかァ。では遠慮なくだ
玻璃上八里:5d10+12+12 これで……いいはず!
DoubleCross : (5D10+12+12) → 19[3,1,5,8,2]+12+12 → 43
玻璃上八里:装甲無効!二倍で数えな
ジェネシス9-1:86ダメージ。復活も何も無い。疑問を差し挟む余地はなく、倒れる
ジェネシス9-1:《ラストアクション》
ジェネシス9-1:マイナー無し。メジャーアクションは《異能の継承》、対象は習志野 律
ジェネシス9-1:《ブリッツクリーク》を持っていきな! イニシアチブ行動エフェクトだ!
習志野 律:ふ、ふふ…………!!!
GM:演出どうぞ!
玻璃上八里:──カミは駆ける。最後のカミ鉄砲二丁を両手に握り。
玻璃上八里:……玻璃上八里は駆ける。全ての人が持つ、『羨み』と共に。
玻璃上八里:「真波 シュウカ」「私はほんの少しだけ、君が羨ましいよ」
玻璃上八里:雷鳴が轟き抜ける中、カミは宙へ跳ねる。
玻璃上八里:「”マスターミショナリ—”、真波レイは死んだ。」
玻璃上八里:振り下ろす照準は──寸分たがわず、『二人』の喉へ。
玻璃上八里:「これから君も死ぬ」「最後の一人としてだ。」
玻璃上八里:(可能性は……零に近いかもしれんが。)細き光芒が
玻璃上八里:(君は)(大切な人と同じ行く先へ旅立てるんだ)
玻璃上八里:奔る。
ジェネシス9-1:ぴっ、と指をはじいた。
ジェネシス9-1:挙動としては、ただそれだけだった。
ジェネシス9-1:習志野 律の背に取り憑いた肉塊を通し、その神経系を操作して行ったことは、
ジェネシス9-1:彼女を、光芒を裂け、己の背後へ隠れるように動かすこと。
習志野 律:光を見た。
習志野 律:逃れるように──自らの意志とは異なる形で、肉体が動く。動かされる。
ジェネシス9-1:そして、ただ一人の力は凡庸なものでしかない少女は、ついに喉笛を貫かれた。
ジェネシス9-1:「……………………」
玻璃上八里:「──!?」眼を逸らしてはいない。見届けていた。
ジェネシス9-1:ごぼっ、と血が喉から溢れ出す。
習志野 律:崩れ落ちていく。目の前の、『少女』が。
ジェネシス9-1:声は、血泡の立てる水音に紛れて、随分と聞き取りづらくなっていただろう。
ジェネシス9-1:「……傲慢で、自分は不幸だと信じていて、相手は矮小なものだと思っている……ふふ」
ジェネシス9-1:「あなたは神ではないけれど……人間としては……」
ジェネシス9-1:「本気でむかつくタイプの相手ですね……」
ジェネシス9-1:どさっ
ジェネシス9-1:背が、聖堂の床につく。数回ばかり瞬きをした。
ジェネシス9-1:……習志野 律の背に張り付いた肉塊も、その力を失って剥がれ落ちる。
玻璃上八里:「──フ。」すたん、と着地。
習志野 律:「……リーダー」
玻璃上八里:「そう見えてくれたなら、長年頑張ってる甲斐はある様だ」
玻璃上八里:色素も抜けた髪を自身の血で赤く染め。
玻璃上八里:玻璃上八里は笑う/嗤う。
ジェネシス9-1:最後の言葉は、声ではなかった。
ジェネシス9-1:接続された神経系から、直接流し込まれる、音ではない、意志。
ジェネシス9-1:〝時間を稼げ〟と、その声は言っていた。
ジェネシス9-1:マスターエージェントを名乗る群体はついに、その最後の一個体を失った。
習志野 律:声が届いた。内側から響いた。
習志野 律:膝を付く。顔を傾け──少女の、血に塗れた唇にくちづける。
習志野 律:「──おやすみ、リーダー」
習志野 律:「貴女からされることは数限りなかったと思うけど……ボクからはなかったかと思ってね」
習志野 律:「最期くらい、いいだろう?」
ジェネシス9-1:残された骸は特筆するものもない、ただの人間の死体だった。
習志野 律:残されたのは、ただ独り。
GM:イニシアチブ。本来なら手番は神楽 和樹、だが。
習志野 律:《ブリッツクリーク》
習志野 律:対象は自身。イニシアチブプロセスにメインプロセスを行う。
玻璃上八里:あ、砂塵分のバックファイアでHP3、侵蝕153へ!(\ヘヴィマシンガン/破壊!)
玻璃上八里:──来るよなァ!
習志野 律:マイナーはなし。
習志野 律:▼“十字架の言” 《C:オルクス》+《ディストーション》
習志野 律:対象は──雛菊遥。
雛菊遥:──はい
習志野 律:先に《ブリッツクリーク》の侵蝕値を上げようかな!
習志野 律:4d10
DoubleCross : (4D10) → 20[4,3,3,10] → 20
習志野 律:習志野 律の侵蝕率:+20 ((侵蝕率:154->174))
雛菊遥:遂に侵蝕抜かれた!
習志野 律:判定いくぞ!
習志野 律:(9+3+4+7)dx6+2+2
DoubleCross : (23R10+2+2[6]) → 10[1,2,2,3,3,3,3,3,5,5,7,7,7,8,9,9,9,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,2,3,3,5,6,6,7,8,9,10,10]+10[1,1,3,4,4,8,10]+4[1,4]+4 → 38
習志野 律:《妖精の手》 ダイス目一つを10に変更 侵蝕[+4]
習志野 律:1dx6+44
DoubleCross : (1R10+44[6]) → 1[1]+44 → 45 → ファンブル
習志野 律:これで確定。リアクションを!
雛菊遥:ここは──敢えてガードで! 正面から受け止めましょう
習志野 律:5D10+8 装甲無視!
DoubleCross : (5D10+8) → 31[5,5,9,3,9]+8 → 39
GM:レーザーライフルの装甲無視は強いぜ
雛菊遥:ダメージ軽減5 ガード6 計11 28ダメージになり、本来なら戦闘不能になりますが
雛菊遥:雪ちゃんのSロイスをタイタスにして、そのダメージを0にします
GM:手番、行動値5、神楽 和樹!
神楽 和樹:了解。マイナーでホローポイント弾を使用、射撃攻撃のダメージ+3
神楽 和樹:“呪文螺旋”《Cノイマン》《コントロールソート》《零距離射撃》で習志野を攻撃します
習志野 律:ああ、おいで。
神楽 和樹:13dx7+11
DoubleCross : (13R10+11[7]) → 10[1,1,1,4,6,6,6,7,9,9,10,10,10]+10[1,1,4,6,6,7]+3[3]+11 → 34
習志野 律:ドッジ!
習志野 律:(1+3+4)dx>=34 ドッジ!
DoubleCross : (8R10[10]>=34) → 8[1,1,2,4,5,7,8,8] → 8 → 失敗
習志野 律:ええい、ラスト!
習志野 律:《妖精の手》 ダイス目一つを10に変更 侵蝕[+4]
習志野 律:侵蝕値 186へ。
習志野 律:1dx+10
DoubleCross : (1R10+10[10]) → 2[2]+10 → 12
習志野 律:ダメ!
神楽 和樹:ダメージ!
神楽 和樹:4d10+55
DoubleCross : (4D10+55) → 25[4,8,9,4]+55 → 80
神楽 和樹:装甲有効
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+6(侵蝕率:125->131)
GM:累積ダメージ138……最大HP80
GM:復活エフェクトなどは無い。〝戦闘不能〟だ
GM:演出!
習志野 律:数多見たはずの少女の死に顔にくちづけた女は、少女の血で唇に紅化粧をし、立ち上がる。
習志野 律:何度も見てきたはずの躯だ。それが今だけは、少し名残惜しい。
習志野 律:「────」 その身体が、緩やかにブレた。
習志野 律:領域操作ではない。貸し与えられた、一過性の肉体操作能力。
習志野 律:優雅な、誰に邪魔されることのない動きで──習志野 律は、雛菊 遥の目の前に立った。
雛菊遥:「────」
雛菊遥:正面から、その目を見つめる。
習志野 律:視線が絡み合う。微笑む。
習志野 律:その手には、既に殺意(愛)を込めた銃が握られている。
習志野 律:「キミにだけは、向けたくなかったんだけどね」
習志野 律:「それでも──そうだね。キミの動きを一番良く知ってる。だから、一番殺しやすそうだ、とボクは判断した」
習志野 律:緩やかな動きで、心臓に銃口が充てがわれる。
雛菊遥:「──わたしは、死にませんよ」
習志野 律:「──そうかな」
雛菊遥:手を広げ、受け入れるように。
雛菊遥:「あなたの愛は心地よかったけれど──もう、それに溺れてあげることはできません」
雛菊遥:「だから、せめて、受け入れて」
習志野 律:──目の前の少女は、ボクの知らない顔をしていた。
習志野 律:「…………ああ、望む通りに」
習志野 律:受け入れておくれよ。ボクの、愛を。
雛菊遥:「その上で──わたしは、あなたから巣立ちましょう」
習志野 律:銃声。
習志野 律:寸分違わず、心の臓を穿ち抜くはずだったそれは────
雛菊遥:「────────」
雛菊遥:本来なら、遡行装甲でも防ぐことは能わない。
雛菊遥:だが、今、過去に遡る必要はない。
雛菊遥:一番大切な友との未来の為に。──結んだ絆は捨てず、前に進む為に。
雛菊遥:──力は反転する。
雛菊遥:心臓へと放たれた銃弾は、急速に時を進め──肉体を傷付ける前に虚空へと消えた。
習志野 律:がしゃん、と足元で音が鳴る。
習志野 律:震える手が、銃を取り落とす。
習志野 律:自分がどんな表情をしているのか────分からなく、なった。
雛菊遥:「大丈夫です。わたしは、あなたから飛び立ちますが──」
習志野 律:喜んでいるのか。笑っているのか。悲しんでいるのか。怒っているのか。
雛菊遥:「律さんのことは、絶対に忘れませんよー」
習志野 律:「────────」
習志野 律:ああ、多分。
習志野 律:ボクは、今────寂しいの、だろう。
雛菊遥:にっこりと、柔らかく笑いかける。
神楽 和樹:自らの足で楽園を出て行くものがいた。対峙するものが浮かべるのは、祝福と呼ぶにはあまりに悲しい顔にも見えた
神楽 和樹:多くの因縁。多くの絆。満ちた血の匂いは、もはや名ばかりの聖堂を汚し尽くして
神楽 和樹:そこへ男は手を向けた。いつものように。
神楽 和樹:痛む全身/食いしばる/固定──足首+膝+肩+肘+手首+視線=一点を射貫くため/何度も*X/願いのために繰り返した動き
神楽 和樹:“彼女”の代わりにここへと辿り着いた。担った役目を果たすための動き
神楽 和樹:引き金は軽く。呆気なく。
神楽 和樹:「coup de grace」目標の体躯を抉り取った。
GM:……手番、行動値4
GM:第9支部副支部長、春日 雪。
GM:あなたの、あなた達の選択を聞きたい。
春日 雪:ええ、ええ、では。
春日 雪:先に行動の宣言を。ルール上の意味はありませんが。
春日 雪:戦闘行為の終了を宣言します。
GM:よろしい。それは勝者なればこそ、認められる権利だ。
春日 雪:「……おつかれさま、でした」
春日 雪:─果たして、それは。誰に向けて発せられた言葉であったのか。
習志野 律:小さく音を立て、身体が臥せる。赤紫の髪が床に拡がる。
習志野 律:もう動くこともままならない身体で、『妹』の声を聞いていた。
GM:ジャーム:〝ジェネシス9-1〟──掃討完了。
GM:オーヴァード:〝1 Corinthians 1:18〟、或いは〝ガレオス〟──撃破。
GM:戦いの音が遠ざかる。外の戦闘も終わりが近いのだろう。
GM:あなた達は遂に、勝利を得た──
鏑木 鵠:『緊急連絡! みなさん生きてますか! 動けますか!』
GM:──通信機から、声がした。
神楽 和樹:「ボロボロだけど生きてるよ。……その様子、急ぎ聞きたい話だな」
玻璃上八里:「フハァ!この声は鏑木殿か!」
雛菊遥:「鏑木さん……生きて、ますよー」
玻璃上八里:「そちらも命運尽きてないようで何よりだ!」
鏑木 鵠:『生きてたなら良かった……では直ぐに戦闘用意を! 必要な物資があれば現地調達してください!』
鏑木 鵠:『聖堂が落ちます!』
GM:ロイスの取得と、最後の調達が可能です。
玻璃上八里:ロイスは満タン!武器何買おうかなァ!!!
雛菊遥:調達……!?
春日 雪:ロイス、残り1枠。調達…調達!?
神楽 和樹:いま何買えるんだろう
雛菊遥:ロイスは満タン……え、何買おう
春日 雪:必要なものがあればこちらで用立てましょう。調達の目標値を教えてくださいカミ。
玻璃上八里:うーん……ショットガンが欲しいかな!余裕有りそうならフルオートの方!!
春日 雪:了解、ではフルオートショットガンに挑戦!
春日 雪:9dx+4>=20
DoubleCross : (9R10+4[10]>=20) → 10[1,4,4,4,5,7,8,8,10]+3[3]+4 → 17 → 失敗
春日 雪:財産点3点を投入、成功。玻璃上さんにお渡ししましょう。
雛菊遥:もう一回簡易手術キット行こうかな
玻璃上八里:有難い!これなら絡め手に割く余裕も出来そうだ!
神楽 和樹:では応急キット
雛菊遥:紡ぎの魔眼も行ったれ!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+1した(侵蝕率:161->162)
神楽 和樹:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 7[3,6,7,7] → 7 → 失敗
玻璃上八里:購入するのは……射出式スタンガン!
雛菊遥:10dx>=18
DoubleCross : (10R10[10]>=18) → 10[2,4,5,6,8,8,9,10,10,10]+9[4,6,9] → 19 → 成功
神楽 和樹:財産1突っ込んで即座に使用
神楽 和樹:あとレッテンのバックファイア処理
雛菊遥:これがエフェクトレベル+2の力だ……
神楽 和樹:神楽 和樹のHPを-1(1d10->1)(HP:8->7)
玻璃上八里:4dx+3>=9
DoubleCross : (4R10+3[10]>=9) → 8[1,4,6,8]+3 → 11 → 成功
雛菊遥:簡易手術キット使います
雛菊遥:8+4d10
DoubleCross : (8+4D10) → 8+25[10,2,6,7] → 33
神楽 和樹:7+2d10
DoubleCross : (7+2D10) → 7+15[9,6] → 22
玻璃上八里:ヨシ買えた!両方ウェポンケースにぶち込んで以上だぜ!
雛菊遥:全回復でHP28!
神楽 和樹:22まで回復して処理終了!
雛菊遥:ウェポンケースにバトルアーマー収納して、行動値8になって終了!
クライマックス2:終焉の流れ星
GM:全員登場!
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+7(2d10->6,1)(侵蝕率:131->138)
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:162->164)
神楽 和樹:あ、2D振ってた…振り直し?
玻璃上八里:玻璃上八里の侵蝕を5増加しました(侵蝕率:153->158)
春日 雪:春日 雪の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:127->133)
GM:振り直しにしましょう
神楽 和樹:了解です
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+7(1d10->7)(侵蝕率:131->138)
神楽 和樹:変わらん
GM:器用な
鏑木 鵠:──鏑木 鵠に告げられた話は、つまりこういうことだった。
鏑木 鵠:『聖堂』、質量にすれば何十万トンにも及ぶ空中要塞。これはジャームを動力源として組み込んだ特殊な炉により空に浮かんでいたが、
鏑木 鵠:ジャームへの燃料供給が止まった。為に炉が次々に沈黙を始めているという。
鏑木 鵠:オーヴァード空戦部隊による牽引を試みているが、質量が質量だ。
鏑木 鵠:詳細な対策を練る暇は無い。故に──
鏑木 鵠:『この戦場にいるオーヴァード全員で聖堂を攻撃、可能な限りに分割・破壊します!』
鏑木 鵠:『牽引可能なサイズになり次第、海上へ輸送! 炉を停止して海面へと落下させます! 早速行動に移ってください──通信は以上!』
鏑木 鵠:ぶつっ
GM:通信は断ちきられる。そして直ぐにも、また戦いの音が──いや、
玻璃上八里:「……………………」
GM:UGNによる、『聖堂』を破壊する為の一方的な攻撃音が始まる。
神楽 和樹:「エアロスミスでも流しておくか?」
玻璃上八里:「デジャヴを感じるゥ!!!!!」
神楽 和樹:ふざけてはいるが。ライフルを担ぎ直す
春日 雪:「……ふふ。なんとも、UGN(わたしたち)らしい流れです」
雛菊遥:「…………壊すのは、ちょっと得意ですよー」
玻璃上八里:どうにかこうにか引っ張り出して来たショットガンに銀弾薬を詰め始めている!
春日 雪:腹腔からは相変わらず、血の滴るケーブルが垂れたままで。けれど、どこか楽しそうに笑いながら。
春日 雪:「ええ、では。最後くらい、副支部長らしく振舞わせてもらいましょう」
雛菊遥:「相手が物なら、腕が鳴りますねー。ぽきぽきです」
春日 雪:「─みなさん。やっちゃってください」
神楽 和樹:「あいよ」
玻璃上八里:「フハハハ—ッ!しかと任されたぞォ!!!」
雛菊遥:「はいー。どーんと行っちゃいましょうー」
エンゲージ
安全圏
10000m
『聖堂』
雛菊 遥[8/164/19] 玻璃上 八里[11/158/13] 神楽 和樹[7/138/7] 春日 雪[1/133/4]
GM:クライマックス2のルールを説明します
GM:エネミー『聖堂』は攻撃、回避などを行いません。
GM:そして特殊なヴィークルに搭乗しているものとし、全PCを同乗扱いとします。
GM:『聖堂』は1ダメージを受けるごとに50m、安全圏へ向けて移動します。同乗状態のPCも一緒に。
GM:つまり、累計200ダメージ。
GM:これを与えることにより、崩落する『聖堂』は安全圏──即ち海上へ到達します。
春日 雪:1万メートルの移動……!
玻璃上八里:要するに同エンの対象をとにかくぶん殴れという訳だなァ!
GM:その通り!
GM:極めて単純な力押しの仕事だが──だがそちらの言葉を借りればUGNらしい流れだろう。
GM:では、始めよう。
GM:かの聖堂を堕とせ。
ラウンド1
GM:セットアップ!
神楽 和樹:なし!
雛菊遥:【-250ms】加速装置+ヴァジュラ ラウンド中行動値+20 暴走 シーン中ブラックドッグのエフェクトの攻撃力+12
玻璃上八里:ないぜ!
春日 雪:なし!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+1した(侵蝕率:164->165)
GM:では手番、行動値23の遥ちゃん!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+4した(侵蝕率:165->169)
雛菊遥:はい! マイナーはなしで
雛菊遥:メジャー:【1/3c】コンセントレイト:ブラックドッグ+雷の槍+雷の剣 紡ぎの魔眼使用 ダイス12 C値7 固定値4 攻撃力+27
雛菊遥:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[3,3,4,4,7,7,7,8,10,10,10,10]+10[3,4,4,5,9,9,9,9]+10[1,4,8,10]+10[3,8]+6[6]+4 → 50
GM:ダメージまで一気にやってしまえい!
雛菊遥:6d10+27
DoubleCross : (6D10+27) → 42[2,9,7,9,8,7]+27 → 69
雛菊遥:いい感じ!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+7した(侵蝕率:169->176)
GM:3,450m前進──残り6,550m!
GM:行動値13、カミ!
玻璃上八里:ヨッシャア!
玻璃上八里:マイナーなし!オートアクションでフルオートショットガンを装備だ!
玻璃上八里:メジャー!コンセ3カスタマ4クリスタライズ4ギガンティック!/コンボ:金運招来ビーム
玻璃上八里:わざわざ範囲(選択)に対象変更して聖堂のみをぶん殴るぜ!
玻璃上八里:14dx7+3 地味にダイス増えてた!
DoubleCross : (14R10+3[7]) → 10[1,3,3,3,4,4,5,6,6,7,8,9,9,9]+10[1,3,3,6,9]+5[5]+3 → 28
雛菊遥:爆雷撃! ダメージに+3d! 出し惜しみはしない!
雛菊遥:雛菊遥の侵蝕率を+5した(侵蝕率:176->181)
玻璃上八里:回していくぜー!!!ダメージ!
玻璃上八里:3d10+3d10+5+5+12 同エン補正とか込み!!!
DoubleCross : (3D10+3D10+5+5+12) → 17[5,3,9]+16[6,4,6]+5+5+12 → 55
玻璃上八里:良い回りだ!死ねぇ!
GM:2,750m前進──残り3,800m!
GM:手番、行動値5、神楽 和樹!
神楽 和樹:マイナーにて《オリジン:レジェンド》をキック
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+2(侵蝕率:138->140)
神楽 和樹:“呪文螺旋”《Cノイマン》《コントロールソート》《零距離射撃》にて聖堂を砲撃
玻璃上八里:あ、侵蝕169へ!
神楽 和樹:14dx7+11
DoubleCross : (14R10+11[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,4,5,6,6,10,10,10,10]+10[1,6,7,8]+10[10,10]+10[3,7]+10[9]+10[8]+10[9]+3[3]+11 → 84
神楽 和樹:ダメージ!
神楽 和樹:9d10+26
DoubleCross : (9D10+26) → 53[2,5,9,3,7,7,8,5,7]+26 → 79
神楽 和樹:神楽 和樹の侵蝕率を+6(侵蝕率:140->146)
GM:79*50=3950
GM:目標到達地点まで、3,800m
GM:即ち──あなた達の攻撃は『聖堂』を破壊せしめ、他UGNオーヴァードの健闘の元、『聖堂』の残骸を無人の海上へ落下させることに成功する!
雛菊遥:「行っきますよー!」
雛菊遥:全身から、爆発的な放電。
雛菊遥:それを、一点へ向けて撃ち放つ。
雛菊遥:雛菊遥の衝動は破壊。
雛菊遥:ここまで──心地よく衝動に身を任せたことなどあっただろうか。
雛菊遥:瞬間、周囲は光に包まれ、遅れて轟音が鳴り響いた。
雛菊遥:十億ボルトもの電圧、五十万アンペアもの電流によって、瞬間的に空気は三万℃まで温められ、膨張した空気が爆音を発生させる。
雛菊遥:膨大なエネルギーが、聖堂を破壊せんと、暴れ回る!
GM:──炸裂! 下級戦闘員の宿舎が、資材倉庫が、土台ごと崩れていく!
GM:空に浮かぶ巨大な人工物の一区画が、壮大な倒壊を始めるが──
鏑木 鵠:『もっと! もっと連発してください! 一発や二発じゃ足りない!』
鏑木 鵠:もはや通信機ではなく、巨大なスピーカーを抱えて空を飛ぶ鏑木が、空から叫んでいる。
鏑木 鵠:『ここからでも見えてますよ、雛菊さんですよね! まずは生きてたようで何よりですが!』
鏑木 鵠:『もうこうなったら、余力残そうとか思わないように!』
鏑木 鵠:『うっかり落ちたら拾いに行きますので! 動けなくなるまで暴れるつもりでお願いしまーす!』
雛菊遥:「了解です!」
雛菊遥:連続する轟雷。それは稲妻というよりは、瀑布の如く。
雛菊遥:出力の出し惜しみはしない。全力の雷撃による衝撃波を聖堂に叩き付ける。
雛菊遥:轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟
雛菊遥:轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟
雛菊遥:轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟
雛菊遥:視界全てを覆う雷。
雛菊遥:かつての理想の在処を──破壊する。
UGN戦闘員:『炉心11から17番まで停止、生産区画落とします!』『炉心30番台40番台、全停止! 実験区画落下開始!』
UGN戦闘員:『地上までの距離は?』『残り7500m!』『想定より聖堂本体の墜落が速い!』『分割を急がせろ!』
GM:『聖堂』が砕かれていく。
GM:空に浮かぶ一つの、巨大な島のようだった。それが引き裂かれ、別たれて、
GM:飛行オーヴァード部隊や、或いは航空機、戦闘ヘリに牽引され、遠くの海へと運ばれていく。
GM:はるか眼下の地上、あなた達の街を守る為に。
玻璃上八里:「──ファ—ッハッハッハッハッハァ!!!」(任意のカッコいい決めポーズとド派手な光源演出)
玻璃上八里:「むゥあかせて置くがいい!もう一発さっきの要領で行くぞォ!!!」
玻璃上八里:勢い良くフルオートショットガンを天へと向け──発砲!
玻璃上八里:銀の弾薬が宙へと放たれ、聖堂の上空へ舞っていく!
玻璃上八里:雷鳴が轟くどころか、埋め尽くされる中に飛び込んだ弾丸だ。
玻璃上八里:方々へ散った弾薬は即座に撃ち据えられ、燃え始めていく。
玻璃上八里:──イージーエフェクト:〈折り畳み〉
玻璃上八里:解除。
玻璃上八里:ここまで侵蝕率を高めることでようやく手が届く、『高速錬成』の領域。
玻璃上八里:叩き落すために相応しいイメージは──既にできているッ!
玻璃上八里:「──カミのシート『達』よ!裁きを下す時だ!!!」
玻璃上八里:組み上げられし左手たちが。
玻璃上八里:10。
玻璃上八里:20。
玻璃上八里:なお多く!
玻璃上八里:「破壊の化身達よォ!振り下ろす全てを──」
玻璃上八里:「たァたァきィ潰せェェェェェイ!!!!!!!!!!」
玻璃上八里:名づけるのならば──破壊の拳雨(クレイジーハンズ)。
玻璃上八里:振り下ろされし拳たちが……次々に降り注ぎ!
玻璃上八里:K
玻璃上八里: R
玻璃上八里: A
玻璃上八里: T
玻璃上八里: O
玻璃上八里: O
玻璃上八里: O
玻璃上八里: M
玻璃上八里:!!!!!!!!!!
玻璃上八里:全てを焼き尽くす破滅的熱量がッ!哀しき聖堂を叩きのめす!!!
GM:破砕、破砕、破砕、破砕──聖堂へ降り注ぐ拳の豪雨は、その地を割り、その塔を押し潰す!
UGN戦闘員:『病棟区画分離──もう少し! 炉の停止遅らせられませんか!』『馬鹿やろう、あんなデカブツいつまでも空に置いておけるか! 誰が見てるかも分からねえんだぞ!』
鏑木 鵠:『『聖堂』本体、地上まで5000m切りました!』
GM:幾人もの声が重なって飛び交う! 街は次第に遠ざかる──
春日 雪:「……ふふ。遥ちゃんも、すっかり馴染んで……いえ。玻璃上さんと、和樹さんのおかげ、ですね」
神楽 和樹:「そう? まぁ、君が言うならそうかもな」
春日 雪:─動くこと適わず、壁にもたれかかったまま。同じようにいる、習志野律を、なんとも言えない感情を込めた目で見つめて。
春日 雪:「そうですよ。……では、和樹さん」
春日 雪:─このひとの戦いは。ふたりのように、そしてあの人のように、決して派手なものではなく。
春日 雪:彼自身が、そう自認しているように。とうに引退した前作のヒーローが、新作の主人公を助けるような。そんな、裏方に近い在り方の人だ。
春日 雪:─だからこそ。わたしは。わたしたちは。─あの人は。
春日 雪:「お勤め、果たされますよう」
春日 雪:託すことが、できるのだ。
神楽 和樹:「承った」
神楽 和樹:「──終わらせて。怒られに行こうか」
神楽 和樹:破壊の轟音が響く中。四人の中で、二人だけの相談が終わる
神楽 和樹:杖は限界だ。既に全力は出せない。チャンスはそうないだろう。
神楽 和樹:それでも、構えて──
神楽 和樹:声が聞こえる
“綴”:「『主にむかってわたしは歌おう、彼は輝かしくも勝ちを得られた、彼は馬と乗り手を海に投げ込まれた。』」
“綴”:「『主はわたしの力また歌、わたしの救となられた』」
“綴”:「『彼こそわたしの神、わたしは彼をたたえる、彼はわたしの父の神、わたしは彼をあがめる。』」
“綴”:「……さて和樹よ。我々は、あれらはカナンへと辿り着けると思うか?」
“綴”:くつくつと、男に宿ったRBは肩で笑う。死闘を見届けた声は愉しげで、
神楽 和樹:「知らねぇ」
神楽 和樹:吐き捨てるよう、静かに返す
神楽 和樹:「俺にできるのはたったひとつだ」
神楽 和樹:「この地を生きて。歩いていく。先に何があるのかわからなくても」
神楽 和樹:ただ。与えられた喜びが、傷つけられた痛みが、踏み固めた道が。
神楽 和樹:いつか己と誰かの祝福となり。幸いであるようにと。
神楽 和樹:「選択に後悔なく、進み続けるだけだ」
神楽 和樹:最後の呪文(ことば)は自らにかけ、引き金を弾いた。
神楽 和樹:脱出(Exodus)の、未来へ進むための一矢が鋼鉄の躯より放たれる。
GM:空へ、光が放たれた──
UGN戦闘員:『18番から29番、動力炉を停止! 戦闘機械区画です、回収漏れに気をつけて!』『外円周防御壁を剥離成功! 牽引します!』
UGN戦闘員:『〝ヴァーハナ〟砲撃、到達まで5、4、3、着弾、今!』『城塞下部を貫通──けれど、まだ、まだ!』
GM:ほんの僅かな時間だった──それでも、多くの声が錯綜する。
UGN戦闘員:『残りはどれだけだ!?』『中央区画、指令棟! 春日副支部長もおそらくそこに!』『牽引行程は!?』『残り4割!』
GM:巨大なる空中要塞は、何百もの破片に分割され──小さなものは砕ききられて、大きなものは牽引されて、
GM:海へ、落ちては沈んでいく。
GM:……その中にたった一つ残された、最大の区画。
GM:それは〝ジェネシス9-1〟が身を置く場所であったが故に、地盤単位で、他区画より強度を高められていた。
GM:地上からの砲撃は既に数度行われているが、砕くには至らない。
GM:質量は、あまりにも巨大。海上への牽引はままならない。
GM:このままに落ちれば、市街地への直撃は免れども──港湾地区に程近い海へ落ちれば、
GM:衝撃波が、津波に近い規模の巨大な波が、港を洗い流してしまうのだろう。
鏑木 鵠:『……お願い、届いて……!』
GM:──光が、駆け抜けた。
GM:……………………
GM:…………
GM:数秒。戦場は音を失った。
GM:ついで──耳をつんざくような爆音が轟いた。
GM:神楽 和樹の放った魔弾が『聖堂』を、指令棟を貫き、内部の炉を打ち砕いた。それが故の爆発であった。
UGN戦闘員:『指令区画──破壊!』
鏑木 鵠:『引けえぇーっ!』
GM:……崩れていく。落ちていく。
GM:『聖堂』はもはや、大きなものでも直径十数m程度、
GM:小さなものなら砂粒程度にまで砕かれて、海へと落ちていく。
GM:あなた達が立つのは、その最大の欠片の上だ。
GM:既にして見渡す範囲に、あなた達の視線より高い建造物など無いのだろう。
GM:周囲は、海だ。……遠く北の方角に、あなた達の守る街が見える。
玻璃上八里:崩れ、倒れた柱へ腰掛け。最後のカミ錬成をする。
玻璃上八里:カミ製のグライダーがみるみる内に組み立てられ、完成した。
玻璃上八里:…………手乗りサイズのペーパークラフトだが。
玻璃上八里:「いかん。流石にガス欠らしい」
春日 雪:さて、どうしたものか。今ある手札では何もかもが足りない。─そう、思っていたところに。
春日 雪:「……それ。それです、玻璃上さん」
春日 雪:その、掌サイズの可愛らしい飛行機を見て、にっこりと。
玻璃上八里:「──うむ?」
玻璃上八里:自分と同じくらいボロボロの春日殿へ目を向ける。
玻璃上八里:そろそろ慣性が負け、色素の抜けた髪が上へなびき始めた。
春日 雪:「やり方はお任せします。……わたしの力は、戦いの役に立つのはもちろんですけど」
春日 雪:ゆっくりと、煤と血で汚れた、"カミ"と名乗る女性の頬へ。
春日 雪:顔を近づけ、そして。赤くて長い舌が、ちろりと。その頬にある、小さな傷に─。
春日 雪:「─とっても元気が出るって、評判なんですよ?」
玻璃上八里:「おおぉう」思わず変な声が出る!
春日 雪:─限界を超えて、レネゲイドを賦活する力。ともすれば、人を人でなくすそれは、もう。
春日 雪:自分の意志の中にあると。そう、再確認するように。
神楽 和樹:「まったくもう」多分知ってるだろうけど。雛菊さんの眼を手で塞いで
雛菊遥:「あれー? 神楽さん、これじゃ前見えませんよー」
玻璃上八里:「──ふむむ。しかしこれは凄いぞ!」
神楽 和樹:「見なくていいの」終わったら外す
玻璃上八里:「いいインスピレーションも湧いてきた!カミとしても一世一代の見せ場という訳だなァ!」
鏑木 鵠:『──指令区画の牽引、順調に進んでいます! 市街地から距離10,000m、安全圏へ到達!』
鏑木 鵠:『春日副支部長救出班のみなさん、脱出準備大丈夫ですか!?』
玻璃上八里:流れ込む力。希望(それ)を託されることの意味を。私はよく知っている。
玻璃上八里:「応とも!皆私の周りに集まってくれ!!」
玻璃上八里:「──カミの気球を作るぞォ!!!!!」
玻璃上八里:……堕ちて行く最後の欠片から、白いカミ細工の気球が飛び立って行く。
雛菊遥:気球から、下界を見下ろす。
雛菊遥:初めて目にする海。……まさか、上から見ることになるとは思わなかった。
雛菊遥:体中ボロボロで、何もかも滅茶苦茶で……風情なんて全くない。
雛菊遥:「ふふっ」
雛菊遥:今まで見た中で、一番綺麗な景色だった。
GM:白い気球が飛んでいく。戦いの痕を置き去りにして。
GM:野望の終焉を告げるように、海に降り注ぐ『聖堂』の残骸は、
GM:誰かの願いを乗せて駆けた、流れ星のように堕ちていった。
バックトラック
春日 雪:うおー!
GM:Eロイスはね……
Eロイス
〝ジェネシス9-1〟ノーマルタイプ
《さらなる絶望》《さらなる絶望》《悪夢の鏡像》《変異する悪夢》
〝ジェネシス9-1〟白兵タイプ
《悪夢の鏡像》《変異する悪夢》
〝ジェネシス9-1〟RCタイプ
《悪夢の鏡像》《変異する悪夢》
〝ジェネシス9-1〟支援タイプ
《悪夢の鏡像》《変異する悪夢》
巨大癒合ジャーム
《不滅の妄執》《餓えの淵》《餓鬼の晩餐》《傲慢な理想》
GM:4+2+2+2+4で……14個!
春日 雪:大盛り!
玻璃上八里:フハハーッ!いっぱい!!!
神楽 和樹:ウヒョー
雛菊遥:大盤振る舞い!
玻璃上八里:振るぜ振るぜ!!!
雛菊遥:当然振ります!
神楽 和樹:振ります
春日 雪:振りましょう。然る後2倍で振る。(無慈悲)
春日 雪:133-14d10
DoubleCross : (133-14D10) → 133-70[7,2,1,6,7,3,7,4,2,1,9,9,9,3] → 63
春日 雪:すっごい落ち着いた。
雛菊遥:181-14d10
DoubleCross : (181-14D10) → 181-83[7,6,10,1,5,10,5,3,8,10,3,8,1,6] → 98
神楽 和樹:146-14d10
DoubleCross : (146-14D10) → 146-76[7,2,9,1,6,6,4,2,8,10,9,3,3,6] → 70
玻璃上八里:164-14d10
DoubleCross : (164-14D10) → 164-66[5,8,8,8,2,4,4,9,2,1,5,1,7,2] → 98
雛菊遥:帰還確定!
玻璃上八里:チョー元気!帰還確!
習志野 律:試してみるか……
習志野 律:残ロイスはゼロ。
習志野 律:182-14d10
DoubleCross : (182-14D10) → 182-91[6,2,7,7,6,9,4,6,9,10,10,9,3,3] → 91
習志野 律:は、はは……
春日 雪:ちょっと習志野さん?
神楽 和樹:あらあら
GM:ぶははははは
習志野 律:帰って来ちゃった……
GM:生き延びちゃったねぇ
雛菊遥:やったー! 律さん!
GM:まぁ凍結処理だろうけどな!
習志野 律:出荷よー!
GM:それとも生きたままで捕縛かしら
春日 雪:監禁かもしれないでしょ!
習志野 律:なんか、その、ジャームじゃないらしいです。はい。
習志野 律:帰還しました。
GM:雪ちゃんが律さんを監禁するって?
神楽 和樹:あとは残りロイス二倍振りで3点確保します
春日 雪:ともあれロイス分の処理も残っておりますので、63から2倍振り。
GM:さて、通常ロイス分もふりな!
玻璃上八里:とりあえずもっと厳重に頼むぜ!!!
春日 雪:63-8d10
DoubleCross : (63-8D10) → 63-40[10,5,1,6,6,2,7,3] → 23
神楽 和樹:70-8d10
DoubleCross : (70-8D10) → 70-50[2,10,8,7,5,7,5,6] → 20
雛菊遥:一倍振りで!
春日 雪:2倍で3点!
玻璃上八里:自分は素振り!残ロイス3!
雛菊遥:98-5d10
DoubleCross : (98-5D10) → 98-34[4,10,8,4,8] → 64
神楽 和樹:こちら2倍で3点
玻璃上八里:98-3d10
DoubleCross : (98-3D10) → 98-17[4,7,6] → 81
雛菊遥:4点ですね
玻璃上八里:完璧!5点!
GM:ではそこに、シナリオ5点といつもの5点にEロイス14点……つまり24点を足しな!
玻璃上八里:29!
雛菊遥:28点!
神楽 和樹:27点!
春日 雪:27点!
GM:C((29+28+27+27)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 37
GM:どうやら私は37らしい……ということで
GM:生還おめでとうのお疲れ様でした!
玻璃上八里:お疲れさまでしたァ!!!
習志野 律:お疲れ様でした……!!!
神楽 和樹:お疲れ様でした!
雛菊遥:お疲れ様でした!!
春日 雪:イェア!まずはお疲れ様でしたー!
ED1:一日後
GM:──まだ情報工作班が仕事を終えずに奔走している時分のことだ。
GM:救出された春日 雪は、即座にUGN系列の病院へと運ばれた。
GM:幸いにして命に別状は無く──とは言うものの損耗が激しく、一日ばかりは面会謝絶の状況にあった。
GM:その制限が解かれたのが今朝のことで、そして今は、まだ日も中天に掛からぬ午前である。
神楽 和樹:「急に悪いね。こっちもちょっと立て込んで、空いてなくって」
神楽 和樹:イリーガルといえど本件に関わったことで、要求される書類作成の量は多大だ
神楽 和樹:サインの承認のみで済むものから、黙秘に関する条文(妙に長い)を確認の上に判子
春日 雪:「初動からの報告ばかりは、今回、わたしはお手伝いできませんからね……その分、落ち着いたら色々と事情聴取が待っていますが」
神楽 和樹:逃げだし、もとい。隙間を縫って彼女の病室を訪れて。結果的に最速となってしまった
神楽 和樹:「お疲れ様。……副支部長の休暇というには、物騒すぎるのが難点だ」
春日 雪:「ふふ、そうですね。……思えば、仕事をせずに過ごしたのは、何か月ぶりでしょう」
春日 雪:その言葉を肯定するかのように。寝台の横には、決裁を要する書類が─山、と呼ぶほどではないにしろ─積み上がっている。
神楽 和樹:「その歳でワーカーホリックは笑えないな」
春日 雪:「大丈夫ですよ、もう少しの辛抱ですから。……ええ、きっと」
春日 雪:「年が明けた頃には、色々と落ち着いているでしょうから」
神楽 和樹:「年明け、か」
神楽 和樹:「……そうだな。そうであって欲しい」
神楽 和樹:「こんな忙しいんだから、次の年くらいはのんびりしたいよなぁ」
神楽 和樹:座ったまま。ぐ、と背伸びの仕草
春日 雪:「本当に。……来年、お二人で改めて新婚旅行などはいかがです?」
神楽 和樹:「いいねー。夢がある。国内でも国外でも」
神楽 和樹:他愛のない言葉を交わし合う。意味の無い、しかしその価値を知っている
神楽 和樹:「ひとつ約束は果たせたかな。雪ちゃん」
春日 雪:「……ええ」
春日 雪:好きにはなれない、病室の香り。それすらも愛おしげに感じる、そんな妙な気持ちのまま。
春日 雪:「和樹さんは、わたしを。樹さんを。……そして」
春日 雪:「わたしの大切なお友達を。仲間を、助けてくれました」
春日 雪:─まだ、報告書を読んだわけではないけれど。それでも。
春日 雪:この人は、いつものように。当たり前の、何でもないことをするように、背後に在るものを、背後にいる人を助けたのだろうと。
春日 雪:そんな確信を得て、薄く微笑みを浮かべる。
神楽 和樹:「……ならよかった」
神楽 和樹:「まぁ、俺はちょっと手を出しただけだよ。実際のところ、雛菊ちゃんが頑張ってくれたからだ」
神楽 和樹:「玻璃上さんとな。エージェントは大変なもんだ」
神楽 和樹:──答えて、背後の引き戸からノックが響く。……続く見舞いの客だろう
春日 雪:「……和樹さん。わたしたちが、頑張れるのは」
春日 雪:─わたしが、諦めずに頑張れたのは。
春日 雪:「きっと、帰る場所がある。そう思えるから、なんですよ」
春日 雪:─聞こえたノック音に、どうぞ、と応える。その前に。
春日 雪:「─ですから。ただいま、和樹さん」
春日 雪:行ってきますは誰にも言えなかったとしても。それだけは、言いたかった。
神楽 和樹:「……ああ。おかえり、雪ちゃん」
神楽 和樹:その言葉を自分が伝えるのは。少し、荷が勝ちそうだが。
神楽 和樹:「それじゃまた」
神楽 和樹:扉を開き、入れ違いに病室を出る
神楽 和樹:──────
神楽 和樹:「会っていかないのか? 折角退院したってのに」
神楽 樹:声に彼女は振り返った。色素の薄い肌に、ブリーチでは出ない白の長髪と色違いの双眸。彼女の姿はよく目立つ。
神楽 樹:「病み上がりでしょう。貴方から様子を聞ければいい」
神楽 和樹:「またまた」
神楽 和樹:歩み寄り、肩に手を回した。知らない人間が見ればナンパの様相。
神楽 和樹:「無理するなって。雪ちゃんの友達が増えたもんだから、ちょっと寂しがってるくせにオ゛ヴッッッッ」
神楽 和樹:ブーツの踵が和樹の足の甲へ突き刺さった。漏れる猫とネズミのアニメめいた悲鳴。
神楽 和樹:「てかげんおねがいします」半泣き
神楽 樹:「調子に乗らなければする」
神楽 樹:吐息
神楽 樹:「……止められた理由はわかってる。雪に心配させて、どう会えばいいか」
神楽 和樹:「いつも通りでいいだろ。お前の友達は、そんな気難しい子か?」
神楽 樹:「違うけれど」
神楽 和樹:まったく、と。言葉を挟む。第六支部で歴戦のフォワードを張る一人にしては弱気な様子を見せる妻に
神楽 和樹:「俺は本当に頑固な子と縁がある」
神楽 樹:「なに。その物言い」
神楽 和樹:「雪ちゃんに聞いてみろ。新しい友達のこと、俺よりよっぽど詳しく話してくれるさ」
神楽 和樹:「良い子だぜ。初対面の俺の物言いをしっかり聞いてくれる子だからな」
神楽 樹:「それは確かに」
神楽 和樹:「妻が冷たい」
神楽 和樹:夫婦漫才めいた嘘泣きは無視される。すぐ飽きて表情は戻った
神楽 樹:……静かにブーツが、一歩動く。爪先は、和樹と反対方向に
神楽 和樹:どんな脅威にも平然な顔をしているくせに。こうして、誰かと会うことですら悩んでしまう。
神楽 和樹:答えは決まっているのだから、少しだけ背を押してやる。いつもそうやってきた。
神楽 樹:「ありがとう」
神楽 和樹:「どういたしまして」
神楽 和樹:歩いてゆく背を見送り。病院を出る
神楽 和樹:──空を見上げた。聖堂は砕け散り、海の底に沈んだ。その海の色を映したような青と、波しぶきのように点々と浮かぶ雲。
神楽 和樹:「……もっと世界は簡単なんだ」
神楽 和樹:そう信じていたい。勝者の理屈だと、反論はされるだろう。
神楽 和樹:「幻想と言われようが」
神楽 和樹:「それが一番いいんだからさ」
神楽 和樹:その夢を信じているものがいるから。それを支えて、歩いてゆく
神楽 和樹:神楽和樹は変わらない。ただそうやって、歩いてゆく。
神楽 和樹:遠くから。おかえり、と。ただいま、が。聞こえた気がした
ED2:数日後
GM:十二地区、俗称〝UGN墓地〟。
GM:正式名称は何かしら有るのかも知れない。だが、この呼び名が最も通りが良いだろう。
GM:読んで字の如く、ここにはUGNの一員として生き、戦い、殉職した者達が眠っている。
GM:その一画に──名が特定できぬものの墓がある。
GM:奇妙な物好きが、ひとり居た。
GM:自分が死んだら、名も無き兵士として、無名墓に合葬して欲しい──等と同僚に話していた。
GM:だからこの墓地に、〝末柄 晴〟という名の刻まれた墓碑は無い。
春日 雪:「……現在の第12支部は、元々。第9支部管轄区域を担当しておられたそうです」
春日 雪:つまりわたしたちの先達ですね、と。手を合わせ、目を閉じたまま。
春日 雪:「その、第12支部が担当する区域にあるここに。現第9支部の方を弔いに訪れるというのは」
春日 雪:「……なんだか、不思議な気持ちです。縁、と言うべきなのかもしれませんが」
玻璃上八里:「ふむ……」葬儀の形式に倣い、手を合わせている。
玻璃上八里:傍らに立つ者へ意識を向けつつ、玻璃上八里は墓参りに付き添っていた。
春日 雪:「……第12支部の真堂支部長は、服装どころか、信仰の種類も有無も気になさらないそうですよ?」
春日 雪:などと、小さく笑いながら。ゆっくりと、細い両脚に力を込めて─。
春日 雪:「……っ」
春日 雪:ぐらりと、地面が傾く感覚。
玻璃上八里:「──おおっと!」ぽすん、と倒れ掛かる少女を支える。
玻璃上八里:「大事ないか、春日殿?」
春日 雪:「……また、助けられてしまいました」
春日 雪:「ふふ、おかげ様で。……やっぱり、無理はいけませんね。それに、我慢も」
玻璃上八里:「フ……そうだなァ。」いつもの白スーツを纏い、彼女は優しく微笑む。
春日 雪:─胎内を蝕む痛みは、いつも通りで。無理矢理に吸い上げられたいた時に比べれば、微々たるものではあるけれど。
玻璃上八里:「私自身、春日殿の付き添いではあるからね。」
玻璃上八里:「また倒れられてしまっては、支部の皆様に申し訳が立たないさ」
春日 雪:「……玻璃上さんに、付き添いをお願いしたのは」
玻璃上八里:スーツの下に巻かれた包帯も、もうすぐ外せる頃だ。
春日 雪:─同じ、第9支部の面々ではなく。第8支部に所属…所属?している"カミ"を呼び寄せたのは。
春日 雪:「怖かったから、です。……きっと晴さんは、謝る必要も悔いる必要もない、と言ってくれるでしょう」
春日 雪:「第9支部の皆も。……悔み、悲しみはしても。少なくとも……面と向かってわたしを責めることは、ないのだと思います」
玻璃上八里:「…………」静かに。耳を傾ける。
春日 雪:「……でも、わたしはわたしを、赦してはいけない。失われたものを、当然と思ってしまっては、わたしは」
春日 雪:「今度こそ、還ってこれなくなる。……そう、思うんです」
玻璃上八里:──末柄 晴。死闘の末にジャーム化する事も厭わず、彼女を護り抜こうとした者。
玻璃上八里:私が会ったことはなく、そして話す機会もなくなったであろう『者』。
玻璃上八里:「……春日殿」「その大役を私へ任せてくれたことに、まずは感謝をするとしよう。」
春日 雪:「……いいんですよ。弱虫な女の子だと、笑ってくれたって」
春日 雪:少しひねくれたような応えには、けれど、暖かな感謝の想いがあって。
玻璃上八里:「泣けるときに泣くことを、弱虫となじる者はおるまいよ」
春日 雪:「……わたし、泣いてなんて」
春日 雪:支えられ、抱き抱えられたまま見上げる、赤い瞳の端には─。
玻璃上八里:そっと、支えている少女の目端を指で拭う。
玻璃上八里:「春日殿」「生きている命──特に人は、勝手に動くものだ。」
春日 雪:「……まったくもう。まるで、律さんみたいなことを」
春日 雪:「……はい」
春日 雪:軽口で流そうとした、零しかけた言葉を飲み込んで。小さく、ひとつ頷く。
玻璃上八里:「私も春日殿を助けたかったからあの聖堂へ乗り込んだし。雛菊殿や、神楽殿だってそうだろう」
玻璃上八里:「……あの習志野律も、そうなのだろうさ。」
玻璃上八里:「私たちは色んな人とぶつかり合って、色んな目に遭いながら生きている」
春日 雪:「……ええ、ええ。その中で、望み通りになることなんて、ほんの一握りだとしても」
春日 雪:「わたしたちは、生きています」
玻璃上八里:「──ああ」「例え、明日の私たちがどうなるか知れずとも」
玻璃上八里:「思い出だけにとらわれて動けなくなるのは……きっと、苦しいからな。」
玻璃上八里:「多分、死ぬよりも」
春日 雪:「……ええ」
春日 雪:─その言葉を受けたことで。ひとつ、迷いが消える。
玻璃上八里:「……四十九日目には、私以外の者も呼ぶといい。」
玻璃上八里:「末柄殿も。その位の重荷は背負えるだろうさ」
春日 雪:「ふふ、本人は雲の上で困った顔をしそうですけれど、是非。……ねえ、玻璃上さん」
玻璃上八里:「……うむ?」
春日 雪:「ありがとう。おかげ様で、わたし。大切なお友達に、大事なことを言えそうです」
春日 雪:そう、晴れやかな顔で告げてから。悪戯っぽく、目を細めて─。
春日 雪:「……今の玻璃上さん。とっても素敵でしたよ。まるで─」
春日 雪:「本当の、神様みたい」
春日 雪:くすりと、笑う。
玻璃上八里:「──フフ。こう見えて、毎日が自転車操業だけどね」
玻璃上八里:ニコリと笑みを返し、天を見る。
玻璃上八里:神は人によって定義された存在だ。概念を少しづつ知って、悩んで、悩んで。
玻璃上八里:私はカミを名乗った。それはスレイヤーセルの様に、到達するような救いを信じたからではなく。
玻璃上八里:そうした『救い』がもっと嫌だったからだ。杓子の救済を押し付けて、人が傷付いて。
玻璃上八里:『私』の様な、地獄の果ての救いを探しに行く者が増える事に。
玻璃上八里:色んな独りよがりの救い方を見て来て、それら全部、『私』は許せなくて。
玻璃上八里:そして……私自身。誰かを踏みにじって到達する救いへ向かう気は湧かなかった。
玻璃上八里:だからずっと探している。納得いくまで止まらない様に『カミ』と名乗って、自分ができる助けも続けている。
玻璃上八里:誰も踏みにじらず、誰もを助けられるような……行くべき道も見えぬ理想をだ。
玻璃上八里:(この夢をかなえる為に/この夢かなわず、何も残せなくてもいい)
玻璃上八里:「だからこそ」
玻璃上八里:「私は『神』ではなく『カミ』なのさ。」
ED3:これからの未来
GM:──N市第九地区、UGN支部。
GM:平日の、静かな朝のことだった。
GM:支部内には、職員が寝泊まりする為の、宿直室のような設備も備わっている。
GM:一時的には〝住居を失ったもの〟を保護する為にも使われる箇所であるが、
GM:『聖堂』を落としたのは、さて。住居を失った──という定義には、一応合致はしているのか。
GM:そういう訳で雛菊 遥は、第九支部に寝泊まりしているのであった。
春日 雪:─そんな彼女に与えられた一室に、私物めいたものはおろか、家具は必要最低限なのだが。
春日 雪:こればかりは、と。副支部長自ら、半ば強権めいて設置させたものがある。
春日 雪:「……よし。よしよし。これでばっちりですよ、遥ちゃん」
春日 雪:その、小学生が使うにしては少しばかり大きすぎる姿見の前にあなたを立たせて。あれやこれやと、服や髪に手を入れて早十分以上。
春日 雪:ようやく、満足そうににこりと微笑みを浮かべる。
雛菊遥:「ふふふふふー」だらしなく頬が緩んでいる。
雛菊遥:くるりと姿見の前で回る。
雛菊遥:「ふふ、ふふふふー」笑う。
春日 雪:「……ううん。本当はもう少し、脚を見せると魅力的だと思うんですけれど……」
雛菊遥:「ふふっ、雪ちゃんと同じくらいの丈がいいですー」
雛菊遥:「それとも、雪ちゃんは短い方が好きですかー?」
春日 雪:「あら。では、わたしがスカートを短くすれば……」
春日 雪:「……なんて。遥ちゃんに何が似合うかは、これから少しずつ、試していきましょう?」
雛菊遥:「ちゃんと、教えてくださいねー。わたし、こういうの疎いんです。律さんが色々教えてくれたんですけど、あの頃はそんな余裕はなかったのでー」
春日 雪:─その名前が、こうして当たり前のように、彼女の口から出たことに。
春日 雪:「……ええ。ええ。知ってますか、遥ちゃん。UGNのイリーガルって、実はけっこう稼げるんです」
春日 雪:「素敵なお洋服を、たくさん買って。たくさん着て。……そして」
春日 雪:「とびっきりのおめかしで、空さんたちとまた会えるのも。そう、先の話ではないかもしれません」
春日 雪:─なぜだか、少しだけ、泣きたいような気持になったけれど。
雛菊遥:「……そうですね。まだ、約束は果たせてませんからね」
雛菊遥:あの時みた海は、本当に綺麗だったけれど、あの場に彼女はいなかった。
雛菊遥:自分が、今の彼女と関わっていいのか、と思う気持ちもある。
雛菊遥:それでも、繋いだ絆をなかったことにはしたくはない。
雛菊遥:「その時は、雪ちゃんも一緒に。玻璃上さんや神楽さんのことも紹介したいですねー」
春日 雪:「……ええ。ひょっとしたら、わたしはまだ……いえ、ずっと、赦してもらえないままかも、しれませんけれど」
春日 雪:「かもしれない、を理由にして、遠慮や我慢をしていては。何も変わらないですから」
雛菊遥:「そうです。諦めるのは雪ちゃんらしくありません」
春日 雪:「はい。諦めなかったから、こうして、わたしはここにいて。新しいお友達と…遥ちゃんと、出会えて」
春日 雪:「─当たり前のように、一緒に学校に行けるんです」
雛菊遥:「ふふ、ふふふふっ」
雛菊遥:また、顔が蕩ける。
春日 雪:そうして、はいどうぞとあなたに渡されるのは。真っ赤な、11歳の少女が持つにしては真新しいランドセル。
雛菊遥:「ああ、すみません。何だか、とっても楽しみでー」
春日 雪:「ふふ、いいんですよ。お友達の可愛らしいところを見るのは、わたし、大好きです」
雛菊遥:受け取って、予想していた以上の重さに少しふらつく。
雛菊遥:「おっととととー。何だか、思っていたよりいっぱい入るんですねー」
春日 雪:「ええ。ノートに教科書に、お箸にふきん。それに」
春日 雪:「きっと、思い出もたくさん」
春日 雪:自分も、あなたと同じ色のそれを─やはり、ほぼ新品に近い、使いだして1~2年ほどと見えるランドセルを背負う。
雛菊遥:「ふふっ、わくわくしますねー」
春日 雪:「はい、ですから─」
春日 雪:「……いつか、遠い過去の出来事になったとしても」
春日 雪:「これまで起こったことも。見たものも。感じたものも。ぜんぶ、ぜんぶ」
春日 雪:「ランドセルに、詰め込んでしまいましょう」
雛菊遥:「──はい、詰めるの、ちゃんと手伝ってくださいね?」
GM:──こん、こん。ドアが軽くノックされる。
鏑木 鵠:「お二人ともー。そろそろ用意は大丈夫ですか?」
雛菊遥:「鏑木さん! おはようございますー」
雛菊遥:にっこりと笑顔を向ける。
春日 雪:「はい、バッチリですよ。どうです、素敵でしょう?」
鏑木 鵠:「おはようございます──あら、お揃いの赤にしたんですね」
春日 雪:少女らしい微笑みを浮かべて、くるりと一回転。スカートの裾が、花弁が開くように広がる。
雛菊遥:「お揃いです! ふふふふー」
鏑木 鵠:まず目を引かれたのはランドセル。それから回る裾。
鏑木 鵠:「……ええ、本当に」
鏑木 鵠:「こうしてると、お二人が小学生だってことを思い出しそうです」
鏑木 鵠:「普段はすっかり忘れてしまってることですから」
鏑木 鵠:きゅっ、と靴底を鳴らして、先導するように歩き始める。
春日 雪:「ふふ。じゃあ、小学生らしく」
春日 雪:「詰め込む思い出の、新しいひとつを。探しに行きましょう」
春日 雪:─"お友達"の手を、そっと握って。先導に続いて、小さな歩み。
GM:玄関先では、送迎用の車が後部座席を開けて待っていた。
雛菊遥:「雪ちゃんと──他にもたくさん、鏑木さんや色んな人達と一緒なら、きっと、いくらでも詰め込めますねー」
鏑木 鵠:手で、車内へと二人を促しながら、
鏑木 鵠:「二人とも、行ってらっしゃい」
鏑木 鵠:「〝おかえりなさい〟を言うのは、また別の誰かになるかも知れませんが」
鏑木 鵠:「誰かが必ず、そう言ってくれます」
鏑木 鵠:「それが第九支部の素敵なところです」
雛菊遥:共に、並んで歩いて。立ち止まり、振り返る。
雛菊遥:「はいっ。──行ってきます!」
雛菊遥:ごく普通の小学生のように、元気いっぱいに。
春日 雪:続いて、行ってきますと応える声は。朗らかなものではなかったけれど、少女らしい柔らかなもので。
春日 雪:「……そうそう。今日は、下校も一緒ですよ遥ちゃん。その後は」
春日 雪:繋いだ手を引いて、車内へ移りながら。
春日 雪:「暖かくて甘いお茶と、美味しいお菓子が、遥ちゃんを待っています。……遥ちゃんに紹介したい人も、たくさんいるんですよ」
春日 雪:「ですから……これから続いていく、続かせていく毎日を」
春日 雪:「─どうか、目一杯。楽しんでいきましょう」
春日 雪:ね?と。問いかけるように、願うように発せられた言葉は。
春日 雪:年相応の、これまで見せる相手はごく僅かであった笑顔と共に。
雛菊遥:「ふふふ、楽しみなこと、いっぱいですねー」
雛菊遥:「わたし、甘いものは大好きですー。甘いお茶も、お菓子も……どんなお菓子があるんでしょう。ふふ、楽しみですねー」
雛菊遥:「金平糖があると嬉しいですねー。わたしのお茶は砂糖いっぱい入れてくださいねー」
雛菊遥:「ふふふふ──」
雛菊遥:明るい未来に思いを馳せる。
雛菊遥:それは、誰もに与えられる救いではなく、もっと小さなもの。
雛菊遥:自分が思い描く幸せ。
雛菊遥:けれど、そこにいるのは自分一人ではない。
雛菊遥:大切な友人と、絆を紡いできた人達。これから知り合う人達。
雛菊遥:きっと、その道は平穏であるばかりではないだろう。
雛菊遥:それでも、きっと、楽しいことの方がずっと多い。今はそう思える。
雛菊遥:そうでなかったとしても、後悔することはないだろう。
雛菊遥:一人じゃない。それだけのことが、何よりも心強い道しるべになる。
雛菊遥:「──とっても、楽しみです!」
雛菊遥:だから、歩いて行く。
雛菊遥:遥か彼方──ずっと遠くまで続くこの道を。
エピローグ
GM:UGNの機密の一つだ。
GM:ジャームではなく、だが更生の余地無しとされたオーヴァードを収監する〝牢獄〟の場所は、
GM:N市の〝どこ〟と多くに知られている訳ではないが、確かに存在する。
GM:幾つもあるのかも知れない。巨大な施設がひとつだけやも知れない。
GM:全容を知るものは少ないが──ひとつ、明確なことがある。
GM:この牢は地下にあり、オーヴァードの攻撃力を想定した多重の防壁により構築されている。
GM:ひとたび中に収められたものが、許可を得ずして外へ出る可能性は、
GM:決して有り得ない。
鏑木 鵠:「……………………」
鏑木 鵠:牢の外。怒りを抑えようとの試みを繰り返しながら、冷ややかな眼が〝囚人〟を見据えている。
習志野 律:「おや、珍しい顔じゃないか。今日の食事の配給は、キミが担当なのかい?」
習志野 律:牢の外に女性の姿を見つけるや否や、嬉々として声を掛ける。
習志野 律:声が通っているかは怪しいものだ。電子制御で、此方からの声は向こうが『良し』とした場合にしか届かないようになっているらしい。
鏑木 鵠:「……配給はもう少し後です。私は、個人的な用事であなたの顔を見に来ただけ」
習志野 律:「嬉しいな、返事が返ってくるなんて」 喜色を隠すことのない声が朗々と響く。
習志野 律:「それでも構わないよ。ここは退屈で仕方ない」
習志野 律:身体的な拘束はさほど厳しくはない。両手首をがっちりと後ろ手に固定されている程度のものだ。
鏑木 鵠:「その退屈は、これから先、あなたの生涯を支配します」
鏑木 鵠:「その牢の中で取れる手段では、私達オーヴァードには自害さえ難しい」
鏑木 鵠:「あなたは……もう、ただ生きているだけだ。何も持たず、これから先に何かを得ることも無いでしょう」
習志野 律:「だろうね。元より、ボクにそこまでの力はないし」
習志野 律:「ふふ、覚悟はしていたけど──寂しいものだね」
鏑木 鵠:「……あなた達が求めていた結果と同じじゃあないんですか?」
鏑木 鵠:「世界の何もかもを殺し尽くすという目的と、あなたの現状とは」
習志野 律:「あなた達というのは、リーダーとボク、ということかな。それなら生憎、彼女とボクの求めていたものは一緒ではないよ」
鏑木 鵠:「……へぇ」
習志野 律:「彼女自身にも、理解してないと言われてしまったしね。これでも、ボクなりに色々考えて努力はしてみたんだけど」
鏑木 鵠:「わかりませんね。あなたは一体、何をしたかったんですか?」
習志野 律:「うーん、そうだなあ……『世界の何もかもを殺し尽くす』というのは、ボクにとって目的でしかなくて」
習志野 律:「その先に、世界の終わりがあればそれで良かった」
習志野 律:「だって、愛する人はもうこの世界にいないんだからね」
習志野 律:ふふ、と笑って。
習志野 律:「……なんて言ったら、キミは信じるのかな?」
鏑木 鵠:「さあ。あなたは信用に値しない──とは言いませんが、信用すると危険な生き物だとは認識していますから」
鏑木 鵠:「けれども、ならばやっぱり同じことです」
鏑木 鵠:「この牢があなたの世界の終わり。あなたは求めていたものを手に入れた」
習志野 律:「ああ、でもね──」
習志野 律:「ボクが皆を愛していたということ。それだけは本当だ」
習志野 律:「だからね、今は。それだけが寂しい」
習志野 律:その表情は、笑ってはいない。ただ、空虚だ。
鏑木 鵠:「……さようなら、最悪の後輩。あなたの経歴には一片の同情を見出しますが、それでも尚」
鏑木 鵠:「みんなの生きていく世界にもう、あなたがいない事に安堵します」
鏑木 鵠:踵を返す。
鏑木 鵠:靴音は足早に遠ざかり、重い扉は閉ざされる──。
習志野 律:「また会いに来ておくれ。今度はそうだな──雪さんが一緒だと嬉しいな」
習志野 律:きっと届かないだろう声を、その背に、扉に投げかける。
習志野 律:「…………ふふ」
習志野 律:随分と嫌われてしまったものだ。世界の誰とも会うべきでない、そういう末路を辿るべきだ、という。
習志野 律:今後、春日 雪を始め──雛菊 遥、朝霞 空、赤夜 佳那美。彼女たちが会いに来ることはないだろう。
習志野 律:正確には、希望しても止められるはずだ。警戒を怠る組織ではない。
習志野 律:であれば、どうしようか。ボクは、この孤独をどう凌ごうか。
習志野 律:「──そうだね、なら、もう」
???:「──そうだね、なら、もう」
習志野 律:「ボクがボクである必要はないし、私に帰っても、いいかな?」
???:「それもいいかもしれないね」
習志野 律:「二人なら、孤独じゃないし。うん、それがいい。……君も、それでいいかな?」
???:「ふふ──素敵な案だと思うよ」
習志野 律:「えへへ……」
習志野 律:笑った。
???:笑った。
習志野 律:ただ一人の独房の中、誰一人会話を交わす者のいない場所で。
習志野 律:『習志野 律』と呼ばれた女は、ただ一人、かくあるべしと被った仮面を脱ぎ──
習志野 律:『二人』で、幸せそうに語らい続けた。
GM:十字架の言は、滅び行く者には愚かであるが、救にあずかるわたしたちには、神の力である。
GM:コリント人への第一の手紙 1:18
GM:Dx3rdセッション『終焉の流れ星』、そして
GM:小キャンペーン『聖堂の落日』、一切の行程を終了致します。
GM:お疲れ様でした!
春日 雪:うおー、お疲れ様でした…!
玻璃上八里:お疲れさまでしたァ!!!
神楽 和樹:お疲れ様でした!
習志野 律:お疲れ様でしたー!
雛菊遥:お疲れ様でしたー!
???:「おかえり、ガレオス」