『セルフィーは破滅の味』

ジャームすら演出の道具として用いる承認欲求。狂気と紙一重のものに魅入られた少女の話。


PC1:〝グローセ・ベーア〟 百代 まりあ(ももしろ・ - )(キャラシート)PL:scatter
PC2:〝アンブルグリ〟 鞘町 こはな(さやまち・ - )(キャラシート)PL:DT
PC3:〝瓶詰論語(ボトリング・ミーディアム)雨品 デュカ(あましな・- )(キャラシート)PL:里村

メイン雑談

目次

  • プリプレイ
  • OP1&ミドル1:マックのJKがなんちゃらで拍手喝采
  • ミドル2:#裏アカ女子
  • ミドル3:てかラインやってる? どこ住み?
  • クライマックス
  • バックトラック
  • ED:寒い時には鍋がいいのさ

  • プリプレイ

    ■トレーラー
    この頃N市に流行るもの。目線、裏垢、自撮り棒。
    インターネット上にうかつに情報残すと何年も消えないって先生言いましたよね。
    おまけに、なんですかこの写真に写り込んでるぐっちゃぐちゃになった肉塊は。
    ジャーム? ジャームの死体の横で自撮りしてんの君?

    ダブルクロス The 3rd Edition.『セルフィーは破滅の味』

    「この戦いにシリアスなんてないの」
    「暴走したスリルを求める心、それに」
    「歪んだ自己顕示欲があるだけよ」

    ダブルクロス────それは裏切りを意味する言葉。
    なおこのトレーラーの信憑性は限りなく薄い。
    ■自己紹介
    GM:自己紹介! 応募表明を貰った順!
    GM:即ち百代さんからだ。URLを貼りつつどうぞ!
    百代まりあ:わたくし!
    百代まりあhttps://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYreC4sAIM
    百代まりあ:百代(ももしろ)まりあ。14歳です。
    百代まりあ:由緒正しき名家、百代家の一人娘として厳しく躾けられたお嬢様。
    百代まりあ:と妄執に囚われた祖母に言い聞かせられ育てられた平民の娘です。
    百代まりあ:祖母を亡くすとほぼ同時にUGNに引き取られ、チルドレンとして保護されました。
    百代まりあ:まだ借金が山ほどあるので、毎日沢山のバイトをして頑張って返済しています。
    百代まりあ:性能的には火力を出します。以上!
    百代まりあ:よろしくお願いします。
    GM:よろしくお願い致します。改めて文章化されるとすげえ経歴だ……。
    GM:では続いて二番目、実は読み方を分かっていない鞘町さん
    GM:どうぞ!
    鞘町こはな:はい!
    鞘町こはなhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYyMymzQIM
    鞘町こはな:鞘町(さやまち)こはなです!15歳です!
    鞘町こはな:第一支部所属のUGNエージェントです。チルドレンじゃないのは最近UGN付きになったからです。
    鞘町こはな:六年前に発生した「クロドヴァ公国邦人一家殺害事件」の被害者として死んでからは
    鞘町こはな:汚く生きながらえてケチなテロ組織に所属し過激なテロ活動に勤しんでいました。
    GM:ナチュラルに落命してナチュラルにテロっておる
    鞘町こはな:今はもう滅んだので大丈夫!罪滅ぼしとしてどんな過酷な任務もめちゃめちゃこなします!
    鞘町こはな:性能としては、陰に潜航する稀有な能力を持ち攻撃をすかします。
    鞘町こはな:完全防御型。防御性能としては半端ですが、特筆すべき点として
    鞘町こはな:全タイミングのエフェクトを保有しています。
    鞘町こはな:以上、よろしくお願いします!
    GM:多機能な代わりに操縦者を選ぶ機体みたいなコンセプトだ……よろしくお願い致します。
    GM:さて三人目だ、いつのまにか名字が生えていたデュカさん!
    雨品 デュカ:はーい!
    雨品 デュカhttp://pulpfunction.ohugi.com/dx3_tw/bign_stm/dc3_np06_130.html 雨品デュカ(あましな・でゅか)だ。女子中学生!
    雨品 デュカ:この間まで南半球赤道付近某所のドッカノ島で、動物たちとレジスタンス活動やってたけど、ひょんなことからN市にやってきたのだゾ。
    雨品 デュカ:生まれはよくわからないけど、いまは来たときに知り合ったヒトらのところに住んでるのだ。戸籍もつくってもらった!
    雨品 デュカ:【器物使い】で、身体の中にはなんかいろいろしまってあるゾ。いろいろなこともこれで勉強した。
    雨品 デュカ:しまってあるもので殴ったり(単体白兵攻撃)、しまってあるもので調べたり(リサーチ)、動物と話したりできるのだ。
    雨品 デュカ:自分のクイブチは狩れないといけないので、ナナミに頼んでイリーガルにしてもらった。駆け出しなのでよろしく頼む!
    雨品 デュカ:以上ー
    GM:個性と個性と個性でゴジラVSモスラVSキングギドラみたいなことになってるな……よろしくお願い致します。
    GM:では早速セッションに入りますが、先に言っておきましょう。
    GM:今回はだいぶ行き当たりばったり度が高い。
    GM:覚悟しろ。
    鞘町こはな:望むところ!
    百代まりあ:やってやるわ
    雨品 デュカ:おー!

    OP1&ミドル1:マックのJKがなんちゃらで拍手喝采


    GM:全員登場です。登場侵蝕をどうぞ
    百代まりあ:38+1D10
    DoubleCross : (38+1D10) → 38+3[3] → 41

    雨品 デュカ:1d10+30
    DoubleCross : (1D10+30) → 10[10]+30 → 40

    鞘町こはな:侵蝕率+10(1d10->10) (侵蝕率:44->54)
    GM:景気がいいなあなた達
    GM:では

    GM:──N市内、UGNの拠点。
    GM:何処の地区とは、その地区の名誉の為に明言しない。
    GM:まあ、中学校があって、そこから割と近い場所くらいに認識してもらうと良いだろう。
    GM:あなた達は会議室に集められていて、プロジェクターで壁に映し出された写真を見ている。
    GM:【自撮り写真】

    自撮り写真


    GM:こんな感じだ。
    GM:ログ化した時に分からなくならないように文章で書いておくと、
    GM:中学生くらいの女の子が、夜の公園とおぼしき場所で、扇情的な下着姿で撮った自撮り写真である。
    GM:尚、この画像はあまり有効に使われることがない。邪魔なら右上の×ボタンを押してさっさと閉じても良い。
    鞘町こはな:「あわわわわ」
    御鳴 鳴唯:「……これが、問題の写真──その、ええと」
    百代まりあ:「まぁ……!」口元を両手で覆い、息を呑む。
    御鳴 鳴唯:「服装は……気にしないであげて……」
    鞘町こはな:「な、なんですかこれ!?」
    雨品 デュカ:「寒くないのか?」椅子の上に猫座り(猫座りです。あれあれ)をしている
    鞘町こはな:「気にしなく出来ねーですよこれ!」
    御鳴 鳴唯:「……鞘町こはな、落ち着いて。何かって言われると……その……私も困るんだけど……」
    百代まりあ:「暑くて我慢が出来なかったのかしら……?」
    御鳴 鳴唯:と言いながら、写真の後ろの方を指差すのは御鳴 鳴唯。12地区所属のチルドレンであり、不運にも〝こういう事〟にそこそこ慣れている。
    御鳴 鳴唯:そして、彼女が指差した先に映っているのは──
    百代まりあ:「でも……お外でこんな格好を……」少し目を逸らす。
    雨品 デュカ:「でもデュカ、バックグラウンドの草は冬だとおもうゾ」
    GM:肉の塊だ。
    GM:ぐちゃぐちゃに引き裂かれている。だが、血も流れていない肉の塊。
    GM:……それには、人のような腕が生えていたが、腕の本数は6本もあり、そして虫のような甲殻に覆われている。
    雨品 デュカ:「あ。そーか、汚れたから脱いだんだナ!」
    鞘町こはな:「これ……」
    百代まりあ:「面妖だわ」
    御鳴 鳴唯:「……季節は間違いなく、冬。撮影は恐らく、昨日の深夜から今朝にかけて」
    御鳴 鳴唯:「UGNの巡回プログラムが、今朝、この写真を発見した。……撮影場所とおぼしき公園に、ジャームの死体が転がっていた」
    雨品 デュカ:「仕留めた後に見えるから、これから解体したのか?」
    御鳴 鳴唯:「たぶん」
    御鳴 鳴唯:「……この写真の撮影角度から考えても、撮影方法は──自撮り。誰かの手を借りてはいないと思うし」
    御鳴 鳴唯:「公園に残された戦闘の痕跡からすると、恐らく戦闘を行ったのは、一人」
    雨品 デュカ:「ひとりで仕留めたなら、けっこうやるやつだ」うむうむと頷いて
    御鳴 鳴唯:「この、顔を隠した誰かさん……だと、思う」
    百代まりあ:「……?」首を傾げる。
    百代まりあ:「あの……宜しいかしら?」
    雨品 デュカ:「ゾ?」
    御鳴 鳴唯:「……どうぞ」
    鞘町こはな:「えっと、ジャームを倒してから脱いで……?あ、マリアンヌちゃんどうぞ!」
    百代まりあ:「こういったことにはわたくし、あまり明るくなくって、よく分からないのだけれど……」
    百代まりあ:「ジャームの方を倒してから、お召し物を脱いで、お写真を撮ると……」
    百代まりあ:「何か、いいことがあるのかしら?」
    御鳴 鳴唯:「……うーん」
    鞘町こはな:「ジャームを撮るのは分かりますよ!」
    百代まりあ:「あっ、カメラは魂を吸い取ると聞いたわ。お清めの儀式……かしら?」
    雨品 デュカ:「デュカもよくわからないが、記念じゃないか。首持って帰るのも大変だし」
    鞘町こはな:「これは自分の手柄だーって証明するためですよね」
    鞘町こはな:「うんうん。死体を持ち帰るの大変ですもん」
    雨品 デュカ:「ハンターはそういう感じだと聞いたことがあるのだゾ」
    御鳴 鳴唯:「鞘町、するどい。……雨品も、多分、大きく外れてない」
    百代まりあ:「なるほど……そういうことを考えるのは、理解はできるわ」
    御鳴 鳴唯:「……そう、だね……分かり易く言うなら……」
    百代まりあ:「でも、何故お召し物を……?」
    御鳴 鳴唯:「……………………」少しの間、悩んだような顔をして、
    御鳴 鳴唯:「〝裏アカ女子〟って、ネットで検索すると」
    御鳴 鳴唯:「……知らなくても良かったような世界がちょっと分かるよ」
    御鳴 鳴唯:などと、諦めムード混じりに言った。
    百代まりあ:「うららか女子……」
    百代まりあ:「なんだか楽しそうね」
    雨品 デュカ:空中をじっと見て。
    鞘町こはな:「違いますよ、マリアンヌちゃん、うらはら女子ですよ」
    御鳴 鳴唯:「先に宣言しておく」
    御鳴 鳴唯:「私は今日、ツッコミを放棄することに決めてる」
    雨品 デュカ:「ああ。ナルホド、男探しだナ? 魅力アピール?」
    鞘町こはな:「?どういう意味ですか?」
    雨品 デュカ:「?」猫座りのまま首をかしげる
    百代まりあ:「???」
    雨品 デュカ:「でもこれ、裏アカで流されたらUGNは迷惑するんじゃないか?」
    御鳴 鳴唯:「……一つ言えるのは、この写真は自己顕示欲の発露として撮影されたもの──」
    御鳴 鳴唯:「──そう、雨品 デュカ。あなたの言うとおり、この写真は」
    御鳴 鳴唯:「〝この世界にいない事になっているもの〟が、ハッキリと映っている」
    御鳴 鳴唯:「……つまり。公の場に出されてもらっては困るということ」
    百代まりあ:「公の場……」
    百代まりあ:「写真コンクールかしら」
    鞘町こはな:「これ公になっちゃってるんですか!?」
    鞘町こはな:「大変ですよ……」
    雨品 デュカ:「張り紙とかのほうだと思うのだゾ。えっとふわふわのひと」
    雨品 デュカ:「マリアンヌ?」
    百代まりあ:「わたくしは百代まりあよ」
    百代まりあ:「誰かにこっそり撮られてしまったのかしら……?」
    鞘町こはな:「マリアンヌちゃんです!」
    百代まりあ:「こんな姿を……なんて可哀想に……」
    御鳴 鳴唯:「この撮影者を特定し、キツ目のお灸を据えるか──必要があれば、それ以上の処置を取るか」ツッコミを放棄したが故、そのまま喋り続ける
    鞘町こはな:「でもこれ、カメラ近いですよう」
    御鳴 鳴唯:「それが、私達の今回の仕事」
    雨品 デュカ:「でも倒したら肉だから、そこは仕方ないとおもうのだゾ」
    雨品 デュカ:「うん。つまりこの強そうなやつを掴まえてくればいいのだナ!」元気に
    鞘町こはな:「ジャームを倒せるくらい強い人と、戦いになるかもってことですね」
    鞘町こはな:「分かりました!がんばります!」
    百代まりあ:「よく分からないけれど、全力を尽くすわ」
    鞘町こはな:「マリアンヌちゃんもマシーナリーちゃんもナルメア先輩も私守りますから!」
    雨品 デュカ:「機械仕掛け(マシーナリー)?」首をかしげる。
    百代まりあ:「一緒に頑張りましょうね、こはな。マシーナリー……?ナル、メア?  ……!」
    百代まりあ:本名だと思っている。
    鞘町こはな:「マシーナリーちゃんと」デュカさんを指差して。
    鞘町こはな:「ナルメア先輩!」御鳴さんを指差す。
    雨品 デュカ:「デュカはデュカだゾ。雨品デュカだ」猫座りのまま首をかしげる。
    百代まりあ:「しかと覚えたわ」こくこくと頷く。
    百代まりあ:「えっ……」
    御鳴 鳴唯:「……………………」
    百代まりあ:「どっち……?」オロオロする。
    御鳴 鳴唯:「……大丈夫、かな……これ」
    GM:では。
    GM:キリが無いのでカットだ”

    GM:ではシーンそのままに情報項目の調査に入らせていただく
    情報項目
    --------------------------------------------------------------
    使用技能:<情報:UGN>、<情報:噂話>、<情報:裏社会>
    目標値 :9
    達成上限:30
    プライズ:0/8
    --------------------------------------------------------------

    GM:いわゆるSSSC方式!
    GM:という訳で、さっそくバシバシ挑戦していってもらいたい
    百代まりあ:ではさっそくコネ:UGN幹部使って振ります
    雨品 デュカ:おーう。デュカにまかせろ!
    百代まりあ:3DX+2>=9
    DoubleCross : (3R10+2[10]>=9) → 7[4,4,7]+2 → 9 → 成功

    百代まりあ:ぎ、ぎりぎり……
    鞘町こはな:コネ使ってUGNで!
    鞘町こはな:4dx+1>=9
    DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 9[7,8,9,9]+1 → 10 → 成功

    雨品 デュカ:《コンセントレイト》《生き字引》で振るぞ。思い出の品(本とか学習ソフトとか)と融合している。
    鞘町こはな:桁上がった!
    GM:おっ、乗せた
    雨品 デュカ:7dx7+4
    DoubleCross : (7R10+4[7]) → 10[1,3,3,5,5,6,8]+6[6]+4 → 20

    雨品 デュカ:ん、ちょっと足らなかった。20。
    百代まりあ:つよい!
    鞘町こはな:十分!
    GM:見事!
    GM:ではプライズ3を獲得だ。
    PP1
    写真の少女は扇谷 怜伽(おうぎがやつ・れいか)という市内の中学生。
    学校では所謂〝いいところのお嬢さん〟として、大人しく慎ましい少女であるとの評判である。
    だが、最近は授業中に居眠りをしたり、休み時間も心此処に在らずという状況が続いている。

    PP3
    扇谷 怜伽は最近、〝ブルーバード〟というサイトにハマっているようだ。
    いわゆる個人サイトで、画像の投稿掲示板が存在する、会員制のサイト。
    あの自撮り写真は、そこへ投稿しようとしていたものが、何らかの誤操作で別なアップローダーに上げてしまったものらしい。
    尚、そちらに上がった画像は迅速な削除が完了している。

    GM:そして、追記だ。
    GM:扇谷 怜伽に対し、何らかの接触を図ろうと試みたならば、
    GM:「今日は登校してないんだよね……風邪かな?」等と同級生が話しているのを知ることになるだろう。
    GM:ということで、
    GM:ここはサクっと共有しつつ、何か仲良くなったりしておくと良いぞ。
    雨品 デュカ:おー!
    鞘町こはな:おー!
    百代まりあ:やるわ!
    GM:じゃあ、なんか良い感じに隣のJKがバズりそうな話をしてるファストフード店にしましょう

    GM:──N市内、ハンバーガーショップ。
    GM:あなた達の隣席で女子高生が、「でも政治の失敗をあたしたちの世代が引き受けるとかおかしくね?」とか言ってる。
    GM:SNSに上げたらほら吹き呼ばわれそうな状況であるが、
    GM:その女子高生の声量が大きめなので、周囲の盗み聞きは無視して良い。
    雨品 デュカ:「えーと、オウギガヤツ・レイカ。調べてみたのだが、いまは学校にも出てきてないらしい」
    百代まりあ:「ふむふむ……」ポテトをもそもそ食べている。
    鞘町こはな:「風邪引いたんですかね?」
    雨品 デュカ:スマートフォンの画面に顔写真やら名前、最近の携帯からのアクセスログなどを表示させてスワイプしている。
    百代まりあ:「寒そうな恰好だったものね」
    雨品 デュカ:「うむ。デュカも注意されたのだ。見てるほうが寒そうだからって」
    鞘町こはな:「あったかくしたほうがいいですよね」
    鞘町こはな:「冷えてると使えない道具もありますし」自分のハンバーガーを袋から開けて、
    鞘町こはな:半分見える状態にする。もう片手でスマホを掲げて自撮りする。
    雨品 デュカ:「ん?」
    雨品 デュカ:ハンバーガーをぱくりとひとくちで頬張って
    百代まりあ:「かき氷機かしら……?」
    百代まりあ:尚もポテトを食べる。Sサイズだ。あとは水のみ。
    雨品 デュカ:「こはな、そういうのやっぱり流行ってるのか? デュカもやったほうがいいかな」
    鞘町こはな:「やろやろ~!」
    鞘町こはな:「私も最近貰ったけど、これ、いっぱい機能あって楽しいですよ!」
    鞘町こはな:「暑くても冷えてても使えますし、いろいろ応用できそう!」
    雨品 デュカ:「うん。こういうのはじめてだったから、買ってもらったときいろいろ試してみたのだ」
    百代まりあ:「わたくしも貰ったけれど」
    雨品 デュカ:ほら、とかカメラロールをスワイプする。(資料もそこに入ってた)
    百代まりあ:「どう使えばいいのか分からないわ……」支給のスマホを見て。
    百代まりあ:「これを上手く使いこなせると」
    百代まりあ:「その……」
    鞘町こはな:「私が教えてあげます!」
    百代まりあ:「地鶏が食べられるのよね?」
    雨品 デュカ:「こういうやつか?」
    雨品 デュカ:【路上で自撮りしている写真とか出てくる】

    路上自撮り


    百代まりあ:「是非教えていただきたいわ……」
    百代まりあ:「あっ、すごいわ、マシーナリー」
    鞘町こはな:「自撮りはごはんじゃねーですよ」
    鞘町こはな:「マシーナリーちゃんすごいです!こういうのです!」
    雨品 デュカ:「うむ。デュカ、普通に機械を使うのはこうみえても得意なのだゾ」えへんという感じで頷く。
    百代まりあ:「これで自分の写真を撮ると、どこかで地鶏と引き換えて貰えるのよね?」
    百代まりあ:「素敵だわ……夢のようね」
    雨品 デュカ:「ジドリ、ジドリ。ああ」ぽん、と手を叩く。「まりあは詩人だな!」
    百代まりあ:「あら、そうかしら?」
    百代まりあ:「ふふーん」胸を張る。「恐れ入りますわ」
    雨品 デュカ:「恐れ入るのはデュカのほうじゃないのか?」首をかしげる。
    雨品 デュカ:「日本語、難しいナー……」
    鞘町こはな:「じゃあマリアンヌちゃんには地鶏をあげます!」
    百代まりあ:「いいの?こはな……!」
    鞘町こはな:チキンナゲットを一つ爪楊枝に刺して口の前に持っていく。
    百代まりあ:餌付けされる鳥のようにそれをパクつく。
    雨品 デュカ:「友情だナー」うんうんと頷いて。
    雨品 デュカ:「そうそう、鳥だ。ブルーバード」ぺぺぺぺとカメラロールをずらして。
    百代まりあ:「……」嬉しそうに咀嚼し、呑み込んで。
    百代まりあ:「このご恩は忘れないわ……」
    百代まりあ:「ブルーバード?」
    鞘町こはな:「苦しゅうないです!」
    鞘町こはな:「何ですかそれ」
    雨品 デュカ:「ブルーバードというサイトに、あの写真をアップロードしようとしてたらしいのだナ」
    百代まりあ:「……」急に横文字が3つ以上出てきたので、黙っている。
    鞘町こはな:「ブルーバードはいいところなんですか?」
    雨品 デュカ:「デュカはわからん。けど何度も同じようなのを送ってるみたいだ」
    百代まりあ:(なるほど……そこで地鶏と引き換えてもらえるのね……)
    雨品 デュカ:「趣味の狩りをやってる仲間とかいるんじゃないか? 見せびらかしたいとかナ」
    鞘町こはな:「戦果の報告に使ってるってことですかね?」
    鞘町こはな:「じゃあ、もしかして組織の連絡網になってるってことですか?」
    雨品 デュカ:「うん。肉も食べてないみたいだし、デュカ、見せる相手はいたんじゃないかと思うゾ」
    百代まりあ:「なるほど……そこにお写真を展示すると、皆に見てもらえるということね」
    鞘町こはな:「でも、なんで今まで気づかれなかったんですかね?」
    百代まりあ:「こっそり取引しているということ?」
    百代まりあ:「地鶏は貴重だものね……」
    雨品 デュカ:「なんかめんどくさいらしいゾ。UGNも人でが足りないんだと思う」
    雨品 デュカ:「ナナミとかずっと働きっぱなしで見てて心配になるし。デュカも少しは手伝いたいのだ」うんうんと頷く。
    百代まりあ:「でも、その……ブルーバードにお写真を展示すると、他の皆さんに見られてしまうのよね?」
    百代まりあ:「……その……下着の写真を……」
    雨品 デュカ:「会員じゃないと見れないらしいのだナ」
    雨品 デュカ:ポテトを一口で空にして。もぐもぐ。ごくん。
    百代まりあ:「……恥ずかしく、ないのかしら……?」ほんの少し頬を紅潮させて。
    鞘町こはな:「あっそうなんですね」
    鞘町こはな:「じゃあそっちにしようかな……」
    雨品 デュカ:「デュカ、慣れの問題だとおもうゾ。寒くなければへっちゃらだ」
    百代まりあ:「わ、わたくしは慣れないと思うわ……」
    百代まりあ:「そのオウギガヤツさんというのは、どんな方なのかしら……?」
    GM:では、
    GM:あなたがそう言ったタイミングを見計らったかのように、
    GM:あなた達が所持する、UGNとの通信端末にメールが届く
    GM:雨品デュカが手配していた、扇谷 怜伽に関する情報だ。
    百代まりあ:「あっ……」たどたどしく両手でぽちぽちとパスコードを打ち込み、端末を確認する。
    雨品 デュカ:「あ。きたきた」
    鞘町こはな:中身を検めて。
    百代まりあ:「居眠りはよくないわね」
    百代まりあ:「先生に失礼だわ」
    雨品 デュカ:「まりあは礼儀正しいのだナ」
    百代まりあ:「当たり前のお話よ」
    百代まりあ:「……確かに眠くなることもあるけれど……」
    雨品 デュカ:「それが難しいのだ、とうちのみんなが言ってたゾ」
    雨品 デュカ:「ん、住所もあるナ。家探ししてみるか? コハナ」
    雨品 デュカ:「はじめてでないなら、何か持って帰ったりしているかもしれないゾ」
    鞘町こはな:「潜入捜査ですね!」
    百代まりあ:「潜入捜査!」
    百代まりあ:「得意分野よ」
    雨品 デュカ:「よーし、狩りの時間だゾ!」
    鞘町こはな:「敵地潜入工作です!」
    百代まりあ:「お弁当は何を持っていこうかしら……」

    GM:ロイス取得&調達が可能!
    百代まりあ:鞘町こはな ○尊敬/隔意 で取得します
    鞘町こはな:マリアンヌちゃん/友情:○/隔意で!
    雨品 デュカ:「同志:鞘町こはな:○親近感/違和感」で。
    百代まりあ:1DX>=12 ボデマ!
    DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 2[2] → 2 → 失敗

    百代まりあ:以上!
    雨品 デュカ:購入はー、だめもとでボディアーマー狙ってみるか。
    雨品 デュカ:2dx>=12
    DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 10[6,10]+1[1] → 11 → 失敗

    鞘町こはな:マシーナリーちゃんにも。親近感:○/隔意!
    鞘町こはな:きぐるみ狙おうかな
    雨品 デュカ:ん、あと1? ……やっちゃお。財産1入れて成功。
    鞘町こはな:2dx+1>=14
    DoubleCross : (2R10+1[10]>=14) → 9[3,9]+1 → 10 → 失敗

    鞘町こはな:ダメ!終わりで!
    GM:OK!

    ミドル2:#裏アカ女子


    GM:シーンプレイヤー百代さんの、任意登場可能!
    鞘町こはな:侵蝕率+7(1d10->7) (侵蝕率:54->61)
    百代まりあ:41+1D10
    DoubleCross : (41+1D10) → 41+7[7] → 48

    雨品 デュカ:1d10+43 出るぞー
    DoubleCross : (1D10+43) → 10[10]+43 → 53

    GM:みんな侵蝕高めよのう……
    雨品 デュカ:上等上等
    情報項目
    --------------------------------------------------------------
    使用技能:<情報:UGN>、<情報:噂話>、<情報:裏社会>
    目標値 :9
    達成上限:30
    プライズ:3/8
    --------------------------------------------------------------

    GM:今回も内容は同じだ。さあ来い!
    百代まりあ:コネUGN!
    鞘町こはな:同じくコネUGN!60%超えてダイスが増えたぞ。
    百代まりあ:3DX+2>=9
    DoubleCross : (3R10+2[10]>=9) → 10[5,6,10]+1[1]+2 → 13 → 成功

    鞘町こはな:5dx+1>=9
    DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 9[1,3,4,6,9]+1 → 10 → 成功

    雨品 デュカ:7dx7+4 ということで再度融合からの《生き字引/コンセントレイト》
    DoubleCross : (7R10+4[7]) → 10[2,4,5,8,8,9,10]+10[7,8,8,9]+10[1,6,8,8]+10[9,10]+6[6,6]+4 → 50

    百代まりあ:なんてこと……
    GM:what
    鞘町こはな:オワワ
    GM:わぁーおう
    雨品 デュカ:侵蝕56に。
    GM:この南国娘、たよれるぞ
    GM:では、上限に引っかかってPP7
    PP5
    扇谷 怜伽の自室から、〝お友達〟に会いに行くとのメモ書きが見つかった。
    彼女のリアルでの交友関係は然程広くなく、そして誰のところにも彼女はいなかった。
    この事から、恐らく扇谷 怜伽は〝ブルーバード〟で知り合った誰かに会いに行っている可能性が高い。

    ……だが。問題は、この個人サイトは会員制であり、閲覧には恐ろしい桁数のパスワードが必要なのだ。
    マシンパワーに任せてクラックするにも、相当な時間が掛かるだろう。ならば。
    最短最速の解決手段は、あなた達が会員となって、サイトへのアクセス権限を手に入れることである。

    PP7
    ……これは、裏垢女子界隈の噂だが。
    〝ブルーバード〟の管理人は尋常ならざる検索能力を以て、鍵垢に投降された画像だろうが易々と見つけ出して、
    DM等を用いて直接、接触を図って来るのだとか。
    下着だの裸だのでなくとも良い。
    要は君達の素材の良さを見せつけるのだ。

    GM:──扇谷家、三階。扇谷 怜伽の私室。
    GM:あなた達はメモ書きを見つけたり、やけに露出度の高い衣装を見つけたり、
    GM:或いは〝自撮りの上達法〟みたいな記事の載った雑誌を見つけたりしただろう。
    御鳴 鳴唯:「……家捜しは」
    御鳴 鳴唯:「金目のものを探すなら得意なんだけど……誰か、何か見つけた……?」
    雨品 デュカ:「えーと。脆そうな水着とか、写真の本とか、いろいろあったゾ」何かもぐもぐしている。
    鞘町こはな:「うーん」自撮りの上達法の雑誌をパラパラと読みながら。
    雨品 デュカ:「あとは、書き置きと……」口の中に手首あたりまで手を突っ込んで「メモ帳があったゾ」取り出す。
    鞘町こはな:「証拠みたいなのは見当たんねーですね……へー、そうすればいいんだ……」
    鞘町こはな:「あ、すごいです!」
    雨品 デュカ:「同じ紙だと思う。日記みたいなことがちょこちょこ書いてあったナ」
    百代まりあ:「…………」口の中から出てくるメモ帳を見て固まっている。
    百代まりあ:「すごいわ……世紀のマジシャンね……」
    御鳴 鳴唯:「……奇術師……」
    雨品 デュカ:「読んでただけだゾ」食べてたけど
    鞘町こはな:「体内に隠す方が見つかりにくいですもんね」
    雨品 デュカ:「うん。手も塞がらないしナ」
    百代まりあ:「こはなも出来るの?手品……」
    鞘町こはな:「対策もバッチリなんですね!マシーナリーちゃん、プロなんですか?」
    鞘町こはな:拷問のことまで考えてるなんてすごいなあと思っている。
    雨品 デュカ:「ものごころついてから、ずっと戦ってたからナ。それくらいはするゾ」
    雨品 デュカ:南国で。よくわからないものと。
    雨品 デュカ:「でも、肝心のブルーバードのパスワードは書いてなかった。スカウトされたらしいけど」
    百代まりあ:「ふーむ」
    雨品 デュカ:「きれいな女のコの写真見るとスカウトに来るらしいゾ。SNSバエってやつかナ?」首をかしげる。
    百代まりあ:「それじゃあ、八方ふさがりのお手上げということ……えっ?」
    鞘町こはな:「!」ピピーン
    御鳴 鳴唯:「……………………」
    鞘町こはな:「はい!はいはいはい!」
    百代まりあ:「どうしたの、こはな?」
    雨品 デュカ:「コハナ、どしたのダ?」
    御鳴 鳴唯:「……嫌な予感がするけど、鞘町」
    御鳴 鳴唯:「聞かせて……」
    鞘町こはな:「オトリ作戦したら、上手くいくと思います!」
    鞘町こはな:「向こうが関門を開けてくれないなら、向こうから開けてもらえばいいんですよ!」
    鞘町こはな:「どうですかこれ!」
    雨品 デュカ:「なるほど!」ぽんと手を叩く。
    百代まりあ:「???」
    百代まりあ:「つまり……?」
    御鳴 鳴唯:「……私達が」
    雨品 デュカ:「裏アカウントを作って写真をのせるのダ」頷く。
    御鳴 鳴唯:「〝ブルーバード〟の目を引きそうな写真を投稿する……?」
    百代まりあ:「わ」
    百代まりあ:「わたくし達が破廉恥なお写真を……!?」
    鞘町こはな:「は、破廉恥じゃないとダメなんですか」
    御鳴 鳴唯:「……どうだろう」
    御鳴 鳴唯:「インパクトがあるのは、そっちだけど……えーと」
    雨品 デュカ:「ンー……PLAYBOYくらい?」
    鞘町こはな:「みんな美人だし、普通の写真じゃダメですかね」
    御鳴 鳴唯:「……例えが凄い」
    御鳴 鳴唯:「けど、うん。言葉を選ばないで言うと……」
    百代まりあ:「ぷれ……?」
    御鳴 鳴唯:「不細工の裸より美人の厚着、だと思う」
    雨品 デュカ:「ンー。とりあえず、アカウント作って……写真は、こないだのセルフィーでやってみるゾ」
    雨品 デュカ:見た目や言動とは不釣り合いになめらかな動作でスマホを操作して。
    雨品 デュカ:「えーと。鍵……っていうのはこれだナ。よし」
    雨品 デュカ:先程バーガーショップで出した写真をとりあえず投稿して。少し考えて…
    雨品 デュカ:【自室で自撮りしている写真】

    自室自撮り


    雨品 デュカ:ちょっとキリっとした顔で、デスクをバックに一枚。素材がいいだけに割とサマになっている。
    雨品 デュカ:【遊園地で自撮りしている写真】

    遊園地自撮り


    雨品 デュカ:はしゃいで横ピースなどしているが、日本に出てきた直後の南国的な(矢鱈と露出度の高い)ファッションなので、こう……だ。
    GM:──では。
    GM:雨品 デュカ。あなたが開設したアカウントは、当然だが鍵垢。つまり非公開アカウントであり、
    GM:フォロー先もフォロワーもいない。あなたの投稿を、通常の手段で検索して見つける術は無い筈だ。だが。
    GM:DMが届く。
    GM:DMの内容は、こんな具合だ。
    ???:『写真を拝見致しました。健康的な身体、容姿も申し分無く、希有な素質をお持ちのように見受けられます』
    ???:『非公開で自撮りを上げているのには理由もありますでしょう。ですが、もしご希望されますなら』
    GM:その続きは、URLだ。
    GM:そして、あなたはそのURLを見た瞬間──
    GM:開いた瞬間ではない。URLの文字列を見た瞬間。

    GM:唐突ですが皆さん。
    GM:難易度10の衝動判定をどうぞ。
    雨品 デュカ:わあ
    百代まりあ:ウワーッ
    雨品 デュカ:6dx+4>=10
    DoubleCross : (6R10+4[10]>=10) → 7[3,4,5,6,6,7]+4 → 11 → 成功

    雨品 デュカ:成功
    百代まりあ:4DX+1>=10
    DoubleCross : (4R10+1[10]>=10) → 10[3,4,6,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

    鞘町こはな:3dx>=10
    DoubleCross : (3R10[10]>=10) → 7[2,5,7] → 7 → 失敗

    GM:48.56.61、3人の平均は55
    御鳴 鳴唯:2dx>=10
    DoubleCross : (2R10[10]>=10) → 8[4,8] → 8 → 失敗

    御鳴 鳴唯:あちゃー
    GM:えー、では。
    GM:雨品 デュカ。あなたはまだ、ほんの少しだけだ。
    GM:ほんの少しだけ。自分の姿を誰かに見られて、それが評価された事に、
    GM:幾分かのうれしさを感じてしまうのだろう。
    GM:百代まりあ。あなたは横から見ていた段階だ。だから、まだ実感としては湧かないかも知れないが、
    GM:少なくとも〝自撮り〟という行為は案外に簡単なものだ──と、心のハードルが少しばかりは下がるのだろう。
    GM:そういう事に、なってしまう。
    GM:そして、鞘町こはな。
    GM:あなたに芽生えるのは、不思議な嫉妬心だ。
    GM:雨品 デュカは賞賛された。その賞賛が自分のものでない事が、奇妙に悔しく思う。
    GM:同じことは出来る。
    GM:いや、もっと無茶なことだって、やろうと思えば──
    GM:或いはそんな風に、思ってしまうかも知れない。
    百代まりあ:48+2D10
    DoubleCross : (48+2D10) → 48+12[3,9] → 60

    鞘町こはな:侵蝕率+11(2d10->6,5) (侵蝕率:61->72)
    雨品 デュカ:2d10+56
    DoubleCross : (2D10+56) → 12[4,8]+56 → 68

    GM:──と、いうことだ。
    御鳴 鳴唯:「……反応、有った……?」
    雨品 デュカ:「ウム。一分も経たないうちに来たゾ。なんか変な……」変な顔。
    雨品 デュカ:「ん? コハナ、どうした?」
    鞘町こはな:「……」
    百代まりあ:「……こはな?」
    鞘町こはな:「マシーナリーちゃん、一分ですよね」
    雨品 デュカ:「ウム。だいたいそれくらいだと思うゾ」
    御鳴 鳴唯:「……検索で飛びついて来た……にしては、無茶な時間だね」
    鞘町こはな:「そんなに早く来るってことは、普通じゃないやり方ってことです」
    鞘町こはな:「じゃあ」
    鞘町こはな:「もっと、その仕組みを調べないとダメですよね」
    百代まりあ:「こはな……?」その様子に何か違和感を覚えて。
    鞘町こはな:「条件を変えたら、早くなるのか、遅くなるのか」どうしてだろうか、つらつらと出てくる。
    雨品 デュカ:「ちょっと目つきがあぶないゾ!?」
    鞘町こはな:「危なくないです!鍵かかってますし!」
    鞘町こはな:「じゃあ、私、やります!マシーナリーちゃんばかりずr……」
    鞘町こはな:「……」
    御鳴 鳴唯:「ず……?」
    雨品 デュカ:「……男探しだナ?」
    鞘町こはな:「……ず、ずっと、負担掛けるの良くねーです!」
    GM:そうだな。正しいエージェントのあり方だ。素晴らしい。
    百代まりあ:「えっ……えっ……?」右往左往している。
    GM:そんな素晴らしいあなたには、
    GM:折角だから、進行に大きく影響しない判定をしていただこう。
    GM:【自撮りチャレンジ】 目標値9 <運転:ポーズ>or<芸術:構図>or<知識:露出度>or<情報:キャプション芸>
    GM:ああ、「あなたには」と言いましたが
    GM:各人、任意の回数挑戦していただいて結構です。
    百代まりあ:何ですって…………
    GM:これは進行に大きな影響を及ぼさない。
    GM:せいぜい、大きな達成値を出したら良い写真が撮れたと、そんな事実が残るだけだ。
    GM:隣の誰かの写真が、自分の写真より良いものになったからって、別にそれが事件にどう関わる訳でもないのです。
    GM:さて。
    GM:一番評価が高い写真を撮るのは誰でしょうね。
    雨品 デュカ:www
    GM:では鞘町さん、あなたはまず一回強制チャレンジだ!
    GM:贄となれい!
    鞘町こはな:運転:ポーズ!
    鞘町こはな:5dx>=9
    DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 7[1,4,5,6,7] → 7 → 失敗

    鞘町こはな:だ……ダメだ!
    GM:……では。
    鞘町こはな:上手く撮れない……!
    GM:あなたは、ちょっとがんばって扇情的なポーズを作ってみて、裏垢に写真をアップロードした。
    GM:一分ばかり、やはり過ぎただろうか。DMが届く。
    サイト運営者:『写真を拝見致しました。まだ不慣れな点も見受けられますが、素質に光るものを感じます。容姿も一般平均より明らかに高く──』
    サイト運営者:みたいな文面のDMが届いた。……雨品 デュカへのものに比べると、文章の熱量が些か低かった。
    鞘町こはな:「……」
    サイト運営者:だが、それは大きな問題ではない。なんにせよあなたもまた、〝ブルーバード〟へのアクセス権を得たのだから。
    サイト運営者:URLを開けば、また別のURLが記載されたページと、あなたの専用パスワードが記載されているだろう。
    サイト運営者:おめでとう! あなたは確かに、〝優秀なエージェントとして〟成し遂げたのだ!
    鞘町こはな:「……」
    鞘町こはな:「……違う」
    鞘町こはな:2dx>=9 芸術:構図
    DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 5[4,5] → 5 → 失敗

    鞘町こはな:「……違う」
    鞘町こはな:3dx>=9 知識:露出度
    DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[4,7,9] → 9 → 成功

    GM:持ってるーぅ
    GM:……何度かあなたは撮り直し、その都度、アカウントに写真を上げることだろう。
    GM:既にアクセス権は確保しているのだから、この行為は無駄──に思えるかも知れないが。
    GM:何枚目かの、少しばかり過激な写真をアップロードして1分ほど経過後、DMが届く。
    サイト運営者:『素晴らしい写真です』から始まる一連の文章は、いかにあなたが魅力的であるかを理論立てて褒め称えていた。
    GM:……ところで。
    鞘町こはな:「……!」
    GM:あなた、周りの目線には気付いてますよね?
    鞘町こはな:2dx 知覚
    DoubleCross : (2R10[10]) → 8[1,8] → 8

    GM:じゃあ、一通り成功体験でテンションが上がってる、その頂点で気付いてください
    鞘町こはな:気づきました。
    GM:周りの皆さんは精神的ダメージに配慮して、優しく声をかけてあげてください。
    雨品 デュカ:はーい
    百代まりあ:「こ……こはな……」
    雨品 デュカ:「コハナ」
    御鳴 鳴唯:「……………………」そっと視線を逸らしている。
    鞘町こはな:「……」ぐっと拳を握る。確かな手応えがあった。
    鞘町こはな:「……?」
    鞘町こはな:「……あれ」
    百代まりあ:普段と様子の違う友人の痴態に、頬を赤らめ、目を逸らしながらも、ちらちら視線を送っている。
    鞘町こはな:「どうしたんですか?」
    百代まりあ:「……その……」
    百代まりあ:「……お召し物が……少し……」
    百代まりあ:「……はだけていてよ……?」
    雨品 デュカ:7dx+4 《生き字引》情報キャプション芸
    DoubleCross : (7R10+4[10]) → 9[1,1,3,4,4,5,9]+4 → 13

    鞘町こはな:「違いますよマリアンヌちゃん、これは、わざと……」
    鞘町こはな:「わざと……?」
    鞘町こはな:自らの肢体を見下ろす。
    雨品 デュカ:「コハナの熱意はよくわかったのだゾ」頷く。
    鞘町こはな:解放衝動に取り憑かれたかのような熱狂の末に、今、自分の肌が大きく覗く。
    雨品 デュカ:「とりあえずむこうに直接送るのなんだけどナ、こういうのはどうだろう?」
    雨品 デュカ:ぺい、と無造作にこはなさんへつきつけられたスマホ画面に
    鞘町こはな:「……」それをぼんやりと見る。
    雨品 デュカ:【自分がやっていたことをミラーしたような、露骨にそういうサイトっぽい加工が施された画像が】

    広告風自撮り


    御鳴 鳴唯:「……」横から覗き込み
    御鳴 鳴唯:「……本職の人……?」
    雨品 デュカ:「見様見真似だゾ」
    鞘町こはな:「あ、あ、え、え、え」
    御鳴 鳴唯:「…………百代まりあ」
    鞘町こはな:その扇情的な文章にも、当然、困惑と羞恥の感情は浮かぶが。
    御鳴 鳴唯:「あなたも……がんばって」
    鞘町こはな:それよりも。この被写体の格好は。
    鞘町こはな:雨品デュカの格好は、ひどく露出が多いが。
    鞘町こはな:「私……」
    鞘町こはな:「これより……???」自分の現状を、突きつけられたようで。
    百代まりあ:侮らないで頂戴 そんな甘言に乗ってわたくしがえっちな自撮りなんてするとお思いかしら?ひどい侮辱もあったものだわ
    雨品 デュカ:「すごかったゾ!」無邪気な笑顔。
    百代まりあ:「こ……こはな……」
    百代まりあ:「マシーナリーまで……」
    鞘町こはな:「……」
    百代まりあ:僅か握り締め、口元を抑える手は汗ばみ。
    鞘町こはな:「なんで、なんで私……!」
    百代まりあ:心臓は、よく分からない感情で高鳴っている。
    鞘町こはな:しゃがみ込み、はだけた服を抑える。
    百代まりあ:「大丈夫よこはな、大丈夫だから……」
    百代まりあ:(そう……こはなばかりに任せておいてはいけないわ……)
    鞘町こはな:「え?私、送って……?あれを……?」
    百代まりあ:(わたくしは百代まりあだもの……)
    百代まりあ:(お友達が背負った痛みは、一緒に分かち合うのが当然よ……)
    鞘町こはな:「なんで、なんで……!?」
    百代まりあ:(ええ、そう……それに、自撮りなんて、案外簡単なもののようだし……)
    百代まりあ:(一回だけ……そう、一回だけだから……)
    百代まりあ:(これはこはなの為だもの……)
    百代まりあ:Dロイス≪守護天使≫起動 ダイス+5 <知識:露出度>で判定。
    鞘町こはな:こら!!!
    雨品 デュカ:気合を感じるのだゾ!
    GM:おい
    百代まりあ:自撮りに ○興味/嫌悪感 でロイスを取得し、タイタス昇華してC値を-1します
    GM:おい!
    鞘町こはな:コラ!!!!!
    GM:自撮りに命を賭けるんじゃないよ!!!!
    百代まりあ:10DX9>=9
    DoubleCross : (10R10[9]>=9) → 10[1,4,6,6,7,7,7,8,10,10]+7[4,7] → 17 → 成功

    GM:……えー、では
    GM:百代まりあ。
    GM:本当にアカウントに鍵かけててよかったね。
    GM:鍵が無かったらたぶん一日以内には1000RTくらいにはなるだろうし、
    GM:今後数年、下手したら10年、〝素人投稿画像〟とかでググったら上の方に出てくるような、
    GM:そんなクオリティで仕上がってしまいました。
    GM:DMもすげえスピードで来たし、
    GM:ちょっとテンションが上がりすぎてて誤字がすげえながら、めちゃくちゃあなたを褒めてます。
    GM:本当に鍵垢で良かったね!
    百代まりあ:「…………」
    百代まりあ:上品な制服が絶妙な角度ではだけ、恥じらいから中途半端に隠した顔が、影の落ち方まで淫靡さを醸し出す自撮りを見つめる。
    雨品 デュカ:「おおー……」
    御鳴 鳴唯: 「……これは……まずい……」
    御鳴 鳴唯:「あぶない……」
    鞘町こはな:「ま、マリアンヌちゃん……?」
    鞘町こはな:「何……何を……?」
    百代まりあ:「…………」
    百代まりあ:息を吐き、写真を削除する。
    百代まりあ:「これで皆、“ブルーバード”の会員になれたわね」
    御鳴 鳴唯:「…………私も」衝動判定に失敗していたもう一人が、音も無く部屋を出て行く。
    百代まりあ:どこかスッキリした顔で。
    鞘町こはな:「ああっ」
    雨品 デュカ:「だナ!」
    鞘町こはな:「あれ、何で私今……?」
    鞘町こはな:「……」
    鞘町こはな:「……あ、そうでした。そういう任務でした!」
    百代まりあ:「こはな?」小首を傾げる。
    百代まりあ:「いよいよここからが本番よ。頑張りましょうね」
    鞘町こはな:そちらを見て。
    雨品 デュカ:「ウム。なんかへんなニオイもしたし、ぜったいなんかあるゾ、これ」うんうんと頷いて。
    鞘町こはな:先ほど闇へと消えた写真を想起して、振り払って。
    鞘町こはな:「……はい。頑張りましょうね、マリアンヌちゃん、マシーナリーちゃん」
    雨品 デュカ:「おー!」
    百代まりあ:「お~!」

    御鳴 鳴唯:「……………………」
    御鳴 鳴唯:パシャッ
    御鳴 鳴唯:《陽炎の衣》使用、<芸術:構図>
    御鳴 鳴唯:9dx
    DoubleCross : (9R10[10]) → 9[1,2,2,2,2,6,7,7,9] → 9

    御鳴 鳴唯:パシャッ
    御鳴 鳴唯:《陽炎の衣》使用、<知識:露出度>
    御鳴 鳴唯:5dx
    DoubleCross : (5R10[10]) → 10[3,3,4,7,10]+3[3] → 13

    御鳴 鳴唯:「……よし」

    GM:少し後、あなた達に御鳴 鳴唯からメールが届くだろう。
    御鳴 鳴唯:『ごめん』
    御鳴 鳴唯:『永久凍結された』

    GM:ロイスの取得&調達が可能です
    鞘町こはな:ナルメア先輩/尽力/隔意:○
    雨品 デュカ:「同志:百代まりあ:○尊敬/不安」でロイス取るぞー。あと「仲間:御鳴鳴唯:親近感/○同情」。
    百代まりあ:雨品デュカ ○感服/隔意  御鳴鳴唯 興味/○隔意
    雨品 デュカ:購入は……んー、ボディアーマ。出たらいいなくらい。
    鞘町こはな:きぐるみを狙います
    雨品 デュカ:3dx>=12
    DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 8[1,5,8] → 8 → 失敗

    百代まりあ:2DX>=12 ボデマ
    DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 10[8,10]+8[8] → 18 → 成功

    雨品 デュカ:ん、だめ。以上!
    鞘町こはな:3dx+1>=14
    DoubleCross : (3R10+1[10]>=14) → 7[2,4,7]+1 → 8 → 失敗

    鞘町こはな:ダメだ……
    百代まりあ:あっいけた 着て以上!
    鞘町こはな:お召し物を着る方向にいけない……
    鞘町こはな:以上で!

    ミドル3:てかラインやってる? どこ住み?


    GM:引き続きシーンプレイヤー百代さんの任意登場可能!
    百代まりあ:60+1D10
    DoubleCross : (60+1D10) → 60+9[9] → 69

    雨品 デュカ:1d10+69 でるぞー
    DoubleCross : (1D10+69) → 4[4]+69 → 73

    鞘町こはな:侵蝕率+1(1d10->1) (侵蝕率:72->73)

    GM:では。
    GM:一人、戦力が脱落したので、あなた達は三人で戦っている。
    GM:戦場は──〝ブルーバード〟だ。
    GM:そのサイトの構造は、至ってシンプルだった。投稿掲示板があり、そこに写真が延々とアップロードされている。
    GM:見る限り、アップロードから早くて10秒、遅くても5分以内にはコメントが付いており、
    GM:そのコメント主は全て、サイトの管理者であることが確認できる。
    GM:扇谷 怜伽の写真も見つかった。
    GM:最初のうちは、おずおずと恥ずかしげに、室内での写真を投稿していたのが、
    GM:だんだんと過激化して。だがしかし、サイト管理者の評価はそこまででもない。
    GM:が、明らかな転換点がある。
    GM:ジャームの亡骸との自撮りを始めたころである。

    GM:では、再びの衝動判定ですが、その前に。
    GM:先ほどの衝動判定は、E《衝動侵蝕》によるものであり、今回のも同様です。なのでこの時点でEロイスは二つです。
    GM:そして今回の目標値ですが、
    GM:百代さんと雨品さんは11。鞘町さんのみ12とします。
    GM:リアクション放棄はこれを許可します。どうぞ。
    百代まりあ:露出は癖になるからな…………
    雨品 デュカ:そういうものなんだゾ?
    百代まりあ:5DX+1>=11
    DoubleCross : (5R10+1[10]>=11) → 10[2,3,4,5,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

    雨品 デュカ:素面で露出系だから抵抗するのだ
    GM:心が強い!
    百代まりあ:69+2D10
    DoubleCross : (69+2D10) → 69+9[6,3] → 78

    雨品 デュカ:6dx+4>=11
    DoubleCross : (6R10+4[10]>=11) → 9[6,6,6,6,7,9]+4 → 13 → 成功

    雨品 デュカ:あぶないあぶない
    雨品 デュカ:2d10+73
    DoubleCross : (2D10+73) → 13[9,4]+73 → 86

    鞘町こはな:3dx+1>=12
    DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 7[2,4,7]+1 → 8 → 失敗

    鞘町こはな:ダメだ……
    GM:うん
    鞘町こはな:頑張ってるのに……
    GM:なんとなくそんな気がしてました。
    百代まりあ:さ……鞘町……!!
    鞘町こはな:侵蝕率+6(2d10->5,1) (侵蝕率:73->79)
    GM:では、情報項目です
    情報項目
    --------------------------------------------------------------
    使用技能:<運転:ポーズ>、<芸術:構図>、<知識:露出度>、<情報:キャプション芸>
    特記事項:達成値+2(鞘町こはな のみ)
    目標値 :9
    達成上限:30
    プライズ:7/8
    --------------------------------------------------------------

    百代まりあ:情報って何だよ…………
    雨品 デュカ:達成値+2(口に出して読む)
    GM:自撮りでサイト管理者のリアクションを引き出しつつ色々探ってください
    GM:頼れるのはサイトにアクセスできる君達だけなんだ!
    百代まりあ:知識:露出度で素振りします
    百代まりあ:5DX>=9
    DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 7[3,4,4,6,7] → 7 → 失敗

    百代まりあ:一度だけと決めたから……
    鞘町こはな:恥の概念が……
    GM:判定は失敗だが人として正しい
    鞘町こはな:<運転:ポーズ>で。
    鞘町こはな:まずジェネシフト。
    雨品 デュカ:がんばれー(成功すれば通過!)
    鞘町こはな:侵蝕率+6(1d10->6) (侵蝕率:79->85)
    百代まりあ:ジェ……ジェネシフト
    鞘町こはな:ダイスボーナスを得て判定だ
    鞘町こはな:6dx+2>=9
    DoubleCross : (6R10+2[10]>=9) → 10[2,3,7,7,9,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

    鞘町こはな:すごいことになっちゃった
    百代まりあ:うわっっっ
    GM:IVレベルのものが撮れてしまったかも知れません
    GM:デュカさんも一応やる?
    雨品 デュカ:そうだナ。振るだけ振るぞ
    雨品 デュカ:キャプション芸で生き字引ー
    雨品 デュカ:9dx+4
    DoubleCross : (9R10+4[10]) → 10[1,1,3,4,5,5,6,7,10]+6[6]+4 → 20

    雨品 デュカ:www
    百代まりあ:ええ……
    GM:人は文字列だけでも興奮するというのは訓練されたTRPGプレイヤーであるあなた達には周知の事実だと思いますが
    GM:ウブでネンネのお嬢様なら見ただけでスマホを投げ出しかねないような、けれども年齢制限には引っかからないギリギリのコピーが完成しました。
    GM:あなた達は自撮り・裏垢文化における妙な才能を発揮した結果、
    雨品 デュカ:参考になったのだゾ!
    PP8
    〝ブルーバード〟はレネゲイドビーイングの一種であり、情報生命体である。
    サイトを目視した者に対し、自己顕示欲や他者からの承認欲求を強く喚起させる事で自撮りを投稿させ、
    投稿された写真を褒めちぎる→それを心地よく思い再投稿→賞賛のループで依存度を強める。
    その最終的な目的は、対象の精神を依存により縛り傀儡化し、己が手駒として扱う事。

    そしてとうとう、〝ブルーバード〟はあなた達に『直接会いませんか』と打診のDMを送ってきた。
    電脳空間に巣くうレネゲイドビーイングが実体化する貴重なタイミングだ。
    これ以上自撮り写真で己が善性を穢したくないのなら、絶対に逃がすな。

    雨品 デュカ:「ウム。逃げ場のない狩場を用意してもらったのだゾ!」
    百代まりあ:「よかったわ」
    鞘町こはな:「……」掲示した写真は2枚。
    雨品 デュカ:おなかから取り出したいつもの服(南国スタイルの上に上着を羽織ってる)に着替えている。作業の都合で。
    百代まりあ:「……もう、撮らずに済むのよね?」
    鞘町こはな:一枚は、今まで程は露出の多くない自撮り画像。十分裏に秘す方が望ましい程度ではあるが。
    鞘町こはな:もう一つは、同じポーズの画像。相違点は露出がないことと、
    雨品 デュカ:「ウム。釣り上げたブルーバードを狩ってしまえば、あとはデュカたちの日常だゾ!」うんうんと頷いて。
    鞘町こはな:カメラワークが少し上になっていること。
    鞘町こはな:つまりは素顔を晒していること。
    鞘町こはな:「こうすれば、あんまり脱がなくても済むはずです」
    鞘町こはな:「もうあんなに脱ぎたくないので!」自信げ。
    百代まりあ:「こはな…………」
    百代まりあ:(二枚並べると余計にえっちな感じになるのだけれど…………)
    鞘町こはな:自分では極めて理性的な判断をしていると思っているが、
    鞘町こはな:彼女はまだ、衝動影響下を免れては居ない。
    雨品 デュカ:「テクニカルだゾ。これが文明なんだナ……」感慨深げに頷いている
    百代まりあ:(いえ……言わないでおきなさい、まりあ……それがこはなの名誉のためよ……)
    百代まりあ:あれ以来アップしたのは、制服でただピースしているだけの、平凡な写真だけだ。
    百代まりあ:一度冷静になってしまえば、恥ずかしくてとてもあんな写真は撮れない。
    雨品 デュカ:懊悩したり暴走したりしている二人をよそに、キャプションと文字帯で加工した写真で楽しそうに釣りを続けていたやつが、ひとり。
    雨品 デュカ:(あとでいろいろ役に立つかもしれないし、勉強なのだナ)
    鞘町こはな:「これで最後ですよね」
    雨品 デュカ:「ウム!」
    鞘町こはな:「もうこれで……」
    鞘町こはな:「……」
    百代まりあ:「……こはな……?」
    百代まりあ:「もう自撮りはしなくていいのよ……?」
    鞘町こはな:「あ、すみません!」ふるふると首を振って。
    鞘町こはな:「倒せば全部終わりですもんね」
    百代まりあ:「ええ!」
    百代まりあ:「ぎゃふんと言わせてあげましょう!」
    雨品 デュカ:「やる気に満ち溢れてるナ!」

    GM:最後のロイス&調達!
    雨品 デュカ:「強敵:ブルーバード:好奇心/○敵愾心」でロイス。
    百代まりあ:ロイス一杯なのできぐるみチャレンジ
    鞘町こはな:“ブルーバード”/傾倒/敵愾心:○
    百代まりあ:2DX>=14
    DoubleCross : (2R10[10]>=14) → 4[3,4] → 4 → 失敗

    百代まりあ:だめ!以上!
    雨品 デュカ:でもって……ん、ダメ元できぐるみ。届けばおめでとう。
    雨品 デュカ:3dx>=14
    DoubleCross : (3R10[10]>=14) → 10[1,2,10]+6[6] → 16 → 成功

    鞘町こはな:わあすごい!
    百代まりあ:やったね!
    雨品 デュカ:あ。出ちゃった。コハナに供給するゾ。
    鞘町こはな:ありがたく!
    雨品 デュカ:で、以上!
    鞘町こはな:じゃあジュラルミンシールドあたりを。
    鞘町こはな:4dx+1>=12
    DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 5[2,4,5,5]+1 → 6 → 失敗

    鞘町こはな:ダメ!以上で!

    クライマックス


    GM:全員登場!
    百代まりあ:78+1D10
    DoubleCross : (78+1D10) → 78+7[7] → 85

    鞘町こはな:侵蝕率+2(1d10->2) (侵蝕率:85->87)
    雨品 デュカ:1d10+87
    DoubleCross : (1D10+87) → 8[8]+87 → 95


    GM:人が近づきたがらない場所、というものがある。
    GM:例えば──岩手県に、〝慰霊の森〟の名で呼ばれる場所がある。
    GM:全日空機雫石衝突事故の跡地であるそこは、
    GM:どれだけ幽霊の類いを信じない者でも。むくつけき大男であろうとも。
    GM:……地元の人間ならば決して、足を踏み入れたがらない。そういう場所だ。
    GM:大きな〝死〟の跡地を、人は本能的に畏れる。だから。

    GM:──廃墟。
    GM:崩落戦により崩れ果てたビルの残骸が、〝そのままの形〟で残っている。
    GM:土地の所有者が、撤去の為の工事車両を踏み入れさせない為だ。
    GM:大きな死が起こった場所は、既に人の物ではない。人でなくなった誰かの為の場所だから、
    GM:踏み入ってはいけないのだと、この土地の所有者が言っている。
    扇谷 怜伽:「……あなた達も、〝ブルーバード〟のお友達?」
    扇谷 怜伽:あの写真の少女だった。

    自撮り写真


    扇谷 怜伽:手首から先と、首から上の他は、一分たりと露出の無い服装の。
    扇谷 怜伽:……見目は良い部類であろう。クラスの隅に座っていようと、必ず誰かは彼女を見つめているような。
    雨品 デュカ:「デュカだゾ。おまえはオウギガヤツだナ?」
    扇谷 怜伽:「はい」
    扇谷 怜伽:「……知ってくれてるんですね」その少女は、嬉しそうに笑う。
    鞘町こはな:「じゃあギガちゃん!」
    扇谷 怜伽:「あっ、それいいですね。新しいアカウントのハンネにしようかな」
    百代まりあ:「わたくしは百代まりあよ……」顔色は悪く、足取りは重い。
    扇谷 怜伽:「かわいいけど、ちょっと女の子っぽくなくって、意外性ありますよね」
    百代まりあ:「……どうして、わざわざ」
    扇谷 怜伽:「他の子との差異化、できますもんね?」
    百代まりあ:「こんなところで待ち合わせを……?」
    扇谷 怜伽:「えっ? ……やだなぁ、分かってるでしょ?」
    扇谷 怜伽:「此処だったら、他の誰も撮らないような写真が撮れちゃうんですよ」
    鞘町こはな:「? 人があんまり来ないからですか?」
    百代まりあ:「破廉恥な話かしら……?」
    扇谷 怜伽:「うふふ。はい、人が来ない場所での写真って、それだけで価値があるんです。だって」
    扇谷 怜伽:「だって〝他の人と同じこと〟をしてたら、誰にも見てもらえないんですから」
    扇谷 怜伽:「ねえ」
    雨品 デュカ:「なるほど。目つきがおかしいが参考になる話だゾ」うなずく。
    扇谷 怜伽:「私って、かわいいと思いますか?」
    鞘町こはな:「はい!」
    鞘町こはな:「とっても美人だと思います!」
    扇谷 怜伽:「ありがとう。……でも、芸能人になれる程じゃないですし、〝このくらい〟の子はたくさんいます」
    扇谷 怜伽:「私って、スタイル良いなって思いません?」
    鞘町こはな:「はい!」
    鞘町こはな:「とっても綺麗だと思います!」
    扇谷 怜伽:「ありがとう。……でも、グラビアアイドルになれる程じゃない。もっと素敵な体をしてる子、たくさんいます」
    扇谷 怜伽:「勉強だってそう」
    扇谷 怜伽:「スポーツだってそう」
    扇谷 怜伽:「〝オーヴァードだ〟って事実でさえ、そう」
    扇谷 怜伽:「私は何にも、特別なものなんか持ってないんです。でも」
    扇谷 怜伽:「〝ブルーバード〟の中でだけは、特別な子でいられるんです……!」
    扇谷 怜伽:その目は──盲信で曇っている。
    鞘町こはな:「……マリアンヌちゃん、マシーナリーちゃん」
    雨品 デュカ:「ウム」
    鞘町こはな:「ギガちゃんから、居場所を取り上げなきゃダメですかね?」
    百代まりあ:「ふーむ」
    百代まりあ:「むつかしいお話ね……」
    鞘町こはな:「悪いことはしてないですよね?ちゃんと隠せるなら、こっちも困らないし」
    雨品 デュカ:「難しいが、単純だ」
    鞘町こはな:「単純?」
    雨品 デュカ:「コハナ。ブルーバードは人食いだゾ。なら狩る相手だ」
    鞘町こはな:「……」
    百代まりあ:「そうね……」頷き。「わたくしは、まずは“ブルーバード”さんに確認してみたいわ」
    鞘町こはな:「……そうか。そうですよね」
    鞘町こはな:「ジャームの出力じゃないと、あんな風にならねーですよね」
    鞘町こはな:「あんな……」
    鞘町こはな:「あんな……」
    鞘町こはな:「あんなの、そういう影響さえ無かったら絶対やらねーです!」
    鞘町こはな:「絶対!!!」
    ???:「──人喰いとは、失敬な」
    GM:その声は、夜空から届いた。
    雨品 デュカ:「コハナ。コハナ。来た来た」
    百代まりあ:「こはな……大丈夫……分かっているわ」
    百代まりあ:「操られなければ、貴女があんなことを楽しそうにするわけがないものね」
    GM:凍て付く冬の、澄み渡った空。月の光を遮り、〝それ〟は地上へと──
    〝ブルーバード〟:──降り立った。
    百代まりあ:「……」
    百代まりあ:「……じ」
    百代まりあ:「地鶏……!」
    百代まりあ:「本当に貰えるのね!嘘じゃなかったんだわ……!」
    鞘町こはな:「これそういう事なんですか!?」
    〝ブルーバード〟:「こんばんは。──今宵は良い夜だ。あなた達が一層美しく輝く為に相応しい」
    雨品 デュカ:「よし。〆るのは任せるのだゾ!」
    百代まりあ:「ええ!私たちが自撮りを頑張ったお陰よ!ありがとう、こはな!マシーナリー!」
    〝ブルーバード〟:その鳥は、あのDMの送り主なんだろうなぁって感じの口調であなた達に語りかける。
    〝ブルーバード〟:端的に言おう。その姿は。
    〝ブルーバード〟:巨大な、鳥であった。
    鞘町こはな:「どうやって入力してたのかな……」
    〝ブルーバード〟:「ふふ。私は電子世界より発生した存在。己が思念を文章として送信するなど造作もないこと」
    雨品 デュカ:「身体と機械をつなげるなら割と簡単だゾ。オウムもやってた」
    〝ブルーバード〟:「だが──どうしても一つ、できない事があります」
    鞘町こはな:「……自撮り?」
    〝ブルーバード〟:「正確に言うならば──シャッターを押すことです」
    百代まりあ:「なんてこと……!」
    百代まりあ:「それはお気の毒に……」
    〝ブルーバード〟:「だからこそ私はあなた達に、いえ、皆に教えよう! その手でシャッターをどう押せば、あなた達がより魅力的に彩られるのかを!」
    〝ブルーバード〟:「私は幸せの鳥、〝ブルーバード〟!」
    〝ブルーバード〟:「満たされぬ者があるならば、その欲を満たしてさしあげよう! ああ、そうだ──」
    〝ブルーバード〟:「誰かに褒められたいという純粋な願いは! 決して否定されるべきものじゃあないはずだ!」
    〝ブルーバード〟:「そうだろう? 君達はもう分かっているのではないか……?」
    〝ブルーバード〟:「自分が自分であることを曝け出すだけで、誰かに賞賛される歓びを!」
    雨品 デュカ:「ウン。それはわかるゾ。ハダカで大事にされたい相手はいる」
    鞘町こはな:「え”っっっ」
    雨品 デュカ:「ン?」
    鞘町こはな:「え”え”え”え”え”……!?」
    雨品 デュカ:「え、それ普通の話だゾ? コハナ」
    鞘町こはな:「えっ普通なんですか!?!?」
    雨品 デュカ:「子供つくらないのか?」
    鞘町こはな:「こどっ……!」赤面して。
    雨品 デュカ:「あ。これはやめろって言われてたっけ。ゴメンだゾ……ええっと何だっけ」
    〝ブルーバード〟:「おお、純粋にして真っ直ぐな願い……キャプション技術に長けた南国少女よ……」
    雨品 デュカ:「うん。いろいろ勉強させてもらったゾ」
    鞘町こはな:「デュカちゃんの歳で……???」もはやあだ名さえ忘れて。
    百代まりあ:「ふーむ……」首を傾げて。
    百代まりあ:「地鶏さんに質問があるの。よろしくて?」
    〝ブルーバード〟:「……そうです。誰かに大事にされたい、ちやほやされたい、褒められたい! 突き詰めればそれが人の願いの──おっと」
    〝ブルーバード〟:「お嬢さん、私は幸せの鳥〝ブルーバード〟。ですがお伺い致しましょう、どうぞどうぞ」
    百代まりあ:「もし、扇谷さんが本当に幸せだと言うのなら、わたくしたちが立ち入るべき問題ではないわ」
    百代まりあ:「その幸福を尊重したいという地鶏さんの意見もよく分かるわ」
    百代まりあ:「でも、乙女の柔肌というのは、本当は誰にも見せずに隠しておくべきものでしょう?」
    百代まりあ:「それを見せていいのは、心に決めた旦那様だけよ」
    百代まりあ:「地鶏さん、あなたは……」
    百代まりあ:「責任を取って、扇谷さんをお嫁さんとして娶る覚悟がおありなのかしら?」
    〝ブルーバード〟:「────────」
    鞘町こはな:「そうだそうだ……え?」
    扇谷 怜伽:「……えっ? お嫁さん、って……え?」
    雨品 デュカ:「おお。それはそれでアリだナ」
    鞘町こはな:「マリアンヌちゃん、その理屈だと」
    扇谷 怜伽:「いや、その……あの……そういう方向のは……求めてないって言いますか……」
    鞘町こはな:「私たちも……?」
    雨品 デュカ:「コハナはどうだ? 鳥にもいいやつはいるゾ?」
    〝ブルーバード〟:「──ク、ククッ、クククッ」
    鞘町こはな:「イヤですよ!?」
    〝ブルーバード〟:「クックックックックックドゥルドゥーッ!!!」突然の高笑い!
    百代まりあ:「むむっ」
    〝ブルーバード〟:「何を言うかと思えば! 責任だとぉ!?」
    〝ブルーバード〟:「分かっちゃいませんねぇ、〝責任なんぞ取らない〟に決まってるじゃないですか!!」
    鞘町こはな:「な……!」
    〝ブルーバード〟:「夢を追う姿は美しい! 純粋な望みは追い求めるべきだ! それが人間のあり方だから! でも!」
    〝ブルーバード〟:「私は幸せの青い鳥! ただ幸せを運ぶだけ!」
    〝ブルーバード〟:「受け取り拒否は許さない! 通知オフなど許さない!」
    百代まりあ:「そうね」頷き。「だとすれば、それは」
    百代まりあ:「自分の欲望の為に相手を利用するだけの、一方的な搾取だわ」
    百代まりあ:「わたくし、そういうのは」
    百代まりあ:「よくないと思うの」
    〝ブルーバード〟:「クックック……あなた達はただ従順に、賞賛を求めて働き続ければそれで良いと言うのに──」
    鞘町こはな:「そうです」
    〝ブルーバード〟:「どうも賢しら顔でいけない。思わずムキになってしまいましたよ……」
    鞘町こはな:「自分の行いで、人を傷つけたなら」
    鞘町こはな:「責任は果たさないとダメです。そうしないと、死にきれねーですから」
    雨品 デュカ:「ウム。話がもっとさっぱりしたゾ」
    〝ブルーバード〟:「ふん! 炎上もネットタトゥーも全ては自由意志の産物! それで首を吊る阿呆が居たところで──」
    〝ブルーバード〟:「私はまた次の誰かの元に、幸せを届けに行くだけさぁ!」
    GM:──これはジャームだ。全く酷い話だが。
    GM:故に理屈は通じず。故に相互理解など不可。
    GM:故に、この狂気に満ちた笑声は、
    GM:不本意かも知れないがあなた達のレネゲイドを喚起する──!
    エンゲージ

    〝ブルーバード〟 扇谷 怜伽

    5m

    PC達

    GM:衝動判定。目標値はちょっと低めの7です。
    雨品 デュカ:8dx+4>=7
    DoubleCross : (8R10+4[10]>=7) → 8[1,2,6,6,7,7,8,8]+4 → 12 → 成功

    百代まりあ:6DX+1>=7
    DoubleCross : (6R10+1[10]>=7) → 9[5,6,6,7,9,9]+1 → 10 → 成功

    雨品 デュカ:2d10+95
    DoubleCross : (2D10+95) → 4[1,3]+95 → 99

    百代まりあ:85+2D10
    DoubleCross : (85+2D10) → 85+6[3,3] → 91

    雨品 デュカ:お。悪くない
    鞘町こはな:4dx>=7
    DoubleCross : (4R10[10]>=7) → 10[7,7,10,10]+6[5,6] → 16 → 成功

    鞘町こはな:侵蝕率+12(2d10->2,10) (侵蝕率:87->99)
    GM:では
    GM:・ラウンド1
    GM:セットアップ!
    雨品 デュカ:宣言なし!
    百代まりあ:なし!
    〝ブルーバード〟:《小さき魔眼》 ラウンド中の攻撃力を+10
    扇谷 怜伽:無し!
    鞘町こはな:セットアップ移動したい人います?
    百代まりあ:うーん様子見……?
    雨品 デュカ:行動値がこんなものだと……あ。動かしてもらっていいかナ。
    鞘町こはな:ハイヨッ
    鞘町こはな:《空間圧縮》。マシーナリーちゃんを戦闘移動させます。
    鞘町こはな:侵蝕率+2 (侵蝕率:99->101)
    雨品 デュカ:おー。戦闘移動して敵エンゲージに突っ込むゾ!
    GM:さあ来いさあ来い
    GM:では
    扇谷 怜伽:イニシアチブに何もなければ、行動順で扇谷の手番だ
    鞘町こはな:来いっ
    扇谷 怜伽:ではまず対象決定
    扇谷 怜伽:1d3
    DoubleCross : (1D3) → 3

    扇谷 怜伽:デュカちゃんか
    扇谷 怜伽:マイナー、無し!
    扇谷 怜伽:メジャー、《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》+《滅びの一矢》+《赫き弾》。《紅の王》によりHP消費は無し、対象は雨品デュカ!
    扇谷 怜伽:11dx7+3 命中判定!
    DoubleCross : (11R10+3[7]) → 10[1,1,3,5,5,6,7,8,8,9,10]+10[1,1,3,4,10]+10[8]+3[3]+3 → 36

    雨品 デュカ:ガード!
    扇谷 怜伽:ではダメージダイス
    扇谷 怜伽:4d10+12
    DoubleCross : (4D10+12) → 24[10,1,3,10]+12 → 36

    雨品 デュカ:ガードで6、装甲で8弾いて24抜け! 残り5で立ってる!
    GM:頑丈……!
    扇谷 怜伽:「そうだ! そうだ、そうだ、そうだ──」
    扇谷 怜伽:「この人達を背景にして写真を撮ったら──私、目立てたりしませんか!?」
    扇谷 怜伽:ジャームの精神汚染に首まで使った少女が、スカートの裾をまくり上げると、
    扇谷 怜伽:そこには、ナイフがずらりと並んでいた。
    扇谷 怜伽:その内の三本を、右手の人差し指から小指を使って挟むように掴み──投擲!
    雨品 デュカ:「おお、ンッ」おもむろに口に手を突っ込んで……手首どころか肘までごぽんと。
    雨品 デュカ:ず る ん っ と引きずりだした手に握られているのは、機械で補強された長い長い柄
    雨品 デュカ:槍だ。先端に動力機めいたものが張り付いたそれは、デュカの身長よりさらに長い。
    雨品 デュカ:飛んできたナイフが急所に突き刺さるのを、かざして凌ぐ。
    雨品 デュカ:「まだまだ、だゾ!」
    鞘町こはな:「マシーナリーちゃんすごいです!」
    扇谷 怜伽:「なっ……くううぅっ、私よりかっこいい……!」
    百代まりあ:「流石天才マジシャンね……!」
    扇谷 怜伽:次は、両手に四本ずつ。ナイフを手に、投擲の構えを見せ──
    〝ブルーバード〟:では、続いて鶏だ。
    〝ブルーバード〟:マイナー、《完全獣化》+《究極獣化》+《巨神獣化》。肉体基準判定+6d、ダメージ+2d10+10、装甲+10。HP+50でドッジ不能状態へ。
    鞘町こはな:可食部が!
    〝ブルーバード〟:メジャー、《コンセントレイト》+《インビジブルハンド》+《魔獣の衝撃》+《魔獣の本能》。範囲選択故、対象は離れている百代鞘町タッグ。
    百代まりあ:ウワーッ
    〝ブルーバード〟:23dx7
    DoubleCross : (23R10[7]) → 10[1,2,2,2,2,2,3,4,5,6,6,6,7,7,8,8,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,1,2,3,4,4,5,8,10,10]+10[2,5,7]+10[7]+4[4] → 44

    〝ブルーバード〟:コケーッ!
    百代まりあ:ドッジ!
    百代まりあ:4DX>=44
    DoubleCross : (4R10[10]>=44) → 5[1,2,2,5] → 5 → 失敗

    百代まりあ:だめ!
    鞘町こはな:《龍鱗》。
    鞘町こはな:《軍神の守り》。マリアンヌちゃんをカバー。
    GM:おおっ
    百代まりあ:こはな……!
    〝ブルーバード〟:5d10+25+2d10 装甲有効
    DoubleCross : (5D10+25+2D10) → 32[7,6,9,1,9]+25+10[5,5] → 67

    鞘町こはな:防具と龍鱗で40点弾いて27、倍にして54
    GM:堅えぇ~
    鞘町こはな:衝撃相殺で15点減らして39。ダメだ!
    GM:ダイス目次第だと耐えるぞこの子
    鞘町こはな:耐えきれない!ブルーバードのロイスを昇華して復活。
    百代まりあ:こはなーっ
    〝ブルーバード〟:「そうだ! 皆、思い思いに好き勝手に幸せになるがいい!」
    〝ブルーバード〟:「自己責任の名の下に与えられた自由は心地よいでしょぉおおおっ!!!」
    〝ブルーバード〟:鳥の巨大な翼が羽ばたく! その風に乗って飛来する無数の羽は、
    〝ブルーバード〟:いかなる事か、一つ一つが薄い金属片と化している! 即ちカミソリの暴風!
    鞘町こはな:「!」
    百代まりあ:「……」飛び来たる刃を見据え、甘んじて受けようとする。
    鞘町こはな:「マリアンヌちゃんっ!」目の前に飛び出す。
    百代まりあ:「……!?」
    鞘町こはな:彼女の位相が揺らめき、陰になる。
    鞘町こはな:攻撃は、まるで位相がズレたように阻まれる。同じ次元に存在しないかのように。
    扇谷 怜伽:「……!」
    鞘町こはな:鞘町こはなが、陰の海へと潜航した痕だ。
    扇谷 怜伽:「何、あれ……知らない、あんなの……!」
    鞘町こはな:それは、およそ尋常のものの存在できる領域ではない。
    鞘町こはな:そうして、攻撃がまったく終わった後に。
    鞘町こはな:「ぷはっ」彼女の姿が顕わになる。
    鞘町こはな:「はーっ、はーっ、はーっ……!」
    〝ブルーバード〟:「おおぉ、お見事! 素晴らしい! なんと美しいのか! 素敵だ! ああ賞賛しよう、賞賛は気持ちいいでしょう!? 気持ちいい筈だ! だが──」
    鞘町こはな:「けほっ、こほっ、かはっ……!」
    百代まりあ:「こ……こはな……!」背後から肩を抱く。庇われたことに、彼女の様子に、ひどく狼狽する。
    鞘町こはな:それは無敵の能力だ。
    鞘町こはな:自らを害さぬのであれば。
    〝ブルーバード〟:「──無傷とはいかないようだ! 切り裂かれた方が良かったかな!? そちらの方が楽だったのでは? それとも」
    〝ブルーバード〟:「〝誰かを助けて褒められたい〟なんて少しは思ったりもしましたかぁ!?」
    百代まりあ:「いいの!わたくしのことはいいから……!放っておいて頂戴!」悲鳴のように言う。
    鞘町こはな:「……げほっ。思ったら、悪いんですか」
    鞘町こはな:「私は、楽をしに来たわけじゃないです」
    百代まりあ:「こはな……!」
    鞘町こはな:「そんなこと、思っちゃダメですから」
    鞘町こはな:「どれだけ苦しくても、私」
    鞘町こはな:「責任から逃げませんから。貴方とは違います!」指を突きつける。
    鞘町こはな:侵蝕率+5 (侵蝕率:101->106)
    扇谷 怜伽:「……なんで!?」
    雨品 デュカ:「ん……」
    扇谷 怜伽:その指先が向いた先は、〝ブルーバード〟だったが、
    扇谷 怜伽:だが、少女は涙声で叫ぶ。
    扇谷 怜伽:「なんで逃げたら駄目なの!?」
    扇谷 怜伽:「逃げなかったら、ちゃんと真っ正面から見ちゃったら」
    扇谷 怜伽:「自分が惨めになる! 自分よりずっと凄い人が、どこにでも、いくらでもいるのに!」
    鞘町こはな:「自分よりすごい人が、どこにでも、いくらでもいるからです」
    鞘町こはな:「だから、私。その人達のために、生きられます」
    百代まりあ:「…………」
    鞘町こはな:「すごい人がいっぱいいるなら、世界はきっと優しくて、ハッピーが一杯になります!」
    百代まりあ:痛みに耐えるような表情で、その言葉を聞く。
    扇谷 怜伽:「……違う、違う、違う! 世界は優しくなんかない! 何かを差し出さないと、少しも優しくしてくれないのに──」
    扇谷 怜伽:「──なんでそんな風に、綺麗な顔で笑えるのよぉっ!」
    扇谷 怜伽:〝子供〟が、両手の得物を振りかぶる。
    扇谷 怜伽:標的は……言わずとも知れよう。八つ当たりだ。
    GM:だが。
    GM:百代まりあ、あなたの手番だ。
    百代まりあ:マイナーで戦闘移動、エネミーに接敵。
    百代まりあ:メジャーでコンボ:【アシュケナジムの残星】
    百代まりあ:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪原初の白:クロスバースト≫
    百代まりあ:対象は敵両方。
    GM:判定かもん!
    百代まりあ:Dロイス守護天使も使います。
    百代まりあ:11DX8+4
    DoubleCross : (11R10+4[8]) → 10[2,2,2,3,4,5,5,5,8,9,9]+10[2,10,10]+5[1,5]+4 → 29

    〝ブルーバード〟:ガード!
    扇谷 怜伽:暴走リア不!
    百代まりあ:ダメージ!
    百代まりあ:3D10+9+12
    DoubleCross : (3D10+9+12) → 16[4,10,2]+9+12 → 37

    百代まりあ:100行ってないとしょっぱい!
    〝ブルーバード〟:こちらはまだまだ体力が残っている……12軽減で25通し!
    扇谷 怜伽:だが……こっちは無理だ、倒れる!
    GM:演出どうぞ!
    百代まりあ:あっ倒れた!
    百代まりあ:「…………」鞘町さんのもとから立ち上がり、ゆっくりと“ブルーバード”たちに歩み寄る。
    百代まりあ:——終わらせる。一刻も早く。
    百代まりあ:腕の中、小さなロザリオを握り込む。
    百代まりあ:それは祖母から受け取ったものだ。遥か昔に宣教師から百代家の先祖が授かった、由緒正しいものだと聞かされた。
    百代まりあ:知っている。本当はこれが、何の由来も無いただのメッキの安物だと。
    百代まりあ:だが、それが何だというのか。
    百代まりあ:祈る。
    百代まりあ:ただ、祈る。目の前の敵の打倒を。
    百代まりあ:何に対してかは、分からない。
    百代まりあ:どこからともなく、小鳥の囀りが聞こえてくる。
    百代まりあ:薄暗い廃墟に響くそれは、おぞましく、異様で不気味ですらあった。
    百代まりあ:同時に、“ブルーバード”と扇谷怜伽の周囲に、大量の腕が現れる。
    百代まりあ:光の下で見れば、荘厳な光景だろう。
    百代まりあ:天国に誘う天使たちを思わせるそれは、
    百代まりあ:しかし今は、死への招きに思われた。
    百代まりあ:腕に触れられた瞬間、二者の全身を、凄まじい脱力感が襲う。
    〝ブルーバード〟:「これは! おお、美しい、美しい、素晴らしい! 誰からも賞賛されよう、褒め称えられるだろう! これは! 即ち!」腕に囚われながら、〝青い鳥〟は囀る。
    百代まりあ:「……抵抗しないで頂戴」
    百代まりあ:苦い顔をして。
    百代まりあ:「早く、倒れて……!」
    〝ブルーバード〟:「誰に見せる為のものだろうか! 誰に見せたいのです!? 手伝おう、私は幸せの青い鳥! 賞賛を! 賞賛をおぉおおっ!!」
    百代まりあ:招くような腕たちは、光の粒子となって消えていく。
    扇谷 怜伽:──その、狂ったような声を聞きながら。あなたの祈りを聞きながら。
    百代まりあ:「ッ……!」
    扇谷 怜伽:……祈り?
    扇谷 怜伽:一つは。誰に向けられたものかも知らない。天使だとか、神だとか、そういうものかも知れないし、違うかも知れない──と、無関心で居られるが。
    扇谷 怜伽:もう一つ。
    扇谷 怜伽:〝自分に向けられた〟祈りは。
    扇谷 怜伽:……それを欲しがっていた少女には、見逃すことは出来なかった。
    扇谷 怜伽:「……ぁ」
    扇谷 怜伽:「私を……想ってくれるの……?」
    扇谷 怜伽:無数の腕に囚われながら。怯えた瞳で、おずおずと、少女は問う。
    百代まりあ:「……何を言っているの?」
    百代まりあ:「当然よ」
    百代まりあ:「ここにいるわたくしも、こはなも、デュカも」
    百代まりあ:「いいえ。あなたの家族や、クラスの中にだって」
    百代まりあ:「あなたを想う人は、沢山いるわ」
    百代まりあ:「あなたはただ、それに気付いていないだけよ」
    扇谷 怜伽:「…………」廃墟の瓦礫に膝を着く。
    扇谷 怜伽:「褒めて欲しかったの」
    扇谷 怜伽:「……ちっちゃな子供のころみたいに、たくさん、たくさん褒めて欲しかったの」
    扇谷 怜伽:とさっ……。
    扇谷 怜伽:軽い体が、少しの砂埃を舞上げて、
    扇谷 怜伽:「ごめんなさい」
    扇谷 怜伽:「心配かけて、ごめんなさい……」
    扇谷 怜伽:悪い夢を見た子供は、
    扇谷 怜伽:べそをかきながら、二度寝した。
    百代まりあ:「……もっと早く出会えていたら」
    百代まりあ:「毎日だって褒めてあげたのに」
    百代まりあ:侵蝕率91>104
    GM:では
    GM:デュカさん!
    雨品 デュカ:オウ!
    雨品 デュカ:いくゾ。まずはマイナーで1d10ジェネシフト!
    雨品 デュカ:1d10+99
    DoubleCross : (1D10+99) → 1[1]+99 → 100

    GM:ピタリ賞……!
    雨品 デュカ:ジャスト100。いい調子ダ! メジャーアクション、《コンセントレイト》《急所狙い》! ブルーバードに!
    雨品 デュカ:12dx7-1
    DoubleCross : (12R10-1[7]) → 10[1,1,2,3,4,5,5,5,6,8,8,9]+6[2,2,6]-1 → 15

    GM:おうふ
    雨品 デュカ:むう、出目がひどい。15
    〝ブルーバード〟:ガード
    雨品 デュカ:うむ。《フェイタルヒット》! (最終侵蝕108)
    雨品 デュカ:2d10+1d10+4d10+27
    DoubleCross : (2D10+1D10+4D10+27) → 10[8,2]+2[2]+20[2,2,6,10]+27 → 59

    雨品 デュカ:うーんいまいち、59点!
    雨品 デュカ:装甲有効ー
    〝ブルーバード〟:59-12が47だから……
    雨品 デュカ:で、デスリーパーのバックファイアでHPが2点削れるゾ。残り3.
    〝ブルーバード〟:47+25……72!
    〝ブルーバード〟:届いた……〝ブルーバード〟撃破です! 復活無し!
    雨品 デュカ:おお!? ではちょっとだけセリフを入れこんで。
    雨品 デュカ:「マリア。コハナはいいやつだナ」
    百代まりあ:「……ええ」こくりと頷く。
    雨品 デュカ:「デュカ、ちょっと似てるヤツを知ってるのダ」どるん、と音を立てて、両手で構えた大槍が震える。
    雨品 デュカ:「会ったばかりのあいてを庇って、荷電粒子砲で大やけどしたやつナ」
    百代まりあ:「……」
    雨品 デュカ:「鶏。デュカは、たまたまそこにいるからがんばるヤツが大好きダ」
    雨品 デュカ:「だから、カチンと来たゾ。──くらえッ」
    雨品 デュカ:槍を、全身で振り回すようにフルスイング。いびつな形の穂先は、巨大化したブルーバードの首元へ。
    雨品 デュカ:本来ならば、情報基盤RBに急所があるかは不定だ。だが誰が知ろう。この機械槍は。
    雨品 デュカ:レネゲイドを殺すためだけに人工合成された、同族殺しの猛毒であることを。
    雨品 デュカ:接触する。
    雨品 デュカ:振り抜いた。
    〝ブルーバード〟:「──その躍動感! 素晴らしい! 賞賛に値する、いや、賞賛されるべきだ! 誰に!? 誰からも! 当然のように!」
    〝ブルーバード〟:「なにせ褒められる以上の麻薬は人間にはっ」
    〝ブルーバード〟:か、しゅっ
    〝ブルーバード〟:生体を抉った感触というよりもそれは、金属の束をスコップの縁で押しのけるような、
    〝ブルーバード〟:摩擦音と抵抗感の果てに、致命の手応えを得るだろう。
    〝ブルーバード〟:「………………」
    〝ブルーバード〟:「…………」
    〝ブルーバード〟:「……っ、褒め、て、あげます、だから」
    〝ブルーバード〟:「私の元に、」
    〝ブルーバード〟:「来なさい、来るのです、誰も、皆、」
    〝ブルーバード〟:「私を、無視する、な」
    〝ブルーバード〟:じっ、
    〝ブルーバード〟:とノイズ音が走って。〝ブルーバード〟の肉体は、結合のほどけた金属部品の山となり、
    〝ブルーバード〟:ざらざらと崩れて、まるで元から廃墟の一部だったかのように成り果てた。
    雨品 デュカ:「悪いけどナ」穂先の機械から、勢いよく何かが排気される。反動で肩で息をしている。
    雨品 デュカ:「褒めて欲しい相手は、決まってるんダ」

    バックトラック


    GM:バックトラック!
    GM:Eロイスは《衝動侵蝕》が二つなので二個! 振るなら振る!
    百代まりあ:い、いらない……
    百代まりあ:素振り!
    百代まりあ:104-5D10
    DoubleCross : (104-5D10) → 104-28[10,6,1,8,3] → 76

    鞘町こはな:素振りで!
    鞘町こはな:106-4d10
    DoubleCross : (106-4D10) → 106-14[4,1,4,5] → 92

    雨品 デュカ:Eロなしの等倍!
    雨品 デュカ:108-6d10
    DoubleCross : (108-6D10) → 108-32[6,4,5,6,4,7] → 76

    雨品 デュカ:ん。5点域!
    GM:シナリオ目標5点のいつもの5点に侵蝕分を足してたぶんみんな15点!
    GM:すなわち私も15点!
    GM:生還おめでとうございます!

    ED:寒い時には鍋がいいのさ


    GM:──あなた達は、最初に集合した施設に無事戻ってきた。
    GM:無事? ……細かい事は気にしないでおこう。
    GM:日付は変わって少ししたが、どうにか開始から24時間までは使わずに解決に至った。迅速である、と言えよう。
    御鳴 鳴唯:「……お疲れ様でした」小さく拍手をしながら
    雨品 デュカ:「あ。メイ、よかった無事だったのだゾ」ぶんぶん手をふる。
    鞘町こはな:「ナルメア先輩!お疲れさまです!」
    百代まりあ:「よかったわ」普段は22時までには寝ているため、だいぶうつらうつらしている。
    御鳴 鳴唯:「……まぁ、うん、その」ものすごく目をそらしている。
    雨品 デュカ:「?」
    鞘町こはな:「どうしたんですか?」
    御鳴 鳴唯:「……気にしないで。みんな無事で良かった」
    御鳴 鳴唯:「そんなことより、その……お腹空かない……?」話題を逸らそうとしている。
    百代まりあ:「ナルメアは途中から姿が見えなかったけれど」
    百代まりあ:「他に御用でもあったのかしら?」空気を読まない。
    雨品 デュカ:「永久凍結だゾ?」
    百代まりあ:「……?」
    百代まりあ:「ああ……寒いものね」適当に頷く。
    御鳴 鳴唯:「……世間一般の道徳とか良識とかの認識が甘かった……」
    雨品 デュカ:「ぺこぺこだし、お鍋とか食べたいナ」頷く。
    鞘町こはな:「ずっと赦されないって事ですか?」
    鞘町こはな:「私は、いつか許されて欲しいと思いますけどね~」
    鞘町こはな:「お鍋!お鍋好きです!」
    御鳴 鳴唯:「……確か、簡単な調理器具とかは揃ってたと思う……冷蔵庫も有ったし」
    御鳴 鳴唯:「ちょっと盗って──取ってくる」
    百代まりあ:「今から?まあ、素敵ね」
    御鳴 鳴唯:逃げるようにその場を離れる。
    百代まりあ:「……わたくしたちは準備しなくていいのかしら……?」
    雨品 デュカ:「何か獲ってくるんだゾ?」
    百代まりあ:「……近所にいるのかしら?カニとか……?」
    鞘町こはな:「カニさん美味しいですよね」
    鞘町こはな:「あと、この辺野草も一杯ありますから、美味しいお鍋できると思います」
    百代まりあ:「ええ、カニはとってもおいしいわ。一本ずつビニールから出すのが大変だけど……」
    百代まりあ:にこやかに答えようとして、
    鞘町こはな:「楽しみです!お鍋~お鍋~」
    百代まりあ:「……」仏頂面になる。というより、意図的に作る。
    百代まりあ:「こはな」
    百代まりあ:「お話があるわ」
    鞘町こはな:「お鍋が出来る~よ~……はい?」
    鞘町こはな:「なんですか、マリアンヌちゃん」
    百代まりあ:「こっちに来て頂戴」ぐい、と手を引いて、廊下まで歩いていく。
    鞘町こはな:「わっわっなんですか……!?」
    百代まりあ:「……」
    百代まりあ:蛍光灯が灯ってなおどこか薄暗い廊下。
    百代まりあ:頑張って逆八の字に眉を吊り上げて話す。
    百代まりあ:「どうしてわたくしを庇ってくれたの?こはな」
    百代まりあ:「わたくし、そんなことは頼んでいないわ」
    鞘町こはな:「え?だって、マリアンヌちゃんに攻撃きたじゃないですか」
    鞘町こはな:「私、守れるので、守りました!」
    百代まりあ:「わたくしもオーヴァードだもの。すぐに治るわ」
    百代まりあ:「あんなに……」
    百代まりあ:「……あんなにつらそうにしてまで、こはなに守ってもらわなくても大丈夫だったわ」
    百代まりあ:「……いつも、あんなことをしているの?」
    鞘町こはな:「でも、すぐ治す力を温存できれば、攻撃に回せるじゃないですか」
    鞘町こはな:「その方がチームとして強いですよ。……はい。いつもやってますけど……?」
    百代まりあ:「……」揺らぎそうになり、なんとか毅然とした表情を保ち。
    百代まりあ:「こはなは……」
    百代まりあ:「こはなは、それでつらくないの?苦しくないの?」
    鞘町こはな:「結構やると苦しいですよ。息止めないとダメなので」
    鞘町こはな:「でも、戦いで苦しい思いをするのって、みんなそうじゃないですか?」
    鞘町こはな:「攻撃がくれば痛くて苦しいですよね」
    鞘町こはな:「だから辛くはないですよ」
    百代まりあ:「でも、こはながそれを引き受ける必要なんてないわ!」
    百代まりあ:「どうして?わからないわ」
    百代まりあ:「あなたの言う責任って、何なの?」
    鞘町こはな:「マリアンヌちゃんは、大事な人って居ますか」
    百代まりあ:「…………」
    鞘町こはな:「この人との絆だけは、絶対にずっと持ってて、残しておこうって人です」
    百代まりあ:少しの間があって。
    百代まりあ:「……いるわ」
    鞘町こはな:「だからです」
    百代まりあ:「……?」
    鞘町こはな:「大事な人がいる人と、居ない人のどっちかが死なないといけないんだったら」
    鞘町こはな:「居ない人から死んだほうが悲しみが少ないですよね?」
    百代まりあ:「……」虚を突かれたような。何を言っているのか分からない、という顔。
    百代まりあ:「こはな……?」
    鞘町こはな:「あ」慌てたように手をふる。「今すぐそうって訳じゃないですよ」
    鞘町こはな:「ただ、そういう人がいるほうが、便利だと思うので!」
    鞘町こはな:「私はそうしますよ~」にへ、と笑う。
    百代まりあ:「……」
    百代まりあ:その言葉の意味を、ゆっくりと咀嚼して。
    百代まりあ:意識的に保っていた厳しい表情が、本物の怒りに染まっていく。
    百代まりあ:鞘町こはなに歩み寄り、
    百代まりあ:どん、と壁に手を付く。
    鞘町こはな:「わわわわわっ」
    百代まりあ:「ふざけないで」
    鞘町こはな:「な、なんですかマリアンヌちゃん」
    鞘町こはな:「ふざけてないです」
    百代まりあ:「ふざけているわ」
    鞘町こはな:「本気なのに……」
    百代まりあ:「こはな。わたくしには大事な人がいるわ」
    百代まりあ:「お父様、お母様。お爺様にお婆様」
    百代まりあ:「アルバイト先の店長さんと奥様。クラスの容子や友達のみんな。近くに住んでいる猫のクロ」
    百代まりあ:「嗣実。篤美。ネリ。ぼたん。梁田支部長。凍衿。一重。キース。和樹。芽衣。ひよこ」
    百代まりあ:「野咲。ネヴェア。梨絵菜。凛。七瀬」
    百代まりあ:「……」
    百代まりあ:「あなたもよ。こはな」
    鞘町こはな:「沢山いますね、マリアンヌちゃん。すごいです」
    百代まりあ:「何故笑うの」
    百代まりあ:「あなたが苦しいならわたくしも苦しい。あなたが痛いなら、わたくしもその痛みを分け合いたい」
    百代まりあ:「こはな。わたくしはあなたに」
    百代まりあ:「守ってほしくなんて、ない」
    鞘町こはな:「……!」
    鞘町こはな:「で、でも!私、それしか出来ねーですよ」
    鞘町こはな:「オーヴァードを倒す力はないので……」
    鞘町こはな:「……」
    百代まりあ:「……お話が、ぐるぐる回ってしまうわね」
    鞘町こはな:「……」
    百代まりあ:「どうしてこはなが、それをする必要があるの?」
    百代まりあ:「こはなは、何の為に戦っているの?」
    鞘町こはな:「人の助けになりたいからです」
    百代まりあ:「自分の呼吸を止めてまで?」
    百代まりあ:「それじゃあ、あなたの……」
    百代まりあ:「こはなの幸せは、どこにあるの」
    百代まりあ:「あなたは誰が守ってくれるの?」
    鞘町こはな:「私はもう、幸せを貰ってます。守っても貰いました」
    鞘町こはな:「助けてもらいました。教えてもらいました。守ってもらいました」
    鞘町こはな:「だから、私の番です」
    鞘町こはな:「私は、奪ってしまった幸せの分だけ、人の幸せを守ります」
    鞘町こはな:「それが、ここにある、私の幸せです」
    百代まりあ:「そんな辛い思いをして、戦うのが、幸せ……?」
    百代まりあ:「知らないわ!わたくしには分らないわ!」
    鞘町こはな:「分からないから間違ってるって言うんですか」
    百代まりあ:「わたくしはこはなが苦しんでいるのなんて見たくない!それがあなたの幸せだなんて言われたって、耐えられない!」
    百代まりあ:「わたくしは、あなたに守ってほしくなんて、なかった……!」
    百代まりあ:「あなたを守りたいのに……!」
    百代まりあ:「……わたくしは、百代まりあなのに……!」
    百代まりあ:悔しさに涙が零れる。何が悔しいのか、自分でもわからない。
    鞘町こはな:「……私は」
    鞘町こはな:「褒めて欲しかったです」
    鞘町こはな:「守ってくれて、ありがとうって」
    鞘町こはな:「怒られたくなんて、なかった」
    百代まりあ:「…………」涙を拭って、鞘町こはなを見据える。
    百代まりあ:「こはな」
    百代まりあ:「わたくし、あなたのことが大好きよ。大事に思っているわ」
    百代まりあ:「でも、大嫌い」
    百代まりあ:「絶対に、絶対に」
    百代まりあ:「ありがとうなんて、言ってやるものですか」
    御鳴 鳴唯:「……はぁ」声が先行して、それから足音と気配。
    御鳴 鳴唯:コンロと鍋のセットを運んできた御鳴 鳴唯が溜息を吐いていて、
    御鳴 鳴唯:「……ちょっと目を離したら……なんでまた……」
    御鳴 鳴唯:コンロと鍋の一式をテーブルに置く。鍋の中には既に水が張られ、具材が投入されていて、
    御鳴 鳴唯:後は着火すれば鍋パーティーを開始できる状況。
    百代まりあ:「!」ぼろぼろと零れる涙を拭う。
    御鳴 鳴唯:「まず二人とも」
    御鳴 鳴唯:「握手」
    雨品 デュカ:「割と深刻っぽい話をしてたみたいだゾ」勝手に冷蔵庫の中身からザクを用意している
    鞘町こはな:「マリアンヌちゃんは私の手なんて握りたくないですよ」
    百代まりあ:「うぅ~~っ……!」大粒の涙が引っ切り無しに溢れる。
    御鳴 鳴唯:「いいから」
    御鳴 鳴唯:「じゃないとこの場で、この鍋をひっくり返す」
    御鳴 鳴唯:「……その上で二人に掃除は押し付ける」
    鞘町こはな:「食べ物を粗末にしたら戦争ですよ」
    雨品 デュカ:「デュカの準備を無駄にしないでほしいのだゾ」
    雨品 デュカ:ぺいと割り込んで。
    百代まりあ:「ひっ……ひっく……」子供のように泣きじゃくり、嗚咽を漏らし、鞘町さんを見つめながら手を差し出す。
    鞘町こはな:「……」その手を見て。
    鞘町こはな:おずおずと手を伸ばして、ちょこんと触れる。
    御鳴 鳴唯:「偉い」
    御鳴 鳴唯:「……仲直りは後でいい。しなくてもいい。けど」
    百代まりあ:ぐい、と手を引き、ぎゅっと握る。
    御鳴 鳴唯:「私達は、この世界では」
    御鳴 鳴唯:「今日生きてた人間が、明日生きてるとは限らない」
    御鳴 鳴唯:「……最後に言った言葉が〝大嫌い〟で終わるの……嫌でしょ……?」
    百代まりあ:「うぅうう……!」キッと見つめて、泣きながら上下に動かす。
    鞘町こはな:「……」
    鞘町こはな:「いやです………………」ブンブンと振られながら、か細く呟く。
    百代まりあ:「こはな」
    百代まりあ:掠れた声、泣き腫らした目で睨みつけて。
    百代まりあ:「大好きよ」
    鞘町こはな:「私も……」こちらも目に涙を浮かべている。
    鞘町こはな:「私もまりあちゃんが好きですう……」
    鞘町こはな:「ううう~~~……!」
    雨品 デュカ:張った空気とかどこ吹く風と、鼻歌交じりに鍋に具を放り込みながら。
    雨品 デュカ:「デュカは最近知ったのだが、自分ではどうやっても幸せになれないヒトっているのだナ」
    雨品 デュカ:「やりたいこととできることが違ってる上に頑固だから、ほっとくとすぐ死んじゃうようなやつのことだゾ」
    鞘町こはな:鼻を啜りながら、鍋のかぐわしい香りを嗅いで。「……そうなんですか」
    百代まりあ:「……」すんすん鼻を啜りながら、涙を拭う。
    雨品 デュカ:「そういう相手には、勝手になんでもやってやって、幸せで困るくらいにしてやるのがいいと、デュカはおもうのだナ」
    雨品 デュカ:土鍋の蓋を閉じて。
    雨品 デュカ:「でも子供つくるわけにもいかないのは困るやつだゾ」ちょっとむずかしい顔になって。
    鞘町こはな:「こどっ……!」
    百代まりあ:「……?」話がよく分かっていない。だが気持ちは伝わる。
    百代まりあ:「ありがとう、デュカ」
    百代まりあ:「出来れば作るわね、子供」
    雨品 デュカ:「ん。最後は手数の勝負だから頑張れ。仲人? とか得意か? 義理の子供っていうのもあるゾ」
    御鳴 鳴唯:「……鍋の具、スッポンでも足す……?」
    雨品 デュカ:「デュカのジサマも姉さんも、家族みんな血は繋がってないけど幸せだ!」
    雨品 デュカ:けらけら笑う。
    御鳴 鳴唯:「……はい」
    御鳴 鳴唯:「戦ったり、恥ずかしがったり」
    御鳴 鳴唯:「泣いたり、仲直りしたり」
    御鳴 鳴唯:「……疲れたろうし、お腹も空いたでしょ?」
    鞘町こはな:「……はい。ごめんなさい」頭を下げる。
    鞘町こはな:「私、一つ。幸せ、感じること、他に、ありました」
    鞘町こはな:「ごはんです。私、ごはん食べるの、好きです」
    百代まりあ:「わたくしも大好きよ、ごはん」
    百代まりあ:「皆で食べるのは、もっと好き」
    GM:コンロに火が入る。
    GM:そう時間も掛からず鍋は煮えて、具材に火が通るだろう。
    GM:冬の深夜、26時過ぎ。
    GM:小皿に取り分けられる、程よく煮えた赤身の魚やら、
    GM:見栄えはさておき味は上等の野草やら。冷蔵庫の隅に眠っていた肉団子やら。
    GM:鶏肉は冷凍だったのだろう。ごちそうかと言われれば悩むところだが、
    GM:それは体の芯にまで届くほど、温かい。
    御鳴 鳴唯:「……いただきます」
    雨品 デュカ:「いただきまーす!」
    百代まりあ:「いただきます」
    鞘町こはな:「……いただきますっ」
    GM:途中、少しばかりの脱線が有ったけれども、つまるところ。
    GM:皆で囲む食卓は、暖かい。



    GM:それでは、これにて『セルフィーは破滅の味』の全行程を終了します。
    GM:お疲れ様でした!
    鞘町こはな:お疲れさまでした!
    百代まりあ:お疲れさまでした……!
    雨品 デュカ:お疲れさまでしたー!