『Welcome to the Jungle』
"祓栗鼠" ミレイユ(キャラシート)PL:いーさにうむ
血鮫魔女レゼナ(キャラシート)PL:粘土
”星の尾”アルワン(キャラシート)PL:カムリ
〝白狼酋長〟ラング(キャラシート)フェロー
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メイン|雑談
目次
OP:First film
探索1:Lost world
幕間:Flea circus
探索2:Disturbing, obnoxious, unworthy pests
決戦
結末
OP:First film
GM:※因果点 :6
GM:キャンペーンローカルルール
・経験点は3000固定。因果点による変動は無し。
・成長点は6点。
・獲得金額も2倍を目安とする。
・武技による痛打は(冒険者レベル)d6の装甲貫通ダメージとして扱う。
〝不乾之筆〟サビーナ:「追跡調査の依頼です」
GM:と、受付嬢(本人は不服そう)のサビーナが言った。
〝不乾之筆〟サビーナ:「先日のフリツチェスタにおける戦闘で確認された巨大生物──長虫のことは、記憶に新しいでしょう」
〝不乾之筆〟サビーナ:「幸いにして被害も少なく撃退できましたが、あれは本来、小さな町村なら跡形もなく滅ぶことを考慮するべき生き物です」
〝不乾之筆〟サビーナ:「本来の生態系においては圧倒的な強者であり、絶対的な捕食者」
〝不乾之筆〟サビーナ:「それが〝わざわざ海を渡って融雪地帯に姿を表す〟というのは、生物の行動様式として珍しく感じられます」
〝白狼酋長〟ラング:「そうなのか」干し肉をムシャムシャしながらうなずいている
”星の尾”アルワン:「腹の中に潜って突き破るなんて芸当、もう二度と出来る気もしないしね……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「もう、ラングさん。口の中に入っているものを飲み込んでから喋ってください」 こつんと腕を小突く
”星の尾”アルワン:「……?」
”星の尾”アルワン:2人の方を見る。常日頃の、何気ないやり取り。の、はずなのだが――
”星の尾”アルワン:(なんか……距離が近くないか?)
〝白狼酋長〟ラング:「ごくん」
〝白狼酋長〟ラング:「そうなのか」律儀に言い直した
血鮫魔女レゼナ:がしっとアルワンの頭を掴み、視線をサビーナに向け直す。
”星の尾”アルワン:「むぐぐぐ」
血鮫魔女レゼナ:「で、長虫の追跡ね。海を渡ってきたって話なら」
血鮫魔女レゼナ:「私たちの向かう先もそっちになるのかな?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「海ですか。少々、長旅になりそうですね」
"祓栗鼠" ミレイユ:またアルワンさんに介護が必要かなぁと考えている
”星の尾”アルワン:「船かよ……」ミズラムに赴いた時の”船酔い”を思い出す。
血鮫魔女レゼナ:「うちの常備品に酔い止めを追加した方がいいかね」
〝不乾之筆〟サビーナ:「いえ。融雪地帯側ではなくこちら側──ノールベイト本土での依頼です」
〝不乾之筆〟サビーナ:「すでに討伐済みの怪物の対応……ではありますが」
〝不乾之筆〟サビーナ:「もし、くだんの怪物の移動に理由があれば──すなわち食料の枯渇、環境の変化など要因があれば」
〝不乾之筆〟サビーナ:「それはすなわち、生態ピラミッドにおいて彼らの下層に位置する人類にも影響を及ぼす」
〝白狼酋長〟ラング: 「……つまり、どういうことだ?」
〝不乾之筆〟サビーナ:「地元で一番強いやつが地元を捨てたんなら、地元でなんかあったんじゃない? ということです」
〝白狼酋長〟ラング:「なるほど、たぶんわかった」
”星の尾”アルワン:「確かに、あんなデカブツが理由もなく出てくるわけないもんな」
”星の尾”アルワン:「何かあったんだよ、きっと。暑くなって外に出たくなったとか……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「長虫は主に地中に住んでいますし、大きな環境の変化があるとは考えにくいですが……」 ふむ、と思案のポーズ
〝白狼酋長〟ラング:「けど、海の調査となると大変そうだぞ。レゼナしか動けない」
血鮫魔女レゼナ:「報酬を独り占めするかねえ」
〝不乾之筆〟サビーナ:「ああ、いえ。事前の調査により、ある程度の移動経路は判明しているのです」」
”星の尾”アルワン:「そうなの? すごいな」
〝不乾之筆〟サビーナ:「このオルトビックより北東、北の内海の沿岸線沿いに休火山があります」
〝不乾之筆〟サビーナ:「ブレイスル死火山。遠い昔には炎を拭き上げ、周囲の凍土を溶かし尽くしていたと、現地の伝承にあります」
”星の尾”アルワン:「……休火山」
〝不乾之筆〟サビーナ:「古の火の息が未だにくすぶっているのか、少しだけ周囲の気温は高く……融雪地帯ほどではありませんが、多種の生物が生息しています」
〝不乾之筆〟サビーナ:「かの長虫の発生地点は、おそらくはそこです」
"祓栗鼠" ミレイユ:「なるほど。温かい分、彼等の食糧となる存在も多分にいるということですか」
GM:そうだな、
GM:特に進行に関係は無いが、ここらで博識判定でもしてみようか。難易度は11としておこう
"祓栗鼠" ミレイユ:GS8>=11 博識
GoblinSlayer : (GS8>=11) → 8 + 6[3,3] → 14 → 成功
血鮫魔女レゼナ:GS10>=11
GoblinSlayer : (GS10>=11) → 10 + 8[2,6] → 18 → 成功
〝白狼酋長〟ラング:GS4
GoblinSlayer : (GS4) → 4 + 3[2,1] → 7
”星の尾”アルワン:GS4>=11
GoblinSlayer : (GS4>=11) → 4 + 5[2,3] → 9 → 失敗
”星の尾”アルワン:知らね……
GM:またいつも通り分かれたねぇ
GM:では女性陣は、「そういえばノールベイトにもちょっとだけ暖かいところあるんだっけ」くらいは知っていて
GM:男性陣はそんなの全然しりません
”星の尾”アルワン:「休火山」「……って、何? 食えるの?」
血鮫魔女レゼナ:「火山ってのは文字通りの、てっぺんからぼうぼう火を噴く山さ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ええ。火山は、別に辺りが寒いとか暑いとか……そういうことに関係なく、火を噴くものなのです」
血鮫魔女レゼナ:「休火山ってのは火の精が眠りについて、百年か千年かは知らないが暫く動かなくなった状態」
血鮫魔女レゼナ:「火を噴くことはなくなっても、そこに精霊たちが居るのは変わらないからあったかいのよ」
〝白狼酋長〟ラング:「山が火を……それじゃあ、熱くて近づけないんじゃないか……?」
〝白狼酋長〟ラング:「どうする。ソリにたくさん雪を乗せていけば大丈夫だろうか」
”星の尾”アルワン:「レゼナ……いくら物知りだからって、ウソは良くないぞ」
”星の尾”アルワン:心底心配そうな顔。
〝不乾之筆〟サビーナ:「……教育格差……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「火を噴いている間は、そうですね。危なくて近付けたものじゃありませんが」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ふふっ……そんなの、すっかりすぐに溶けてしまいますよ。休火山なら、そこまで熱くはありませんから大丈夫」
血鮫魔女レゼナ:「火精は分厚い地面の底で寝てるからね、穴掘らなきゃ大丈夫さ」
血鮫魔女レゼナ:「うっかり当てりゃあ、熱湯が吹き出してくるよ」
〝白狼酋長〟ラング:「そうか。ミレイユが言うならたぶん本当だ」
〝白狼酋長〟ラング:「レゼナの方は知らないが」
"祓栗鼠" ミレイユ:「『温泉』なんて、聞いたことはありませんか? 火山の周りに多いそうですが、あれは休んでいる火の精が周囲の水を温めているからだそうですよ」
血鮫魔女レゼナ:「まあひどい」真面目に言っているのやら、冗談を言っているのやら分からぬ声色。
”星の尾”アルワン:「ああ……羅針団の連中がやってる、チケット・バスだっけ」
”星の尾”アルワン:「アレの元になったのが、”温泉”なんだ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「もう、レゼナさんは私より物知りなんですからね」
〝白狼酋長〟ラング:「暖かい池か……そういうのは聞いたことがあるな」
〝白狼酋長〟ラング:「俺の村の近くには無かったが、サウナより体がきれいになるらしい」
〝白狼酋長〟ラング:「……ふむ。羅針団が温泉をしているのか?」
〝不乾之筆〟サビーナ:「している……という表現も、なんともおかしな気はしますが……まぁ、ええ」
〝不乾之筆〟サビーナ:「長い船旅の健康促進のため、途上の港への娯楽提供のため……様々な理由で、運営しています」
〝白狼酋長〟ラング:「そうか。……じゃあ、みんなで行くか?」
”星の尾”アルワン:「行きたい」ぼそっと呟く。「普通に楽しそうだし……たまには足を伸ばせる風呂にゆっくり漬かりたい」
"祓栗鼠" ミレイユ:「あら、いいですね。依頼が終わってから、になるでしょうけど」
血鮫魔女レゼナ:「そりゃ良い。仕事の後の楽しみが増えるのは」
血鮫魔女レゼナ:「ところで羅針団が運営してる温泉ってのは混浴なのかい?」
”星の尾”アルワン:呑んでいた果実茶を吹く。
〝不乾之筆〟サビーナ:「……利便性や燃費の効率、その他もろもろを考えた場合」
〝不乾之筆〟サビーナ:「市中の公衆浴場と同じ……とは行きませんね」
〝不乾之筆〟サビーナ:「私はあまり好みませんが……まぁ、細かいことを気にしない層は喜んでいます。ヘイリアさんとか」
〝白狼酋長〟ラング:「つまり、みんな一緒なんだな」
"祓栗鼠" ミレイユ:「こ……混浴……?!」
”星の尾”アルワン:(皆一緒ってことは)
”星の尾”アルワン:(兄貴とミレイユはともかく……レゼナとも……)
”星の尾”アルワン:これまで、あまり考えないようにはしていたが――
”星の尾”アルワン:長蟲を倒した夜、彼女に言われた、「好きだよ」という事も無げな一言に。
血鮫魔女レゼナ:「良かったねぇ、アルワン」
”星の尾”アルワン:(ど……どうなるんだ? いいのか……? 何が悪いのかもよく解らないけど……)
”星の尾”アルワン:「……えっ!? な、何でおれなんだよ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「た、タオルを巻いて……壁を向いて入ればよいのではないでしょうか……?」
”星の尾”アルワン:「そうだ!そうしよう」
〝白狼酋長〟ラング:「……それは……息苦しいような気もするが……」
〝白狼酋長〟ラング:「でも、ううん……いや、それでいいような気もするし、なんだろう」
〝白狼酋長〟ラング:「ううーん……」
〝不乾之筆〟サビーナ:「こほん、こほん」
血鮫魔女レゼナ:「ま、浴槽神に失礼なきようにすれば何でもよかろうさ」
血鮫魔女レゼナ:「というわけで、依頼の方は受けさせてもらうね」くつくつと笑い、話を戻す。
”星の尾”アルワン:「あっ、ごめん。サビーナさん」
〝不乾之筆〟サビーナ:「……依頼内容は大別して2つ」
〝不乾之筆〟サビーナ:「ひとつは、卵殻なり脱皮跡なり、長虫の発生地点がブレイスル死火山近郊である証拠を見つける──ないし、見つけられないと結論づけること」
〝不乾之筆〟サビーナ:「もうひとつには、死火山近郊でなんらかの異変が発生していないかの調査です」
〝不乾之筆〟サビーナ:「報酬は合計で銀貨200枚。あなた達で分けるなら、ひとり50枚となりますか」
〝不乾之筆〟サビーナ:「今のあなた達の等級と、拘束時間とを考えると、そう高額というわけでもありませんが」
”星の尾”アルワン:「要は、いてもいなくても、情報が解ればどっちでもいいってことか……」
”星の尾”アルワン:口には出さないが、少し探検のようでワクワクしている。
"祓栗鼠" ミレイユ:「いない、と結論付けるためには、それなりの調査が必要になりますね」
〝不乾之筆〟サビーナ:「〝無い〟ことの完全な証明が不可能であることは、論理的な事実です」
〝不乾之筆〟サビーナ:「ですからそちらは、どうしても妥協案としての結論を出していただくことにはなりますが……」
〝不乾之筆〟サビーナ:「事前の冒険者の調査無しに、研究者を送り込むのはあまりに危ない」
〝不乾之筆〟サビーナ:「我々は、同じ過ちを幾度も繰り返してはなりません」
〝不乾之筆〟サビーナ:「……専門の研究者ほどの、結論の精度は要求しません」
〝不乾之筆〟サビーナ:「冒険者としての見解を、いただければ十分です」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ええ、承知しました。できる限り丁寧に、調査をしましょう」
”星の尾”アルワン:「サビーナさんたちにはいつもお世話になってるしね。出来る限りしっかりやるよ」
〝白狼酋長〟ラング:「おお、早速行こう。……ミレイユ」名を呼び、彼女の背を軽く押しながら、自分も歩き始める。
血鮫魔女レゼナ:「あんな化け物がそうそう出てきちゃゆっくり休む暇も取れないしねぇ」
”星の尾”アルワン:そうだね、とレゼナに言いかけて。
”星の尾”アルワン:「え」
”星の尾”アルワン:「ええ~~~~……???」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ひゃっ……! もう、押さなくてもちゃんと歩きますから……!」 文句を言いつつも押されて歩いていく
血鮫魔女レゼナ:「知識としてしか知らない火山を見る機会も悪くない……あぁん?」
”星の尾”アルワン:(な……何かが起こっている!!!)
"祓栗鼠" ミレイユ:「アルワンさん、レゼナさん! 置いてっちゃいますよ!」 ずんずん押されて進んでいく女が背中越しに声を投げる
〝不乾之筆〟サビーナ:「……………………」
血鮫魔女レゼナ:「あんまじろじろ見なさんな、ミレイユが赤色に変わっちまうよ」尾を笑いに震わせながらのそのそ付いてゆく。
〝不乾之筆〟サビーナ:杖をつきながら、それでも最大限の急ぎ足でレゼナへ近づき、背伸びをして
”星の尾”アルワン:「さ、サビーナさん……」一人取り残されて。「あれ何?」
”星の尾”アルワン:「なんか皆おかしいんだけど」
〝不乾之筆〟サビーナ:「……浴室は、二部屋ご用意した方が?」
〝不乾之筆〟サビーナ:と、声を潜めて尋ねる
”星の尾”アルワン:「あっ……あっ!? バカ! エッチ!」
”星の尾”アルワン:だっと駆けだして見えなくなる。
〝不乾之筆〟サビーナ:「……ふぅ」
〝不乾之筆〟サビーナ:「いつの間にやら……見送るのに心配事が無くなって」
〝不乾之筆〟サビーナ:「私達も気楽でいられる……というもの、です」
当然のことだが、地底は地上より更に寒い。
ならばノールベイトの地下は、凍てつくほどに冷たい地獄の如き地となろう。
だから地下帝国は無いと、既に滅びたとされているのだ。
……本当に?
地下に光が無いと誰が定めた。
地下の住人が、小鬼と鉱人と闇人ばかりだと誰が思い込んだ。
ここは四方世界。神々の想像し得ることは全て起こりうる、悪戯な大地。
偉大な作家に倣い、地下へ地下へと歩むとしよう。
或いはそこに人々の、平穏の地もあるのだろう。
四章。死火山火口調査。
08:Welcome to the Jungle
探索1:Lost world
『死火山火口の長虫調査』
・場所 :北方氷原ノールベイト 北海方面 ブレイスル死火山
・依頼人 :ノールベイト羅針団
・依頼内容:フリツチェスタを襲撃した長虫の発生地点捜索
・報酬:銀貨200枚(一党分)
GM:──二叉の槍の〝穂先〟に挟まれた箇所を、北海だとか、内海だとか、この地の民は呼ぶ。
GM:羅針団の大型蒸気船が周遊することで、人の行き来は大きく増えた。
GM:そうなると必然的に、異常に気づく者も増えるわけだ。
GM:航路の途中──ヒンシェルウッド北の港を出てしばし進んだ先、左手に見える凍土。
GM:そこに、帽子を被ったような山がある。
GM:他の山々は一様に真っ白な頭をしているのに、その山の山頂は、地表がまだらに見えているのだ。
GM:ブレイスル死火山。
GM:火の精霊が残した古の熱が燻る、かの山の周辺は、少しだけ気候が穏やかだ。
GM:さて。まずはおなじみの寒冷地判定といこう。
GM:内容としては長距離移動判定だが、寒冷地適応系の装備やアイテムの補正が乗る。難易度は18、成功すれば消耗無し、失敗で消耗1だ!
”星の尾”アルワン:しゃあっ
〝白狼酋長〟ラング:防寒具の+2だけだな、俺は
〝白狼酋長〟ラング:GS(13+2)>=18
GoblinSlayer : (GS15>=18) → 15 + 6[1,5] → 21 → 成功
〝白狼酋長〟ラング:へいきだぞ
血鮫魔女レゼナ:GS15>=18 環境適応:寒さだぜ
GoblinSlayer : (GS15>=18) → 15 + 4[3,1] → 19 → 成功
”星の尾”アルワン:GS8>=18 防寒具の+2だけ
GoblinSlayer : (GS8>=18) → 8 + 7[3,4] → 15 → 失敗
”星の尾”アルワン:あんぎゃ~~~~
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(8+2+2)>=18 寒さに対する抵抗判定(環境適応:寒さ+2、防寒具+2)
GoblinSlayer : (GS12>=18) → 12 + 7[5,2] → 19 → 成功
"祓栗鼠" ミレイユ:ほっ
GM:では、アルワンだけちょっと疲れる
GM:その上で──そろそろ、道と呼べるような道が目立たなくなってきた
GM:そもそもノールベイトの降雪量を考えれば、整備された街道なぞほとんど無いわけだが
GM:それでも、木々の枝を落としているとか土を平らにしているとか、まぁ、ある程度は作為的な道があるものだ
GM:それが減ってきたというのは、だいぶ人里離れたという意味もある
〝白狼酋長〟ラング:「そろそろ日が傾いてきたな……俺達には都合のいい時間だ」
”星の尾”アルワン:「はあはあはあ ヒイヒイ ゼーッ ゼーッ」
”星の尾”アルワン:「あ、兄貴……もう……バテてんの?」
”星の尾”アルワン:「俺は全然余裕だけどね……」
”星の尾”アルワン:近くの積もった雪に向かって喋っている。
"祓栗鼠" ミレイユ:(こんな分かりやすい強がりがあるんですね……)
〝白狼酋長〟ラング:「レゼナ。そこのちっこいのを担げるか?」
血鮫魔女レゼナ:「起伏が激しい山道は、足の短い子に厳しいからねぇ」
血鮫魔女レゼナ:「私がその分甘やかすとしよう」
”星の尾”アルワン:「誰が半圃人だ……あっ!こら!」
血鮫魔女レゼナ:むんずと襟首を持ち上げて、あれよあれよと肩に担ぐ。
”星の尾”アルワン:ぐえ~っとうめき声。
〝白狼酋長〟ラング:「ミレイユはどうする?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「わ、私は平気ですっ」
〝白狼酋長〟ラング:「……そうか」
〝白狼酋長〟ラング:「俺もたぶん、あれくらいはできるんだが」
"祓栗鼠" ミレイユ:「どうしてちょっと寂しそうなんですか……」
〝白狼酋長〟ラング:「別に……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「…………」 少し逡巡して、小さく肩を竦めて
”星の尾”アルワン:「ミレイユの言う通りだろ……何で拗ねてるの? こわ……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……ふぅ。ですが、あまり体力がないのはそうですし」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ああいう感じではなく……こう、ちゃんと人を運ぶようにしてもらえるのであれば……」 ごにょごにょと、少し恥ずかしそうに
〝白狼酋長〟ラング:「そうか、任せろ。……持ち方はいろいろ後で試してみる」
血鮫魔女レゼナ:「アルワンも欲張るなら今だけど」
”星の尾”アルワン:「えっ!? じゃ、じゃあ正面から……」
GM:……のどかと言おうか、和やかと言おうか。
GM:ここまでの道中、平穏に感じられたやもしれない……が、野生動物との遭遇程度はあったのだ。
GM:野良の狼の小規模な群れだとか、雪に紛れる体色の熊だとか。
GM:が。その程度の相手なら、爪牙と剣を交えるまでもない。向こうから道を避けて通る。
GM:ノールベイトの冒険者ギルド、その立ち上げから活動しているあなた達は、この近辺では既に筆頭級の実力者である。
GM:……その力量は、
GM:突然だがふたたびの判定タイムだ!
GM:今回は博識判定か観察判定、得意などちらかを各人選んでもらいたい。どっちも知力なのはご愛敬だ。
GM:博識判定であれば目標値は14。素人にはちょっと大変な程度。
GM:観察判定ならば目標値は16。結構高めだ。
"祓栗鼠" ミレイユ:GS14>=16 観察
GoblinSlayer : (GS14>=16) → 14 + 8[5,3] → 22 → 成功
"祓栗鼠" ミレイユ:ファンブルチェックです
”星の尾”アルワン:おい!どっちも4しかない
”星の尾”アルワン:GS4>=16 観察
GoblinSlayer : (GS4>=16) → 4 + 7[3,4] → 11 → 失敗
血鮫魔女レゼナ:GS14>=14 博識
GoblinSlayer : (GS14>=14) → 14 + 7[6,1] → 21 → 成功
”星の尾”アルワン:終わりだ(黒崎一護)
〝白狼酋長〟ラング:GS7>=16 観察判定
GoblinSlayer : (GS7>=16) → 7 + 7[1,6] → 14 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:惜しい
〝白狼酋長〟ラング:だめだった……
GM:ということで再び知識階級が活躍したわけだ
GM:ちなみに、これでわかる内容なのだが……
GM:・博識判定
このあたりには、小さな村がある。地元の住民に話を聞けば、調査は進めやすいだろう。北西の方角だ。
GM:レゼナは、立ち寄ったことは無いかもしれないが、死火山の側に村があることは知っていたのだろう。
GM:ここまでの道中と、山の位置から、どちらへ向かえば村の方角かは推察できるというわけだ。
GM:……そして。
GM:・観察判定
人間の足跡と……なんともわからない生物の足跡が入り交じり、北西の方角へ延びている。
GM:ミレイユには、
GM:……力量筆頭たる一党の、リーダーにして斥候には、それが読み取れるというわけだ。
血鮫魔女レゼナ:「この辺りは肌で感じてる通り、ノールベイトの中じゃ住みやすい方だからね」
血鮫魔女レゼナ:「んでもって、山の傾斜し方を考えると……北西だろうね。集落があるのは」
"祓栗鼠" ミレイユ:「北西……では、この足跡はそちらに向かっているものでしょうか」
”星の尾”アルワン:「山の傾き方から、そんなことまで解るのか……」
"祓栗鼠" ミレイユ:雪道に残った足跡。人間のものと……
〝白狼酋長〟ラング:「……頭のいいやつらは、すごいな」
〝白狼酋長〟ラング:「なら、この足跡が何かもわかるのか……?」
〝白狼酋長〟ラング:「俺はこんなもの、見たこともない」
GM:足跡の形容は、いささか難しいが……
GM:大型の鳥が、地面にピッケルを打ち付けながら歩いたら、こういう足跡になるのではないだろうか。
"祓栗鼠" ミレイユ:「ええ、人間の足跡と……人間でないもののように見えますが」
”星の尾”アルワン:「確かに変だな……鳥にしちゃ、足跡が深すぎる」
〝白狼酋長〟ラング:「数家族分の鳥肉だ。でかすぎる」
GM:……足跡だけという情報の少なさ。怪物知識判定で正体を探るなら、難易度は21という無茶なラインだ。
GM:とりあえず振ってみるかい? 1/36でファンブるが
血鮫魔女レゼナ:やってみよう
"祓栗鼠" ミレイユ:GS11>=21 怪物知識 やーッ
GoblinSlayer : (GS11>=21) → 11 + 5[4,1] → 16 → 失敗
血鮫魔女レゼナ:GS10>=21
GoblinSlayer : (GS10>=21) → 10 + 11[6,5] → 21 → 成功
”星の尾”アルワン:やるか~~
"祓栗鼠" ミレイユ:おおっ
〝白狼酋長〟ラング:GS4>=21
GoblinSlayer : (GS4>=21) → 4 + 7[3,4] → 11 → 失敗
血鮫魔女レゼナ:頭のいいやつです
GM:ひっこ抜いちゃってるよ
GM:すげえ
”星の尾”アルワン:GS10>=21
GoblinSlayer : (GS10>=21) → 10 + 10[4,6] → 20 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:惜しい
”星の尾”アルワン:くそっ1足りない
血鮫魔女レゼナ:よしよし
GM:では……
GM:ミレイユもアルワンも、大型の、少なくとも哺乳類ではない、二足歩行の生物だとまでは認識できる。
GM:が、その先に至るのはレゼナだけだ。
GM:足跡の大きさ。氷の大地をうがつ鋭利な爪。……足跡の大小を見るに、どうにも、群れで動くものらしい。
GM:それは、この氷雪の世界には存在しないはずのものだ。
■伶刀龍
恐竜4 生命力22 呪文抵抗13 移動力28 先制力1d6+2 知能:人並み モラルGS7>=13
鉤爪 達成値18 威力2d6+2 斬 回避15 装甲4 支援:命中、回避、特殊能力の達成値+1 5m
「信仰対象」祖竜術に対する呪文抵抗力+4、竜司祭以外の職業レベルが怪物知識判定に適用されない。
「寒さに弱い」水属性を含む効果や、寒さに抵抗する判定にー2のペナルティを受ける。
「群れ」仲間の一体をボスとして扱い、支援効果を与えられる。
「隙狙い」達成値16 近接攻撃の対象は第六感判定。失敗すると装甲を無視。盾受け値は有効。
■もはや滅び去った太古の「恐るべき竜」
大きさは只人とさほど変わらず、鋭い爪と俊敏さ、高い知能を武器とする。
個々の強さはそれほどでもないが、群れを成して襲われたなら生き延びることは困難である。
"祓栗鼠" ミレイユ:「ううん、なんでしょうか、これ。レゼナさん、ご存知ですか?」 自分で知らない場合、知ってるとしたら彼女だろうと思っている
血鮫魔女レゼナ:「……あぁん?」問いかけられる言葉、周りに居る人を忘れたように、目を疑う。
”星の尾”アルワン:「レゼナで知らないなら、誰も解らないだろうけど……心当たり、ある感じ?」
”星の尾”アルワン:表情の変化には聡い。
血鮫魔女レゼナ:目の下までを隠した薄布を取り払い、地べたに手を突きかっぴらいた眼で凝視する。
血鮫魔女レゼナ:「……火吹き山にゃあもしかしたら竜が居るかも、なんて冗句を言うつもりでいたんだが」
血鮫魔女レゼナ:「それより夢物語みたいな痕跡じゃあないか、こいつぁ?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「まさか! ……えっ、本当に?」
血鮫魔女レゼナ:「あたしら鮫人と蜥蜴人が祖として崇める、恐るべき竜」
血鮫魔女レゼナ:「……の中に、二本脚で歩くのが居るっつうのは聞く」
”星の尾”アルワン:「二本足で歩く竜……?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「えーと、だとすると……竜が人と一緒になって歩いているか、追いかけられているか」
"祓栗鼠" ミレイユ:「どちらにせよ、集落の方に向かったのは間違いありません」
”星の尾”アルワン:「……こういうの?」ダッシュしながらギャオギャオ鳴いている想像図を雪の上に描く。感覚が鋭いせいか、奇しくも特徴らしきものはつかめている。
血鮫魔女レゼナ:「巨躯の代わりに群れを成し、刃の如き爪を振るって狩りをする……とか」
血鮫魔女レゼナ:「竜司祭じゃあるまいし、陸の竜の伝説はあんま詳しかないがね」
血鮫魔女レゼナ:「とはいえこりゃ絵物語みたいな話だよ。恐るべき竜ってモンの扱い以上に」
血鮫魔女レゼナ:「彼らは蜥蜴人と同様、寒さに弱いんだもの。たとえ生き残っていたとして、ノールベイトは無理だろうよ」
”星の尾”アルワン:「ふぅん……でも、レゼナのご先祖様だと思うと、ちょっともったいないかもな」
”星の尾”アルワン:「恐くなんてならないし、好きになれたかもしれない」
血鮫魔女レゼナ:「へっ、あたしの祖はもっとゴツくて格好良いさ」
血鮫魔女レゼナ:「生意気な只人なんて丸呑みしちゃうっての」ガシガシと頭を撫でくりまわす。
〝白狼酋長〟ラング:「……問題は、その恐ろしい竜というものが……集落に向かったということか」
〝白狼酋長〟ラング:「…………」
〝白狼酋長〟ラング:「……レゼナ。俺達が勝てそうな相手だと思うか?」
血鮫魔女レゼナ:「……伝説に謳われし怪物だ。どれだけ速くどれだけ硬いかは分からんが」痕跡を掌でなぞる。
血鮫魔女レゼナ:「体格や重さは推し量れる……数次第じゃあるが、あの長虫ほどの脅威にはならないかな」
”星の尾”アルワン:レゼナに撫でられ、乱れた髪を整えながら。「なら、時間との戦いになる」
”星の尾”アルワン:「……集落に行ってみよう。住んでる人たちが心配だ」
〝白狼酋長〟ラング:「そうか。……もし俺達の誰かが危なくなるようなら、俺は嫌だ……と思ったが」
〝白狼酋長〟ラング:「そういうことなら、行こう」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ええ、行きましょう。こっちです」 足跡を追うように3人を先導する
〝白狼酋長〟ラング:「俺達の誰も、人助けが趣味のやつはいないと思うが」
〝白狼酋長〟ラング:「人が死んだら気分が悪くなるような連中……だとも、思う」
〝白狼酋長〟ラング:ざぐっ、と雪を蹴立てて走り出す。
GM:あなた達は、雪上を走る。さほど行かずに、少し先に炊飯の煙が見える。
GM:……その道中だ。雪の上に、血の跡。古いものは雪が隠してしまって、新しいわずかな部分だけが見える。
GM:その跡の先に、うっすらと雪を被って、一人の男が倒れている。
GM:息はある。今のところは。
〝白狼酋長〟ラング:「……!」反射的に、雪の上を滑るように足を止める。
血鮫魔女レゼナ:「ミレイユ任せた!他は周辺警戒重点!」
GM:どんな手段を使ってもいい。合計で15以上の負傷点を回復できれば、この男は命を取り留める。
GM:そして20以上の負傷点を回復できれば、その場で言葉を発することも叶うだろう。
"祓栗鼠" ミレイユ:ここは惜しむところではありませんね、《小癒》を使いましょう
"祓栗鼠" ミレイユ:主行動で《小癒》を宣言。基328 負傷数を回復量だけ回復し、骨折の影響を取り除く アンデッドの場合は同値のダメージ(装甲無視) 接触で用いると効力値+5
"祓栗鼠" ミレイユ:GS11>=9 《小癒》行使判定
GoblinSlayer : (GS11>=9) → 11 + 9[5,4] → 20 → 成功
”星の尾”アルワン:「……頼んだ。おれは周りに変な奴がいないか、精霊に聞いてみる……」
"祓栗鼠" ミレイユ:4d6+10+3 効力値25
GoblinSlayer : (4D6+10+3) → 6[2,1,2,1]+10+3 → 19
"祓栗鼠" ミレイユ:あっ惜しい
"祓栗鼠" ミレイユ:おのれd6!
GM:ふむ
"祓栗鼠" ミレイユ:どうしましょう 因果点使えばほぼ確実に20超えそうですが
血鮫魔女レゼナ:いいよぉ
GM:その手もあるし、誰かが何らかの手段を重ねてもかまわん 好きになされ!
”星の尾”アルワン:あっ!
"祓栗鼠" ミレイユ:ラングさんに応急手当重ねてもらう手もアリ?
”星の尾”アルワン:じゃあ命水使っちゃうのもいいかも
”星の尾”アルワン:でも応急あるならまずそれ見てかな
血鮫魔女レゼナ:初めての共同作業だね
GM:ふむ
GM:応急手当、応急手当
"祓栗鼠" ミレイユ:手持ちに包帯が……ない! ミレイユの手当道具を貸します!
〝白狼酋長〟ラング:よし、借りよう
〝白狼酋長〟ラング:GS11 応急手当
GoblinSlayer : (GS11) → 11 + 5[3,2] → 16
〝白狼酋長〟ラング:1d6
GoblinSlayer : (1D6) → 1
"祓栗鼠" ミレイユ:ピッタリ
〝白狼酋長〟ラング:へた……
"祓栗鼠" ミレイユ:「ラングさん、これを使ってください。まずは止血を!」 手当キットを出し、ラングの手に握らせる
〝白狼酋長〟ラング:では、あまり手際は良くないまでも、まず大雑把に出血を止めよう
〝白狼酋長〟ラング:太めの血管をギュッ!
"祓栗鼠" ミレイユ:「……《遍くを照らす陽光よ、傷を癒やす一筋を齎し給え》──《太陽礼賛、光あれ》!」
"祓栗鼠" ミレイユ:重ねるように奇跡の詠唱。新たな出血が留まったことで、その僅かな時間を稼ぐことができた。
GM:治癒の奇跡が効力を発揮するには、ほんのわずかな時間があればいい。……そのわずかな時間さえ長く感じられる。
GM:アルワンの鋭敏な耳ならば、少し離れた村からの、つんざくような声を聞き取れたかもしれない。
GM:男の傷は塞がっていく。雪に冷やされ、拍動が少なく、出血量が少なかったのが幸いしたのか。
GM:加えて奇跡も──太陽神の、熱を分け与えられたものか。
GM:男は、目を開けた。
倒れていた男:「う……?」
”星の尾”アルワン:「ミレイユ、兄貴……!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……! 良かった……」
"祓栗鼠" ミレイユ:"祓栗鼠" ミレイユの残呪文使用回数を1減少(3 → 2)
"祓栗鼠" ミレイユ:「大丈夫ですか。この傷は、一体誰に……?」
倒れていた男:「え、あ……? あんたら、いったい──い、いやっ」
倒れていた男:「わからない、わからないが化け物だ! あいつら、村に!」
倒れていた男:跳ねるように立ち上がろうとし、体の痛みに顔をしかめる。
〝白狼酋長〟ラング:「無理をするな。ゆっくり這って、安全な場所に行け」
〝白狼酋長〟ラング:「アルワン。言おうとしたことの続きを頼む」
”星の尾”アルワン:頷く。「悲鳴みたいな、声が聞こえた。北東の……たぶん、集落の方から」
”星の尾”アルワン:「あの足跡を残したやつが、来てるんだと思う」
"祓栗鼠" ミレイユ:「私たちは冒険者です。あなたの事は心配ですが……今はその化け物を追う方が、緊急性が高いと判断します」
倒れていた男:「あ、ああ……! 頼む、礼ならどうにかする、村を……!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ここに一人残していくことを、許してください。彼の言う通り、ゆっくり安全な場所へ移動してくださいね」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……向かいましょう!」
血鮫魔女レゼナ:「おうともよ!」大剣を担ぎあげ、雪原を駆ける。
”星の尾”アルワン:「……金なんて後でいい。おっさんは倒した恐竜が食えるのかどうか考えとけよ」
”星の尾”アルワン:ぶっきらぼうに言い、ミレイユとレゼナに続く。
GM:──ノールベイトの家屋は、かなり頑丈な作りになっている。極夜の吹雪を耐え抜くためだ。
GM:玄関扉は分厚く、多重の構造になっており、用いる材木自体も堅い。焼き入れを怠らなければ、強度はさらに増す。
GM:その、鎧や盾のごとき大扉に、
小型の怪物:抉るような爪痕を刻みつけている、化け物がいた。
小型の怪物:「KYUOOOO! KYUOOO!」
小型の怪物:「KAO! KAO!」
小型の怪物:3頭。とある家の前に群がり、爪で扉を削っている。
小型の怪物:下手な剣やナイフより、その鉤爪は殺傷力が高いようだ。
"祓栗鼠" ミレイユ:「レゼナさん、あれが……」
血鮫魔女レゼナ:「なんてこった、本当に恐るべき竜……伶盗竜だよ」
〝白狼酋長〟ラング:「……なるほど、恐ろしい姿だ。少なくとも」
〝白狼酋長〟ラング:「あの姿を見て、こちらが狩る側のつもりになるのは難しい──」
〝白狼酋長〟ラング:剣を抜く。ざくざくと雪を蹴立てて進んでいく。
”星の尾”アルワン:(……そもそも、おかしくないか?)
”星の尾”アルワン:(何でこんな連中がノールベイトにいるんだ?)
”星の尾”アルワン:(この間の”緑の月”とか言ってた蟲人とか、あの機械とか……)
"祓栗鼠" ミレイユ:「アルワンさん、考えるのは後にしましょう」 物思いに耽りそうになる少年に、言葉をかけながら儀式用の短剣を抜く
小型の怪物:「KURU、RU、RU、RU……」
小型の怪物:「KURUOU! KURUOU!」
小型の怪物:一頭が振り向き、何事かを鳴いて、残る二頭が呼応し振り向く。
”星の尾”アルワン:賽の目が、少しずつずれ始めているような感覚がある。その不安を振り払うべく、鉄板で補強された拳具を構えた。
”星の尾”アルワン:「悪い、ミレイユ。……今はこっちが先だよね」
小型の怪物:……いや。
小型の怪物:振り向いた、というより、その目は、
小型の怪物:その目は──
小型の怪物:GS8
GoblinSlayer : (GS8) → 8 + 11[6,5] → 19
GM:第六感判定をどうぞ。難易度は19だ
"祓栗鼠" ミレイユ:GS13>=19 第六感
GoblinSlayer : (GS13>=19) → 13 + 10[5,5] → 23 → 成功
"祓栗鼠" ミレイユ:ハァハァハァ
血鮫魔女レゼナ:GS6>=19
GoblinSlayer : (GS6>=19) → 6 + 9[4,5] → 15 → 失敗
〝白狼酋長〟ラング:GS6>=19
GoblinSlayer : (GS6>=19) → 6 + 7[3,4] → 13 → 失敗
”星の尾”アルワン:GS11>=19
GoblinSlayer : (GS11>=19) → 11 + 6[4,2] → 17 → 失敗
”星の尾”アルワン:流石クルースリスー
GM:──ミレイユ、あなただけが気づく。
GM:故に、この第1ラウンド。
GM:行動できるのはあなたと、
小型の怪物:「KEAAAAAAAA!」
"祓栗鼠" ミレイユ:なんだとォ……
小型の怪物:物陰に身を伏し息を潜めていた、猛スピードで駆け迫る1頭だけだ!
"祓栗鼠" ミレイユ:うわーーーッ!
ラウンド1
GM:というわけで戦闘開始となる。今回は不意打ちということもあるし、
GM:5:伶刀龍1 伶刀龍2 伶刀龍3
0:アルワン ミレイユ レゼナ ラング
-5:伶刀龍4
GM:という配置で決め打ちさせてもらう。
GM:それとは別に、ちょっと決めてなかったことがあるので、PL陣
GM:3名は2d6をどうぞ
"祓栗鼠" ミレイユ:2d6
GoblinSlayer : (2D6) → 12[6,6] → 12
血鮫魔女レゼナ:2d6
GoblinSlayer : (2D6) → 8[6,2] → 8
"祓栗鼠" ミレイユ:こんなところでクリティカル出さんでええ
”星の尾”アルワン:2d6
GoblinSlayer : (2D6) → 7[6,1] → 7
”星の尾”アルワン:ふつう
GM:じゃあ今回、PC番号はミレイユレゼナアルワンの順に振ろう 本当にそれだけだ
GM:そして!
GM:ミレイユだけ行動順ダイス!
"祓栗鼠" ミレイユ:"祓栗鼠" ミレイユのイニシアチブを2D6(→ 7)に変更(8 → 7)
GM:伶刀龍_4のイニシアチブを1D6+2(→ 7)に変更(0 → 7)
GM:あっ同値
GM:バトル!
"祓栗鼠" ミレイユ:2d6
GoblinSlayer : (2D6) → 4[3,1] → 4
小型の怪物:1d6+2
GoblinSlayer : (1D6+2) → 4[4]+2 → 6
"祓栗鼠" ミレイユ:いいーん
”星の尾”アルワン:BATTLE……
小型の怪物:KEKYAAA!
"祓栗鼠" ミレイユ:質問なんですが
GM:はい
"祓栗鼠" ミレイユ:紅蓮の嚆矢はこの場合使えない?
GM:ふむ
GM:味方が行動不能なだけで、味方の行動値を上げられないわけではなかろうし
GM:敵の行動値はもちろん下げられるから、よしとしよう
”星の尾”アルワン:アヤッタネ
"祓栗鼠" ミレイユ:感謝。では、「紅蓮の嚆矢」を宣言 サ225 先制判定後、矢や投擲武器を1使用して味方の先制力+1~3、敵の先制力-1~-3 これで竜のイニシアチブを4に下げます
小型の怪物:KYUUUU……
GM:ということで、ミレイユの手番になるな
"祓栗鼠" ミレイユ:では、出し惜しみはなしでいきましょう
"祓栗鼠" ミレイユ:主行動で「魔法の曲刀+1」による《舵切り》【斬落攻撃:熟練】 サ211・基264 消耗1 2d6を3回振る 命中判定10以上で大成功、4以下で大失敗 対象は伶刀龍4
"祓栗鼠" ミレイユ:攻撃前に【死角移動:熟練】を宣言 基267 対象は移動妨害判定を行う。勝利するとこの手番対象への近接・遠距離命中判定[+6] 成否に関わらず対象の前まで移動し、次の自分の手番まで回避・盾受け判定[-2]
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(14+2+6) 移動妨害への対抗判定
GoblinSlayer : (GS22) → 22 + 9[4,5] → 31
小型の怪物:GS8 知能による判定
GoblinSlayer : (GS8) → 8 + 6[1,5] → 14
小型の怪物:勝てるか!!!
”星の尾”アルワン:うっひょ~~!!
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6) 命中(曲刀) 死角移動成功時 1回目
GoblinSlayer : (GS21) → 21 + 10[5,5] → 31
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6) 命中(曲刀) 死角移動成功時 2回目
GoblinSlayer : (GS21) → 21 + 6[3,3] → 27
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6) 命中(曲刀) 死角移動成功時 3回目
GoblinSlayer : (GS21) → 21 + 4[1,3] → 25
”星の尾”アルワン:ヤバ
"祓栗鼠" ミレイユ:1つ目選択、大成功。痛打発生。追加で4d6点装甲無視入ります
小型の怪物:回避は固定15です……
"祓栗鼠" ミレイユ:4d6+1d6+4+5 斬属性ダメージ(曲刀)
GoblinSlayer : (4D6+1D6+4+5) → 16[5,3,5,3]+4[4]+4+5 → 29
"祓栗鼠" ミレイユ:4d6 武技痛打追加ダメージ(冒険者Lvd6 装甲無視)
GoblinSlayer : (4D6) → 21[6,6,4,5] → 21
GM:武技による痛打は(冒険者レベル)d6の装甲貫通ダメージとして扱うローカルルールなのだ(読者用再説明)
小型の怪物:まず最初のダメージが
"祓栗鼠" ミレイユ:"祓栗鼠" ミレイユの消耗を1増加(0 → 1)
GM:伶刀龍_4の負傷数を25増加(0 → 25)
小型の怪物:……ここで死んだよ!!!
血鮫魔女レゼナ:ナイスキル!
”星の尾”アルワン:(コックカワサキ)
小型の怪物:装甲貫通もクソも!!!
GM:ということでエネミーの手番は飛ばされたのだ……
"祓栗鼠" ミレイユ:よしっ
小型の怪物:奇襲成功したはずのこっちが不利になってるんですが?
"祓栗鼠" ミレイユ:「────!」 小柄な少女の身体が、集団の背後に跳んだ。ただ一人、迫る危機を察して。
小型の怪物:「SYAAAAAAAA!」馬をも凌ぐ速度で馳せる怪物! 足の鉤爪がスパイク代わりか!
小型の怪物:獲物の群れからはぐれた、もっとも小さく弱そうな獣へ──牙をむきだしに飛びかかる!
"祓栗鼠" ミレイユ:奇襲を今まさに仕掛けんとする怪物に、短剣がなめらかな──それでいて、今までにない速度で振るわれる。
”星の尾”アルワン:「ミレ――」警告よりも早く。攻撃機序が完了していた。
"祓栗鼠" ミレイユ:ひとつ、ふたつ──みっつ。三つ目の軌道は、その中でも一際鮮やかに。硬い鱗を貫き、その生命に届いている。
小型の怪物:「KA」
小型の怪物:「A?」
血鮫魔女レゼナ:「──はっ!わたしたちの頭目はなんて頼もしいんだろうね!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「これ以上の奇襲はないでしょう。正面の三体に集中を!」
小型の怪物:動きを止めた怪物が倒れ伏したのは、レゼナの賞賛の声が終わってからだ。
小型の怪物:手応えのほどは……大型の山猫か、熊か。
小型の怪物:頑丈な皮膚と骨、分厚い筋肉だが、斬って斬れないものではない!
GM:継戦カウンターが1となる
"祓栗鼠" ミレイユ:(謳われる強大な竜ほどの強さはない……ですが、侮れる相手でもない。油断すれば、命を狩られるのはこちらの方です)
〝白狼酋長〟ラング:「強いな、ミレイユは」
〝白狼酋長〟ラング:「これでは、俺も怖がってはいられない。頑張らないとな」
ラウンド2
GM:さあここから普通の戦闘だよ!
GM:行動順!
"祓栗鼠" ミレイユ:"祓栗鼠" ミレイユのイニシアチブを2D6(→ 6)に変更(7 → 6)
GM:〝白狼酋長〟ラングのイニシアチブを2D6(→ 8)に変更(11 → 8)
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンのイニシアチブを0に変更(6 → 0)
GM:伶刀龍_1のイニシアチブを1D6+2(→ 4)に変更(0 → 4)
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナのイニシアチブを2D6(→ 6)に変更(7 → 6)
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンのイニシアチブを2D6(→ 3)に変更(0 → 3)
小型の怪物:俺達は4で統一な!
”星の尾”アルワン:今回出目やばすぎる
小型の怪物:やーい、ざーこざーこ!
"祓栗鼠" ミレイユ:「紅蓮の嚆矢」を宣言 サ225 先制判定後、矢や投擲武器を1使用して味方の先制力+1~3、敵の先制力-1~-3
”星の尾”アルワン:うおおおおおおお
小型の怪物:KYUUU……
"祓栗鼠" ミレイユ:龍1のイニシアチブを1にして……レゼナさん、先に動きますか?
血鮫魔女レゼナ:そうしましょう
"祓栗鼠" ミレイユ:あ、いや、どちらにせよアルワンさん上げなきゃか とりあえずアルワンさん6!
”星の尾”アルワン:ギュんギュン
"祓栗鼠" ミレイユ:ラングさんが手加減して6になると良い感じの気がしますね
"祓栗鼠" ミレイユ:”星の尾”アルワンのイニシアチブを6に変更(3 → 6)
〝白狼酋長〟ラング:なるほど、ミレイユが言うならそうしよう
〝白狼酋長〟ラング:手加減で6!
"祓栗鼠" ミレイユ:大型犬……
GM:ということで行動順6の誰かの手番だ レゼナかい?
血鮫魔女レゼナ:いくぜいくぜ
血鮫魔女レゼナ:大剣担いだまま《火球》 p316。伶刀龍1を中心点に球状範囲に火属性ダメージ。
”星の尾”アルワン:ていくゆーざっとふぃーんど!
血鮫魔女レゼナ:GS11>=10
GoblinSlayer : (GS11>=10) → 11 + 8[4,4] → 19 → 成功
血鮫魔女レゼナ:惜しい、杖持ってたらダメージ増えた
小型の怪物:呪文抵抗は13、ブチ抜かれるぜ
血鮫魔女レゼナ:3d6+4
GoblinSlayer : (3D6+4) → 10[4,4,2]+4 → 14
血鮫魔女レゼナ:1d6+14 1は中心なのでダメージ増加
GoblinSlayer : (1D6+14) → 4[4]+14 → 18
小型の怪物:装甲は4なので、
GM:伶刀龍_1の負傷数を14増加(0 → 14)
GM:伶刀龍_2の負傷数を10増加(0 → 10)
GM:伶刀龍_3の負傷数を10増加(0 → 10)
"祓栗鼠" ミレイユ:かなり持っていった!
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナの残呪文使用回数を1減少(4 → 3)
小型の怪物:け、けっこういたい!
”星の尾”アルワン:よしよし
血鮫魔女レゼナ:「それなら我が祖の同輩の、冷血を温めてしんぜよう!」
血鮫魔女レゼナ:「H、O、T!」三つの力ある言葉を重ね、膨れ上がった火の玉に大剣一振り。
血鮫魔女レゼナ:斬撃の軌跡に乗って火の粉が飛び散り、恐るべき竜たちを一挙に牽制する。
小型の怪物:「GI!?」その瞳におびえが見えた。古の滅びを思い出したのだろうか。
小型の怪物:高い知能が故、迫る炎を見て、その先の結果を想像できる。
小型の怪物:とっさに逃れようとしなやかな体をよじるも、3頭、空から降る火に身を焼かれる!
〝白狼酋長〟ラング:次の手番は……俺ならコスト無しでそこそこ火力が出るぞ
"祓栗鼠" ミレイユ:アルワンさんが薙ぎ払いしてダメージ見ます?
〝白狼酋長〟ラング:なるほどそれはありかも
”星の尾”アルワン:撃ち漏らしを言って貰うか
”星の尾”アルワン:近接圏内のリンタオロン1~3に【薙ぎ払い】。命中-6し、3体に攻撃。
”星の尾”アルワン:強打・殴も宣言して鉄拳で攻撃するぞ
小型の怪物:回避は15で結構高いぞぉー!
"祓栗鼠" ミレイユ:「龍だとて実在しているなら倒れない道理はない……効いています! アルワンさん、追撃を!」
”星の尾”アルワン:ついでに七孔噴血も宣言!装甲-4!
GM:待たれよ
”星の尾”アルワン:GS8>=15
GoblinSlayer : (GS8>=15) → 8 + 11[5,6] → 19 → 成功
”星の尾”アルワン:無念無想を宣言。達成値+5にし、最終達成値24。
GM:なぎ払いは……特別に指定されたものを除いて……近接攻撃として実行する武技と併用できない……!
小型の怪物:それはそれとして全員命中なんじゃが
”星の尾”アルワン:あと勘違いしてたけど僕強打殴持ってなかったわ ワハハ
GM:おばかー!
”星の尾”アルワン:はい……普通にダメージ出します……
”星の尾”アルワン:4d6+7
GoblinSlayer : (4D6+7) → 13[1,5,5,2]+7 → 20
”星の尾”アルワン:オラッ範囲20点!
GM:伶刀龍_1の負傷数を16増加(14 → 30)
GM:伶刀龍_2の負傷数を16増加(10 → 26)
GM:伶刀龍_3の負傷数を16増加(10 → 26)
小型の怪物:……かいめつ!
"祓栗鼠" ミレイユ:ひゅうっ!
GM:継戦カウンターが2になりつつ……あなた達の勝ちだ!
”星の尾”アルワン:しゃいっ
”星の尾”アルワン:ミレイユの指示。「追撃を」、の時点で――既に精霊との交信は完了していた。
”星の尾”アルワン:ばチり。青い閃光が瞬く。
”星の尾”アルワン:それは神懸かりとも呼ぶべき、一種の瞑想状態に近い。
”星の尾”アルワン:精霊に精神を明け渡し、人間では困難な挙動を可能にする。
”星の尾”アルワン:精霊と親しいアルワンは、いつしかその異能を無意識に行使するようになっていた。
”星の尾”アルワン:閃電が竜どもの顎を撫で、あるいは掠めたように見える。
小型の怪物:ばづん
小型の怪物:恐ろしい竜達の中でも、特に大きく優れた脳髄が、奇っ怪な音を立てた
小型の怪物:頭蓋の中で、その柔らかな器官が崩れたものだろう
小型の怪物:3頭は、殆ど同時に、断末魔の声も上げず雪土に崩れ落ちた。
”星の尾”アルワン:気付いた時には、伶刀龍たちの体躯が倒れ伏している。
〝白狼酋長〟ラング:「……俺が動く暇も無かった」
〝白狼酋長〟ラング:「みんな、ちょっと強くなりすぎだ」
〝白狼酋長〟ラング:ついに血塗られなかった刃を鞘に収める。
血鮫魔女レゼナ:「ハハ、余裕があって困ることはないよぉ」迎撃用に抜いた大剣を腰鞘に叩き込む。
"祓栗鼠" ミレイユ:短剣に付着した龍の体液を振って飛ばし、布で拭き取り鞘に収める
"祓栗鼠" ミレイユ:「ふぅ……上手く対処できてよかったです」
”星の尾”アルワン:「あだだだだ」静電気で防寒具の毛皮が逆立っている。
”星の尾”アルワン:全身の筋肉痛も激しいようで、何度も海老ぞりになっているぞ。
GM:──その時だ。勝利の余韻もあったものではないが。
子供の声:「キャアアアアアーッ!?」
GM:悲鳴!
GM:村の、あなた達が入ってきた方角とは逆の側だ!
”星の尾”アルワン:「っづ……今度は反対側だ!こっち!」
”星の尾”アルワン:痛む体を跳ね起きるように起こし、駆け出す。
〝白狼酋長〟ラング:「まだいるのか!? ……そんなに居るものなのか!?」
〝白狼酋長〟ラング:体力は有り余っている! 走る!
"祓栗鼠" ミレイユ:「信じられませんが、いるのなら……そうなのでしょう!」
血鮫魔女レゼナ:「戦える相手と分かった、なら駆けつけるだけさ!」
GM:小さいとはいえ、村だ。端から端まで駆けるには、相応の時間がかかる。
GM:だから、もしかすれば。心の内に、無残な光景を予想した者もあるだろう。
GM:駆けつけた時、
子供:声の主は、怯えてはいたが──それ以上に、唖然としていた。
鶏冠の怪物:あなた達が屠ったものより、二回りほど大きな──その分、群れてはいない──怪物は、
鶏冠の怪物:口をパクパクと開け、喘ぐような呼吸をしながら、力なく尾で雪を叩く。
鶏冠の怪物:その、分厚い皮膚に守られた喉笛に、
謎の少女:只人らしき姿の少女が〝噛みついて〟いた。
鶏冠の怪物:みし みし
鶏冠の怪物:めきめきめきめき
鶏冠の怪物:ぶづんっ
鶏冠の怪物:血が吹き上がり、局所的な雨のように、少女の頭上に落ちる。
"祓栗鼠" ミレイユ:「…………へ……?」 息を切らして辿り着いき、その光景を見て──唖然としたように開いた口から辛うじて、年頃の少女のような声を漏らす
謎の少女:その血を避けるでもなく、むしろ空を仰いで顔に浴び、唇を濡らしたものは舌で拭い取るのだ。
血鮫魔女レゼナ:「……」口中、ちろりと舌で牙を舐める。
GM:ミレイユ
GM:知力反射+冒険者レベルで判定をどうぞ
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(8+4)
GoblinSlayer : (GS12) → 12 + 5[4,1] → 17
"祓栗鼠" ミレイユ:あんま高くない……
GM:なあに、姿を隠しているわけでなし
GM:そう、隠していない。だからあなたは知ることができる
GM:すぐ傍らに、邪悪なものがひとつ。
GM:目の前の、血の小雨の中に、もうひとつ。
謎の少女:「あんたら、なにもの?」と、何者とも分からぬ少女が言う。
謎の少女:「このトカゲのお友達……とかじゃなさそうね、蜥蜴居ないし」
謎の少女:「どっちかって言うと野良犬とか野良鮫とかそっちだわ」
謎の少女:光源も無しに紅く光る双眸が、あなた達を睨む。
”星の尾”アルワン:「く、食ってる……トカゲを……」
"祓栗鼠" ミレイユ:(……この、気配は) ずぐ、ずぐ、と左胸の痣が痛む。
血鮫魔女レゼナ:(ミレイユの様子がおかしい……いや、あちらさん程じゃないが)
謎の少女:「誰が喰うか、こんなの。……あー、まっずい」
謎の少女:「肉ばっか喰ってる蜥蜴は駄目ね。まだ魚食の方が救いがあるわ」
血鮫魔女レゼナ:「あたしらは冒険者さ、この山の辺りで妙な動きがないか調べに来た」
”星の尾”アルワン:「肉不味いんだ……いや、そうじゃなくて」レゼナを指さす。「そこの魔女が言う通り、ノールベイトの……現地冒険者だよ」
血鮫魔女レゼナ:「この前でかい長虫が暴れてね。で、様子を見に来たらその恐るべき竜共が居たってとこ」
謎の少女:「……ふぅん、冒険者。なら、私の期限を損ねないことね。そこのチビみたいに」
謎の少女:「ちょうど今、不味い蜥蜴じゃなくて新鮮な魚の血でも飲みたいとこだから」
〝白狼酋長〟ラング:「……蚊か?」
謎の少女:小石を蹴る。
〝白狼酋長〟ラング:「ぐおっ」石が額を打つ。結構な音がした。
”星の尾”アルワン:「あっ兄貴」
血鮫魔女レゼナ:「悪いね、気のいい天然なんだ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……貴女、一体……何者ですか」
"祓栗鼠" ミレイユ:絞り出すように問う。己の胸の痛みが示すこと、それは眼の前の女が邪悪な存在である証に他ならない。
”星の尾”アルワン:「……ミレイユ?」
”星の尾”アルワン:そこで、常日頃から冷静で落ち着きのあるミレイユの様子が――尋常ではないことに、遅れて気付く。
謎の少女:「天然も養殖も知ったこっちゃないわよ。……で、なに? 長虫?」
謎の少女:「そんなもん、この辺りじゃ見た覚え無いわよ?」
謎の少女:「冒険者ならともかく、こんなちっぽけな村に長虫なんか出たら、そうね」
謎の少女:「その辺りのチビなんて、家ごと丸呑みするでしょうね」……と、背後を振り向いて、遠巻きに怯えている子供の方を見ながら言う。
子供:恐ろしい怪物を噛み殺した少女の視線を受け、震え、涙があふれ──
謎の少女:「ほら、さっさとどっか行きなさいよクソガキ。邪魔よ邪魔」
謎の少女:「世の中、パパママが助けてくれないことなんかいくらでもあるんだからね。早く消えなさい」
謎の少女:手で払うように、早く行けと促す。
血鮫魔女レゼナ:「ま、そりゃそうだ」
血鮫魔女レゼナ:「とはいえ、そうそう人前を彷徨いてないから怪物だしね」
血鮫魔女レゼナ:「あんたはこの辺りの住人なのかい?」ヴェールや外衣を羽織りなおす。
”星の尾”アルワン:「大丈夫だ。村は、羅針団の人たちが直してくれるからな。もう少しの辛抱だぞ」背を屈め、子供の背中を叩いて。
謎の少女:「さぁね。……そこで怖い顔してる神官にでも聞けばいいんじゃない?」
謎の少女:「なに? 狩人? 狂信者? それとも〝私達〟に恨みでもあんのかしら」
謎の少女:「やろうってんなら、遠慮無く〝口直し〟にしてやるけど」
”星の尾”アルワン:「……ミレイユの様子がおかしい。大体、普通の奴は一人でこんな危険な場所に現れないよな……」
”星の尾”アルワン:「恨みはないけど。何しようとしてたのかは、気になるね」
〝白狼酋長〟ラング:額の赤くなった箇所を手でなでさすりつつ、ミレイユの側に立ち、
〝白狼酋長〟ラング:「……どうした?」と、手短に聞く。
"祓栗鼠" ミレイユ:「……いえ」 一度ぐ、と唇を噛んで答える
"祓栗鼠" ミレイユ:「不躾な態度を取ったことを謝罪します。ですが、濫りに村人を驚かせるのは、いかがなものかと」
"祓栗鼠" ミレイユ:少なくともまだ、少女に危害を加えてはいない。むしろ、村に危険が及ぶ前に恐るべき竜を払った、とも言える。
"祓栗鼠" ミレイユ:「彼女の言う通り、私たちは近隣の調査に訪れたに過ぎません」
"祓栗鼠" ミレイユ:「もちろん、貴女が……村の人々に危害を及ぼすつもりなのであれば、相応の対応を取らざるを得ませんが」
謎の少女:「ふぅん、通りすがりの冒険者ね。じゃ、損したわね」
謎の少女:「捜し物は見つからず、面倒な蜥蜴駆除には巻き込まれ……か。馬鹿みたい」
謎の少女:「銀貨1枚にもならない無駄な仕事、ご苦労さま」
謎の少女:鼻で笑うように言い捨てる。冒険者という存在そのものに、なんらかの悪意を持っているような態度──
謎の少女:「で、長虫みたいなデカブツを探してるなら、あてはあるわよ」
謎の少女:「情報量はそれなりに取るけど」
謎の少女:──そんな態度のまま、少女は交渉を持ちだしてきた。
”星の尾”アルワン:何だよ、それ?という態度を取りかけるが。その言葉を聞いて、ぐっと口を紡ぐ。
血鮫魔女レゼナ:「なに、あんな化け物が出てきてるならそれはそれで調査対象さ」
血鮫魔女レゼナ:「頼れる情報源があんただけって訳じゃないから、無理に吹っ掛けることは出来ない」
”星の尾”アルワン:「レゼナ……」
血鮫魔女レゼナ:「それはそれとして、只者には見えないからね。大して金はないし、食っても不味い身だけど」
血鮫魔女レゼナ:「私たちに払わせたいのはどんなものかな?」
謎の少女:「ふぅん。……口が上手そうな奴。……味のことじゃないわよ」
謎の少女:「ま、いいわ。細かい説明はめんどくさいから、速やかに理解しなさい」
血鮫魔女レゼナ:「喜んで」口元に手をやりくつくつ笑う。
謎の少女:「この蜥蜴人の親戚も、あんたらが探してる長虫も、たぶん出所は同じ」
謎の少女:「私もそっちに行きたいんだけど、突っかかってくるのを一匹一匹噛み殺してたら夜が明けちゃうわ」
謎の少女:「だから、露払いの下働きをするんだったら、道くらいは教えてやるわよ」
謎の少女:……要するに、目的地は同じだから一緒に行かないかという話の用だが、
謎の少女:それだけを言うのに、ずいぶんと時間がかかるようである。
”星の尾”アルワン:「目的地が一緒なら……仕方ないか。あんた、強そうだし」
"祓栗鼠" ミレイユ:(同行すれば、その間は監視にもなりますが……)
血鮫魔女レゼナ:「うちのおちびちゃんが干上がっちゃいそうだね」信頼するリーダーではあるが、今の彼女に任せるのも危うかろう。
血鮫魔女レゼナ:「道を教えて貰って、あたしたちが突っ込んだ後からついて来てもらうのはアリ?」
謎の少女:「あんたらが迷子にならないならね」
血鮫魔女レゼナ:「なあに、うちの斥候はきっちり優秀なもんさ」ミレイユの頭をぽんぽんと撫でる。
血鮫魔女レゼナ:「見慣れない相手と一緒じゃ、その力を発揮できないかもしれないけど」
血鮫魔女レゼナ:彼女を頭目として扱うと、この"脅威"の機嫌に関わるかもしれぬ。という子ども扱い。
”星の尾”アルワン:「話はまとまりそうだな。えっと……あんた、名前は」
”星の尾”アルワン:謎の少女に尋ねる。
"祓栗鼠" ミレイユ:「……お気遣いありがとうございます、レゼナさん」 いつもより僅かに顔色が悪い
謎の少女:声を発しようとした口が〝U〟の形で一瞬止まって、
謎の少女:「リタ、でいいわ」わずかの間の後、そう名乗る。
”星の尾”アルワン:「……?」僅かに間が開いたのに、首をかしげるが。「じゃあ、リタさん……悪いけど、後でついてきれてくれ」
”星の尾”アルワン:「トカゲ連中を片付け終わったら、精霊か何かに合図させるから」
血鮫魔女レゼナ:「それじゃあ進路について教えてもらおうかね」簡単な地図と覚え書きを取り出す。
"祓栗鼠" ミレイユ:(……ラングさんの存在を許容して、彼女を許容しないのは──私のエゴで、矛盾でしかない)
"祓栗鼠" ミレイユ:(けれど、無視することもできない。彼女という存在の危険性を)
謎の少女:「……なにこの地図、やたら詳しいわね」
謎の少女:「こんな雪しかないとこ、誰がこんだけ細かく測量してんのよ。暇人?」
謎の少女:とぶつくさ言いながら、覚え書きに地図を模写し、線を引いていく。
謎の少女:ほとんどは直線的で、まっすぐに死火山へ向かっているのだが、ところどころ多少の迂回路を取っている。
”星の尾”アルワン:「羅針団だよ。学者とか騎士がいっぱいいんの……」
謎の少女:「ここは池、たぶん凍ってないから渡れない。こっちは等高線無いけど断崖」
謎の少女:「……それとも、もう橋かかってんのかしら? ま、いいわ。今の構造物は無視しなさい」
”星の尾”アルワン:「リタも結構地図書くの上手いな……」
謎の少女:「で──」
謎の少女:最後の直線は、死火山のど真ん中へ向けて引かれた。
謎の少女:と、言うよりも……
謎の少女:「後は下に落ちるだけだから、歩く必要無いわよ」
血鮫魔女レゼナ:「落ちるだけ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「火山の真ん中へ……?」
”星の尾”アルワン:「えっと……噴火は止まってるから、焼け死ぬ危険は、ないのか。一応」
”星の尾”アルワン:先程死火山について教えて貰ったことを復唱しながら。
血鮫魔女レゼナ:「燃える前に落下死するのがオチね、山だぞ山」
〝白狼酋長〟ラング:「そうだぞ。……その前に落ちれるのか?」
血鮫魔女レゼナ:「戻って来れなきゃどうしようもないし」
”星の尾”アルワン:「確かに……この中の誰もフワフワ浮く呪文とか使えないよな?」
〝白狼酋長〟ラング:「山のてっぺんって、落ちられるようになってるのか?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「噴出孔……火の通り道であれば、或いは」
”星の尾”アルワン:「なんか卵の黄身を吸い出す時に使うみたいな、でかい穴があるらしいよ」解像度が致命的にボケている。
血鮫魔女レゼナ:「まああたしも実物見てるわけじゃないから、結局行かなきゃ話にならんのだけど」
”星の尾”アルワン:「レゼナの言う通りだな。行ってから考えるしかないか」
血鮫魔女レゼナ:「いやこりゃ情報無しじゃとても思いつかなかった。リタ様々だね」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……ええ。事前情報なしでは、探索だけで時間を要したでしょう」
謎の少女:「おべんちゃら使ってないで、さっさと行きなさい。日が昇るわよ」
”星の尾”アルワン:(ずっと当たりが強い……)
”星の尾”アルワン:「日が昇る?暮れるじゃなくて? 変なの」
謎の少女:「私が見てないタイミングで合図出されたって、なんにもならないんだから」
謎の少女:「必ず夜の内に、合図しなさい。さもなきゃ後で怖いわよ」
”星の尾”アルワン:「わかったわかった、なるべく早く片付けるよ。あんたも気を付けろよ……強いみたいだけどさ」
”星の尾”アルワン:溜息を吐き、地図に示された方に向かっていく。
血鮫魔女レゼナ:「花火の分に呪文を残しておかないとねぇ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「行きましょうか、ラングさん」 早足に、女から離れるように地図の示す道へと進んでいく
血鮫魔女レゼナ:「そんじゃ、雪崩の起きない程度に打ち上げるから吉報を待っててくんな」
血鮫魔女レゼナ:片手と太い尾を振りながら、リタに背を向け歩き始める。
〝白狼酋長〟ラング:「……本当にどうした?」
〝白狼酋長〟ラング:いぶかりつつも、同じく歩き始め──
GM:──一同は、死火山へ向かって歩く。
GM:どうにも奇妙なことに、だんだんと気温が上がっていく。ノールベイトの気候に合わせた服では暑いと感じるほどにだ。
GM:気候にここまで大きく影響を与える火の精霊が、活火山ではなく死火山に棲むというのは……無いとは言わないが珍しかろう。
GM:歩く。
GM:ついに、雪に覆われていない地面すら見かけるようになった。
〝白狼酋長〟ラング:「おお、双葉が生えてる」
〝白狼酋長〟ラング:とうに防寒具は脱いでしまっている。少し厚手の衣服さえあれば十分に過ごせる気候だ。
”星の尾”アルワン:「うわァ~い……ウフフ……」キャッキャしてる
"祓栗鼠" ミレイユ:「ふぅ……暑いですね……」 歩き続けていると額に薄っすらと汗が浮く。防寒具を脱いでしまおうか考えるほどだ
血鮫魔女レゼナ:「頭が茹だってるよ、服脱ぎなアルワン」
”星の尾”アルワン:「はっ」キャッキャを通り越してクラクラしていた。
"祓栗鼠" ミレイユ:随分と距離を取ったのを確認してから、おもむろに口を開く
"祓栗鼠" ミレイユ:「先程の……女性ですが」
〝白狼酋長〟ラング:「おう」
”星の尾”アルワン:「た、助かった……ノールベイトから出たことなかったから、って」
”星の尾”アルワン:「……リタのことか。何か変だったよな? ミレイユ……」
血鮫魔女レゼナ:「嫌な予感はするけど、聞いておこうか」こちらも寒気に強い反面、暑さは苦手で仕方がない。羽織ったものを脱ぐ。
"祓栗鼠" ミレイユ:「彼女は、恐らく吸血鬼です。私の"感覚"が狂っていなければ、ですが」
"祓栗鼠" ミレイユ:「半ではありませんよ」
〝白狼酋長〟ラング:レゼナの方を見そうになったが、〝半ではない〟との指摘に視線をミレイユへ戻す。
血鮫魔女レゼナ:「……おお、そりゃ正真正銘の怪物だね」
血鮫魔女レゼナ:たはぁ、と顔を手で覆う。
〝白狼酋長〟ラング:「……よくよく考えると、なんなんだ。吸血鬼って」
〝白狼酋長〟ラング:「半じゃない方のことをよく知らないな、俺は。半の方だって詳しく知ってるとは言わんが」
”星の尾”アルワン:「なんか、自分の名前を言うのを躊躇ってる節があったり、わざわざ夜の間に来いって言ったり」
”星の尾”アルワン:「レゼナは別にそんなことないよな」
”星の尾”アルワン:「半分違うとそこまで違うもんなのか?」
血鮫魔女レゼナ:「半吸血鬼ってのは半端モノさ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「本来、吸血鬼は子を成して増えるものではありませんから」
血鮫魔女レゼナ:「怪物になり切れるほど心が振り切ってないの」
血鮫魔女レゼナ:「逆に言えば彼女は幾ら理性的な振る舞いしても、人間のことを餌だと思ってるのさ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ええ。……アルワンさん、気を付けてくださいね。吸血鬼は、血を吸うことで仲間を増やすと言われています」
〝白狼酋長〟ラング:「血を……」
〝白狼酋長〟ラング:「じゃあ、あのデカい蜥蜴みたいな……恐ろしい竜か。あれも吸血鬼に……?」
〝白狼酋長〟ラング:「……いや、なりそうな感じじゃなかったな。完全に死んでたし」
"祓栗鼠" ミレイユ:「いえ、食事としての吸血と繁殖としての吸血は異なるようですが……正直言って、私も詳しいことはあまり知らないのです」
〝白狼酋長〟ラング:「つまり……レゼナがアルワンを噛んでも、アルワンが四半吸血鬼になったりはしない?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「四半吸血鬼」
”星の尾”アルワン:「血を……」さっと顔を赤くするが。「四半吸血鬼ってなんだよ」冷静に戻る。
"祓栗鼠" ミレイユ:「……こほん、それはないはずです」
〝白狼酋長〟ラング:「はんぶんのはんぶんだろう、四半分」
血鮫魔女レゼナ:「まあちみっこい生ける屍にはなるかもしれないね」
〝白狼酋長〟ラング:「ふむふむ。……半獣憑きとかも居るんだろうか」
血鮫魔女レゼナ:「吸血鬼も色々いるから実際やってみないとわからんのよ」
”星の尾”アルワン:「やるな、そんなもん!」
〝白狼酋長〟ラング:「それはそれで良くわからないな……獣憑きが半人間みたいなものか……?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「け、獣憑きは感染するもので、半というのは……ないのではと思いますが……」
”星の尾”アルワン:「えっと……とにかくリタには警戒しようって話だろ?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ええ、そうです。吸血鬼というのは紛れもなく怪物。レゼナさんの言う通り、理性的に見えているだけです」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……彼女の申し出通り、同行する方が幾分楽だったかもしれませんが」
〝白狼酋長〟ラング:「……理性的に見えるだけの怪物、か」
〝白狼酋長〟ラング:単純なオウム返し……は、珍しくもない。
”星の尾”アルワン:「こんな所で何しようとしてたんだろうな。……兄貴?」
〝白狼酋長〟ラング:「なんでもない。行こう」
〝白狼酋長〟ラング:「夜が明けると、あの怪物がふてくされる。……次の夜まで待ってくれるかもわからんが」
〝白狼酋長〟ラング:「それで噛まれて、誰かが怪物にでもなったら俺が困る」
GM:というところで探索です。
”星の尾”アルワン:うおおおおおおおお
GM:と言っても、目的地がどこ……というのはもう教えられてるし、
GM:周囲の状況がわかるかわからないか、というだけの判定にはなるなぁ。
GM:けれども、あまり出目が悲惨だったりすると地図の読み取りを阻害して迷子になったりはあり得るやもしれない。
GM:それはさておき、この場合の難易度は……
GM:18だな
GM:さらに、生存術知識、または植物に関する博識判定も振ってもらおう。こちらは15以上でちょっといい感じになる。
GM:なので各人、観察18と生存知識or博識15で1度ずつ判定どうぞだ
血鮫魔女レゼナ:GS8>=18 観察
GoblinSlayer : (GS8>=18) → 8 + 5[1,4] → 13 → 失敗
”星の尾”アルワン:おっ植物博識ありがてえ
"祓栗鼠" ミレイユ:GS14>=18 観察
GoblinSlayer : (GS14>=18) → 14 + 9[5,4] → 23 → 成功
血鮫魔女レゼナ:GS10>=15 博識
GoblinSlayer : (GS10>=15) → 10 + 9[5,4] → 19 → 成功
GM:基礎値14とかもうボスの攻撃みたいな数値だ
"祓栗鼠" ミレイユ:GS8>=15 生存知識
GoblinSlayer : (GS8>=15) → 8 + 9[5,4] → 17 → 成功
"祓栗鼠" ミレイユ:きゅぴーん
GM:しかもこの時点で達成している
”星の尾”アルワン:GS4>=18 観察
GoblinSlayer : (GS4>=18) → 4 + 8[4,4] → 12 → 失敗
”星の尾”アルワン:GS8>=15 生存術
GoblinSlayer : (GS8>=15) → 8 + 2[1,1] → 10 → 大失敗
”星の尾”アルワン:ア”ア”ア”~~~ッ
”星の尾”アルワン:今回ひょっとしてすべての判定失敗してる?
GM:アルワン……おまえ……
血鮫魔女レゼナ:ぼんやりしてる
血鮫魔女レゼナ:私が上着を抜いたことと何の関係が……?
”星の尾”アルワン:レゼナの身体に見惚れすぎ
GM:いやまぁ、これはマジな話
GM:このパーティー、探索能力の格差が極端だから
”星の尾”アルワン:そうですね……w
GM:アルワンが達成できる奴はミレイユだとあくびしながら35/36で成功とかなるし
”星の尾”アルワン:こいつは殴る蹴るの役
GM:ミレイユに手応え感じさせるとアルワンの成功率が1/36とかになったりするのだ
GM:それはさておき。
"祓栗鼠" ミレイユ:適材適所ですよ
GM:観察判定の成功結果だと、
GM:・近辺に大型の野生動物の気配は殆ど見当たらない。見つけたとして、骨になった死骸ばかりだ。
GM:・動物の死骸を食らう虫、それを食らう小型の両生類や爬虫類、鳥の数は多い。
GM:・人の足跡は無い。かの恐ろしい竜の足跡ならば、確かに村の方角へ続いている。
GM:そして植物知識は、
GM:・ノールベイトの本来の植生とは異なる、比較的温暖な地域の植物の芽が生えている。
GM:・つまり、〝極めて最近に種子が持ち込まれ、露出した地面で発芽した〟と思われる。
GM:・超長距離を飛ぶ鳥を考慮しない限り、〝異なる気候の地の種子が突然出現した〟としか言えない状況だ。
GM:そして最後に、アルワン
GM:めちゃくちゃおいしそうな木の実があるよ。
GM:そうだな……この場合は魂魄抵抗判定か?
”星の尾”アルワン:ワァ~~ ウフフ
"祓栗鼠" ミレイユ:アルワンーッ
血鮫魔女レゼナ:アルワン?もっとたわわに実ったものが二つあるよ?
GM:難易度は25でいいでしょ。魂魄抵抗高いし
”星の尾”アルワン:基礎値14なんだよなあ
”星の尾”アルワン:GS14>=25
GoblinSlayer : (GS14>=25) → 14 + 8[6,2] → 22 → 失敗
”星の尾”アルワン:ホギャ~~~~~~
GM:ではアルワン、君はその木の実をつい食べてしまいます。見た目通りにとてもおいしいし、体調も崩さない。
GM:それはそれとしてすっごく気分がいいし、なんか心に掛かってる常識とかの枷が邪魔な気がするなぁ。
GM:ということで、本能むき出しというか、やりたいことを理性のブレーキ外し気味でやるロールの許可を与えます。
”星の尾”アルワン:wwww
GM:あと消耗1どうぞ。
GM:なお植物知識の博識で19出してるレゼナには、それがいわゆるシャーマンとかがトランス状態になるために使うタイプの木の実だとわかります。
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンの消耗を1増加(1 → 2)
GM:まぁ、ちょっと原種っぽいというか、品種改良でマイルドにされてない劇物っぽいけど
”星の尾”アルワン:ラリってんじゃね~~~~!!!
血鮫魔女レゼナ:困った子だねえ
”星の尾”アルワン:「暑~~……」防寒着を脱ぎ捨て、既に肌着一枚になっている。
”星の尾”アルワン:小柄ながらもよく鍛えられた、俊敏性に長けた筋肉がちらりと覗く。
"祓栗鼠" ミレイユ:「やはり、竜の足跡が残っていますね。奥から村の方へ向かっていったのは間違いないようです」
"祓栗鼠" ミレイユ:アルワンの裸体には特に視線を誘われることもなく、足元の探索に意識を向けている
血鮫魔女レゼナ:「となると情報は当たり。ついでに歩いて行ける場所に原因があるわけだ」
血鮫魔女レゼナ:しなやかな肉体を眺めながら、どこか楽しそうに歩みを進める。
”星の尾”アルワン:(喉乾いたな……しばらく小川もなさそうだし、水気が欲しい……あそこら辺の果物なら大丈夫だろ)
”星の尾”アルワン:色鮮やかで艶のよい果実を一つもぎり、かぶりつく。
血鮫魔女レゼナ:「アッ」
〝白狼酋長〟ラング:「ん?」川の水に顔を突っ込んで飲みながら。
”星の尾”アルワン:じゅわり、と瑞々しい果汁が口の中に広がり、頭の中の茹だったものが流れ出ていくような爽快感。
"祓栗鼠" ミレイユ:「躊躇いもなく口に入れすぎでは……?!」
”星の尾”アルワン:「あ、大丈夫。美味いよこれ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「レゼナさん、これ……この辺りの植物ではないのでは……?」
”星の尾”アルワン:「良かったらレゼナも食べてみたら? あ、今日も可愛いね」
血鮫魔女レゼナ:頭の上に手を伸ばし、ぶちりともぎ取る。褐色の腋と腹筋を汗が流れ落ちる。
血鮫魔女レゼナ:「これ、精霊使いが喰うのは間違っちゃいないけどさ……」
”星の尾”アルワン:常日頃と同じような言動だが、よく見ると……目の焦点が微妙に合っていない。
”星の尾”アルワン:「うわ。レゼナがエッチなことしてる。エッチだ」
血鮫魔女レゼナ:「あたしが魅力たっぷりなのも合ってるけどさ」じとりと見下ろす。
〝白狼酋長〟ラング:GS7 そういえば振ってなかった生存知識
GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 6[3,3] → 13
”星の尾”アルワン:「あっ可愛い……好き……」
〝白狼酋長〟ラング:「なんだアルワン、美味そうだなそれ」
”星の尾”アルワン:「お”お”~、兄貴も食べなよ~」
〝白狼酋長〟ラング:「毒が無さそうならもらおう。……どうなんだ?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「だっ、ダメです!」 アルワンさんの反応を見る限り……良くない気がする!
”星の尾”アルワン:「オホホ……」変な声をあげながらラングに投げ渡す。
血鮫魔女レゼナ:「香料として瞑想の道具にするもんを直で食うんじゃないよ」
〝白狼酋長〟ラング:ぱしっと受け取った木の実をじっくりと見て、
"祓栗鼠" ミレイユ:「あー!」 投げ渡しを阻止しようとするが、背が低くて届かない
〝白狼酋長〟ラング:「ダメ……なのか?」
〝白狼酋長〟ラング:「怪物だったらいっそ大丈夫だとか、そういうことは無いのか?」
”星の尾”アルワン:「あ”~~~!!!ミレイユが兄貴に意地悪してる~~~!!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「そういう違いはありませんから! 多分!」
血鮫魔女レゼナ:「犬人や狼人は只人より食べたらダメな食べ物多いねぇ」
〝白狼酋長〟ラング:「無いのか……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「意地悪じゃありませんっ」
〝白狼酋長〟ラング:「じゃあ、これをリタに喰わせよう。安全になるかもしれない」
血鮫魔女レゼナ:「特に媚薬の類いは効き目強くなったり」
"祓栗鼠" ミレイユ:「もっとダメです!」
〝白狼酋長〟ラング:「血は舐めたことくらいしかないが、たぶんこっちの方がおいしいんじゃないか」
血鮫魔女レゼナ:ダメになったアルワンをよいしょと抱っこする。
”星の尾”アルワン:「ホラ媚薬とか言ってるぞ媚薬とか」
"祓栗鼠" ミレイユ:「自制が効かなくなったら大変なんですからね……ほら、今のこのアルワンさんみたいに」
”星の尾”アルワン:「ミレイユだって本当は兄貴が野性的になってくれた方が嬉しいんじゃないのォ~~??? ふひぇへへへへ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「~~~~~~ッ?!?!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「なっ、ばっ……な、何を言ってるんですか!」
〝白狼酋長〟ラング:「いや、どうだろう」
〝白狼酋長〟ラング:「理性的に見えるほうが好ましく思ってるんじゃないだろうか……いや、どうなんだろうな」
〝白狼酋長〟ラング:「正直なところ、よく分からなくなってきたというのが本当のところなんだが」
〝白狼酋長〟ラング:「それはそれとしてどうしたアルワン。なんだか変だぞ」
”星の尾”アルワン:「あ”~~!?!?やっぱこの間から変だぞ!?!?」
〝白狼酋長〟ラング:「いやお前が変なんだ、今」
〝白狼酋長〟ラング:「今この瞬間」
”星の尾”アルワン:「何で俺には教えてくれないんだよォ~~~ッ 二人とも大切な仲間なのに寂しいじゃねえかよォ~~~!?!」
”星の尾”アルワン:「チューとかしたのか!?もう!!」
”星の尾”アルワン:レゼナに抱きかかえられながらじたばたしている。
血鮫魔女レゼナ:「おうこらエロガキ、汗と一緒に毒気を抜いちまいな」
血鮫魔女レゼナ:うるさい口を胸に押し込み、黙らせる。
〝白狼酋長〟ラング:「血も少しくらい抜いていいんじゃないかと思う」
”星の尾”アルワン:「ふがふが」
”星の尾”アルワン:暴力的なサイズの乳に押しつぶされ、窒息する。
"祓栗鼠" ミレイユ:「ぷ、プライベートなことっ、ですし……」 顔から湯気が出るくらい真っ赤になっている
血鮫魔女レゼナ:「やれやれ……」
血鮫魔女レゼナ:「で、どこまで行ったんだいラング」
”星の尾”アルワン:ちゃっかり胸にも手を伸ばしているぞ。
血鮫魔女レゼナ:後で笑いものにしてやろうと好き勝手させる。
〝白狼酋長〟ラング:「? 北は今いるここ、南はフリツチェスタ周辺だ」
〝白狼酋長〟ラング:「東西はよく知らん」
血鮫魔女レゼナ:「なるほど、思えば遠いところまで来たもんだ」
”星の尾”アルワン:「うう……レゼナ好き……可愛い……やわらかい……」うわごと。
血鮫魔女レゼナ:「で、どこまでやったんだいミレイユ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「なっ、な、なんのこと、っだか……」 もごもごもごと顔を真赤にしたまま呻く
"祓栗鼠" ミレイユ:「そ……それより、夜が明けてしまいますよ! 早く進みましょう……!」
〝白狼酋長〟ラング:「そうだな、進もう」
〝白狼酋長〟ラング:「……ところでレゼナ。そういうお前達はどうなんだ」
血鮫魔女レゼナ:「ふん、そうだねえ」ギルドに提出する分の木の実をもぎ取り。
血鮫魔女レゼナ:「格好いいところを見せてくれたら考えないでもないかな」個人的にも一つ持ち帰ることにする。
”星の尾”アルワン:「格好いいとこォ~?? 見せる見せる」胸の合間から顔を出す。
〝白狼酋長〟ラング:「実は俺はものは知らんが、知っているものの事はある程度時間をかけて考えられるんだ。趣味が少なめだから時間がある」
〝白狼酋長〟ラング:「だから、こう言うんだが」
”星の尾”アルワン:「大切な魔女のためならがんばっ……」急に言葉を止め、レゼナの身体から飛び降り。
”星の尾”アルワン:「おええええええええ」
〝白狼酋長〟ラング:「レゼナはもしかすると、割とミレイユより慎ましいんじゃないか?」
〝白狼酋長〟ラング:「……あ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「次に賜ることがあれば《解毒》の呪文をと願うべきでしょうか…………っ、ラングさん?!」
血鮫魔女レゼナ:魔女にも格好悪いとは口に出さない情けがあった。
〝白狼酋長〟ラング:「……水を飲ませておけばどうにかならないかな、アルワン」
”星の尾”アルワン:船酔いするほど過敏な感覚に、向精神作用を持つ果実はあまりに劇薬がすぎる。
血鮫魔女レゼナ:「よしよし坊や、あたしにぶっかけなくて偉いぞ~」
血鮫魔女レゼナ:「この子がまともになるまで、ミレイユの慎ましくないお話でも聞くかねえ」遠い目をしながら、ぽんぽん背中を撫でてやる。
GM:では
GM:なんやかやわちゃわちゃした後、たぶんあなた達は情報共有を行うだろう。
GM:そして上記の、判定結果の内容がわかったわけだ。
血鮫魔女レゼナ:「どうやら本来居るべきでないものは、恐るべき竜じゃないようだね」
血鮫魔女レゼナ:「あの小さい肉食竜が喰らうようなもの、長虫が住処を追われるようなもの」
血鮫魔女レゼナ:「そういう連中もこの土地に現れてるかもだ。なんでかはさっぱりだけど」
"祓栗鼠" ミレイユ:「あと、さっきアルワンさんが食べた実も、本来この辺りに生えていないものですよね」
〝白狼酋長〟ラング:「そうなのか。……そもそも、この辺りがノールベイトの光景には見えないが」
”星の尾”アルワン:「う~ん……」さっき小川で汲んで来た水をごくごく飲んでいる。「記憶が全然ないけど……」
”星の尾”アルワン:「言われてみれば珍しい木の実を食べた気もする……」
”星の尾”アルワン:柔らかくて大きくて重い菓子に包まれて寝ていたという夢は恥ずかしいので内緒にする。
〝白狼酋長〟ラング:「実は俺達がちょっと居眠りしてる間に、誰かが俺達を遠くまで運んでいたとかは無いよな?」
〝白狼酋長〟ラング:「実はここはノールベイトじゃなく、南の方のどこか……ええと……南ノールベイトとか」
”星の尾”アルワン:「その言い方すげ~バカっぽいからやめた方がいいよ兄貴」
〝白狼酋長〟ラング:「まだ木の実の効果があるらしいな、アルワン。吐くのを手伝おうか」
”星の尾”アルワン:「あっ待って ゆすらないで」
〝白狼酋長〟ラング:「少し待ってろ。喉に突っ込むちょうどいい棒きれを探してきてやる」
"祓栗鼠" ミレイユ:「人の足跡はありませんでしたし、どうしてこんな歪な生態系が生まれているのか……」
”星の尾”アルワン:「もう吐くもん残ってないってば……でも、確かに変だよな」
血鮫魔女レゼナ:「南ノールベイトどころか、王国よりずっと南の土地みたいな光景なんだよね」
”星の尾”アルワン:「誰かが沢山種まきしたのかな」
血鮫魔女レゼナ:「植物がそうだとしても、恐るべき竜はどこにも居ないはずだからねえ」
〝白狼酋長〟ラング:「それに、木の実ができるまで早すぎるだろう」
〝白狼酋長〟ラング:「そんなすぐ成る木の実があったら……みんな腹いっぱい食べられるだろうな」
〝白狼酋長〟ラング:「代わりにさっきのアルワンみたいになるが」
血鮫魔女レゼナ:「鼻血出して全滅するねえ」
”星の尾”アルワン:「そんなにひどかったの? さっきの俺……」
”星の尾”アルワン:明らかに顔から血の気が引いている。
"祓栗鼠" ミレイユ:「…………」 沈黙で語る
血鮫魔女レゼナ:「ふうむ、食糧問題か……恐るべき竜たちが外へ出てくる理由にも或いは関わっているか」
血鮫魔女レゼナ:「あれだけ大きい連中だ、さぞ大喰らいだろうからねえ」無視。
”星の尾”アルワン:(レゼナならともかくミレイユが黙るってことは……絶対やらかしてる……!!)
”星の尾”アルワン:「あっ、そうそう。食糧問題」かくなる上は……話を逸らす!
”星の尾”アルワン:「ここら辺ってあいつらの餌になるような動物っているのかな」
"祓栗鼠" ミレイユ:「大きな動物の気配はありませんでしたね。死骸は……それなりにありましたが」
血鮫魔女レゼナ:「さっきの連中がこの地帯から離れて暮らせるとも思えないが、そういうものもやってきているかもね」
〝白狼酋長〟ラング:「全部喰ったんじゃないか?」
〝白狼酋長〟ラング:「この辺りは暖かい。外は寒い。……そしてあいつら、寒さに強くはなさそうだろう」
〝白狼酋長〟ラング:「腹が減ってどうしようもないから、暖かい家の外に出たんじゃないかな」
〝白狼酋長〟ラング:「基本的に、獣は、巣に居たいものだと思うんだ」
〝白狼酋長〟ラング:「飢えか渇きか、敵か。そのどれかが理由でもないかぎりは」
”星の尾”アルワン:「……あの蟲人たちと、同じ感じか。食い詰めるか追い立てられるかで、巣の外に出て来てる」
"祓栗鼠" ミレイユ:「竜たちも、それで追い立てられたと?」
”星の尾”アルワン:「何か最近のノールベイトってちょっと変だよな。似たような事件が続いて起こってるのは、偶然かも知れないけどさ」
”星の尾”アルワン:ミレイユの言葉に腕を組む。「それを確かめる一番手っ取り早い方法は、やっぱり”巣”を見ることだよな」
”星の尾”アルワン:「本当に食べ物がなくなってるのか」
”星の尾”アルワン:「……それか、自分たちが食い物にされようとしてるのか」
"祓栗鼠" ミレイユ:「それを調査するのが、私たちの仕事ですからね。恐れずに、それでいて慎重に。です」
血鮫魔女レゼナ:「さあて……それじゃあ竜の足跡を追って見るとしようか」
血鮫魔女レゼナ:「ドラゴンの巣穴に入る、正に冒険の華だねえ」
GM:──先へ進む。地図を元に。
GM:多少の行程の難はあれ、元々、山の麓の村である。加えてそう高い山でもない。
GM:あるいは古の噴火の際、火口が崩れて、こうも背丈の低い山になったのかもしれない。
GM:その分だけ火口は広かった。
GM:山の頂上に、池のような広さの穴が、ぽっかりと開いているのだ。
GM:底の闇を見通すには、あなた達の目では距離が遠すぎる。
血鮫魔女レゼナ:「つまり落ちたら死ぬ深さだねえ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「なんて深さ……」
”星の尾”アルワン:精霊使いの鞄に入っていた小石を投げてみる。
”星の尾”アルワン:小石は音一つ立てず、穴底に吸い込まれて行った。
”星の尾”アルワン:「ダメだ……反響音も何も聞こえない」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……おかしいですね。さっきの竜たちが飛べるように、私には見えなかったのですが」
"祓栗鼠" ミレイユ:「一体、どこからやって来たのでしょう」
〝白狼酋長〟ラング:「俺にもだ。……この縁を昇ってくるのも難しいように思う」
”星の尾”アルワン:「誰かが浮かせて飛ばしたとか?」
”星の尾”アルワン:「でも、あんなに大量の竜を浮かせる呪文なんて想像もつかないな……」
”星の尾”アルワン:「あ、そうだ」
血鮫魔女レゼナ:「どこかしらに歩いて通れる道があるんじゃないかね?」
”星の尾”アルワン:レゼナの言葉に頷く。「二手に分けて捜索しないか?」
”星の尾”アルワン:「火口の中を調べる方と、山の周りを調べる方だよ。隠し道を見つけるなら、入口と出口の両方を調べた方がいいはず」
”星の尾”アルワン:「みんな、羅針団から貰った冒険者道具の中に鉤縄ってあるよな?」
〝白狼酋長〟ラング:「いい案だとは思うが……どうやって中を調べるんだ?」
”星の尾”アルワン:「あれを結び付けて、火口の縁に引っ掛けて……できるだけ下へ潜ってみたり」
〝白狼酋長〟ラング:「落ちた石が見えない距離を、どうにか降りられたとして」
〝白狼酋長〟ラング:「……昇れるか?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「一旦、二手に分かれて周囲を探索して、それからでも遅くはないのではと思います」
”星の尾”アルワン:「……」降りた後のことを考えてなかった。
"祓栗鼠" ミレイユ:「あの鉤縄では、せいぜい10mが限度でしょう。レゼナさんとラングさんが見通せないということは、それ以上に深い可能性が高い」
”星の尾”アルワン:「全員の縄を結び付けても、40Mか……」腕を組む。「もっと目が良くなる呪文とかあればいいんだけどな」
血鮫魔女レゼナ:「……あ」
”星の尾”アルワン:「レゼナ?」
血鮫魔女レゼナ:「もっと目が良くなる呪文は生憎持ち合わせていないけど」
血鮫魔女レゼナ:「足場を作る呪文なら、ないことはないな」
”星の尾”アルワン:「……本当に?」
血鮫魔女レゼナ:「落ちたら死ぬ場所に足場を維持し続けるの、めちゃくちゃ精神に負担かかるから」
血鮫魔女レゼナ:「なるべく最終手段にしたいんだけど……」
血鮫魔女レゼナ:ルルブ317、力場の呪文である
”星の尾”アルワン:「そうか……それこそ、落ちそうになったら鉤縄を使えば命綱に出来るんじゃない?」
”星の尾”アルワン:「呪文と縄で交互に休憩しながら、ゆっくり落ちていけばいい」
"祓栗鼠" ミレイユ:「かなりレゼナさんに負荷がかかりそうですね。命綱を使いながらの手はありますが……うぅん」
血鮫魔女レゼナ:「……駄目だな、状況を少し甘く見ていた」
血鮫魔女レゼナ:「私たちの力でどうこうするのは難しい。海派に山は相性が悪かったな」
”星の尾”アルワン:「なあ……レゼナ」袖を引っ張る。「ひょっとしてリタって、火口に降りる方法を知ってたんじゃないか?」
”星の尾”アルワン:「”竜どもを倒したら呼んでくれ”ってさ……まるで、この先に行く方法を知ってるみたいな口ぶりだっただろ」
”星の尾”アルワン:「それに、一応ルートは開けてるし。やっぱりあいつの力を借りた方がいいかも」
"祓栗鼠" ミレイユ:「む……」
”星の尾”アルワン:「ミレイユが立場上微妙なのは解るけどさ……」
血鮫魔女レゼナ:「そういやあいつ、火口を落ちるだけ……とか」
血鮫魔女レゼナ:「すげえ気楽に言ってたものな」
血鮫魔女レゼナ:「吸血鬼って空飛べるようなのもいるみたいだし」
”星の尾”アルワン:「……いくら吸血鬼が”邪悪なもの”だからって、おれたちはまだあいつが人をどうこうするのを見た所じゃない」
”星の尾”アルワン:「なるべく関わって、リタのことを知った上で判断したいんだ。もちろん、最終的には神官のミレイユの指示に従う」
”星の尾”アルワン:「どうかな」
〝白狼酋長〟ラング:「ミレイユ」
〝白狼酋長〟ラング:「いや、みんなも。方針決定の前に、ちょっと話というか相談というか……が、ある」
”星の尾”アルワン:「兄貴?」
〝白狼酋長〟ラング:身を乗り出し、割り込むように口を開く。
"祓栗鼠" ミレイユ:「……? なんでしょうか」 考え込んでいたが、それを一度中断して。
〝白狼酋長〟ラング:「ここから先、この一党として、俺はずっとやっていきたいと思ってる」
〝白狼酋長〟ラング:「が。……大事なことを確認してなかったんじゃないかと、思った」
〝白狼酋長〟ラング:「人間のことを餌だと思っている、理性的に見えるかもしれない怪物のことだ」
〝白狼酋長〟ラング:「……いや、理性的に見えてるのかどうかを言われると、どうもうなずきづらいんだが……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ラングさん……?」 彼が話始めていることに、僅かに不安そうな表情を浮かべる
〝白狼酋長〟ラング:「ええとだな」この男は、遠回しな表現だとか、劇的な演出だとか、そういうことが下手だ。
〝白狼酋長〟ラング:なので。
〝白狼酋長〟ラング:「俺は獣憑きというやつらしい」
〝白狼酋長〟ラング:「アンデッドやデーモンの仲間……だそうだ」
”星の尾”アルワン:「えっと……つまり」
”星の尾”アルワン:「”邪悪なもの”ってこと? 兄貴が?」
"祓栗鼠" ミレイユ:止める間もなく公言してしまったことに、驚きの表情を浮かべる
”星の尾”アルワン:「こんな時に冗談なんて、兄貴らしくないよ……」
”星の尾”アルワン:「……」首を振る。
〝白狼酋長〟ラング:「冗談だったら良かったんだが、そうでもない」
”星の尾”アルワン:「ミレイユが”違う”って言わないんなら」
”星の尾”アルワン:「……本当、なんだね」
血鮫魔女レゼナ:「ラングが一人で言っているなら、何かの勘違いかもしれなかったけど」
血鮫魔女レゼナ:「ミレイユはその手の専門家だからね」
〝白狼酋長〟ラング:「そうだ。そもそも俺は、獣憑きという呼び方も知らなかった」
〝白狼酋長〟ラング:「何かの呪いだとか言われて育った。そういうものだと思っていた」
〝白狼酋長〟ラング:「だが今の俺は、いっそ呪いだった方がマシだったんじゃないかと思っている」
〝白狼酋長〟ラング:「呪いだったら、俺のせいじゃないだろう?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「それは……違います」 ふるふると首を振る
"祓栗鼠" ミレイユ:「憑かれた人が、悪いのではありません。ただ、呪いのように感染して……通常の手段で、祓う方法がないだけ、で」
〝白狼酋長〟ラング:「人を餌と看做す、理性的に見えてもただの怪物なんだとしたら」
〝白狼酋長〟ラング:「俺がこの一党にいるのは、危ないと思うんだ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「どうして……そんなこと、言うんですか」
〝白狼酋長〟ラング:「今まで知らなかったが、獣憑きとか吸血鬼とか言うものは、俺が思ってたより危険なもので」
〝白狼酋長〟ラング:「……ちゃんとした奴らから嫌われるものだと、分かったから、か?」
〝白狼酋長〟ラング:表情の変化は薄い。元々、顔に感情が出ないというか……出てはいるのだが、それがわずかな男だ。
〝白狼酋長〟ラング:そのわずかさから、感情を探ろうとするなら、
〝白狼酋長〟ラング:寂しさと──
〝白狼酋長〟ラング:「だから俺は、ここで」
リタ:「遅い」
リタ:キック。
"祓栗鼠" ミレイユ:「なっ」
リタ:一番手近にいたラングの後頭部に、その蹴りは突き刺さった。
〝白狼酋長〟ラング:「ぐおっ」
〝白狼酋長〟ラング:でかい図体が吹っ飛ぶ。
”星の尾”アルワン:「あっ!リタ!」
〝白狼酋長〟ラング:その軌道は見事な放物線を描き、火口の中へ
〝白狼酋長〟ラング:ひゅるるるるるるるる……
"祓栗鼠" ミレイユ:「ラングさん!」
”星の尾”アルワン:「ああ~~~っ!何てことするんだ……!」
"祓栗鼠" ミレイユ:地を蹴り、その身体に向けて真っ直ぐに火口の中へ飛び込んでいく
”星の尾”アルワン:「いや……でも、今の兄貴は蹴っといて正解だったかも」
”星の尾”アルワン:「あのままだと確実にろくでもないこと言い出してたからな」
血鮫魔女レゼナ:「いや言ってる場合か!?」
リタ:「死にゃあしないわよ、たぶん。運が良ければ」
血鮫魔女レゼナ:「結果が不安定!」
リタ:「……それより! なにグダグダと目的地で世間話してんのよ!」
リタ:「あんまりすっとろいからこっちから出てきてやったわよ!」
リタ:「で」
リタ:「チビ男とデカ女、いいの?」
リタ:「地の文でさらっと書かれてるから気づいてないかもしれないけど、もう一人跳んだわよ」
血鮫魔女レゼナ:「ちゃんと読んでるから気付いてるわ!」
”星の尾”アルワン:「ん? ミレイユ……あっ!いない!」
”星の尾”アルワン:「何で相談もせずにそういうことするの!?」
血鮫魔女レゼナ:「で、空飛べるように出来てないから追いかけても落下死するだけなんだわ!」
”星の尾”アルワン:「兄貴一人だと何か生きてる気がするけど」
リタ:「だから、運が良ければ死にはしないわよ」火口の中に目を向ける。
”星の尾”アルワン:「ミレイユとセットだとヤバいことになる気がする……えっ、そうなの?」
血鮫魔女レゼナ:火口を覗き込む。
リタ:「150mちょっと、かしら。構造的には……片道ね」
リタ:「そりゃそうよね、ここを這い上がるのは無理。と、すると、出口は……」
リタ:何やら指を折り、ぶつぶつと、数字と古めかしい言葉を交えた思索に短時間耽り、
リタ:「んじゃ、さっさと露払いに行きなさいよ」と火口を指さす。
血鮫魔女レゼナ:「ええい、ままよ!」アルワンの腰を抱き寄せて飛び込む。
”星の尾”アルワン:「うわ~~~~~ッ」声が徐々に遠ざかる。
血鮫魔女レゼナ:現在見えている限りでは吸血鬼に仲間一人を殺された、あるいは無茶ぶりで事故死寸前の状態。
血鮫魔女レゼナ:後者に賭ける他はない!
GM:4.28秒。
GM:重力加速度が9.8m/s2だとして、90mを落下するのに必要な時間である。
GM:つまり、そのわずかな時間を経過した後、そこから5.53秒地点──およそ1.25秒の間、
GM:レゼナの目はようやく、そこにあるものを見るだろう。
GM:火口内部に、赤々と広がる魔力の力場。
GM:それは溶岩のようにも見えるのだが、もっと鮮やかに赤く、そして岩のような不純物もなく、
GM:水のようにさらさらと、熱気も発さず、揺れもせず、そこにある。
GM:走馬灯の傍らで、その正体を推察するには時間が足りるまい。
GM:アルワン。10m程度まで近づけば、さすがにそれが見えるとして、
GM:0.21秒だけ君には思考が許される。
GM:はい。
GM:もう過ぎた。
GM:──────
GM:────
GM:──
GM:さて、PL3人はちょっくら2d6をどうぞ。特になんらかの判定とかではない。
"祓栗鼠" ミレイユ:2d6
GoblinSlayer : (2D6) → 4[3,1] → 4
”星の尾”アルワン:2d6
GoblinSlayer : (2D6) → 8[5,3] → 8
血鮫魔女レゼナ:2d6
GoblinSlayer : (2D6) → 6[2,4] → 6
GM:では、最初に目を覚ますのはアルワンだ。
GM:目を覚ます? ……つまり、意識が消えていたということだ。
GM:ひどい二日酔いのような感覚で、耐えがたくて目を覚ました訳で、寝覚めは最悪だろう。
”星の尾”アルワン:首を振り、身体を起こす。頭がずきずきする。
GM:まぶたの裏にまで貫通する光。……太陽光とは、入射角が異なる。
”星の尾”アルワン:(光……?)あり得ないことが起こっていると直感する。地底で光?
GM:太陽の光は、時とともに角度を変えて差し込む。ところがこの光はどうも、
GM:空のあらゆる方向から均等に向かってくるのだ。
GM:……空、というのは不適切か。空ほどに遠い、遠い、無限に等しく感じられるほど遠い天井が、
GM:太陽のごとき光を発し、地上を照らしている。そのせいで影のでき方も、地上のそれとは異なる。
”星の尾”アルワン:満遍なく浴びせかけられる光のせいで影がぼけ、微妙に遠近感が狂う。
GM:さて、君の背が触れているのは、背の高い草や落ち葉、枯れ枝、そういうものの重なった地面で、
GM:周囲を見渡そうとして視界を遮るものは、恐ろしく背の高い木々。
〝白狼酋長〟ラング:「……アルワン、起きたか。いや、ほとんど数十秒違いだが」
〝白狼酋長〟ラング:ぽかんとした顔で地面にあぐらを掻いている男と、
”星の尾”アルワン:「あっ兄貴」
"祓栗鼠" ミレイユ:ラングさんの身体にしがみついたまま、まだ意識を失っている
”星の尾”アルワン:「おはよう」間抜けな返し。
リタ:「そいつらもさっさと起こしたら?」
〝白狼酋長〟ラング:「おはよう」律儀な返し。
リタ:「いや〝おはよう〟じゃなくてさ」
”星の尾”アルワン:「リタも来てたのか……って、そうだ。レゼナ、ミレイユ」
”星の尾”アルワン:二人の体を軽くゆする。
血鮫魔女レゼナ:「……生きてるのか死んでるのか微妙な光景だね」
血鮫魔女レゼナ:「魔術師が現実離れしてるなんて言ったって、お笑い種なんだけども」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……や、です……いかないで……」 ぐすぐす言いながらしがみついたままなかなか起きない
血鮫魔女レゼナ:「これはラングの仕事だね」
血鮫魔女レゼナ:「泣かせた責任取らせてやってよ」
リタ:「……そいつ蹴っていい?」ミレイユを指さす。
〝白狼酋長〟ラング:「…………」そおっ……としがみつく腕から抜けだそうと試行している。
血鮫魔女レゼナ:「ラングはもっかい蹴ってよし」
リタ:「そ」近くにいたアルワンごと巻き込むような回し蹴り
”星の尾”アルワン:「ふぎゃっ」
〝白狼酋長〟ラング:「ぐはっ」
〝白狼酋長〟ラング:まとめて柔らかな草土の地面にふっとばされる。
血鮫魔女レゼナ:それらに背を向け、ミレイユを抱き起す。
血鮫魔女レゼナ:「ほーらミレイユ、はやく起きないと獲物が逃げるよ~」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……ん、むぅ…………ん……ここは……?」
"祓栗鼠" ミレイユ:でろーんと力の抜けた身体が無防備に抱えられている
リタ:「…………」空を仰ぎ、目を細め、深呼吸を繰り返している。
リタ:「まぶしい……」
血鮫魔女レゼナ:「だが、陽の光とは違うようだ」
血鮫魔女レゼナ:「照らされるのは慣れなくて、なんだか不思議な気分だね」
血鮫魔女レゼナ:でろーんと吊り上げたミレイユをラングに載せる。
”星の尾”アルワン:「いちいち人の扱いが荒っぽいんだよ……」頭をさすりながら起き上がる。
〝白狼酋長〟ラング:「…………」もぞもぞと這って逃げようとしていたところ、背の荷物のために動けなくなる。
"祓栗鼠" ミレイユ:「……?!」 一気に目が冴える
リタ:「……さてと。これでめんどくさい道中はおしまい」
リタ:「あんたらは、後は勝手になさい。私はもう行くから」
"祓栗鼠" ミレイユ:「あっ、え……ラングさん、無事ですか?! それに、なんでお二人も……」
”星の尾”アルワン:「行くってどこにだよ?」
GM:全員、第六感判定をどうぞ。難易度は30です。
”星の尾”アルワン:GS11>=30
GoblinSlayer : (GS11>=30) → 11 + 3[2,1] → 14 → 失敗
”星の尾”アルワン:出目がヤバすぎる
〝白狼酋長〟ラング:GS6>=30
GoblinSlayer : (GS6>=30) → 6 + 6[4,2] → 12 → 失敗
血鮫魔女レゼナ:GS6>=30
GoblinSlayer : (GS6>=30) → 6 + 5[2,3] → 11 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:GS13>=30 第六感 17くらい出たらいける
GoblinSlayer : (GS13>=30) → 13 + 10[5,5] → 23 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:頑張ったよ?
リタ:「言う必要ある? ……別に、あんたらの邪魔にはなんないと思うわ」
リタ:「だからあんたらも、私の邪魔はしないでちょうだい」
リタ:「目の前をちょろちょろされると目障りだし、ここの蜥蜴どもは味が悪そうだわ」
リタ:「あんたらの方がいくらかマシだろうからね」
GM:……背の高い木々の上で、聞いたこともないような声の鳥が鳴いている。ぎゃあ、ぎゃあ、ぎゃあ。
GM:そこかしこの草が大きく揺れ、何か、二足歩行の小さな獣が、どこかへ逃げていくのがわかる。
GM:暑い。
GM:空気そのものが湿り、熱を帯びている。
"祓栗鼠" ミレイユ:警戒の視線を向けながら、周囲にも意識を向ける。……火口の中に落ちたはずなのに、全員無事で、あろうことか光もある。
GM:全員、第六感判定をどうぞ。難易度は22です。
"祓栗鼠" ミレイユ:(ここは一体……)
"祓栗鼠" ミレイユ:GS13>=22 第六感
GoblinSlayer : (GS13>=22) → 13 + 11[5,6] → 24 → 成功
”星の尾”アルワン:GS11>=22 第六感
GoblinSlayer : (GS11>=22) → 11 + 7[3,4] → 18 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:ハァハァハァハァ
血鮫魔女レゼナ:GS6>=22
GoblinSlayer : (GS6>=22) → 6 + 7[2,5] → 13 → 失敗
〝白狼酋長〟ラング:GS6>=22
GoblinSlayer : (GS6>=22) → 6 + 6[5,1] → 12 → 失敗
GM:ほほう
GM:つええな出目
”星の尾”アルワン:ピキーン
GM:では、ミレイユ、あなたは──
GM:ずぅん……ずぅん……
GM:というような音を遠くに聞き、また、大地の揺れを感じ取る。
GM:どちらも本当にわずかな……それこそ、野の臆病な獣でもなければ感じ取れないほどの予兆だ。
リタ:「じゃあね。蜥蜴の餌になる時は、上手く形を残しといてちょうだい」
リタ:「バラバラだと持ち運びに困るのよね、非常食」
”星の尾”アルワン:「縁起でもないこと言うな……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……! 何か……大きなものが歩いています」 リタではない、遠くの脅威に頭上の耳は向けられている
リタ:……といい、周囲を見渡して、何かの見当をつけている。
リタ:そして何かを見つけたように、ぴくりと眉を動かして、そちらへ歩き始めようと──
リタ:「は? なによ、大きなものって」くるりとその場で振り返る。
"祓栗鼠" ミレイユ:「分かりません。でも、私たちよりずっと大きなものが歩いてる……」
”星の尾”アルワン:「……ミレイユ? 何を――」
GM:ずぅん
GM:聞こえた。
GM:巨大な岩が落下したような音だが、
GM:その音は、一度ではなく、連続で鳴るのだ。
GM:めきめきめき みしみしみし 樹木が押しのけられ、傾き、倒れて、
大型の怪物:その巨大な頭部はぬうっと、
リタ:まさに振り向いていたリタの頭上に現れた。
血鮫魔女レゼナ:「恐るべき……竜!」
リタ:「…………」蝋のように白い喉を晒して、頭上を見上げる。
”星の尾”アルワン:「リタ! 上!」
〝白狼酋長〟ラング:「うぉ──」
"祓栗鼠" ミレイユ:「まさか、本当に……」
大型の怪物:「GOAAAAAAAAAAAA!」
大型の怪物:「咆哮」達成値32 射程30m以内の対象すべては魂魄抵抗判定。
リタ:GS18>=32
GoblinSlayer : (GS18>=32) → 18 + 10[5,5] → 28 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:GS11>=32
GoblinSlayer : (GS11>=32) → 11 + 7[6,1] → 18 → 失敗
”星の尾”アルワン:GS14>=32
GoblinSlayer : (GS14>=32) → 14 + 7[3,4] → 21 → 失敗
〝白狼酋長〟ラング:GS8>=32
GoblinSlayer : (GS8>=32) → 8 + 8[5,3] → 16 → 失敗
”星の尾”アルワン:ぐえ~~っ
血鮫魔女レゼナ:GS7>=32
GoblinSlayer : (GS7>=32) → 7 + 4[3,1] → 11 → 失敗
GM:失敗すると10分間(20ラウンド)の間、能動的な判定と先制力-4を受け、可能な限り暴君竜から遠ざかろうとする。
GM:……全員、失敗だな? よろしい。
〝白狼酋長〟ラング:「にっ」
〝白狼酋長〟ラング:「逃げろぉおおおっ!!!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「急いでッ、どこか隠れられるところに……!」
”星の尾”アルワン:「うっ、うわっ、あああっ!」
”星の尾”アルワン:「レ、レゼナ!逃げよう!!」
血鮫魔女レゼナ:「クソッ、いきなり最悪だ!」
リタ:「ちょっ、は……はぁっ!?」
リタ:「こんなのいるとか聞いてない!!!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「リタ……さんもッ、死にたくないなら……早く逃げなさい!」
大型の怪物:ずん、ずん、ずん、ずん
血鮫魔女レゼナ:「真に恐るべき竜は、神々の時代の怪物だ!」
大型の怪物:あなた達が慣れ親しんだギルドの建物より巨大な怪物が、あなた達を狙っている……!
GM:さて、この怪物の移動力は24だ。
GM:獲物を捕獲するための〝走行〟ならばその倍速、48mの移動が可能と見て良いだろう。
GM:また、近接距離は10m。つまり58mまでは射程圏内となるわけだ。
GM:ところで君達、移動力が一番低いのは誰だい?
GM:レゼナの12だね、たぶん
血鮫魔女レゼナ:10!
血鮫魔女レゼナ:服脱いでて12
"祓栗鼠" ミレイユ:わーん 食べられちゃう
”星の尾”アルワン:ああ~~ッ
GM:全力移動で48m。追いつかれないが引き剥がしもできない距離だ
血鮫魔女レゼナ:憐れみをください
GM:そこはダイスの女神にこいねがってもらうしかないな
GM:では……運試しタイムと行こう
GM:とは言っても内容は簡単だ。全員で幸運判定を行ってもらうだけのこと
GM:最初の難易度は4。次は5。次は6。次は7……という具合にだ。
GM:3人がかりでの幸運判定&祈念があれば、よほどの不運でもない限り即死は無いだろうが……
GM:それでも追われ続けていると、いつか必ず、死ぬという寸法だ。
GM:逃れるすべは一つ。
GM:逃げの最中、誰かが観察or生存知識判定で16以上を達成すれば良い。
GM:……とは言え、注意事項がある。君達は「咆哮」の効果で、能動的な判定に-4のペナルティを受けている。
GM:つまり実質的な難易度は20ってことだな! 高いぜ!
”星の尾”アルワン:ヒエ~~~
GM:というのがルールなのだが、ここまでで不明点はあるかな
"祓栗鼠" ミレイユ:判定の順番はどうなるかしら……
"祓栗鼠" ミレイユ:あっ 順番じゃなくて全員でなのね
"祓栗鼠" ミレイユ:OKです なら現状は大丈夫
”星の尾”アルワン:大丈夫!
血鮫魔女レゼナ:全員挑戦できる幸運判定を行いつつ、余った誰かが観察or生存知識判定に挑戦できるということ?
GM:いんにゃ、全員観察or生存知識判定挑戦可能です
血鮫魔女レゼナ:幸運判定を行って成功したら、ということね
血鮫魔女レゼナ:じゃあ問題ないです
GM:よろしい、では
ラウンド1
大型の怪物:ぐおおおおおおおおおおダッシュするぞ!
"祓栗鼠" ミレイユ:やだーーーッ
GM:ものすごい地響き!
GM:あなた達はとりあえず全力で逃げる!
リタ:なんかこうツンケンした雰囲気してたやつとか
〝白狼酋長〟ラング:いかにもどっか行きそうな雰囲気出してたやつも同じ方向に!
”星の尾”アルワン:逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ
血鮫魔女レゼナ:恐竜に勝てるわけないだろ!
GM:というわけで最初の幸運チャレンジだ
GM:難易度は4! 振れ!
"祓栗鼠" ミレイユ:GS1>=4 幸運リスー
GoblinSlayer : (GS1>=4) → 1 + 6[1,5] → 7 → 成功
血鮫魔女レゼナ:GS>=4
GoblinSlayer : (GS>=4) → 10[5,5] → 10 → 成功
GM:ここはさすがに余裕だな……上手いこと利用できる地形があって牙を回避! でも振り切れない!
大型の怪物:ずぅん ずぅん ずぅん ずぅん
大型の怪物:「GYAOOOOOOOOOOO!!!!」
リタ:「バカでかい蜥蜴ー!!!」
〝白狼酋長〟ラング:「とっ、蜥蜴か!? 蜥蜴なのか!?」
”星の尾”アルワン:GS>=4
GoblinSlayer : (GS>=4) → 8[2,6] → 8 → 成功
”星の尾”アルワン:「死ぬ死ぬ死ぬ!!」
血鮫魔女レゼナ:「竜司祭ならばわかるかもしれないが、何もわからん!」
血鮫魔女レゼナ:「あれは正に、地上の生き物じゃなあああい!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「竜であることはっ、確かだと思いますが……!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「とにかく、捕まったらおしまいです……っ!」
GM:なりふり構わぬ全力疾走、というやつである。
GM:が、ここで移動力格差の問題が発生する。
GM:だいたいにおいてこういう場面では、やたらスタイルのいい女は遅いもんだ。
リタ:スマートなやつは、恐ろしく速い。
血鮫魔女レゼナ:「大剣が、蔦に絡まるー!」
血鮫魔女レゼナ:「胸がー!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「レゼナさんっ、がんばってください……!」
大型の怪物:よくわからないが、どの獲物も、一番遅いやつに合わせて走っている。狙いやすい。
大型の怪物:そういうことを考えているかもしれない。
”星の尾”アルワン:「レゼナ!ふぬっ……!」細腕に力を籠め、レゼナの豊満な体を引っ張り上げる。
血鮫魔女レゼナ:「ヤダー!モテたくない……おわっ」
GM:さて、では……ペナルティ4を受けての観察or生存知識判定だ!
血鮫魔女レゼナ:GS4>=16
GoblinSlayer : (GS4>=16) → 4 + 8[4,4] → 12 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(14-4)>=16 観察
GoblinSlayer : (GS10>=16) → 10 + 10[6,4] → 20 → 成功
"祓栗鼠" ミレイユ:へっへっへ
GM:こいつめ
"祓栗鼠" ミレイユ:すみません 優秀過ぎるリスーで
”星の尾”アルワン:GS4>=16
GoblinSlayer : (GS4>=16) → 4 + 7[3,4] → 11 → 失敗
”星の尾”アルワン:ゆ 優秀すぎる
GM:では……ミレイユ!
GM:君は逃げる最中、ツタやこけに覆われてはいるが……明らかに人工物らしき金属扉を発見する!
GM:進行方向斜め右!
大型の怪物:ツタ草に絡まった獲物へ……牙を伸ばす!
大型の怪物:ツタに引っかかり首を振る!
GM:ばぎぃ!
"祓栗鼠" ミレイユ:「……! ラングさんっ、あの右の……扉! 先行して開けてください!」
GM:怪物がもがいたため、ツタに引かれた木がへし折れ倒れる! 怪物の脳天にヒット!
大型の怪物:「GOOOOAAAAAAAAAAA!!!!!」
”星の尾”アルワン:「デカブツが怯んでる今の内だ!」
〝白狼酋長〟ラング:爆音に耳を塞ぎながら
"祓栗鼠" ミレイユ:「アルワンさん、レゼナさんの手を離さないで! 扉が空いたら全員、駆け込んでください!」
〝白狼酋長〟ラング:「お、おう!」
〝白狼酋長〟ラング:走る! 扉に手をかける──
〝白狼酋長〟ラング:「鍵が!」
GM:解錠難易度は12、ぶち破るなら20ダメージ!
GM:このラウンドでは誰か一名のみチャレンジ可能!
"祓栗鼠" ミレイユ:手仕事GS14-4! いきます!
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(14-4)>=12
GoblinSlayer : (GS10>=12) → 10 + 4[3,1] → 14 → 成功
"祓栗鼠" ミレイユ:ぜえぜえ
血鮫魔女レゼナ:天才
GM:無法の斥候能力
"祓栗鼠" ミレイユ:「~~~~っ!」 懐から取り出した鍵開け道具を使い、大急ぎで鍵を破る
"祓栗鼠" ミレイユ:「開けてくださいっ!」
血鮫魔女レゼナ:「うおおおおお~っ!」体中葉っぱまみれになりながら、アルワン諸共に扉へ殺到。
〝白狼酋長〟ラング:蹴る! こういう時はもっともシンプルなモーション!
GM:どどどどどっ……と、あなた達は雪崩込む!
”星の尾”アルワン:転がり込むように扉の中へ入り、
大型の怪物:「GURAAAAAAAAAA!!!」
大型の怪物:ガチン!
”星の尾”アルワン:「扉!閉めろ!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「きゃうっ」 前転するように扉の中に転がり込む
”星の尾”アルワン:めいっぱい体当たりで扉を押し返す!
大型の怪物:扉に半分突っ込まれた顔が牙を空打ちする!
”星の尾”アルワン:「うわうわうわうわうわ」
血鮫魔女レゼナ:「これ以上入って来れない、近づくな!」
血鮫魔女レゼナ:アルワンを引っ張り戻し、ごろごろ転がる。
リタ:「奥! さっさと奥に!」
〝白狼酋長〟ラング:「近くで見ると、これは、また……!」
〝白狼酋長〟ラング:剣を一応は抜いているものの、さすがにそれを振るう気力は無いらしい。
GM:がぢん がぢん がぢん 牙の音が響く。
GM:その音から逃れられるのは、通路に沿ってしばらく奥まで逃げてからとなろうか。
"祓栗鼠" ミレイユ:「ひえ……」 ぷるぷると見て分かるほどに震えている
GM:……さて、全員、消耗1を加算してください。さすがにね。
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナの消耗を1増加(0 → 1)
GM:〝白狼酋長〟ラングの生命力を1増加(27 → 28)
"祓栗鼠" ミレイユ:消耗1→2
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンの消耗を1増加(2 → 3)
”星の尾”アルワン:はあはあはあ
GM:……ようやく、あの咆哮が耳から遠ざかる。
リタ:「は……はぁああぁあぁぁぁ~……」ぺたんと石床に座り込む。
血鮫魔女レゼナ:「ぜぇ、ひぃ……14を見たねえ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「も、もう終わりかと思いました……」
”星の尾”アルワン:「何なんだよ、あいつ……」
〝白狼酋長〟ラング:「しらん……なんかしらんがデカかった……」
GM:さて、誰か知っているかな
血鮫魔女レゼナ:「長虫の数段上って気がするねえ」
GM:竜司祭以外の職業レベルが怪物知識判定に適用されない……という条件で、
GM:難易度20の怪物知識判定!
〝白狼酋長〟ラング:GS4
GoblinSlayer : (GS4) → 4 + 11[6,5] → 15
血鮫魔女レゼナ:GS6>=20
GoblinSlayer : (GS6>=20) → 6 + 9[6,3] → 15 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:GS8>=20
GoblinSlayer : (GS8>=20) → 8 + 11[5,6] → 19 → 失敗
”星の尾”アルワン:GS6>=20
GoblinSlayer : (GS6>=20) → 6 + 6[4,2] → 12 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:ぐああああ
血鮫魔女レゼナ:祈念しとく?
”星の尾”アルワン:祈るか~~
"祓栗鼠" ミレイユ:天啓、得ておきますか
”星の尾”アルワン:流石にこれ抜けないの怖い気がする
血鮫魔女レゼナ:惜しかったミレイユ、いっとこう
”星の尾”アルワン:一応怪物知識あるので名前だけわかります
"祓栗鼠" ミレイユ:MCPI(1)$6 祈念
GoblinSlayer : 祈念(2d6+1) → 11[5,6]+1 → 12 → 成功, 因果点:6点 → 7点
"祓栗鼠" ミレイユ:出目良すぎて反動こわい
”星の尾”アルワン:すごすぎ
GM:ふむ、では
■暴君竜
恐竜11 生命力180 呪文抵抗28 移動力24 先制力GS3 知能:本能のまま モラルGS8>=13
牙 達成値33 威力6d6+20 刺
尻尾 達成値29 威力2d6+20 殴 回避28 装甲15 支援:命中、威力+5、近接攻撃の回数+1 10m
「信仰対象」祖竜術に対する呪文抵抗力+4、竜司祭以外の職業レベルが怪物知識判定に適用されない。
「寒さに弱い」水属性を含む効果や、寒さに抵抗する判定にー2のペナルティを受ける。
「巨大」近接距離や移動妨害の可能な距離が10m。
「白亜の生命」水属性でないあらゆるダメージを装甲と同時に10点軽減する。
「最強の暴君」負傷数が50、100、150を初めて超えた度、状態異常ではない「全ての不利な効果」が消滅する。
また負傷数が完全に回復するまでの間、全ての判定に+1(3まで累積)される。
「薙ぎ倒し」尻尾による攻撃は10m以内の任意の全てを対象とし、防御判定に失敗した場合「転倒状態」。
「2回行動」牙による攻撃2回か、牙と尻尾による攻撃とを1回ずつ行う。
「咆哮」達成値32 射程30m以内の対象すべては魂魄抵抗判定。
失敗すると10分間(20ラウンド)の間、能動的な判定と先制力-4を受け、可能な限り暴君竜から遠ざかろうとする。
一度抵抗に成功した場合、10分間この効果を受けなくなる。
■もはや滅び去った太古の「恐るべき竜」において、最強と呼ばれる存在の一つ。
とてつもない強さと闘争本能は蜥蜴人にとってある種の理想であり、その伝説が詩吟は只人により絵画の題材とされることもあるほどで、竜王と呼ばれることもある。
もし暴君竜を超える存在があるとすれば、金剛石竜か、かの偉大なる黒き鱗の嵐呼ぶもの、怪物の王だけだろう。
”星の尾”アルワン:ヤバいよ~~
"祓栗鼠" ミレイユ:「あの鉤爪、巨体、そして咆哮……信じられません、暴君竜だとでも言うのですか……?」
”星の尾”アルワン:「暴君竜? ノールベイトの冒険者どもの、フカシじゃないのかよ……!?」
リタ:「なにそれ……あの蜥蜴の名前……?」
血鮫魔女レゼナ:「そりゃあれだ竜王ってやつかい……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「蜥蜴ではありません、竜です。蜥蜴人の方々が信仰する、恐るべき竜」
"祓栗鼠" ミレイユ:「既に滅び去った、太古の存在のはずなのですが……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……そもそも、一体ここはどこなのですか? リタさん、貴女は火口に飛び込んでも死なないと、知っていたようですが」
リタ:「知ってたって言うか……だいたい予想はついてたのよ……」
リタ:「地下から出てこようってんなら方法は二つ、歩いて出るか魔法で出るか」
リタ:「歩いて出られる場所じゃなきゃ、もうそっちしかないでしょってね……」
リタ:よほど疲弊しているのか、悪態を吐くことすら忘れて床に大の字になっている。
”星の尾”アルワン:「浮き上がる方法じゃなくて」
”星の尾”アルワン:「そもそも『浮き上がって来ても死なない場所』って部分に、焦点を当てるべきだったのか」
"祓栗鼠" ミレイユ:「では、ここがどこなのか知っているわけではないのですね」 少し残念そう
血鮫魔女レゼナ:「……蜥蜴人たちが住まう土地の岩肌には、恐るべき竜の屍が埋まっていると謂う」
血鮫魔女レゼナ:「鮫人が知る水底にも、時折。地の底には死者の住まう国が広がっている」
血鮫魔女レゼナ:「故に滅びた恐るべき竜たちの骨が埋まっている……てな話は聞いたけど、生きてるじゃないかねえ」
”星の尾”アルワン:「そうだよな……場所はともかく、どういう状況だよ、これ」
〝白狼酋長〟ラング:「わからん。さっぱりわからんが、わかることがある」
〝白狼酋長〟ラング:「あのデカいのが、扉に顔を突っ込むのに飽きるまで待たなければ、俺達はここから出られないし」
〝白狼酋長〟ラング:「ここから出ても、外は森だ。見たこと無いくらいに木の背が高い」
〝白狼酋長〟ラング:「つまり今のところ、俺達は」
〝白狼酋長〟ラング:「どうやって帰ればいいのかわからない、ということだ」
”星の尾”アルワン:「ど、どうしよう……」
血鮫魔女レゼナ:「外へ出たとて、とても手に負えない相手を潜り抜けながら、かぁ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「食糧にも限りがあります。少なくとも、なくなるまでに脱出しなければ……」
”星の尾”アルワン:扉に顔を突っ込んでいる暴君竜の顔を見上げる。
”星の尾”アルワン:「あいつをどうにか別の所に誘導できればいいんだけど」
血鮫魔女レゼナ:「蛇は執念深いというが、竜王はどうだろうねえ」
血鮫魔女レゼナ:「まずは行ける所まで行ってみようや」
血鮫魔女レゼナ:「扉があるってことは、人が棲んでたんだろう?」
リタ:「いざって時の順番は決めといてくれない?」おっくうそうに立ち上がって、背中の埃を手で払う。
"祓栗鼠" ミレイユ:「確かに、この奥に抜け道があるかもしれません」
"祓栗鼠" ミレイユ:「順番……?」
”星の尾”アルワン:「リタ……あんた、何でそういう言い方しかできないんだよ」唇を尖らせる。
”星の尾”アルワン:「食われる順番ってことだろ? 雪捨て場でもそういうことを言い出すやつは山ほどいた」
リタ:「っさいわね。そういうこと言うやつほど、いざって時にギャアギャアわめくのよ」
リタ:「きれいな理屈で、じこぎせいーとか、けんしんーとか言うやつがね」
リタ:「一番ギリギリの瀬戸際になって、友人家族の血を啜り始めるもんなのよ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「…………それなら」
"祓栗鼠" ミレイユ:「いざという時の、一番最初は。私です」
〝白狼酋長〟ラング:「お、おい──」
リタ:「そ、分かった」
リタ:「じゃあ、非常食のあんただけは死なないようにしたげる」
"祓栗鼠" ミレイユ:「私は一党の頭目です。いざという時、私は自分の判断に責任を取る必要がある」
"祓栗鼠" ミレイユ:「そうでしょう?」
"祓栗鼠" ミレイユ:レゼナさんが、リタの前で自身を敢えてそのように扱わなかったことを分かっていながら、宣言する。
血鮫魔女レゼナ:「……悪かったね、要らない気遣いをして」頭をかいて。
”星の尾”アルワン:「なら、俺たちは……ミレイユの判断を正解にするために頑張ろう」
血鮫魔女レゼナ:「頭目として認めてるからね。いざという時を来させないために」
〝白狼酋長〟ラング:「……………………」
”星の尾”アルワン:「まだ温泉にも入ってないんだ。ここで死ねるかよ」
〝白狼酋長〟ラング:「……とりあえず、行こう」
〝白狼酋長〟ラング:「進むのか、そうでないかもわからないが」
〝白狼酋長〟ラング:「じっとしていても、いつか腹が減る」
"祓栗鼠" ミレイユ:ふ、と薄く息を吐くように笑う。「ええ、探しましょう。あの小さな竜が表に出てきていた以上、道は必ずあるはずです」
GM:……では、探索パートに行こう。
GM:今回も割と見慣れたいつもの感じのチャートを使わせてもらおう。
GM:3~5 探索は難航する 継戦カウンター+1……
6~11 探索は進む 進行度+1
12~ 幸運 進行+2!
イベント 2/4/6
GM:が、ここにひとつルールを追加する。君達3人が1回ずつ判定したら、その辺りで一日経過。つまり夜の休憩パートに入ることとする。
GM:不眠不休での探索はさすがにしんどいからね。
GM:まずあり得ないことだとは思うが、ずっとダイスがぶっ壊れて永久に3しか出ない……とかなった場合、
GM:携帯食料が底をつく可能性はままあるので注意しよう
GM:どんな確率だそれ?
"祓栗鼠" ミレイユ:怖いこと言わないで
”星の尾”アルワン:飢え死には嫌だ~~
GM:さて、ダイスでこの前決めたPC番号順に従い、ミレイユレゼナアルワンの順番で判定してもらうぜ
GM:幸運は乗るいつものやつだ!
"祓栗鼠" ミレイユ:いくぜいくぜ
"祓栗鼠" ミレイユ:GS1 幸運リスー
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 7[5,2] → 8
GM:進行度1,安定だ
血鮫魔女レゼナ:では私の番
血鮫魔女レゼナ:GS
GoblinSlayer : (GS) → 9[4,5] → 9
GM:ふむ、進行度2。ここまでは特に問題が無いようだ
GM:暴君竜の追跡から逃れることはできた……が、密林は文字通り、彼の庭だ。……彼女かもしれないがそれはさておき。
GM:迂闊に外へ踏み出せば、かの暴君の牙にかかる。
GM:探索にしても脱出にしても、なんらかの手立てを見つけなければ……。
GM:あなた達は、石造りの廊下を歩いている。
GM:生き物の気配がほとんど無い。入り口が封鎖されていただけではなく、小虫の類いを寄せ付けない結界のようなものもあるようだ。
GM:その術式の種類や、建築様式。さほど特別な知識を持たずとも、
GM:ここは、闇人の地下帝国の建築物である──と、判断できるだろう。
リタ:「ふぅーん……」壁の装飾の文字を読みふけっている。たいまつの類いは使っていない。
〝白狼酋長〟ラング:「城みたいだな。……いや、城に行ったことはないが、話に聞いた分だと」
〝白狼酋長〟ラング:「こういうところなんだろう……と思ってたが、それより豪華だ」
”星の尾”アルワン:「キノコとか生えてたり処刑道具ばっかあるもんかと思ってたけど」
”星の尾”アルワン:「案外良いとこのお城って感じだよね、兄貴」
"祓栗鼠" ミレイユ:「まさか、このような形で地下帝国に足を踏み入れることになるとは……」
リタ:「そりゃ闇人だって、農場と仕事場と寝室はぜんぶ別にするでしょ」
リタ:「……いや、どうなのかしらね。あいつらなら仕事場と寝室は一緒にするかも」
リタ:視線は壁から離さずに。
血鮫魔女レゼナ:「そういうもんか。闇人の知り合いは居ないからよく分からん」
血鮫魔女レゼナ:「どこでも同じってこたないだろうしなあ。恐るべき竜と同居する闇人なんて知らん知らん」
GM:そうしてあなた達が進んで行くと──この建築物が、なるほど、寝室に近いものだと理解できるものが現れる。
GM:永久の寝室……と訂正しようか。
GM:それは壁に納められた、無数の、美しい装飾の施された棺である。
血鮫魔女レゼナ:「罠警戒、お願いしまぁす」
血鮫魔女レゼナ:墓所となれば、危険度は跳ね上がる。
"祓栗鼠" ミレイユ:「ええ。死者の眠りを守るための罠、ありがちなものですからね」
〝白狼酋長〟ラング:「そういうものなのか?」
〝白狼酋長〟ラング:「俺の集落では、墓は、割と気軽に踏み込めるような場所だった気がする」
〝白狼酋長〟ラング:「……ああ、いや。気軽と言うと変かもしれないが。そんな警戒するところじゃなかった」
”星の尾”アルワン:「死ぬことと生きることが地続きだったんだな」
”星の尾”アルワン:時折、妙に詩的な表現をすることがある。
”星の尾”アルワン:雪捨て場の話は……思い返しても、楽しくならなさそうだったので、やめた。
"祓栗鼠" ミレイユ:「身分ある者の墓には、副葬品があるものですから。墓荒らしの格好の的というわけです」
血鮫魔女レゼナ:「一緒にお宝や奴隷を埋葬したりして、そこに価値が生まれるわけよ」
血鮫魔女レゼナ:「それに生前強力な力や知識を持っていた死体は、死人占い師にとっちゃ良い材料になるからね」
〝白狼酋長〟ラング:「……そういや居たな、死体がすきなやつ」
血鮫魔女レゼナ:「言ってて私も思い出したくないものの話したなーってなった」
リタ:「……なにそれ?」棺の間に入ってから静かだった少女が、立ち止まって振り向く。
血鮫魔女レゼナ:「あたしらは敬意を籠めて踏み入りましょう。今回は宝探しが目的じゃない……」
”星の尾”アルワン:「今まで戦った奴に、最悪な相手がいたんだよ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「あれは好きというか、なんというか……」 溜息。
血鮫魔女レゼナ:「あたしを死体にして使役したかったみたいでね、口説かれたの」
血鮫魔女レゼナ:「ああいうのはもう勘弁してほしいね」
”星の尾”アルワン:(ひとの女に手出しやがって……)思い出したら腹立って来た!
”星の尾”アルワン:(いや……言うほどレゼナって……おれの女なのか? そもそも、レゼナの人生はレゼナのものなんじゃ……)
血鮫魔女レゼナ:「ぼさっとしなーい」頭をガシガシ。
”星の尾”アルワン:「うわああああ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「もう、ぼーっとして壁にぶつからないでくださいね……」
リタ:「ふぅん。悪趣味なやつに好かれてんのね」
リタ:「死体なんていいとこひとっつも無いのにさ」
GM:……この空間に、あなた達の他に、人の気配は無い。それも当然か。
GM:副葬品の類いが床に落ちている……ということも無い。あって棺の中だろうか。
GM:闇人の地下帝国。寒冷が過ぎるノールベイトにおいては、ほぼ存在しないとされているもの。
GM:ここは……その、亡骸であろうか?
GM:では、アルワンの判定だな
”星の尾”アルワン:ウオーッ
”星の尾”アルワン:GS
GoblinSlayer : (GS) → 6[1,5] → 6
”星の尾”アルワン:ふつう幸運判定
”星の尾”アルワン:進行度+1!
"祓栗鼠" ミレイユ:えらいぞぉ
GM:普通に探索が進んだ
GM:ならば進行度は3で……
GM:……探索中、あなた達は気づく。
GM:この墓所──地下神殿?──だが、所々、外の光を取り込める構造になっている。
GM:その光が、いつまでも陰らないのだ。
GM:昼だとか夜だとかいう概念が無いかのように、ずうっと、明るく輝いている。
GM:故に時間経過を知らせるものは、体にたまる疲労感くらいか。
”星の尾”アルワン:(同じだ……ここに入ってきた時の違和感と)
”星の尾”アルワン:(時間の切り変わりがない。ずっと続く、極夜みたいだ)
"祓栗鼠" ミレイユ:「先が見えませんね……一度、休息を取りましょうか」
”星の尾”アルワン:独特の採光形態になっている構造を見ながら目を細める。
血鮫魔女レゼナ:「やれやれ、ずっと居ると気が狂いそうだね」
"祓栗鼠" ミレイユ:「今のところ私たち以外に何の気配もありませんが、念の為交代で休みましょう」
"祓栗鼠" ミレイユ:(今のところ、何の動きも見せていないとはいえ……吸血鬼に全員の無防備な項を見せることもありませんし)
”星の尾”アルワン:「賛成だ。体は平気でも、頭の方が休まらなさそうだからな、ここ」
リタ:「じゃ、私はここね」
リタ:と、真っ先に陣取って腰を下ろしたのは、ちょうど天井の隙間から光が差し込んでいる一点だ。
”星の尾”アルワン:「リタも休める時に休んどけよ……えっ?」
血鮫魔女レゼナ:「そりゃあ地下なんだから、《太陽》は登らないよなぁ」
血鮫魔女レゼナ:「"我らこそ自然の支配者たるべし"、極夜神はこれをどう評価するものか」
リタ:「あ? ……大喜びで薄着になって寝っ転がるんじゃない?」
〝白狼酋長〟ラング:「なんのことだ?」
リタ:「知らないわ。……ほら、どっか離れなさいよ。休む時まで鬱陶しい顔見たくないのよ」
リタ:しっしっとラングを手で払うような仕草。
”星の尾”アルワン:「その……リタさん」
リタ:「あ?」
”星の尾”アルワン:「何とは言いませんが……そんな光の当たる所で寝て……平気なんすか……?」
”星の尾”アルワン:なぜか敬語。
”星の尾”アルワン:「あっ、いや。何か、朝が嫌いで夜が好きだったみたいだから!」
リタ:「……………………」
リタ:何かを言おうとした口が、音を出さず唇だけ動いて、結局は閉じる。
リタ:「別にいいでしょ。光に当たってたいの」
リタ:「あんたらはどっかの国の死体を真似して、顔に布でも掛けて寝てたら?」
”星の尾”アルワン:「何てこと言うんだ……まあ、確かに眩しいのはきついし。ありがたくお言葉に甘えるよ」
”星の尾”アルワン:防寒着を目隠し代わりにすごすごと奥の石室に引っ込んでいく。
血鮫魔女レゼナ:「はは、あたしも陽当り……光当たり?の良い場所を探すかね」
血鮫魔女レゼナ:「あったかい空気だってノールベイトじゃ珍しい贅沢だ」
血鮫魔女レゼナ:「冒険ってのは思わぬ幸運に恵まれるものだよ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「では、おやすみなさい」 丁寧な口調。或いは、それ以上何も話すことはないというように挨拶だけ残して、奥の部屋に消える
〝白狼酋長〟ラング:「……そうだな、じゃあ俺は……」と、アルワンやミレイユと逆方向の通路へ忍び足(革鎧装備)で歩いていく
血鮫魔女レゼナ:むんずと襟首をひっつかむ。
〝白狼酋長〟ラング:「ぐお」
血鮫魔女レゼナ:「ごめんね、鮫人は獲物を逃さないのだ」
幕間:Flea circus
”星の尾”アルワン:防寒着を布団代わりにし、硬い石室の床に寝転がる。
"祓栗鼠" ミレイユ:奥の石室は、先程の部屋よりも薄暗い。アルワンを追うようにその部屋に入り、手慣れたように毛布を広げる
”星の尾”アルワン:ゴーグルを目の上に置いて、光を遮る。
”星の尾”アルワン:「ミレイユ」
”星の尾”アルワン:「珍しいね、兄貴と一緒に寝ないの」冗談めかして。
"祓栗鼠" ミレイユ:「あれ」 言われて、後ろを振り返る。当然付いてきているものだと思っていた
"祓栗鼠" ミレイユ:「おかしいですね……まあ、その」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ここに来る前にあんなことを言ったものだから、少し……気まずいのではないですか」
”星の尾”アルワン:「まあ、あっちにはレゼナがついてるだろうし」ごろりと寝転がる。
”星の尾”アルワン:「それに気まずいのはミレイユもだろ?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「む…………」
”星の尾”アルワン:「兄貴が”自分なんかいない方がいい”って言いだしたのなんて、初めてだ」
”星の尾”アルワン:「でも、”邪悪な存在”ってやつを滅ぼさないといけないのは、神官の……ミレイユの使命だからな」
”星の尾”アルワン:「それが今回、リタと会っちゃったのは、事故みたいなもんだろ」
”星の尾”アルワン:「気にすることない。兄貴だって気にしてないさ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ラングさんが、というより……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……私自身が、悩んでいるんです。矛盾を、どこまで許容すべきかと」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ラングさんは、獣憑きではあるけれど、構わない」
”星の尾”アルワン:「うん」
"祓栗鼠" ミレイユ:「では、同じように言葉を交わし、少なくとも現状──私たちや人に、危害を加えている姿を見ていないリタさんは」
"祓栗鼠" ミレイユ:「私が"邪悪な存在"と、祓うべき存在と断じていいものか、と」
”星の尾”アルワン:「……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……けれど、それこそが彼らのやり方なのです。"祈りし者"と言葉を交わし、己の糧とするために近付く」
”星の尾”アルワン:「油断したところを、ガブリ!……って感じ?」
"祓栗鼠" ミレイユ:頷く。「今だって本当は、四人で固まって警戒するべきなのではと思っているところです」
”星の尾”アルワン:「ミレイユは俺より色んなことが見えてるんだな」歳の近い姉に感心する弟のように。
"祓栗鼠" ミレイユ:「まさか。小心者なだけです」
"祓栗鼠" ミレイユ:「それに、小さな頃からずっと……そういう風に教えられて、育ちましたから」
”星の尾”アルワン:「だったら、これからも見えてるものを……世界を広げ続けていくことって、できないのかな?」
”星の尾”アルワン:子供の思いつきだ。
”星の尾”アルワン:「ミレイユが兄貴と出会って変わったんなら、”邪悪な存在”にも、例外がないとは言い切れないだろ」
”星の尾”アルワン:「ミレイユには自分の中の矛盾に立ち向かう奇麗な心を持ってるんだ。勇気も、知恵も」
”星の尾”アルワン:「だったら……考え続けることができるんじゃないかって、そう思う」
”星の尾”アルワン:「目の前にいるのが、本当に倒さないといけない奴なのか、そうじゃないのか」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……そうでしょうか」
"祓栗鼠" ミレイユ:「私はただ、ラングさんのことが好きだから、この矛盾から目を背けているだけで……」
”星の尾”アルワン:「できる!」がばりと飛び起きる。
"祓栗鼠" ミレイユ:言って、しまったという顔をして手を大きく振る
”星の尾”アルワン:「ミレイユは俺達の頭目だ!何回だって助けられた!」
”星の尾”アルワン:「兄貴が大好きなこととは関係ない……ん?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「いっ、今のは、忘れてください!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「聞かなかったことに……聞いてませんよね?!」
”星の尾”アルワン:「やっぱり……やっぱりそう言う感じなの!?」
”星の尾”アルワン:「兄貴と……兄貴が……?」
”星の尾”アルワン:「ええ~~~~~……?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「えっ、え……? なんですか、その反応は……?」
”星の尾”アルワン:「いや、ミレイユはスケベだからともかく」
”星の尾”アルワン:「兄貴って何か……女の子に興味あるんだ……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「いえ、ちょっと待ってください。聞き捨てならない言葉が聞こえました」
"祓栗鼠" ミレイユ:「なんですか、人を……スケ……破廉恥みたいに! 仮にもれっきとした神官ですよ……!」
”星の尾”アルワン:「でも兄貴に抱きしめられたり庇われたりしてしょっちゅう顔赤くしてるじゃん」
"祓栗鼠" ミレイユ:「だいたい、ラングさんの方から……あっ」
”星の尾”アルワン:「えっ?」
”星の尾”アルワン:「兄貴から……兄貴から!?!?!?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「~~~~~っ、ちがっ、そ、それより、アルワンさんこそどうなのですか!」
”星の尾”アルワン:石室に声が反響する。
”星の尾”アルワン:「う、嘘だ……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「レゼナさんと、睦まじいではないですか……この間だって、アルワンさんがレゼナさんの部屋に行ってしまったと、ラングさんが部屋に……!」
”星の尾”アルワン:「おい、露骨に話題逸らすな!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「逸らしていませんっ」
”星の尾”アルワン:「あれは……一緒に寝ただけだよ!」
”星の尾”アルワン:「抱き枕にされたんだ。”好き”って言って貰ったけど」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ね、寝た……!? 年頃の男女が二人で、一つのベッドでですか……?!」
”星の尾”アルワン:「おれの”好き”と、レゼナの”好き”って、違うんじゃないかな……?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「それはもう、その……」かぁあ、と頬がどんどん赤くなっていく
”星の尾”アルワン:防寒具をぎゅうと抱きしめる。
”星の尾”アルワン:「やっぱスケベなこと考えてる?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「考えてませんっ」
”星の尾”アルワン:「じゃあいいだろ!とにかく、悩んでるんだよ。ガキ扱いされてるんじゃないかって」
”星の尾”アルワン:「兄貴みたいに、もっと強くて、かっこよくて、頼れる男にならないと……レゼナも振り向いてくれないんじゃないか?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「アルワンさんが、ラングさんのような……?」 ほわわわんと考える。似合わない。
"祓栗鼠" ミレイユ:「……なんというか、違うような気がします」
"祓栗鼠" ミレイユ:「いえ、違うというのは……なんでしょう、振り向いてくれないとかではなく……」
"祓栗鼠" ミレイユ:アルワンを見るレゼナの表情を思い出す。ラングや自分に向けるそれとは、また違う表情のように思える。
"祓栗鼠" ミレイユ:「…………こほん。直接訊ねるのがいいのではないでしょうか」
”星の尾”アルワン:「……おれは、レゼナが、自分のものになってくれればいいなって思っちゃってるんだけど」
”星の尾”アルワン:がりがりと頭を掻く。
”星の尾”アルワン:「これっていけないことだよな。レゼナはそれが”好き”だって教えてくれたけど」
”星の尾”アルワン:「やっぱり直接聞くしかないか。レゼナは俺の魔女なんだから」
”星の尾”アルワン:「ミレイユみたいにあれこれ考えられるほど、頭も良くないし」最後の方は冗談めかして。
"祓栗鼠" ミレイユ:(俺の魔女、という言い方はできて、自分のものではないとは……?)
"祓栗鼠" ミレイユ:(いえ、認識の問題なのでしょうが……)
"祓栗鼠" ミレイユ:「……リタさんのことですが」 暫く沈黙の後、話を戻して
"祓栗鼠" ミレイユ:「私は、彼女に対する警戒心を捨て切ることはできないと思います」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ですから、アルワンさん。役割分担をしましょう」
”星の尾”アルワン:「役割分担?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「はい。アルワンさんは、貴方の思うように彼女と接する」
"祓栗鼠" ミレイユ:「私は、彼女を潜在的な危険のある者として、警戒を捨てない」
"祓栗鼠" ミレイユ:「たとえ一時のことでも、同行者です。ですが、寝首を掻かれるのも困ります」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ただ──その中で、私の見えているものが、拡がるかもしれない」
”星の尾”アルワン:頷く。「そうだね。俺たちは一人じゃないんだ」
”星の尾”アルワン:「考えるって言ったって、自分だけで悩む必要はないよな」
”星の尾”アルワン:「……無事に帰って、一緒に温泉に入ろう」
”星の尾”アルワン:「兄貴と一緒に浸かるの楽しみにしてたんだろ?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「むっ」
”星の尾”アルワン:「後でちゃんとバカなこと考えないように兄貴とも話してくれよな。ミレイユの言うことが一番よく聞きそうだし」
"祓栗鼠" ミレイユ:「そうやってまた、私のことを破廉恥みたいに……」 ぶつぶつ文句を言う
”星の尾”アルワン:それだけ言って、防寒着を被ってごろりと寝転ぶ。
"祓栗鼠" ミレイユ:「……彼が一党を出ていくなら、私も付いていくと言うつもりでした」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ですが……今は、そう言いたくないと思っています」
"祓栗鼠" ミレイユ:「いつだったか、ラングさんが言っていたでしょう。『この一党で冒険すること、そのものが自分の目的かもしれない』って」
"祓栗鼠" ミレイユ:「私も……そう、思っていますから」
”星の尾”アルワン:「覚えてる」呟く。「兄貴がああいう言い方するの、珍しかったから」
”星の尾”アルワン:「……俺も、ちょっと夢が変わった」
”星の尾”アルワン:「俺さ。”雪捨て場”って、ひどいとこの出身だったんだ。多分まだ話してなかったよな」
”星の尾”アルワン:「そっからレゼナと羅針団の人が助けてくれて、こうやって冒険者になれて」
”星の尾”アルワン:「今は、明日の飯の心配もしなくてよくて……いや、今はしてるけど」
”星の尾”アルワン:「でも、ノールベイトには俺みたいな境遇の子供だってもっと沢山いる」
”星の尾”アルワン:「そういう連中が、明日を心配しなくても良くなるような……”楽園”に連れて行きたかった」
”星の尾”アルワン:「でも」
”星の尾”アルワン:「今は、この四人も一緒に行きたい」
"祓栗鼠" ミレイユ:「随分、大きな夢ですね」
”星の尾”アルワン:「星を掴むような話だろ?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ええ。でも、お似合いです」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……皮肉じゃありませんからね?」
”星の尾”アルワン:「ありがと。星の尻尾くらいは掴んでみせるよ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「それより先に、掴むべきものがあるでしょう」
"祓栗鼠" ミレイユ:くすくす笑いながら、くるりと身体を丸める
”星の尾”アルワン:「あっ!ったく……」
”星の尾”アルワン:寝てるんだか寝てないんだか、ぶつぶつ小言を言って。
”星の尾”アルワン:「こうやってちゃんと話すのも中々なかったな」
”星の尾”アルワン:「話せてよかった」
”星の尾”アルワン:ぼそりとそう言い、防寒着を被る。ほどなくして、静かな寝息が聞こえ始めた。
"祓栗鼠" ミレイユ:(よく動く尻尾です。捕まえるのは、苦労しますよ) 目を閉じながら、声を出さずに笑った。
血鮫魔女レゼナ:逃げるにしたってこっそりと。危害を加える気概はあるまい。
血鮫魔女レゼナ:外套を敷いた床に寝かせて、またその上にどっかと寝転がる。
血鮫魔女レゼナ:「ここを通りたくば私を倒してからゆくといい」
〝白狼酋長〟ラング:「むむ」
〝白狼酋長〟ラング:「……持ち上げて横へ避けていくのなら……できそうだが」
〝白狼酋長〟ラング:「どうしたんだ、急に」
血鮫魔女レゼナ:「そっちこそどうしたんだい、下手な隠密をこそこそと」
〝白狼酋長〟ラング:「何を言う。俺の場合は鎧がちょっとうるさいだけだ」
〝白狼酋長〟ラング:「鎧を外せばお前やアルワンよりは上手いぞ。たぶん」
〝白狼酋長〟ラング:「ミレイユは……あれは、まぁ、別として……」
血鮫魔女レゼナ:「ミレイユはちょっと凄すぎるからねえ。身体も邪魔なところがない」
血鮫魔女レゼナ:「とってもスリムで羨ましい限り」
〝白狼酋長〟ラング:「……そうか?」怪訝な顔をする。
血鮫魔女レゼナ:「直で見てれば出るとこ出てるってか」
〝白狼酋長〟ラング:「む」
血鮫魔女レゼナ:「ま、あんまり心労掛けちゃダメだよ?」
〝白狼酋長〟ラング:「むむむ」
〝白狼酋長〟ラング:元々語彙が豊富な方ではないが、今はさらに壊滅的だ。
〝白狼酋長〟ラング:語彙どころか殆どうなり声しか上げられていない。
血鮫魔女レゼナ:「きみが居なくなったら気を病むのは、あたしなんかよりも余程分かってるだろう」
〝白狼酋長〟ラング:「……お前達とは、ちょっと事情が違うんだ」
〝白狼酋長〟ラング:「お前達の方は……ほら、なんというか……アルワンが……俺みたいな感じだろう」
〝白狼酋長〟ラング:「ものを、よく知らない」
血鮫魔女レゼナ:「それでも動いたんだから、しっかり考えてのことだとは分かる」
血鮫魔女レゼナ:「物を知るお姉さんとして、為になることを教えてあげよう」
血鮫魔女レゼナ:「私もミレイユも、大して知りやしないんだよ」
〝白狼酋長〟ラング:「そうなのか?」
〝白狼酋長〟ラング:「俺から見るお前は、だいたいなんでも知ってるやつだ」
〝白狼酋長〟ラング:「たぶんアルワンから見ても同じだ」
血鮫魔女レゼナ:「それなりに勉強しているから、見える世界は広がったよ。ラングやアルワンよりも広い」
血鮫魔女レゼナ:「するとそのまた外側に、まだまだ見えていない世界が広がっている……ってことが分かって来る」
血鮫魔女レゼナ:「勉強すると自分は無知だ、ということを知ることになるのさ」
血鮫魔女レゼナ:「だから世の中にある色々な物事も、正しい選択も、大して分かっちゃいないんだ」
〝白狼酋長〟ラング:「難しいな。ものすごく、難しい」
〝白狼酋長〟ラング:「……ああ、いや。お前の言葉が、じゃないぞ。それはもちろん、ちょっとは難しく感じてるが」
〝白狼酋長〟ラング:「言葉の意味は分かる。意味が分かったから、難しく思う」
〝白狼酋長〟ラング:「つまり、簡単に言うと……〝すごく考えなきゃだめ〟ということだろう……?」
血鮫魔女レゼナ:「そこまで来たらあと一歩さ」嬉しそうに笑う。
血鮫魔女レゼナ:「あたしやラングが、周りを獲物としか思っていない怪物なら、そうだろう」
血鮫魔女レゼナ:ぎらりと鋭い牙を魅せ、鮫のように笑う。
〝白狼酋長〟ラング:「お前は〝半〟なんだろう? ……ならその分だけ、大丈夫なんじゃないか?」
〝白狼酋長〟ラング:「お前はアルワンをずっとからかっているが、食い殺したりはしそうにない。そう見える」
〝白狼酋長〟ラング:「俺からすると、いつアルワンが寝床へ引き込まれるのかは心配だが」
血鮫魔女レゼナ:「寝顔見てるだけだから大丈夫です」
〝白狼酋長〟ラング:「……それだけ?」
血鮫魔女レゼナ:「ミレイユより慎ましいので」
血鮫魔女レゼナ:「……半吸血鬼ってのは半端モノ。これはラングにも通じることだと思ってるよ」
血鮫魔女レゼナ:「ヒトから離れられない、愛と欲とに縛られた性根が半魔たらしめるんだと」
〝白狼酋長〟ラング:「半分がどうとか言うのは、生まれつきの話じゃないのか」
血鮫魔女レゼナ:「完全に獣で、吸血鬼で、怪物だったら悩まない」
血鮫魔女レゼナ:「それはそれで楽だったと思うよ、きっとね」
血鮫魔女レゼナ:「だけど半端モノの私たちは不安に思う。本当に自分がここに居て良いのか、"すごく考えなきゃだめ"だ」
血鮫魔女レゼナ:「でも正しい考えを持てるかなんて、あたしやミレイユでもわからないんだ」
〝白狼酋長〟ラング:「……考えれば考えるほど、頭がおかしくなりそうだ」
〝白狼酋長〟ラング:「考えて、考えて、今の俺が考えられるだけ考えて……それで、今の俺が思ってることは」
〝白狼酋長〟ラング:「獣憑きが邪悪じゃなくて吸血鬼が邪悪だと言う、境目が結局はわからないってことだった」
〝白狼酋長〟ラング:「もし俺が邪悪なものなら、俺は、ここに居て良くないと考えるべきだろう」
〝白狼酋長〟ラング:「……なぁ、レゼナ」
〝白狼酋長〟ラング:「お前だってたぶん……俺より賢い分、たくさん悩んだと思う」
〝白狼酋長〟ラング:「どうやったらお前は、ここに──いや」
〝白狼酋長〟ラング:「アルワンの隣に居ていいんだと、考えられるようになったんだ?」
血鮫魔女レゼナ:「やっぱりラングくんはよく分かってるね、一人で考えすぎると頭がおかしくなるんだよ」
血鮫魔女レゼナ:「だから一人で考えなくてもいいんだ、答えは自分だけで出すもんじゃない」
血鮫魔女レゼナ:「私はアルワンとお話して、互いの考えと望みを分かちあって、一緒に居る為の関係を結んだんだ」
〝白狼酋長〟ラング:「寝顔を見てるだけなのに……?」
〝白狼酋長〟ラング:……微妙に、混ぜっ返す癖が戻ってきた。
血鮫魔女レゼナ:「寝床以外じゃもうちょっと手出した」舌をぺろりと出し。
血鮫魔女レゼナ:「ラングくんが悩んでいるように、ミレイユもきっと今頃悶々としている頃合いだろう」
血鮫魔女レゼナ:「二人でどうすればいいか、どうしたいかちゃんとお話しすることだね」
血鮫魔女レゼナ:「リタと自分の違いが分からないってんなら、リタを知らずに決められることでもない」
血鮫魔女レゼナ:「自分一人で何でもやらず、人を使うのが怪物じゃない人間の強さだぜ」
〝白狼酋長〟ラング:「そうか…………」
〝白狼酋長〟ラング:「…………」
〝白狼酋長〟ラング:普段よりさらに言葉少なく押し黙り、しばしの間、声も無く、
〝白狼酋長〟ラング:それからようやく口を開いた最初の言葉は、
〝白狼酋長〟ラング:「いや、アルワンが生殺しじゃないか……?」で、あった。
血鮫魔女レゼナ:「あたしは半分怪物なのさ」
血鮫魔女レゼナ:それはそれは、愉しそうな笑いであった。
〝白狼酋長〟ラング:「ひどい女だ」
〝白狼酋長〟ラング:「お前よりはまだ、俺やあれのほうがわかりやすくて優しいかもしれない」
血鮫魔女レゼナ:「半分ヒトなぶん、分かり辛くて性質が悪いのさ」
血鮫魔女レゼナ:「一緒に冒険するには、これで十分ってものよ」
血鮫魔女レゼナ:尾を抱きごろんと寝転がる。ラングを監視する必要はもうないだろう。
〝白狼酋長〟ラング:「寝るなら寝るでいい。寝てるなら聞こえないだろうからな」
〝白狼酋長〟ラング:「俺は正直、お前がうらやましいと思っていた」
〝白狼酋長〟ラング:「頭がいい。たくさんのことを知っている。言葉の使い方が上手い。〝半〟だから、普通の人間と居てもいい」
〝白狼酋長〟ラング:「俺ができることはお前もそこそこできるが、お前のできることを、俺はほとんどできない」
〝白狼酋長〟ラング:「もしお前が、俺と同じ男だったら……正直、すごく嫌いになってたと思う」
〝白狼酋長〟ラング:「こういうのを確か、嫉妬……と言うんだったか?」
〝白狼酋長〟ラング:「実を言うとまだ、少しだけそういう気持ちはあるんだ。あるんだが……」
〝白狼酋長〟ラング:「それよりも案外、お前が慎ましいというか……子供っぽくて、どうでもよくなった気がする」
〝白狼酋長〟ラング:「ちゃんと話してみるもんだな」
〝白狼酋長〟ラング:「……寝言だ。寝てるやつには聞こえないだろう」
血鮫魔女レゼナ:「すやすや……」
血鮫魔女レゼナ:耳が少し赤いが、反応しないのでぐっすり眠っていることだろう。
リタ:「……………………」
リタ:「……そろいもそろって思春期かっ」
リタ:耳は良いのだ。
探索2:Disturbing, obnoxious, unworthy pests
GM:……朝か昼か夜かもわからないが、とにかく目覚めの時間である。
GM:固い床は冒険者の常。雨風寒さがまるでないだけ、むしろ安宿より上等の寝床であったことだろう。
〝白狼酋長〟ラング:「おはよう」何事もない朝のように片手をあげる。
”星の尾”アルワン:「おはよう兄貴……元気? よく眠れた……?」
〝白狼酋長〟ラング:「なんだアルワン。化け物を見るような目をして」
”星の尾”アルワン:「結構元気そうだな」
”星の尾”アルワン:「しかし……う~ん……」じろじろとラングの全身を嘗め回すように見る。
"祓栗鼠" ミレイユ:ラングの姿を認め、少しだけ安堵したような表情を浮かべる
”星の尾”アルワン:「これでミレイユと……ええ~? 本当に……?」
”星の尾”アルワン:まだ実感が全然湧いていない。
"祓栗鼠" ミレイユ:「ア・ル・ワ・ン・さ・ん?」
"祓栗鼠" ミレイユ:少しドスの効いた声(当社比)でアルワンを威嚇する
〝白狼酋長〟ラング:「……………………」アルワンの顔を、心なしか哀れみを浮かべたような目で眺めて、
〝白狼酋長〟ラング:「一人になりたい時は言え。ミレイユとレゼナは引き留めておいてやる」
〝白狼酋長〟ラング:「あんまり度が過ぎると、ごまかしきれなくなるとは思うが……」
血鮫魔女レゼナ:「どうよ。弟分に優しいラングを呼び戻してやったぜ」
”星の尾”アルワン:「そう言う話じゃないし、今なんかヤバいんだよ!ミレイユが!」
〝白狼酋長〟ラング:「俺はそういう話をしてる」
”星の尾”アルワン:「恐竜より先にこっちに喰い殺されそうだ……あれ、リタは?」
〝白狼酋長〟ラング:「聞け」
〝白狼酋長〟ラング:「アルワンもレゼナも、俺とミレイユのことをやたら聞いてきたが……俺はお前達のことをあまり聞いてなかった」
〝白狼酋長〟ラング:「ミレイユのことも、そういえばあまり知らない。聞かなかったからだ」
〝白狼酋長〟ラング:「俺のことも、あまり話していない。聞かれたかもしれないが、俺からはそんなに言った覚えが無い」
”星の尾”アルワン:「……?」いつもと様子がちょっと違う。だが、思いつめたようなものではなく……むしろ、憑き物が落ちたような印象を受けた。
〝白狼酋長〟ラング:「だから今、順番にやり直していこうと思う。……ということで」
〝白狼酋長〟ラング:「アルワン。レゼナとはどこまで行ったんだ?」
”星の尾”アルワン:「何でそう言う話になンだよクソ兄貴ッ」
”星の尾”アルワン:「添い寝だよ添い寝!そ・い・ね!悪いかコラ!」
〝白狼酋長〟ラング:「……フッ」鼻で笑った。
"祓栗鼠" ミレイユ:「なっ……な、なんで真顔でそんなことを聞けるんですか……?!」 絶望の表情!
”星の尾”アルワン:「良いこと言うなと思ってだいぶジーンと来てたら……おい!いくら兄貴でも容赦しね~ぞ」
”星の尾”アルワン:(大体添い寝の次に何するかとか解らないんだよこっちはッ)
〝白狼酋長〟ラング:「俺が聞くのはダメで、お前達から良いというのは話が変だろう」
血鮫魔女レゼナ:「お前たちなんてことを言うんだ、ラングは真剣に考えているんだぞ?」
血鮫魔女レゼナ:めちゃくちゃ笑いの顔。
"祓栗鼠" ミレイユ:「真剣に考えた結果が?! この質問なんですか?!」
”星の尾”アルワン:「レゼナは絶対楽しんでるだろ……昨日変なこと吹き込んだな!?兄貴に!」
〝白狼酋長〟ラング:「……ちなみにレゼナからの言質は取ってある。寝顔を眺められてただけらしいな」
〝白狼酋長〟ラング:「お預けは……つらいな……」
”星の尾”アルワン:「おあ……」
血鮫魔女レゼナ:「人生相談だよ、前職は占い師なんだ」
〝白狼酋長〟ラング:「俺の場合は、辛いと、耐えられないと言った。それで、まぁ……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ラングさん、その言い方だとまるで……あっ」 むぐっと両手で自分の口を塞ぐ
〝白狼酋長〟ラング:「そういう間柄になった。もう感づいているんだろう」
”星の尾”アルワン:「……」がばりとラングに顔を寄せる。「今度……その……どうやって次の段階に進めばいいか……教えてくれない?」
”星の尾”アルワン:「何すればいいのか全然わかんないんだけど」
〝白狼酋長〟ラング:「レゼナに聞け。レゼナに教われ。あるいは襲われろ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「~~~~~」 口を塞いだまま、湯気が出そうな色になっていく
〝白狼酋長〟ラング:「……まぁ、レゼナも案外、そういうことは知らないのかもしれんが……知らないでもどうにかなるもんだ」
〝白狼酋長〟ラング:「どうにかなった、うん」
〝白狼酋長〟ラング:こくこく、とひとりうなずいて、
”星の尾”アルワン:「兄貴……そろそろミレイユが噴火して死にそうだ」
〝白狼酋長〟ラング:「大丈夫だ。あれくらいならまだ耐える」
”星の尾”アルワン:(そうか……”上限”を見たことがあるんだ……)
〝白狼酋長〟ラング:「……俺達は、お互いのことを割と知ってるはずだが、案外に知らない」
〝白狼酋長〟ラング:「お互いが何を知ってて何を知らないか……〝何〟が多すぎて、全部はわからないからだろうな」
〝白狼酋長〟ラング:「別に、何から何まで話せってことじゃない。寝床のことをあけすけに言う意味はあんまり無いんだ。たぶん」
〝白狼酋長〟ラング:「だからまぁ、意味のないことでちょっと飛び火したのは気にしないでおくとして……」
"祓栗鼠" ミレイユ:戦いの時よりも素早くラングさんの背後に回り込み、真っ赤になった顔を見られない位置で身体をぽこぽこ拳で叩いている
〝白狼酋長〟ラング:「改めて言う。俺は獣憑きだ。けれど祈る者を殺したことはない」
”星の尾”アルワン:「大分大火事になってた気もするけど……」笑う。「でも、確かに。俺も、もっと知りたい。レゼナのことも、兄貴とかミレイユのことも」
〝白狼酋長〟ラング:「祈らぬ者は、殺したこともある。冒険者がよく、旅の途中でそうするようにだ」
〝白狼酋長〟ラング:「祈る者を──人間をわざわざ殺したいと、思ったことはない。だが」
〝白狼酋長〟ラング:「ほしいものが、どうしてもほしくなって、無理矢理にでも自分のものにしたいと思ったことはある」
〝白狼酋長〟ラング:「それが獣憑きの〝邪悪〟なのだとしたら、俺は危ない生き物だ」
”星の尾”アルワン:首を振る。「それは……それは、俺も解るよ。俺も、そういう気持ちになったことくらい、ある」
〝白狼酋長〟ラング:「だよな」砕けた口調で
〝白狼酋長〟ラング:「よく考えるとたぶん、みんな、俺と同じくらい我慢してるんじゃないかと思う」
〝白狼酋長〟ラング:「俺がああなったのは、俺が獣憑きだからじゃないのかもしれない」
〝白狼酋長〟ラング:「……逆かもしれないが、それは今のところわからない。だからみんなにも、大目に見てほしい」
〝白狼酋長〟ラング:「俺はラング。獣憑きの戦士だ」
〝白狼酋長〟ラング:「いつまでそうするかは分からないが、もうしばらくは、お前達と旅をしていたい」
”星の尾”アルワン:「だったら……”俺たちの一党”のラングだろ。兄貴」
”星の尾”アルワン:どん、と分厚い革鎧に拳を突き出す。
”星の尾”アルワン:「しばらくなんてシケたこと言わないで、どうせなら一緒に北の果てまで行こう」
"祓栗鼠" ミレイユ:ひょこ、と背中側から顔を出す
"祓栗鼠" ミレイユ:「……二度と言わないでくださいね。自分が嫌われるとか、どこかに行くとか」
”星の尾”アルワン:「歓迎する」
”星の尾”アルワン:「って言っても、俺だけの判断じゃ決めきれないからな」肩を竦める。「ここは頭目に決めて貰うか」
〝白狼酋長〟ラング:「ああ。……だが、邪悪なものとか言うのに当たりが強いのは、上手く調整してほしい」
〝白狼酋長〟ラング:「俺にすっごく刺さる」
〝白狼酋長〟ラング:「なにせ他人事じゃないからな。文字通りの意味で」
"祓栗鼠" ミレイユ:「む…………」
〝白狼酋長〟ラング:「……そういえば」
〝白狼酋長〟ラング:きょろきょろと周囲を見回して、
〝白狼酋長〟ラング:「もう一人、他人事じゃないのはどこに行った?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……努力します」 もにょもにょと少し気恥ずかしそうに言う
血鮫魔女レゼナ:「気まずいから距離を取ってるのかも」
血鮫魔女レゼナ:「リター、時間取って悪かったねー」
〝白狼酋長〟ラング:「気まずい?」 なにが? とでも言い出しかねない顔をして復唱した。
GM:その直後、
小型の怪物:ベシャッ! と通路から投げ出される死体!
リタ:「まずい」
リタ:「ほんっっっっとうに不味いわこいつら……」
リタ:口元の血を、どこからか千切ってきた巨大な葉っぱで拭いながら現れる。
"祓栗鼠" ミレイユ:「……これは、純粋な好奇心からなのですが」 レゼナさんに視線を遣りながら
"祓栗鼠" ミレイユ:「その、味って……そんなに違うものなのですか?」
〝白狼酋長〟ラング:「そうなのか?」
血鮫魔女レゼナ:「そりゃもう。同じ人でも味変わるぐらいだからね」
”星の尾”アルワン:(俺のも不味いのかな……)
血鮫魔女レゼナ:「あんなに美味しそうだったミレイユはもう居ない……」ほろり
”星の尾”アルワン:「あっ……めっちゃ悲しんでる」
〝白狼酋長〟ラング:「……?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「えっ、そ、そうなの……ですか……?」
リタ:八つ当たりのように、小型恐竜の死体をげしげしと蹴りつけている。
”星の尾”アルワン:「あっ!死体をそんな風に扱うのは良くないぞ」
リタ:最後に一発、ボールにそうするような渾身のつま先蹴り!
小型の怪物:壁にめり込む死体!
リタ:「あぁ!?」ドスの利いた声。
”星の尾”アルワン:「そう怒るなよ……食いモンが不味くて苛立つのは解るけどさ……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「それより、昨日の恐るべき竜の姿はありませんでしたか?」
リタ:「あんたら、誰のせいだと────……ったく」
リタ:「出くわしはしなかったけど、たぶん近くにはいるわよ。痕跡がいくつもあった」
リタ:「おかげでこんな不味い蜥蜴しか、血袋が見つからなかったわ」
リタ:「……あぁ、ムカつく! さっさと行くわよ!」
リタ:足音も荒く、建物の奥へと歩き始める。
〝白狼酋長〟ラング:「同じ〝邪悪〟でも、あれは俺よりわかりやすいかもなぁ」その後ろ姿を見て、なにか独り合点している。
"祓栗鼠" ミレイユ:「あっ、もう先走って……仕方ありません、私たちも出立しましょう」
”星の尾”アルワン:「飯を満足に食えないのは、ちょっと不憫な気もするな……うーん……」
血鮫魔女レゼナ:「衝動を抑えられてる方だ、同情するよ」
血鮫魔女レゼナ:「長引くほど危険だってことでもある。早く探索を進めようぜ」
GM:2 敵だ!
3~5 探索は難航する 継戦カウンター+1……
6~11 探索は進む 進行度+1
12~ 幸運 進行+2!
GM:進行度は現在……3だ!
GM:またミレイユレゼナアルワンの順番で判定してもらおうかね
"祓栗鼠" ミレイユ:GS1 幸運リスー
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 4[2,2] → 5
"祓栗鼠" ミレイユ:ふえっ
血鮫魔女レゼナ:そんなー
”星の尾”アルワン:あんぎゃ~~
血鮫魔女レゼナ:GS
GoblinSlayer : (GS) → 10[6,4] → 10
”星の尾”アルワン:えらい
”星の尾”アルワン:GS 幸運
GoblinSlayer : (GS) → 11[6,5] → 11
”星の尾”アルワン:ヒョホホホ
GM:では……継戦カウンターが1増えて3。進行度は5で夜になるな
GM:──あなた達の探索は進む。
GM:迷宮というほどの入り組み方はしていないが、外部から入り込んだ巨木の根が進路を遮るなど、迂回を要求される場面は幾度かあった。
GM:それでも奥へ進むにつれ、やはりここは闇人の地下帝国なのだと明確に感じられるようになる。
GM:恐ろしい竜達の文化とはとうてい思えない残留物の数々。
GM:特にその中でも目を引くのは、壁に刻まれた文字と壁画である。
GM:……そうだな、かなり古めかしい文字や文体、言語なので、博識21に成功でもしないと正確には読めないだろうが、
GM:そうでなくても絵でなんとなくわかる。
GM:おそろしい怪物によって、この地はうち捨てられた。皆、死んで、わずかな者だけが外へ逃げたのだ。
リタ:「……………………」鼻を壁に擦り付けるような距離で、それを読みふけっている。
”星の尾”アルワン:「……読めるのか? リタ」
血鮫魔女レゼナ:「放棄されてから少なくとも大樹が通路を蝕むほど」
血鮫魔女レゼナ:「いっそ森人の領域のようだね。常若なる闇人が何故去ったのやら」
リタ:「…………」聞こえているのかいないのか、振り向きもせず壁画の前にいる。
リタ:或いは、読書を始めると周りの声が聞こえなくなるタイプなのかもしれないが、
リタ:どちらかと言えば、答えるのが面倒……という風情ではある。
"祓栗鼠" ミレイユ:「これだけの場所を作っておきながら、放棄せざるをえない程の脅威……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「となれば、あの恐るべき竜は闇人たちの『後から』現れたということになります」
"祓栗鼠" ミレイユ:「いったい何処からやってきたのでしょう」
”星の尾”アルワン:「闇人の吟遊詩人がここら辺をうろついてるって噂で聞いたことあるけど……”恐るべき竜”の話は、やっぱり耳にしたことないな」
GM:そうだな、ある程度以上の正確な情報を……となれば前述の通り、博識21で挑戦してもらおうか。
血鮫魔女レゼナ:GS10>=21
GoblinSlayer : (GS10>=21) → 10 + 11[5,6] → 21 → 成功
"祓栗鼠" ミレイユ:すご
血鮫魔女レゼナ:きょうりゅう博士かもしれん
"祓栗鼠" ミレイユ:GS8>=21 クリティカルしたらいける
GoblinSlayer : (GS8>=21) → 8 + 5[4,1] → 13 → 失敗
GM:うそじゃろ
"祓栗鼠" ミレイユ:きょうりゅうはかせ……!
GM:成功しないだろうとたかをくくっていたというのに
GM:では、えー
”星の尾”アルワン:GS4>=21
GoblinSlayer : (GS4>=21) → 4 + 6[1,5] → 10 → 失敗
”星の尾”アルワン:きょりゅ博士だ!!
GM:まずは、そうだな。文章の中にところどころ出てくる年号のようなものは、ある程度広い範囲で使われていた……つまりローカルな地方のものではないが、
血鮫魔女レゼナ:「クク、こういう壁画は肌で感じるものさ。ミレイユもほっぺを当ててみな」
GM:その年代は、軽く千年……下手をすればもっと前のものだ。
"祓栗鼠" ミレイユ:「こうですか……?」 白肌を壁画に押し当ててみる。むにゅっと頬が変形する
血鮫魔女レゼナ:「ひんやりして冷たいだろう」
血鮫魔女レゼナ:「それだけ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「…………」
”星の尾”アルワン:「…………」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……も、もうっ! からかわないでください!」 顔を赤くしている
GM:かつてこの地下帝国は、荒涼とした、寒く、かろうじて闇人達が生きていける程度の土地であった。
GM:……が、とある闇人が気づいた。太陽の光が届かないのに、この地は、極寒の地上よりはまだ暖かいのだ。
GM:その闇人は、極めて理性的に、熱源がどこかにあるのだと推測した。火の精霊が活発になる要因がどこかにあると。
GM:その闇人は、探し当てた。
GM:それから、薄暗く冷え冷えとしていた地下帝国は、光と、いずこのものともわからぬ植物に浸食され始めた。
GM:数十年か、数百年ほどして、見慣れない〝蜥蜴〟が現れた。
GM:闇人の時間感覚では〝あっという間に〟、出てくる蜥蜴が大きくなり始めた。
GM:それらが同胞を喰い、墓所の棺を置く箇所が、巨木の根に浸食され始めた時、ついに彼らは故郷を捨てることを決意した。
GM:……と、いう辺りだ。
GM:ところで壁画の中に、あなた達にも見覚えのある怪物の姿がある。
GM:デフォルメされていても一目瞭然だ。この地の暴君すら小さく見える異常巨体。手も足もなく、大地から突き出た姿。
GM:凍土の長虫。それが、〝恐ろしい竜〟に群がられ、食い殺されている。
GM:もっとも壁画に描かれた姿は、地上で見たものほどの巨大さではない。ここは温暖な地だからか?
血鮫魔女レゼナ:「……とまあ、こんなところさね」手で優しく撫でながら、いと古き世の話を諳んじた。
リタ:「……へぇ」
〝白狼酋長〟ラング:「うーむ。時間感覚がいちいち長すぎて想像がつかない」
〝白狼酋長〟ラング:「……だが、つまり……ここはこんな森じゃなかったというわけか?」
”星の尾”アルワン:「あの長虫を食料代わりにしてる奴ら……」首を捻る。「どうにも想像つかないけど」
血鮫魔女レゼナ:「ミレイユのほっぺ辺りからこの地は変わり始めたね」ぺちぺち。
"祓栗鼠" ミレイユ:「分かっててさせたんですか……?」 ジト目
血鮫魔女レゼナ:「"熱源"の活性化……言うなれば温暖化ってところか」
〝白狼酋長〟ラング:「暖かくなるのか……それは……いいことなんじゃないか?」
血鮫魔女レゼナ:「環境が変わればそこで暮らせる生き物も変わるのさ」
血鮫魔女レゼナ:「永劫の如き長き冬によって滅びたとされる恐るべき竜たち、そして彼らを養うだけの巨大な植物の実り」
血鮫魔女レゼナ:「温暖化によって育まれたものたちが、この地に住まう闇人や長虫を蹴散らした」
血鮫魔女レゼナ:「じゃあお次はどうなるか。前は長虫、最近はラプトル」
血鮫魔女レゼナ:「或いは温暖化さえもが、この火口からノール・ベイトに溢れるかもしれないよ」
”星の尾”アルワン:石壁の紋文をなぞりながらレゼナの説明を聞いていた。
"祓栗鼠" ミレイユ:「きっと、あらゆるものが様変わりするでしょうね」
”星の尾”アルワン:「あったかくなるだけなら大歓迎だけど……こいつらも地上に出て来るのは、ちょっと参るな」
リタ:「そしたら。大喜びする連中がいるんじゃないの?」
リタ:「頼まれもしないのに、ガチガチの地面にピッケル打ち込んでる開拓者気取りの連中とかさ」
血鮫魔女レゼナ:「竜司祭の聖地にもなるだろうね」
血鮫魔女レゼナ:「父祖との血沸き肉躍る闘争の時代じゃ、とかって蜥蜴人がわらわらと」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……最初から気になってたんですが、リタさん。冒険者、お嫌いですか?」
リタ:「あ?」
リタ:「……あー、そうね。あんたらも冒険者だったわね」
リタ:「私が知ってる冒険者っていうのは、どいつもこいつも面倒事に好んで首を突っ込むバカの群れ」
リタ:「あいつらは小鬼が大嫌いなくせに、小鬼が全く居なくなったら寂しがるようなバカよ」
”星の尾”アルワン:「まあ……」時々アールマスから来る観光気分の冒険者の姿を思い浮かべたりする。
リタ:「冒険者やるようなのは大体バカ。つまり、あんたらもバカ」
”星の尾”アルワン:「間違っちゃいないかもだけど」
〝白狼酋長〟ラング:「レゼナとミレイユは頭がいいぞ」
〝白狼酋長〟ラング:「アルワンのことは知らん」
”星の尾”アルワン:「兄貴?」
血鮫魔女レゼナ:「アルワンは……ね……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ラングさん、そういうことではなくて……」 困ったように笑う
リタ:「バカね」肩をすくめ、露骨なため息を吐く
”星の尾”アルワン:勝手に自分のことを一行の中で3番目くらいには頭が良いと思っていたのでショックを受けている。
血鮫魔女レゼナ:「まあ、頭が良いのに冒険者やってるやつはバカだよな」
リタ:「鏡って見たことある?」
血鮫魔女レゼナ:「どうにも写りが悪いもんで」鮫のような鋭い歯を見せて笑う。
リタ:「あんたは格子模様で鏡に映るのかもね。……で、そのバカな冒険者の一党は」
リタ:「仕事、終わったわね。分かったじゃない、長虫の出所」
血鮫魔女レゼナ:「そうなのよ。内容をある程度絞って書き置きを持ち帰ればOK」
血鮫魔女レゼナ:「リタのお陰で助かったよ。そっちの進捗はどうだい」
〝白狼酋長〟ラング:「……そういえばそうだ。帰れるんならだが」
〝白狼酋長〟ラング:「帰り方は知らないのか、リタ。俺は知らんぞ」
”星の尾”アルワン:「外でまだうろついてんだろ……あのバケモンが……」
リタ:「知ってりゃ一度逃げ帰って出直したいわね……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ラングさんが蹴り落とされてここに来たわけですしね……」
”星の尾”アルワン:「非常口とかないのかな。闇人なら作ってそうなもんだけど」
〝白狼酋長〟ラング:「帰り方知らないで俺を蹴り落としたのか……?」かわいそうなものを見る目
"祓栗鼠" ミレイユ:「小さな竜が地上まで来ていたということは、彼らが上がって来た道はあると思うのですが」
"祓栗鼠" ミレイユ:「手がかりと言えば、それくらいしか」
リタ:「……普通は双方向性の転移門なんて、出入り共通で作るか、近くに置くもんなのよ」
リタ:「けど、探す前に……あのデカいのが……」
リタ:「さすがにあれを仕留めるのは無理だわ。私があと4人くらいほしい」
”星の尾”アルワン:(4人いればいけるんだ……)
"祓栗鼠" ミレイユ:(5人いたら太刀打ちできる目算が……?)
血鮫魔女レゼナ:「あの咆哮を聞いちゃあ戦いの土台にさえ上がれないしねえ」
血鮫魔女レゼナ:「生物の頂点って感じだ」
〝白狼酋長〟ラング:「ああいうものと戦うのはやめておいた方がいい。危ない」
〝白狼酋長〟ラング:「……冒険者としてこういう事を言うのはなんだが」
〝白狼酋長〟ラング:「危ない橋を渡ってヒヤヒヤするより、俺はこの一党で安全に帰りたい」
〝白狼酋長〟ラング:「幸いここは狭い。あの巨体が入り込める場所じゃ」
GM:ところでみなさん
血鮫魔女レゼナ:おや、どうしたんだろう
GM:突然だが第六感判定をどうぞ。難易度は16だ。
"祓栗鼠" ミレイユ:GS13>=16 第六感
GoblinSlayer : (GS13>=16) → 13 + 8[6,2] → 21 → 成功
"祓栗鼠" ミレイユ:鋭敏リスー
血鮫魔女レゼナ:GS6>=16
GoblinSlayer : (GS6>=16) → 6 + 7[1,6] → 13 → 失敗
〝白狼酋長〟ラング:GS6
GoblinSlayer : (GS6) → 6 + 5[4,1] → 11
血鮫魔女レゼナ:ふつうシャーク
”星の尾”アルワン:GS11>=16
GoblinSlayer : (GS11>=16) → 11 + 7[1,6] → 18 → 成功
”星の尾”アルワン:ピキーン
GM:ふむ
GM:では
GM:その時だ。……特に予兆と呼べるようなものもない。大きな声を張り上げる間もなかろうが、
GM:危ない! と、ミレイユとアルワンの二人が判断したその直後、
暴君竜:巨大な顔が天井採光部の隙間からヌッと出てくる!
暴君竜:巨体頭突き!
暴君竜:GS
GoblinSlayer : (GS) → 6[5,1] → 6
GM:というわけでレゼナとラングには装甲有効の6点ダメージだ
"祓栗鼠" ミレイユ:うわーッ
血鮫魔女レゼナ:うぎゃーっ
〝白狼酋長〟ラング:すまない。防具装甲3に鎧技能と鋲付き鎧下で装甲6なんだ……
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナの負傷数を2増加(0 → 2)
血鮫魔女レゼナ:頭突きなら装甲4点だねえ
"祓栗鼠" ミレイユ:かたぁい
”星の尾”アルワン:かたすぎ
暴君竜:じゃあラングは鼻面で押されてちょっとよろける感じです
暴君竜:レゼナはたぶん軽い打撲
GM:あっ獣人の野生あるんじゃねえかこのシャーク たしかに打属性なので装甲4です
暴君竜:「GYAOOOOOOOOOOO!!!!」
〝白狼酋長〟ラング:「どわあぁっ!?」
〝白狼酋長〟ラング:おもいっきり突き飛ばされて床に転がる! 立ち上がって即座に後ずさり!
血鮫魔女レゼナ:「おおっとぉ!?」衝撃に大きな身体を転がされる。
"祓栗鼠" ミレイユ:「ご無事ですか……?!」
暴君竜:ガチン! ガチン! 鋭い牙が虚空を噛む!
暴君竜:首の角度を変えるには狭い隙間だったのが幸いし、牙は誰にも届かない!
血鮫魔女レゼナ:「顎人の戦士だ、つば付けときゃ直る、が」
リタ:「……追加6人くらいに日和っていい……?」
”星の尾”アルワン:「レゼナ、兄貴!大丈夫か!? って言うか、上からも来るのかよ……!」
リタ:部屋の隅に背中を押しつけるように対比している。
"祓栗鼠" ミレイユ:「嗅覚も優れているようですね……私たちを追ってきたのでしょうか……?」
暴君竜:「GURUU…………」
血鮫魔女レゼナ:「図体の割にしつこいね!」
”星の尾”アルワン:「いつまでもここに閉じこもってられないぞ、これ」
血鮫魔女レゼナ:「よく見りゃ手がちっちゃいな。器はあれぐらいか」
暴君竜:しばらく恨めしそうにあなた達を睨んでいたが、やがて巨大な頭が窓の外へ抜けて、
暴君竜:ずしん ずしん 足音と共に遠ざかっていく。
血鮫魔女レゼナ:「……行った?」
〝白狼酋長〟ラング:「やめておけレゼナ。あいつが聞きつけて腹を立てたら困る」
〝白狼酋長〟ラング:「……行った、と思いたい。そして困ったことが増えた」
〝白狼酋長〟ラング:「少なくともこの部屋は、休憩スペースにはならないってことだ」
血鮫魔女レゼナ:「楽園を求め、再びの逃避行かい」
血鮫魔女レゼナ:「リタがあと6人欲しいねぇ……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「いつまでも隠れているというわけにもいきませんし、どうにか地上へ戻る手段を探さないと」
リタ:「闇人の建築物でしょ。陰湿な内乱に備えて、抜け穴のひとつくらいあるわよ。……たぶん」
リタ:「ほら、キリキリ探しに歩き回りなさいよ。斥候の仕事でしょ」
リタ:冒険者嫌いが、冒険者のような口を利いた。
GM:……というわけで、再びの探索チャートだ
GM:3~5 探索は難航する 継戦カウンター+1……
6~11 探索は進む 進行度+1
12~ 幸運 進行+2!
イベント 2(済)/4(済)/6
GM:こげな具合だな ミレイユレゼナアルワンの順で……ミレイユが一発で仕留めれば6に届くのか
”星の尾”アルワン:うおー
GM:では早速挑んでもらおう
"祓栗鼠" ミレイユ:私からかな
”星の尾”アルワン:いけっヴォーパルリスー
"祓栗鼠" ミレイユ:GS1 幸運リスー
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 6[5,1] → 7
"祓栗鼠" ミレイユ:ふ……
血鮫魔女レゼナ:さすがリスー
”星の尾”アルワン:しゃいっ
GM:今回ミレイユが恐ろしくつよい
GM:では、進行度が6になり
GM:……明かり取りの屋根が少なくなってきた。
GM:それでもまだ、たいまつの火が必要な状況ではないが、
GM:通路も狭く、まっすぐになり、分岐もほぼ無くなってきた。
GM:つまり──〝最奥の一室〟へ向かう通路に頻出の構造である。
GM:そういう推察の通り、少し長い通路の奥に、重々しい両開きの扉がある。
GM:石削りの細工には埃が積もっているが、神経質なまでに過密な繊細さの彫刻が施された扉だ。
GM:そうだな、この場合……純粋な技量反射で判定してもらおうか
GM:技量反射、難易度13をどうぞだ
”星の尾”アルワン:GS10>=13
GoblinSlayer : (GS10>=13) → 10 + 8[3,5] → 18 → 成功
"祓栗鼠" ミレイユ:GS9>=13 リスッ
GoblinSlayer : (GS9>=13) → 9 + 5[3,2] → 14 → 成功
”星の尾”アルワン:うっしゃい
〝白狼酋長〟ラング:GS7>=13
GoblinSlayer : (GS7>=13) → 7 + 5[2,3] → 12 → 失敗
〝白狼酋長〟ラング:わからない……
血鮫魔女レゼナ:GS5>=13
GoblinSlayer : (GS5>=13) → 5 + 7[2,5] → 12 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:惜しい
血鮫魔女レゼナ:だめぽ
GM:では高感度ビクビク組は、扉の向こうから声がするのを、少し離れた場所でも聞き取れる。
GM:会話の声ではない。すすり泣くような男性の声だ。
"祓栗鼠" ミレイユ:「…………! 奥に、誰かいる……?」
血鮫魔女レゼナ:「ええ?」
血鮫魔女レゼナ:「あたしは聞こえないけど……霊感高い方?」
リタ:「霊感の問題じゃなさそうだけど?」
”星の尾”アルワン:「聞こえる」迷いなく言い切る。
”星の尾”アルワン:「音だ。声がする。たぶん男」
”星の尾”アルワン:「泣いてる」
〝白狼酋長〟ラング:「聞こえない……」頭上の耳がぺたんとなっている
〝白狼酋長〟ラング:「……が、ミレイユとアルワンが言うならそうなんだろう。誰だ?」
”星の尾”アルワン:「解らない、けど……」「こんな状況で地底に居る奴、無関係に思えない」
"祓栗鼠" ミレイユ:少し逡巡してから、少し声を張る
"祓栗鼠" ミレイユ:「どなたか、扉の向こうにいらっしゃるのですか?」
GM:……泣き声が、止む。
リタ:「……あんた、一党の頭目で斥候よね?」
リタ:「見直したわー。ずいぶん豪胆じゃない。……あちらさん、聞こえたみたいよ」
GM:がしゃん がしゃん 金属鎧を着て歩くとこういう音が鳴る。
GM:扉の向こうから、そういう音がする。
血鮫魔女レゼナ:「頭目が声を張った後だ、身体を張る準備はしておこうかね」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……私たちが進む道は、どちらにせよここしかありません」
"祓栗鼠" ミレイユ:「であれば、早いか遅いか、の話です」
”星の尾”アルワン:鋼鉄の拳具を構える。
GM:ぎぎぃ……
GM:扉が向こうから押し開けられる。
リタ:「あ、そ」
リタ:「……私だったらこんなシチュエーション、むちゃくちゃ不機嫌になって出てくるけど」
リタ:「あっちの死体はどうなのかしらね」
骸骨:「ううぅ……」
”星の尾”アルワン:「げ、げげっ」
骸骨:扉を押し開けて姿を現したのは、重武装の……スケルトンだ。
"祓栗鼠" ミレイユ:警戒していたのは、扉の向こうの存在よりも扉そのもの。闇人の遺した遺構だ、罠があって然るべきだと思っていた。
"祓栗鼠" ミレイユ:向こうから開いた扉に、僅かに安堵の溜息を吐く。
骸骨:鎧。盾。剣。いずれも朽ち果ててはおらず、十分に手入れの施されたもの。
骸骨:手入れ? 誰が?
骸骨:決まっている。使い手たるこの骸骨の他に、それを成し得る者はいない。
骸骨:「うぅ……ううぅ……」
"祓栗鼠" ミレイユ:罠のようなひどく理不尽なものでなく──戦えるのであれば、この四人が敗北する道理はないと思っているのだ。
骸骨:「悔しい……」
骸骨:「悔しい……!」
”星の尾”アルワン:「な、何が……?」
GM:……怪物知識判定をどうぞ。難易度は15だ
"祓栗鼠" ミレイユ:GS11>=15 怪物知識
GoblinSlayer : (GS11>=15) → 11 + 7[4,3] → 18 → 成功
血鮫魔女レゼナ:GS10>=15
GoblinSlayer : (GS10>=15) → 10 + 5[4,1] → 15 → 成功
”星の尾”アルワン:GS10>=15 怪物知識
GoblinSlayer : (GS10>=15) → 10 + 4[1,3] → 14 → 失敗
”星の尾”アルワン:ああ~ッ
GM:安定して強いな
GM:ならば、これがどういうものかは理解できる。
■死霊の騎士
アンデッド6 生命力39 呪文抵抗17(GS10) 移動力20 先制力GS1 知能:人並み モラルGS8>=13
武器 達成値18(GS11) 投擲10m 威力2d6+5 斬
回避15(GS8) 盾受け19(GS12)/5 装甲5 支援:威力、装甲+3 5m
「ボス」統率者3
「2回行動」武器2回、または武器と呪文1回ずつを行える。
「完全耐性(毒、病気、精神)」毒、病気、精神のダメージや効果を一切受けない。
「刺に強い」+3 刺属性に対し装甲+3。
「奇跡」4レベル 達成値16 呪文使用回数3回
《沈黙》《小癒》《看破》
「魔法視覚」視覚に関する不利な効果を受けない
「呪文偏向」呪文攻撃に盾受けを行える。
■骨と魂だけになりながらも再び立ち上がったかつての聖騎士。
その身を衝き動かすのは、生前に果たせなかった使命への妄執である。
長剣、騎士盾を持っている。
骸骨:死して尚……脳髄すら塵に還ろうとも、魂で記憶し思考するアンデッド。
骸骨:それが、こいつだ。
GM:かちゃっ かちゃっ かちゃっ
GM:少し遅れて扉の向こうから、こちらは鎧の無い……シンプルな骸骨兵。
■盾骨人
アンデッド2 生命力18 呪文抵抗12 移動力10 先制力4 知能:命令による モラルGS10>=13
粗悪な武器 達成値12 投擲10m 威力1d3+1 回避10 盾受け14/3 装甲4 支援:装甲+3 5m
「完全耐性(毒、病気、精神)」毒、病気、精神のダメージや効果を一切受けない
「魔法視覚」視覚に関する不利な効果を受けない
■盾を掲げた骸骨。
戦人だった記憶の残滓があるのか、多少は盾の扱いを覚えている。
円盾を持っている
骸骨:「悔しい……悔しい……!」
骸骨:「この墓所を……父祖の魂を……守り通すことさえできずに……」
骸骨:「なにもなせずに死んでいくなど……」
骸骨:「悔しい……!」
リタ:「……………………」
〝白狼酋長〟ラング:「どうする。……ミレイユにも聞いてるが、レゼナにも、アルワンにも聞いている」
〝白狼酋長〟ラング:「俺達はもしかして、墓荒らしと間違えられてるんじゃないかと思うんだが」
血鮫魔女レゼナ:「それもまた冒険者の仕事じゃあるが」
血鮫魔女レゼナ:「冒険者ってだけじゃないからな、ウチのミレイユは」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ええ……巡礼神官でもある身の上」
"祓栗鼠" ミレイユ:「還ることのできずにいる魂を祓うのも、私の務めです」
”星の尾”アルワン:「誰だって……帰れないのは寂しいよな」
”星の尾”アルワン:「こいつにも家があったんだ。帰らせてやろう」
"祓栗鼠" ミレイユ:ずぐ、ずぐ、と胸の痕が熱く燃える。
骸骨:すすり泣く声と裏腹に、歩みは力強い。スケルトンらしからぬ、まっすぐに背筋の伸びた歩みだ。
骸骨:盾を前面に、剣を引く。半身になる、。
骸骨:鎧で体を守り、急所は盾で二重に防ぐ。奇をてらわない正道の剣術の構え。
血鮫魔女レゼナ:「騎士さまの相手だ、気合入れていかなきゃねえ」
"祓栗鼠" ミレイユ:「技量持つ騎士の果てです。そこらの骸骨兵とは格が違う」
"祓栗鼠" ミレイユ:「こちらも、本気で手合わねば」
GM:君達の戦い方と、この騎士との戦い方を考えれば、配置はもう決まっているだろう。
GM:5m:死霊の騎士 盾骨人1~6
0m:ミレイユ レゼナ アルワン ラング
GM:……ああ、いや
リタ:「……バカバカしい」
リタ:NPCカード:リタ
行動値12
「牙」 レベル6以下のモブエネミー1体を死亡させる。
【???】
”星の尾”アルワン:うおおおおお!?!?
リタ:ぱきぃっ
リタ:乾いた音が鳴る。
GM:骸骨騎士が率いてきた戦士の一体が、リタの牙にかみ砕かれた音だ。
リタ:「美味いとか不味いとかじゃなくて、可食部が無いわ……」
血鮫魔女レゼナ:「骨髄もすっかり朽ち果ててるねぇ」
リタ:「あんたもやってみたら? 最悪な気分になるから」
リタ:「……けど、ま。ここ、墓地だし、ちょうどいいんじゃない?」
リタ:「私の非常食が減らない程度に、適当にやったげる」
GM:……さて、戦闘開始の前に。
GM:確かに今回、夜パートで休憩はあった。……が!
GM:この異常空間での回復は十全には行えない、と判断する。妥当なラインとしては……
GM:消耗回復3くらいか
GM:……ん?
GM:いやそもそもこいつらあんまり戦力減ってねえな……?
"祓栗鼠" ミレイユ:なるほど 呪文回数の回復までは至らないと
GM:そうね
GM:メタいことを言うと、完全回復に至ってしまうと
GM:雑魚戦によりリソースを削っていくこのゲームのシステムが悲しみに呉れる
”星の尾”アルワン:妥当!!
血鮫魔女レゼナ:まあこんな状況ではゆっくり休んでいられないわね
"祓栗鼠" ミレイユ:では消耗の回復はいただきましょう
"祓栗鼠" ミレイユ:"祓栗鼠" ミレイユの消耗を2減少(2 → 0)
”星の尾”アルワン:消耗3回復し0に
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナの消耗を-1増加(1 → 0)
GM:ということで、登場した盾骨人6番が瞬殺されて消えつつ
ラウンド1
GM:行動順決定だ!
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナのイニシアチブを2D6(→ 2)に変更(6 → 2)
血鮫魔女レゼナ:ふええ
"祓栗鼠" ミレイユ:"祓栗鼠" ミレイユのイニシアチブを2D6(→ 8)に変更(6 → 8)
骸骨:部下の骨どもは4で統一する
GM:死霊の騎士のイニシアチブを2D6+1(→ 7)に変更(0 → 7)
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンのイニシアチブを2D6(→ 2)に変更(6 → 2)
”星の尾”アルワン:ギャ!!
GM:ふむ
"祓栗鼠" ミレイユ:二人とも……
GM:では手番は……ミレイユからか
"祓栗鼠" ミレイユ:「紅蓮の嚆矢」を宣言 サ225 先制判定後、矢や投擲武器を1使用して味方の先制力+1~3、敵の先制力-1~-3
”星の尾”アルワン:あっ嘘 機先あるから4です
"祓栗鼠" ミレイユ:死霊の騎士を4に下げ、レゼナさんを5に上げます
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナのイニシアチブを5に変更(2 → 5)
”星の尾”アルワン:よしよし
"祓栗鼠" ミレイユ:死霊の騎士のイニシアチブを4に変更(7 → 4)
"祓栗鼠" ミレイユ:バトルしな
骸骨:こやつめ……
骸骨:GS1 イニシバトル
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 7[6,1] → 8
”星の尾”アルワン:BATTLE
”星の尾”アルワン:2d6+2
GoblinSlayer : (2D6+2) → 4[2,2]+2 → 6
"祓栗鼠" ミレイユ:4は死霊騎士>アルワン>盾骨人1~5ね
GM:そうなるな
GM:なのでミレイユラングレゼナの順に手番だ
”星の尾”アルワン:いけーっ
"祓栗鼠" ミレイユ:では……主動作で「変身」を宣言。「破邪顕正状態」となり、全ての吸血鬼技能を使用可能とし、すべての判定に冒険者Lvの半分(2)をボーナスとして得る。
血鮫魔女レゼナ:スーパーミレイユだ
"祓栗鼠" ミレイユ:(変身BGM)
〝白狼酋長〟ラング:お……俺も変身した方がいいのか……?
”星の尾”アルワン:2号ライダーだ
〝白狼酋長〟ラング:普通に動いたほうが絶対にいいな
"祓栗鼠" ミレイユ:かしこい
〝白狼酋長〟ラング:じゃあせっかくだから片手半剣を両手に1本ずつ持って
〝白狼酋長〟ラング:二刀流と強打攻撃・斬を適用して、盾骨人4と5を攻撃しよう
〝白狼酋長〟ラング:あ、だめだ。初歩じゃん二刀流
〝白狼酋長〟ラング:素直に1本持ちで5番やります
〝白狼酋長〟ラング:GS15
GoblinSlayer : (GS15) → 15 + 8[2,6] → 23
骸骨:部下の盾受けは14,失敗だ
〝白狼酋長〟ラング:2d6+9+3d6
GoblinSlayer : (2D6+9+3D6) → 4[2,2]+9+6[3,1,2] → 19
GM:盾骨人_5の負傷数を15増加(0 → 15)
〝白狼酋長〟ラング:一発で落とせないか……
”星の尾”アルワン:でもでかい!
GM:そしてアルワン!
血鮫魔女レゼナ:あたしだぜ!
"祓栗鼠" ミレイユ:やっちゃってください!
”星の尾”アルワン:いけーっ
血鮫魔女レゼナ:大剣を持って《火球》 p316。死霊の騎士を中心点に球状範囲に火属性ダメージ。
GM:レゼナだすまぬ
血鮫魔女レゼナ:GS12>=10
GoblinSlayer : (GS12>=10) → 12 + 11[6,5] → 23 → 成功
血鮫魔女レゼナ:おしい
骸骨:GS10>=23 ていこう
GoblinSlayer : (GS10>=23) → 10 + 5[1,4] → 15 → 失敗
骸骨:部下は12だ……
血鮫魔女レゼナ:抜きな……テメエの【呪文偏向】を……
骸骨:GS12 呪文変更
GoblinSlayer : (GS12) → 12 + 3[2,1] → 15
血鮫魔女レゼナ:まあそういうこともある
骸骨:これ行使判定側が受動側になるから判定の表記が面倒だけど
骸骨:そういうことがどうでもよくなる出目だった
血鮫魔女レゼナ:4d6+4
GoblinSlayer : (4D6+4) → 9[3,4,1,1]+4 → 13
血鮫魔女レゼナ:1d+13 聖騎士
GoblinSlayer : (1D6+13) → 5[5]+13 → 18
血鮫魔女レゼナ:ぱっとしない火力
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナの残呪文使用回数を1減少(3 → 2)
GM:死霊の騎士の負傷数を13増加(0 → 13)
"祓栗鼠" ミレイユ:祈念する?
GM:盾骨人_1の負傷数を9増加(0 → 9)
血鮫魔女レゼナ:まあ構うまいよ
GM:盾骨人_2の負傷数を9増加(0 → 9)
GM:盾骨人_3の負傷数を9増加(0 → 9)
GM:盾骨人_4の負傷数を9増加(0 → 9)
GM:盾骨人_5の負傷数を9増加(15 → 24)
GM:5番が落ちた
”星の尾”アルワン:よし!
骸骨:むむむ……だが手番がようやく回ってきたぞ
”星の尾”アルワン:こっからパラディンのターンか
骸骨:まずは骨盾人1~3を統率。支援効果を受け取る
血鮫魔女レゼナ:カチカチ
"祓栗鼠" ミレイユ:支援効果がデカ過ぎる
骸骨:その上で「2回行動」武器2回、または武器と呪文1回ずつを行える。
”星の尾”アルワン:ゲゲーッ
骸骨:もちろん1回目は……《沈黙》!
骸骨:達成値16、自分を中心とした半径10mは静寂に包まれるぜ
”星の尾”アルワン:ぎゃあ~~~!!
骸骨:「夜の御方よ痛みの母よ、叫びと嘆きをしじまの内へ」
骸骨:そして2回目のパンチは……誰にしようかな
骸骨:1d3
GoblinSlayer : (1D3) → 3
骸骨:アルワンだ
骸骨:GS11 武器攻撃!
GoblinSlayer : (GS11) → 11 + 5[1,4] → 16
”星の尾”アルワン:ウオオ回避!魔法の布鎧くん助けて!
”星の尾”アルワン:GS16>=16
GoblinSlayer : (GS16>=16) → 16 + 5[4,1] → 21 → 成功
”星の尾”アルワン:ギャ ヒ
”星の尾”アルワン:あっ嘘 布鎧合わせてGS15です……とはいえ成功
骸骨:……やっぱりこいつら物理に対して強すぎるなぁ!
骸骨:攻撃スカです
骸骨:盾骨人4,殴るな。お前動いてもカウンターとかで死ぬから……
骸骨:近くにいて盾構えてて……
GM:なのでアルワンの手番だ
"祓栗鼠" ミレイユ:盾骨人くん……
”星の尾”アルワン:うおおおおおおお
”星の尾”アルワン:沈黙されてるから
血鮫魔女レゼナ:(大剣素振り)
”星の尾”アルワン:鉄拳で【薙ぎ払い】を宣言!
”星の尾”アルワン:対象は盾骨人2~4!
骸骨:部下は盾受け14統一だ
”星の尾”アルワン:GS8>=14
GoblinSlayer : (GS8>=14) → 8 + 5[4,1] → 13 → 失敗
”星の尾”アルワン:ここに【無念無想】!
”星の尾”アルワン:達成値に+5点し、達成値は18。
”星の尾”アルワン:ダメージイクゾッ
”星の尾”アルワン:1d6+2d6+7
GoblinSlayer : (1D6+2D6+7) → 1[1]+5[2,3]+7 → 13
”星の尾”アルワン:装甲有効13点をくらえーっ
GM:盾骨人_2の負傷数を9増加(9 → 18)
GM:盾骨人_3の負傷数を9増加(9 → 18)
GM:盾骨人_4の負傷数を9増加(9 → 18)
”星の尾”アルワン:はあはあはあはあ
GM:……絶妙にジャストの値で仕留めやがったな
”星の尾”アルワン:あっぶね~~~~
"祓栗鼠" ミレイユ:流石~
GM:これで継戦カウンターが4になりつつラウンド終了処理がある人はそれをしつつ
ラウンド2
GM:行動順!
GM:死霊の騎士のイニシアチブを2D6+1(→ 4)に変更(4 → 4)
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンのイニシアチブを2D6+2(→ 11)に変更(4 → 11)
”星の尾”アルワン:おりゃああああああああ
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナのイニシアチブを2D6(→ 3)に変更(5 → 3)
血鮫魔女レゼナ:ふええ take2
"祓栗鼠" ミレイユ:死霊の騎士のイニシアチブを2D6(→ 6)に変更(4 → 6)
血鮫魔女レゼナ:裏切りの仔牛
GM:加速してしまった
"祓栗鼠" ミレイユ:あとラングさん次第で牛を決める
GM:〝白狼酋長〟ラングのイニシアチブを2D6(→ 5)に変更(6 → 5)
"祓栗鼠" ミレイユ:「紅蓮の嚆矢」を宣言 サ225 先制判定後、矢や投擲武器を1使用して味方の先制力+1~3、敵の先制力-1~-3
"祓栗鼠" ミレイユ:死霊騎士を1に、レゼナさんを6に
"祓栗鼠" ミレイユ:死霊の騎士のイニシアチブを1に変更(6 → 1)
"祓栗鼠" ミレイユ:自分のイニシアチブ死霊騎士名義で振ってしまってる 6です
GM:さて、手番は……アルワンだな!
”星の尾”アルワン:ウオオオオオ
”星の尾”アルワン:先に盾骨人の方を片付けるか…………
"祓栗鼠" ミレイユ:リタのNPCカードってもう使えないのかな
”星の尾”アルワン:【薙ぎ払い】を使用。死霊の騎士と盾骨人を対象に。
GM:そうだわ
GM:自分で用意したギミックを自分で忘却してたわ
リタ:「牙」 レベル6以下のモブエネミー1体を死亡させる。
"祓栗鼠" ミレイユ:もしまた使えるなら盾骨人1を斃してもらって、本体に集中できるかも
”星の尾”アルワン:おっありがて~~
リタ:これで盾骨人1を排除するわよ
”星の尾”アルワン:リタ!頼んだ!
血鮫魔女レゼナ:カルシウムバキバキ
”星の尾”アルワン:ということで盾骨人を素殴りシマス
”星の尾”アルワン:アンデッドには七孔噴血意味ねえんだよな…………
"祓栗鼠" ミレイユ:死霊騎士?
”星の尾”アルワン:あっそう 死霊騎士!
"祓栗鼠" ミレイユ:死体蹴りアルワンではなかった(元々死んではいる)
”星の尾”アルワン:GS14 おりゃ~~
GoblinSlayer : (GS14) → 14 + 7[5,2] → 21
”星の尾”アルワン:ここに無念無想!達成値は26。
骸骨:GS12>=26 盾受け!
GoblinSlayer : (GS12>=26) → 12 + 6[1,5] → 18 → 失敗
GM:効力値じゃなく達成値を伸ばしてくるの凶悪
”星の尾”アルワン:3d6+2d6+7
GoblinSlayer : (3D6+2D6+7) → 11[5,1,5]+7[1,6]+7 → 25
”星の尾”アルワン:オリャ~~ 装甲有効
GM:死霊の騎士の負傷数を20増加(13 → 33)
骸骨:おっかしいなぁ!
"祓栗鼠" ミレイユ:もう少し!
骸骨:レベル6ボスなんだけどなぁ!
GM:そして手番ミレイユか
"祓栗鼠" ミレイユ:《解呪》できないねぇ
"祓栗鼠" ミレイユ:主行動で「魔法の曲刀+1」による《舵切り》【斬落攻撃:熟練】 サ211・基264 消耗1 2d6を3回振る 命中判定10以上で大成功、4以下で大失敗 対象は死霊騎士
"祓栗鼠" ミレイユ:攻撃前に【死角移動:熟練】を宣言 基267 対象は移動妨害判定を行う。勝利するとこの手番対象への近接・遠距離命中判定[+6] 成否に関わらず対象の前まで移動し、次の自分の手番まで回避・盾受け判定[-2]
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(14+2+6+2+1) 移動妨害への対抗判定 破邪顕正+超反射
GoblinSlayer : (GS25) → 25 + 6[4,2] → 31
"祓栗鼠" ミレイユ:もう仲間もいまい
骸骨:e-to
骸骨:GS12>=31
GoblinSlayer : (GS12>=31) → 12 + 8[5,3] → 20 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6+2)#4@10 命中(曲刀) 死角移動成功時+破邪顕正 1回目
GoblinSlayer : (GS23#4@10) → 23 + 5[1,4] → 28
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6+2)#4@10 命中(曲刀) 死角移動成功時+破邪顕正 2回目
GoblinSlayer : (GS23#4@10) → 23 + 7[3,4] → 30
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6+2)#4@10 命中(曲刀) 死角移動成功時+破邪顕正 3回目
GoblinSlayer : (GS23#4@10) → 23 + 11[6,5] → 34 → 大成功
"祓栗鼠" ミレイユ:3回目選択。
”星の尾”アルワン:うおおおおお
血鮫魔女レゼナ:やりたい放題しとる
"祓栗鼠" ミレイユ:4d6+1d6+4+5 斬属性ダメージ(曲刀) 装甲有効
GoblinSlayer : (4D6+1D6+4+5) → 11[3,3,2,3]+6[6]+4+5 → 26
"祓栗鼠" ミレイユ:4d6 追加ダメージ(装甲無効)
GoblinSlayer : (4D6) → 12[1,5,1,5] → 12
”星の尾”アルワン:あーもうめちゃくちゃだよ
骸骨:細かい計算とかもう要らんな……
骸骨:死ぬよ! 死んでるけど!
"祓栗鼠" ミレイユ:解呪!(物理)
血鮫魔女レゼナ:「ミレイユ!盾持ちは任せな、本分を示してくれ」
血鮫魔女レゼナ:大剣を肩に担ぎ、迎撃姿勢を取りながら片手で呪印を組む。
骸骨:「《夜の御方よ痛みの母よ、叫びと嘆きをしじまの内へ》──」
血鮫魔女レゼナ:「H、O、T!」昂る火玉を叩きつけ、分厚い防衛陣に孔を空ける!
骸骨:「《沈黙》」
骸骨:詠唱の完了が一瞬遅れる。炸裂する火玉。
骸骨:苦痛の声は上げない。代わりに、すすり泣くような声が続いている。
骸骨:声?
骸骨:静寂の中だ。聞こえるはずもない。
”星の尾”アルワン:「 ?」
骸骨:ならばこれはきっと、声帯が喉を震わせて生じる、物理的な音ではないのだろう。
”星の尾”アルワン:発話しようとし――遅れて、呪文の詠唱が叶わないことに気付く。
"祓栗鼠" ミレイユ:(これでは、《解呪》はおろか《小癒》も……!)
”星の尾”アルワン:治癒は不可能だ。ならば、残った道は一つ。
”星の尾”アルワン:(倒し切る)
〝白狼酋長〟ラング:剣を振る。盾の上から思い切り殴りつける。……音が鳴らない。
”星の尾”アルワン:(傷を負う前に――)
〝白狼酋長〟ラング:その一撃の衝撃がどの程度のものかは、損傷の分かりづらい盾持ちの骸骨を観察する他に無い。
”星の尾”アルワン:言語よりも思考よりも早く、風の精霊はその想いに応えた。
”星の尾”アルワン:一つ。ラングが殴り飛ばした骸骨を蹴り飛ばし、完全に粉砕。
”星の尾”アルワン:二つ。宙返りからの踵落とし。火球で焼け焦げた頭骨を蹴り砕く。
”星の尾”アルワン:三つ、四つ。着地の瞬間に足払いをかけ、体制が崩れた骨共に浴びせ蹴り。
”星の尾”アルワン:瞬時に、四つの電光が瞬いたように見える。まさしく音もなく、ただ骨と盾の残骸が無残に散らばる。
骸骨:音の無い世界の中、すすり泣き続けながら騎士が馳せる。
骸骨:正道の剣術。突き。装甲の薄い関節部を狙う動き──肘の裏!
”星の尾”アルワン:雷を纏った瞳が揺れる。瞳孔が揺れ動くと同時、腕を折り曲げる。
”星の尾”アルワン:刃が挟まれ、その動きが須臾の間止まった。肘の裏から薄く血が溢れるが、
”星の尾”アルワン:「――」
”星の尾”アルワン:それは組討ちの領域でもある。露出している膝蓋骨をお返しとばかりに踏み蹴り、逆方向に捻じ曲げることで離脱。
”星の尾”アルワン:ぶ っ
”星の尾”アルワン:高速機動と思考の代償。夥しい量の鼻血が流れる。
”星の尾”アルワン:(む り)口をパクパクさせながら、両腕で×サインを作って。
”星の尾”アルワン:(あと たのむ)
”星の尾”アルワン:そのまま仰向けにひっくり返る。
骸骨:死体の強みは、痛みを感じぬことだ。
骸骨:破損箇所は構造的に組み直せば十分に動ける。……たかが、片足程度。
骸骨:目の前で敵が倒れ伏す。──好機!
骸骨:振り上げた剣を逆手に持ち替え、とどめを刺さんと──
血鮫魔女レゼナ:アルワンをカバーする位置に構え、静止。
血鮫魔女レゼナ:ここから先は彼女の出番だ。
"祓栗鼠" ミレイユ:(──遍くを照らす陽光よ、我に邪を祓う形を齎し給え)
"祓栗鼠" ミレイユ:太陽神に希う声は、《沈黙》に溶けて消える。しかし、それは呪文ではない──秘めたる姿へ変わるための、形式ばった言葉でしかない。
"祓栗鼠" ミレイユ:故に、願いは聞き届けられる。髑髏の仮面で右半面を覆った、麗しい薔薇装束の少女が顕正する。
"祓栗鼠" ミレイユ:薄暗い地下にあっても燦々と光を纏うような姿が、ふつ、と掻き消え、
"祓栗鼠" ミレイユ:騎士の眼前に現れるまで、数秒を要しない。"昼歩く者"としての本性を露わにした時、少女は更に疾くなる。
"祓栗鼠" ミレイユ:(──遍くを照らす陽光よ、魂を導く一筋を齎し給え)
"祓栗鼠" ミレイユ:言葉なく、太陽神の意匠を刻んだ短剣が振るわれる。
GM:無音。
GM:刃が入り込む。
骸骨:──ぱきぃっ!
"祓栗鼠" ミレイユ:目で追うも困難な速度。煌めく短剣は、聖なる光を纏っている──たとえ霊体であろうと、逃れられぬ刃だった。
骸骨:静寂の幕が破られて、最初に鳴り響いたのは破砕音。
骸骨:鎧に覆われた死体の、不死の命の核を貫いた音であった。
骸骨:「ああ、悔しい……悔しい……」
骸骨:「悔しい……………………」
GM:骨の体達が崩れ落ちる。そうしてようやく、霊廟は雑音を取り戻した。
GM:両開きの扉の向こうには、ひときわ大きな棺がひとつ。地下帝国の貴人のものであろうか。
GM:副葬品の類いならば、それなりにある。……仮に持ち出せば、相応の金銭にはなるだろう。
"祓栗鼠" ミレイユ:「……あー、あ……ご無事ですか」
"祓栗鼠" ミレイユ:言葉が戻ってきていることを確認するように口を開く
〝白狼酋長〟ラング:「びっくりするくらい無事だ」
リタ:「口の中が粉っぽいわ……」
血鮫魔女レゼナ:「アルワンはもう……」
”星の尾”アルワン:死にかけの芋虫のような体勢で腕を上げる。
〝白狼酋長〟ラング:「そうか……」
”星の尾”アルワン:床にはヘタクソな「れぜな おぶって」の文字。
血鮫魔女レゼナ:「勝手にくたばりかけてるんじゃないよもう」尾っぽでぺちぺちはたいてから、ひょいと担ぎ上げる。
血鮫魔女レゼナ:「危なっかしいんだから」頬に口づけ、そのまま鼻血をぺろりと舐めてやる。
”星の尾”アルワン:「!? …………!?!?」目を白黒させたり足をじたばたさせている
"祓栗鼠" ミレイユ:唖然とした表情でそれを見つめている
〝白狼酋長〟ラング:「おお……喰われてる」
〝白狼酋長〟ラング:「……しかし、この騎士が守っていたのは……墓の奥か」
〝白狼酋長〟ラング:「見たところ、豪華ではあるが……さっきの壁画だとか、字だとか、そういうのは無いな」
リタ:「その代わり、あんたらみたいな冒険者が大好きなお宝ならあるじゃない」
リタ:「ほら、あの辺の宝石なんて結構な値がつきそうよ。犬みたいによだれ垂らして持ち出したら?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「冒険者をなんだと思っているのですか……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「それより、奥はどこかに繋がっていませんか?」
リタ:「なんだと思ってってそりゃ、盗人紛いの連中よ」
リタ:「ギルドとか言うのがある程度の目は光らせてるみたいだけど、だとしても」
リタ:「こんな地の底には、ギルドどころか二つの月の目さえ届かない」
リタ:「……私はてっきり、しれっとポケットにねじ込むもんだと思ってたけど」
”星の尾”アルワン:「泥棒と……一緒にするな……」おぶさりながら、息も絶え絶えにリタに話しかける。
”星の尾”アルワン:「冒険者はバカだけど……クズのやる仕事じゃない……」
”星の尾”アルワン:「誰かのものを掠めとるんじゃなくて、自分だけのものを探しに行く連中……だと、思う……」
リタ:「……ふん。偉そうな口叩くじゃないの、チビのくせに」
リタ:「そんなご大層なご高説をおっしゃいますなら、手の一つも合わせてったら?」
リタ:「ここは死体のための家よ。こいつらとか、私みたいな奴のための」
"祓栗鼠" ミレイユ:既に斃れた骸骨兵たちの前に跪き、太陽神の聖句を唱えている。
”星の尾”アルワン:「良いけど……お前も、合わせろよ……」ずるずるとレゼナの方から滑り落ちながら手を合わせる。
”星の尾”アルワン:「もう一緒に戦ってくれた仲間なんだから」
リタ:「バカね。私は死体よ。生者の仲間なわけないじゃない」
リタ:「ほら、くたばってないでさっさと立って、抜け道なりなんなり探しなさいよチビ助」
リタ:……と悪態を吐きながら、滑り落ちたアルワンを蹴ろうと足を引いた
血鮫魔女レゼナ:「生者使いが荒いねえ」
GM:その時だ。
”星の尾”アルワン:(結局、最後まで…………こいつが”邪悪なもの”には見えなかった――)
骸骨:「……!」
骸骨:崩れ落ち、今にも塵に還りそうだった骸骨騎士が立ち上がる。……剣を杖に、かろうじて、という風情だが。
骸骨:そして、すすり泣きを漏らすばかりだった口が、
骸骨:「おのれ」
骸骨:「おのれ……おぞましき侵入者ども……!」
骸骨:あなた達ではなく、あなた達の後方……ここまで進んできた通路を睨んで言うのだ。
GM:鉤爪の音。
伶刀龍:やがて通路の向こうに姿を現したそれが、前足でつかんでいるものは、
伶刀龍:或いは、その口に咥えているものは、
伶刀龍:半ばミイラと化した、誰かの骸の腕であった。
骸骨:「おお、おおおお……!」
リタ:「っ、あのデカブツが空けた穴……!」
血鮫魔女レゼナ:「なるほど、死体漁りか」
”星の尾”アルワン:「あの腕、って……」骸骨の方を見る。
骸骨:「おお……おの、れ……!」
骸骨:へし折られた足を継ぎ直し、剣で体を支えて、亀のように遅い歩みで侵入者の元へ向かおうとする。
"祓栗鼠" ミレイユ:「葬られていたはずの、彼らの主人のもの……ということですか」
伶刀龍:侵入者は、干からびた腕に噛みつき……肉を咀嚼し、
伶刀龍:不味そうに、吐き出す。
”星の尾”アルワン:「あいつ……」
〝白狼酋長〟ラング:「……冒険者と盗人の違い、とかいう話だったが」
”星の尾”アルワン:「自分たちの王様の死体をきちんと守り切らないと、帰り切れないんじゃないか」
〝白狼酋長〟ラング:「たぶん、あれが盗人で、それを見て」
〝白狼酋長〟ラング:「……いやだなとか、許せないなとか思うのが、冒険者なんじゃないか……と思う」
〝白狼酋長〟ラング:「少なくとも俺は」まだ鞘に収めていなかった剣を、再び構える。
〝白狼酋長〟ラング:「損得とかはさておいて……あれは嫌だと、思う」
"祓栗鼠" ミレイユ:未だ動こうとする崩れかけの骸骨兵の前に進み、制する
"祓栗鼠" ミレイユ:「その身体で、何ができるというのですか」
"祓栗鼠" ミレイユ:「静かに……眠っていてください。墓守は、本来生者の役目ですよ」
伶刀龍:通路の奥に、また新たな影。2頭、3頭……群れだ。
伶刀龍:中には特に図体の大きい個体もある。突然変異か、或いは種そのものが違うのか。
伶刀龍:いずれにせよ彼らは──干からびた死体を食らって学んだばかりだ。
伶刀龍:この、二本の脚があり、背中のあまり曲がっていない奴らは、
伶刀龍:固い皮も鋭い爪も無い。楽に食べられる、肉だ、と。
伶刀龍:牙を剥き出しにして開いた口は、爬虫類の無表情でありながら、なぜか笑っているようにも見える。
リタ:こちらの牙は嫌悪感もあらわに、
リタ:「殺す」とだけ呟いた。
血鮫魔女レゼナ:「さて、捕食者はどちらか教えてやろう」
血鮫魔女レゼナ:「……あのでかい竜は抜きで」
決戦
GM:では早速だが……怪物知識判定のお時間だ
GM:ただし相手は恐ろしい竜。竜司祭以外の魔法職レベルが適用できない上で……難易度は15!
"祓栗鼠" ミレイユ:GS8>=15 トカゲー
GoblinSlayer : (GS8>=15) → 8 + 6[5,1] → 14 → 失敗
"祓栗鼠" ミレイユ:1足りない
血鮫魔女レゼナ:GS6>=15
GoblinSlayer : (GS6>=15) → 6 + 8[2,6] → 14 → 失敗
血鮫魔女レゼナ:1足りない
”星の尾”アルワン:GS10>=15
GoblinSlayer : (GS10>=15) → 10 + 9[5,4] → 19 → 成功
”星の尾”アルワン:イクゼッ
"祓栗鼠" ミレイユ:魔法職Lvで適応されてない?
"祓栗鼠" ミレイユ:されてたとしても-4だから成功か
”星の尾”アルワン:怪物知識入ってるからそれかも
血鮫魔女レゼナ:きょうりゅうの勉強してた
GM:たぶん先に出た似た姿のやつを参考にしたのだな
"祓栗鼠" ミレイユ:知力集中4+怪物知識2+出目9=15 足りてるな
GM:ということで……今回の、ラプトルの群れの中に混ざっているでかい奴らは
■猶他龍
恐竜6 生命力37 呪文抵抗15 移動力32 先制力GS 知能:人並み モラルGS7>=15
鉤爪 達成値21 威力2d6+6 斬 回避17 装甲4 支援:命中、回避、特殊能力の達成値+2 5m
「信仰対象」祖竜術に対する呪文抵抗力+4、竜司祭以外の職業レベルが怪物知識判定に適用されない。
「寒さに弱い」水属性を含む効果や、寒さに抵抗する判定にー2のペナルティを受ける。
「群れ」仲間の一体をボスとして扱い、支援効果を与えられる。
「隙狙い」達成値18 近接攻撃の対象は第六感判定。失敗すると装甲を無視。盾受け値は有効。
■もはや滅び去った太古の「恐るべき竜」
伶刀龍に近い形質をしているが、体躯は二回り以上も大きい。
個々の殺傷力も高いが、真の脅威はやはり群れを成した時に発揮される。
GM:5:伶刀龍1 伶刀龍2 伶刀龍3 -10m- 猶他龍1 猶他龍2 猶他龍3 -10m- 伶刀龍4 伶刀龍5 伶刀龍6
0:アルワン ミレイユ レゼナ ラング
GM:こういう配置になるわけだ
血鮫魔女レゼナ:支援能力もなかなか強い
"祓栗鼠" ミレイユ:破邪顕正状態って継続します?
GM:今回は継続することにしとこう、面白いし
”星の尾”アルワン:やった~~
"祓栗鼠" ミレイユ:じゃあくな気配が二つ近くにあるから……
リタ:ふん、ちょっと数が多いからってどうせ「ボス」を持ってない奴らでしょう?
リタ:私のNPCカード能力は「牙」 レベル6以下のモブエネミー1体を死亡させる。
リタ:あいつはレベル6!
”星の尾”アルワン:つ 強すぎる…………
GM:……かち、かち、鉤爪が床を叩く。眼前に並ぶ恐ろしい竜の数は、あなた達を大きく上回っている。
リタ:しかし、この傲岸不遜の少女にとっては、あの暴君の他は恐れるに値しないのだろうか、
リタ:むしろ捕食者達の喉笛に視線を向け、喉を潤さんと──
GM:ぶぅん
GM:ぶ、ぶ、ぶぶぶぶ……
リタ:「……ん?」
〝白狼酋長〟ラング:「ん。なんだこの音」
”星の尾”アルワン:「羽音か?虫なんてどこに……」
伶刀龍:「……?」怪物までもが首を上げ、その〝音〟の方角を探す。
血鮫魔女レゼナ:「やけに……でかいが」
"祓栗鼠" ミレイユ:仮面を付けていない方の目が忙しなく周囲を窺う
GM:それは、怪物どもの現れた通路の方角から、
GM:ざあっ……という、ある種、波の音にも似たざわめきを伴って
暴食飛蝗:群れを成し、飛翔する。
暴食飛蝗:人間の手くらいは囓り取ってしまいそうな、馬鹿げて巨大な──飛蝗であった。
〝白狼酋長〟ラング:「うおっ……!」
伶刀龍:「GU──!?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「飛蝗……ッ!?」
GM:ラングばかりか怪物までもが恐れおののく。飛蝗とは、飢えと死を運ぶ怪獣だ。
GM:……しかし、この場でもっとも怯えを見せたのは、
リタ:「……………………」
リタ:「……ひ、ひやああああああああぁっ!?」
血鮫魔女レゼナ:「い、蝗!」
リタ:NPCカード 【???】の内容を開示します。
リタ:「心因性外傷:虫」昆虫・節足動物に分類されるエネミーが近接範囲にいる間、あらゆる行動は失敗する。
"祓栗鼠" ミレイユ:(アカン)
”星の尾”アルワン:と、トラウマが
GM:エンゲージ表示を更新しよう
GM:5:伶刀龍1 伶刀龍2 伶刀龍3 -10m- 猶他龍1 猶他龍2 猶他龍3 -10m- 伶刀龍4 伶刀龍5 伶刀龍6 暴食飛蝗1-5
0:アルワン ミレイユ レゼナ ラング 暴食飛蝗6-10
GM:……そして、こいつについての知識を思い出すのに判定もいるまい。
■暴食飛蝗
動植物3 生命力8 呪文抵抗13 移動力36 先制力3 知能:本能のまま モラル:無し
顎 達成値15 威力1d6 斬 回避11 装甲1 支援:
「混沌の群れ」統率を受ける・支援を与えることができず、ボスの死亡時にも逃走しない。
「飛行」飛行を持たないキャラクターによる移動妨害を無視する
■数十cmの体躯を持つ飛蝗。進路上のあらゆる有機物を捕食対象とする。
GM:と、いうことで、だ
GM:ちょっと見たことのないステータステーブルと盤上になったと思う。
GM:端的に言うと、
GM:クソデカ蝗の群れが飛び回り、羽やら脚であちこちをベチベチベチベチ叩きまくる中を、
GM:恐竜の群れとバトルする羽目になったというのが現状だ。
GM:わかったか!
血鮫魔女レゼナ:ひぎぃ!
”星の尾”アルワン:もう終わりだ猫の盤面
"祓栗鼠" ミレイユ:とんでもない絵面
伶刀龍:「GU! GII! GIGI!!!」恐竜にも〝うろたえる〟という感情があるのだろう。
〝白狼酋長〟ラング:それは冒険者も同じことで、
〝白狼酋長〟ラング:「お、おい……!」
〝白狼酋長〟ラング:「いったい何をどうしたらいい!?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「か、数は多いですが……多いだけです!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「レゼナさん、まだ呪文回数は残っていますか!」
血鮫魔女レゼナ:「あと2回は余裕!」
"祓栗鼠" ミレイユ:普段より僅かに幼い声音、それでいて凛と張り詰めた声が羽音を裂いて飛ぶ。
”星の尾”アルワン:「兄貴、落ち着け!!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「結構です、ではいつも通りやってしまってください!」
”星の尾”アルワン:「ミレイユが落ち着いてるなら大丈夫だ。頭目の指示に従って、連中をぶっ飛ばす」
リタ:「やーーーーーっ! いやーーーーっ!」
”星の尾”アルワン:「お前も落ち着け!近寄らせないから!」
リタ:「こ、これ取って! 取ってよぉー!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「調子が……狂いますね……!」
GM:さあ、混沌の最終決戦だ
ラウンド1
GM:行動順決定!
GM:伶刀龍_1のイニシアチブを1D6+2(→ 4)に変更(0 → 4)
GM:伶刀龍_4のイニシアチブを1D6+2(→ 5)に変更(0 → 5)
GM:猶他龍_1のイニシアチブを2D6(→ 2)に変更(0 → 2)
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナのイニシアチブを2D6(→ 4)に変更(3 → 4)
猶他龍:ふぁんぶるぅ……
"祓栗鼠" ミレイユ:GS
GoblinSlayer : (GS) → 3[1,2] → 3
"祓栗鼠" ミレイユ:ふえ……
血鮫魔女レゼナ:ざ~こざこざこ♡
猶他龍:そしてユタラプター1番! 2番と3番を統率! そのせいでこいつらも行動順は2!
伶刀龍:ラプトル1番、2番と3番を統率! 同じく4番、5番と6番を統率!
伶刀龍:それぞれ支援を受けるぜ!
暴食飛蝗:我々はみんな行動順3だ
GM:〝白狼酋長〟ラングのイニシアチブを2D6(→ 7)に変更(5 → 7)
"祓栗鼠" ミレイユ:アルワンのイニシアチブ見てから嚆矢投げます
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンのイニシアチブを2D6+2(→ 10)に変更(11 → 10)
”星の尾”アルワン:ウオオオオオオ
"祓栗鼠" ミレイユ:「紅蓮の嚆矢」を宣言 サ225 先制判定後、矢や投擲武器を1使用して味方の先制力+1~3、敵の先制力-1~-3
"祓栗鼠" ミレイユ:えーと、ラプトル4を2に下げます。レゼナさんを7に
"祓栗鼠" ミレイユ:アルワンさんも7まで下がると良いでしょう
”星の尾”アルワン:下がりま~す
GM:どれどれ
GM:そうなると
猶他龍:……おれら全員後手?
"祓栗鼠" ミレイユ:いえ、私が3なので……
”星の尾”アルワン:よしよし 美味しい
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナのイニシアチブを7に変更(4 → 7)
GM:ならミレイユだけダイスバトルだ……とは言っても蝗どもの出目は3だが
"祓栗鼠" ミレイユ:2d6
GoblinSlayer : (2D6) → 9[5,4] → 9
”星の尾”アルワン:しゃいっ
GM:ということで……戦闘開始!
GM:さて、行動値7の3人だな 誰からだ
血鮫魔女レゼナ:するか、放火
"祓栗鼠" ミレイユ:やって♡
”星の尾”アルワン:いけーっ
血鮫魔女レゼナ:5:伶刀龍1 伶刀龍2 伶刀龍3 -10m- 猶他龍1 猶他龍2 猶他龍3 -10m- 伶刀龍4 伶刀龍5 伶刀龍6 暴食飛蝗1-5
0:アルワン ミレイユ レゼナ ラング 暴食飛蝗6-10
血鮫魔女レゼナ:この5というのはPCのエンゲージから5m離れた地点ということだろうか
GM:メートル表記が抜けてたわね、その通りです
血鮫魔女レゼナ:では3m地点に半径3mの攻撃魔法を撃ち込んだら全Hitする?
血鮫魔女レゼナ:それか、5mエネミーエンゲージのうち1個なら巻き込めるって感じかしら
GM:ふむ、そうだな……この場合は後者とする
血鮫魔女レゼナ:では自エンゲージと、伶刀龍4 伶刀龍5 伶刀龍6 暴食飛蝗1-5のエンゲージ
血鮫魔女レゼナ:この中間地点を対象に《火球》を撃ち込みます
GM:ふむ、可能だな確かに
血鮫魔女レゼナ:GS12>=10 バッタは消毒だあ~!
GoblinSlayer : (GS12>=10) → 12 + 9[6,3] → 21 → 成功
血鮫魔女レゼナ:半径5m!
"祓栗鼠" ミレイユ:GOOD……!
暴食飛蝗:だが俺達の呪文抵抗を抜けるかな!?
血鮫魔女レゼナ:顔コワッ!
暴食飛蝗:呪文抵抗13!
暴食飛蝗:だめじゃん
伶刀龍:13
猶他龍:15だ
血鮫魔女レゼナ:4d6+4 ファイヤー!
GoblinSlayer : (4D6+4) → 12[6,1,1,4]+4 → 16
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナの残呪文使用回数を1減少(2 → 1)
暴食飛蝗:うぎゃあああああああああああああ
”星の尾”アルワン:よっしゃああああああ
GM:蝗くんは全滅です
"祓栗鼠" ミレイユ:消毒だ~~~!
GM:短いいのちだった……
血鮫魔女レゼナ:悪は滅びた!
血鮫魔女レゼナ:これでリタちゃんもムキムキだぜ
"祓栗鼠" ミレイユ:リタ……復活!(するのか?)
GM:そしてラプトル4-6か
伶刀龍:装甲4!
GM:伶刀龍_4の負傷数を12増加(0 → 12)
GM:伶刀龍_5の負傷数を12増加(0 → 12)
GM:伶刀龍_6の負傷数を12増加(0 → 12)
GM:結構消耗した!
GM:演出は適宜いい感じにいれていこう
血鮫魔女レゼナ:「ええい、狼狽えるなぁぁぁ!」
血鮫魔女レゼナ:ばっと大剣を振りかざし、見栄を切りながら手指で空に真言を刻む。
血鮫魔女レゼナ:「H! O!」
血鮫魔女レゼナ:「そんでもってZ!」
GM:とんでもないやかましい戦場だ。詠唱の叫びに羽音に、床と鉤爪の衝突音に、吸血鬼の泣き叫ぶ声。
血鮫魔女レゼナ:ぼこぼこと泡立ち膨れ上がった炎の輝きが、空中に散らばって滞る。
GM:そして炎の燃えさかり、爆ぜて散る音までもが混ざる!
血鮫魔女レゼナ:「飛んで火に入る地獄の虫よ!」
血鮫魔女レゼナ:「世を荒らすのは魔女も得意さね、ハハハハハ!」
血鮫魔女レゼナ:燃え盛る羽虫が荒れ狂う、炎の嵐の中で高笑いする。
”星の尾”アルワン:「炎を止めて……!? 何て使い方だよっ」
暴食飛蝗:ぎちぎちぎちぎち ぎりぎりぎりぎり
暴食飛蝗:断末魔の悲鳴すらない。機能が保たれている間、空腹の害虫どもはでたらめに飛び回る。
暴食飛蝗:甲殻から奇っ怪な音を鳴らして、炎を伴って飛び回る姿は、
暴食飛蝗:……まるで流れ星か何かの、悪質なパロティだ。
暴食飛蝗:燃え尽きて落ちる有象無象!
リタ:「取って、取って──────ぇ、あ……」
リタ:服にひっつく虫の脚が、燃え尽きていくのを見て、安堵の涙すら流している。
血鮫魔女レゼナ:「害虫を操るのは魔女の仕事さ、怪物退治は任せたよ!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「悪い夢でも見ていたようです……いえ、恐るべき竜を前に、今更ではありますが」
”星の尾”アルワン:「兄貴、ミレイユ!仕掛けるぞ!」
GM:さて、手番は……どっち行く?
”星の尾”アルワン:はい!アルワン行きます!
”星の尾”アルワン:鉄拳で【薙ぎ払い】を使用します。対象は近接圏内のリンタオロン4・5・6。
伶刀龍:こっちだな
"祓栗鼠" ミレイユ:強い方じゃなくて?
”星の尾”アルワン:あ、つよ竜ってリンタオロンじゃないのか
”星の尾”アルワン:おい!ラプトルの方が強いじゃね~か
”星の尾”アルワン:ラプトル殴ります 回避高いなこいつら
”星の尾”アルワン:薙ぎ払いどうしようかな……
"祓栗鼠" ミレイユ:どうなんだろうな……生命力37 1ラウンドでは削りきれない?
”星の尾”アルワン:兄貴と一緒なら多分行けると思う
”星の尾”アルワン:よし、やはりユトラプター1に武技【七孔噴血】を使用し攻撃します。
”星の尾”アルワン:サ221:1戦闘3回まで。消耗1。この武技は近接攻撃として使用する。この攻撃が命中した場合、対象の装甲値を-4して算出する。
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンの消耗を1増加(0 → 1)
GM:ふむ、1番か
猶他龍:今の1番の回避は21だ! そうそう当たるもんじゃねえぜ!
”星の尾”アルワン:GS14>=21
GoblinSlayer : (GS14>=21) → 14 + 2[1,1] → 16 → 大失敗
”星の尾”アルワン:ああああああああ?!?!?!
猶他龍:ギャハハハハハハハハハハ
GM:マジ?
”星の尾”アルワン:回避とかに関係なく当たってねえ~~~~
GM:このタイミングで?
”星の尾”アルワン:おわりです
血鮫魔女レゼナ:貧血か?
"祓栗鼠" ミレイユ:鼻血出してたから……
”星の尾”アルワン:エロいこと考え過ぎたかも
”星の尾”アルワン:終わりだ……(黒崎一護)
〝白狼酋長〟ラング:じゃ、じゃあ俺か……支援対象削り狙いとボス狙い、どっちがいいだろう
”星の尾”アルワン:ボス狙いでお願いします…………
〝白狼酋長〟ラング:わかった
〝白狼酋長〟ラング:ならば憤撃 サプリP205 消耗1で使用 命中判定の達成値と威力に「使用時点の消耗数+1」を加算
〝白狼酋長〟ラング:残念だが今は消耗が0だ!
〝白狼酋長〟ラング:そして強打攻撃斬も適用し、
〝白狼酋長〟ラング:GS15 命中 ユタ1
GoblinSlayer : (GS15) → 15 + 6[2,4] → 21
”星の尾”アルワン:いいぞっ
〝白狼酋長〟ラング:間違えたな、達成値が1増えるから22だ
猶他龍:回避……21!
〝白狼酋長〟ラング:効力値が25になり、
〝白狼酋長〟ラング:2d6+11+3d6
GoblinSlayer : (2D6+11+3D6) → 10[4,6]+11+6[3,2,1] → 27
”星の尾”アルワン:おっしゃあああああ
GM:猶他龍_1の負傷数を23増加(0 → 23)
GM:ざっくり入ったが……まだ死なないぞ!
"祓栗鼠" ミレイユ:「アルワンさん、ラングさん! 大きい竜の統率個体を狙ってください!」
”星の尾”アルワン:「任せ」ばぢ、ぢッ 「ろ――」
”星の尾”アルワン:「!?」
”星の尾”アルワン:制動を始めた体が、思いもよらぬ方向に回頭している。
”星の尾”アルワン:どごォん!!
”星の尾”アルワン:「ごっふ」
猶他龍:「……GU、RAAAA……」怪物が笑う。嘲笑。
猶他龍:獲物が勝手に動きを止めたと、ならばとどめだと走り──
”星の尾”アルワン:短時間に、風の精霊の力を借りた蓄電を繰り返した副作用だ。脳が熱を持ち、三半規管が一時的に狂っている。
〝白狼酋長〟ラング:「おっと」真横からの横槍──横剣?──この男は常に、正面からやろうとしない。
〝白狼酋長〟ラング:獲物を狙おうと伸びきった怪物の横っ腹に渾身の斬撃!
〝白狼酋長〟ラング:「……両断できない!」
〝白狼酋長〟ラング:「でかい分だけ固いぞこいつ!」
"祓栗鼠" ミレイユ:「ラングさんの一撃を受けて、まだ十全に動けるとは……」
伶刀龍:手番はリンタオロン1番
伶刀龍:2と3から支援を受けて……さてどいつを狙おうか
伶刀龍:1d4
GoblinSlayer : (1D4) → 4
〝白狼酋長〟ラング:俺か
伶刀龍:お前かよ……
”星の尾”アルワン:かたいぞ
伶刀龍:鉤爪 達成値18+2で20
〝白狼酋長〟ラング:・芦刈 サプリP206 消耗1 1回/1R 近接攻撃への防御として実行、命中判定を行う
〝白狼酋長〟ラング:さっきのぞるんと合わせて消耗2あげておこう
GM:〝白狼酋長〟ラングの消耗を2増加(0 → 2)
”星の尾”アルワン:消耗が溜まる溜まる
〝白狼酋長〟ラング:GS15 あしかり
GoblinSlayer : (GS15) → 15 + 3[2,1] → 18
〝白狼酋長〟ラング:……………………
"祓栗鼠" ミレイユ:祈りましょう……!
伶刀龍:そして隙狙いが
伶刀龍:達成値18か
〝白狼酋長〟ラング:GS6>=18 第六感判定
GoblinSlayer : (GS6>=18) → 6 + 8[4,4] → 14 → 失敗
GM:ではダメージ……効力値が18だから
伶刀龍:2d6+2+1d6 装甲無視
GoblinSlayer : (2D6+2+1D6) → 5[2,3]+2+3[3] → 10
GM:〝白狼酋長〟ラングの負傷数を10増加(0 → 10)
伶刀龍:乱戦の中、駆け出す3頭! そのうちの1頭が残る2頭を壁に、
伶刀龍:獣らしからぬ無駄の無い動きで後方へ回り込み──ナイフのごとき鉤爪をふるう!
〝白狼酋長〟ラング:ざしゅっ!
〝白狼酋長〟ラング:「がっ……!」
〝白狼酋長〟ラング:カウンター狙いで振るった剣が空を斬る!
"祓栗鼠" ミレイユ:「ラングさんっ!」
〝白狼酋長〟ラング:「速いな!」
GM:手番、ミレイユ!
”星の尾”アルワン:「兄貴……!こいつら、すばしっこい!」身を起こしながら。
"祓栗鼠" ミレイユ:ラングさん心配だけど統率個体落としに行くか~~~
"祓栗鼠" ミレイユ:主行動で「魔法の曲刀+1」による《舵切り》【斬落攻撃:熟練】 サ211・基264 消耗1 2d6を3回振る 命中判定10以上で大成功、4以下で大失敗 対象はユタラプター1
"祓栗鼠" ミレイユ:これ死角移動する場合、向こう側の敵の数どうなります?
GM:ふぅむ
GM:敵は……本体+仲間2になるかこの場合だと
"祓栗鼠" ミレイユ:OKです なら使おう
"祓栗鼠" ミレイユ:攻撃前に【死角移動:熟練】を宣言 基267 対象は移動妨害判定を行う。勝利するとこの手番対象への近接・遠距離命中判定[+6] 成否に関わらず対象の前まで移動し、次の自分の手番まで回避・盾受け判定[-2]
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(14+2+6+2+1) 移動妨害への対抗判定 破邪顕正+超反射
GoblinSlayer : (GS25) → 25 + 9[4,5] → 34
”星の尾”アルワン:wwww
猶他龍:知能による対抗判定は
猶他龍:GS12
GoblinSlayer : (GS12) → 12 + 7[6,1] → 19
”星の尾”アルワン:ミレイユスーパーモードヤバすぎ
猶他龍:ミレイユくん、君ねぇ
"祓栗鼠" ミレイユ:このPTは全員前衛だから……補正が乗りまくる!
猶他龍:私がレベル11エネミーだったとしても今の出目じゃ勝てないんだよ
血鮫魔女レゼナ:透明人間?
"祓栗鼠" ミレイユ:うおおお生かして手番を渡すわけにはいかない
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6+2)#4@10 命中(曲刀) 死角移動成功時+破邪顕正 1回目
GoblinSlayer : (GS23#4@10) → 23 + 6[5,1] → 29
GM:アイシールド21ミレイユ
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6+2)#4@10 命中(曲刀) 死角移動成功時+破邪顕正 2回目
GoblinSlayer : (GS23#4@10) → 23 + 6[3,3] → 29
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6+2)#4@10 命中(曲刀) 死角移動成功時+破邪顕正 3回目
GoblinSlayer : (GS23#4@10) → 23 + 5[2,3] → 28
"祓栗鼠" ミレイユ:ぐああああ
”星の尾”アルワン:僕は透明人間さ きっと消えてしまう(敵が)
”星の尾”アルワン:ギリ30乗らないか……とはいえ良い出目!
猶他龍:回避……21……
"祓栗鼠" ミレイユ:3d6+1d6+4+5 斬属性ダメージ(曲刀)
GoblinSlayer : (3D6+1D6+4+5) → 6[3,2,1]+6[6]+4+5 → 21
"祓栗鼠" ミレイユ:やや下振れだけどギリ足りるか
”星の尾”アルワン:いった!
GM:猶他龍_1の負傷数を17増加(23 → 40)
GM:届いちまった……!
血鮫魔女レゼナ:OK!
"祓栗鼠" ミレイユ:まずは1体!
GM:ならば1番が落ちるし……支援やってた2と3って主行動済みじゃねーか!!!
"祓栗鼠" ミレイユ:"祓栗鼠" ミレイユの消耗を1増加(1 → 2)
”星の尾”アルワン:おほほwww
GM:そうなると……動ける残りは
GM:リンタオロンの4か
伶刀龍:1d3 ねらい
GoblinSlayer : (1D3) → 3
伶刀龍:アルワン
伶刀龍:鉤爪 達成値20で攻撃だ!
”星の尾”アルワン:20か!
”星の尾”アルワン:GS15>=20
GoblinSlayer : (GS15>=20) → 15 + 7[2,5] → 22 → 成功
”星の尾”アルワン:ホッ
伶刀龍:こいつ……!
"祓栗鼠" ミレイユ:神に捧ぐ演舞の足運び、それは旅に出た当初に比べて遥かに洗練され始めている。
"祓栗鼠" ミレイユ:人ならざる怪物の呼吸を読み、その注意が散漫になった一瞬を詰める。刃が男の付けた傷と交差するように滑り、そして命に届く。
"祓栗鼠" ミレイユ:「どれがボスというわけでもない……すぐに別の個体が指揮個体となるでしょうが」
猶他龍:分厚い筋肉、太い骨、それそのものが鎧のごとき肉体──だが!
猶他龍:その刃は、するりと肉に入り込み命に届く!
猶他龍:「GIA……!?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「その時間さえあれば、こちらもまた対応できるというもの」
猶他龍:ずん、と倒れ込む一頭を見下ろす、残り二頭。
猶他龍:その小さな目が何を思っているか、知るすべは無いが、
〝白狼酋長〟ラング:「なるほど、こいつは俺達とは違う。恐ろしい群れだ」
〝白狼酋長〟ラング:「仲間を失ったことを、まるで悲しんでいない」
伶刀龍:「──SYAAAA!」戦いの中の一瞬の空隙を、針を通すように駈ける一頭!
伶刀龍:「KISYAAAAA!」アルワンめがけて放つのは飛びかかり爪蹴り!
”星の尾”アルワン:「そんな舐めた蹴り……」精霊の力を再び使うまでの再充填期間。
”星の尾”アルワン:ミレイユと同様、アルワンもまた冒険者としての力量を着実に積んで来ている。
”星の尾”アルワン:「当たると思うな!」防寒着を投げつけ、竜の目を塞ぐ。その隙をスライディングで潰し、後方に間合を取る。
伶刀龍:「SHI!」すかさず前足で防寒具を払いのける! が、間合いが離れた事にいらだつような気を吐く!
GM:継戦カウンターが……ちょっと待っておくれね
血鮫魔女レゼナ:【再生】により負傷数が2点回復して(2 → 0)
GM:継戦カウンターはどうやら6になるらしい
GM:なのですまんな、みんな消耗1のタイミングを逃しちまってたぜ!
GM:消耗どうぞ
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンの消耗を1増加(1 → 2)
”星の尾”アルワン:いらねえ~~
GM:〝白狼酋長〟ラングの消耗を1増加(2 → 3)
"祓栗鼠" ミレイユ:"祓栗鼠" ミレイユの消耗を1増加(2 → 3)
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナの消耗を1増加(0 → 1)
GM:よろしい、そして
ラウンド2
GM:行動順!
GM:猶他龍_2のイニシアチブを2D6(→ 5)に変更(0 → 5)
GM:猶他龍_3のイニシアチブを2D6(→ 9)に変更(0 → 9)
"祓栗鼠" ミレイユ:"祓栗鼠" ミレイユのイニシアチブを2D6(→ 3)に変更(3 → 3)
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナのイニシアチブを2D6(→ 5)に変更(7 → 5)
"祓栗鼠" ミレイユ:なんかずっと低いよ~
GM:伶刀龍_1のイニシアチブを1D6+2(→ 4)に変更(4 → 4)
GM:伶刀龍_4のイニシアチブを1D6+2(→ 5)に変更(2 → 5)
GM:〝白狼酋長〟ラングのイニシアチブを2D6(→ 4)に変更(7 → 4)
〝白狼酋長〟ラング:おそい……
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンのイニシアチブを2D6+2(→ 7)に変更(7 → 7)
"祓栗鼠" ミレイユ:「紅蓮の嚆矢」を宣言 サ225 先制判定後、矢や投擲武器を1使用して味方の先制力+1~3、敵の先制力-1~-3
"祓栗鼠" ミレイユ:猶他龍_3を6に、レゼナさんを8に
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナのイニシアチブを8に変更(5 → 8)
"祓栗鼠" ミレイユ:猶他龍_3のイニシアチブを6に変更(9 → 6)
GM:となると
GM:レゼナアルワン、ラプトル32リンタオロン4,
〝白狼酋長〟ラング:2d6
GoblinSlayer : (2D6) → 8[4,4] → 8
伶刀龍:1d6+2
GoblinSlayer : (1D6+2) → 2[2]+2 → 4
GM:ラングリンタオ4ミレイユ、か
GM:ではレゼナのターン!
血鮫魔女レゼナ:《火球》 p316。伶刀龍4を中心点に球状範囲に火属性ダメージ。
血鮫魔女レゼナ:GS12>=10
GoblinSlayer : (GS12>=10) → 12 + 8[6,2] → 20 → 成功
"祓栗鼠" ミレイユ:20安定えらすぎ
血鮫魔女レゼナ:4d6+4
GoblinSlayer : (4D6+4) → 11[3,1,6,1]+4 → 15
血鮫魔女レゼナ:一点足りない……祈念しますか?
伶刀龍:呪文抵抗13の装甲4……楽に抜かれるか……?
”星の尾”アルワン:いのろう!
”星の尾”アルワン:ここは使い時でしょう
"祓栗鼠" ミレイユ:しましょうしましょう
血鮫魔女レゼナ:いや負傷12か
血鮫魔女レゼナ:ダメージ足りてた!
伶刀龍:あっ
伶刀龍:マジやんけ
"祓栗鼠" ミレイユ:10点入ればいいから……いける!
血鮫魔女レゼナ:ファイヤー!
GM:伶刀龍_4の負傷数を11増加(12 → 23)
GM:伶刀龍_5の負傷数を11増加(12 → 23)
GM:伶刀龍_6の負傷数を11増加(12 → 23)
伶刀龍:あああああ
伶刀龍:3体まとめてこんがり……!
”星の尾”アルワン:いよっし!!
”星の尾”アルワン:これでラプトル野郎に集中できるぞ
血鮫魔女レゼナ:「氷原の底より出でたる竜よ、滅びの因子は伝わるところ五つ」
血鮫魔女レゼナ:「永久の冬、沼気の毒、死の山の灰、狭き川の目」
血鮫魔女レゼナ:「そして天より来る炎より迸る、悪魔の尾!」
血鮫魔女レゼナ:闇人が築いた巨大な部屋の高さを利用し、勢いよく打ち上げられた火球が竜めがけて振り注ぐ!
伶刀龍:滅びの記憶など持たないはずだ──なにせこの怪物は、確かにこの大地に立っているのだから。
伶刀龍:だが、知性が故だろうか。誰かをあざ笑っていたその顔は、直撃の寸前、
伶刀龍:逃れられぬ死を前に控えて絶望し、怯えた顔をしていたに違いない。
伶刀龍:ぼうっ
伶刀龍:脂肪の少ない肉体だが、よく燃える。
伶刀龍:滅びの火の光景は、さぞ明るかったことだろう。
GM:では、次の手番──
リタ:の前に。……いい加減に動かなきゃあね!
”星の尾”アルワン:うおおおおおリタ!!!
リタ:「牙」 レベル6以下のモブエネミー1体を死亡させる。
リタ:ユタラプターの3番を即死させるわ
”星の尾”アルワン:ユトラプター頼めるか…………?
”星の尾”アルワン:やった~~~
リタ:がしゅん
猶他龍:ばしゅっ
猶他龍:──戦場に鮮やかな赤が飛び散った。
猶他龍:いかな獣であれ致命傷となるだろう、赤い飛沫。
リタ:血を吸うためではなく、あえて〝こぼしてしまうように〟噛み裂いたのだ。
リタ:「……あんたらも、死体みたいなもんのくせに」
リタ:「死体漁りなんてくだらない真似してんじゃないわよ……!」
猶他龍:「……?」
猶他龍:敵愾心という言葉だけでは理解できない、理不尽な、強い怒り。
猶他龍:それを浴びせられた怪物は、わずかに警戒の意識を見せた。
”星の尾”アルワン:(何だ? 空気が変わって――)
GM:待たせた。アルワン、君の手番だ。
”星の尾”アルワン:うおおおおおユトラプター2に【七孔噴血】:サ221:1戦闘3回まで。消耗1。この武技は近接攻撃として使用する。この攻撃が命中した場合、対象の装甲値を-4して算出する。
”星の尾”アルワン:鉄拳で攻撃!!行くぞォア!
”星の尾”アルワン:GS14>=17
GoblinSlayer : (GS14>=17) → 14 + 10[5,5] → 24 → 成功
”星の尾”アルワン:無念無想。達成値に+5、29。
”星の尾”アルワン:よけてみろっ
猶他龍:よけられるはずねーだろ!!!
”星の尾”アルワン:ギャ ヒ
”星の尾”アルワン:ダメージ行くぜ!
”星の尾”アルワン:3d6+2d6+7
GoblinSlayer : (3D6+2D6+7) → 12[3,3,6]+4[1,3]+7 → 23
”星の尾”アルワン:装甲-4して算出。くらえ!
”星の尾”アルワン:丁度装甲抜いてるな 23点です
GM:猶他龍_2の負傷数を23増加(0 → 23)
GM:なるほど……死なないがかなりのダメージというか
GM:つええな君ら!
”星の尾”アルワン:「――きた!」再びの起電。
”星の尾”アルワン:拳具に雷を纏わせる。この手の、図体の大きい相手の鎧じみた外皮を貫通する方法ならば、既に考えてあった。
”星の尾”アルワン:発端はレゼナと話していた時に、雷の性質を教わったことだ。
”星の尾”アルワン:風の精霊は、火の精霊と親しい。つまり、雷もまた熱と光の一種なのだという。
”星の尾”アルワン:レゼナの火球が、内部から竜どもを蒸し焼きにできるように。
”星の尾”アルワン:アルワンの雷もまた、生体が生体である以上、装甲を貫通して浸透する。
猶他龍:ぴしゃん! 落雷のごとき破裂音!
猶他龍:半開きの口から煙が上がるほどの衝撃が体内を走る!……が!
”星の尾”アルワン:「ぜ、ェやッ!!」裂帛。七度電雷が閃き、首の付け根、眼底、膝関節、肋骨――片っ端から拳打を見舞う。
猶他龍:「GU……GU,RUAAAAAAAAA!!!」
猶他龍:太古の野生は未だ死なず──怒りに打ち震える!
”星の尾”アルワン:「喰らってろ、このタコ――本命は俺じゃない」血交じりの唾を吐き捨て、笑う。
〝白狼酋長〟ラング:「そうだな。今、本命は俺達じゃない」
〝白狼酋長〟ラング:「なら、俺はあちらを──」
猶他龍:「GOAAAAAA!!!」
猶他龍:怒気の咆哮!
猶他龍:1d4
GoblinSlayer : (1D4) → 3
猶他龍:アルワン!
”星の尾”アルワン:げえっ
猶他龍:鉤爪 達成値21 威力2d6+6 斬!
”星の尾”アルワン:バカヤロ~~~
”星の尾”アルワン:GS15>=21
GoblinSlayer : (GS15>=21) → 15 + 10[4,6] → 25 → 成功
”星の尾”アルワン:よけまんた
猶他龍:こいつ……
猶他龍:支援入ってても避けてるじゃねーか!!!!
血鮫魔女レゼナ:ナイス回避盾
猶他龍:怒りにまかせた爪! 牙! 尾!
猶他龍:どれも凶悪な破壊力の野生が、縦横無尽に振り回される!
”星の尾”アルワン:「良いのかよっ、おれに構ってて!」笑いながら、その全ての猛攻を紙一重で捌き続ける。
”星の尾”アルワン:尾を踏み、牙を逸らし、爪を弾く。
〝白狼酋長〟ラング:「引きつけておけ」
”星の尾”アルワン:精霊による速度任せの回避ではない。並外れた動体視力に、武道家としての技術が追いつき始めた。
”星の尾”アルワン:「当然」
〝白狼酋長〟ラング:憤撃 対象はリンタオロン1
〝白狼酋長〟ラング:GS19 強打斬併用
GoblinSlayer : (GS19) → 19 + 5[1,4] → 24
〝白狼酋長〟ラング:命中、達成値27
”星の尾”アルワン:うおおおおおお
〝白狼酋長〟ラング:2d6+14+3d6
GoblinSlayer : (2D6+14+3D6) → 3[2,1]+14+8[6,1,1] → 25
GM:伶刀龍_1の負傷数を21増加(0 → 21)
”星の尾”アルワン:でかい!
〝白狼酋長〟ラング:けど妖怪1たりない……
GM:〝白狼酋長〟ラングの消耗を1増加(3 → 4)
伶刀龍:1d4
GoblinSlayer : (1D4) → 2
伶刀龍:レゼナ狙い!
”星の尾”アルワン:あっこら!
伶刀龍:鉤爪 達成値18+2 威力2d6+2 斬 支援が乗ってるぜー!
伶刀龍:つまり命中達成値20です
血鮫魔女レゼナ:20か
血鮫魔女レゼナ:【血の狂騒】1d3点負傷することで命中・回避・呪文行使・維持・抵抗判定+2
血鮫魔女レゼナ:【血の狂騒】1D3(→ 1)点負傷することで命中・回避・呪文行使・維持・抵抗判定+2
血鮫魔女レゼナ:GS15>=20 大剣で【芦刈】命中で防御判定、上回れば攻撃。消耗1
GoblinSlayer : (GS15>=20) → 15 + 5[4,1] → 20 → 成功
血鮫魔女レゼナ:2d6+8 斬属性ダメージ
GoblinSlayer : (2D6+8) → 5[1,4]+8 → 13
"祓栗鼠" ミレイユ:ひゅう!
”星の尾”アルワン:えらすぎ
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナの消耗を1増加(1 → 2)
”星の尾”アルワン:流石俺の魔女だ
GM:あざやか……!
GM:伶刀龍_1の負傷数を9増加(21 → 30)
伶刀龍:「RU、OOOOOOOOOO!」
伶刀龍:深手を悟り、もう助からぬと悟ったのだろう。最後の疾走は潔いほどまっすぐ、
伶刀龍:〝せめて一番美味そうな肉を〟!
伶刀龍:大柄の、肉付きの良い個体めがけ──血をこぼしながらも突っ走る!
伶刀龍:──牙!
血鮫魔女レゼナ:最後にその大口がありついたのは、分厚い鉄の塊だった。
伶刀龍:「HAGA」
血鮫魔女レゼナ:一閃、残心。上下に泣き別れた大顎から撒き散らされた血を舐めとる。
血鮫魔女レゼナ:「なるほど、確かに不味い」
"祓栗鼠" ミレイユ:「お見事です」
GM:……さて、ミレイユの手番だ。
"祓栗鼠" ミレイユ:主行動で「魔法の曲刀+1」による《舵切り》【斬落攻撃:熟練】 サ211・基264 消耗1 2d6を3回振る 命中判定10以上で大成功、4以下で大失敗 対象は猶他龍2
"祓栗鼠" ミレイユ:攻撃前に【死角移動:熟練】を宣言 基267 対象は移動妨害判定を行う。勝利するとこの手番対象への近接・遠距離命中判定[+6] 成否に関わらず対象の前まで移動し、次の自分の手番まで回避・盾受け判定[-2]
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(14+2+6+2+1) 移動妨害への対抗判定 破邪顕正+超反射
GoblinSlayer : (GS25) → 25 + 3[1,2] → 28
"祓栗鼠" ミレイユ:ひょ……
猶他龍:でも抵抗側は結局
猶他龍:GS12
GoblinSlayer : (GS12) → 12 + 5[2,3] → 17
猶他龍:なんだよな
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6+2)#4@10 命中(曲刀) 死角移動成功時+破邪顕正 1回目
GoblinSlayer : (GS23#4@10) → 23 + 5[3,2] → 28
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6+2)#4@10 命中(曲刀) 死角移動成功時+破邪顕正 2回目
GoblinSlayer : (GS23#4@10) → 23 + 6[1,5] → 29
"祓栗鼠" ミレイユ:GS(15+6+2)#4@10 命中(曲刀) 死角移動成功時+破邪顕正 3回目
GoblinSlayer : (GS23#4@10) → 23 + 8[4,4] → 31
"祓栗鼠" ミレイユ:3回目採用!
猶他龍:回避は17……
"祓栗鼠" ミレイユ:4d6+1d6+4+5 斬属性ダメージ(曲刀)
GoblinSlayer : (4D6+1D6+4+5) → 14[1,5,6,2]+4[4]+4+5 → 27
"祓栗鼠" ミレイユ:"祓栗鼠" ミレイユの消耗を1増加(3 → 4)
”星の尾”アルワン:よしよし
GM:猶他龍_2の負傷数を23増加(23 → 46)
猶他龍:しず……む!
"祓栗鼠" ミレイユ:取った……!
GM:こうなれば、後は雑魚2匹。1匹はリタが噛み殺し、1匹を君達4人で囲んで叩くとなれば勝ちは確定だろう。よって
GM:継戦カウンターを8まで進め、あなた達の勝利とする。
”星の尾”アルワン:いやった~~~
GM:消耗は1追加だ、継戦8だからね
"祓栗鼠" ミレイユ:"祓栗鼠" ミレイユの消耗を1増加(4 → 5)
血鮫魔女レゼナ:血鮫魔女レゼナの消耗を1増加(2 → 3)
〝白狼酋長〟ラング:武技分と合わせ消耗2……
血鮫魔女レゼナ:やったぜ
GM:〝白狼酋長〟ラングの消耗を2増加(4 → 6)
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンの消耗を1増加(2 → 3)
”星の尾”アルワン:”星の尾”アルワンの消耗を1増加(3 → 4)
"祓栗鼠" ミレイユ:(アルワンさんの……元々備わっている目の良さに、身体が追いついてきている)
"祓栗鼠" ミレイユ:(引き付けも十分、これなら)
"祓栗鼠" ミレイユ:身体を低く、少年の身体で己を竜の視界から隠して接敵。背面に回る
"祓栗鼠" ミレイユ:「──ふっ!」
”星の尾”アルワン:(決まる)
"祓栗鼠" ミレイユ:短く吐いた息とともに、身体が撓りを帯びて回転。流麗な円を描き、軌道上に位置する猶他龍の身体へと刃が滑り込む。
”星の尾”アルワン:以前ミレイユと武術談義をしていた際に、そんな小さな身体でどうやって斬撃の重みを確保しているのか、と尋ねたことがある。
”星の尾”アルワン:しなりだ。回転と足腰のバネ。つまり、アルワンの加速と原理は同じだった。
”星の尾”アルワン:直接ミレイユがそう語ったわけではないが――
”星の尾”アルワン:(……完全にモノにしてやがる)
"祓栗鼠" ミレイユ:真っ白な装束に、一点の血も付けずに。倒れ伏す竜の傍に佇んでいる
猶他龍:嵐のごとき暴虐に、正義の刃が滑り込む。
猶他龍:巨大ではあるが心臓の構造は、鳥や爬虫類のそれによく似ている。
猶他龍:心臓が動き、血が流れる。命の正しい形のはずだ。
猶他龍:……根本的な間違いが一つ。
猶他龍:この大地はそもそも、彼ら、恐ろしい竜のものではないはずということ。
猶他龍:支配者ならぬ異邦からの侵略者は、ついに倒れ伏した。
GM:墓所にまた、静けさが戻った。
結末
GM:かつん ずるっ かつん
GM:この音のパターンは、聞き覚えがあるかもしれない。片方の脚を引きずって歩く人間のそれだ。
骸骨:人間……ではない、か。
骸骨:骸骨の騎士は、自らが押し開けた扉の元へと戻っていく。
骸骨:かつん ずるり 折れた脚の代わりに剣を使って──そして、
骸骨:あなた達を、盾を持つ手で招く。
血鮫魔女レゼナ:「さて、どうする?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「行きましょう」
血鮫魔女レゼナ:「よし来た」大剣を鞘に叩き込む。
リタ:恐ろしい竜達の屍を、つま先で蹴り飛ばして壁際へ寄せてから、
リタ:「…………」それ以上の余計な口は叩かず、あなた達の一番後ろを追いかける。
”星の尾”アルワン:「なんだろ……あ、リタもありがとう。助かった」
GM:扉の向こうは、貴人の眠るための、ひときわ豪奢な墓所だった。
GM:棺は一つ。蓋は固く閉ざされていて、怪物どもの餌食になった様子はない。
骸骨:騎士はその棺の前で軽く会釈すると、棺の横を通り過ぎ、
骸骨:部屋の奥。壁の装飾に手を掛け──外した。
GM:ごうん……ずず、ずずずずず……
GM:絡繰りの隠し扉だ。
GM:装飾を取り外された石壁が下へと滑り落ち、向こう側に隠れた通路をあらわにした。
”星の尾”アルワン:「闇人の巣窟なんだから、こういう仕掛けもあるか……」
骸骨:棺の傍らにひざまずく。……あなた達の方を向いて。
骸骨:そうして、手の上にのせた壁の装飾を──
骸骨:小さな宝石の装飾が施された、ブローチのようなものを、掲げるのだ。
"祓栗鼠" ミレイユ:「これは……」
"祓栗鼠" ミレイユ:「……あなたの主人のためのものではないのですか?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「それとも、ここから出るのに必要なものということでしょうか」
GM:そうだな……別に受け取らずに進むことはできる。隠し扉はもう開いているからね
”星の尾”アルワン:「これは……」「難しいことはよく解らないけどさ。”自分のモノ取られた!”って風には見えないよ」
”星の尾”アルワン:「こいつらなりの”報酬”なんじゃないの……いてて」筋肉痛で痛む全身をさすりながら。
血鮫魔女レゼナ:「私たちは墓荒らしではなく、冒険者だ」
血鮫魔女レゼナ:「彼、或いは彼女がそう認めたということさね」
リタ:「────」悪癖の憎まれ口を叩こうとして、音を出さずに口を閉じてから、
リタ:「取っときなさい」
”星の尾”アルワン:レゼナの言葉に微笑む。
リタ:「そこそこの値で売れそうだし、あんたらにはすぐ金が必要になる」
"祓栗鼠" ミレイユ:「それは……どういうことですか?」
リタ:「……………………」
リタ:答えない。そして歩き始める。今度は後ろではなく、あなた達を先導するようにだ。
"祓栗鼠" ミレイユ:「…………」 その背をじっと見つめる
リタ:そして代わりに、別のことを口にする。
リタ:「ここまで来たらもう、見れば分かるわ。魔力感知でも余裕」
リタ:「この先に転移門がある。それも〝正規〟のが」
リタ:「氷の大地をジャングルにしちゃうような、桁外れのバカみたいな門じゃない方がね」
”星の尾”アルワン:「転移門……しかも、古代に作られた”生きてる”ものだって?」
リタ:「闇人の地下帝国よ。それくらいのことを出来る連中が居たっておかしくない」
リタ:「解析できるような化け物がこの世界にいたら、さぞや便利なものになったでしょうね」
GM:通路を進む。緊急時の逃走経路だろうか、装飾は何もない。ただ、崩れないように、巨大で頑丈な石が床と壁を成している。
GM:それなりの距離を歩いたはずだ。
GM:だんだんと、通路の向こうから、熱気を感じるようになった。
GM:そして、通路を抜けた先は──
リタ:「ああ、やっぱり。対称性を保って投影してんのね」
リタ:「だから起点が死火山なんだ。……それとも、こっちが大本のオリジナルなのかしら」
リタ:「ま、どっちでもいいけど」
GM:火山地帯だ。
”星の尾”アルワン:「対称性って、何が…………あっつ!!!」
”星の尾”アルワン:「あつあつあつ あちい」
GM:……尤もこちらは、そこかしこに表出した溶岩が、ごぼごぼと音を立てているのだが。
”星の尾”アルワン:「おかっ、おかしいだろコレ!? 何なの!?」
”星の尾”アルワン:普段のすかした態度が嘘のようにテンパっている。
GM:足を踏み外すほど狭い場所ではないが、好んで飛び込めば、死ぬ。
〝白狼酋長〟ラング:「……おい。これは俺の頭が悪いから理解できないのか?」
血鮫魔女レゼナ:「うへぇ……」真っ赤な舌をだらんと垂らす。
〝白狼酋長〟ラング:「ミレイユ、レゼナ。そっちの二人なら今の状況だの……」
〝白狼酋長〟ラング:「こいつの言ってる意味だのが、わかるか……?」
"祓栗鼠" ミレイユ:「暑い……」 人形のような容貌に玉のような汗がうっすら浮かぶ
血鮫魔女レゼナ:「対称性の意味はわかるからね、でこの状況でしょ?」
血鮫魔女レゼナ:「寒い氷原と熱い密林、死んだ火山には生きた火山。対称的ってのは反対ってこと」
血鮫魔女レゼナ:「あべこべなものを突き合わせる、そういう門なんじゃない」
"祓栗鼠" ミレイユ:「さながら、鏡に写った向こう側……でしょうか」
リタ:「だいたい合ってる。……そもそも、同じ〝門〟があったから紛らわしかった」
リタ:「もともとこの地下の帝国には、一つしか〝門〟が無かったはず」
リタ:「転移元と転移先を一つのゲートの両端に置く、至って想像しやすいタイプの……」
リタ:「壁に、そんな感じのこと書いてあったわ」
〝白狼酋長〟ラング:「読めたのか?」
リタ:「うっさい、おすわり」
リタ:「……その〝門〟は、人間がくぐれる程度のサイズでしょう。それ以上巨大にしても維持コストが無駄だもの」
"祓栗鼠" ミレイユ:「長生きしているだけのことはありますね」 おすわりと言われたからか、少しだけ言葉が刺々しい
”星の尾”アルワン:「あっ、おい。兄貴を犬扱いすんな!」
”星の尾”アルワン:「……だとしても、元々は一つしかなかったんだろ。誰があんなばかでかい門を建てたんだよ」
リタ:「逆に言うと、私達がくぐってきたような巨大な〝門〟は」
リタ:「〝維持コストを意識する必要が無い〟上に」
リタ:「〝そんなサイズでもなきゃ入れない〟やつが、作ったんでしょうね」
GM:ずしん ずしん ずしん ずしん
GM:……ああ、またあの足音だ。
暴君竜:あの咆哮が、怪物が、あなた達を嗅ぎつけて迫ってくる。
血鮫魔女レゼナ:「……あたしらはそんなに美味そうかねぇ」
”星の尾”アルワン:(そんなサイズでもなきゃ、入れない)
”星の尾”アルワン:(あの恐竜どもにそんな知能とか特技があるようには見えないし……なら)
〝白狼酋長〟ラング:「言ってる場合か。逃げよう……かなり疲れてはいるし、隠れ場所もほとんど見当たらないが」
GM:ずしん ずしん 巨体が迫ってくる。あなた達ほど小さい餌にこだわる理由は無いはずだ。
”星の尾”アルワン:「――巨人……?」ぽつりと呟く。言葉はすぐに、熱風に乗って消える。
GM:もっと他に、食べなれて量も豊富な餌があると言うのにこの暴君は──
”星の尾”アルワン:誰も気にしない程の、小さな声だ。
???:『恐怖』
GM:単語。
暴君竜:「……………………」
暴君竜:暴君は、あなた達に背を向けた。
暴君竜:足音が遠ざかる。恐ろしく速く。
”星の尾”アルワン:「…………逃げた? なんで?」
暴君竜:恐ろしいはずの怪物が、恐ろしく速く、逃げ去っていく。
"祓栗鼠" ミレイユ:「……まるで、暴君竜から逃げている時の私たちのよう」
???:それは目を瞑っていたし、きっと半ば夢の中にあったのだろうから
血鮫魔女レゼナ:「居るってのかい。"脅威"が」
???:あなた達のように小さな存在には、まだ気づいていないのだ。
???:一方であなた達も、これを、そういう風景の一部だと誤認したのかもしれない。
???:居るか?
???:ずっと、いるではないか。
???:火山の縁を抱きしめるようにして。
竜:岩肌と同じ色合いの体表だった。
竜:その足下には色鮮やかな花が咲き誇り、枯れて、また芽吹く、短いサイクルが繰り返されていた。
竜:小さな芽が、巨木となって、朽ちて土壌へ還る。
竜:生命のサイクルを強制的に、異常な速度で循環させる〝異常〟の中心に、
竜:ドラゴンが、いた。
”星の尾”アルワン:「なんだよ、あれ」
リタ:「あっち」指さした先には、暴君竜に追われて逃げ込んだあの場所にも似た──
リタ:だが、もっとちっぽけで苔むした扉がある。
リタ:「知らないわ。見た目のことしかわからない。どこかの本には載ってるかもね」
リタ:「けど、必要な情報ってそこ?」
リタ:「言ったわよね。あんたらには金が必要になるって」
リタ:「地上に出たら、南に行きなさい。ノールベイトから遠ざかるの」
リタ:「そうね。アールマスなんていいんじゃない? ゴミ貯めみたいに人間がたくさんいるから」
"祓栗鼠" ミレイユ:(半吸血鬼がたくさんいるっていう……)
”星の尾”アルワン:「は? …………おい、待てよ。何言ってるんだ、リタ」
”星の尾”アルワン:「何でここから離れなくちゃならないんだよ」
血鮫魔女レゼナ:「これから金が入り用になるってな、そういう意味かい」
リタ:「ここは素敵よね。空の上に光があって、それを私が見上げられる」
リタ:「酸っぱいブドウじゃないけど、太陽なんてもう要らないって思ってた。でも」
"祓栗鼠" ミレイユ:骸骨兵から受け取ったブローチを掌の中で握り締める
リタ:「手に入るんだってそそのかされちゃったら、我慢できないもの」
リタ:「……あの竜を、世界中引きずり回す」
リタ:「世界すべての〝地下〟を、太陽の光が届かない場所を」
リタ:「あの竜の力で書き換えるの」
”星の尾”アルワン:「いや、待て。お前ら」
”星の尾”アルワン:「――ノールベイトを…………世界中を、自分たちの”楽園”にしようとしてるのか?」
リタ:「さっさと行った方がいいわよ」
リタ:「寝起きのドラゴンが暴れるところ、さすがに私も見たこと無いのよね」
”星の尾”アルワン:「忠告のつもりかよ……!」
血鮫魔女レゼナ:「"我らこそ自然の支配者たるべし"って?」
血鮫魔女レゼナ:「ここに移住する方がよほど楽だと思うけどね」
リタ:「半分だと知らないでしょ。棺って狭いと寝苦しいのよ」
リタ:「……それじゃあね、さっさと行きなさい。これ以上はお互い、ロクな想いをしないでしょう」
リタ:「私のみっともない姿を見た咎は、道中の露払い料で相殺してあげる」
血鮫魔女レゼナ:「……悪いけど異変の報告までがあたしらの仕事でね」
血鮫魔女レゼナ:「しっかり記録してもらうよ。優しく心配してくれる異様な吸血鬼が居たってとこも」
リタ:「……っ」
竜:地鳴り。……〝あくび〟だ。
竜:その際に漏れた息吹が、周辺で発生する生死のサイクルを加速させる。
"祓栗鼠" ミレイユ:「……また、遠くで足音が……」
竜:花畑が広がる。溶岩に花が落ちる。炭化する。炭が塵となり大気に還る──
”星の尾”アルワン:「………レゼナ。崩れる!」
”星の尾”アルワン:「大地が環境の変化に対応できてない!このままじゃ生き埋めだ……!」
リタ:「早くゆけ!」
”星の尾”アルワン:地面に耳を付けていたアルワンが、叫ぶ。
リタ:「……早く、ゆけ!」
”星の尾”アルワン:「リタ!」
〝白狼酋長〟ラング:「すまん」
〝白狼酋長〟ラング:アルワンの、レゼナの、襟首を掴む。
”星の尾”アルワン:「……兄貴!離せっ、離せよ!」
〝白狼酋長〟ラング:「昨日今日出会った吸血鬼より、俺はこの一党を優先する」
"祓栗鼠" ミレイユ:「殿を務めます、行ってください!」
〝白狼酋長〟ラング:「南に逃げた方がいいなら、検討だってしよう」
〝白狼酋長〟ラング:「……走るぞ」
”星の尾”アルワン:「もっと違うやり方があるはずだ! お前だってきっと、楽園に――!」
血鮫魔女レゼナ:「言われなく、ても!」振り切り、自らの意思で走る。
”星の尾”アルワン:声を張り上げながらも、ラングに引きずられていく。
GM:扉を潜り抜ける。
GM:簡素な通路を駈けていくと……その中程で、奇妙な感触を味わうだろう。
GM:光も音も遮断された空間へ、ほんの一瞬飛び込んで、意識が遠ざかり、それから
GM:……懐かしい寒さを、肌に感じる。
GM:……アルワン。
GM:君がきっと、最初に目を覚ます。
GM:目を覚ました時、君は、ベッドの中だ。あまり豪華なものではないが……広さはある。
GM:冒険者を4人、無理矢理詰め込んでも、どうにか落ちない程度の広さだ。
”星の尾”アルワン:「――!」がばりと。亡者のように、布団から手を突き上げる。声にならない叫びが出ていた。
女性:「あっ……まだ起き上がらないで」
女性:突き上げられた手──拳を、両手が包む。
”星の尾”アルワン:楽園。竜。星空。極夜。
女性:「傷はありません。ですが……ずいぶんと疲れていたようです」
”星の尾”アルワン:アルワンの小さな頭には、あまりに多すぎる情報だった。レゼナのように頭が良かったら、あの場で答えを出せていたのだろうか?
女性:「体も、そしてきっと心も。……あなたはひどく無理をする方のようですね」
”星の尾”アルワン:そうこう考えていると、自分を包む掌の温かさに気付く。
GM:手に包まれた拳の、さらにその先に見えるものは。
GM:水晶のように透き通った氷の天蓋。シャンデリアの代わりに吊されているものは、何を光源としているかもわからぬただのガラス細工だ。
GM:空気は冷たいが、ノールベイトの屋内としては、標準的な程度。
GM:近くでは暖炉が、ぱちぱちと火の粉をはじけさせている。
”星の尾”アルワン:「……あんた、誰。助けてくれたの」(いたことはないが)母親のような温かさを、わずかに感じながら。
”星の尾”アルワン:「皆を起こしてもいいかな」
女性:「ええ。質素ですが、お食事もあります。疲れが癒えるまでゆっくりと休んで──」
女性:「その後は、あなた達の役割を。その〝伝言〟を届けるのでしょう?」
女性:白い指が指し示すのは、あのブローチだ。
女性:古めかしい、遙か昔の、闇人の地下帝国の意匠。
女性:「……あっと、ごめんなさい。申し遅れました」
”星の尾”アルワン:「うん。そうだ、ミレイユがあの人たちを還してくれた。伝言を――」
”星の尾”アルワン:言いながら、ふと。女性の顔を見上げる。
女性:「皆様には、こう呼ばれています」
女性:「〝星空のイレーリア〟と」
GM:青い衣。金糸の長髪。白い肌に赤い唇。
GM:その女は慈母のような微笑みを浮かべて、そう言った。
報酬
・依頼達成:経験点3000
成長点6
・金銭収入:491枚
└基礎報酬
銀貨200枚(フリツチェスタ防衛任務 50枚×4人)
└特別報酬
銀貨200枚(貴人のブローチ回収)
└売却報酬:91枚
長剣 →15枚
騎士盾 →21枚
円盾✕5→55枚
GM:さて、報酬の精算ですが
GM:端数がめっちゃ出るやん……
GM:ちなみに、長剣とか騎士盾とか円盾とかほしい子いる?
血鮫魔女レゼナ:いらなーい
"祓栗鼠" ミレイユ:私も特には
”星の尾”アルワン:無用の長物
”星の尾”アルワン:長物だけにね
GM:だよなあ
GM:ほな122枚ずつまずは配布して
GM:3枚余ったとこを、手当道具とか消耗品費持ち出ししたミレイユに回す感じでどうだろう
"祓栗鼠" ミレイユ:助かります
”星の尾”アルワン:問題ナス
血鮫魔女レゼナ:いつもありがとうねえ
GM:ならそういう具合に配布!
GM:極夜のエリュシオン────Welcome to the Jungle 小康。
GM:next
GM:09:FIRE AFTER FIRE