『娼館通いの吸血鬼……?』


"破戒騎士"エリス(キャラシート)PL:深見
"走者"フレドリック(キャラシート)PL:黄色の月
〝夜鴉楽士〟サイオン(キャラシート)フェロー

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メイン雑談

目次

  • 導入
  • 探索
  • 決戦
  • 結末

  • 導入


    GM:……さて。いきなりだが副業判定だ。
    GM:労働か芸能か職人か、それぞれの生業で稼いでいただこう。基本ルルブのP288のやつだ!
    GM:対応技能が無い場合は残念だが……何もできない!
    “破戒騎士”エリス:ないです!
    "走者"フレドリック:ウオオオオ!ないですね……
    GM:貧乏……
    “破戒騎士”エリス:しゃーない
    GM:ちなみにこの世界の物価、金貨1~2枚=銀貨10~20枚でひと月暮らせるくらいらしいが、
    GM:雑魚寝の宿代でも一晩銀貨2枚、宿で水浴びするのに銀貨1枚か2枚、風呂に行けば銀貨3~5枚、
    GM:食事もまともにとろうと思えば1食銀貨1枚からで、火酒はジョッキ1杯で銀貨1枚……
    GM:たぶん金貨1~2枚で生活できるのは、家があって、食材をそこで調理できる層なんじゃないかな。
    "走者"フレドリック:フフ……根なし草から遠慮なく絞りおる……
    GM:君達は現代で言うなら、格安ビジネスホテルに連泊してスーパーのおそうざいで食いつないでいるようなもんだ。
    “破戒騎士”エリス:ああ…
    GM:そう考えると副業の収入も、本当に大した金額では────
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「やあ懐の寂しい友人達! 素敵な依頼を拾ってきたぞう!」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:と賑やかに酒場に現れるのは、歓楽街の客引き兼冒険者、〝夜鴉楽士〟サイオンである。
    〝夜鴉楽士〟サイオン鴉人コルバスだが夜目が利き、代わりにそこまで視力は良くないへんな奴だ。
    “破戒騎士”エリス:「貴君の話を信じるかは別として…聞こう」
    “破戒騎士”エリス:漆黒の騎士じみた礼服と、それらしい話し方の色白の男。
    "走者"フレドリック:「わー。すっかり馬小屋の草刈り仲間になってるなぁ」何とも言えぬ顔で迎える。
    "走者"フレドリック:緑色の目立つ軽装に身を包んだ、ちんまりした剣を傍らに置く青年。
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「はっはっは。登場するなり警戒されてる気がする」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「ちょっと鳥人ハルピュイアには珍しい恋多き男だからってあんまりな扱いだなぁ」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「俺は、なんだっけ、ほら、博愛主義者ってやつなんだ」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「……っと、俺の思想や信条の話はどうでもいいな、うん!」
    “破戒騎士”エリス:「いずれ、気が向いたら聞くとしよう」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:1人で何か、勝手に納得し、
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「君達は『ツィッカム』を知っているかな?」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「言わずとしれた歓楽街の大店おおだな、複数の娼館の雑居棟とでも言うべきか」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「5階建てのだだっ広い宿屋の中に、およそ百を越える個室のある……つまり我々の夢の国さ」
    "走者"フレドリック:「一夜の恋、かぁ……」ぼけーっと寂しい懐と夜の歓楽街に想いを馳せる。
    “破戒騎士”エリス:「む…」
    "走者"フレドリック:「いまんとこサイオン以外縁のない場所だね。身銭的に」
    “破戒騎士”エリス:「ああ」
    GM:合同娼館『ツィッカム』──超大型の宿屋があっけなく潰れた後、その建物に入った娼館〝達〟である。
    GM:娼館はそれぞれ店ごとに、宿だった建物のうち何部屋かを確保し、そこでサービスを提供する。
    GM:特徴的なのは……部屋数がめちゃくちゃに多いため、部屋を借りている中には、いわゆる〝私娼〟も含まれるという点だ。
    GM:たとえばある娼婦が2部屋を借り、片方を仕事部屋、片方を自分が寝泊まりする部屋に使う……という例も。
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「はっは。俺だって仕事以外じゃ、一階より上に上がることはないさ。……うん、一階はお安いからね」
    "走者"フレドリック:「そっちの方もにわかだけど、けっこうモグリの人も多いらしいじゃん?」
    "走者"フレドリック:「田舎上がりの身としてはまだちょっとネ?度胸がさあ……」ちょい臆病な気質。冒険者故に大事なものだ。
    “破戒騎士”エリス:「なるほど」めちゃくちゃ真面目そうな顔で聞いている。
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「ま、モグリ──と呼ぶかどうかの定義論についてはさておこう。少なくともあそこなら、道端にゴザ敷くより衛生的だ」
    "走者"フレドリック:たしかにの意と共にこくこく。
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「が。君達も男ならば興味はあるだろう。あるだろうともが。やはり駆け出し冒険者には辛いお値段だ」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「そこで!」ばん! と依頼書をテーブルに叩き付ける。
    "走者"フレドリック:こくこくこくこく。「そこでェ?」

    ◇娼館通いの吸血鬼……?
    ・場所:交錯都市アールマス 歓楽街 合同娼館『ツィッカム』
    ・依頼人:ツィッカム店長会
    ・依頼内容:女の子の首に噛み跡を残す輩の特定、捕縛
    ・報酬:銀貨15枚 & ツィッカム一泊無料(〝サービス料〟は別途発生します)
    ・備考:〝ご利用中〟のお客様にご迷惑をおかけした場合、報酬は減額となります


    “破戒騎士”エリス:「ふむ…」
    "走者"フレドリック:「──!」
    “破戒騎士”エリス:「吸血鬼か」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「見たまえ!」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「おおよそあそこの料金は、店側に宿泊料で半分、女の子にサービス料で半分……ああいや、男の子好みな紳士もいる?」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「どうでもいいね。とにかく、つまり、つまりだ。……天国の通行証が半額ということだ!」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「これは見逃せないと思ってね、掲示板から引っぺがしてダッシュしてきたんだよ」
    "走者"フレドリック:「……」すっくと立ちあがり、サイオンの隣へ立つ。
    "走者"フレドリック:「流石だ、我が導きの友よ……」
    “破戒騎士”エリス:「今までで一番動きが軽やかだったぞ貴君」
    "走者"フレドリック:「この依頼で行きがけのレディへ良い所をバシッとみせたらさァ~~~!」
    "走者"フレドリック:「さらにさらに熱い一夜になるんじゃないのォ~~~!!?」露骨にテンションが上がっている。
    "走者"フレドリック:機を見るに敏。これも冒険者に必要な資質だ。
    〝夜鴉楽士〟サイオン:隣へ立つ〝友〟の肩に手を回し、
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「幸運の女神は前髪がなんとかかんとかだ。上級者向けのヘアスタイルだね」
    "走者"フレドリック:「正道ルタ神も見えた手順チャートを試さないのはもはや罪と仰っているからね……」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「さあ君はどうするエリス。ステアウェイ・トゥ・ヘブンがそこにあるぞ」
    "走者"フレドリック:「最終的に災禍ガバっても次の店に行った時活かせるからヨシ!だよエリス!」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「……或いは。君が天国へのチケットを不要だと言うのなら、俺が個人的に銀貨10枚で買い取ってもいい」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「ふふ、それだけの価値はある代物だからね!」
    “破戒騎士”エリス:「貴君らほど、興味があるわけではないがな…隣人を見捨てるのは騎士としてあるまじきことだ」
    “破戒騎士”エリス:前髪をいじりだす。
    "走者"フレドリック:ふんすふんすと聞いている。
    “破戒騎士”エリス:流し目を作り始めている
    “破戒騎士”エリス:「で、いつ出発する?」
    "走者"フレドリック:「いいね!実に正道アドだ!」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「今すぐさ!」
    GM:そういうことになった。

    探索


    GM:……ということであなた達は、合同娼館『ツィッカム』を訪れた。
    GM:仕事は簡単だ。異変が無いかひっそりと調査し、異変があったらとっ捕まえる。
    GM:依頼人の話によれば、被害は2階──駆け出し冒険者が行くにはちょっと勇気が要るお値段の階層に集中しているらしい。
    店長A:「女の子の首筋に、深く突き刺したような傷跡があったんだよ」
    店長A:「幸い、命に関わるような傷じゃないがね。怪しいなと思って見てみたら……」
    店長A:「傷の周りにべっとり唾液がついていて、傷はちょうど犬歯と犬歯の間くらいの間隔だ」
    店長A:「あんたら、そう聞いたら何を想像する?」
    "走者"フレドリック:「ははぁ」自分の歯と歯の間をちょっと触っている。
    “破戒騎士”エリス:「吸血鬼…というわけか」
    店長A:「ああ。……だから本当ならあんたらみたいな駆け出しじゃなく、もっと金を積んで腕利きを呼ぶとこなんだが」
    店長A:「……その女の子、別に血を抜かれてるとかそういう感じでもないんだよなぁ」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「ん? ……傷口からの出血は?」
    "走者"フレドリック:「ほうはんへふは?」いじいじ。
    “破戒騎士”エリス:「む」
    店長A:「そりゃ、強めに噛まれてるんだからあるがよ。別に、普通の範疇って言うか……」
    店長A:「切ったら血が出る。それくらいでよ」
    店長A:「なーんか、本当に吸血鬼なのかどうかも……なぁ?」
    “破戒騎士”エリス:「なるほど、であるなら」
    “破戒騎士”エリス:「単にそういう癖の者という可能性も高いか」
    "走者"フレドリック:ぱくん。「吸血鬼を真似た犯行なら危険な気配だし、そうじゃなくても普通に迷惑、と。」
    店長A:「そうそう」
    "走者"フレドリック:「まったく漢の風上にも置けん奴ですな!レディを傷つけたままポイとはね!」
    “破戒騎士”エリス:「捨て置けんな」
    店長A:「だからよ、そいつが万が一吸血鬼だったら、急いで兵隊さんなりなんなり呼んでくるからそれまでどうにかしてくれりゃ良し」
    店長A:「そうじゃないんだったら……とっ捕まえて、ちょっと仕置きしてやってくれや」
    GM:というわけであなた達は、2階を調査しているのだった。
    GM:……では早速ですが判定タイムです。
    "走者"フレドリック:ふゥん
    GM:全員、難易度14の観察判定をどうぞ。観察は知力集中+斥候or野伏+観察技能だ。
    “破戒騎士”エリス:おー
    〝夜鴉楽士〟サイオン:ちなみに俺は、全ての出目が3になるグラサイを握らされている。
    〝夜鴉楽士〟サイオン:なので2d6=6、固定値が7なので普通に失敗するぞ!
    “破戒騎士”エリス:あい
    "走者"フレドリック:野伏があるから観察技能でやってみる!こっちも知力集中で良いですかね?
    "走者"フレドリック:GS8>=14 えいっ(言う間に振る)
    GoblinSlayer : (GS8>=14) → 8 + 7[2,5] → 15 → 成功

    GM:観察はたぶん全部知力集中だな
    "走者"フレドリック:成功したのでヨシ!
    GM:おっ成功
    “破戒騎士”エリス:知力集中+斥候
    “破戒騎士”エリス:GS7>=14
    GoblinSlayer : (GS7>=14) → 7 + 6[4,2] → 13 → 失敗

    “破戒騎士”エリス:だめ!
    GM:ひとり成功しているから今回は問題なく行けるな
    GM:では判定に成功した君達は、角部屋の異常を察知する。
    GM:具体的には……扉の隙間から流れ出てるあれは《惰眠スリープ》の霧じゃないか?
    GM:薄れかけてはいる。扉を大きく開け放ち、口を塞いで突入すれば、眠ってしまうことはないだろう。
    "走者"フレドリック:なにっ 呪文
    “破戒騎士”エリス:むむ
    “破戒騎士”エリス:むやみに突撃していいものだろうか?
    "走者"フレドリック:──「なあ。気づいたか二人とも?」通路を歩く最中、おもむろに持参している手拭いで口を覆う。
    “破戒騎士”エリス:「む」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「ああ。……そこの部屋、扉がガタガタ揺れている。扉に手をついているのだろうね……」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:あきらかに違うものに集中している。
    “破戒騎士”エリス:「貴君さぁ…」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「なんだよぉ」
    “破戒騎士”エリス:「フレドリック、続きを」
    "走者"フレドリック:「それもあるけども!」「ちょっと離れた方向だよ……途中から全然扉が揺れてない」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「それは普通じゃ──んん?」
    "走者"フレドリック:「元々眠り知らずの宿だ。皆早寝してるのはおかしくないか?」じーっと角部屋の方へと視線が延び。
    “破戒騎士”エリス:「なるほど」
    “破戒騎士”エリス:「流石だな…どうする?」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「名案はあるかい、戦友?」
    "走者"フレドリック:薄まるもやへと指をさす。「ほら、薄れてるけど霧だ。睡姦にしたって《惰眠》は大げさだろ?」
    "走者"フレドリック:「あんぐらいの濃さなら……換気と覆いでナントカなると思う」「手拭いでもいきなり倒れることは無いはずだ」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「ふむ。……なるほど、合意の無いプレイの痕跡か」服の襟元を鼻まで引き上げる
    "走者"フレドリック:きゅ、と後ろ手に口元の手拭いを結ぶ。
    “破戒騎士”エリス:マフラーで口元を覆う。
    "走者"フレドリック:「サイオン、風起こし頼むわ」言い残し、そーっと角部屋の扉へと近寄る。
    GM:では、突撃するかね?
    "走者"フレドリック:※特に判定や相談が無ければこのまま開けちゃいたいぜ!
    “破戒騎士”エリス:おけ
    GM:では
    GM:あなた達は扉を開ける!
    "走者"フレドリック:では!扉は紳士的に開けるぜ
    〝夜鴉楽士〟サイオン:と同時に翼をぶわっとやる!
    “破戒騎士”エリス:それが顔に当たる
    "走者"フレドリック:もふもふだ……
    GM:もともと薄れていた霧はさらに散らされて、直接大量に吸わなければ無害なくらいになるだろう。
    GM:そして部屋の中には
    GM:あられもない姿でベッドの上に横たわり、心地よさそうな寝息を立てている女の子と、
    タオル男:「ふーっ、ふーっ、ふーっ」倫理フィルタの関係で腰にタオルを巻いている男!
    タオル男:女の子の首筋に顔をうずめて興奮している!
    "走者"フレドリック:「うわ……」素で声が漏れる。
    “破戒騎士”エリス:「顔が…!」「貴君ら、何がおきてる?」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「うわ……」細い目が心なしか悲しげだ
    “破戒騎士”エリス:フレドリックの声に反応、視界が晴れる
    "走者"フレドリック:「エリス。俺達は今一触即発の現場にいる」
    "走者"フレドリック:「デカい声は即死級の災禍ガバとおもえ」
    タオル男:「えっ、なっ」侵入者の気配に慌てて体を起こし、
    タオル男:「な、なんだ貴様ら!」あなた達を指差して叫ぶ!
    タオル男:髪とか髭とか体型を見るに、わりと身分は良い男性のようだ。
    “破戒騎士”エリス:「できれば視界が開く前に言ってほしかった」
    タオル男:叫んで開いた口の中には──金具で固定されていると見える、銀色に光る付け牙。
    “破戒騎士”エリス:「あ」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「あー……」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「……あれ、どっかの玩具屋で見たなぁ」
    "走者"フレドリック:「あらぁ…………」言い訳の文面が秒単位で飛んでいく。
    “破戒騎士”エリス:「当たり・・・か」
    タオル男:「なんだ、なんなの、本当になんなのっ!?」混乱している。お楽しみの最中の来訪者……まぁ無理もない、が。
    タオル男:「なんだよチクショウっ!」だんっ、と思った以上に機敏に駆け出す!
    "走者"フレドリック:「──大変申し訳ありません、貴方には規則レギュレーション違反プレイの疑惑があります」
    タオル男:その向かう先は部屋の奥──
    “破戒騎士”エリス:「貴君」半裸の男に向かって
    "走者"フレドリック:「ご同行を……あっ!」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「まずい! 非常階段!」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「……いや、下は店員が〝張ってる〟ぞ!」
    “破戒騎士”エリス:「名をな…乗らないか」
    "走者"フレドリック:「いやそれはそれで……あの人の名誉にかかわるだろ!」
    "走者"フレドリック:「俺らも正道ベストを尽くさねえと!!!」慌てて後を追う!
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「そうそう、こういうお店で本名で名乗るとか結構危ないから!」
    “破戒騎士”エリス:「だいぶ致命傷だとは思うが…」追う
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「適当な知り合いの名前を偽名で使ったりとか良く有ることさー!」追う!
    GM:あなた達はタオル男を追う!

    タオル男:タオル男が階段を駆け上がる!
    タオル男:なかなかの健脚だ、3階、4階、4階踊り場──
    タオル男:「ちっ、しつこい連中だ……これでもくらえっ!」
    タオル男:がしゃん! なにかの小瓶を階段に叩き付ける────
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「あっ、あれは……!?」
    "走者"フレドリック:「ハァァアア!!!」猟師仕込みの健脚で追いすがる!
    "走者"フレドリック:「知ってるのかサイオン!?」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「まずい、無害だけど美味しくない粘性の強い透明な液体だ!」
    GM:こういうお店なら簡単に手に入るアイテムである。
    “破戒騎士”エリス:「そんなものが…」
    "走者"フレドリック:「なにぃ!?材料に品質のいい水も使うから結構お店の品格も問われる……あの粘液か!?」
    “破戒騎士”エリス:「何でそこまで詳しいのだ貴君」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「くっ、大量の粘液が階段に広がって────」
    GM:難易度17の跳躍判定! 技量集中+野伏or斥候or武道家+体術だ。
    “破戒騎士”エリス:「と、話してる場合では…っ」
    GM:失敗したならば派手に滑って転び、消耗+1&負傷1d3。
    GM:なお目標値の-4以下の出目を出したものは、それだけ余分にスッ転んでもらう。さらに消耗1の負傷1d3だ。
    "走者"フレドリック:「やるっきゃねえ!跳ぶぞエリス!」
    “破戒騎士”エリス:技量集中+斥候
    〝夜鴉楽士〟サイオン:ダイス出目固定6+8……14! 転ぶ!
    "走者"フレドリック:技量集中+野伏!行くぜ!
    "走者"フレドリック:GS7>=17
    GoblinSlayer : (GS7>=17) → 7 + 6[5,1] → 13 → 失敗

    “破戒騎士”エリス:GS7>=17
    GoblinSlayer : (GS7>=17) → 7 + 2[1,1] → 9 → 大失敗

    GM:〝夜鴉楽士〟サイオンの消耗を1増加(0 → 1)
    GM:1d3
    GoblinSlayer : (1D3) → 2

    “破戒騎士”エリス:あ”
    "走者"フレドリック:ぐあああああああ!!!!!!-4失敗!!!
    GM:a
    GM:あああぁあぁっ
    GM:では
    "走者"フレドリック:1d3+1d3 負傷点分!!!
    GoblinSlayer : (1D3+1D3) → 1[1]+2[2] → 3

    GM:真っ先に跳躍したエリスくんは盛大に足を踏み外し
    GM:全員を巻き込んで階段の一番下まで落下してしまう
    “破戒騎士”エリス:すまん
    "走者"フレドリック:グエエエエエ!!!
    GM:次の判定がちょっと難しくなるぞ!
    GM:〝夜鴉楽士〟サイオンの負傷数を2増加(0 → 2)
    "走者"フレドリック:負傷点は据え置きで失礼!
    "走者"フレドリック:"走者"フレドリックの負傷数を3に変更(0 → 3)
    “破戒騎士”エリス:1d3+1d3
    GoblinSlayer : (1D3+1D3) → 3[3]+3[3] → 6

    "走者"フレドリック:"走者"フレドリックのを1増加(0 → 1)
    “破戒騎士”エリス:踏んだり蹴ったり
    "走者"フレドリック:"走者"フレドリックの消耗を1増加(0 → 1)
    "走者"フレドリック:"走者"フレドリックの消耗を1増加(1 → 2)
    GM:出目に嫌われてるぅ……
    "走者"フレドリック:おお地母神様!夜なので寝ておられるのですか!!
    “破戒騎士”エリス:「あ”」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「くっ、ぐ、ぬぅぅううぅっ──え?」着地したは良いがよたよたしている所に、
    “破戒騎士”エリス:「…すまない、二人とも」
    “破戒騎士”エリス:「先に言っておくぅおおおおお!!」
    "走者"フレドリック:「は──?」ず るっ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!????」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「アアアアアアアアアアアアアーッ!」
    “破戒騎士”エリス:どんがらがしゃぁああああああん
    GM:大惨事であった。
    “破戒騎士”エリス:「……ってえ」
    GM:階段を滑り降り、踊り場におちて、柵にぶつかって方向転換してを繰り返し
    GM:あなた達はものの見事に一階まで落ちて行った。
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「うぐぉおおおぉぉぉおおぉぉぉ……」
    "走者"フレドリック:「ブエエエエエエエーッ!!!?」粘液による摩擦減を差し引いても……大ダメージッ!
    “破戒騎士”エリス:「き、きくんら」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:よりによって一番下で下敷きになっている。
    “破戒騎士”エリス:「無事か……」こっちはダメそう
    "走者"フレドリック:「え」「えりす…………」
    "走者"フレドリック:「テメヘ覚えとけよ…………」ぷるぷる。
    “破戒騎士”エリス:「ごめんて」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「こ」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「この階段は……店員達が見張ってる……」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「俺に構わず……店内の階段を登っていけ……がくっ」
    "走者"フレドリック:「サイオン?……サイオンーッ!!!」
    GM:割とダメージがデカそうだ。すぐには動けまい……置いて行くのが良いだろう。
    GM:まぁ死ぬわけじゃないしな。
    “破戒騎士”エリス:「サイオン…貴君の思い、受け取ったぞ」よぼよぼ
    "走者"フレドリック:震える足で頑張って立ち上がりつつ。「どうやら俺ら二人でやるっきゃねえようだな……」
    GM:仲間を失ったあなた達は、それでも立ち上がり前を向かねばならない。
    GM:さあ駆け上がれ、上層階への階段を──


    GM:ということで、駆け上がったことになってもらう。
    "走者"フレドリック:「上等ッ!」「正道神、禍覆ガバース派の見せ所だ!気張ってくぞエリス!!!」
    “破戒騎士”エリス:「ああ、騎士は…逆境を超えてこそだと教えられている」
    “破戒騎士”エリス:「往くぞ…!」

    GM:あなた達はどうにかローションまみれで、ツィッカム5階に到着した。
    GM:なるほど絨毯から空間に漂う香りから、いかにも格式高い感じが窺える。一番安い部屋でも、金貨が数枚出ていくだろう。
    GM:タオル男の姿は見えない…………どこかの部屋に隠れたか!?
    GM:一階まで落下してる間に、十分に身を隠す時間があったのだろう。探すには骨が折れそうだ。
    GM:……ということで再びの捜索タイムだ。
    GM:探索方法はふたつ。
    GM:1:難易度20の観察判定に成功する。判定失敗時は消耗+1で再挑戦が可能。
    GM:2:ドアを片っ端から開けていく! ……たぶん5回もチャレンジすればあたる!
    GM:ファンブル記念で難易度が高くなっている。
    GM:そうそう簡単には成功できねえぜ……
    "走者"フレドリック:「ヤベエな……下手に部屋を開けたら更なる一触即発だ!」ぬたぁ……
    “破戒騎士”エリス:「貴君」
    “破戒騎士”エリス:「運に自信は?」
    "走者"フレドリック:「禍覆ガバース派は災禍を転じて福へねじ伏せる正道神の派閥だ。」
    "走者"フレドリック:「逆に言えば、蛇の眼とはお得意様だ」
    "走者"フレドリック:「エリス。そっちは?」
    “破戒騎士”エリス:「なるほど」
    “破戒騎士”エリス:「地母神の救いを期待したいところではあるが」
    “破戒騎士”エリス:「生憎、破戒騎士と称されてる身だ」
    "走者"フレドリック:「成程な。ここはポジティブに行こう」
    "走者"フレドリック:「俺達が何をやらかそうが──サイオンは巻き込まれねえ!」
    GM:では、どうするね?
    "走者"フレドリック:特になければ1からの2を考えています(災禍ガバガバ野郎並感)
    GM:では、どうぞだ
    “破戒騎士”エリス:行くぜ
    GM:20はそうそう貫通できまいて……
    "走者"フレドリック:GS8>=20 よく見たらこの段階でクリティカル必須なんだよね
    GoblinSlayer : (GS8>=20) → 8 + 12[6,6] → 20 → 大成功

    "走者"フレドリック:wwwwwwwwww
    “破戒騎士”エリス:紙
    “破戒騎士”エリス:神
    GM:こんなん笑うしかないじゃん
    GM:どうしてくれる!!!
    "走者"フレドリック禍覆ガバース……成れり!!!!!!!
    “破戒騎士”エリス:ごめん、振らなくてもいいか?さっき大失敗したからよ
    GM:しかけたトラップ全て省略してアタリを引き当てやがって!!!!!!
    GM:はい
    GM:一発でタオル男の居場所を特定出来てしまうよ!
    “破戒騎士”エリス:頼りになる~~
    “破戒騎士”エリス:エリス、ときめいちゃう♡
    GM:……ということで、ある扉の特定が完了した。
    GM:何やら扉の内から凶暴な気配がする。少なくとも〝お楽しみ〟の雰囲気ではない。
    "走者"フレドリック:「ここだ…………俺の勘が全て此処と指し示している」何らかの信託が来た顔をしている。
    “破戒騎士”エリス:「信じよう」
    "走者"フレドリック:「正道神よ、ご照覧……はやっぱいいや。寝ててくださいおねがいします」
    "走者"フレドリック:「覚悟はいいなエリス!最悪二人で縛り首だッ!」がちゃー!!
    “破戒騎士”エリス:「応!」
    "走者"フレドリック:とつげきー!
    GM:では、扉を開けた瞬間
    GM:そうだな、この場合だと
    GM:GS8
    GoblinSlayer : (GS8) → 8 + 8[4,4] → 16

    GM:ふむ、デカい
    GM:目標値16の第六感判定をどうぞだ!
    "走者"フレドリック:やったらー!!!
    “破戒騎士”エリス:よし!!
    GM:知力反射+野伏斥候精霊使いだな
    "走者"フレドリック:知力反射は6ある!
    "走者"フレドリック:GS7>=16 チェイ!!!!!
    GoblinSlayer : (GS7>=16) → 7 + 11[5,6] → 18 → 成功

    GM:出目が強いな
    "走者"フレドリック:確変起きてる?
    “破戒騎士”エリス:GS10>=16
    GoblinSlayer : (GS10>=16) → 10 + 12[6,6] → 22 → 大成功

    “破戒騎士”エリス:起きてる
    GM:どうしよう
    "走者"フレドリック:マイナスとマイナスの掛け算か?
    GM:ここまで出目が面白いと
    GM:なんか普通に終わらせるのもったいなくなってきたな
    GM:よし
    GM:では
    "走者"フレドリック:おお
    “破戒騎士”エリス:む
    用心棒:「キェエエエエエエエエエエエッ!」
    用心棒:扉の影から怒声! 湾刀を振り下ろす蛮族!
    "走者"フレドリック:「なにっ」辛うじて…いや結構余裕で奇襲に勘づく!
    GM:中々の精度の不意打ちはしかし、いかなる幸運か、
    GM:完璧にあなた達に察知されてしまう!
    “破戒騎士”エリス:完全に捌いて、距離を取る。
    “破戒騎士”エリス:「甘いな」
    用心棒:ぎゃんっ! 床を湾刀が叩き火花を散らす!
    "走者"フレドリック:「そうともォ!」ぱっと扉を蹴って離れ、小剣を構える!
    用心棒:「……ふん、外したか」
    用心棒:「卿、離れていろ。おのれがおってはやりづらいわ」
    用心棒:厳めしい顔をした巨躯の蛮族がそう告げると、
    "走者"フレドリック:「お客人に次ぐ!我々は漢の誇りにかけて貴方の秘密は墓まで護る!故に!」
    タオル男:「ぐ……ひ、ひぃっ!」タオル男はほうほうの体で部屋を出ていく!
    "走者"フレドリック:「大人しく店長さんの下へ……ああもう!また逃げた!」
    “破戒騎士”エリス:「救えんな…」此方も曲刀を抜く。
    用心棒:「追わせぬよ」
    用心棒:「高い宿代を払わせているのでなぁ」
    "走者"フレドリック:「そっちもお仕事ってワケね……説得するだけ無駄ロスか!」盾もチャチャッと構える!

    決戦


    GM:怪物知識判定……難易度13!
    GM:知力集中+呪文遣い系職業+【怪物知識】だ!
    "走者"フレドリック:怪物知識ある!
    “破戒騎士”エリス:魔術師2!
    "走者"フレドリック:GS9>=13
    GoblinSlayer : (GS9>=13) → 9 + 5[1,4] → 14 → 成功

    "走者"フレドリック:ヨシ!
    “破戒騎士”エリス:GS7>=13
    GoblinSlayer : (GS7>=13) → 7 + 7[6,1] → 14 → 成功

    “破戒騎士”エリス:おっしゃ
    GM:実は怪物知識技能は、初歩の時点で補正が+2あるのだ
    "走者"フレドリック:ありがたいぜ(補正もOK!)
    GM:つまりどっちにせよ成功ということだな
    用心棒エンフォーサー 悪党4 生命力22 呪文抵抗13 移動力17 先制力GS1 モラルGS8>=13
    湾刀 達成値16 威力1d6+4 斬
    投石 達成値19 射程10m 威力1d3+2 殴 回避15 装甲3 支援:命中、装甲+2 5m
    「ボス」統率者3
    「長距離移動:初歩」
    「手仕事:初歩」
    ■金で雇われ店や要人の護衛を請け負う者。
    正規の仕事ならば冒険者に頼めば良いので、より非合法な者を守っている存在。
    湾刀を持っている。

    GM:……本来ならタオル男の支援を受けて戦う筈だったボスエネミーだが
    GM:奇襲を見事に避けたあなた達を警戒して、護衛対象を遠ざけた。
    "走者"フレドリック:やったぜ!
    GM:さてこの場合、遭遇距離は……
    戦闘配置 用心棒

    2m

    〝破戒騎士〟〝走者〟
    GM:こうだ。指定させてもらう。
    GM:と、いうことで早速だが

    ラウンド1


    GM:行動順の決定!
    "走者"フレドリック:ヨッシャア!
    用心棒:GS1
    GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 9[3,6] → 10

    "走者"フレドリック:GS
    GoblinSlayer : (GS) → 7[2,5] → 7

    用心棒:はやいぞ!
    "走者"フレドリック:まけた!
    “破戒騎士”エリス:GS
    GoblinSlayer : (GS) → 8[3,5] → 8

    “破戒騎士”エリス:む
    用心棒:では我が手番なり!
    用心棒:どちらにしようかな
    用心棒:1d2
    GoblinSlayer : (1D2) → 1

    用心棒:エリス
    “破戒騎士”エリス:こないで
    "走者"フレドリック:たすかったぜ
    用心棒:湾刀による近接攻撃を行う!
    用心棒:達成値は16で固定だ!
    “破戒騎士”エリス:回避か盾受けか
    “破戒騎士”エリス:いや、盾受けだわ
    “破戒騎士”エリス:斥候もよけれたか…避けてみます
    "走者"フレドリック:がんばえー!
    “破戒騎士”エリス:GS9>=16
    GoblinSlayer : (GS9>=16) → 9 + 2[1,1] → 11 → 大失敗

    GM:きみね
    “破戒騎士”エリス:きみさあ
    "走者"フレドリック:う あ あ あ あ あ(PC書き文字)
    “破戒騎士”エリス:1か10しかない
    用心棒:思いっきり命中した上に痛打が発生するようだ
    用心棒:痛打表を振るぞ
    用心棒:1d6
    GoblinSlayer : (1D6) → 2

    "走者"フレドリック:やべーぞ骨折だ!!!
    GM:攻撃を受けた者は骨折し、苦痛と出血のために「1d6」点消耗します。さらに骨折が治るまでの間、
    GM:消耗ランクによる判定へのペナルティ修正が2倍になります。
    “破戒騎士”エリス:やば
    GM:ヤバイもんを引いたなぁ!
    用心棒:そしてダメージ。効力値が16だから増えるぞ
    用心棒:1d6+4+1d6
    GoblinSlayer : (1D6+4+1D6) → 5[5]+4+3[3] → 12

    “破戒騎士”エリス:装甲が1だから
    “破戒騎士”エリス:生命力2
    GM:えーとね
    "走者"フレドリック:あ、生命力は据え置きで負傷点に足していく感じですね
    GM:そうそう
    “破戒騎士”エリス:フレドリック、私はここまでのようだ…
    “破戒騎士”エリス:あ、あいあい
    "走者"フレドリック:生命力が最大HP、負傷点が加算式の現在HP(最大限界値生命力×2)と覚えましょう
    “破戒騎士”エリス:はーい
    GM:なのでまだ十分に行動はできるが、
    GM:骨折……かぁ……
    用心棒:「ぬぅおおおおおおっ!」折れず曲がらずの湾刀に体重を乗せ──両手切り下ろし!
    GM:そして手番はエリスに移る!
    "走者"フレドリック:「来るぞエリスッ!」
    “破戒騎士”エリス:(ここは盾、いや…避けるか)
    “破戒騎士”エリス:ぬるっ
    “破戒騎士”エリス:「は?」
    "走者"フレドリック:「あっ(察し)」
    “破戒騎士”エリス:床の何か透明な液体に足を滑らせ
    用心棒:めぎぃっ!!!
    “破戒騎士”エリス:ド転倒!
    "走者"フレドリック:「エリスーーーッ!!!?」
    “破戒騎士”エリス:「ぐあああああああ!!」
    用心棒:刃とはそもそも金属の塊である。切れ味云々の前に、
    用心棒:勢いよく叩き付ければ、めちゃくちゃ衝撃があるのだ。
    “破戒騎士”エリス:「く……」
    用心棒:「ふん! 面妖な粘液に包まれているから何かと思えば……片腹痛いわ!」
    “破戒騎士”エリス:「…まだ、まだ」
    “破戒騎士”エリス:消耗点は自分で振るんですか?
    GM:これどっちが振るんだろうな……面白いから自分で振ってください
    “破戒騎士”エリス:頼むぞ
    “破戒騎士”エリス:1d6
    GoblinSlayer : (1D6) → 4

    "走者"フレドリック:どきどき
    “破戒騎士”エリス:ぎゃああああ
    "走者"フレドリック:う……うあああ 消耗ペナルティが2倍を練り歩いてるうっ
    GM:消耗6 判定-1のゾーンに乗った上に骨折でペナルティ2倍……すなわち
    GM:全部の判定に-2のペナルティだ!
    “破戒騎士”エリス:はあ…はあ…
    GM:さあ、君の手番だ
    GM:どうする?
    “破戒騎士”エリス:どうしよう…悠長に火与とかやってられないよな
    GM:祈念に賭ける手はあるね
    "走者"フレドリック:5点あるから載せ放題だぜ
    “破戒騎士”エリス:火力不安だし…火与します
    GM:さあ行け!
    “破戒騎士”エリス:祈念ってどのページみればいいかしら
    GM:索引を見るのが一番早いかもしれんが、えーと
    GM:166か
    GM:祈念は判定ではないので、ペナルティは適用されないようだ
    "走者"フレドリック:因果点ってあるところですね
    “破戒騎士”エリス:よし
    “破戒騎士”エリス:呪文行使判定!
    GM:こんかいの場合だと、
    GM:1:判定結果の向上
    GM:今回の場合、例えば火与の判定を行った後、その判定を大成功にして達成値+5にするのを狙える
    GM:あるいは3:逃亡する
    GM:こちらはラウンド開始時に選ぶものだが、ひとつの手ではあるのか
    "走者"フレドリック:だめだこりゃ!逃げよう!も実際通る場面ですわね(生きててよかった!)
    “破戒騎士”エリス:とりあえず、判定してみます
    GM:骨折は想定外だものね……
    GM:よし来い
    "走者"フレドリック:逃げるにしても一発入れたいぜー!
    “破戒騎士”エリス:GS5>=10
    GoblinSlayer : (GS5>=10) → 5 + 3[2,1] → 8 → 失敗

    “破戒騎士”エリス:うっそだろ
    “破戒騎士”エリス:祈念いいすか
    "走者"フレドリック:まだ大丈夫!ここで祈念に成功すれば
    GM:いけ!
    "走者"フレドリック:失敗を成功にひっくり返せるぜ!
    GM:そう、効力はリストの一番左になるが……それでも結構な威力がのる!
    “破戒騎士”エリス:GS>=5
    GoblinSlayer : (GS>=5) → 9[4,5] → 9 → 成功

    “破戒騎士”エリス:はあ…はあ…
    "走者"フレドリック:ヨシ!!
    GM:因果点が6になり……判定は成功!
    GM:3d6の火ダメージを与える効果が付与されるな……
    GM:ちなみに!
    GM:対象の物体はどれにする!
    “破戒騎士”エリス:曲刀に命の灯をともします
    GM:ふむ、それもアリだし
    “破戒騎士”エリス:いや、ここは…
    GM:君は次ラウンドに殴る時も、デカいペナルティが乗ってる
    GM:うむ
    "走者"フレドリック:つまり?
    “破戒騎士”エリス:フレドリック、託すぜ
    GM:それも一つの手段だ
    "走者"フレドリック:おっしゃ!正道の意地見せてやらぁ!
    GM:ちなみにフレドリック、君は次の手番にどう殴るつもりでいたね
    “破戒騎士”エリス:小剣にエンチャント
    "走者"フレドリック:鬼走込みでシンプルに殴り掛かる予定でした(ぼんやり脳筋)
    GM:よろしい、ならば
    GM:それを踏まえて……いい感じにやりな!
    "走者"フレドリック:行くぜェ!鬼走も宣言しつつ…小剣で用心棒に近接攻撃!
    "走者"フレドリック:GS8 補正分はこうなる筈!
    GoblinSlayer : (GS8) → 8 + 9[6,3] → 17

    GM:む、回避は……
    用心棒:固定値15である。
    用心棒:当たる。
    "走者"フレドリック:祈りは回避に残しとくか…!ダメージ!
    "走者"フレドリック:1d6+2+1d6 まずは武器の方!
    GoblinSlayer : (1D6+2+1D6) → 6[6]+2+5[5] → 13

    "走者"フレドリック:3d6 火与分!
    GoblinSlayer : (3D6) → 9[1,4,4] → 9

    用心棒:装甲3、10点通しであるな
    用心棒:こちらも装甲3、6点通し
    用心棒:都合……
    GM:用心棒の負傷数を16増加(0 → 16)
    用心棒:/
    "走者"フレドリック:もうちょい!
    用心棒:……残り6点しかないだと!?
    “破戒騎士”エリス:いけ…
    GM:予想以上に強かったな貴様ら……!
    “破戒騎士”エリス:ふふふ(死に体)
    "走者"フレドリック:──「やりやがったなテメーっ!!」げしっと転がるエリスを蹴り飛ばし、距離を取らせる!
    “破戒騎士”エリス:「ぐはっ!!…おい、貴君」
    “破戒騎士”エリス:「武器アルマ……点火インフラマラエ……付与オッフェーロ……もっていけ」ぼろ雑巾のようになりながら詠唱。
    "走者"フレドリック:「よーし!貰うぜエリス!」振りかぶる小剣に宿る蛮勇……勇気の焔!
    用心棒:「ほう、炎を伴う異形の剣────それも良し!」
    “破戒騎士”エリス:あるいは、エリスの命の灯だ。早めに倒してくれ!!
    "走者"フレドリック:「テヤァァァーッ!」纏わりつく粘液を蒸発させながら湾刀の護りをすり抜け、熱撃を入れる!
    用心棒:「トァアアアアアアアーッ!」奇声と共に再び剣を振りかぶり踏み出す!
    用心棒:その脇腹を、
    用心棒:斬!
    用心棒:……ぶしゅっ、と血が噴き出す。深く、一撃が入った。
    "走者"フレドリック:ぬるるるる……!「先ずは一発!次はエリスの仇だっ!」
    "走者"フレドリック:※生きてます。
    用心棒:「ぐぬぅう……!」
    GM:ラウンド終了処理。効果が終わるものは終わり、モラルチェックは発生せず、継戦カウンターが1になる!

    ラウンド2!


    "走者"フレドリック:武技コストで消耗が1増えるぜ
    GM:行動順!
    "走者"フレドリック:"走者"フレドリックの消耗を1増加(2 → 3)
    “破戒騎士”エリス:あ、私もかな
    "走者"フレドリック:GS イニシアチブ!
    GoblinSlayer : (GS) → 7[2,5] → 7

    "走者"フレドリック:きゅーん…
    "走者"フレドリック:"走者"フレドリックのイニシアチブを7に変更(7 → 7)
    用心棒:GS1
    GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 10[4,6] → 11

    “破戒騎士”エリス:イニシアチブもー2?
    "走者"フレドリック:だから速いってお前!!
    GM:そうなるな……
    “破戒騎士”エリス:gs-2
    GoblinSlayer : (GS-2) → -2 + 2[1,1] → 0 → 大失敗

    “破戒騎士”エリス:うっそ
    “破戒騎士”エリス:これ、どういうこと?
    GM:さすがにそろそろダイスボットの不具合を疑うぞきみぃ
    "走者"フレドリック:ここが娼館でよかった 洞窟だったらマジで死んでた
    GM:まぁ行動順でファンブルしようが大差はねえが……それにしてもな!
    用心棒:では手番だ
    “破戒騎士”エリス:3度目か?
    用心棒:既に死に体の獲物は放っておいて、生きの良い方を斬り殺してやろう!
    "走者"フレドリック:ふゥん イイ度胸だ!来な!
    “破戒騎士”エリス:すき
    用心棒:湾刀でフレドリックに攻撃! 命中達成値は16!
    “破戒騎士”エリス:やさしい。俺だけは用心棒君の良いところ知ってるから
    "走者"フレドリック:生命点も余裕であるし…盾受けで頑張る!
    "走者"フレドリック:盾受け値ボーナスが3、ここに技量反射と職レベルで…
    "走者"フレドリック:GS10>=16 こう!
    GoblinSlayer : (GS10>=16) → 10 + 8[3,5] → 18 → 成功

    GM:ぬっ
    用心棒:ダメージ!
    用心棒:1d6+4+1d6
    GoblinSlayer : (1D6+4+1D6) → 5[5]+4+5[5] → 14

    "走者"フレドリック:ヨシ!装甲4にアップ!
    GM:ダメージそのものは結構デカいんだがな……!
    "走者"フレドリック:"走者"フレドリックの負傷数を10に変更(3 → 10)
    "走者"フレドリック:"走者"フレドリックの負傷数を13に変更(10 → 13)
    "走者"フレドリック:とはいえ次喰らったらキツイ…!どーにか決めねば!
    GM:ということでフレドリックの手番か!
    “破戒騎士”エリス:がんばえ…
    "走者"フレドリック:うおお!ガンガンやって行きます
    用心棒:「ずえりゃあ!」縦振りの斬撃! 負傷はすれど太刀筋衰えず!
    "走者"フレドリック:出し惜しみの余裕はねえ!引き続き鬼走込みで近接攻撃!
    用心棒:回避は15固定だぞぉ!
    "走者"フレドリック:──「うおおお!?ビリビリ来やがるっ!」がい ん!
    "走者"フレドリック:辛うじて受けた盾にも切れ目が入る!次はないかも…!
    "走者"フレドリック:GS8 反撃だオラ!
    GoblinSlayer : (GS8) → 8 + 6[4,2] → 14

    “破戒騎士”エリス:貴君~~~~~!!
    "走者"フレドリック:…祈念いくぞ!!!!!
    "走者"フレドリック:GS>=6 ささやき えいしょう
    GoblinSlayer : (GS>=6) → 7[6,1] → 7 → 成功

    GM:本当にもうこのダイスどもは
    GM:あぶねえ!
    GM:あぶねえが……命中は命中!
    "走者"フレドリック:ひっくり返せたのでヨシ!!!!!!!
    GM:しかもあたりさえすれば火与が普通にフルダメージ入るからな……
    "走者"フレドリック:1d6+2+1d6 さっきと同じ効力!
    GoblinSlayer : (1D6+2+1D6) → 2[2]+2+6[6] → 10

    "走者"フレドリック:3d6 火!
    GoblinSlayer : (3D6) → 7[3,2,2] → 7

    用心棒:通常の斬撃だけでも……7が通る!
    GM:用心棒の負傷数を11増加(16 → 27)
    用心棒:生命力は22……ぐはぁっ!
    用心棒:気絶する……あなた達の勝ちだ!
    "走者"フレドリック:生きててよかった!!!!!!!
    “破戒騎士”エリス:よかった…
    “破戒騎士”エリス:これで死んだら…死にきれねえ
    "走者"フレドリック:──「うおおおおお!!!」なけなしの気合で湾刀の横っ腹に盾をブチ当て、強引に逸らす!
    用心棒:「んぬぅうううううう!」床を抉り取る湾刀!
    "走者"フレドリック:峰を振り上げ「こいつで……倒れてくれ―――ッ!!!」渾身の力で
    用心棒:「おの、れぇいっ!」再び刀を振り上げる!
    "走者"フレドリック:隙を晒した脳天目掛けて振り下ろす!
    用心棒:ぶんっ
    用心棒:……ずんっ!
    用心棒:一瞬、フレドリックが速かった。用心棒の刃は再び床を穿ち、
    "走者"フレドリック:ひゅ うん
    用心棒:「ぬ、ぉ……」ぐらぁっ、ばたん
    "走者"フレドリック:「はぁ、はぁ……!」遅れて来る手のしびれ。
    GM:巨躯の首狩り蛮族は床に倒れ伏した。
    GM:おめでとう。このセッションに於ける戦闘は、あなた達の勝利だ。
    “破戒騎士”エリス:やったぜ
    "走者"フレドリック:ポロリと剣が落ち、握る力も限界になっていたことに今更気が付いた。
    GM:ラウンド終了処理。継戦カウンターが2になる。
    "走者"フレドリック:あ、差し支えなければ
    "走者"フレドリック:ボロボロのエリスに小癒使っておきたいです
    “破戒騎士”エリス:しゅき
    "走者"フレドリック:へっ……骨折の世話するのも面倒だからな……
    GM:よろしい、急いでつかいなされ
    "走者"フレドリック:接触で使うぜ!
    "走者"フレドリック:GS6>=5
    GoblinSlayer : (GS6>=5) → 6 + 11[6,5] → 17 → 成功

    "走者"フレドリック:効力値+5で22!
    “破戒騎士”エリス:貴殿、出目よくない?
    "走者"フレドリック:4d6+5+1 骨折も一時的に直る!
    GoblinSlayer : (4D6+5+1) → 14[4,3,6,1]+5+1 → 20

    GM:だいぶがっつり回復できるな……
    GM:完全治癒してない?
    “破戒騎士”エリス:負傷0
    GM:時間巻き戻ったレベルで綺麗に治ってない?

    結末


    "走者"フレドリック:──「ご照覧あれ。これより見せるは拙くも、四方に他無き癒しの業なり!」患部に手を当てて、手短に唱える
    “破戒騎士”エリス:「貴殿、早く…はやく…」
    "走者"フレドリック:「小癒ヒール!」ほのかな光と共に、時を巻き戻すかのごとく痛みが引いていく
    “破戒騎士”エリス:「おお…」
    “破戒騎士”エリス:「貴殿凄いな…痛みもほとんどない」
    "走者"フレドリック:「骨はちゃんとした所で見てもらえよ?後で倒れたら俺泣くからな?」
    "走者"フレドリック:こちらもまあまあボロボロだが、エリスの手を掴む力はしっかりしている。
    "走者"フレドリック:「前線張る戦士に骨折は中々悩みの種だからな……しっかり覚えとけって神殿のばあ様に言われてたんだ」
    “破戒騎士”エリス:「助かった」
    "走者"フレドリック:「次は俺の災禍ガバを覆してくれりゃあいいさ」にっかりと笑う。
    “破戒騎士”エリス:「では」立ち上がる。
    “破戒騎士”エリス:「仕上げと行くか」
    "走者"フレドリック:「応!」ぐっ!
    GM:──かくも激しき戦いの末、あなた達は勝利を勝ち取った。さあ、残るはあのタオル男だけだ。
    GM:探索を続けよう。……探索方法は先に挙げている二つである。
    GM:難易度20の観察判定に挑むか、ドアを片っ端から開けていくかだ。
    GM:さあ、どうする?
    "走者"フレドリック:まただよ(笑)
    “破戒騎士”エリス:もおおお
    "走者"フレドリック:1→2でお願いします……(疲労困憊)
    GM:一応1から挑むあたりは律儀だ
    “破戒騎士”エリス:はあ…はあ…
    GM:よろしい、ファンブルだけは出すなよ……出すなよ!
    "走者"フレドリック:GS8>=20 唸れ!!!俺の禍福!!!!!
    GoblinSlayer : (GS8>=20) → 8 + 8[5,3] → 16 → 失敗

    GM:えらい! ファンブってない!
    "走者"フレドリック:流石に二連荘クリは無かったか
    “破戒騎士”エリス:えーと、まだー2があってぇー
    GM:骨折は治ったから、
    "走者"フレドリック:小癒で直ってるぜ!
    GM:-1のみ!
    “破戒騎士”エリス:あ、そうか
    “破戒騎士”エリス:GS6>=20
    GoblinSlayer : (GS6>=20) → 6 + 5[3,2] → 11 → 失敗

    “破戒騎士”エリス:はい
    GM:よし、ファンブってない!
    “破戒騎士”エリス:よしよし
    "走者"フレドリック:総当たりの裏技 開始!!!!!
    GM:……ということで、パッと見る限りには手がかりが無かった。
    GM:やむを得ない。あなた達は適当な扉にアタリをつけ──
    “破戒騎士”エリス:「ふむ、これは…」
    "走者"フレドリック:「ああ」「さっぱり分からん」
    "走者"フレドリック:「つまり、だ」ガッとドアノブに手をかける。
    "走者"フレドリック:「当初の予定通り。ポジティブに行く!」開く!!!
    GM:では、あなたは扉を開ける──
    女性〝店員〟:「キャーッ!!!」きれい系の嬢の甲高い悲鳴…………プレイ中の部屋だった!
    "走者"フレドリック:「ウワーッ!!?すいませんっした!!!」勢い良く閉じる!!!
    “破戒騎士”エリス:「次だ」扉を開く。
    "走者"フレドリック:「任した」脳裏にしっかりと刻み込んでいる。光景を。
    髭ダンディ:「キャーッ!!!」筋骨隆々髭ダンディの野太い悲鳴…………プレイ中の部屋だった!
    “破戒騎士”エリス:「申し訳な…うおおっ!?」
    “破戒騎士”エリス:「なにも見なかった!」勢い良く閉じる!
    "走者"フレドリック:「ヨシ!次!」交代してドアガチャー!
    気高そうな女子:「や、やっと来ましたね。はやく、見られない内に入って──」試験管を持った少女が挙動不審気味に出迎えて来る。
    気高そうな女子:「……………………」あなた達ふたりを交互に見て、
    “破戒騎士”エリス:「?」
    気高そうな女子:「──って、二本も要らないわよ!?」パニックに陥っているようだ。ここではなさそう!
    "走者"フレドリック:「人違いだと思います!!!失礼!」ばたーん!!!
    GM:……迂余曲折はあったが、怪しげな扉は次が最後だ。
    "走者"フレドリック:「流石に疲れたわ……」肩で息をしている。
    “破戒騎士”エリス:「そろそろ、当たりを引きたい…」開く
    GM:扉が、開く。
    GM:すた、すた、すた。
    ヤバそうな女:「あらぁ? ……もしかしてお店からのサービスかしら、あなた達」おそろしく色気のある女があなた達を出迎え、舌舐めずりをする。
    ヤバそうな女:直感的に、こう……
    ヤバそうな女:見目はメチャクチャにいいのだが、絶対近づいたらいけない類いの生き物だとはわかるだろう、が。
    ヤバそうな女:「ふぅん、身形からすると冒険者。鍛えられてるようね……いいわ」女の魔の手があなた達に伸びる──
    "走者"フレドリック:コワイ!!
    GM:知力抵抗判定、難易度18! 知力反射+冒険者or竜司祭+沈着冷静だ。
    "走者"フレドリック:ナニィ!?弱い方だぞ俺!!!
    GM:がんばれ
    "走者"フレドリック:GS7>=18 知力反射6、冒険者1!
    GoblinSlayer : (GS7>=18) → 7 + 9[6,3] → 16 → 失敗

    “破戒騎士”エリス:GS8>=18
    GoblinSlayer : (GS8>=18) → 8 + 11[6,5] → 19 → 成功

    "走者"フレドリック:流石だエリス お前が一緒で良かった
    “破戒騎士”エリス:たまにはな
    GM:おお、エリス……消耗を差し引いてさえ受動有利で勝っている
    GM:では、フレドリックだけが、
    GM:……あなたはふらふらと部屋に誘い込まれてしまうだろう。
    "走者"フレドリック:いかん死ぬよ
    GM:女の目に、肢体に魅了されて、女を手に入れることしか考えられなくなって。
    "走者"フレドリック:「お、おお……」
    GM:扉の奥へ踏み込んだならばきっと、床に倒れ伏す何人もの男達を見るだろう。
    GM:その中にはあの、付け牙のタオル男の姿も──。
    “破戒騎士”エリス:「────貴君」
    “破戒騎士”エリス:フレドリックの服を掴んで引き戻し
    "走者"フレドリック:「おぺすっ」ぐいい。
    “破戒騎士”エリス:「何者だ」惑うことなく、灰色の双眼が女を射抜く
    GM:エリスくん、怪物知識判定をどうぞ
    “破戒騎士”エリス:GS6
    GoblinSlayer : (GS6) → 6 + 8[6,2] → 14

    GM:……では。
    GM:正体は、わからない。だが。
    ヤバそうな女:にやりと微笑む口の中には、鋭い牙こそあれ
    ヤバそうな女:これはきっと吸血鬼だとか、そういう類いではない。
    ヤバそうな女:もう少し道を外れていて、人間から遠いものだとは──直感的にわかるだろう。
    ヤバそうな女:「あら、残念」
    ヤバそうな女:「〝こんなところ〟に来る人間は、男も女も」
    ヤバそうな女:「みんな簡単に夢に囚われてくれると思ってたのに」
    ヤバそうな女:くすくすと笑い、扉から離れる。部屋の奥へ引き下がり、ベッドに腰掛ける。
    "走者"フレドリック:「ぷえっ」ひっくり返って「……ハッ!?」正気に戻る。
    “破戒騎士”エリス:「生憎、別の夢を追うので手いっぱいでな」
    “破戒騎士”エリス:「私はそう、器用ではない」
    “破戒騎士”エリス:「貴君、無事か?」
    "走者"フレドリック:「うー……すまんエリス。助けられた」くらくらする香りで痛む頭を抑えながら起き上がる。
    "走者"フレドリック:実は香辛料を持ってるので気付け代わりに辛味を味わいます。
    “破戒騎士”エリス:「お互い様だ」「で…」
    “破戒騎士”エリス:「吸血鬼騒ぎの大元は、貴君ということで合っているか」女に対して
    ヤバそうな女:女は答えない。ただ口元を手で隠して微笑み、悠々と脚を組み替える。
    ヤバそうな女:その仕草だけで──毒のような色香を放つ。
    "走者"フレドリック:「……」盾を構える。荷物は持ちやすく、捨てやすい位置へ。
    "走者"フレドリック:機が変わり次第、逃げる為にだ。
    ヤバそうな女:「白磁等級。まだまだこれからだとしても……」
    ヤバそうな女:「私の前で夢を語ったならば、捨ておけはしないでしょう」
    GM:エリスくん、今日最後の判定だ。
    “破戒騎士”エリス:うす
    "走者"フレドリック:うおお……!
    GM:ふたたび知力抵抗判定、難易度18。知力反射+冒険者or竜司祭+沈着冷静で内容は変わらず
    GM:なお、この成否は任務の成否とは関係がない
    GM:依頼は、もう成功したようなものだからね
    “破戒騎士”エリス:知力反射+冒険者+沈着冷静 ぺナー1
    "走者"フレドリック:頑張れエリス!祈念も使っちまえ!
    “破戒騎士”エリス:GS8>=18
    GoblinSlayer : (GS8>=18) → 8 + 7[5,2] → 15 → 失敗

    “破戒騎士”エリス:うーーーん
    “破戒騎士”エリス:つかいてえ
    "走者"フレドリック:GO!
    “破戒騎士”エリス:つかう!
    “破戒騎士”エリス:2D6>=7
    GoblinSlayer : (2D6>=7) → 7[3,4] → 7 → 成功

    GM:よろしい……
    GM:おお!
    "走者"フレドリック:ヨシ!!!!!
    “破戒騎士”エリス:しゃあ!
    GM:では、判定は成功だ。
    “破戒騎士”エリス:ぎり!!
    ヤバそうな女:女は、物理的な重さが存在しないかのように立ち上がり、
    ヤバそうな女:空間という概念が存在しないかのように、エリスの傍に立った。
    "走者"フレドリック:「──!」口に仕込んだスパイスを噛み潰す。なけなしの気付け。
    ヤバそうな女:耳元に口を寄せる。
    ヤバそうな女:「また、会いましょうね」
    “破戒騎士”エリス:対して
    ヤバそうな女:……薄弱な意思ならば融解し尽くす、甘い毒の声。
    “破戒騎士”エリス:此方は、構える。その姿だけは本物の騎士のようで
    “破戒騎士”エリス:「無論」
    “破戒騎士”エリス:「次は、逃がさん」
    “破戒騎士”エリス:今は、届かない。しかし…折れるわけには行かない。
    ヤバそうな女:ふうっ
    ヤバそうな女:と、吐息だけを残して掻き消える。
    GM:甘い風が鼻を擽り、舌を絡め取る──
    GM:エリス。
    GM:君は、舌の上に何か、鋭く尖った異物を感じ取るだろう。
    “破戒騎士”エリス:「む、ぐ…」
    GM:吐き出してみれば、正体はわかる
    “破戒騎士”エリス:「これは…」
    "走者"フレドリック:「…………」姿が消えて数泊。脂汗がだらだらと零れ落ち
    "走者"フレドリック:「──ごほ!げっほ!」やっと動いてくれた生理的現象に基づき、勢いよく辛味にむせた。
    GM:・夢魔の口付け
    小さな牙のような形をしたアクセサリー。上位夢魔の祝福にして呪い。
    魅了・誘惑に対する知力抵抗判定に+1のボーナスを与える。
    万が一誰かに売ると、とある夢魔が毎晩付きまとうようになる。(オリジナルアイテム)

    GM:……今宵の被害者、タオル男に噛み付かれた女の子はさておき。
    GM:その前に発生した被害者の傷口に、ぴたりと形が合うだろう、牙を模した飾り。
    GM:彼女からあなたへの贈り物──ということのようだ。
    "走者"フレドリック:気を取り直して一緒に眺める。「……同じだな。」「アイツの付けてた牙と」
    “破戒騎士”エリス:「まったく…」
    “破戒騎士”エリス:「久方ぶりに、祈りたい気分だ」
    “破戒騎士”エリス:得体のしれないソレを、どこかに放り投げたいとも思ったが…
    “破戒騎士”エリス:背筋に嫌な汗が伝わり…しぶしぶ道具入れにしまい込む。
    "走者"フレドリック:「思ったよりトンでもねえ事態になっちまったな……」ちら、と部屋の中を見て。
    "走者"フレドリック:「とりあえず……人呼ぶか」「あの死屍累々にかき入るのは俺ヤダもん。」
    "走者"フレドリック:盾を仕舞い直す。もう警戒しててもしゃーねえ実力差あるわあのヤベーの
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「死屍累々というか……酒池肉林の残骸と言おうか」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「まぁ、なあに、生きてはいるさ! ただちょっと天国を見ただけで──」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「──地獄かな?」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:いつのまにか階段を登ってきた楽士。
    “破戒騎士”エリス:「似たようなものだ」
    "走者"フレドリック:「おっ、サイオン。生き返って来たか」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「いつまでもヘバってはいられないのでね。店員さんへの連絡などは俺が済ませた」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「……しかしエリス、君はまた厄介なものに唾を付けられたようだ」
    “破戒騎士”エリス:「ふふ…貴君、どうにかならないか?すごく怖いぞ」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「ううん、さすがに遠慮しよう! 君への愛の証を横取りするなどと」
    “破戒騎士”エリス:「今なら私からの愛もセットだ」
    "走者"フレドリック:「とりあえず神殿行こうぜェ。破戒とか言ってる場合じゃねーよ流石によー」
    "走者"フレドリック:「俺も次遭ったらホイホイ釣られちまいそうだしよー」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「はっはっは。俺への愛は、そうだな」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「ツィッカムの無料宿泊券で頼むよ!」
    〝夜鴉楽士〟サイオン:「銀貨10枚で買い取るから!」
    “破戒騎士”エリス:「貴君さあ…」
    “破戒騎士”エリス:「まあ、なにより…今はぐっすり眠りたい」
    "走者"フレドリック:「うーんブレねえ。それでこそ我が導きの友」
    "走者"フレドリック:「だなー。報酬だけ分けたらさっさと寝よ寝よ。もうクッタクタだぜ……」
    “破戒騎士”エリス:「ああ」
    GM:──という、騒動があった。
    GM:夜が明けるころ、あなた達はギルドに戻って報告を済ませることになるだろう。
    GM:アールマスの市中に夢魔が出た。その報せは多くの冒険者を戦慄させ、一部の阿呆のよだれを垂らさせた。
    GM:が。この夜以降、噛み付き犯が出ることはなくなったという。

    報酬: ・経験点:シナリオ1000+因果点250 = 1250点
    ・成長点:3点
    ・ひとりあたり銀貨15枚
     内訳
     噛み付き犯の捕縛:15枚
     真・噛み付き犯の特定と通報:5枚
     プレイ中のお客様を騒がせたりローションを撒き散らしたり:-5枚(賠償)
    ・ツィッカム宿泊無料券:金券屋に売ってもせいぜい銀貨8枚というところだが、しかるべき交渉相手に渡せば、達成値+5の大ボーナスが得られる
     〝夜鴉楽士〟サイオンに売ると、個人的に銀貨10枚で買い取ってくれる。

    GM:……さて。宿泊無料券は、
    GM:手放すかね。それとも持ってる?
    "走者"フレドリック:当然ッ!持っとくッ!
    "走者"フレドリック:それが漢の夢ッ
    GM:では、ほぼフレーバーアイテムでしかない紙切れを……道具欄に書いておくがいい!
    〝夜鴉楽士〟サイオン:俺は速攻で使うから道具欄にも残らないよ!
    “破戒騎士”エリス:うーん、金ほしい。あと今度サイオン君に会ったときに「貴君あの時の恩があるだろう」とか与太りたい
    “破戒騎士”エリス:俺は売ろうかな!
    "走者"フレドリック:メモ欄に握りしめておこっと
    〝夜鴉楽士〟サイオン:では俺が買い取ろう。俺の取り分15枚から10枚を君に渡す。
    “破戒騎士”エリス:わーい

    GM:──とある夜のこと。
    GM:宿の雑魚寝部屋の窓の外である。
    GM:いやに見目の良い女が、上機嫌に歌などくちずさんでいた。
    GM:毒のように甘ったるい美声が、霧のように包み込む、魔性の歌声である。
    GM:部屋の中の男達は、誰も目を醒まさない。
    GM:女は窓の外から室内を眺めて、艶めいた唇に舌を這わせると、
    上位夢魔:「エリス」
    上位夢魔:「美味しく育ったら、迎えにいくわ」
    上位夢魔:翼の音も何もなく、月夜の空へ昇って、消えた。

    GM:『娼館通いの吸血鬼……?』これにて終了します。
    GM:お疲れ様でした!
    "走者"フレドリック:お疲れさまでした!誰だよ吸血鬼なんて言ってたのは!!!(憤怒)
    “破戒騎士”エリス:お疲れ様でした~~~
    “破戒騎士”エリス:たのしかったです!
    "走者"フレドリック:一晩の冒険かつ滅茶苦茶骨太な冒険だった……滅茶苦茶楽しんでおりました