『ランド・オブ・イモータル』


"海の指"ヴェドラ(キャラシート)PL:カムリ
天恵騎士イルドレックス(キャラシート)PL:粘土
"黒腕"カナタ(キャラシート)PL:明寝マン
〝弩使い〟マリー=アンヌ(キャラシート)フェロー

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メイン雑談

目次

  • 導入
  • 探索
  • 決戦
  • 結末

  • 導入


    GM:(これまでのあらすじ)
    GM:策略家〝ブラストマン〟のくわだてに窮地に立たされるクリストファー。太陽への適用を持たない彼は、日光の下ではきわめて非力なのだ。
    GM:事前に受付嬢に託していた時限式依頼張り紙がついにボードに張り出されるのであった!

    GM:白昼の〝悪行都市〟サルファ・リステラ近郊──打ち捨てられた廃屋。
    GM:建築物の亡骸めいたバラック小屋は、内側から雑に張り付けられた木材で隙間も無い。
    GM:それを取り囲むのは、悪行都市にはびこる有象無象の悪党ども。やつらの狙いはただ一つ──依頼人クリストファーの首!
    GM:2d6 彼我の距離
    GoblinSlayer : (2D6) → 7[2,5] → 7

    GM:21mというところかな
    GM:……ということで、いきなりだが戦闘です。
    天恵騎士イルドレックス:いきなりですね
    "黒腕"カナタ:いきなりだな
    GM:より詳細な状況を説明しよう。あなた達はボードの依頼に従い、サルファ・リステラ近郊にやってきた。
    GM:そこで、依頼人が隠れている筈の小屋を取り囲む連中を見つけたので、まずは排除しようという段階だ。
    GM:敵は5人。うち4人は、ただの雇われの用心棒だろう。
    用心棒エンフォーサー 悪党4 生命力22 呪文抵抗13 移動力17 先制力8 知能:人並み モラルGS8>=13
    武器 達成値16 威力10 斬刺 
    投石 達成値19 威力6 殴 射程10m
    回避15 盾受け17 装甲3 支援:命中、装甲+2 5m
    GM:……しかし一人、目深にフードをかぶった巨漢。
    GM:その袖口にギラリと光るものを見て取ったあなた達は、怪物知識判定を行ってもらう。
    GM:難易度は13だ!
    "黒腕"カナタ:GS10>=13
    GoblinSlayer : (GS10>=13) → 10 + 7[3,4] → 17 → 成功

    天恵騎士イルドレックス:GS8>=13
    GoblinSlayer : (GS8>=13) → 8 + 10[6,4] → 18 → 成功

    〝弩使い〟マリー=アンヌ:GS6>=13
    GoblinSlayer : (GS6>=13) → 6 + 5[3,2] → 11 → 失敗

    〝弩使い〟マリー=アンヌ:なにもわかりません
    天恵騎士イルドレックス:かわいいね
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:えへへ
    GM:えへへじゃないが
    ”海の指”ヴェドラ:GS10>=13
    GoblinSlayer : (GS10>=13) → 10 + 8[2,6] → 18 → 成功

    ”海の指”ヴェドラ:しゃいっ
    GM:では、ひとりを除いて君達は曇天フードマンの正体を察する。
    人狼ワーウルフ 悪党4 生命力26 呪文抵抗15 移動力18 先制力4 知能:人並み モラルGS6>=13
    牙 達成値16 威力3d6 刺 
    爪 達成値17 威力2d6+1 斬 回避16 装甲2 支援:命中、回避、威力、装甲+1 5m
    「2回行動」牙と爪による近接攻撃を1回ずつ行う。
    「盾落とし」達成値16 盾受けを行った時、体力抵抗判定。失敗すると盾をその場に落とす。
    「群れ」仲間の一体をボスとして扱い、支援効果を与えられる
    【暗視:初歩】暗闇を60mまで見通す。

    ■何らかの要因によって獣の力を宿した者。
     人狼に転じ、鋭い牙と爪で襲い掛かってくる。迷信かハッタリか、咬まれた者も人狼になるという。
    ”海の指”ヴェドラ:人狼だとォ~~!?
    GM:……さて、君達はもちろん陣形を組んで突撃することになるので、配置はだいぶ融通を利かせて良い
    GM:-15~0で選んでもらおうか
    天恵騎士イルドレックス:0mです
    ”海の指”ヴェドラ:ゼロ!
    "黒腕"カナタ:0!
    GM:前のめりな連中だな
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:あっ、じゃあ私だけ-15で
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:ちなみに私はフェロー枠、自動でボルトを撃ちます
    〝弩使い〟マリー=アンヌ 生命力18 行動値8 回避13 装甲2
    弩砲 命中GS14 威力2d6+11+効力値 刺
    「刺突攻撃:熟練」攻撃命中時の効力値+6
    「狙撃:初歩」主行動を費やし狙いを定め、次の対象への命中と威力に+4
    天恵騎士イルドレックス:頼もしいね
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:殴られたらしにまーす!
    "黒腕"カナタ:しなないで
    GM:21:用心棒1~4 人狼ワーウルフ
    0:ヴェドラ イルドレックス カナタ
    -15:マリー

    GM:ということで距離感はこんな感じで

    ラウンド1



    GM:行動順決定!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:固定値8でーす
    "黒腕"カナタ:"黒腕"カナタのイニシアチブを2D6(→ 10)に変更(0 → 10)
    天恵騎士イルドレックス:天恵騎士イルドレックスのイニシアチブを2D6+2(→ 11)に変更(0 → 11)
    ”海の指”ヴェドラ:GS1
    GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 3[2,1] → 4

    ”海の指”ヴェドラ:もうだめだ
    用心棒:俺達も8固定だが今回はフェローが先に動くことにするぜ
    人狼:4 鈍足だぜ……
    天恵騎士イルドレックス:統率習熟でヴェドラの先制力を自身と同値に
    ”海の指”ヴェドラ:イルドレックス!!!
    天恵騎士イルドレックス:”海の指”ヴェドラのイニシアチブを11に変更(4 → 11)
    人狼:ひきょうもの!
    GM:ではそういうことで、
    GM:導入を省いた分だけなんかロールを交えつつ、11二人の手番からスタートだ!
    天恵騎士イルドレックス:「成程、一人は獣憑きビーストバインドとお見受けする」
    天恵騎士イルドレックス:「ヴェドラくん、斬り込み役は任せましたよ」
    "黒腕"カナタ:「人狼か、相対したことは無い手合いだが……」
    ”海の指”ヴェドラ:「任せろ、やるぞイルドレックス!!」薄青く輝く曲刀を担ぎ、トーガ風の衣装とバンダナを巻いた盗賊らしい少年。
    天恵騎士イルドレックス:先を譲るよ
    人狼:「なんだぁ!? 新手か!」
    人狼:「構うこたぁねえ、纏めてやっちまうぞ!」
    ”海の指”ヴェドラ:「カナタ、マリー、後詰頼む。オレもこういう奴等とはあんまやったことなくてさ」
    ”海の指”ヴェドラ:「……って感じで、世界一の斥候とその一党のお出ましだ! 覚悟しとけ!」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「わっ……接客したくない感じのひと達が集まってますねぇ」少し後方でボウガンを構える一般人風娘!
    ”海の指”ヴェドラ:いくぞ~~~
    ”海の指”ヴェドラ:ということで先手必勝。
    ”海の指”ヴェドラ:ニュー奥義【小李飛刀】を使用します。
    ”海の指”ヴェドラ:対象は用心棒1。命中・威力に+4、射程を2倍に変更して投擲武器の飛刀で攻撃。
    GM:めっちゃとぶやん
    ”海の指”ヴェドラ:GS17>=15 うおーっ
    GoblinSlayer : (GS17>=15) → 17 + 7[2,5] → 24 → 成功

    ”海の指”ヴェドラ:ダメージ!
    ”海の指”ヴェドラ:1d3+2+5+4
    GoblinSlayer : (1D3+2+5+4) → 2[2]+2+5+4 → 13

    用心棒:げっ……盾受けが17で防げない! ちなみに盾受け値が空白になってしまったが2だぜぐわぁーっ!
    ”海の指”ヴェドラ:2d6+13
    GoblinSlayer : (2D6+13) → 5[4,1]+13 → 18

    ”海の指”ヴェドラ:ダメージが腐り気味。刺属性の18点じゃオラッ!
    用心棒:装甲3。15点の通しだな
    GM:用心棒_1の負傷数を15増加(0 → 15)
    ”海の指”ヴェドラ:”海の指”ヴェドラの消耗を1増加(0 → 1)
    GM:これくらいでは倒せないなぁ!
    ”海の指”ヴェドラ:自由行動で飛刀を短剣革帯から装填。END
    天恵騎士イルドレックス:16m地点まで走って移動し移動力x2、近接攻撃の命中-4。
    天恵騎士イルドレックス:GS11 大剣+1グレートソードで【強打攻撃:斬】効力値+4の斬属性攻撃。対象は用心棒1
    GoblinSlayer : (GS11) → 11 + 6[1,5] → 17

    人狼:蜥蜴人は足が遅いなぁ~~~!
    ”海の指”ヴェドラ:どたどたどた
    用心棒:盾受け! ……受動有利で一応は成功か?
    天恵騎士イルドレックス:とほほ
    天恵騎士イルドレックス:4d6+10 斬属性ダメージ。
    GoblinSlayer : (4D6+10) → 11[4,2,1,4]+10 → 21

    "黒腕"カナタ:でもでかいぞ
    ”海の指”ヴェドラ:でけ~~
    用心棒:装甲3の盾2で5軽減だが防いだ意味がぐわぁー!
    GM:用心棒_1の負傷数を16増加(15 → 31)
    GM:用心棒1が倒れる!
    天恵騎士イルドレックス:GS12 自由行動で挑発。対象は人狼
    GoblinSlayer : (GS12) → 12 + 7[6,1] → 19

    天恵騎士イルドレックス:GS8で抵抗するが良い
    人狼:この場合は知能による判定だな 俺のレベルは4で知能は人並みだ!
    人狼:GS8>=19
    GoblinSlayer : (GS8>=19) → 8 + 10[5,5] → 18 → 失敗

    人狼:がんばりはした
    ”海の指”ヴェドラ:がんばってる
    天恵騎士イルドレックス:ククク私を全力で狙うがよいぞ 以上です
    人狼:ぶっころしてやる~!
    "黒腕"カナタ:タゲが行ったか、ふむ……
    ”海の指”ヴェドラ:「――」奇妙な投擲術だった。振りかぶり、半身。腕を捻るようにして、手首を鞭のようにしならせ飛刀を投げ放つ。
    天恵騎士イルドレックス:黒曜石の魔大剣を肩に担ぎ、一息に飛び込む。一見無防備な突貫。
    用心棒:「なっ、てめ──」見た目に恐ろしい大剣へ対して盾を振り上げる用心棒1!
    用心棒:そのがら空きになった胴体に飛刀が突き刺さる!
    用心棒:「ぐぎゃぁっ────」
    ”海の指”ヴェドラ:鏃ではなく、掘削機のように回転を与えられた飛刀が着弾した。薄皮を切り裂くのとはわけが違う。
    ”海の指”ヴェドラ:そして、蜥蜴人の前にその隙を晒せば、勝負は見えていた。
    天恵騎士イルドレックス:見かけ通りに強烈な一撃を叩き込み、人狼へ誘うように流し目を送る。
    天恵騎士イルドレックス:「美味しいところをどうも、ヴェドラくん」
    "黒腕"カナタ:16mへ移動
    天恵騎士イルドレックス:「次も頂いてしまいましょうか」
    用心棒:構えた盾ごと叩き潰された用心棒が地面に横たわる。
    GM:周囲に動揺が走る。楽な仕事じゃあなかったのか?
    ”海の指”ヴェドラ:「へへ、お粗末様」飛刀をくるくると旋回させ、装填。
    "黒腕"カナタ:薙ぎ払いを宣言、命中-4し用心棒2と3を対象。追加で強打殴を宣言。
    人狼:「誰が次だコラァ!?」
    "黒腕"カナタ:GS13
    GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 5[2,3] → 18

    "黒腕"カナタ:谺返
    ”海の指”ヴェドラ:うおおおおお
    "黒腕"カナタ:片方のダイスを6にし振り直し
    "黒腕"カナタ:1d6
    GoblinSlayer : (1D6) → 5

    "黒腕"カナタ:命中24
    用心棒:よ……よけも防御もできねえ……
    "黒腕"カナタ:強打で増えて……
    "黒腕"カナタ:26!
    "黒腕"カナタ:3d6+2d6+10
    GoblinSlayer : (3D6+2D6+10) → 10[1,6,3]+9[5,4]+10 → 29

    ”海の指”ヴェドラ:とんでもね~~
    用心棒:お前ら冒頭のモブに奥義を出し惜しみしなさすだグワーッ!
    GM:26点が2と3に入る。当然だが両方倒れるな!
    ”海の指”ヴェドラ:ナイシュー!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:はーい、じゃあ私も用心棒4撃ちます!
    "黒腕"カナタ:ゆらり、怒りと戸惑いに濡れる戦場で。身体がブレた。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:GS14 弩砲
    GoblinSlayer : (GS14) → 14 + 6[5,1] → 20

    ”海の指”ヴェドラ:張り切ってGOGO!
    用心棒:回避とか色々不可
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:2d6+10+2d6 威力
    GoblinSlayer : (2D6+10+2D6) → 10[5,5]+10+6[4,2] → 26

    ”海の指”ヴェドラ:「お」カナタの動きを、目で追え――「?」ない。
    用心棒:装甲3で23通し 死ぬ
    "黒腕"カナタ:一瞬にして青年の影が用心棒たちの間に割り込み、襟巻が揺れるより早く一歩踏み込む。
    用心棒:「え」「ぁあ?」
    "黒腕"カナタ:「悪いな───とは思わない。眠ってろ」
    用心棒:それは敵が近づいたというよりは、
    用心棒:〝目にごみが入った〟とでも言うようなリアクションだった。
    "黒腕"カナタ:一閃。薙ぐように拳を振るう。何れも急所に一撃ずつ。
    用心棒:二人の用心棒は揃って、鏡映しのように手の甲で目を擦り──
    用心棒:ずどん
    用心棒:そのポーズのまま、ぱたんと棒倒しになった。
    ”海の指”ヴェドラ:「……すっげ~~~~!!」
    "黒腕"カナタ:気を失わせるに十分な打撃を、一息で叩き込んだ。
    用心棒:「え、おい、お前ら──」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:どしゅっ
    用心棒:こめかみ。
    用心棒:弓にて用いるものより随分と重そうな『太矢』が、男のこめかみを貫く。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「あっ。……いいとこ当たっちゃった」気まずそうな顔!
    天恵騎士イルドレックス:「見事」最適スマートな事態の解決にはあれこれと言葉を連ねるだけ無粋になろう。
    人狼:「……っ! て、てめぇら~~~っ!」
    ”海の指”ヴェドラ:「あちゃー」手を合わせる。
    人狼:一瞬で子分どもを失った親分格が激怒する!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「だ、だってなんか怖い顔してるからー!」
    "黒腕"カナタ:「気にすることはないさ、ここで変に油断して人狼に噛まれると困るからな」
    GM:さて、人狼の手番だ。
    "黒腕"カナタ:「後で祈ってやれ、今出来るのは……目を逸らさない事だけだろう?」
    GM:21:人狼ワーウルフ
    16:イルドレックス カナタ
    0:ヴェドラ
    -15:マリー

    人狼:もちろん狙うのは蜥蜴ヤロー!
    人狼:移動の必要はねえな!
    人狼:「2回行動」達成値16の爪と達成値17の爪でそれぞれイルドレックスを狙うぜ!
    天恵騎士イルドレックス:GS11>=16 牙に回避。装甲は5点。
    GoblinSlayer : (GS11>=16) → 11 + 7[2,5] → 18 → 成功

    天恵騎士イルドレックス:GS15>=17 爪に武技:芦刈。防御判定を命中で行い勝利すればカウンター。消耗1点。
    GoblinSlayer : (GS15>=17) → 15 + 9[3,6] → 24 → 成功

    ”海の指”ヴェドラ:こいつこのナリでそこそこ回避も高いのズルだろ
    "黒腕"カナタ:カウンターが入った!
    天恵騎士イルドレックス:2d6+10 斬属性ダメージ。
    GoblinSlayer : (2D6+10) → 12[6,6]+10 → 22

    "黒腕"カナタ:つよ
    人狼:アオーン……
    天恵騎士イルドレックス:戦闘中、爪による攻撃の命中・威力-2
    天恵騎士イルドレックス:次に使う機会があればの話ですが
    人狼:装甲は……2!
    人狼:20点通しでまだどうにか生きてるな!
    GM:人狼の負傷数を20増加(0 → 20)
    GM:ラウンド終了処理を並行 継戦カウンターが1になる。ボスが居ない以上はモラルチェックも無い。
    天恵騎士イルドレックス:迫る巨漢には劣るものの、担いだ大剣に似合う優れた身の丈をするりと屈め
    人狼:「グルァアアアアアオ!!!」
    人狼:牙! 爪! 二段攻撃!
    ”海の指”ヴェドラ:カナタとは逆に、その後に起こることは寸分たがわず予想できた。
    天恵騎士イルドレックス:恐るべき呪いの噛み付きを躱し、同時に草を刈るような横薙ぎの斬撃。
    ”海の指”ヴェドラ:イルドレックスの技に狂いはないからだ。
    "黒腕"カナタ:(……正確だな、精度も高い)
    天恵騎士イルドレックス:「まずは爪を潰しました」寸分たがわず爪撃を迎撃、指をへし折った。
    人狼:めぎばぎぃっ! 異音が両手から鳴る!
    人狼:「おっ──俺の指ぐぁあああああああっ!?」
    天恵騎士イルドレックス:「次はここです」あんぐりと口を開き、整った歯列を示す。
    天恵騎士イルドレックス:天恵騎士イルドレックスのを1増加(0 → 1)
    GM:では……ラウンド2!
    GM:行動順!
    ”海の指”ヴェドラ:”海の指”ヴェドラのイニシアチブを2D6+1(→ 5)に変更(11 → 5)
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:8固定でーす
    天恵騎士イルドレックス:天恵騎士イルドレックスのイニシアチブを2D6+2(→ 11)に変更(11 → 11)
    "黒腕"カナタ:"黒腕"カナタのイニシアチブを2D6(→ 4)に変更(10 → 4)
    人狼:4……
    "黒腕"カナタ:にゃん
    天恵騎士イルドレックス:11固定だったかもしれませんね
    天恵騎士イルドレックス:【統率:習熟】カナタくんの先制力を自分と同値に。
    天恵騎士イルドレックス:"黒腕"カナタのイニシアチブを11に変更(4 → 11)
    "黒腕"カナタ:やった~
    ”海の指”ヴェドラ:えらい
    GM:ではどちらから殴るね?
    天恵騎士イルドレックス:カナタくんやっていいよ
    "黒腕"カナタ:わーい
    "黒腕"カナタ:人狼を殴ります。強打殴を入れて
    "黒腕"カナタ:GS17
    GoblinSlayer : (GS17) → 17 + 5[2,3] → 22

    人狼:か、かいひ16です
    "黒腕"カナタ:無念無想~
    "黒腕"カナタ:27です
    "黒腕"カナタ:効力値はおしい、29
    "黒腕"カナタ:3d6+2d6+10
    GoblinSlayer : (3D6+2D6+10) → 7[1,2,4]+12[6,6]+10 → 29

    人狼:HPマックスからでも倒れるんじゃが!
    GM:人狼の負傷数を27増加(20 → 47)
    GM:オーヴァーキル 継戦カウンターが2になってあなた達の勝利だ
    天恵騎士イルドレックス:人狼を再び煽りながら、長い蛇尾で回り込むよう指示を送っていた。
    "黒腕"カナタ:絶息の間に、影が人狼の背後を取る。
    人狼:「──!」流石に引き連れていたぼんくらどもとは違う。反応し、背後を振り向く──
    "黒腕"カナタ:一瞬ばかりの逡巡。この街の治安の悪さ、外部に死霊術ネクロマンサーの可能性。
    "黒腕"カナタ:だが、それでも振り向くまでに十分な時間はある。
    "黒腕"カナタ:と、んっ。延髄に軽く、重く手を押し当てて。
    "黒腕"カナタ:「やっぱり、気絶だけの方がいいな」
    "黒腕"カナタ:力を籠める。不死者でないのならば、弱点は人とそう変わるものでは無い。
    "黒腕"カナタ:地に人狼の身体を打ち倒し、立ち上がる気を絶やす。
    人狼:──振り向いた!
    人狼:牙を剥き出しに爪を振り上げる!
    人狼:……振り上げた腕の勢いそのまま、人狼は妙に捻れたポーズで倒れ込んだ。
    人狼:白目をむいて舌を垂らし──さながら夏の熱波にやられた犬のような有様。
    ”海の指”ヴェドラ:口笛を鳴らす。「高位の武道家ってとんでもねーな。東の言葉で空手カラテが足りてるってやつ?」
    天恵騎士イルドレックス:「助かりました。カナタくんの方が手加減が上手ですから」
    "黒腕"カナタ:「剣は加減も難しくなるからな。あんたは、やろうと思えばできる手合いだろうけど」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「(手加減……何も考えてなかった!)」気まずそうな顔を継続している。
    ”海の指”ヴェドラ:会話の間に倒れた用心棒どもをふんじばっている。
    "黒腕"カナタ:「師匠に比べればまだ技術も足りるとは思えないが……ああ。強く見えたのならばよかった」
    ”海の指”ヴェドラ:「ま、こいつらは手加減とかする手合いでもできる手合いでもなさそうだ。先にやっちゃったのは間違いじゃねーだろ」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「で、ですよね~ぇ! あはっ、あははははは」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「……そ、そんなことよりっ! 依頼人さんですよ依頼人さん!」
    ”海の指”ヴェドラ:「そうだ。クリストファーのおっさん」
    ”海の指”ヴェドラ:「あの人今何してんの?」
    GM:「誰がおっさんだ」と、閉ざされた小屋の内側から声がする。
    天恵騎士イルドレックス:「無事は保たれたようで何よりです」
    GM:固く閉ざされた扉──とは言え全力で蹴りつければ破れそうには見えるが──が、内側から少し開いて、
    GM:開けたその手は太陽から逃れるように、小屋の内側にまた引っ込む。
    ”海の指”ヴェドラ:「吸血鬼って難儀だよね……オレらも行くか」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「お邪魔しまーす」ご家庭への訪問のようなノリで踏み込む。
    ”海の指”ヴェドラ:用心棒どもから手際よく獲物を回収して小屋の方へ歩いていく。
    "黒腕"カナタ:「……本当にな」
    "黒腕"カナタ:誰かの顔を浮かべながら、周囲を一度見まわして中へ。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「……足の速いのが来て、依頼を受けた連中の名は聞いてる」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「アールマスの冒険者だな。見覚えのある顔だ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:日光を嫌う厚手の服。蜥蜴人の巨漢。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:〝屍鬼殺鬼〟クリストファー。銅等級のこの男を、日中に見るのは貴重な経験だ。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:彼が著しく日光に弱いダンピールであることは、アールマスである程度の経歴を重ねた冒険者ならば知っている。
    天恵騎士イルドレックス:「どうも先達の方。太陽の騎士が助力のため馳せ参じましたよ」
    ”海の指”ヴェドラ:「特に”黒腕”は有名なはずだ。何せ、単独ソロで怪物狩りを重ねてきた筋金入りのアホだからね」
    ”海の指”ヴェドラ:「オレは嫌いじゃない。へへへ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:太陽、と聞いた瞬間にぴくりと瞼が動くのは筋金入りであった。
    "黒腕"カナタ:「……最近は単独ソロを控えるようにはしているけどな。色々と無茶をした覚えはある」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「単独ソロも悪いことばかりじゃねえ。他人の都合に合わせねえで済むからな」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「〝敵〟の種類が偏ってばかりなら尚更……〝冒険好き〟と〝狩人〟は相容れない」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「冒険野郎どもは言うんだよ。『飽きないか?』ってな」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「てめぇはどうだ、〝黒腕〟?」
    "黒腕"カナタ:「そうだな、俺もどちらかと言えば狩人の方だ」
    ”海の指”ヴェドラ:「”冒険好き”の一人として、是非とも意見を聞いておきたいところだね」腕を組む。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「だろうな。こっち側の臭いがする」
    "黒腕"カナタ:「だが、冒険を悪い事とは思わない」
    "黒腕"カナタ:「───綺麗なものを見た。理由はそれだけで十分だろう?」
    天恵騎士イルドレックス:「聞きましょう狩人スレイヤー。貴方を追い詰めんとする敵について」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「……ふん。無駄話をしちまった」
    ”海の指”ヴェドラ:「あんたはあんたの身体の都合に随分振り回されてるみたいだね」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「依頼内容は単純だ。日中にしか出てこない敵を炙り出せ」
    ”海の指”ヴェドラ:「銅等級の冒険者が、人を呼ばなきゃいけない理由がそれか」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「一番ありがてえのは、夜に俺の目の前につれてきてくれることだが──」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「めんどくせえなら殺しちまっても構わねえ。死体は残らねえかもしれねえが」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「そんときは〝やつ〟の得物を持ってこい。そいつを見りゃ一発だ」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「得物? めずらしいものなんです?」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「ああ。……敵は〝ブラストマン〟を名乗る吸血鬼だ。武器は──」
    GM:ずどんっ
    GM:……さて。動体視力の判定と行きたいが、回避ではないんだよな。
    GM:この場合は……第六感で振ってもらおうか。難易度は16としておく。
    GM:気楽に振ってくれたまえよ
    ”海の指”ヴェドラ:第六感はそんな得意じゃないんだよな~ まあ……いっちょやるか!
    "黒腕"カナタ:ふむ
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:GS10>=16 えいやっ
    GoblinSlayer : (GS10>=16) → 10 + 5[4,1] → 15 → 失敗

    ”海の指”ヴェドラ:GS10>=16
    GoblinSlayer : (GS10>=16) → 10 + 10[5,5] → 20 → 成功

    〝弩使い〟マリー=アンヌ:わからない……
    ”海の指”ヴェドラ:ピキーン!
    天恵騎士イルドレックス:GS11>=16
    GoblinSlayer : (GS11>=16) → 11 + 11[6,5] → 22 → 成功

    天恵騎士イルドレックス:違う違う
    天恵騎士イルドレックス:GS5で11だから……16で成功
    "黒腕"カナタ:GS10>=16
    GoblinSlayer : (GS10>=16) → 10 + 9[5,4] → 19 → 成功

    GM:きみらみんな判定つよいな……
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:わかりません!
    GM:では──そうだな。これはあなた達の危機というわけではない。が。
    GM:この場合、何が起こったかをどれだけ明確に見てとれたか──としておこうか。
    GM:端的に言うと、〝硬く閉ざされた窓をぶちやぶって鉄球が飛び込んできて〟
    GM:〝それがクリストファーに直撃、ぶっとばす〟だ。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:日中で判定よわよわモードな俺……吹っ飛ばされる!
    天恵騎士イルドレックス:先輩ーっ!
    GM:どごぉっ!!!
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「ぐおっ!?」
    GM:破られた窓の外、何者かが遠ざかる気配!
    天恵騎士イルドレックス:「!?、ええい新手か!」
    "黒腕"カナタ:「外に伏兵が居たか……!」
    GM:に加えて──少し離れた位置で小爆発音が数度!
    ”海の指”ヴェドラ:「クリストファーさん! くそっ、やっぱ日中を狙ってきたか!」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「──!」破られた窓からボウガンの先端を屋外へ。カウンター狙撃の用意。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「……あっ、やられたっ……!」窓の外を見て苦々しげに。
    天恵騎士イルドレックス:「マリーさん、外では何が?」マントを脱ぎ、空いた穴から日光を遮る準備をしつつ。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「皆さんの〝手加減〟……無駄にされました……」
    ”海の指”ヴェドラ:ナイフを装填し、転がるように外に飛び出す。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「もごもごごにょごにょ……うぅ……化けて出ないでくださいねぇ……」
    "黒腕"カナタ:「……口封じか」
    GM:外へ出てみれば、何を言わんとしたかは一目瞭然だ。
    GM:小屋へ飛び込んだものと同じ砲弾が、人狼や、用心棒や……余計な口を滑らしそうな連中の頭を叩き潰している。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「……しくじったか」小屋の隅、ひっくり返ったままに舌打ち。
    ”海の指”ヴェドラ:「……ヤロー」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「やっぱり昼は駄目だ、この程度の玉も避けらんねぇ」
    天恵騎士イルドレックス:「遍くを照らす《太陽ククルカン》よ、その眼差しを哀れな者どもに注ぎ給え…」死者たちに弔いの祈りを捧げる。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「……武器は今見た通り。射程は最大で80m以上」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「日中でも割と動ける奴だ……油断するな!」
    ”海の指”ヴェドラ:イルドレックスに合わせて交易神式の簡易な祈りを捧げて。「……80ゥ~~~??」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:クリストファーの肉体が灰になり始める。邪な土。一部のダンピールは死を免れる術を持っている。
    天恵騎士イルドレックス:「ブラストマンですか……」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:しかし代償に、己と縁深い土へ一度還ることを強要される。そしてしばらくはその復活術を使えなくなるのだ。
    "黒腕"カナタ:「……遠いな。一手で近づける距離じゃない」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「あっ、待ってっ! もっと詳しい情報──」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:ざらっ
    ”海の指”ヴェドラ:「苗床になっちまった」
    GM:……依頼人は退場する。銅等級の冒険者とて、不得手な戦場では〝こんなもの〟だ。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「なえどこ……?」
    ”海の指”ヴェドラ:「この土で野菜とか育てるとどうなんだろうな……」
    GM:あっそういうことか
    "黒腕"カナタ:「この状態で耳が聴けないとも限らないぞ」
    GM:サプリP100の表記を見るにたぶん、土になるわけではないと思うぞ
    GM:結びつきの強い土のところでリスポーンするっぽいのだ
    ”海の指”ヴェドラ:はは~そういうことか
    天恵騎士イルドレックス:復活するまで土の中で気絶してるよ
    天恵騎士イルドレックス:「…さて皆さん、ここは腕の見せ所です」荒っぽい状況であるからこそ落ち着いて。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「ふー……すー……頑張っておちつきます……」深呼吸
    天恵騎士イルドレックス:「ひとかどの冒険者が己の弱みを晒してまで頼ってくれたのです」
    天恵騎士イルドレックス:「格好良く応えましょう。尤も私はあまり健脚ではありませんが」
    ”海の指”ヴェドラ:「だな。オレたちよりずっと冒険者の先輩だ」
    "黒腕"カナタ:「頼られた以上、応えないとな。公的な依頼なら猶更だ」
    ”海の指”ヴェドラ:「どどーんと依頼に応えて、お礼に冒険の話を聞かせて貰おうぜ」親指をぐっと立てる。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「……ふー……落ち着きました……」さっと片手を上げる。
    天恵騎士イルドレックス:「鉄球を長射程から撃ち出す、なんとも派手な攻撃です」
    天恵騎士イルドレックス:「そう身軽に動くことは出来ないでしょう。敵のいる方向は読み取れます」
    ”海の指”ヴェドラ:「そうだ、聞いたことねーぞあんなの!」苦い顔で。「せいぜい棒火矢マイスール・ロケットくらいだ」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「ていあーん。敵のいる……いた方向、まず調べてみましょう」
    ”海の指”ヴェドラ:「賛成。砲弾を持ち運ぶってことは、その分身重になるってことだ」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「相手がおばかさんだったら、足跡が残ってたりするかもしれません!」
    ”海の指”ヴェドラ:「今から痕跡を調べても、追いつける可能性は低くない。やってやろうぜ」
    "黒腕"カナタ:「足跡は無くとも、何かしらの痕の可能性はある。まずは地道に……だな」
    天恵騎士イルドレックス:「頼みましたよ、冒険野郎アドベンチャラー筆頭」

    探索


    GM:……と、いうことで
    GM:あなた達は狙撃地点と予測される方向へ向かう。
    GM:割とあっさり、その地点は見つかる。
    GM:小屋から100mは行かない程度の、ちょっと廃材が不当に放置されている地点。
    GM:地面を踏み固めた痕跡。そして、煤の粉が散らばっている。
    GM:そしてここから情報を得るとするならば、
    GM:博識or鑑定(集中)難易度13または犯罪知識(集中)14、観察ならば16としよう。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:ダイスつよい皆さん頑張れー!
    ”海の指”ヴェドラ:ウオオオ
    天恵騎士イルドレックス:GS5>=13 全部ないので鑑定
    GoblinSlayer : (GS5>=13) → 5 + 9[6,3] → 14 → 成功

    GM:ほんとにつよいな
    ”海の指”ヴェドラ:犯罪知識で振るよ!
    ”海の指”ヴェドラ:GS11>=14
    GoblinSlayer : (GS11>=14) → 11 + 4[2,2] → 15 → 成功

    "黒腕"カナタ:観察!
    ”海の指”ヴェドラ:フハハハ
    "黒腕"カナタ:GS10>=16
    GoblinSlayer : (GS10>=16) → 10 + 7[1,6] → 17 → 成功

    GM:マジで強いな……?
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:いちおう博識……!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:GS7>=13
    GoblinSlayer : (GS7>=13) → 7 + 2[1,1] → 9 → 大失敗

    〝弩使い〟マリー=アンヌ:にゃーーーー!!!!!
    天恵騎士イルドレックス:かわいいね
    "黒腕"カナタ:かわいいね
    GM:では。煤の粒の形状や周囲に立ちこめる臭いなどを総合すると、
    GM:どうも火の秘薬……激しく燃える黒い粉が使われたと判断できる。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:決して黒胡椒ではない。美味しいスパイスではない。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:舐めてもピリリと来る辛さは堪能できませんでした。
    GM:話を戻す。
    GM:この秘薬を密閉環境で燃焼させることで砲弾を飛ばす武器がある。抱大筒ハンドカノンだ。
    GM:遠隔武器としては射程は短いが、射手の腕で少しはカバーできる。得物はそれだ。
    GM:……と分かると、ひとつの疑問点が浮かぶだろう。
    GM:火の秘薬は割とハイソなアイテム。買うには高いし、十分数を扱っている店も少ない。
    GM:つまり足取りを追うのが容易だ。
    ”海の指”ヴェドラ:足が付きやすい!
    GM:そして書き忘れたが、さすがに足跡を残すようなおバカではなかったようだ。そうだったらかなり楽な追跡劇だったろうがね。
    天恵騎士イルドレックス:「ですが形跡ログは残る買い物をしたようですね」
    "黒腕"カナタ:「確かに、あれだけのものを撃ち出すなら抱大砲しかないか」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「ろふへふはぁ……?」しおしおとした顔で舌を出している。
    ”海の指”ヴェドラ:「抱大筒も火の秘薬もそうそうある買い物じゃない」マリーに水筒を差し出して。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「うくん。……ぐちゅぐちゅ、ぺっ」うがい。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「ん、んっ。……そーですねー、サルファ・リステラでもそんな多くは売ってないと思います」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「まだアールマスの方が仕入れやすそうですけど……でも、そっちは無理かなぁ」
    ”海の指”ヴェドラ:「ムカつく奴を黙らせるなら、大筒ぶっぱなすより短剣で刺した方が早いって考える連中が大半だろうしなあ」
    ”海の指”ヴェドラ:「アールマスの商店はかなり管理が厳重だし、基本的に身元のしっかりしてる冒険者じゃないとそうそう売ってくれない」
    "黒腕"カナタ:「じゃあ……そうだな、この辺りの販路に絞って調べてみよう」
    ”海の指”ヴェドラ:「だね。少なくとも、そんじょそこらの仕掛人ランナーやら盗賊ローグじゃ扱い切れない装備だろ。絶対に痕跡は見つかるはずだ」
    GM:では
    GM:あなた達は調査のために、かの街へ向かう。
    GM:〝悪行都市〟サルファ・リステラ。真っ当に生きるには向かないが、堕落するならもってこいの街。
    GM:くそったれな環境下、金持ちはますます富み、貧乏人は常に負け続ける。そして案外中流階級が楽しく生きているような街だ。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:中流の出でーす。
    GM:ということで調査のターンになる。
    GM:この技能を特に使いたい! という場合は提案してもらう手もあるが、
    GM:交渉:難易度17 犯罪知識:難易度18
    GM:このあたりは手堅いだろう。
    天恵騎士イルドレックス:治安の悪いシティアドベンチャーは苦手ですね……
    "黒腕"カナタ:なかなか高い値わね
    天恵騎士イルドレックス:礼儀作法は利用できますかね
    GM:金のある層に取り入る手段として、交渉:誘惑の判定と併用するなら認めようか
    天恵騎士イルドレックス:くっ……
    天恵騎士イルドレックス:誘惑します
    ”海の指”ヴェドラ:オーカさんが気絶しちゃうよ~~~!!!
    "黒腕"カナタ:はわ……
    GM:集中でも持久でも第二能力値は好きなものを……同じなのかこの場合
    天恵騎士イルドレックス:平たい値族ですからね
    GM:難易度は……16かなぁ 通常の交渉より面白いし
    天恵騎士イルドレックス:交渉:誘惑なので魂魄集中判定。礼儀作法:習熟で+2
    天恵騎士イルドレックス:GS9>=16
    GoblinSlayer : (GS9>=16) → 9 + 7[5,2] → 16 → 成功

    "黒腕"カナタ:お眼鏡に適った!
    ”海の指”ヴェドラ:おいおいおい 成功しちゃったよ
    天恵騎士イルドレックス:解決しました。顔で
    GM:あっこいつ……礼儀作法を初歩じゃなく習熟まで上げてやがった……!
    ”海の指”ヴェドラ:じゃあこちらも……犯罪知識(持久)で判定しよう。足で稼ぐイメージ
    GM:くそっ、認めざるを得ない成功です 誘惑した対象とか誘惑の手法は良い感じに決めていいよ
    ”海の指”ヴェドラ:GS12>=18
    GoblinSlayer : (GS12>=18) → 12 + 8[3,5] → 20 → 成功

    ”海の指”ヴェドラ:しゃいっ
    GM:つまりこれはあれだな ヴェドラが額に汗して、肩で息しながら「おーい」って走ってきたら
    ”海の指”ヴェドラ:あれはイルドレックス……?何であんな店に……
    GM:イルドレックスくんがなんか金持ちっぽい人に別れを惜しまれてるとこに遭遇する
    "黒腕"カナタ:じゃあこっちもふつうの交渉するか……
    ”海の指”ヴェドラ:最高の展開
    "黒腕"カナタ:GS8>=17
    GoblinSlayer : (GS8>=17) → 8 + 4[3,1] → 12 → 失敗

    "黒腕"カナタ:だめそう
    天恵騎士イルドレックス:かわいい
    GM:まぁ二人が成功してるしな!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:じゃあ私も犯罪知識を持久でふりまーす
    ”海の指”ヴェドラ:がんばれ~~
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:GS10>=18
    GoblinSlayer : (GS10>=18) → 10 + 6[1,5] → 16 → 失敗

    ”海の指”ヴェドラ:いけーっ中流家庭の娘!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:ひぃん
    ”海の指”ヴェドラ:だめか
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:地元なのにぃ
    GM:ではそういうわけで、
    GM:調査によってあなた達は、以下の情報を得る。
    GM:『中層地区の〝雑貨店〟を襲ったバカが行方をくらまして、盗賊ギルドがおかんむりだ』
    GM:『やらかしたのは〝めくら撃ちの〟ゲイリー。デカい図体でダートガン好き。ヘタの横好き』
    GM:『細かい話は漏れてこないが、結構な額をヤったらしい』
    GM:『一応の面子があるってんで箝口令だが、そんなもんが通じるわけもねえのにな』
    GM:……というところだ。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「うぅ……井戸端会議に混ざってたけど何もわかりませんでした……」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「お肉の安売り情報以外……」
    ”海の指”ヴェドラ:「えっマジ!? 後で買いに行こ!」案外庶民派なのだ。
    "黒腕"カナタ:「こっちも特には。特売は依頼の後でな」
    ”海の指”ヴェドラ:「……じゃねえ。カナタでもダメか。イルドレックス、何か解った?」
    ”海の指”ヴェドラ:「って言うか、聞き込みの後にしちゃ妙に平然としてるねお前」
    天恵騎士イルドレックス:「荒っぽい手合いから好かれるには時間が要りますので」ほのかに香水の香りがする。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「は……!」大仰に両手で口を押さえる。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「なんらかの大人ムード……!」
    天恵騎士イルドレックス:「顔役フィクサーの方にお伺いを立ててきました」
    ”海の指”ヴェドラ:「お お前」
    "黒腕"カナタ:「……成程。何事も無く戻れてきているなら良かった」
    ”海の指”ヴェドラ:良いのか……!?という思いとうまく行ってるんだったら良いか……という思いが交錯する。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「ヴェドラさんや、カナタさんや。イケメン有利ですよ」左右の肘でひとりずつ突っつきながら
    天恵騎士イルドレックス:「私のことはどうでも良いとして、問題は標的が敵を多く作っていることです」
    天恵騎士イルドレックス:「賞金でも掛けられてしまっては、我々の獲物が掠め取られてしまいかねません」
    天恵騎士イルドレックス:「その必要はございませんよ、とマドモアゼルに伝えてはきましたがね」
    ”海の指”ヴェドラ:川岸の欄干に寄りかかって聞いている。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「ひょうてき……絞り込めたってことですー?」
    ”海の指”ヴェドラ:「”めくら撃ち”のゲイリー」呟く。
    ”海の指”ヴェドラ:「巨漢で大の投矢愛好者ダーツフリーク。もっとも腕は知れてる」
    "黒腕"カナタ:「賞金がかけられても可笑しくない程とは、相当にやらかしたようだな」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:ぽかんとした顔をしている。地元民的にはあまり有名人でもないらしい。
    ”海の指”ヴェドラ:「こないだ中層の”雑貨屋”を襲って、盗賊ギルドに目をつけられてる」
    ”海の指”ヴェドラ:「……オレもこっちの盗賊ギルドにはちょっとだけ顔が利いてね」
    ”海の指”ヴェドラ:「”鋼鉄冠”とやり合った話したら、すぐに教えてくれたよ」
    天恵騎士イルドレックス:「都邑シティ斥候スカウトの独壇場ですね」
    ”海の指”ヴェドラ:「まさか色仕掛けで切り抜けるとは思わなかったけどね」イルドレックスを小突く。
    天恵騎士イルドレックス:「礼儀作法エチケットの適用できる相手が品の良い女性だっただけです」小突かれても動じない体格差がある。
    "黒腕"カナタ:「相手が居ないならいいが、居るなら控えめに、な……というのも、時と場合か」
    ”海の指”ヴェドラ:「しょうがねーな。あんま危ねーことはすんなよ……とにかく、”雑貨屋”を襲ったってのは気になる」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「雑貨屋……あそこかなぁ、『アントガベージ』」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「へんなものたくさん売ってるもんなぁ」
    ”海の指”ヴェドラ:「流石現地民。案内頼んでもいいか?」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「おっけー!」ぐっと親指を立てる。
    ”海の指”ヴェドラ:「オレも、ただの”雑貨屋”とは思ってない。一回話を聞きに行こうぜ」
    "黒腕"カナタ:「頼んだ。あまりこっちに土地勘は無くてね。現地育ちが居るだけで心強い」
    GM:では、
    GM:現地民の案内を得てあなた達は移動する。
    GM:中層地区〝雑貨店〟──『アントガベージ』
    GM:使い込まれたキセルと錆び付いたナイフ、貴重な書籍と反故紙の束が並べられた、ゴミ箱のような店だ。
    GM:戸は破られた後、乱雑に補修した痕跡がある。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「ごめんくださーい」
    店主:「なんだい」店主はぶっきらぼうに応じた。
    ”海の指”ヴェドラ:「先日この店に泥棒が入ったって聞いたよ、災難だったね」
    "黒腕"カナタ:「……この扉もその跡だとするなら、泥棒というより強盗か……?」
    ”海の指”ヴェドラ:「オレたち、ちょっとワケあって犯人を捜しててさ。”めくら撃ち”の野郎だ」
    店主:「……ギルドのもんか?」
    ”海の指”ヴェドラ:「有志の冒険者だよ。手掛かりが要る。よかったら、何盗んでったのかとか、色々教えてくんない?」
    店主:「……………………」
    店主:店主は少しばかり思案した後、掌を上に向けて手を差し出す。
    ”海の指”ヴェドラ:にやりと笑う。
    ”海の指”ヴェドラ:GM
    ”海の指”ヴェドラ:以前……クエストで
    ”海の指”ヴェドラ:◇ツィッカム宿泊無料券
    特殊アイテム:金券屋に売ってもせいぜい銀貨8枚というところだが、
    しかるべき交渉相手に渡せば、達成値+5の大ボーナスが得られる。 
    ただしサービス料は別料金。素泊まりなんて野暮なことは言いなさんな。

    ”海の指”ヴェドラ:このようなアイテムを貰ったのですが……
    GM:ふむ
    ”海の指”ヴェドラ:通常の”情報代”の代わりにこれを渡して対価とすることは可能でしょうか?
    GM:ふむ、銀貨8枚相当の品ならば、こういう時の賄賂としては十分すぎる高額だ。認めよう
    ”海の指”ヴェドラ:やった~~~!!!では、宿泊無料券を店主に渡します。
    店主:「…………」店主は、手の上に置かれた宿泊無料券をじっと眺める。
    天恵騎士イルドレックス:(何らかの符牒でしょうか…?)
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:ちょっと身を乗り出して宿泊券と店主の顔を交互に眺める。
    店主:「……………………」
    店主:無料宿泊券をそっと、商品棚の一画に置いた。
    店主:「あんときはな──」
    GM:店主が言うには──

    "黒腕"カナタ:(相当なものを渡したようだな)
    GM:深夜。即ち他の街でいう日中。
    来訪者:「ブラックパウダーはあるか? 上物を頼む」
    GM:来訪者は気取った声音で言った。フードをかぶった、怪しげな格好。
    店主:「高いよ」
    GM:店主はぶっきらぼうに応じながら、カウンターに隠したダートガンに手を添える。
    GM:わざわざ顔を隠すやつにロクなものはいない。サルファ・リステラでさえ、その原則は通用する。
    店主:「1包で金貨2枚。10包で1セットからだ、バラじゃ売らねえ」
    来訪者:「高いな」
    店主:「高いと言ったろ。買うのかい」
    来訪者:「物を見せろ」
    GM:店主はしぶしぶ、防湿性の保管ボックスを開けた。その瞬間、来訪者は店主の後頭部を手痛く殴りつけた。
    店主:「グアァッ!?」
    来訪者:「おーおー、たんまり有るなぁ。ひいふうみい……たくさん。たくさん、たくさんだ!」
    来訪者:店主の頭から流れた血を、来訪者は指に拭い取る。そして保管ボックスに下手な字を書く。
    来訪者:『ご自由にお持ちください』
    来訪者:「ありがとよー」

    店主:「……金貨数十枚分のブラックパウダーがパァだ。大損害だぜ」
    店主:「ギルドのお偉いさんにもぶん殴られるし、俺ばっかり散々だチクショウ」
    店主:「顔は見なかったが、あの後で〝めくら撃ちの〟ゲイリーが姿を消したそうだ。図体もちょうどそれくらいだった」
    店主:「だがいつまでも逃げきれねえよ。そのうちギルドにとっ捕まるだろうが、あんたらなんだってそんな奴を探してんだい?」
    ”海の指”ヴェドラ:「マジで災難だったね。あんたに交易神様の加護があるように祈ってるよ……ああ」
    ”海の指”ヴェドラ:「あんた、”ブラストマン”って聞いたことある?」
    店主:「新種の葉巻か?」
    ”海の指”ヴェドラ:「そんな平和なもんじゃないよ。……抱え大筒を使う吸血鬼」
    ”海の指”ヴェドラ:「大筒を使い物にするには、あんたの店の商品が必要だろ? ところが、最近それを盗んだ奴がいる」
    ”海の指”ヴェドラ:「関係ないと思う方が不自然だ」
    店主:「なんだそりゃ。ネタ切れの吟遊詩人が変にバリエーションだそうとしやがったのか」
    店主:「俺の知ったことじゃねえよ。売ったもんの行き先さえ知らねえのに、まして盗まれたもんなんて」
    店主:「ったく。ピラ紙1枚で長話しちまったもんだぜ」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「総額込み込みじゃなかったから不機嫌なんです?」
    店主:「ひっぱたくぞ」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「おじちゃーん……」
    GM:……というタイミングで
    GM:デジャヴのお時間です!
    ”海の指”ヴェドラ:またかよ!!
    "黒腕"カナタ:きゅぴーん
    GM:まただよ! 第六感判定だ。難易度は……
    来訪者:GS16
    GoblinSlayer : (GS16) → 16 + 11[6,5] → 27

    GM:ごめん出目が回りすぎた
    "黒腕"カナタ:????
    ”海の指”ヴェドラ:wwww
    ”海の指”ヴェドラ:このヤロ~~~~~!!!!
    GM:難易度は27です!!!!
    ”海の指”ヴェドラ:GS10>=27
    GoblinSlayer : (GS10>=27) → 10 + 10[4,6] → 20 → 失敗

    ”海の指”ヴェドラ:無理に決まってるだろッ
    "黒腕"カナタ:GS10>=27
    GoblinSlayer : (GS10>=27) → 10 + 7[5,2] → 17 → 失敗

    "黒腕"カナタ:大成功以外無理だよ~~~
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:GS10>=27
    GoblinSlayer : (GS10>=27) → 10 + 6[4,2] → 16 → 失敗

    天恵騎士イルドレックス:GS6>=27
    GoblinSlayer : (GS6>=27) → 6 + 7[1,6] → 13 → 失敗

    GM:そりゃあね!
    GM:では──突然!
    GM:ただでさえボロボロの扉が爆発!
    GM:1d6+2
    GoblinSlayer : (1D6+2) → 6[6]+2 → 8

    GM:全員に装甲軽減可能な8ダメージ!
    ”海の指”ヴェドラ:バカヤロ~~~~
    "黒腕"カナタ:くっ、6受けます
    "黒腕"カナタ:あっいや
    "黒腕"カナタ:受け身!受け身などは!
    GM:あっ ……この場合はいけそうなので許可します
    天恵騎士イルドレックス:グフフ、竜の末裔:習熟があるから装甲5じゃ
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:装甲2……
    天恵騎士イルドレックス:天恵騎士イルドレックスの負傷数を3増加(0 → 3)
    GM:〝弩使い〟マリー=アンヌの負傷数を6増加(0 → 6)
    ”海の指”ヴェドラ:装甲4で4点!
    "黒腕"カナタ:受け身!地功拳!
    "黒腕"カナタ:1d3+1
    GoblinSlayer : (1D3+1) → 3[3]+1 → 4

    "黒腕"カナタ:装甲2なので……
    "黒腕"カナタ:転倒せずに即座に起き上がります
    GM:受け身の4と装甲の2で6軽減かしら
    "黒腕"カナタ:あっ8だった
    "黒腕"カナタ:2受けます!
    ”海の指”ヴェドラ:”海の指”ヴェドラの負傷数を4に変更(0 → 4)
    GM:ということで
    "黒腕"カナタ:"黒腕"カナタの負傷数を2に変更(0 → 2)
    GM:扉が突然に爆発! 火薬の威力が低いので被害は少ないが、
    GM:入り口近くにいたあなた達目掛けて、扉を補強してた板材の破片とかが飛ぶ!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「ふぎゃっ!? いっ、たぁあああ~い!」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ野伏レンジャーの装甲は薄い。地味にダメージが大きい!
    天恵騎士イルドレックス:「むっ…火の秘薬か!」マントを翻して飛散物を切り抜ける。
    "黒腕"カナタ:「くっ……!」
    "黒腕"カナタ:爆発の勢いのままに中空で回転し、着地。被弾を最小限に抑える。
    ”海の指”ヴェドラ:「っづぁ!? マリー無事か!」破片を鎧下に当て、軽傷に抑える。
    店主:「みっ、店えっ!?」
    GM:だだだだっ! と走る音が外から!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「痛いけど無事です! 痛いけど!」強調しつつもぶっこわれた扉から外へ!
    "黒腕"カナタ:「急ぐぞ!まだ近い!!」
    GM:あなた達は建物の外に出る!
    GM:爆発に怯えて伏せる通行人の間を、黒フードの男が駆け抜けていく!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「あっ、あれ!」指差す!
    ”海の指”ヴェドラ:「よく見付けたっ、あいつだね!」
    天恵騎士イルドレックス:「追跡しましょう!」
    GM:チェイスだ!
    ”海の指”ヴェドラ:「ふん縛って”ブラストマン”の居所を吐かす!」

    GM:──さて。ちょっとおかしな戦闘といこう。
    GM:襲撃者とあなた達との距離は現在、50mほど離れている。
    GM:50:黒フード(用心棒エンフォーサー
    0:PC達

    GM:これに追いついてもらいたいが──普通にやるとたぶん、先手でカナタくんが動いて4倍ダッシュで一撃なのだ。
    "黒腕"カナタ:アッ届くのか
    GM:あなた72mダッシュできちゃうから……
    "黒腕"カナタ:割と走れるな……
    GM:よってここでは特殊ルールを採用する!
    GM:・特殊ルール
    1:ラウンド開始時に全員が移動を宣言。
    2:通常の手番決め
    3:手番通りに自由行動&主行動。ここでは移動は行えない
    4:移動による判定へのペナルティはルールブック通りに適用。
      すなわち2倍移動なら各種判定に-4、4倍移動なら-8だ。
      遠隔攻撃は1倍移動で-4、2倍移動で-8,4倍移動なら不可。
      呪文行使は5m超移動力までなら-4、2倍までなら-8、それ以上は不可!

    〝弩使い〟マリー=アンヌ:そこの弩砲で撃てって? 大きな通りで屋台とか障害物もありますしぃ。
    GM:……というわけでマリーの攻撃は、攻撃前に1d2で2が出たときのみ可能とします。
    GM:今回は4ラウンドも走られたら見失ってしまう……としよう。4ラウンド目終了までに追いつくor負傷を蓄積させて足止めせよ!
    ”海の指”ヴェドラ:障害物チャレンジというわけね
    ”海の指”ヴェドラ:よっしゃ~~!!やるぞ!
    GM:というところだが、質問あるかね!
    "黒腕"カナタ:-8かぁ、当てられるかな
    GM:ふふふ
    黒フード:逃げる俺の回避も-8だぜ!
    ”海の指”ヴェドラ:wwww
    黒フード:プラマイゼロ……
    天恵騎士イルドレックス:追うぜ追うぜ
    ”海の指”ヴェドラ:やるぜやるぜ
    GM:では

    ラウンド1



    GM:まずは移動宣言!
    "黒腕"カナタ:うおお!
    黒フード:移動力17の俺は4倍ダッシュで68m先に!
    天恵騎士イルドレックス:全力疾走、4倍になって48m
    "黒腕"カナタ:移動します、全力移動で72m!
    "黒腕"カナタ:4m詰めた
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:む……撃ちます! うごかない!
    天恵騎士イルドレックス@48:向こうは50+68で118mか
    ”海の指”ヴェドラ:全力移動します。16*4で64m
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:……いや、やっぱり26m動いておこう。2倍移動で-8のペナルティだけど!
    GM:118:黒フード
    72:カナタ
    64:ヴェドラ
    48:イルドレックス
    26:マリー

    GM:幕末オープンゲットのいい餌食な隊列になったな
    GM:では行動順!
    天恵騎士イルドレックス@48:天恵騎士イルドレックスのイニシアチブを2D6+2(→ 13)に変更(11 → 13)
    黒フード:8! フェローの次に動く裁定を継続!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:8!
    "黒腕"カナタ:"黒腕"カナタのイニシアチブを2D6(→ 2)に変更(11 → 2)
    "黒腕"カナタ:www
    "黒腕"カナタ:ファンブルしとるな
    天恵騎士イルドレックス@48:カナタァ!
    ”海の指”ヴェドラ:”海の指”ヴェドラのイニシアチブを2D6+1(→ 6)に変更(5 → 6)
    GM:ここでの2でよかったな!
    天恵騎士イルドレックス@48:まあ弄る必要はないか、まだ何もできないし
    ”海の指”ヴェドラ:子牛は必要な時に取っておこう
    GM:作戦はそれでよいかな?
    "黒腕"カナタ@72:かな?
    ”海の指”ヴェドラ:こっちはOK~
    GM:ならば手番だ
    GM:いけそうな奴はいっちゃうがいい
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:はーい、撃ちます
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:障害物とか大丈夫かなチェーック
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:1d2
    GoblinSlayer : (1D2) → 1

    〝弩使い〟マリー=アンヌ:だめでした……
    ”海の指”ヴェドラ:どんまい!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:射線通りませんでした……
    "黒腕"カナタ@72:ヌゥ
    GM:では次!
    天恵騎士イルドレックス@96:全力移動して96m
    GM:っと、分かりづらくてすまない
    GM:移動はラウンド開始時の纏めてのやつのみ!
    GM:武技とかでの移動は別だが!
    ”海の指”ヴェドラ:そういうことね!
    天恵騎士イルドレックス@96:手番の話ね
    GM:そうそう
    天恵騎士イルドレックス@96:この距離じゃ何もできないので放棄だぞ
    GM:誰かこの距離で何かできるやつはいるかな
    天恵騎士イルドレックス@48:みんな動けないから全員放棄したと思ったのよ
    "黒腕"カナタ@72:うごけない~
    ”海の指”ヴェドラ@64:小李飛刀ならギリギリ届くかと思ったけど
    ”海の指”ヴェドラ@64:全力移動しちゃったから遠隔攻撃できない!放棄で!
    GM:では
    GM:継戦カウンターを3に勧めて

    ラウンド2



    GM:ちょっと電卓を叩こう
    GM:カナタ全力ダッシュで144mの位置まで来る。これに近接距離に入られないようにしつつ
    GM:次ラウンドの猶予も残すと……154まで行きたいんだな
    GM:36m……ギリ2倍を超えるか
    GM:でもこれ以上遠くなるとこっちの攻撃が届かぬ、うむ
    黒フード:36mのダッシュ! ぎり4倍で-8のペナルティは乗るが……
    黒フード:ここならギリ追いつかれねえぜ!
    天恵騎士イルドレックス@96:改めて全力疾走して96m
    "黒腕"カナタ@72:全力72で144!
    ”海の指”ヴェドラ@64:全力疾走で128に。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:む……2倍移動で52!
    GM:154:黒フード
    144:カナタ
    128:ヴェドラ
    96:イルドレックス
    52:マリー

    GM:行動順!
    ”海の指”ヴェドラ@128:”海の指”ヴェドラのイニシアチブを2D6+1(→ 8)に変更(6 → 8)
    "黒腕"カナタ@144:"黒腕"カナタのイニシアチブを2D6(→ 9)に変更(2 → 9)
    "黒腕"カナタ@144:とはいっても届く手段がないぜ
    天恵騎士イルドレックス@96:天恵騎士イルドレックスのイニシアチブを2D6+2(→ 10)に変更(13 → 10)
    天恵騎士イルドレックス@96:シュババ
    ”海の指”ヴェドラ@128:いや……俺には行動が……ある!
    ”海の指”ヴェドラ@128:戦闘中の防具の着脱って自由行動だっけ
    ”海の指”ヴェドラ@128:何がしたいかというと……この防寒着と鎧下を脱ぎたい!
    GM:ふむ ……ちょっとルルブ読んだけど定義はされてないな。この場合GM判断だろうし、許可は
    GM:ちょっと待ってきみ防寒着を着たままなの?
    ”海の指”ヴェドラ@128:はい……
    GM:脱いで来い!!!
    ”海の指”ヴェドラ@128:バサーッ 移動力が2回復します
    GM:道理でなんか追いついてこねえなと思ったよ!!!
    GM:今回の場合、鎧下まで外すなら主行動を使ってもらうかな……防寒着だけなら自由行動でよし
    GM:或いは次のラウンドも自由行動するなら鎧下まで外してよしとしよう
    ”海の指”ヴェドラ@128:どうせ攻撃手段ないので、このラウンドの主行動も使用して鎧下まで外します!!
    天恵騎士イルドレックス@96:鎧下っていうのはねえ!鎧の下に着てるんですよ
    天恵騎士イルドレックス@96:路上公開ストリップじゃ~
    "黒腕"カナタ@144:見学席のみなさーん
    ”海の指”ヴェドラ@128:なりふり構ってられるかっ
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:じゃあ今度こそ……撃つ!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:1d2
    GoblinSlayer : (1D2) → 2

    〝弩使い〟マリー=アンヌ:よし!
    "黒腕"カナタ@144:撃てる!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:GS6 ペナ入り射撃
    GoblinSlayer : (GS6) → 6 + 6[3,3] → 12

    黒フード:回避! 固定値15! ……ペナルティを除けば!
    黒フード:はい、7です
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「刺突攻撃:熟練」攻撃命中時の効力値+6
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:2d6+11+1d6 威力
    GoblinSlayer : (2D6+11+1D6) → 5[4,1]+11+5[5] → 21

    ”海の指”ヴェドラ@128:草
    "黒腕"カナタ@144:なかなか!
    黒フード:装甲3……18通し!
    ”海の指”ヴェドラ@128:この村娘超つええ!!
    GM:黒フードの負傷数を18増加(0 → 18)
    GM:では……ここで特殊裁定を行う
    GM:ボウガンでガッツリブチ抜かれて全力疾走を続けられるやついる?
    GM:いねえよなぁ!
    ”海の指”ヴェドラ@128:wwww
    ”海の指”ヴェドラ@128:ただしい
    GM:ということで遠距離ダメージの入った次の手番は、基本の移動距離から入ったダメージを引く……という処理を入れようと思ってたんだけどさ
    GM:このやろうきっかり移動力越えかつ殺さないラインで入れてきやがった!!!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:えへへぇ
    ”海の指”ヴェドラ@128:マリーちゃんは優秀だなあ
    GM:継戦カウンターが4になりつつラウンドが進みます

    ラウンド3



    黒フード:もうやめて 私はもう走れない
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:4倍ダッシュで52m前進、104mまで行きます
    天恵騎士イルドレックス@96:全力疾走して144m
    "黒腕"カナタ@154:10m移動して追いつきます
    GM:くっ……追いつかれたぜ……
    ”海の指”ヴェドラ@128:移動はしません この”距離”ならよォ~~ 154m圏内のお前をブッ飛ばせるよなあ~~
    GM:よろしい。……ならば行動順も決めてしまえ!
    "黒腕"カナタ@144:"黒腕"カナタのイニシアチブを2D6(→ 6)に変更(9 → 6)
    ”海の指”ヴェドラ@128:”海の指”ヴェドラのイニシアチブを2D6+1(→ 9)に変更(8 → 9)
    天恵騎士イルドレックス@144:天恵騎士イルドレックスのイニシアチブを2D6+2(→ 12)に変更(10 → 12)
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:8!
    黒フード:8……
    GM:追いついた以上、勝利条件を満たしてはいる……が!
    GM:せっかくの射程圏内だ。
    GM:消耗しない程度にドついてやりな!
    ”海の指”ヴェドラ@128:イルドレックス様動く?
    天恵騎士イルドレックス@144:動けないねえ
    ”海の指”ヴェドラ@128:じゃああたしが行っちゃおう
    "黒腕"カナタ@154:投げチャンス!
    ”海の指”ヴェドラ@128:ウオオオオ 【小李飛刀(※奥義)】:命中・威力に+4、射程2倍に。消耗1。これを用心棒に!
    ”海の指”ヴェドラ@128:動いてないから命中そのまま!行くぞォ!
    ”海の指”ヴェドラ@128:GS17
    GoblinSlayer : (GS17) → 17 + 7[6,1] → 24

    ”海の指”ヴェドラ@128:当たっ……た!
    ”海の指”ヴェドラ@128:よければダメージいきます
    黒フード:よけられない……回避が15もあるのに……
    GM:さあこい
    ”海の指”ヴェドラ@128:2d6+1d3+7+4
    GoblinSlayer : (2D6+1D3+7+4) → 6[3,3]+1[1]+7+4 → 18

    ”海の指”ヴェドラ@128:安心せい 峰ナイフじゃ
    ”海の指”ヴェドラ@128:”海の指”ヴェドラの消耗を1増加(1 → 2)
    GM:鈍器が飛んできたようなもんだな
    GM:では、少し手こずった(継戦カウンターが5になった)が……あなた達の勝ちだ!
    GM:あっ消耗発生じゃん
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:ちゅかれた……
    ”海の指”ヴェドラ@128:”海の指”ヴェドラの消耗を1増加(2 → 3)
    GM:〝弩使い〟マリー=アンヌの消耗を1増加(0 → 1)
    ”海の指”ヴェドラ@128:ひい~~
    "黒腕"カナタ@154:"黒腕"カナタのを1に変更(0 → 1)
    GM:ということで、ボルトが飛んだりナイフが飛んだり人が馳せたりした結果
    黒フード:「グェーッ!」あなた達は逃げるフード男を捕まえた!
    黒フード:「やっやめろ! 仰向けにするな! 日に焼けちまうぅっ!」ジタバタする男の口元には鋭い牙!
    黒フード:しかし〝ブラストマン〟ではなさそうだ。平均的な体型やや細身!
    ”海の指”ヴェドラ@128:「ヤロー!観念しろ!」上裸でナイフを振り回している。どう見てもチンピラだ。
    天恵騎士イルドレックス@144:「どうせ追いつけないので拾っておきましたよヴェドラくん」
    "黒腕"カナタ@154:「さて、どう調理するか……」
    ”海の指”ヴェドラ@128:あまりに足が速すぎるので、防寒具や鎧下諸々を脱ぎ捨てた結果……こうなった。
    天恵騎士イルドレックス@144:洗濯夫のような装備状態だ。
    ”海の指”ヴェドラ@128:「イルドレックス……お前は絶対に今後100年は良い暮らしをするだろう」
    "黒腕"カナタ@154:背後から黒フードを掴んでいる。
    天恵騎士イルドレックス@144:「ところで刺客の方、私は通りすがりの太陽神官です」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「ふひぃー……つ、捕まえましたぁ……?」
    ”海の指”ヴェドラ@128:「マリーもナイス射撃だった。良い腕してるね」
    "黒腕"カナタ@154:掴んだ黒フードをイルドレックスの方に向ける。
    天恵騎士イルドレックス@144:「お日様の香りを味わいたければ遠慮なく仰ってくださいね」洗濯夫のように上着をばさりと広げる。
    天恵騎士イルドレックス@144:「嫌なら私たちが聞きたいことを仰ってください」
    黒フード:「ヤメロー! ヤメロー!」
    黒フード:と暴れる男の端っこの方はすでになんか、しゅうしゅう煙が出ている!
    黒フード:どうやらかなり完成度の低い吸血鬼らしい。
    ”海の指”ヴェドラ:「そーだよ! お前、”ブラストマン”の身内か!?」
    天恵騎士イルドレックス:上からマントを被せてあげよう
    黒フード:しっかり遮光してもダメージがちょっとずつ通っている!
    GM:……ということで尋問タイムだ。
    GM:チャンスは1PCにつき1回。それ以上時間を掛けると、この駆け出し吸血鬼は灰になってトリップしてしまう。
    GM:効率良く情報を聞き出すのだ! ……使えそうな技能はあるかね?
    黒フード:……まぁ俺はデータ的には怪物レベル4の知能人並みでしかないんだが……
    "黒腕"カナタ:生体知識とかいう拷問の博識に+2する技能しかない……
    黒フード:てめぇ最悪なもん持ってやがんな
    ”海の指”ヴェドラ:じゃあ、【手仕事】でこいつの所持品とかを検めよう。
    GM:ふむ
    GM:そうだな、では先にヴェドラの方を言うと、
    GM:手仕事の達成値が15~19なら他PCの判定+1、20~なら+2のボーナスを与えよう
    GM:その上で
    ”海の指”ヴェドラ:おおっ
    GM:カナタくんがもし拷問の博識で行くなら、通常の博識判定に成体知識を乗せてよい
    天恵騎士イルドレックス:私には吸血鬼知識がありますね
    ”海の指”ヴェドラ:それって……”サイコー”じゃんッ
    "黒腕"カナタ:いいねぇ
    GM:ならばそちらも同じく、博識に乗せてよい扱いとしよう
    ”海の指”ヴェドラ:じゃあ先にこちらからやっちゃおう
    ”海の指”ヴェドラ:GS13 手仕事
    GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 10[5,5] → 23

    ”海の指”ヴェドラ:フハハハハ
    "黒腕"カナタ:ウオオ
    天恵騎士イルドレックス:テクニシャン
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:私は特になにもないから博識で……
    GM:2乗った
    ”海の指”ヴェドラ:みんな!達成値+2していいよ!
    ”海の指”ヴェドラ:丸裸だぜ~~
    天恵騎士イルドレックス:GS8 吸血鬼知識、ヴェドラのテク
    GoblinSlayer : (GS8) → 8 + 8[2,6] → 16

    GM:たぶんなんかこう……荷物の中の、盗んだのがバレたら恥ずかしい類いの盗品とか色々見つけたのだろう
    GM:そしてまずイルドレックスくんの尋問に対し、
    黒フード:GS8>=16
    GoblinSlayer : (GS8>=16) → 8 + 10[6,4] → 18 → 成功

    黒フード:うそだろ
    黒フード:俺ってそんな心が強かったのかよ
    "黒腕"カナタ:むむ
    "黒腕"カナタ:こっちもやっちゃうぞ
    "黒腕"カナタ:GS9 2追加済み
    GoblinSlayer : (GS9) → 9 + 6[1,5] → 15

    "黒腕"カナタ:くっ、あんまり
    黒フード:GS8>=15
    GoblinSlayer : (GS8>=15) → 8 + 6[3,3] → 14 → 失敗

    "黒腕"カナタ:あっすみません、ここに+2です
    ”海の指”ヴェドラ:心の強ェ吸血鬼なのか……?
    ”海の指”ヴェドラ:あっそんなことなかった
    黒フード:2回目は無かった……
    "黒腕"カナタ:やったワンねぇ
    ”海の指”ヴェドラ:ナイス!
    GM:では詳細は省くが3人の鮮やかにして残虐な連係プレイにより
    黒フード:・〝ブラストマン〟の命令でPC達を付け狙っていた。
    黒フード:・PC達を吸血鬼狩りの子分と認識。吸血鬼狩りが死んだ以上、後はこいつらを殺せば憂い無し!
    黒フード:・偉大なる〝ブラストマン〟の計画実行の妨げとなるものは潰す!
    黒フード:・隠れ家はあっちです。
    GM:……という、有用な情報と役立たずな情報が得られた。
    GM:つまり敵は、依頼人が死んだものと認識し、残る敵はPC達だけだと考えている。
    GM:その上で──なんらかの大規模な計画を実行に移すべく、市中の隠れ家に身を潜めているらしい。
    ”海の指”ヴェドラ:何だよ……結構喋れんじゃねえか……
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「おー……」尋問の副産物、【手仕事】で路上にぶちまけられた荷物を眺めている。
    ”海の指”ヴェドラ:「鍛えたワザじゃ、フォフォフォ……」
    天恵騎士イルドレックス:「クリストファーの仇討ち、必ずや成し遂げましょう」勘違いされているに越したことはないのでそういう体で話す。
    "黒腕"カナタ:「これ以上隠していることは無いな?」
    ”海の指”ヴェドラ:荷物の中には裸婦の肖像――この町を牛耳る四大幹部の一人、”毒婦”の、下卑たスケッチが大量に収蔵されていた。
    "黒腕"カナタ:じり、と日光が当たる寸前にまで身を晒させる。
    黒フード:「ぐぅううぅ……」うちひしがれた顔でこくこくと頷いている。
    ”海の指”ヴェドラ:「よし。なら、この春画ポルノはお前のもんだ。ブラストマンの部下なんかやめて、さっさとアールマスあたりにでも逃げちまえ」
    "黒腕"カナタ:「別に、これからも悪事を働くならこのまま日光の前に突き出しても構わないが……」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:ラフスケッチならぬ裸婦スケッチっぽい、クネッとした立ちポーズを取ったりしている。
    ”海の指”ヴェドラ:荷物を纏めて渡す。自分の分の蒸留酒のスキットルもおまけに入れてやる。
    黒フード:「チッチクショウ! 言われねえでも出ていくよウワーーーン!!!」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「上手い絵より一晩誰かとの方が安い街なのに」
    "黒腕"カナタ:「……よし。次にもし何かしらの悪事を働くのなら……」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「変な趣味のひとですねー」
    ”海の指”ヴェドラ:「吸血鬼だと大変なのかもね」
    "黒腕"カナタ:「走って、追いついて、倒す。いいな?」陽の気を秘めた拳を握り、付きつけるように。
    天恵騎士イルドレックス:「おおらかなのは良いところですね」
    黒フード:どたばた走って逃げていく。流石に周囲の人間も慣れたもので、じろじろ見たりする様子も無い。
    GM:──その時だ。
    GM:と書くのは2度目な気がする。そして発生する事象も良く似ているが、
    GM:今回はデジャヴではない。そして、今度は規模が違う。
    GM:BOMB!!! BOMB!!! BOMB!!!
    GM:あなた達の周囲ではない──街の至る所で爆発音!
    ”海の指”ヴェドラ:「アホか!? 街中で火球ファイアボールぶっぱなすようなもんだろ、コレ!」
    GM:「ウギャーッ!」「グアーッ!」「ヒィーッ!?」阿鼻叫喚! 逃げ惑う足音!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「うきゃーーーーッ!?」びっくりして裸婦スケッチをその辺にぶんなげる!
    "黒腕"カナタ:「街の全てを巻き込むつもりか……?!」
    GM:サルファ・リステラの各所を狙った無差別同時爆破テロだ!
    ”海の指”ヴェドラ:「あっ裸婦スケッチが!」
    天恵騎士イルドレックス:「陽射しを遮るものを破壊する。まともな吸血鬼イモータルのすることではありませんね」
    GM:ひらひら飛んでいった紙切れに火の粉が落ちる! 燃え上がる!
    GM:逃げ惑う中年男の頭髪に落下して炎上! この街でも珍しいタイプの惨劇!
    ”海の指”ヴェドラ:「うおおおおお」
    ”海の指”ヴェドラ:「めちゃくちゃ大惨事になってる」
    黒フード:「ハーッハッハッハッハ!」逃げた筈の男がちょっと離れたところで勝ち誇っている!
    黒フード:「木を隠すなら森の中、悪党を隠すならサルファ・リステラ──そして!」
    黒フード:「爆発を隠すなら爆発の中だァーッ! ウギャアアアアアアァァ──!!!」
    黒フード:吹っ飛んだ。
    黒フード:近くに置いてあった樽が爆発したのだ。
    "黒腕"カナタ:「…………」
    黒フード:駆け出しの吸血鬼は灰となって消えた。
    GM:そういうこともあるさ。
    ”海の指”ヴェドラ:「今回こんなんばっかじゃねーか!」
    天恵騎士イルドレックス:「遍くを照らす《太陽ククルカン》よ、その眼差しを哀れなものに手向け給え…」祈り祈り。
    "黒腕"カナタ:「って……呆けてる場合じゃないな!」
    ”海の指”ヴェドラ:「くそっ、めちゃくちゃすぎる。ブラストマンの野郎……絶対はっ倒してやる」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「あああもったいない、火の秘薬がこんな雑に大量にぃ……!」
    GM:……さて、最後の調査フェイズとなるだろうか。
    GM:〝ブラストマン〟の隠れ家の位置を特定せよ。
    GM:ただし状況はいささか喧しいことになっている。
    GM:──街の方々で爆発が起こり、騒ぎが発生している。
    GM:一部の阿呆な連中は、爆発騒ぎに乗じて店の商品をちょろまかそうとしたり、怪我人の懐から財布を引っこ抜こうとしたり。
    GM:盗賊ギルドはそちらの対処に追われている。彼らの力を借りるのは難しいだろう。
    GM:……ということで、観察 & 幸運のお時間だ。
    GM:PC3人はそれぞれ、観察と幸運を1度ずつ振って欲しい。目標値は今回は設定しない。
    GM:その6つの達成値によって、隠れ家をどれだけ早く発見できるかが決まる。
    GM:吸血鬼と戦うなら、日が暮れる前が好ましいだろう?
    ”海の指”ヴェドラ:うおおおおお
    "黒腕"カナタ:ふむふむ
    天恵騎士イルドレックス:GS5 観察
    GoblinSlayer : (GS5) → 5 + 6[2,4] → 11

    ”海の指”ヴェドラ:サーチアンドデストロイ!!!
    ”海の指”ヴェドラ:GS11 観察
    GoblinSlayer : (GS11) → 11 + 6[2,4] → 17

    天恵騎士イルドレックス:GS 幸運
    GoblinSlayer : (GS) → 11[5,6] → 11

    "黒腕"カナタ:GS10 観察
    GoblinSlayer : (GS10) → 10 + 2[1,1] → 12 → 大失敗

    "黒腕"カナタ:あっ
    GM:カナター!!!
    "黒腕"カナタ:こ、幸運!
    "黒腕"カナタ:GS1
    GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 9[5,4] → 10

    "黒腕"カナタ:まあまあ
    ”海の指”ヴェドラ:GS 幸運
    GoblinSlayer : (GS) → 6[4,2] → 6

    ”海の指”ヴェドラ:観察17・幸運6 合計23
    天恵騎士イルドレックス:11,11で22
    "黒腕"カナタ:大失敗って加算できます……?できないですよね……
    GM:ふふ……そうだね……
    "黒腕"カナタ:なので10になります
    GM:合計で55か……ならば
    GM:日暮れまで55分としよう
    GM:結構ギリギリなところであなた達は、敵の隠れ家を完全に特定する。……尋問で得た情報が無ければ、偶然通りがかっても見つけるのは困難だったろう。
    GM:中層地区内のとある建物から、階下の建物をブチ抜いて地下水路まで繋げた違法建築。
    GM:外目には平凡な家屋にしか見えないそれが、〝ブラストマン〟一派が地下から地上へ出るためのルートである。
    GM:迂闊にも──童話の兄妹のように──わずかなブラックパウダーを床に零している。
    GM:この先だ。
    GM:水路の奥に、〝ブラストマン〟がいるに違いない。
    天恵騎士イルドレックス:「大規模動員している分、隙は大きいようですね」指の上の秘薬を吐息で散らす。
    "黒腕"カナタ:「この下が本拠地か……成程。向かう先は地下水路ってところか?」
    ”海の指”ヴェドラ:顔についた煤を拭う。「良いね。探索行ハック&スラッシュらしくなってきた」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「湿気が多いですし、地上みたいにドッカンドッカンしかけるのは難しいでしょうけど」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「……地下かー。みんな目ぇ見えます?」
    "黒腕"カナタ:「ああ、ある程度はそのまま見える。これでも闇人だからな」
    ”海の指”ヴェドラ:「魔力の糸である程度は解るけど」【魔法知覚】。
    ”海の指”ヴェドラ:「ぶっちゃけ、灯りはあった方がありがたいよ……」
    天恵騎士イルドレックス:「私は見えます、そして手が空きませんね」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「頑張ると見えます! 手は空きません!」
    "黒腕"カナタ:「こっちも技を使う分両手が塞がるな、後は……」ヴェドラの方を見遣って。
    ”海の指”ヴェドラ:「オーケー。ナイフは封印だ」
    ”海の指”ヴェドラ:「こんなこともあろうかと……じゃじゃーん!」
    ”海の指”ヴェドラ:背嚢から、無骨なブリキとガラスの角灯ランタンを取り出す。
    天恵騎士イルドレックス:自信満々でおもちゃを持ち出してきた子どもを見る優しくて暖かい目。
    ”海の指”ヴェドラ:「ノールベイト羅針団制式角灯、”雪中行軍用途携帯灯4号”……通称”てらすくん”!」
    "黒腕"カナタ:「へぇ……なかなかいい物を持ってる。高かったろ?」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「商品名……」
    ”海の指”ヴェドラ:「おっ」目を輝かす。「カナタも解るクチか。いやさあ、銀貨30枚なんだけど、対衝性と耐雪性がハンパじゃなくてさ……」
    ”海の指”ヴェドラ:というわけでナイフの装備を外し、片手にランタンを装備します。
    "黒腕"カナタ:「と、興味はあるが話は後だ!日が落ちるまで時間も少ないからな」
    ”海の指”ヴェドラ:「よっしゃ。この世界一の斥候と”てらすくん”に任せろ」こん、とランタンを叩く。
    "黒腕"カナタ:両の拳を突き合わせ、地面の下に意識を遣って。
    天恵騎士イルドレックス:「ええ、大変頼もしく思います」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「では、街中ダンジョンアタックれっつごー!」
    天恵騎士イルドレックス:「悪漢どもの穴倉に光を届けましょう」
    "黒腕"カナタ:「話は宴の席で。他にも話題ネタは多いんだろ?」
    ”海の指”ヴェドラ:「へへへ」親指を立てる。「狩人のあんたも満足すること請け合いのやつがね」
    GM:……水路そのものは、単純な道程だ。多少の分岐はあるが、迷って出られなくなる類いのものではない。
    GM:少なくとも進行方向での待ち伏せは考えなくても良い。何故なら、あなた達は十分に警戒するだろうからだ。
    GM:しかし──光源はほぼ皆無である。
    GM:時折、地下生活者が用いているのだろう松明が燃えてはいるのだが、さほど広い範囲を照らしてはくれない。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「この辺りはあんまり来たことないんですよねー。お店とか無いし」そりゃあ無い
    天恵騎士イルドレックス:「都市の中にあって迷宮ダンジョンの如き場所、悪党が潜むにはうってつけですね」
    ”海の指”ヴェドラ:「こっから巨大鼠みたいに街のあっちこっちに出て来るわけか」
    "黒腕"カナタ:「それはまあ、地上の街だからな。地下に店なんて元から地下に適応しているか好き者くらいしかいないだろ」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「ギルドの人なんかは、こういうとこに住まれると目が届きにくくなるから嫌がってるみたいですけど」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「でも、かかりませんからね。お家賃!」
    ”海の指”ヴェドラ:「庶民派!」
    "黒腕"カナタ:「庶民派と言っていいのか、それ……?」
    ”海の指”ヴェドラ:「まあ、サルファ・リステラの庶民派は……確かにちょっとよそとは違うかもね」
    天恵騎士イルドレックス:「とはいえ敵の希望は節約志向ではないでしょう」
    天恵騎士イルドレックス:「このような不衛生な環境を求めるのも太陽を避けるため」
    天恵騎士イルドレックス:「派手にやらかした分の落とし前を付けに行きましょう。今回は狩人としてね」
    GM:──では、しばらく歩いた先だ。
    GM:通路部分が、かなり直線的な構造になっている場所に辿り着く。
    GM:夜目が利く者でさえ、十分に習熟していなければ奥までは見通せない──
    GM:つまり、60mでは効かない直線の通路となっている。
    GM:その手前の方に、変わった光景があった。
    浮浪者たち:「ふへ……ふへへ……」とろんとした目をした、薄汚い身形の男達だ。
    浮浪者たち:3人。通路を塞ぐように座り込んで、虚空を見つめて笑っている。
    浮浪者たち:焦点が合っていない目だが、それは何らかの薬物の効果もあるのだろう。
    浮浪者たち:……只人だから、まるでものが見えていないという可能性も大きいが。
    GM:が、奇妙なのはそれだけではない。
    謎の少女:その少し後方に、少女がひとり、立っているのだ。
    謎の少女:光源も無しに紅く光る双眸が、闇の中に浮いている。
    謎の少女:その両眼は間違い無く、あなた達を視認している。
    ”海の指”ヴェドラ:ランタンを掲げる。「……吸血鬼ヴァンパイア?」
    謎の少女:「あ?」
    天恵騎士イルドレックス:「さて、どうでしょうか。こそこそ隠れる必要はなくなったようですが」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「……少なくとも、〝ブラストマン〟じゃないですよね。女の子だし……?」
    "黒腕"カナタ:静かに、相手が邪悪な存在かどうかを見極めている。
    天恵騎士イルドレックス:「初めましてお嬢さん。私たちは"ブラストマン"を退治しにやってきた冒険者です」
    ”海の指”ヴェドラ:「良ければ通してくれない? きみらに危害を加える気はないからさ」
    ”海の指”ヴェドラ:両手を上げる。
    謎の少女:「……あんたら、冒険者なんだ。この辺りの……アールマス?」
    "黒腕"カナタ:「……ああ。アールマスから依頼でな」
    謎の少女:「そ、やっぱりね」
    謎の少女:「あんな連中でもなきゃ、鼠の巣みたいなとこまで降りてこないと思った」
    謎の少女:「ま、いーわ」
    謎の少女:「どっちだろうと、最終的に殺すから」
    謎の少女:かっ──紅い光が鋭く閃いた。
    謎の少女:少女の牙が、座り込んだ男の首筋に突き立てられ、首の肉を食い千切っていた。
    浮浪者たち:奇妙なことに、出血はほとんど見られ──
    謎の少女:否。
    謎の少女:一息に、吸い尽くしていたのだ。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「っ!」ボルトを番える。狙いを定める。
    ”海の指”ヴェドラ:「よせ」
    ”海の指”ヴェドラ:汗がにじむ。
    謎の少女:ふたり。さんにん。忽ち3人の命を奪った。
    ”海の指”ヴェドラ:……彼女がこれ以上の命を奪う前に、飛び込めるようにはしていた。のに、そうすることができなかった。
    ”海の指”ヴェドラ:飛び込んだら死ぬと本能が告げていたからだ。
    謎の少女:「まっず」
    謎の少女:「やっぱ良いもん喰ってない奴らは駄目ね」肩を竦めて、赤く染まった唾を吐く。
    浮浪者たち:ほとんど血も流さずに死んだ男達──
    浮浪者たち:は、ふらふらと立ち上がる。
    浮浪者たち:立ち上がる仕草の間に、足取りがしゃんとしていく。
    浮浪者たち:そうして背筋を伸ばした時には、男達は、
    GM:……怪物知識判定。難易度は12だ。
    天恵騎士イルドレックス:「舐めた真似をしてくれます」大剣を担いだまま前傾姿勢。
    "黒腕"カナタ:GS10>=12
    GoblinSlayer : (GS10>=12) → 10 + 7[1,6] → 17 → 成功

    ”海の指”ヴェドラ:GS10>=12
    GoblinSlayer : (GS10>=12) → 10 + 9[3,6] → 19 → 成功

    天恵騎士イルドレックス:GS8>=12 吸血鬼なら更に+1
    GoblinSlayer : (GS8>=12) → 8 + 6[5,1] → 14 → 成功

    GM:この状況なら、あなた達の経験値なら、なるほどすぐに分かるか。
    生まれ立ての吸血鬼ベビーヴァンプ アンデッド3 生命力20 呪文抵抗GS5 移動力20 先制力7 知能:人並み モラルGS7>=13
    牙 達成値14 威力8 刺
    回避11 装甲2 支援:命中、呪文行使、回避、威力+1 10m
    「吸血」達成値11 牙による攻撃でダメージを与えた場合、魂魄抵抗判定。失敗すると負傷数と同じだけ生命力を回復
    「再生」ラウンド終了時、負傷数が3点回復
    「太陽に弱い」太陽の光の下では「再生」を失い、ラウンド終了時に20点の軽減できないダメージを受ける
    「暗視:初歩」暗闇を60mまで見通す

    不死者アンデッドに成り果てた直後の、赤ん坊とも言うべき吸血鬼。
     太陽の光に極めて弱く、浴びれば瞬時に灰と化す。
    "黒腕"カナタ:「───ああ、間違いない。吸血鬼の類だ」
    謎の少女:少女は、あなた達に背を向け、通路の奥へと歩き始める。
    謎の少女:……その途中、身体を右手側に、斜めに傾けた。
    GM:そうして空いた空間、一瞬前まで少女の頭部があった箇所を
    GM:くろがねの砲弾が駆け抜ける!
    ”海の指”ヴェドラ:「伏せろ!」
    GM:どごん! それはあなた達の頭上を飛び越えて通路に落下する!
    ”海の指”ヴェドラ:警告とほとんど同時、身を投げ出していた。
    天恵騎士イルドレックス:「本命の登場、舞台を整えたとでもいうつもりでしょうか」
    "黒腕"カナタ:数歩、読んでいたかのように横へ。砲弾を回避し向き直る。
    〝ブラストマン〟:「そうだ。お前達は俺を追いかけてきたつもりでいたのだろうが、見ろ!」
    〝ブラストマン〟:砲撃の方向。……かろうじて、夜目の利くものがギリギリ姿を捉えられる距離。
    〝ブラストマン〟:「この左右狭まった直線通路! 俺の環境だ!」
    〝ブラストマン〟:「背後は壁! 後ろに回り込んでのアンブッシュも不可能!」
    〝ブラストマン〟:「即ち確実に俺が先手を取れるということだ!」
    〝ブラストマン〟:仰々しい肩当て。馬鹿げてデカい携行砲。間違い無い。
    ”海の指”ヴェドラ:立ち上がり、薄青く輝く曲刀を抜く。
    ”海の指”ヴェドラ:「……やってみろ、”ブラストマン”。どれだけ無駄遣いしてもオレたちを殺せなかった砲弾でね」
    "黒腕"カナタ:「成程」
    "黒腕"カナタ:「正面から潰されたいと見えるが、どうだ?」
    天恵騎士イルドレックス:「その身に教えて差し上げましょう。敵の居城に踏み込み、首級しるしを上げるのが冒険者であると」
    天恵騎士イルドレックス:「都邑の影に潜む吸血鬼は、狩られる側だと」
    ベビーヴァンプ:「親分、親分。やっぱ人間の血は美味いんですかァ!?」ブラストマンの左右にも、さらにひとりずつ!
    〝ブラストマン〟:「美味い!」
    〝ブラストマン〟:「俺の策に従っていれば、お前達もその美酒をたんと味わえる!」
    ベビーヴァンプ:「ヤッター!!!!!」
    ”海の指”ヴェドラ:頷く。「カナタ、イルドレックス、マリー、やろう。吸血鬼のブッ飛ばし方を教えてくれ」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「でっ、でもどうしましょう! ここ太陽無い!」
    ”海の指”ヴェドラ:「太陽ならいる」目を細める。
    "黒腕"カナタ:「ああ。地下であっても、尚眩く輝くだろうさ」
    天恵騎士イルドレックス:「ええ、わが剣と信仰は此処に。太陽はあまねく全てを照らします!」
    謎の少女:「ウッザい」
    謎の少女:「殺しちゃって。後で死体だけ取りに来るから」
    謎の少女:「特にそこの蜥蜴人は逃がさないでね。なんかムカつくの」
    謎の少女:〝ブラストマン〟より更に後方──あなた達では見通せない影の中へ姿を消す。
    謎の少女:彼の言葉が真実であるなら、通路の行き止まりではあろうが──。
    〝ブラストマン〟:「よぉーし!」
    〝ブラストマン〟:「金貨数十枚分の砲撃で!」
    〝ブラストマン〟:「跡形も無く爆破ブラストだぜーッ!」
    "黒腕"カナタ:(霧か影か。何方にせよ、目の前の小粒よりは間違いなく強い)

    決戦


    GM:あなた達の前衛位置を0mとして、敵の首魁は60m──暗視:初歩のギリギリの位置。
    GM:あなた達は0~10mの距離で位置を決定できる──と、その前に
    GM:この情報を抜けるか試さないと不公平だったな。
    〝ブラストマン〟:怪物知識判定! ……難易度は16だ!
    "黒腕"カナタ:GS10>=16
    GoblinSlayer : (GS10>=16) → 10 + 9[3,6] → 19 → 成功

    ”海の指”ヴェドラ:ウオオ
    ”海の指”ヴェドラ:GS10>=16
    GoblinSlayer : (GS10>=16) → 10 + 6[1,5] → 16 → 成功

    ”海の指”ヴェドラ:シャイ
    "黒腕"カナタ:waowaowaowao
    天恵騎士イルドレックス:GS8>=16
    GoblinSlayer : (GS8>=16) → 8 + 7[2,5] → 15 → 失敗

    天恵騎士イルドレックス:吸血鬼なら+1で16
    GM:吸血鬼だぜもちろん……こいつら強いな
    GM:では、あなた達は〝この個体〟について知っているわけではないが、
    GM:ここまで得られた情報と、吸血鬼という種についての知識から、以下の戦力を推測できる。
    ■〝ブラストマン〟 アンデッド7 生命力46 呪文抵抗GS9 移動力15 先制力GS 知能:人並み モラルGS8>=13
    抱大筒ハンドカノン 達成値GS12 威力3d6+2 殴 射程60m
    牙 達成値GS10 威力2d6+6 刺
    回避GS8 装甲4
    「ボス」統率者2
    「吸血」達成値GS7 牙による攻撃でダメージを与えた場合、魂魄抵抗判定。失敗すると負傷数と同じだけ生命力を回復
    「狙撃:初歩」主行動を費やし狙いをつけ、狙いをつけた対象への攻撃時に命中・威力+4
    「再生」ラウンド終了時、負傷数が4点回復
    「太陽への適応」太陽の光の下では「再生」を失うが、各種判定にペナルティを受けない
    「暗視:習熟」暗闇を120mまで見通す

    ■悪知恵と爆発物の扱いに長けた若い吸血鬼。吸血鬼としての力は未だ低いが、太陽への適応力が高い。
     数年の後には恐るべき怪物となるだろう才を持ってしまった男。
     見てのとおり抱大筒ハンドカノンを持っている。
    GM:〝ブラストマン〟が2人の仲間を携え60m地点。そして3人の新入りが5m地点に居る。
    GM:あなた達は隊列を組んでいた。0mから-10mまで自由に位置を選んでいいが
    GM:配置箇所はもう……決まってそうだな!
    "黒腕"カナタ:ゼロ!
    ”海の指”ヴェドラ:0!
    天恵騎士イルドレックス:ぜろっ
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:じゃ、じゃあ-10で……
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:……あっ、私の位置からブラストマン見えない!
    〝ブラストマン〟:だが俺からは見える!
    ”海の指”ヴェドラ:クソ~~
    〝ブラストマン〟:知らないのか? 成長点5で暗視距離が倍になるんだぜ!
    GM:はい
    GM:60:〝ブラストマン〟 ベビーヴァンプ1 ベビーヴァンプ2
    5:ベビーヴァンプ3 ベビーヴァンプ4 ベビーヴァンプ5
    0:ヴェドラ イルドレックス カナタ
    -10:マリー

    天恵騎士イルドレックス:武器の射程外ではありますがね
    GM:あっ、狙撃に射程延長の記述をしてない
    〝ブラストマン〟:あっ
    ”海の指”ヴェドラ:おい!!!
    天恵騎士イルドレックス:こっそり書き足しておけばバレへん
    ”海の指”ヴェドラ:そうか……厄介だな狙撃……
    〝ブラストマン〟:まーどうせ前衛しか狙わねえよ!
    GM:ということで

    ラウンド1



    ”海の指”ヴェドラ:気に入ったぜお前
    GM:戦闘じゃ!!!
    GM:行動順!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:8固定!
    "黒腕"カナタ:"黒腕"カナタのイニシアチブを2D6(→ 6)に変更(6 → 6)
    ベビーヴァンプ:7!
    GM:〝ブラストマン〟のイニシアチブを2D6(→ 5)に変更(0 → 5)
    ”海の指”ヴェドラ:”海の指”ヴェドラのイニシアチブを2D6+1(→ 9)に変更(9 → 9)
    〝ブラストマン〟:俺がスロウリィ……
    天恵騎士イルドレックス:天恵騎士イルドレックスのイニシアチブを2D6+2(→ 12)に変更(12 → 12)
    天恵騎士イルドレックス:ずっとスピーディ
    "黒腕"カナタ:統率貰いたいです、何故なら変身するとバフがかかるため……
    ”海の指”ヴェドラ:イルドレマン!今よ!
    天恵騎士イルドレックス:【統率:習熟】カナタの先制力を自分と同値に。
    天恵騎士イルドレックス:"黒腕"カナタのイニシアチブを12に変更(6 → 12)
    "黒腕"カナタ:やった~
    GM:こいつら~~~~
    GM:では手番は12のふたりのどっちか!
    天恵騎士イルドレックス:お先にどうぞ
    "黒腕"カナタ:向こうまで60mか、突っ切って変身するとなると移動妨害貰うよね
    天恵騎士イルドレックス:まあ勝てるでしょ、こっちにも二人いるし
    ”海の指”ヴェドラ:負ける気せーへん 地元やし
    GM:全力移動時の移動妨害ってどういう扱いになるんじゃろう ルルブルルブ
    GM:そして、ふむなるほど
    GM:この場合、突っ切っていこうとすると5m地点で移動妨害が発生するから
    GM:確かに味方の支援も受けられちゃうのか
    GM:いや、0m地点発生? どっちにせよ支援が入るな
    "黒腕"カナタ:よし、回避方面のペナはルルブに書いてない、突撃しちゃうぞ~
    〝ブラストマン〟:もっと後ろに控えんか馬鹿者!
    ”海の指”ヴェドラ:いけーっ
    "黒腕"カナタ:55m地点まで全力移動したいです、どうですか?
    天恵騎士イルドレックス:判定するのは「移動する前の時点」なので、今近接距離にいるなら+2できるわけだ
    GM:そうですな……私の裁定として
    GM:1:今近接距離にいるので、味方ふたり分の〝移動妨害への抵抗のボーナス〟が受けられる。つまり+4
    GM:2:だが、移動距離による判定のペナルティは受けてもらうことにする。バランス的にね
    "黒腕"カナタ:むむ
    "黒腕"カナタ:-8になるのは流石になぁ
    GM:3:そしてエネミーは3人横並びなので、こちらも移動妨害に4のボーナスが入る
    "黒腕"カナタ:移動場所考えます
    〝ブラストマン〟:近づかれたら狙撃手は弱い!? 近づけねえように壁を置くのさァー!
    "黒腕"カナタ:通常移動、×2移動すると54mか……!
    天恵騎士イルドレックス:変身を一旦諦めて、追魂奪命剣するのもまあアリ
    "黒腕"カナタ:追魂奪命剣は移動と一緒に宣言……あ
    "黒腕"カナタ:2倍移動&追魂移動でいいじゃん、よし
    天恵騎士イルドレックス:移動妨害無視できるので
    GM:ついこんなんとかけん 移動妨害を受けない上に移動距離×2までペナルティをうけない
    GM:あっ
    "黒腕"カナタ:ただ攻撃する必要はあるのよねこれ
    GM:ふむ、確かに近接攻撃として実行と書いてるから……近接攻撃が出来ない位置に行くなら発動不可か
    ”海の指”ヴェドラ:追魂、追加効果が派手に強いな……
    天恵騎士イルドレックス:2倍移動までならペナルティが無い、なんだから
    天恵騎士イルドレックス:ペナルティは受けるけど4倍移動すればよい
    GM:4倍移動なら-8ペナ……地味にデカいぜ!
    GM:やれんのか!?
    天恵騎士イルドレックス:移動距離が長ければその分防御判定にペナルティ入るから、命中は難しくないんじゃない
    ”海の指”ヴェドラ:いのれ!(メイドインワリオ)
    "黒腕"カナタ:まあそのラウンドの回避にマイナス修正無いなら大丈夫か……多分!避けるぞがんばって
    "黒腕"カナタ:まずは追魂奪命剣を使用します。生まれたての吸血鬼相手!
    ”海の指”ヴェドラ:アケチェン
    "黒腕"カナタ:最奥のね
    "黒腕"カナタ:数字的には5
    GM:つまり……4倍ダッシュ60mってこと!?
    "黒腕"カナタ:4倍移動するので命中ペナ受けます、だが……
    "黒腕"カナタ:移動距離は55m、さらに移動距離の5分の1のペナルティが防御側に掛かります
    ベビーヴァンプ:おれ、回避11なんだけど……
    "黒腕"カナタ:回避0!
    ベビーヴァンプ:ギャーッ!!!
    "黒腕"カナタ:GS9
    GoblinSlayer : (GS9) → 9 + 8[6,2] → 17

    ”海の指”ヴェドラ:いけーっ!
    "黒腕"カナタ:2d6+1d6+10
    GoblinSlayer : (2D6+1D6+10) → 9[5,4]+5[5]+10 → 24

    "黒腕"カナタ:うお……
    "黒腕"カナタ:装甲でまずは軽減してもらって……
    "黒腕"カナタ:そこから2倍です
    ベビーヴァンプ:装甲は2,つまり22が通って……
    ベビーヴァンプ:その倍?
    GM:生まれ立ての吸血鬼_5の負傷数を44増加(0 → 44)
    ベビーヴァンプ:ギャーーーーー!
    "黒腕"カナタ:滅!
    "黒腕"カナタ:負傷と消耗します
    "黒腕"カナタ:"黒腕"カナタのを3に変更(0 → 3)
    "黒腕"カナタ:"黒腕"カナタの負傷数を2に変更(2 → 2)
    "黒腕"カナタ:"黒腕"カナタの負傷数を4に変更(2 → 4)
    "黒腕"カナタ:"黒腕"カナタの消耗を3に変更(0 → 3)
    GM:初手でひとり消し飛んだ……そしてイルドレックスくんの手番か……
    天恵騎士イルドレックス:GS15 大剣+1グレートソードで【強打攻撃:斬】効力値+4の斬属性攻撃。対象は赤ちゃん1
    GoblinSlayer : (GS15) → 15 + 5[1,4] → 20

    天恵騎士イルドレックス:4d6+10 斬属性ダメージ。
    GoblinSlayer : (4D6+10) → 8[3,1,1,3]+10 → 18

    天恵騎士イルドレックス:祈念してもいいかな?
    ”海の指”ヴェドラ:GOGO!
    "黒腕"カナタ:祈っちゃえ!
    天恵騎士イルドレックス:MCPI$6 ダメージ振りなおし
    GoblinSlayer : 祈念(2d6) → 10[4,6] → 10 → 成功, 因果点:6点 → 7点

    ”海の指”ヴェドラ:祈念効果でダメージ+4!
    天恵騎士イルドレックス:因果点の生命力を1増加(6 → 7)
    "黒腕"カナタ:「少なくとも……あいつにこれ以上逃げられるのだけは勘弁願いたいな」
    天恵騎士イルドレックス:4d6+14
    GoblinSlayer : (4D6+14) → 14[5,4,3,2]+14 → 28

    天恵騎士イルドレックス:よしよし
    "黒腕"カナタ:パワー!
    ベビーヴァンプ:装甲は……2……
    ”海の指”ヴェドラ:撃破!
    天恵騎士イルドレックス:GS12 自由行動で挑発。対象は赤ちゃん3
    GoblinSlayer : (GS12) → 12 + 8[3,5] → 20

    GM:生まれ立ての吸血鬼_1の負傷数を26増加(0 → 26)
    "黒腕"カナタ:息を沈め、体勢を低くする。
    ベビーヴァンプ:レベル3だから……こう!
    ベビーヴァンプ:GS6>=20
    GoblinSlayer : (GS6>=20) → 6 + 10[6,4] → 16 → 失敗

    ベビーヴァンプ:うがー!!!
    ”海の指”ヴェドラ:よっしゃあああ
    天恵騎士イルドレックス:そして10m地点まで移動。以上です
    GM:近接距離内であれば移動妨害が意味ないルールをちゃんと利用してきよる……
    "黒腕"カナタ:跳躍。壁を蹴りさらに跳躍。紅い襟巻マフラーが軌跡を描くように最奥へとたなびく。
    "黒腕"カナタ:「───ひとつ」
    ”海の指”ヴェドラ:「げっ!? 何だあの動きっ、獣人パットフットかよ!?」
    "黒腕"カナタ:その勢いのままに、吸血鬼の一つが吹き飛んだ。
    〝ブラストマン〟:「──アァ!?」
    ベビーヴァンプ:「は!? 待って助け」
    ベビーヴァンプ:「ゲピッ!」
    天恵騎士イルドレックス:「私もあやかりたいものですね、あの軽功は」迫る新参者ニュービーを叩き斬り、尻尾を振り回して敵の注意を引く。
    ベビーヴァンプ:「い、だ、だあああああぁっ! 聞いてね、聞いてねえぇっ!」
    ベビーヴァンプ:大剣に叩き斬られた上半身が泣き言を叫ぶ!
    〝ブラストマン〟:「……ちっ、使えねえ。あの女、もっとマシな駒を置いてけってんだ!」
    "黒腕"カナタ:「再生能力を持ったところで、一撃ならば問題は無い」
    〝ブラストマン〟:動揺は見えない。同胞意識が無いからだ。
    ”海の指”ヴェドラ:よし……やっちゃうか
    GM:手番はヴェドラ!
    ”海の指”ヴェドラ:奥義を使用します。
    ”海の指”ヴェドラ:【飛燕(※奥義)】:複数体攻撃を行う。消耗1。
    ”海の指”ヴェドラ:これを【死角移動】を組み合わせて使用。近接圏内の10Mまで移動し、命中+6。
    ”海の指”ヴェドラ:対象は……生まれたての吸血鬼2・3!
    ”海の指”ヴェドラ:”海の指”ヴェドラの消耗を1増加(3 → 4)
    ”海の指”ヴェドラ:GS21>=11
    GoblinSlayer : (GS21>=11) → 21 + 5[2,3] → 26 → 成功

    GM:飛燕:複数の敵に死角移動を適用して攻撃できる
    GM:ぴえんだよこんなもん
    ベビーヴァンプ:命中×2!
    ”海の指”ヴェドラ:GS21>=11 吸血鬼3
    GoblinSlayer : (GS21>=11) → 21 + 5[3,2] → 26 → 成功

    ”海の指”ヴェドラ:どっちも26!ダメージ行くぞッ
    ”海の指”ヴェドラ:4d6+9 吸血鬼2
    GoblinSlayer : (4D6+9) → 17[4,5,6,2]+9 → 26

    ”海の指”ヴェドラ:4d6+9 吸血鬼3
    GoblinSlayer : (4D6+9) → 13[3,3,2,5]+9 → 22

    ”海の指”ヴェドラ:はあはあ ギリ殺した……
    ベビーヴァンプ:きっかり両方殺された……
    GM:もうザコが殆ど残ってねえ……!
    ”海の指”ヴェドラ:「――《消失レストゥンギトゥル》」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:……これならいけそうかも。0mの位置まで普通に前進します。等倍移動でも遠隔は-4ペナ……
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:そして吸血鬼4に攻撃!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:GS10
    GoblinSlayer : (GS10) → 10 + 7[6,1] → 17

    〝弩使い〟マリー=アンヌ:回避が11だから命中ね 刺突攻撃で効力値が+6、23になるよ
    ”海の指”ヴェドラ:一節の真言。角灯の灯りが術者の影だけを照らし、暗視に頼る吸血鬼の遠近感を狂わせる。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:2d6+11+2d6 ダメージ
    GoblinSlayer : (2D6+11+2D6) → 11[6,5]+11+9[3,6] → 31

    GM:生まれ立ての吸血鬼_4の負傷数を29増加(0 → 29)
    "黒腕"カナタ:つよっ
    天恵騎士イルドレックス:つよ
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:出目がよかった
    GM:モブ吸血鬼が壊滅した……
    ”海の指”ヴェドラ:気付いた時には、滑り込んだ青い影が鋼の嵐を旋回させる。吸血鬼どもの四肢が落ちる。
    ”海の指”ヴェドラ:「曲刀こっちは」薄青い魔法の曲刀を右手で旋回させる。「大分慣れて来たな」
    ベビーヴァンプ:ばしゅっ ばしゅっ ばしゅしゅっ
    ベビーヴァンプ:手足がなくなった胴体部分だけが、どさっと落下して
    ベビーヴァンプ:「……ん? 高くなった」
    ベビーヴァンプ:「……いでえええええええ!? ウギャアアアアアアァッ!!!」
    ベビーヴァンプ:苦痛に喚くニュービー2体!
    ”海の指”ヴェドラ:「悪い。しばらく寝ててくれ」
    ”海の指”ヴェドラ:これで射線が空いただろう。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「……うっわ、みんな強いなー……私なんか」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:派手な技は無い。才覚も無い。有るのは武具の手入れメンテナンスの知識と、
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:只人が闇を見通すのに必要な技術──これは街の盗人共に習ったもの。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:矢の行く先をぶらさない技術──これはまぁ、反復練習で誰でも身につくライン。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:矢の威力は、武器のバネの威力が5割。狙う箇所が5割で、
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:つまるところ、大したことはしていない。引き金を引くだけだ。
    ベビーヴァンプ:ばずんっ!
    ベビーヴァンプ:60m先の吸血鬼の頭が、ボルトに当たって吹っ飛んだ。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「剣とか必殺技とか、なんにも使えないのになぁ……」次弾を装填。
    天恵騎士イルドレックス:「互いに仕事をしている、これ以上のことは無いかと存じますよ」
    〝ブラストマン〟:「……おいおいおいおいおい! どーすんだよ!」
    〝ブラストマン〟:「俺の壁が! ねえ!」
    "黒腕"カナタ:(かといってこの威力の武器をこの精度で、というのも相当な練度が無ければ出来ない。凄いな)
    〝ブラストマン〟:手番。背後は壁だ、これ以上下がれねえし下がらねえ。
    〝ブラストマン〟:攻撃。
    ”海の指”ヴェドラ:「やるね。サルファ・リステラの”普通”は、60M先の吸血鬼に頭突きヘッドショットかますことだって?」
    〝ブラストマン〟:一番近くに来やがった野郎……カナタに近距離砲撃を仕掛ける!
    〝ブラストマン〟抱大筒ハンドカノン 達成値GS12
    ”海の指”ヴェドラ:や……やる気があり過ぎる!
    〝ブラストマン〟:GS12 ふっとべやぁ!!!
    GoblinSlayer : (GS12) → 12 + 8[4,4] → 20

    ”海の指”ヴェドラ:うわっ強い!
    "黒腕"カナタ:近接……って砲撃だから空明はできないのかな
    ”海の指”ヴェドラ:近接攻撃だから流石にきびしそう
    "黒腕"カナタ:ふつうに回避しますか
    GM:この場合……うむ、遠隔攻撃ではあるから……ただちょっと距離が近いだけで
    ”海の指”ヴェドラ:「遠隔攻撃の近距離バージョン」だもんね
    "黒腕"カナタ:GS15>=20
    GoblinSlayer : (GS15>=20) → 15 + 7[4,3] → 22 → 成功

    ”海の指”ヴェドラ:とはいえカナタくんの回避は高い!
    ”海の指”ヴェドラ:うおおおおお
    〝ブラストマン〟:おのれーーーー!!!!
    〝ブラストマン〟:どごん! 額も触れ合うような至近距離からの砲撃!
    ”海の指”ヴェドラ:「げっ!?」
    〝ブラストマン〟:砲弾は射出の瞬間こそ──最大威力なのだ!
    "黒腕"カナタ:「大振りの剣と同じだ」
    "黒腕"カナタ:「なのに、イルドレックス程の精度が出せる訳でもない」
    "黒腕"カナタ:一歩だけ足をずらして、砲撃を避ける。
    "黒腕"カナタ:「ヴェドラ程の手際がある訳でも無い」
    "黒腕"カナタ:「舐めるな。当てるならもう少し頭を使ったらどうだ」
    GM:ごぉ……ん。分厚い石壁を砲弾が殴りつける。
    GM:とてつもない威力だ。人間の拳が同威力を出すまで、何年の歳月が必要だろう。
    GM:だが、当たらない。
    〝ブラストマン〟:「頭ァ!? 使ってやるよ!」
    〝ブラストマン〟:「当たるまで撃ち続けりゃ……何時かは当たるんだよォ!!!」
    〝ブラストマン〟:火の秘薬は幾らでもある。砲弾は幾らでもある。
    天恵騎士イルドレックス:「カナタよりも水道設備が危なそうですね」
    〝ブラストマン〟:次弾装填。〝めくら撃ち〟の名を捨てようと、
    〝ブラストマン〟:トリガーハッピーの本質は何も変わらない!
    GM:ラウンド終了処理。継戦カウンターが6になる。
    GM:60:〝ブラストマン〟
    55:カナタ
    10:ヴェドラ イルドレックス
    0:マリー


    ラウンド2



    GM:行動順!
    GM:〝ブラストマン〟のイニシアチブを2D6(→ 7)に変更(5 → 7)
    "黒腕"カナタ:"黒腕"カナタのイニシアチブを2D6(→ 5)に変更(12 → 5)
    "黒腕"カナタ:も~~~~~
    〝ブラストマン〟:期待値だぜ
    天恵騎士イルドレックス:天恵騎士イルドレックスのイニシアチブを2D6+2(→ 10)に変更(12 → 10)
    ”海の指”ヴェドラ:”海の指”ヴェドラのイニシアチブを2D6+1(→ 8)に変更(9 → 8)
    天恵騎士イルドレックス:"黒腕"カナタのイニシアチブを10に変更(5 → 10)
    ”海の指”ヴェドラ:イルドレマン!
    天恵騎士イルドレックス:【統率:習熟】だぜ
    "黒腕"カナタ:ありがとう~~~~~
    〝ブラストマン〟:また手番最後じゃねーか!!!
    GM:はい
    GM:どっちから動くんだい!
    天恵騎士イルドレックス:全力疾走して58m地点
    天恵騎士イルドレックス:あ、一応届くのか…攻撃しておくか
    天恵騎士イルドレックス:GS7 大剣+1グレートソードで【強打攻撃:斬】効力値+4の斬属性攻撃。対象はブラストマン
    GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 10[5,5] → 17

    〝ブラストマン〟:これならワンチャン……回避!
    〝ブラストマン〟:GS8
    GoblinSlayer : (GS8) → 8 + 6[5,1] → 14

    天恵騎士イルドレックス:4d6+10 斬属性ダメージ。
    GoblinSlayer : (4D6+10) → 9[2,3,2,2]+10 → 19

    〝ブラストマン〟:ワンチャン無かった……
    〝ブラストマン〟:15通し!
    GM:〝ブラストマン〟の負傷数を15増加(0 → 15)
    "黒腕"カナタ:変身するよりも……実は殴った方がいいのでは?!殴ります
    ”海の指”ヴェドラ:いけーっクルースニクの息子!
    天恵騎士イルドレックス:「見様見真似で、やってみますか!」長い尾で均衡を取り、前傾姿勢の全力疾走。
    "黒腕"カナタ:ところでこの……転龍調息を使うと銀の武器として攻撃を扱えるんですが
    天恵騎士イルドレックス:ご、しゃぁ!巨大な大剣を前面に構え跳躍、突進の勢いそのままに斬撃を叩きつける!
    〝ブラストマン〟:「見えてんだよぉ────」
    "黒腕"カナタ:ブラストマンに何かしらの効果はありますか?
    〝ブラストマン〟:実際、この怪物には素質があった。闇を深く見通す目があった。動く獲物を捉える目があった。
    〝ブラストマン〟:しかしこの怪物は、成り果ててからずっと、トリガーを引くばかりで知らなかった。
    〝ブラストマン〟:「(あれ)」
    〝ブラストマン〟:「(見えてんのに、俺が遅い……?)」
    〝ブラストマン〟:「(不味い、避けられねぇ!?)」
    〝ブラストマン〟:ざしゅっ!!!
    〝ブラストマン〟:赤い、過剰な程に赤い血が吹き出す!
    GM:──そしてもちろん、この怪物は〝吸血鬼〟だ。
    GM:この場合、効力値に+5のボーナス……というダンピールの弱点をそのまま適用してみようか。
    "黒腕"カナタ:では……
    GM:もっと妥当な表記がどこかにあったかもしれんが……すぐに見つからん!
    "黒腕"カナタ:転龍調息を使用、まずは1d6負傷します
    "黒腕"カナタ:1d6
    GoblinSlayer : (1D6) → 6

    "黒腕"カナタ:お前!
    "黒腕"カナタ:後で回復するか……
    "黒腕"カナタ:"黒腕"カナタの負傷数を10に変更(4 → 10)
    "黒腕"カナタ:強打殴でブラストマンに攻撃!
    〝ブラストマン〟:回避ぃ!!!
    "黒腕"カナタ:GS17
    GoblinSlayer : (GS17) → 17 + 10[6,4] → 27

    ”海の指”ヴェドラ:ヤバすんぎ
    "黒腕"カナタ:無念無想
    "黒腕"カナタ:32へ
    〝ブラストマン〟:GS8
    GoblinSlayer : (GS8) → 8 + 7[1,6] → 15

    〝ブラストマン〟:……そりゃあなぁ
    "黒腕"カナタ:諸々で34まで上昇!
    "黒腕"カナタ:ダメージ!
    "黒腕"カナタ:4d6+2d6+10
    GoblinSlayer : (4D6+2D6+10) → 9[1,1,2,5]+9[4,5]+10 → 28

    GM:〝ブラストマン〟の負傷数を24増加(15 → 39)
    〝ブラストマン〟:うぎゃーーー!
    "黒腕"カナタ:下振れたか!後は決めて~
    GM:手番は……ヴェドラ!
    "黒腕"カナタ:斬撃に瞳を奪われる、その間。
    ”海の指”ヴェドラ:うお~~!!動きます!
    "黒腕"カナタ:挟み討つようにブラストマンの背後、静かに呼吸を整える。
    〝ブラストマン〟:「!」
    〝ブラストマン〟:吸血鬼には、第三の目の如き知覚能力が備わっている──その精度は個体差があるが。
    〝ブラストマン〟:そこに敵がいることには、一瞬遅れて気がついた。
    〝ブラストマン〟:振り返る。狙いを定め──
    ”海の指”ヴェドラ:20M移動して、【魔法知覚】の届く30Mへ。
    "黒腕"カナタ:一瞬垣間見えたのは、太陽の光。
    〝ブラストマン〟:「グギャアアァッ!?」目を焼かれる。太陽光への適応を進めたとは言え──眩しい。眩しい!
    "黒腕"カナタ:呼吸により纏う陽の気。自らの身を焼くほどの灼熱を拳に籠め、刹那の間に放たれる。
    〝ブラストマン〟:眩しい。忌々しい。
    〝ブラストマン〟:太陽の光が目に入ると、いつも狙いが定まらなくなる。
    ”海の指”ヴェドラ:そして奥義:【小李飛刀】を使用。命中・威力+4し、射程を2倍にしてブラストマンに飛刀で投擲攻撃。
    〝ブラストマン〟:ダートがどこかへ飛んでいく。忌々しい。忌々しい。忌々しい──
    ”海の指”ヴェドラ:GS17
    GoblinSlayer : (GS17) → 17 + 4[3,1] → 21

    〝ブラストマン〟:回避……!
    "黒腕"カナタ:魔を殺す光の拳。その一撃が、背面からその身を焼き滅ぼしていく───!
    ”海の指”ヴェドラ:当たれ~~~~っ
    〝ブラストマン〟:GS8>=21
    GoblinSlayer : (GS8>=21) → 8 + 6[1,5] → 14 → 失敗

    ”海の指”ヴェドラ:よし!
    ”海の指”ヴェドラ:ダメージ!
    〝ブラストマン〟:「ギ────ぎぃいいいいいいいいっ!!!」
    〝ブラストマン〟:肉を穿つ──どころではない。大男の土手っ腹に風穴が開いた。
    ”海の指”ヴェドラ:2d6+1d3+7+4
    GoblinSlayer : (2D6+1D3+7+4) → 10[5,5]+3[3]+7+4 → 24

    〝ブラストマン〟:光を放つ拳が、ブラストマンという遮蔽物を貫き、地下水路を照らす。
    〝ブラストマン〟:松明も役に立たない。松明も要らない。
    〝ブラストマン〟:その輝きは、太陽のように眩しい。
    GM:装甲、4
    GM:〝ブラストマン〟の負傷数を20増加(39 → 59)
    ”海の指”ヴェドラ:輝きを反射するように。
    ”海の指”ヴェドラ:銀閃一投。縦に”割れる”ように食い込んできた飛刀スローイングダガーが、吸血鬼の脳天に突き刺さる。
    ”海の指”ヴェドラ:「投矢ダートが好きみたいだからね」
    ”海の指”ヴェドラ:「とっておきをくれてやった」
    〝ブラストマン〟:「があああああ、眼が、夜が、くそ」
    〝ブラストマン〟:「くそがっ、ああ、眩しい、熱い、くそっ、くそっ、くそっ」
    〝ブラストマン〟:「太陽が────」
    〝ブラストマン〟:ざらっ
    GM:怪物の幼体は、呪詛を撒き散らしながら灰になる。
    GM:縁深い土から這い出すような力は持たない、生まれたばかりの怪物だ。
    GM:杭を打つ心臓すら残らず──それは打倒される。後に残るのは名の由来、抱大筒ハンドカノンのみ。

    結末


    GM:……地下水路を出て地上に戻ると、すっかり夜だった。
    GM:もし、突入があと1時間も遅れていたら。〝ブラストマン〟が地下でなく、夜空の下で、吸血鬼の新参どもと行動を共にしていたら。
    GM:戦いはもう幾分か──骨の折れるものになっていただろう。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「やー……疲れましたねぇ」
    GM:まだ街の中では、時折、爆発音が聞こえてくる。大量に仕掛けられた爆発トラップが順次作動しているのだろう。
    GM:それも朝までにはきっと収まる。花火大会はそう長く続くまい。
    天恵騎士イルドレックス:「敵が有利な地形に籠ってくれたのは、むしろ幸運でしたね」
    天恵騎士イルドレックス:「この喧騒の中、夜になるまで逃げ回られでもしたら厄介でした」
    ”海の指”ヴェドラ:「だね。カナタの調息とイルドレックスの突貫があって助かった。マリーの大当たりブルズアイもね」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「道が狭くて助かりました……動き回られてたら大変でしたもん」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「はー……けど良かったぁ、終わったー。後は明日、アールマスで報告を────」
    "黒腕"カナタ:「うん……まあ、そうなんだが、いいのか?街、収まるにしても凄いことになってないか……?」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「あっ」と、何かに気付いたようにどこかを指差すと
    〝こそ泥〟デイヴ:「よっ」
    ”海の指”ヴェドラ:「あっ、デイヴさん」
    〝こそ泥〟デイヴ:見るからにうさんくさい格好の男が、片手を上げて歩いてくる。
    ”海の指”ヴェドラ:「悪いね。とんでもないことになっちゃった」
    〝こそ泥〟デイヴ:「やーやー、アールマスの有望株諸君。遅くまでおつかれさーん」
    〝こそ泥〟デイヴ:「いやー見てよこれ、うちの街。とんでもねーことになっちゃって、ウケるねー」
    〝こそ泥〟デイヴ:「どーも身内の恥案件らしいんだけどさー。君ら何かしらなーい?」
    ”海の指”ヴェドラ:「……この人、こんなナリしてるけど。一応、この街の責任者ね」カナタに。
    "黒腕"カナタ:「そうなのか?そうなのか……」
    "黒腕"カナタ:「何か、といえばそうだな。主犯の男であるブラストマンは倒した。が……」
    〝こそ泥〟デイヴ:「やだなー、俺はただのこそ泥だって。……で、ほうほう、〝ブラストマン〟くんね」
    〝こそ泥〟デイヴ:「それは、そのお土産の元の持ち主?」誰かが担いでいるだろうハンドカノンを指差す
    ”海の指”ヴェドラ:「そ。地下水路に潜伏してたのを、この四人でね」
    天恵騎士イルドレックス:「ええ、宝の持ち腐れではありましたが」担いだものを示す。私が一番力持ちなので。
    天恵騎士イルドレックス:「"ブラストマン"の上役も姿を見せましたよ。といっても盗賊ローグの方面ではなかったですが」
    〝こそ泥〟デイヴ:「……ほほう?」
    〝こそ泥〟デイヴ:「なになに? 俺そーいう話、ちょー好きなんだけど」
    〝こそ泥〟デイヴ:「ね、ね、教えてよーイルドレックスくーん」
    〝こそ泥〟デイヴ:馴れ馴れしく肩を寄せてくる。
    "黒腕"カナタ:「本当に街の上役なのか……?」
    ”海の指”ヴェドラ:「見えねーだろ? オレも見えねー」
    "黒腕"カナタ:「……女の、恐らく吸血鬼の類。行動からの推測だ」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「見えないですよねー。でも」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「この人、誰に会う時も名乗られる前にその人の名前知ってるんですよー」
    〝こそ泥〟デイヴ:「勉強する方なのよ俺。……で、ほーほー、吸血鬼ねー。最近妙に聞くんだよねぇー」
    〝こそ泥〟デイヴ:「〝ブラストマン〟に〝トマホーク〟。名無しのザコもたーくさん」
    〝こそ泥〟デイヴ:「なるほどねぇ、ありがとー。お礼に君らに美味しい情報を教えてあげよう」
    〝こそ泥〟デイヴ:「今、この街は大混乱! あっちこっちでドッカンドッカン有ったからさぁ」
    〝こそ泥〟デイヴ:「……つまり外部の、身元が良く分からない連中でも」
    〝こそ泥〟デイヴ:「〝手伝いますぅー、おこづかいくださぁい〟って言えばお仕事じゃんじゃん見つかるわけ」
    GM:これはデイヴからの……というよりは、ややメタ的な報酬となってしまうが、
    GM:ダイスを振る回数が多いに越したことはないだろう?
    〝こそ泥〟デイヴ:「何日か泊まっていきな。依頼人さんも本調子になるまで掛かるっしょ?」
    GM:このくそったれな街に滞在しても良い、という気が向いてきたのなら、
    GM:最後にはなるが副業の時間だ。ちょっと稼いで帰るがいいさ。
    ”海の指”ヴェドラ:「何で知ってんだって話だよ、全く」苦笑いして。「まあ、冒険者はいつも素寒貧だしね。お言葉に甘えるよ、こそ泥デイヴ」
    GM:ということでPC3名、副業のタイミングはここだぜ!
    天恵騎士イルドレックス:私は副業を持たないので、3人にお任せします
    天恵騎士イルドレックス:祈念1回使っておきましたよ
    ”海の指”ヴェドラ:奉仕活動野郎がよ……
    "黒腕"カナタ:今7か、よぉし
    ”海の指”ヴェドラ:じゃあ……炊き出し作りま~す!
    "黒腕"カナタ:闇だがエルフなので詩を歌える
    "黒腕"カナタ:GS7
    GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 10[4,6] → 17

    "黒腕"カナタ:あたし幸運あるから振り直し先やっていいよ
    ”海の指”ヴェドラ:しゃいっ
    ”海の指”ヴェドラ:GS10
    GoblinSlayer : (GS10) → 10 + 7[2,5] → 17

    ”海の指”ヴェドラ:振り直し!
    ”海の指”ヴェドラ:MCPI$7
    GoblinSlayer : 祈念(2d6) → 3[1,2] → 3 → 失敗, 因果点:7点 → 8点

    ”海の指”ヴェドラ:デスヨネー
    "黒腕"カナタ:このタイミングで私もやっちゃお~
    "黒腕"カナタ:MCPI1$8
    GoblinSlayer : 祈念(2d6+1) → 8[6,2]+1 → 9 → 成功, 因果点:8点 → 9点

    "黒腕"カナタ:うおお、というかこのタイミングだと大成功になって+5?
    GM:ふむ……ちょっと待ってね
    GM:よし 明日の自分はなんというか分からんが今日の自分の裁定としては
    GM:ここのダイスは〝判定〟と見做すので、成功からの祈念ならば確かに大成功
    GM:つまり効力値が+5で22になるわけだ
    "黒腕"カナタ:やった~
    ”海の指”ヴェドラ:すご!
    "黒腕"カナタ:後は二人のどっちかがお金の結果に振り直しか
    ”海の指”ヴェドラ:じゃあ稼いだ額を決めるか……
    ”海の指”ヴェドラ:幸運あるしカナタくんやっていいよ!
    "黒腕"カナタ:3d6+14
    GoblinSlayer : (3D6+14) → 10[4,4,2]+14 → 24

    ”海の指”ヴェドラ:3d6+9
    GoblinSlayer : (3D6+9) → 15[5,5,5]+9 → 24

    "黒腕"カナタ:すご
    ”海の指”ヴェドラ:フ
    "黒腕"カナタ:じゃあやってみるか
    ”海の指”ヴェドラ:スタンディンバイ……
    "黒腕"カナタ:MCPI1$9
    GoblinSlayer : 祈念(2d6+1) → 7[1,6]+1 → 8 → 失敗, 因果点:9点 → 10点

    "黒腕"カナタ:ヌウッ
    ”海の指”ヴェドラ:よし でも10!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:その影でひっそり芸能:舞踏……
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:GS8
    GoblinSlayer : (GS8) → 8 + 3[2,1] → 11

    〝弩使い〟マリー=アンヌ:2d6+8
    GoblinSlayer : (2D6+8) → 9[5,4]+8 → 17

    ”海の指”ヴェドラ:おひねり!
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:17枚……割と稼げました
    "黒腕"カナタ:でもこっちも金額決定ダイスの結果はめちゃいい
    GM:──あちこちで建物が焦げたり人の頭が焦げたり、
    GM:あんまり気にしてない阿呆が、裾を焦がしたまま娼館に行ったり。
    GM:そんな街であなた達は、少しの間、金を稼ぐ。
    GM:ようこそサルファ・リステラへ。数日居れば案外、ここが楽しい街だと分かる筈だ。
    GM:財布を懐から抜き取られるような、最悪の経験を免れれば。

    GM:さて、報酬タイムだ
    GM:今回の目玉はハンドカノン!
    GM:普通に買えば銀貨630枚のアホ高級品だぜ!
    "黒腕"カナタ:使えそうなのはマリーちゃんなんだけど……
    ”海の指”ヴェドラ:マリーちゃんが爆弾娘になってしまう
    〝弩使い〟マリー=アンヌ弾薬たま高いから要りません!
    天恵騎士イルドレックス:使う程金が飛ぶ
    "黒腕"カナタ:ボンバーガール?!
    ”海の指”ヴェドラ:これ別にクリストファーさんも使う当てないだろうし
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:売りましょう!
    ”海の指”ヴェドラ:売って足しにするか、サルファリステラに寄付して恩を売るか
    "黒腕"カナタ:売るかぁ
    ”海の指”ヴェドラ:ハンドカノン、売るよ!
    GM:よろしい
    GM:ではこの売却価格、本来なら189枚になると思うが、ちょっと計算の都合で188枚とさせてもらって
    報酬 ・依頼達成:経験点1000
    ・因果点 :経験点 500

    ・金銭収入:469枚
    └基礎報酬
     鋼鉄等級:35
     青玉等級:50
     翠玉等級:70
     翠玉等級:70
     合計:225枚
    └売却
     抱大筒(188枚)
     小剣(6枚)×4=24枚
     小盾(8枚)×4=32枚
     合計244枚

    ・配分
    鋼鉄等級:66
    青玉等級:101
    翠玉等級:151
    翠玉等級:151
    合計:469
    GM:縦に長いがつまり、
    GM:マリー66枚! イルドレックス101枚! カナタとヴェドラは151枚!
    ”海の指”ヴェドラ:うひょ~~!!!頂きます!!
    "黒腕"カナタ:こ、こんなに貰っていいんですか?!
    "黒腕"カナタ:やった~
    ”海の指”ヴェドラ:嬉しすぎ
    天恵騎士イルドレックス:やった~
    GM:サプリの報酬目安をご確認ください P442です
    GM:そう……実は妥当な金額なのだ……!

    GM:アールマスの冒険者ギルド。
    GM:時間帯は深夜。……とは言え、ギルドは夜を知らない施設のひとつだ。
    GM:この時間帯に戻って来た者。これから冒険に出かける者。多くの冒険者が行き来している。
    GM:そしてあなた達の場合──
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「好きに喰え」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「……報酬とは別口にしといてやる」
    ”海の指”ヴェドラ:「……クリストファーの兄貴って呼んでもいい?」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:つい先程、どこかの吸血鬼を仕留めて持ってきた報酬を、革袋ごとテーブルに置いている。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「気持ち悪ぃからやめろ」
    "黒腕"カナタ:「何れは見習うべきだな、だからここは遠慮なくご馳走になっておく」
    天恵騎士イルドレックス:「有難く頂きましょう。互いの勝利を祝って」
    ”海の指”ヴェドラ:「へへへ。残念! そういうことなら遠慮なく食うか……ん、この蒸し包みうめ~!」
    ”海の指”ヴェドラ:「”真銀の旅貨”亭にも負けねー味だな……」むっしゃむっしゃ
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「あっすいません、このちょっとお高そうなお肉ください」
    鉱人受付嬢:「はーい。お酒も幾つかお持ちします」
    鉱人受付嬢:「……それにしても、いつのまにか」
    "黒腕"カナタ:とは言いつつ若干遠慮して普通寄りのものを注文していたが、ちょっと高いお肉の注文を見ても微動だにしない姿を見て同じものを頼んでいる。
    鉱人受付嬢:「あなた達の報酬を支払うのに、金貨が必要になりましたね」
    鉱人受付嬢:「短期間で駆け上がる冒険者は、たまに居ます。だとしても、なかなか目覚ましい」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「翠玉程度なら、この街にはそこそこ居るだろう」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「……あんまりおだてんな。コロっと死ぬぞ」
    ”海の指”ヴェドラ:「それは同感」鶏肉と野菜を切り分け、両隣のマリーとカナタに(勝手に)盛る。
    ”海の指”ヴェドラ:「翠玉等級にして貰えるのも名誉なことだけどね。この世界にはオレたちより強い怪物も悪党もゴロゴロいる」
    ”海の指”ヴェドラ:「今回の件でまた実感したよ。クリストファー、カナタ……あんたらが戦ってるのは一体”何”なんだ?」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:盛られた端からもごもご、頬袋に詰め込むように肉を食べている。時々酒。時々パン。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「…………」視線をカナタへ向け、顎で促し、
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「飯の分だ」先に話せとせっつく。
    "黒腕"カナタ:「クリストファーが立ち会うような吸血鬼の手合いを倒せるのにもまだまだだ。俺が倒せるのは未だ序の口程度だけど───」
    ”海の指”ヴェドラ:血の色のような葡萄酒を飲み干し、耳を傾ける。
    "黒腕"カナタ:「───誰かの人生を指先で弄び、嘲笑うような輩」
    "黒腕"カナタ:言葉に交るのは正義感というよりは、復讐心にも近いものだ。以前よりは冷静で、幾分か落ち着いているが。
    ”海の指”ヴェドラ:「”邪悪な存在”ってやつだな。言葉は交わせても、心が交わせない」
    ”海の指”ヴェドラ:ちょうど、件の依頼で邂逅した……あの吸血鬼の少女のように。
    ”海の指”ヴェドラ:闇に光る赤い瞳を思い出す。あの存在には、心があったのだろうか?
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「…………」乱杭歯の並ぶ口に酒を流し込む。酔う様子は無い。
    天恵騎士イルドレックス:「世の正しき道理に背き、悪逆をのみ成すものたちですね」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「どっかの国に出向いて、騎士団なりなんなり……」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「仕えてみたらいいんじゃねえのか」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「そういう、いろんな奴を救いてえって理由ならよ」
    "黒腕"カナタ:「俺が出来るのは、せめて手の届く範囲だけだ。それに国が救えるのは、きっとその国の中だけだよ」
    "黒腕"カナタ:「今は少なくともさんに……いや、一人は自分で何とかできるか。二人だな」
    ”海の指”ヴェドラ:「冒険者は自分の腕が届く範囲を一番拡げられる手段ってことだね。面白ぇ」
    ”海の指”ヴェドラ:「なら、解るだろ? 手ってのは繋げばどんどん広くなるのが良い所だ」
    ”海の指”ヴェドラ:盃を突き出す。「腕の良い斥候が必要なら、オレを呼べ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:酒を瓶から直に流し込む。酔わない。毒の類いが効かぬ身体だ。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「そっちの王卵は?」
    ”海の指”ヴェドラ:「今回の件でよくわかったよ……オレたちみたいな能天気が冒険できてんのは、お前みたいなお人好しがいるからだ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「蜥蜴人おれらにしちゃあ上品過ぎる。冒険者としてもだ」
    "黒腕"カナタ:「お人好しって程じゃない。自分の守りたいものを守りたいだけで、その過程で他の誰かが救われるなら上等だ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「まさかそっちも、正義の味方みてえなもんじゃねえだろうな」
    "黒腕"カナタ:「……けど、頼りにはしてる。また無茶はすることもあるだろうしな」
    "黒腕"カナタ:盃を軽く当て、イルドレックスの方を見遣る。
    天恵騎士イルドレックス:「はは、太陽に仕える神官と見たならばそれほど上品でもないでしょう」
    天恵騎士イルドレックス:「天地を照らし正しき道理を回し続ける。邪な呪いを解きほぐす」
    天恵騎士イルドレックス:「そうあるべく生まれた生を全うしているに過ぎません…が」
    天恵騎士イルドレックス:「悪事を成す吸血鬼が最も害を及ぼすのは、平和に暮らさんと生きる近縁のひとですからね」
    ”海の指”ヴェドラ:蒸し包みを平らげて、子牛の葡萄酒煮込みに手を付けている。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「小難しい解釈論は、頭痛がするんだがよ」
    天恵騎士イルドレックス:「私の恋人が幸せに生きてゆけるよう、と…そんな個人的な理由もありますよ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「……集落の長らしい理屈をつけちゃあいるが、そっちの闇人と言ってることは」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「そう違うようには聞こえねえな」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「……ああ、なるほど。似たもん同士か」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:適当な肉を掴み、骨ごと噛み砕き、飲み込み。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「お前は何も言わなくていい」ヴェドラに横目を向ける。
    ”海の指”ヴェドラ:「こいつは難しい奴なんだよね」笑う。「力の上に理由を乗せるように見せかけてるから、皆勘違いするけど……ええ?」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「見れば分かる」と指差す。
    ”海の指”ヴェドラ:「まだ何も言ってね~~~だろ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:ヴェドラの顔──ではない。少し、指の向きがズレている。
    ”海の指”ヴェドラ:背嚢から飛び出た柄。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:背から伸びる、身の丈にも合わず戦闘スタイルにも合わない、
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:かと言って装飾品と言うには重すぎるものに。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「お前は博打屋だ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:立ち上がる。背を向ける。数歩進んで立ち止まる。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「俺の話だったか」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「……何十年か前に、北に行った。まだ羅針団なんてもんがねえころだ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「あの土地を歩き回るには、どいつもこいつも知見が足りなかった」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「潰れた一党は、ひとつやふたつじゃ効かなかった」
    ”海の指”ヴェドラ:「あんた……」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「どこぞの博打好きもそうだし……俺のところもそうだ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「只人の、腕のいい魔術師だった。……成人したばかりで、俺から見たら赤ん坊みたいな歳だ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「だが、死んだ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「……それから俺は、吸血鬼を殺して回っている」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「お前らは俺とは違う。お前のほうが上等だ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「俺は……てめぇの腹いせを何十年も続けてるってだけだ」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:カウンターへ向かう。
    鉱人受付嬢:何かを問われる前に、一枚の紙を渡す。依頼書だ。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「……またサルファ・リステラか」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:「ゴミ溜めには……ゴミが随分流れ着く……」
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:夜だ。屋外に出て、身を焼かれることはない。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:狩人は己の為、再び獲物を探しに出る──。
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「……………………」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「……なんだか、大変そうなひとですね」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「生きてるのに、生きてるのがぜんぜん楽しくなさそう」
    ”海の指”ヴェドラ:「何が”死んだ”だ」
    ”海の指”ヴェドラ:「心だけが死んじゃったのは、あの人クリストファーも一緒だろ」
    ”海の指”ヴェドラ:「彷徨い続けるあの人にとっちゃ、この世界全部が不死の国ランドオブイモータルなんだろうよ」
    "黒腕"カナタ:(……そうだな。助けることができた俺は、あんたと比べればきっと、遥かに上等なんだろう)
    "黒腕"カナタ:言葉にはしない。ただ、そうなるかもしれなかった背を僅かに目で追ってから、杯を飲み干す。
    ”海の指”ヴェドラ:銀貨一枚を弾く。「決めた。もっと成り上がって、あの辛気臭い先輩に文句を言いに行こうぜ」
    ”海の指”ヴェドラ:「お前はまだ生きてるし」カナタを指さして。「クリストファーさんだって、死んじゃいない」
    ”海の指”ヴェドラ:「そうだろ? イルドレックス」
    天恵騎士イルドレックス:「さて、水を向けられては辛気臭い文句をつらつらと並べてしまいそうですので」
    天恵騎士イルドレックス:「ここは一つ肉でも咥えて、冒険のための滋養を蓄えるといたしましょう」
    〝弩使い〟マリー=アンヌ:「いぅ?」口いっぱいに鶏肉を頬張りながら
    ”海の指”ヴェドラ:「賛成。なら、誰が最初に食いきれるか勝負しようぜ」銀貨を弾く。
    "黒腕"カナタ:「既に咥えてるやつもいるらしい。出遅れたな」
    ”海の指”ヴェドラ:「オレは賭けに強い……来な!」
    ”海の指”ヴェドラ:両手に骨付きの肉を掴む!
    天恵騎士イルドレックス:「いやあ、これは体力勝負ですよ」
    "黒腕"カナタ:「あまり食べるのも得意じゃないんだけどな……賭けるならマリーあたりに一銀貨」
    ”海の指”ヴェドラ:「くそっ、安牌に行きやがったな」
    天恵騎士イルドレックス:あんぐりと口を広げて分厚い肉料理を平らげ、想いを呑み込む。
    天恵騎士イルドレックス:(たとえ戦で死なずとも、私は彼女を遺して先に逝くのでしょうね)などと。
    天恵騎士イルドレックス:「馬鹿らしい、私は勝つために戦いますよ」
    鉱人受付嬢:追加の肉を運ぶ。酒を運ぶ。銅等級の冒険者の報酬は、一晩の飲み食いには多すぎる。
    鉱人受付嬢:カウンターの裏側に戻る。低い背丈を縮こめると、向こうからは殆ど見えなくなる。
    鉱人受付嬢:カウンター裏に隠した小さな箱。
    鉱人受付嬢:何十年も前の紙束が入っている。
    鉱人受付嬢:当時のギルド職員の誰かが言い出したことだ。
    鉱人受付嬢:〝冒険者の似姿を絵にして各地に配れば身元確認が便利じゃないか?〟
    鉱人受付嬢:……何組かの一党の絵が描き上がったところで、絵描きが音を上げた。
    鉱人受付嬢:懐かしい話を聞いたので、ふと、見返したくなったのだ。
    鉱人受付嬢:博打好きの気取った顔やら、今より若くて口も裂けていない蜥蜴人やら──
    魔術師:只人の、若い魔術師やら。

    謎の少女:──少女はひとり、夜の街の最頂点に佇む。
    謎の少女:〝悪行都市〟サルファ・リステラ──上層地区の、見張り塔の頂上に。
    謎の少女:「殺す」
    謎の少女:「こいつら全員、綺麗さっぱりぶっ殺して」
    謎の少女:「私達の〝王〟を向かえるの。そうしたら」
    謎の少女:「……もう、太陽なんてどこにもなくなる」
    謎の少女:地上を見下す紅い双眸。
    〝屍鬼殺鬼〟クリストファー:その光を狩人は、夜明け間際まで睨み付けていた。