『腐臭祭殿キトゥン・ストロール』
“少年剣士”エステル(キャラシート)PL:MAO
"森霊導師" ラヴィニア(キャラシート)PL:いーさにうむ
"闇拳人"ミナヅキ(キャラシート)PL:マンタ
〝虎人傭兵〟ガンフゥ(キャラシート)フェロー
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メイン|雑談
目次
導入
探索
決戦
結末
導入
GM:吹雪が叫び寒風が歌う、ここは北方氷原ノールベイト──
GM:の、中では比較的温暖な土地。融雪地域とも呼ばれる一帯だ。
GM:ヒンシェルウッドより南西にある、小さな島の更に南東部……ここまで来ればなるほど、地面に緑の色も多い。
GM:白と黒の濃淡で構成された雪の大地においては、もっとも華やかな拠点のひとつである。
GM:〝緑の街〟フリツチェスタ。
『腐臭祭殿キトゥン・ストロール』
・場所:北方氷原ノールベイト 融雪地域 キトゥン・ストロール坑道奥の祭殿
・依頼人:ノールベイト羅針団
・依頼内容:祭殿に侵入したゴブリンの排除と、祭殿調査員の救出
・報酬:銀貨20枚 + 冒険者等級に応じた適正金額
※因果点:3
GM:……というわけで、まずは副業判定です。その他にシナリオ一回のなんらかの判定とか有ったら申請しておくれ。
"闇拳人"ミナヅキ:うおおおー……副業に使えるものがない!
"森霊導師" ラヴィニア:芸能:演奏による副業判定(技量持久)を行います。
"森霊導師" ラヴィニア:GS7
GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 6[5,1] → 13
"森霊導師" ラヴィニア:2d6+8
GoblinSlayer : (2D6+8) → 2[1,1]+8 → 10
"森霊導師" ラヴィニア:ふええっ
“少年剣士”エステル:労働があるので、知力持久で判定します。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:俺は体力持久で労働をしよう
"森霊導師" ラヴィニア:うう……銀貨10枚です……
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS10
GoblinSlayer : (GS10) → 10 + 4[3,1] → 14
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS8 枚数
GoblinSlayer : (GS8) → 8 + 12[6,6] → 20 → 大成功
"闇拳人"ミナヅキ:極端!
“少年剣士”エステル:GS10
GoblinSlayer : (GS10) → 10 + 6[2,4] → 16
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:20枚、ようしようし
"森霊導師" ラヴィニア:すごく働いてる
“少年剣士”エステル:16だから3d6+9枚かな
“少年剣士”エステル:3d6+9
GoblinSlayer : (3D6+9) → 12[2,4,6]+9 → 21
GM:ではそれに加えて、買い物も可能だ。とは言ってもそこまでの品揃えを期待してはいけない
“少年剣士”エステル:21銀貨を獲得しました(ほくほく
"森霊導師" ラヴィニア:私は事前に防寒具とマントを揃えております。
GM:品物の価格からして、銀貨50枚以上のものはあんまりなかろう
"闇拳人"ミナヅキ:鎧下でなんとかなれーっ(銀貨1枚の女)
GM:ギャベソンでなんとかなるのは装甲だけです
“少年剣士”エステル:はい、マントを購入します。銀貨10枚。
"闇拳人"ミナヅキ:はい……()
GM:(無情なGM)
“少年剣士”エステル:ミナヅキさんちょっときつそうかな。
GM:買い物のメモは各自しておいてもらうとして、
“少年剣士”エステル:PC間の貸し借り、ありで大丈夫でしょうか?<銀貨
"闇拳人"ミナヅキ:これもインガオホー……
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:俺も一応は防寒着を買っておこう。稼いだ20の内10を使う
"森霊導師" ラヴィニア:もふもふにもこもこの重ね着……
GM:貸し借りは無論、PC間の合意があるなら
“少年剣士”エステル:大丈夫そうなら水無月さんにマント買ってあげます。合意を頂ければですが。
"闇拳人"ミナヅキ:あっ欲しいです……!
"闇拳人"ミナヅキ:ちゃんと後で返すのじゃ……
"森霊導師" ラヴィニア:防寒具でなくて良いのですか……?
“少年剣士”エステル:あ、そうか。防寒具の方がいいかな。
"闇拳人"ミナヅキ:そう言えばそうか
"闇拳人"ミナヅキ:マントの方が幅広そうと思ってたが寒いとこ行くなら防寒具の方がいい!
“少年剣士”エステル:失礼しました、では水無月さんに防寒具を。
"闇拳人"ミナヅキ:もらうのじゃー!
“少年剣士”エステル:エステルはまあ、自前の体力持久も高いのでマントにしておきます。かっこいいしな。
"闇拳人"ミナヅキ:(ほかほか)
GM:さて、では
GM:あなた達はフリツチェスタ市の羅針団拠点……兼、酒場に滞在している。
GM:北方での依頼の帰路かも知れないし、開拓の一助となるべく赴いたのかもしれない。
GM:そのいずれにせよ。
GM:拠点兼酒場にあなた達が集まるのは、別に酒を飲むためではない。飲めるが。
GM:羅針団からの依頼を即座に受け取れる、言うなれば冒険者ギルド的な場所であるからだ。
GM:そしてこの日も──
採掘部隊長の鉱人:「戦える奴! いまどんだけ居ますか!?」
採掘部隊長の鉱人:近隣の岩塩鉱山で採掘部隊を率いる、鉱人の女性が駆け込んで来る。
採掘部隊長の鉱人:駆け込んできた勢いそのまま、拠点奥の部屋へと飛び込んでいった。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「なんだ。ただならぬ気配だなぁ」丸テーブルの前に、ふんぞりかえるように座っている獣人の男。
"森霊導師" ラヴィニア:「慌ただしいですね……何かあったのでしょうか」
"闇拳人"ミナヅキ:「ふえっくしょい!うう…北は寒いのじゃあ……」
“少年剣士”エステル:「はい、そのようですね」
"闇拳人"ミナヅキ:「飯のタネらしき動きは見えておるが……」小さな体…所謂幼女の闇人。
採掘部隊長の鉱人:「いない!? ……っ、 ……んな、でも …………」
"森霊導師" ラヴィニア:普段のローブの上に厚手の防寒具を羽織った、森人の女だ。虎人の男と共に赴いて来たらしく、直前まで時折言葉を交わしていた。
採掘部隊長の鉱人:拠点の管理者と何か話しているが、焦っている様子が明らかに窺える。
"森霊導師" ラヴィニア:「あの……すみません、どうかされましたか?」
“少年剣士”エステル:赤い髪の少年が、温められた乳を飲み干し、腰を上げる。
"森霊導師" ラヴィニア:焦る様子を見咎めたように、おずおずと声をかけようとする
採掘部隊長の鉱人:では、その鉱人女性は
採掘部隊長の鉱人:バターン! と、また扉を突き飛ばすように開けて酒場側へ戻ってきて、カウンター前に立つと、
採掘部隊長の鉱人:「羅針団からの緊急依頼っす! 内容はゴブリンの群れの排除と、遺跡調査員の救出!」
採掘部隊長の鉱人:「報酬は等級相当にノールベイト料金、……羅針団の戦闘部隊は手一杯で、助けには来ません!」
"闇拳人"ミナヅキ:(あわただしいのう……)「ほほう」
採掘部隊長の鉱人:「リスクは不明! 群れの規模も不明! ……これで〝乗る〟ひとはいないっすか!?」
“少年剣士”エステル:「乗りましょう」躊躇なく。
"闇拳人"ミナヅキ:「面白そうじゃの」
"森霊導師" ラヴィニア:ちら、と隣に掛ける男を見る
"森霊導師" ラヴィニア:「……だそうです。どうしましょうか?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「そうだなぁ。……羅針団の御仁!」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「それはアールマスのギルドを経由した、正式な依頼と見てよいかな!」
採掘部隊長の鉱人:「んなもんは事後承諾っす!」
採掘部隊長の鉱人:「解決の後、私らからアールマスに伝達! その後はギルド側に聞いて欲しいっす!」
“少年剣士”エステル:「臨機応変──と言うやつですね」
"闇拳人"ミナヅキ:「何処もそう言うのは大変じゃのー」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「なるほどな。……とは言え、羅針団ほどの大口顧客なら、ギルドも融通を利かせるだろう」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ようしラヴィニア、俺は乗るぞ。昇級への近道だ」
"森霊導師" ラヴィニア:「であれば……私もご一緒させてください」
"森霊導師" ラヴィニア:「……そうですね、そろそろ。昇級の要項も満たす頃、だと思います」 小声で付け加える
“少年剣士”エステル:「ええ。それに小鬼退治に救出でしたらば、怪しげなものではないでしょう」
“少年剣士”エステル:「──これもご縁です、よろしければ一党を組んで当たるというのはどうでしょう、みなさん?」
"闇拳人"ミナヅキ:「何が起こるか分からん、というのは流石にしんどいしのお」
“少年剣士”エステル:闇人の少女、森人の女性、声を上げた男性に声をかける。
"闇拳人"ミナヅキ:「郎党が組めるのなら、それに越したことはなかろ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「おう、構わんぞ! 今から人を集めていては悠長に過ぎる!」
"森霊導師" ラヴィニア:(闇人……にしては、随分小柄な……)
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「俺はガンフゥ、こっちの森人はラヴィニアだ。いずれも白磁級だが……」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「見たところ、お前達もそう変わらんな! はっはっはっは」
"闇拳人"ミナヅキ:視線に気づきウィンク。
"闇拳人"ミナヅキ:「ミナヅキじゃ、高々100歳の若輩じゃもんで」
"森霊導師" ラヴィニア:視線を返され、少し怯えたように目を見張るが、表情を取り繕い直す
“少年剣士”エステル:「エステルと言います。未熟ではありますが黒耀級」
“少年剣士”エステル:「剣と魔法をそれぞれ少々──ですね。よろしくお願いします、みなさん」
"闇拳人"ミナヅキ:(あの反応……実家で色々あったんじゃろーなー)
採掘部隊長の鉱人:「……他に、人は居ないようっすね」
"森霊導師" ラヴィニア:「紹介に預かりました、ラヴィニアです。精霊術と至高神さまより賜った奇跡を少々」
採掘部隊長の鉱人:「うっし、そこのあなた達4人!」
採掘部隊長の鉱人:「今すぐ! 出るっすよ!」
ノールベイト開拓────『腐臭祭殿キトゥン・ストロール』
探索
GM:少し後。あなた達は、雪猪が引くソリに乗せられ、雪原を駆けていた。
"闇拳人"ミナヅキ:「へーっくしょい!!!」
採掘部隊長の鉱人:「──手短に状況を説明するっす」
GM:ノールベイトでは気象条件が為に、他地域と比べて特に塩を必要としており、フリツチェスタ近郊の岩塩鉱山はその重要な供給源である。
GM:先日、その鉱山群のひとつ『キトゥン・ストロール』において、宗教的施設──祭殿が発見された。
"闇拳人"ミナヅキ:「のじゃ……」ずず。割と雪国を舐めてた。
GM:強固な岩盤を利用して作られた祭殿、それはどの時代、誰が、いかにして築いたのか。羅針団は調査員を送り込んだのだが、
採掘部隊長の鉱人:「……突然、ゴブリンの群れが雪崩込んできて。あっと言う間のことでしたっす」
“少年剣士”エステル:ふわっ──と、闇人の少女に防寒具を羽織らせる。
GM:キトゥン・ストロール奥の祭殿には、3つのアクセスルートがある。
"闇拳人"ミナヅキ:「おお?」
GM:ひとつは、祭殿を発見した冒険者達が辿った、坑道から祭殿2階に入る南東ルート。
GM:ひとつは、非常事態の抜け道なのだろう、坑道裏の山中から祭殿1階、玉座の直下に出る北西ルート。
GM:そして最後に──後の調査で判明した本来の正門。やはり坑道裏の山中から入る北側ルート。
採掘部隊長の鉱人:「連中は、北と北西の両方から一斉に突っ込んで来たみたいっす」
“少年剣士”エステル:「予備でよければ。さすがにその恰好ではいささか厳しそうですから」
採掘部隊長の鉱人:「調査員にも少しは戦える人が同行してましたが、数が多くて……」
採掘部隊長の鉱人:「私らはその時、坑道側で採掘をしてました。で、祭殿2階を休憩室代わりにしてたんっす」
"闇拳人"ミナヅキ:「おお……お主、デキる奴じゃの」
採掘部隊長の鉱人:「……異変に気付いて、全力で逃げてきたっすけど。採掘部隊は運が良かった、としか……」
採掘部隊長の鉱人:「……………………」
採掘部隊長の鉱人:「……聞いてました?」
"闇拳人"ミナヅキ:「予算は後で返すから、その時都合しとくれい」
"森霊導師" ラヴィニア:「退路を断たれてしまった……というわけですね」
"森霊導師" ラヴィニア:「それで、急遽討伐の人員が必要になったと」
"闇拳人"ミナヅキ:「聞いとったよー、祭壇の調査中に小鬼がどーっじゃろ?」
“少年剣士”エステル:「はい、無論です」
“少年剣士”エステル:<聞いてました
“少年剣士”エステル:「確かに急を要する案件かと」
"森霊導師" ラヴィニア:ぶるり、と身震いする。小鬼が雪崩れ込んできたことに対してか、或いは慣れない極寒故か……着込んだ防寒具の中にきゅう、と身を縮めこませる
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「その状況では、群れの規模の確認までは──」
採掘部隊長の鉱人:「ええ、できてません。……ただ、デカいのは一匹見かけました」
"闇拳人"ミナヅキ:「デカいの……」
“少年剣士”エステル:「なるほど。大物も居る──と」
“少年剣士”エステル:「残されている調査員の数はどうです?」ふむ、と思案しながら。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「田舎者、か。……あれはたしかに馬鹿でかい」
"森霊導師" ラヴィニア:「混乱の最中でしたから、無理もないでしょう。むしろ、更に増えているという可能性も……」
採掘部隊長の鉱人:「……………………」
"闇拳人"ミナヅキ:「狭い坑道じゃと、奇襲も怖いしのー……」
採掘部隊長の鉱人:増えている可能性──という言葉に、少しの間、口を閉ざす。
"森霊導師" ラヴィニア:「あっ……申し訳有りません」
"森霊導師" ラヴィニア:「……ご不安にさせるつもりはなかったのですが」
採掘部隊長の鉱人:「いえ、それも前提において欲しいっす」
採掘部隊長の鉱人:「……ちなみに皆さん、小鬼退治の経験は?」
“少年剣士”エステル:「はい。可能性がある以上、考えていく必要はありますね」
"闇拳人"ミナヅキ:「それがどうにも仕事が全然あらんでの……」
“少年剣士”エステル:「残念ながら、ありません」
"闇拳人"ミナヅキ:「あったかい方でやっておきたかったんじゃが、無さすぎて北の方に流れて来る羽目になったんじゃ」
“少年剣士”エステル:「お二人はいかがです?」
"森霊導師" ラヴィニア:「以前、彼とご一緒した依頼が小鬼退治でした。……その時は大小鬼と……あと、巨人も混じっていましたが」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「無くは無い。が、冒険者になってからはあまり、だ。ラヴィニアの言う件程度だな」
"森霊導師" ラヴィニア:「私も、その1回きりです」
採掘部隊長の鉱人:「そうっすか。……今回の依頼の内容は二つ。ゴブリンの可能な限りの排除と──」
採掘部隊長の鉱人:「メインは、調査員の救出っす。或いはせめて、亡骸の確保」
“少年剣士”エステル:「それでも頼もしくはあります、経験者が居るという事実は」
採掘部隊長の鉱人:「羅針団の戦闘部隊には伝令を飛ばしてますが、海を越えての往復にもなりますし、到着には2日以上を見るとして」
採掘部隊長の鉱人:「そこまでの間、何もしなければ。……救出はまず、不可能と見て良いっすから」
採掘部隊長の鉱人:「……以上が依頼の概要っす、けど」
"闇拳人"ミナヅキ:「成程、人員がおらねば、焦土作戦も出来るし納得じゃ…ん?」
採掘部隊長の鉱人:「みなさん、不明点か、確認したい内容はありますか?」
"闇拳人"ミナヅキ:「ふむ、であれは少々気になる事はあるが……」
"闇拳人"ミナヅキ:「根本的な疑問故、答えが無いものかもしれんがの」
"闇拳人"ミナヅキ:「”何故、小鬼どもはこの坑道を襲ったのか”」
"闇拳人"ミナヅキ:「飢えに耐えかね、或いは寒さ。もしくは――もっと別の何かか」
採掘部隊長の鉱人:「……それは小鬼に聞いて欲しいっす。会話ができるもんならっすけど」
"闇拳人"ミナヅキ:「ま、軽い疑問じゃ。答えが出るとはおもっとらんよ」
"森霊導師" ラヴィニア:「確か、祭壇が見つかったのでしたよね。何か小鬼が狙うようなものがあったか、仰る通り寒さを凌ぐためかもしれません」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「食料を持った人間がそこにいた……というだけかもしれんぞ」
“少年剣士”エステル:「なるほど──確かに堂々巡りになりかねませんね、この疑問は」
"森霊導師" ラヴィニア:「ああ」 なるほど、と言うように呟く。白い吐息が風に舞って消える。
“少年剣士”エステル:「坑道、および祭殿の明かりの有無」
“少年剣士”エステル:「それと、調査員の人数はいかがです?」
採掘部隊長の鉱人:「調査のために、只人の調査員はランタンを持っていました。……が、途中で光は消えたようっす」
採掘部隊長の鉱人:「発掘部隊は鉱人ばかりで、灯りはかさばるから持たず、」
採掘部隊長の鉱人:「基本的に坑道と祭殿は、ほぼ天然の洞窟程度に暗い……と思って欲しいっす」
"闇拳人"ミナヅキ:「……ああ、只人は暗闇が見えんのじゃったか」
“少年剣士”エステル:「はい。であれば灯りが必要となりますね」
“少年剣士”エステル:「お二人と違って残念ながら、私は暗闇を見通す目はもちえていませんので」肩をすくめて。
"闇拳人"ミナヅキ:「よい、よい。そういう事もあろう」
採掘部隊長の鉱人:「それから、調査員っすが……多くはありません。戦闘員が男性2人に女性1人、調査専門の学者さんが男女ひとりずつ」
"森霊導師" ラヴィニア:「少しの間であれば、精霊のお力を借りて光を灯すことはできます。ただ、長くは持ちませんので……道中は照明に頼っていただく方が宜しいかと」
"森霊導師" ラヴィニア:「5人、ですね。男性3人、女性2人……」 確認するように反芻する
“少年剣士”エステル:「男性三名、女性二名ですね」
採掘部隊長の鉱人:「少なくとも戦闘員の方達は、それなりに腕は立つ筈ですが、でも」
採掘部隊長の鉱人:「数が、多かった。……3人でかなりの数は倒してたみたいっすけど」
採掘部隊長の鉱人:「……まだ生きてれば、いいんっすけど」
“少年剣士”エステル:「不意を打たれた上に多勢に無勢」
"闇拳人"ミナヅキ:「普通に考えれば望み薄、じゃの」
“少年剣士”エステル:「楽観はできませんが、腕が立つのであれば引き際も知っている可能性はあります」
“少年剣士”エステル:「楽観は禁物ですが、絶望もまた同じ程度には危ういですからね」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:口を閉ざしたまま、ミナヅキの後頭部を指でぺちっと打つ。
"闇拳人"ミナヅキ:「あてっ」
“少年剣士”エステル:言いながら、ごそりごそりと背負い袋から松明を取り出す。
"森霊導師" ラヴィニア:「可能性が少しでもあるなら……信じましょう。神は、我らを見守っておられます」
“少年剣士”エステル:「ラヴィニアさん、手は空かれますよね?」
採掘部隊長の鉱人:「……うっす」
"森霊導師" ラヴィニア:「ええ、灯りが必要なのでしたら灯すことには問題ありません。……ただ、あまり打たれ強いわけではありませんから」
“少年剣士”エステル:「よければ灯りをお願いできればと。私は両手が塞がってしまいますので」
"森霊導師" ラヴィニア:「あなた方の少し後ろに付いて、前方を照らすという方が良いかもしれませんね」
“少年剣士”エステル:「はい、陣形をしっかりと組み、そちらへとなるべく攻撃がいかないよう努めましょう」
"闇拳人"ミナヅキ:「魔法使いが前に出るよりはよかろう」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「言っておくが、その女の脚の太さは、武術によるものではないぞ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「小鬼だろうが近づかれれば、術士だ。致命傷に成り得る」
"森霊導師" ラヴィニア:「…………なっ、き、急に何を仰るのですか?!」
"闇拳人"ミナヅキ:「かっかっか、仲が良いようで何より」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「はっはっは、気の利いた冗談と言うやつだ──」
“少年剣士”エステル:「そうした視点はありませんでしたね」ふふっと冗句に微笑む。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「──と、それはさておき。一同、肝心なことを決めていなかったが」
"森霊導師" ラヴィニア:「た、確かに武術の心得はこれっぽっちもありませんが……」 真っ赤な顔で男の野太い腕をぺしぺしと叩いている
"闇拳人"ミナヅキ:「微笑ましいもんじゃ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:ぐっ、と真剣な顔になって、
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「敵の〝砦〟を、どこから攻める?」
"闇拳人"ミナヅキ:「……ふうむ」
“少年剣士”エステル:「そうですね──」
“少年剣士”エステル:思案。残念ながらこの郎党には、斥候役が存在しない。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「侵入経路は先の三つ。土中の祭殿だ、他の道は無いと見てよかろう」
"森霊導師" ラヴィニア:「2階の南東ルート、1階の北西ルート、北側の山中正門ルート、でしたね」
“少年剣士”エステル:つまり罠の類を見破ったり、不意を打てたりは難しいと言うことだ。
"森霊導師" ラヴィニア:「この内、ゴブリンが侵入したのは北西と北であったと。であれば、順当に考えれば南東ルートが適切でありそうですが」
GM:では、ここで
“少年剣士”エステル:「逃げ出したルートは、南東ですか?」
GM:みなさん、第六感判定をどうぞ
"森霊導師" ラヴィニア:GS10 第六感
GoblinSlayer : (GS10) → 10 + 5[1,4] → 15
GM:そうさな、難易度は今回は提示しない。おのおの判定だけ頼む!
"森霊導師" ラヴィニア:出目がしょんぼり
“少年剣士”エステル:GS7 第六感
GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 10[5,5] → 17
“少年剣士”エステル:出目ががんばった。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS4
GoblinSlayer : (GS4) → 4 + 6[1,5] → 10
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:勘が悪い
"闇拳人"ミナヅキ:2d+2+4 知力反射
GoblinSlayer : (2D6+2+4) → 4[3,1]+2+4 → 10
"闇拳人"ミナヅキ:にぶちん!
GM:ふむ、では
GM:提示の前に最後の会話だけ答えとこう
Tekey:「侘助」がログインしました。
採掘部隊長の鉱人:「うっす。南東……つまり、これまで岩塩採掘のために使っていた坑道っす」
採掘部隊長の鉱人:「そもそも祭殿を発見したのも、坑道奥の岩壁を打ち砕いて──って、これはいいか」
採掘部隊長の鉱人:「つまり、短い岩塩坑道の奥に、祭殿2階の南東側に繋がる入り口がある──ってことっす」
GM:そしてこの場合、……ふむ。ラヴィニア、エステルの両名には判断が付くか
"森霊導師" ラヴィニア:「そういえば、中に塚人がいたのだとちらと耳にしましたね」
GM:まず、南東ルート、坑道からの侵入。もっとも気付かれ難く、入り口付近が狭いので多くのゴブリンが待機はできない。
GM:一方、羅針団所持の地図を確認すれば分かるのだが、祭殿2階への通路がいささか長い。
GM:最奥まで踏み込むまでに,偶発的な遭遇の危険は十分にあるだろう。
GM:北西ルート。祭壇の間、玉座下へ直通の抜け道。……玉座などあるからには、偉ぶる奴が座りたがる。
GM:つまり、かなりの確率で、敵の親玉のいる場所へ直接飛び込めるわけだ。……飛び込んでしまうわけだ。
GM:最後に北側ルート。祭殿の正門から入る道は、迷う危険も無く、効率良く祭殿内を探索できる。
GM:つまり調査員を探すにも有利だろうが──入り口前にゴブリンが陣取っている可能性は、十分に高い。
GM:──という、3ルートそれぞれのメリット・デメリットを想定できるとします。
"森霊導師" ラヴィニア:「……という辺りが想定できそうですね」
“少年剣士”エステル:「ええ、一長一短」
"闇拳人"ミナヅキ:「ふーむ……」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「むむむ……こちらが100人も居るなら、迷わず正門から突っ込むところだが」
"闇拳人"ミナヅキ:「一番重要な目的は…組員の確保じゃったか」
"闇拳人"ミナヅキ:「全滅させる必要はないとはいえ……さてはて」
"森霊導師" ラヴィニア:「ええ……北側ルートでは、一気に多数のゴブリンを相手取らなければならない可能性も高い、というわけですね」
“少年剣士”エステル:「単純に、戦闘だけに絞って考えれば」
“少年剣士”エステル:「南東ルートと北側ルートは遭遇戦を経て、本隊との闘い」
“少年剣士”エステル:「北西ルートは一気に決戦──と言った形でしょうか」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「そうなるな。ふーむ、もし首尾良く敵の親玉を、騒ぎ立てる前に仕留められれば……?」
"闇拳人"ミナヅキ:「それが出来れば一気に制圧も可能じゃろうが…」
"森霊導師" ラヴィニア:「北か、北西か。どちらかが適していると考えます」
"森霊導師" ラヴィニア:「一刻を争う状況であれば、できるだけ早く調査員の方々に目が届くほうが良いかと」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……むぅ。俺はこういうことを考えるのが苦手なのだ。命令で働く兵士だったからな」
"闇拳人"ミナヅキ:「調査員を探す方で考えれば、やはり正門となる北が一番…戦闘も一番、か」
“少年剣士”エステル:「そうですね。私も南東からの侵入は除いた方がよいかと思います」
“少年剣士”エステル:「使うのであれば、脱出するときかと」
"森霊導師" ラヴィニア:「……相手がひとところに固まっているのであれば、《鎌鼬》を用いれば一網打尽にできるかもしれません」
“少年剣士”エステル:「そうですね、それが可能であれば──」
“少年剣士”エステル:「北側から乗り込み、入口の小鬼を気づかれず殲滅」
“少年剣士”エステル:「その後、調査員の安否を確認しながら、奥へ──と言うことが可能かもしれません」
"森霊導師" ラヴィニア:「気付かれずに、というほど静かに……できる自信は、ないのですが。多数を対処できる目はある、という程度で」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……一応、ではあるが」
"闇拳人"ミナヅキ:「ワシはそういう殲滅は向いとらんからの……」
“少年剣士”エステル:「北側の入り口から、中へはどれくらいの距離がありますか?」鉱人の女性に問う。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「斥候部隊は必ずしも戦闘をせずとも良い。例えば敵の数を遠目に確認してから」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「改めて別なルートに移動する手も、無いことはない」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「無論これは時間も掛かるし、俺達も寒空の下を動き回る羽目にはなるが……」
"闇拳人"ミナヅキ:「成程、であれば確認だけでもしておいた方が良かろう」
"闇拳人"ミナヅキ:「規模が予想以上じゃった場合、死体取りが死体に……という事もあるからの」
“少年剣士”エステル:「やはり斬った張ったがあれば、わかってしまいそうなものでしょうか?」
"森霊導師" ラヴィニア:「戦場を知るもの、らしい意見ですね」 暖を求めてから、少しずつ虎人の男の傍に寄って行っている。暖かい……
採掘部隊長の鉱人:「率直に言います。……わからないっす」
採掘部隊長の鉱人:「眠ってるところに襲いかかって殺せば、聞こえないでしょうし」
採掘部隊長の鉱人:「お互い叫んで暴れ回れば、そりゃあ聞こえることもあるでしょう」
“少年剣士”エステル:「いえ、助かります。なるほどおおよそそのような距離ですね」
採掘部隊長の鉱人:「正門の向こうに小鬼がすぐ控えていれば、少しの争いでも聞きつけるでしょうし」
採掘部隊長の鉱人:「ずっと奥に居るのであれば、聞こえないと思うっす」
“少年剣士”エステル:ふむと思案して──
“少年剣士”エステル:「提案なのですが」
“少年剣士”エステル:「まずは北側を確認してみませんか?」
“少年剣士”エステル:「南東は除外──残るは北側と北西側でよいかと思いますが」
"闇拳人"ミナヅキ:「うむ、最も小鬼が集まる所であろうからな」
"闇拳人"ミナヅキ:「大よその戦力は類推できよう」
“少年剣士”エステル:「いきなり敵の懐に──は、やや博打がすぎるかと」
"森霊導師" ラヴィニア:「向こうの出方を窺うという意味でも、良いかと思います」
“少年剣士”エステル:「はい、なのでまずはガンフゥさんの仰るように。実際に見て確認してから考えましょうと言うことで」
"闇拳人"ミナヅキ:「ワシはそれでいいと思うが、どうじゃ?」
“少年剣士”エステル:「お二方はよろしそうですね。ガンフゥさんはいかがです?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「俺はかまわん。戦場は選り好みせん」
“少年剣士”エステル:「ありがとうございます」
"森霊導師" ラヴィニア:「ふふ、頼もしい」
“少年剣士”エステル:「ではそのような形で、気をつけて進むとしましょう」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……ということで部隊長殿、北だ!」
採掘部隊長の鉱人:「うっす!」
GM:雪猪は、雪原を突き進む。
“少年剣士”エステル:「陣形も組んでおいた方がよさそうですね」
GM:ソリが、白塵を散らして進む──
GM:──さて、ここでノールベイト名物です。
GM:あなた達は、結構な速度で移動するソリの上で風に吹かれたし、
GM:そして雪山を移動する羽目にもなった。
GM:ということでまずは、寒冷値抵抗判定です。
GM:体力持久+冒険者レベル+【免疫強化】……に、防寒着等々の補正を入れて、難易度は16。
"森霊導師" ラヴィニア:ふええ
GM:失敗した者は消耗1です。
"闇拳人"ミナヅキ:ワァ……
"森霊導師" ラヴィニア:ガンフゥさんを風除けにして補正付きませんか? だめ? はい
"闇拳人"ミナヅキ:体力持久は……カス!4+Lvで1、防寒具で2!
"闇拳人"ミナヅキ:gs7
GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 7[2,5] → 14
"闇拳人"ミナヅキ:へっくしょい!!!
“少年剣士”エステル:体力持久は9 冒険者は3 さらにマントで+1 13スタート
“少年剣士”エステル:GS13
GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 5[1,4] → 18
"闇拳人"ミナヅキ:”闇拳人”ミナヅキの消耗を-1増加(0 → -1)
GM:ふむ、風よけか
"森霊導師" ラヴィニア:GS9>=16 体力抵抗+防寒具+マント
GoblinSlayer : (GS9>=16) → 9 + 7[5,2] → 16 → 成功
GM:では、そうだな
"闇拳人"ミナヅキ:”闇拳人”ミナヅキの消耗を2増加(-1 → 1)
"森霊導師" ラヴィニア:風除けにしたかも
GM:誰かの達成値を2引き下げるごとに、別な誰かの達成値を1上げてもいい
“少年剣士”エステル:チーンしましょう<ミナヅキさん
"闇拳人"ミナヅキ:ずびー
"闇拳人"ミナヅキ:2足りないよ~
"森霊導師" ラヴィニア:私の方はぎりぎりですね……
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:体力持久9に免疫強化に環境適応:寒さに防寒着
“少年剣士”エステル:お、んじゃ2下げてミナヅキさんのを1上げます。
"闇拳人"ミナヅキ:只人のおのこは暖かいのじゃ~
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS14>=16
GoblinSlayer : (GS14>=16) → 14 + 4[2,2] → 18 → 成功
"森霊導師" ラヴィニア:ファンブル以外成功ってやつじゃん
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:ほう、ならこちらも2下げてミナヅキの達成値を1上げれば
“少年剣士”エステル:ガンフゥさんとサンドイッチすればミナヅキさんも大丈夫かな、これは?
"闇拳人"ミナヅキ:助かる……
"森霊導師" ラヴィニア:む……
GM:みごと全員が達成!
"闇拳人"ミナヅキ:妬いてる
“少年剣士”エステル:他意はありませんw
"闇拳人"ミナヅキ:”闇拳人”ミナヅキの消耗を-1増加(1 → 0)
"森霊導師" ラヴィニア:別に妬いているわけでは……
GM:ではそれに加えて……長距離移動判定!
"闇拳人"ミナヅキ:なにいっ
GM:こちらは難易度10。特別な補正はなく、やはり失敗したら消耗1!
"森霊導師" ラヴィニア:GS6>=10 長距離移動
GoblinSlayer : (GS6>=10) → 6 + 3[1,2] → 9 → 失敗
“少年剣士”エステル:GS13 長距離移動
GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 8[3,5] → 21
"森霊導師" ラヴィニア:出目!!!
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS11
GoblinSlayer : (GS11) → 11 + 10[4,6] → 21
“少年剣士”エステル:11ぐらい余りましたw
"森霊導師" ラヴィニア:"森霊導師" ラヴィニアの消耗を1増加(0 → 1)
"闇拳人"ミナヅキ:gs5
GoblinSlayer : (GS5) → 5 + 9[3,6] → 14
"闇拳人"ミナヅキ:セーフ
"闇拳人"ミナヅキ:こいつの持久は……貧弱!
GM:よし、では
“少年剣士”エステル:闇人森人はね<持久がネック
GM:……山中の、地滑り後とおぼしき断崖。
GM:元は雪で覆われていただろうそこは、羅針団の手によって雪よけの仮設屋根が用意され、
GM:竜を象る装飾も見事な金属製、両開きの大扉が鎮座している──
GM:その手前には。
GM:小鬼が、いち、にぃ……数えて6匹。
GM:あなた達はそれを、数十m離れた風下の茂みから見ている形となる。
"闇拳人"ミナヅキ:――ところで。何故寒冷地に生息する生き物は身体が大きいのか。
"闇拳人"ミナヅキ:表面積や体積などの問題はあれど、すなわちそれは”寒さ”に適応するための進化――
"闇拳人"ミナヅキ:つまり。
"闇拳人"ミナヅキ:「……………」かちかちかちかちかちかち。
"闇拳人"ミナヅキ:身体の小さいミナヅキはとても向いてないという事だ。
"森霊導師" ラヴィニア:「…………ふぅっ……」 防寒具を着込んでいたことで、寒さは凌げたものの。やはり山道の行軍は身体に堪えている。
"闇拳人"ミナヅキ:「ゆ、ゆゆゆ雪国舐めてたのじゃじゃじゃじゃじゃ……」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「この辺りはまだ暖かいが……やはり外の者には堪えるようだな……」
“少年剣士”エステル:「火でも起こせればですが、さすがにばれてしまいますからね」
“少年剣士”エステル:苦笑しながら、闇人の少女の二の腕を防寒着の上からさする。
"森霊導師" ラヴィニア:「これで、まだ暖かいのですか……?」
"闇拳人"ミナヅキ:「そら仕方ないのじゃじゃじゃ……おおう……」
"森霊導師" ラヴィニア:「……貴方の言う通り、しっかりと着込んできて正解でしたが。これ以上は身が保つ気がしません」 苦笑する
“少年剣士”エステル:「ミナヅキさんくらいの背丈でしたら」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ノールベイトとは言っても、この辺りは融雪地帯の近くだ……それよりも」
“少年剣士”エステル:「私でも風よけになりそうですね」当たり前のように、風上の位置に居る小柄な少年。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「あれを、どう見る」
"闇拳人"ミナヅキ:「す、すまんの……さて……」人心地付いた。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:雪の中に身を伏せたまま、視線の先を指差す。
“少年剣士”エステル:「そうですね──」改めて小鬼たちを観察する。
"森霊導師" ラヴィニア:「……小鬼が六匹。そして、あの扉が祭壇に繋がっている、と」
"闇拳人"ミナヅキ:「大分多いわな……」
“少年剣士”エステル:「ええ、2~3体であればもう少し手もあったかもしれませんが」
"闇拳人"ミナヅキ:「流石にあの量と闘ってバレぬ、と考えるのは楽観的すぎるわな」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「弓兵の10人もいれば、一斉掃射でなんとでもなるんだが……」
“少年剣士”エステル:「今回はその手は使えそうにないですね、残念ですが」
"森霊導師" ラヴィニア:「何らかの方法で他に気を逸したとして、入った後に気付かれると厄介ですね」
“少年剣士”エステル:「はい、そうですね。となると大きくは2つ」
"闇拳人"ミナヅキ:「であれば、すべきことは限られる」
“少年剣士”エステル:「ここを突破し、先へ進むか」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「そっと引き返し、別な道を選ぶか」
“少年剣士”エステル:「北西へと移動し、一気に本丸を攻めるか」
“少年剣士”エステル:こくり──と頷いて。
"闇拳人"ミナヅキ:「…実際、本丸を落としたとてその後に調査員を人質に取られでもしたらたまらなぬよな」
“少年剣士”エステル:「そうですね、考えたくはありませんが」
"闇拳人"ミナヅキ:「ワシの父上の教えにも”最終的に全員殺せばよい”とある」
"闇拳人"ミナヅキ:「ここは正面から行くのが適切じゃと思うが……」
“少年剣士”エステル:「はい。しかも可能な限り中へは知られずに──ですね」
“少年剣士”エステル:「逃して中へ入られるのだけは避けたいところです」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「なら、具体的にはどうする?」
"森霊導師" ラヴィニア:「扉より少し離れたところから、誘き出しては如何でしょう」
"森霊導師" ラヴィニア:「少し離れた場所であれば、あの分厚い扉。音もそうそう中へは届かないのではないかと」
"闇拳人"ミナヅキ:「何かしらで気を引き、分断してか」
“少年剣士”エステル:「なるほど、良い策ですね」
“少年剣士”エステル:「──加えて上手く二手に分かれれば、不意も撃てるかもしれません」
“少年剣士”エステル:「囮役と、攻手に」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……で、餌は?」
"闇拳人"ミナヅキ:「……奴らの釣れるものなど決まっとるじゃろ」
"闇拳人"ミナヅキ:「女じゃ」
"森霊導師" ラヴィニア:「そうですね、囮を用意すれば…………へっ?」
"闇拳人"ミナヅキ:「幸い、ここには見目麗しき美女が二人もおるからの!」
“少年剣士”エステル:「いえ、ラヴィニアさんには攻手になってもらった方がいいかと思います」
"闇拳人"ミナヅキ:「小鬼に美醜が分かるかは知らんが」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……俺は知恵が回らんから、作戦に基本的に口は出さんが、うむ」
“少年剣士”エステル:「鎌鼬の術を使えると仰ってましたからね」
"闇拳人"ミナヅキ:「ああ、呪文があるか……ならば確かに」
"闇拳人"ミナヅキ:「ワシは元より前衛じゃしの」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「エステルの言う通りだと思うぞ。ラヴィニアは森人だ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「森人は、森に潜むのが得意なもんだ」
“少年剣士”エステル:「折衷案と言うことで、女子供でどうでしょうか?」
“少年剣士”エステル:にっこりを微笑んで。
"森霊導師" ラヴィニア:どうすれば……とあわあわおろおろしていたが、ほっと安心したように一息つく
“少年剣士”エステル:「私とミナヅキさんが囮に、ラヴィニアさんとガンフゥさんが攻手に」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「剣を持って鎧を着けた男を、餌と思う小鬼も少なかろうよ」
"闇拳人"ミナヅキ:「流れは決まりじゃな、しっかり頼むぞ?」エステルににや、と笑いかける。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「装備を手放して小鬼の前に立つのは……危なくないか?」
“少年剣士”エステル:「幸い私のこれは外套、加えてマントですからね」
"闇拳人"ミナヅキ:「ワシは元より武闘家じゃから、警戒は薄かろうが…」
“少年剣士”エステル:「ですが確かに湾刀は──そうですね」
"森霊導師" ラヴィニア:「囮を一人にするというのは……ううん、いざという時に危ないでしょうか……?」
“少年剣士”エステル:背中に隠すこともできなくはないだろうが──
GM:なるほど、良く出来ている。
GM:防具はたしかに外套や防寒具に隠れる。これは奇襲の成功率を落とすことはない。
GM:武器は……大剣でなく湾刀だ。これも背中に回せば隠し得るだろう。十分な距離がある内は。
GM:では、問題はふたつ。
GM:ひとつは、攻め手の隠密が本当に成功するか。
GM:そしてもうひとつは、奇襲で仕留めきれるか。
GM:これはもう、賽に運命を託してもらうしかあるまい。
GM:……では、どうする。
GM:やるかね?
"森霊導師" ラヴィニア:どちらにせよ、策を講じなければ正面から戦いになるのです。やりましょう
"闇拳人"ミナヅキ:やっちゃいますぜ!
“少年剣士”エステル:「賽子を振らねば目は出ない──か」
GM:よろしい。ではまず、分断作戦の成否だ。
GM:これは……そうだな、ミナヅキとエステルの両名。
"闇拳人"ミナヅキ:うっす
“少年剣士”エステル:はい
GM:交渉:誘惑を振ってもらいたい
"闇拳人"ミナヅキ:なにっ
“少年剣士”エステル:なるほど
“少年剣士”エステル:餌として魅力を振りまくわけですね。
GM:えーと。この場合は魂魄集中になるのか。
"闇拳人"ミナヅキ:アイサー
“少年剣士”エステル:餌としてじっと動かないから魂魄持久じゃだめですか?w
"闇拳人"ミナヅキ:魂魄集中は7!
"闇拳人"ミナヅキ:草
“少年剣士”エステル:魂魄集中は5!
“少年剣士”エステル:やったらぁ!
"闇拳人"ミナヅキ:やったるぜ!
"闇拳人"ミナヅキ:ga7
"闇拳人"ミナヅキ:gs7
GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 6[4,2] → 13
“少年剣士”エステル:GS5 おいしそうな餌です。
GoblinSlayer : (GS5) → 5 + 2[1,1] → 7 → 大失敗
"闇拳人"ミナヅキ:ああーっ
GM:アッ
“少年剣士”エステル:あ
GM:アアッ
"森霊導師" ラヴィニア:これは餌……じゃないかもしれませんね
“少年剣士”エステル:おいしそうな餌です(殺気がむんむん)
GM:……えーと、では。
GM:6 GS1
GM:これできないんだったか
GM:GS1
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 9[5,4] → 10
GM:GS1
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 6[5,1] → 7
GM:GS1
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 3[1,2] → 4
GM:GS1
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 2[1,1] → 3 → 大失敗
GM:GS1
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 5[3,2] → 6
GM:GS1
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 6[3,3] → 7
GM:よし
"森霊導師" ラヴィニア:大失敗しとるやつがおるな
“少年剣士”エステル:ソウルブラザーが居るw
GM:では──誘引作戦は成功し、扉から引き剥がすことには成功する。
GM:ただし。
GM:6匹全員だ。
"闇拳人"ミナヅキ:分断できてねえ―――ッ!!!
GM:6匹全員ぞろぞろと、前衛二人に近づいてくるぞ。
GM:そして、
GM:続いて攻め手の二人、隠密判定だ
"闇拳人"ミナヅキ:「……あー。見境なさすぎとちゃうか、奴ら」
GM:目標値は、ゴブリンの最大達成値の10とする
"森霊導師" ラヴィニア:GS10>=10 隠密
GoblinSlayer : (GS10>=10) → 10 + 9[6,3] → 19 → 成功
“少年剣士”エステル:「結果引きはがせました、よしとしましょう!」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS4
GoblinSlayer : (GS4) → 4 + 9[4,5] → 13
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:おっ
“少年剣士”エステル:やったー!
"闇拳人"ミナヅキ:ヨシ!
GM:──では
GM:ゴブリンがぞろぞろとやってくる!
"森霊導師" ラヴィニア:す、と雪の降り積もる木の陰に身を潜める
"森霊導師" ラヴィニア:「……この位置であれば、向こうからは見えないはずです」
"森霊導師" ラヴィニア:「あとは彼らが無事に引き寄せて下さると良いのですが…………あっ」 虎人の袖を引く
"森霊導師" ラヴィニア:「……動いたようですね」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……来たな、こちらに背を向けて──」
GM:では、最後のサイコロは
GM:ゴブリンどもの密集度合いだ。
GM:1d6
GoblinSlayer : (1D6) → 1
GM:/
GM:……めちゃめちゃ密集しとるわ
GM:よし
“少年剣士”エステル:寒いからねw
"闇拳人"ミナヅキ:あほ!
"森霊導師" ラヴィニア:ま、まあそれはそれで……
遭遇距離
〝森霊導師〟〝虎人傭兵〟
20m
小鬼1 小鬼2 小鬼3
2m
小鬼4 小鬼5 小鬼6
10m
〝少年剣士〟〝闇拳人〟
GM:配置はこうだ
"森霊導師" ラヴィニア:みちぃっ
"闇拳人"ミナヅキ:みっちみち!
“少年剣士”エステル:おしくらごぶりん
GM:そして一応……怪物知識判定! 難易度10!
"森霊導師" ラヴィニア:GS10 怪物知識
GoblinSlayer : (GS10) → 10 + 10[5,5] → 20
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS7
GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 10[6,4] → 17
“少年剣士”エステル:GS12
GoblinSlayer : (GS12) → 12 + 6[3,3] → 18
"闇拳人"ミナヅキ:2d+2+2 知力集中
GoblinSlayer : (2D6+2+2) → 6[2,4]+2+2 → 10
GM:討伐未経験のミナヅキだけちょっと知識薄め
■小鬼
小鬼1 生命力9 呪文抵抗11 移動力15 先制力1d6 知能:低い モラルGS4>=13
粗悪な武器 達成値12 威力1d3+1 刺 回避12 装甲2 支援:命中、威力、装甲+1 5m
【暗視:初歩】暗闇を60mまで見通す。
■緑の肌をした小さな人型の魔物。悪賢くはあるが知識はなく、自分が一番という無根拠な自信に基づいて行動する。
「粗悪な武器」を1つ持っている。5分かけて死体を漁り、1d6で4以上が出れば、粗悪な剣、斧、槍を入手できる。
GM:……では、ラウンド1
GM:ここは奇襲成功のため、奇襲側に回ったラヴィニアとガンフゥのみ行動となる
GM:一応は行動値判定!
"森霊導師" ラヴィニア:"森霊導師" ラヴィニアのイニシアチブを2D6(→ 9)に変更(0 → 9)
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS
GoblinSlayer : (GS) → 10[6,4] → 10
"森霊導師" ラヴィニア:素早いですわね
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:一体でも多く削っておこう、まずは15m移動してゴブリンの近接距離へ
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:そして【強打・斬】使用し両手持ち長剣による近接攻撃、小鬼1へ
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS13
GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 6[1,5] → 19
小鬼:回避は12固定
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:命中で効力値が+4、23となるのでダメージ+2d6
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:2d6+6+2d6
GoblinSlayer : (2D6+6+2D6) → 10[5,5]+6+3[2,1] → 19
"森霊導師" ラヴィニア:ミンチになる
小鬼:装甲2,
"闇拳人"ミナヅキ:スンゴォイ……
“少年剣士”エステル:すごーい!
小鬼:まずは小鬼1が真っ二つ!
GM:ではラヴィニアの手番!
"森霊導師" ラヴィニア:距離は20m……大丈夫そうですね。
"森霊導師" ラヴィニア:主行動で《鎌鼬》を宣言。
"森霊導師" ラヴィニア:射程:30m以内の半径5mの対象:すべてに威力点ダメージ。呪文抵抗達成値がこの呪文の達成値-8以下の場合、痛打表適応
"森霊導師" ラヴィニア:中心点は小鬼たちの間1m地点で。
"森霊導師" ラヴィニア:GS12>=15 《鎌鼬》行使判定
GoblinSlayer : (GS12>=15) → 12 + 7[1,6] → 19 → 成功
“少年剣士”エステル:おお、ぴったり8差だ
"森霊導師" ラヴィニア:小鬼の呪文抵抗は11。8以上差があるので痛打表を適応します。
GM:よろしい、ふりたまえよ
GM:通常の痛打表で!
"森霊導師" ラヴィニア:1d6
GoblinSlayer : (1D6) → 3
"森霊導師" ラヴィニア:痛打表3:攻撃を受けた者は、衝撃で武器か盾が弾き飛ばされます。武器と盾の両方を装備していた場合、どちらを弾き飛ばされたかは、攻撃を行った側が決定します。弾き飛ばされた武器や盾は、ランダムに決定する方向へ1d6x2m飛ばされます。装備していない場合、その者の攻撃に使用する部位が破壊されて与えるダメージが半減します。
小鬼:みんな粗悪な武器持ちだ……!
小鬼:が、そもそも
小鬼:生き残れるのかなぁ!?
"闇拳人"ミナヅキ:しにそう
"森霊導師" ラヴィニア:2d6+4
GoblinSlayer : (2D6+4) → 8[6,2]+4 → 12
"森霊導師" ラヴィニア:装甲は有効。10点ダメージですね
小鬼:装甲は2,呪文抵抗失敗なので等倍ダメージ……10
"森霊導師" ラヴィニア:耐えなさそう。
小鬼:生命力……9!
小鬼:壊滅……!
"森霊導師" ラヴィニア:"森霊導師" ラヴィニアの残呪文使用回数を1減少(5 → 4)
"森霊導師" ラヴィニア:ほっ。良かったです
"闇拳人"ミナヅキ:サスガダァ……
GM:GMが必死になって作ったコマ6つは一瞬で消し飛びました
GM:はい!
“少年剣士”エステル:判ってたけど頼れる~
GM:継続カウンターは1!
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ぅおおおおおおおおおっ!」大声で叫びながら小鬼の背後から駆け寄り……一匹の頭をかち割る!
小鬼:「グギャアァッ!」汚い悲鳴を上げて一匹が真っ二つ!
小鬼:「ギッ! ギッ!」囮ふたりをガン見してた残り5体が振り返る!
"森霊導師" ラヴィニア:振り返った刹那、一陣の風が緩やかに吹き抜ける。
"森霊導師" ラヴィニア:「──《貴女の舞踏を見せて、妖物。見えざる色のその爪で、思うままに狩りをなさい》」
"森霊導師" ラヴィニア:呟くは精霊へ捧ぐ言の葉。応えるように旋風が奔り、小鬼たちの武器を吹き飛ばし──その身に深い傷を付ける。
"森霊導師" ラヴィニア:その中央にいる虎人には、一筋の痕も付けずに。穏やかな風は粉雪を巻き上げて消えた。
"森霊導師" ラヴィニア:「……ふぅ」
GM:風である。……時に水の精霊と共謀し、城壁すら埋める吹雪を起こす風の精霊。
GM:その戯れは、山にはつきものの突発的な暴風となって──小鬼の命も、断末魔の声すらも掻き消した。
“少年剣士”エステル:「お見事です、ガンフゥさん、ラヴィニアさん」
“少年剣士”エステル:殲滅を確認し、速やかに駆け寄り賞賛。
“少年剣士”エステル:無論気は抜かない。むしろこれからが本番なのだ。
"闇拳人"ミナヅキ:「流石じゃの、見事な業前じゃ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「分断は上手くいかなかったが、結果は良しとしよう、うむ!」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「むしろ固まって動いてくれて良かったやもしれんな!」
"森霊導師" ラヴィニア:「ええ、お二方もご無事で何よりです」
“少年剣士”エステル:「ええ、まさに風がふいている──と言うやつかもしれませんね」
"闇拳人"ミナヅキ:「ちょいとつられ過ぎて焦ったがの!本当に見境の無い小鬼たちじゃ!」
"闇拳人"ミナヅキ:「ま、これもワシが魅力的すぎるのがイカンっちゅー事じゃな!」
“少年剣士”エステル:「ミナヅキさんのかわいらしさは否定しませんが」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「手早く済んだ。扉向こうに届いた音も、僅かだろう」
“少年剣士”エステル:「相手は小鬼ですよ?」
"闇拳人"ミナヅキ:「それを言うでないわい!」
"森霊導師" ラヴィニア:苦笑する。「複雑ですね」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「──行くか。事前に見た地図によれば、迂回路の如きものは無かった」
“少年剣士”エステル:「はい。そうしましょう」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「隊列は単純に、前衛と後衛で問題ないだろう」
“少年剣士”エステル:「まずは救出──しかるのちに討伐です」
"闇拳人"ミナヅキ:「前の方が多いがの」
GM:──突入準備は良いか?
"闇拳人"ミナヅキ:「その分後ろは安心っちゅーこっちゃ!」
"森霊導師" ラヴィニア:「ガンフゥさん、確か以前、獣人には独特の知覚能力があると仰っておられましたよね?」
GM:ほう
"森霊導師" ラヴィニア:「扉の中をおよそ察知したり……如何でしょうか。できませんか?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「む?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「独特の……というと大仰だが、まぁそうだな。俺の場合は鼻か」
"森霊導師" ラヴィニア:「すぐに戦いになるかどうかだけでも良いのです。分かれば、事前に準備できることもあるでしょうから」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……そうだな」
“少年剣士”エステル:「頼もしいですね、おねがいできますか?」
"闇拳人"ミナヅキ:「ほおう……」どことなく微笑ましいものを見るかお。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「扉のすぐ傍に、少なくとも小鬼はいない。いないが」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……血の臭いはある」
“少年剣士”エステル:「──────」
"闇拳人"ミナヅキ:「戦闘の跡かの……」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「扉を開けた瞬間、昼飯を戻さないことだな」
“少年剣士”エステル:「急ぎましょう。そうした力があるなら前衛は私とガンフゥさん、後衛はラヴィニアさん。念のためミナヅキさんはラヴィニアさんのところでどうでしょう」
"森霊導師" ラヴィニア:「……心得ました。覚悟しておきます」
“少年剣士”エステル:気を引き締めながらも、次の行動へと移る。
"闇拳人"ミナヅキ:「よし、じゃあ行くとするかの!」
GM:では──
GM:良しとなったら、誰かが扉を押し開けるがいい。
"森霊導師" ラヴィニア:戦闘、すぐなりそうかな。なりそうなら呪文を使っておきたいです
“少年剣士”エステル:あ、松明もお願いできますか、ラヴィニアさん?
GM:その問いには、「獣人の知覚:初歩で判別できるのは10m、加えて大扉という妨げもあるが、近くに小鬼はいない」と答えるしかないな
"闇拳人"ミナヅキ:すぐさま戦闘という事はなさそう
“少年剣士”エステル:かな?
"森霊導師" ラヴィニア:ふむ……では、松明を使いましょうか。片手で持ちます。もう片方は投石紐なので問題なし。
“少年剣士”エステル:ありがとうございます。
“少年剣士”エステル:では念のため警戒しつつ、大丈夫そうなら私が扉空けましょう。30あれば一撃死はなかろうと言うことで。
"闇拳人"ミナヅキ:行けーッ
“少年剣士”エステル:では扉を押し開けます。
GM:ぎっ──
GM:左右の扉の重さは違ったが、いずれにも鍵やかんぬきは無い。問題なく扉は開いた。
GM:さて。
GM:なぜ、扉の重さが違ったかと言えば、片方の扉には、人間だったものがもたれ掛かっていたからだ。
GM:戦闘員の男性だろう。
GM:背後から頭を、巨大な鈍器のようなもので叩き潰されている。
"闇拳人"ミナヅキ:「……ふむ」
GM:その体に残るのは、幾つもの噛み痕。肉を食い千切られた痕跡。
GM:牙だ。
"森霊導師" ラヴィニア:「……………ッ!!!」 悲鳴を上げないよう、口元を抑える。
"闇拳人"ミナヅキ:「惨いもんじゃの」
“少年剣士”エステル:「──どうやらこちらのルートから脱出しようとしていたようですね」
GM:そして牙の主は、扉から30mほど離れた位置で、満腹感の心地よさか、行儀良く座っている。
"闇拳人"ミナヅキ:「下手人は…あれか」
狼:口元を血で赤く染めた、二頭の狼だ。
"森霊導師" ラヴィニア:「小鬼じゃ……ない……?」
“少年剣士”エステル:周囲へ視線を送る。他に敵は居ないか、他に生き残りは居ないか──
GM:松明の光が届く範囲は、半径15mほどだったか──
GM:だが、扉を開けていて、外の光もある程度は入ってくる場所だ。ここに関しては、十分に目視ができるだろう。
GM:少なくとも、ここから見える範囲にいる生物は、狼が二頭だけだ。
GM:すぐに襲ってくる様子はない。
GM:生きていないものであれば、肉片が幾らかあるが──ここで死んでいる一人のものだろう。
GM:死体は扉の方を向いている。祭殿の外へ出ようとしたところを、鈍器で背後から打ち殺されたのだろう。
“少年剣士”エステル:(5人ではなく、4人に)
"闇拳人"ミナヅキ:「しかし、鈍器と牙では帳尻が合わぬな」
“少年剣士”エステル:口惜しくはあるが、悔やむのはとりあえず後回しだ。
"森霊導師" ラヴィニア:「……鈍器の方は小鬼……いえ、大きいのがいた、と仰っていましたよね」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……狼か。小鬼のうちで知恵の利く奴が、番犬代わりにすることはあるらしいが」
“少年剣士”エステル:「ここに居ない何か──でしょうね」
"闇拳人"ミナヅキ:「殺された後、その死体を食んでおると見るが正しいか」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ああ。ラヴィニアの言う〝大きいの〟が殺して──」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「それをミナヅキの見立て通り、あの狼達が喰ったんだろう」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「腹が満たされているし、俺達も今は敵対していないから、吠えもしない」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……が」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「あまり長く留まっているか、不審な動きをすれば……吠えるだろうな」
"闇拳人"ミナヅキ:「腹がくちくなっとるのなら…無用に刺激するのはうまくない、か」
“少年剣士”エステル:「静かにやり過ごし、先へと進むか」
“少年剣士”エステル:「あるいはここで仕留めるか──でしょうか」
"森霊導師" ラヴィニア:「他の4人と小鬼たちが見当たらないということは、まだどこかで戦っている可能性もあります」
"森霊導師" ラヴィニア:「まだ……間に合う可能性があるのであれば。後から追いつかれる可能性があるとしても、探すべきではないかと」
“少年剣士”エステル:「はい、時間をかけたくはありませんね、ここで」
"闇拳人"ミナヅキ:「なら、突っ切るが最上か。時を待たぬというならばな」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「まぁ、待て」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……時に、この中で犬を飼ったことのある奴はいないか?」
"闇拳人"ミナヅキ:「犬は…無いのう」(うちには”飼う”相手もおらんかったし)
“少年剣士”エステル:「残念ですが」
"森霊導師" ラヴィニア:「私もありませんね……」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「やつらは、俺なんぞよりよっぽど鼻が利く。牙も鋭いしな」
"闇拳人"ミナヅキ:「…なぁるほど。言いたいことはなんとなく察したぞい」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「もし、あの二頭を手懐けられれば……なかなか心強いとは思わんか?」
GM:とは言え、無論。
GM:小鬼の下で、人間を喰うことを覚えてしまった狼を手懐けるのは、なかなか難しかろうが。
GM:そうだな、判定としては……魂魄集中+冒険者レベル、難易度は18と言うところか。
"闇拳人"ミナヅキ:かなりキッツイなあ!
GM:成功すれば狼を手懐けられよう。失敗した場合、狼は即座にその場で吠える。
"闇拳人"ミナヅキ:とはいえ、祈念も余ってるしここはやってみた方がいい気はします
"森霊導師" ラヴィニア:祈念を考えれば……いける範囲ではないでしょうか!
“少年剣士”エステル:ですね。
GM:ふふ
"闇拳人"ミナヅキ:魂魄集中は7…だけど冒険者レベルが1~
"森霊導師" ラヴィニア:私の判定がGS10です。可能性的には一番高いかと
GM:大失敗を引けば祈念もできない……賭けるかね?
"闇拳人"ミナヅキ:36分の1!!!(まほうのことば)
"森霊導師" ラヴィニア:やりましょう
"闇拳人"ミナヅキ:がんばえ~~~~
“少年剣士”エステル:私も8ですね。魂魄集中冒険者LVだと
“少年剣士”エステル:吠えたらぶん殴れるように準備して
“少年剣士”エステル:チャレンジしてみましょうか?
“少年剣士”エステル:がんばれー!
GM:では代表者一名、前へ!
"森霊導師" ラヴィニア:では、判定します
"森霊導師" ラヴィニア:GS10>=18 狼を手懐ける判定
GoblinSlayer : (GS10>=18) → 10 + 9[3,6] → 19 → 成功
"闇拳人"ミナヅキ:えらい!
“少年剣士”エステル:やったー!
"森霊導師" ラヴィニア:ふ…………
GM:素で行ったよこいつ
GM:……では
GM:上手い具合にあなたは、狼二頭を手懐けた。
GM:よほど小鬼達に、ろくな餌を与えられていなかったのだろう。きっと恨みもあるのだ。
"森霊導師" ラヴィニア:「…………意外と、こうしてみれば可愛い目をして……素直ですね、ふふっ」 喉元を指でくすぐるように触れる
"闇拳人"ミナヅキ:「やるもんじゃのー」腕組みして見てる。その胸も尻も平坦だ。
“少年剣士”エステル:「おみそれしました。確かに倒す、躱すだけが解決の手段ではありませんね」
"森霊導師" ラヴィニア:「この極寒では、彼らも餌を取るのに苦労していたのでしょう」
“少年剣士”エステル:起案者である男へと。
"森霊導師" ラヴィニア:携帯食1食分をあげよう。お食べー
GM:毛皮に付着した血が乾いて、ぱきぱきと音を立てる喉元。……狼は腹を見せて、背を床に擦りつけるよう身を捩ると、
GM:二頭で左右から引き千切るように、携帯食の干し肉を食い、
狼:ラヴィニアの裾を軽く引いてから、たたっ……と走り出す。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「言うには言ったが……うむ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「こうも上手くいくとは思わなかった……!」
"闇拳人"ミナヅキ:「仮にも提案者が言うのはどうなんじゃそれ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「いや、その、な。うん」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「静かにしている間にサクリといければ……くらいの思いはあったんだが」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ここまで上手くいくとはなぁ……」
"森霊導師" ラヴィニア:「……え、えぇぇっ?!」
"森霊導師" ラヴィニア:「が、ガンフゥさん、本気の目だったじゃないですか……!」
“少年剣士”エステル:「ははっ」
"闇拳人"ミナヅキ:「ひどいやっちゃ!」かかかと笑う。
“少年剣士”エステル:「ところで──あれは招いているのではないでしょうか?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「言うだけならタダだ──おう。追ってみるか」
“少年剣士”エステル:裾を引き、走り出した狼へと視線を送る。
"闇拳人"ミナヅキ:「異議なしじゃー」
"森霊導師" ラヴィニア:「むぅ…………はい、行ってみましょう」 僅かに頬を膨らませつつも、狼の後を追う
GM:……では。
GM:狼はどうにもあなた達の、〝緑の街〟の臭いを嗅ぎ取ったのだろう。
狼:ああ、あの生き物の仲間か。
狼:あの生き物はつまり、自分達の特になるやつだ。
狼:じゃあ、あの生き物の仲間なら、仲間のところへ連れていってやるか。
GM:たたっ……と軽快に走っていって、幾つかの角を曲がって、ある部屋へ飛び込み──
GM:がたっ、ばたっ
GM:……ほんの少しの争いの音の後、
狼:毛皮の返り血を少し増やした二頭が、部屋からひょっこり顔を出す。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「あの部屋へ入れ──ということか?」
“少年剣士”エステル:「そのようですね」
"森霊導師" ラヴィニア:「……な、なんだか血が増えてるような……」
"闇拳人"ミナヅキ:「さっくりなんか殺っとらんかったか?」
"闇拳人"ミナヅキ:「まあ、襲って来んのならよいが」
“少年剣士”エステル:先行する。あの様子なら自分も仲間とみなしてくれていそうだ。
GM:では。
GM:部屋の中へ入った者は、その光景を見るだろう。
GM:……特に何も、家具のようなものもない、きっと倉庫か何かに使われていた空間だった。
GM:小鬼達も同様に、ものを放り込む場所として使っていたが、それは偶然のことだろう。
GM:冒険者が持っていたランタンの残骸だとか、剥ぎ取った武具だとか、
GM:そういうものが雑多に積まれた部屋の床に、女性がひとり、横たわっていた。
GM:身分や仕事はわからない。そういう情報は衣服の上から判別するものだが、彼女は衣服を剥ぎ取られている。
GM:その体に覆い被さったまま、首筋を噛み千切られて死んでいる小鬼が2匹。
“少年剣士”エステル:駆け寄り、小鬼を引きはがす。
"闇拳人"ミナヅキ:「まあ、予想通りと言えような」
GM:女性の肌は寒さの為か幾分青ざめていて──青いのは、打撲痕もあるのだろうが。
"森霊導師" ラヴィニア:「……あなた達が倒してくれたのですね、いい子です」 返り血に眉を顰めることなく、狼たちを優しく撫でる
"森霊導師" ラヴィニア:「エステルさん、彼女の容態は……?」
“少年剣士”エステル:ケガの具合を確認します。
"闇拳人"ミナヅキ:(どう運び出すかが問題じゃな)戦闘が残っている現状では連れて歩くわけにもいくまい。
GM:怪我は──打撲は酷いが、すぐに死ぬような傷ではあるまい。もしかすれば骨の一本か二本は折れているかも知れないが。
GM:だが、この負傷に加えて、小鬼どもに嬲られていたことと……このノールベイトの寒さと。
GM:何も対処をしなければ、やがて衰弱死するだろうことは明らかだ。
“少年剣士”エステル:「息はありますが衰弱しています。致命的な傷を負ってはいなさそうですが──」
"闇拳人"ミナヅキ:「生命力が足りんか」
“少年剣士”エステル:とりあえずマントを脱ぎ女性へと。少しでも寒さをしのげればいいのだか──
"闇拳人"ミナヅキ:「ふむ――」見分してみる。
"森霊導師" ラヴィニア:「ひどい……」 仕打ちの酷さに顔を顰める
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……小鬼退治というのは、こういうもんなんだな」
“少年剣士”エステル:「聞こえますか?」顔を近づけ、声をかける。
GM:返事は無い。
"闇拳人"ミナヅキ:「意識が無い、か。これでは水を飲ませるのも難儀か?」
“少年剣士”エステル:「ええ、何もしなければ危険な状態ですね」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「だろうな。……どうする、冷静に眺めていても状況は変わらんぞ」
"闇拳人"ミナヅキ:「ふーむ……仕方あるまい。ワシが一肌脱ごう」
"闇拳人"ミナヅキ:「あ、物理的にじゃないぞよ」
“少年剣士”エステル:「すみません、お願いします」
"森霊導師" ラヴィニア:「ひとまず、応急手当を行うのは如何でしょう? 意識が戻れば、精霊術で《命水》を出すこともできます」
"森霊導師" ラヴィニア:と思ったけど誰も応急手当道具持ってませんでした
"闇拳人"ミナヅキ:悲しい物語だ
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:なんてこった……
"闇拳人"ミナヅキ:という事で、素直に女性を対象に《小癒》します
"森霊導師" ラヴィニア:「……ですが、道具の用意がありませんね。申し訳有りませんが、お願いします」
"闇拳人"ミナヅキ:小癒:「対象:1体」「射程:30m」「5~9:2d6+神官Lv/10~14:3d6+神官Lv/15~19:3d6+5+神官Lv/20~24:4d6+5+神官Lv/25~29:4d6+10+神官Lv/30~:5d6+15+神官Lv」回復
GM:よろしい。この場合は接触で行うだろう。……触れることに躊躇がなければね。
"闇拳人"ミナヅキ:触れるぜ!
"闇拳人"ミナヅキ:「女の生命の中心…となれば、やはり胎か」
"闇拳人"ミナヅキ:ぺたりと掌をくっ付ける。
GM:判定!
"闇拳人"ミナヅキ:2d+5+2+2 奇跡呪文行使
GoblinSlayer : (2D6+5+2+2) → 10[6,4]+5+2+2 → 19
"闇拳人"ミナヅキ:「フンッ!」ぼあっ。紫じみた色の闘気を出し、女性につたわせていく。
"闇拳人"ミナヅキ:直接的に生命力を送り、賦活させようというのだ。
"闇拳人"ミナヅキ:3d6+5+2
GoblinSlayer : (3D6+5+2) → 9[4,3,2]+5+2 → 16
"闇拳人"ミナヅキ:16点回復!
GM:であれば……そうだな
"闇拳人"ミナヅキ:”闇拳人”ミナヅキの残呪文使用回数を1減少(1 → 0)
GM:少なくとも骨折は治療される。加えて傷も、自由に駆け回るのは無理でも、命を失うようなことはなくなるだろう。
GM:体に残る痣は消え、呼吸は少し静かになる。……寒さに身震いする。身震いできる程度の体力が戻ったということだ。
"闇拳人"ミナヅキ:「後は体温を逃がさぬようにすれば、死ぬことは無かろう」
"森霊導師" ラヴィニア:「……よかった」
GM:女性はうっすら目を開け……視界に映るものが小鬼でなく、人間であることに安堵の息を吐き、寝息を立て始める。
“少年剣士”エステル:ほう──っと安堵。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「マント一枚では足りんだろう。俺の防寒着も重ねておこう」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……で、どうする」
"闇拳人"ミナヅキ:「どうするかの」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ここまで見た以上、おおよその結果は推測できるだろう」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「今の時点で戦いの物音も無い」
“少年剣士”エステル:「一人は殺され、一人は嬲られた」
“少年剣士”エステル:「残りは三人、男性が二人、女性が一人」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「つまり合理的に考えれば──戦闘員、調査員ともに男の生存は絶望的」
"闇拳人"ミナヅキ:「まあ、全滅じゃな。もう一人いるという女がどうなってるかが分からんが」
"闇拳人"ミナヅキ:「共有がこちらと考えるなら、最も偉ぶっとる奴が”使ってる”可能性が高いか?」
"森霊導師" ラヴィニア:「…………」 きゅ、と血管が浮くほど強く手を握る
“少年剣士”エステル:口に出して確認する。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ああ。……俺もその可能性を考えていた」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「群れが〝増えようとする〟なら、群れの長の子を産ませようとしても不思議じゃあない」
“少年剣士”エステル:「──であればどうするかを考える必要はありませんね」
"闇拳人"ミナヅキ:「放置するのも危険じゃな」
"森霊導師" ラヴィニア:「…………まだ、命は……あるかもしれません」
“少年剣士”エステル:「はい、その通りです」
"闇拳人"ミナヅキ:「後、さっきのでワシは気力切れじゃから。治療とかは任せるぞよ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「──もし、この女ひとりだけを連れて戻ったとしても」
"闇拳人"ミナヅキ:あれ疲れるんじゃよなー…とぼやく。
“少年剣士”エステル:二つの問いに、同じ言葉で応じる。
"森霊導師" ラヴィニア:救い出されることこそ、残酷なのかもしれないが。──堕ちることは、終わりではない。命があるならば、まだ。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「任務放棄の誹りは受けないだろう。駆け出し四人で出来ることとしては、妥当な線だ」
“少年剣士”エステル:「誹りは受けますよ」
"闇拳人"ミナヅキ:「ほう?」
“少年剣士”エステル:「少なくとも、私は私を誹ります」
"闇拳人"ミナヅキ:「…ほ、ほ。よく言うもんじゃわ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「少なくとも、人間の頭を潰せるデカいのがいるぞ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「歩哨を立たせ、番犬を飼う程度に知恵の回るのもいる」
“少年剣士”エステル:「ですが歩哨はすでになく、番犬もこちらにつきました」
“少年剣士”エステル:「無論、蛮勇に任せる訳ではありません」
“少年剣士”エステル:「先へと進み──私たちの手に負えないようであれば、口惜しいですが彼女だけを連れて戻りましょう」
"森霊導師" ラヴィニア:「……い、一度は、戦いましたから。いると分かれば……覚悟も、できます」
"森霊導師" ラヴィニア:「いつまでも怯えてばかりでは……冒険者は務まりません、から」
"闇拳人"ミナヅキ:「危”険”を”冒”すと書いて冒険、と読むか」
“少年剣士”エステル:「ですがそれをせず、人間の頭を潰せる程度の敵に臆するわけにはいきません」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「──よし」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「俺は、お前達に従おう」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「おそらくは祭壇の間だ。偉ぶった奴が玉座でふんぞり返るなら、そこしか無い」
"闇拳人"ミナヅキ:「それ以外あるまいな、こういうのの相場は地下もどこも変わらん」
“少年剣士”エステル:「ありがとうございます、ガンフゥさん」おそらくはあえて口にしてくれたことに、頭を垂れる。
"森霊導師" ラヴィニア:「彼らは、どうしましょう。連携などは難しいでしょうし……彼女を温めていてもらいますか?」
"闇拳人"ミナヅキ:「子供の安眠前に読まれる”冒険”としては、丁度よかろ」
"森霊導師" ラヴィニア:しゃがみ込み、傍の狼たちの喉元を撫でながら。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……どうだろうな。言葉が通じるかどうかは分からんぞ」
"森霊導師" ラヴィニア:「……確かに。またお腹が空いてしまっても困りますか」
GM:知能:本能のままだから……ふむ。調教判定で18出せれば、都度都度命令を聞かせることは出来るだろうが
GM:その辺りの判断はむろん、あなた達に任せよう。連れていってもいい
"闇拳人"ミナヅキ:連れてくとうっかり寝返りそうで怖いんだよなあ
"森霊導師" ラヴィニア:「小鬼を倒した手際から見れば、十分力になってくれるとは思うのですけどね」 うーん、と手を口元に遣って考え込む
"森霊導師" ラヴィニア:「ふむ……では、先程と同じように、北側の扉を見張っていてもらいましょうか」
"森霊導師" ラヴィニア:「今は私たちを仲間と見做しているようです。小鬼が来れば、吼えてくれるやも」
“少年剣士”エステル:「そうですね、あそこでにらみを利かせてもらうのはよい手かもしれません」
"闇拳人"ミナヅキ:「ま、その辺りが妥当かの?」
GM:なるほど。元と同じ番犬の仕事なら、これは判定無しに行わせて良い。
“少年剣士”エステル:「この人は──申し訳ありませんがこの部屋にしばらくいてもらいましょう」
GM:狼達を軽く促せば、元の位置に戻っていくだろう。
GM:或いは小腹が空いたら、雪の中で凍りつきそうな、ゴブリン肉の細切れでも喰っているかもね。
"森霊導師" ラヴィニア:「……いい子たち。また、さっきの部屋を見張っていてくれますか?」
狼:たたっ、と小気味良いリズムで、狼二頭は駆けていく。
狼:結局のところは人喰いの獣で、本当の意味での仲間ではないのだろうが──しかし、
狼:少なくとも今、この冒険の間は、利害関係の一致した同盟相手である。
"森霊導師" ラヴィニア:「これで、背後を突かれる心配は薄いでしょう」
“少年剣士”エステル:「はい」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「では」
"闇拳人"ミナヅキ:「後顧の憂いも立ったところで、行くか」
“少年剣士”エステル:「であればあとは──本丸へと攻め込むのみです」
GM:──祭壇の間、扉の前。
GM:事前に確認していた、簡素な祭殿内の地図の通りに通路を進み、辿り着いたその場所は、
GM:静かではあるが──あの、いやな臭いを隠せてはいない。
GM:獣人でなくとも嗅ぎ取れる。腐臭、排泄物の臭い、反吐の出るような──小鬼達の臭いだ。
GM:扉を押し開けて踏み込めば、きっと、戦いとなる。
"森霊導師" ラヴィニア:「……………ッ、酷い臭いです」
"闇拳人"ミナヅキ:「まあ、愉快な匂いではないわな」
“少年剣士”エステル:「ええ、酷いものですね」眉を顰め。
"森霊導師" ラヴィニア:「……中にそう光源があるとは思えません。私の位置からしても、全体を照らすのは難しい」
"森霊導師" ラヴィニア:「ですので──皆様の身体を光源にしてしまおうと思うのですが、如何でしょうか?」
“少年剣士”エステル:「お願いします」
"闇拳人"ミナヅキ:「ほほう、目くらましにもなりそうじゃ」
"森霊導師" ラヴィニア:「ふふっ、では……」
"森霊導師" ラヴィニア:主行動で《燦光》を宣言。
"森霊導師" ラヴィニア:射程:30m以内の中心点から範囲:半径10mの球状に発光する粉末を撒く。6Rの間、効力値に応じた効果を受ける
"森霊導師" ラヴィニア:GS11>=5 《燦光》行使判定
GoblinSlayer : (GS11>=5) → 11 + 12[6,6] → 23 → 大成功
"森霊導師" ラヴィニア:?
"闇拳人"ミナヅキ:スンゴォイ……
GM:なんか
"闇拳人"ミナヅキ:+5補正で28かな?
GM:すげえことになったな……?
"森霊導師" ラヴィニア:いやそんな気合い入れて光らせんでも……うおっ眩しっ
“少年剣士”エステル:おお!
"闇拳人"ミナヅキ:何の光!?
GM:ちょ、ちょっと待ってね
"森霊導師" ラヴィニア:20-29:周囲30mを照らす光を発する 対象への近接・遠距離攻撃の命中に-4のペナルティ
"森霊導師" ラヴィニア:こ、これですね
“少年剣士”エステル:……
"闇拳人"ミナヅキ:スンゴォイ……
“少年剣士”エステル:祈念でもう1段階あげません?
"闇拳人"ミナヅキ:大成功してるよお!!!
"森霊導師" ラヴィニア:いやもう大成功してるし無理じゃない?
"闇拳人"ミナヅキ:これ以上流石に上がらないよお!
“少年剣士”エステル:あ、そうか。
"森霊導師" ラヴィニア:それにこれ以上になるとこれになって、大変
"森霊導師" ラヴィニア:30-:周囲60mを照らす光を発する 魔法の対象にできず、範囲の対象から外せない 対象への近接・遠距離攻撃の命中に-8のペナルティ
“少年剣士”エステル:流石にむりだったw
"闇拳人"ミナヅキ:GMが憤死してしまう
"森霊導師" ラヴィニア:鎌鼬で巻き込む可能性があって、むしろ大変なので……!
GM:なるほど……よし
GM:ものっそい光った!
"森霊導師" ラヴィニア:「《ピクシー、ピクシー。貴女の綺麗な羽根の粉を、少々お貸しくださいな》」
"森霊導師" ラヴィニア:指先にきらりと鱗粉が輝いた刹那──およそ松明の灯りなど消し飛ぶような光が、灯った。
GM:カッ──
"森霊導師" ラヴィニア:「…………ぴ、ピクシー?! ちょ、ちょっとやり過ぎです……!」
GM:その強烈な燐光は、きっと
"闇拳人"ミナヅキ:「何の光ィ!?」
GM:祭壇の間の、扉の隙間から、室内にまで届いただろう。
"森霊導師" ラヴィニア:「あ、あわわ……! こ、これじゃ中にまで……!」
“少年剣士”エステル:ふ──っと思わず不敵な笑みが浮かぶ。
GM:部屋の中がにわかにどよめく。……既に存在を気付かれてはいただろうが、
“少年剣士”エステル:「いえ、よい狼煙です、ラヴィニアさん」
GM:敵が来たのだと、あちら側も改めて認識した。
"闇拳人"ミナヅキ:「ま、景気が良いのはええこっちゃ!」
“少年剣士”エステル:「少しぐらいは驚き、慄いてもらいましょう」
"森霊導師" ラヴィニア:全員の身体が虹色に揺らめく光で纏われている。攻撃の狙いも定まりにくいだろう。
"森霊導師" ラヴィニア:"森霊導師" ラヴィニアの残呪文使用回数を1減少(4 → 3)
"森霊導師" ラヴィニア:「こ、これで照明の問題も……解決は、しましたから! あとは……がんばりましょう!」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「はっはっはっ! これでは不意打ちもクソも無いな!」
"森霊導師" ラヴィニア:「うう~……」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「もはや出来ることは、堂々と扉を蹴破って突っ込むか、尻尾を巻いて逃げるかだ!」
"闇拳人"ミナヅキ:「これだけ光って逃げ出せば小鬼どもも雪原まで追って来ようぞ!」
“少年剣士”エステル:「ではあげましょう。鬨の声を!」
"闇拳人"ミナヅキ:「であれば、やる事はただ一つ!」
"闇拳人"ミナヅキ:「――鏖殺の始まりじゃあっ!」
"森霊導師" ラヴィニア:「……が、がんばりましょう!」
“少年剣士”エステル:その声に合わせるように、扉を蹴破る!
GM:30mを照らす燐光は、室内を余すところなく映し出した。
GM:予想通り──残り3人は、そこにいた。
GM:2人──男は、戦って敗れたのだろう躯となって。女は、小鬼の餌食とされたのか、
GM:部屋の片隅、壁に立てかけられて、かろうじて座っている。
GM:玉座に、一際偉ぶった、杖を持つ子鬼。
GM:その傍に弓持ち、3匹。
GM:少し手前、巨漢の田舎者。その傍に小鬼3匹。
GM:そして……あちらこちらに小鬼の屍。何体死んでいるか分からない。
GM:戦う術を知る人間が3人、決死の覚悟で暴れれば、相当な数の小鬼を殺せるのだ。
"森霊導師" ラヴィニア:奮戦の形跡であることは、間違いない。ほんの一瞬目を閉じ──彼らの冥福を祈る。
“少年剣士”エステル:一瞬──ほんの一瞬だけ、目を瞑る。
“少年剣士”エステル:それだけで思考を切り替える。
"森霊導師" ラヴィニア:「……彼らをきちんと弔う為にも、ここを解放しましょう」
“少年剣士”エステル:怒りで頭に血を昇らせるのは、愚かと教わった。
“少年剣士”エステル:怒りは──肚に込めるものだ。
"闇拳人"ミナヅキ:「そうじゃな」そちらには眼をやらず、敵を見据える。
“少年剣士”エステル:「はいっ!」
決戦
GM:お互いに──不意打ちはできない。
GM:陣形は──祭壇の間の広さからするに、
遭遇距離
GM:小鬼の呪術師 小鬼の弓兵1 小鬼の弓兵2 小鬼の弓兵3
10m
大小鬼 小鬼1 小鬼2 小鬼3
10m
〝少年剣士〟〝闇拳人〟〝虎人傭兵〟
10m
〝森霊導師〟
GM:こうだ。これ以上下がれば、部屋の外へ出ることになるだろう。
GM:怪物知識判定──これは簡略化の為、
GM:難易度13の一度のみ!
"闇拳人"ミナヅキ:うおー!
"森霊導師" ラヴィニア:GS10>=13 怪物知識
GoblinSlayer : (GS10>=13) → 10 + 4[3,1] → 14 → 成功
"闇拳人"ミナヅキ:gs6
GoblinSlayer : (GS6) → 6 + 5[1,4] → 11
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS7
GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 5[4,1] → 12
“少年剣士”エステル:GS11
GoblinSlayer : (GS11) → 11 + 11[5,6] → 22
"闇拳人"ミナヅキ:スゴイ・シッテル
“少年剣士”エステル:まるっとお見通しだ!
■小鬼の弓兵
小鬼1 生命力8 呪文抵抗11 移動力10 先制力1d6 知能:低い モラルGS3>=13
弓 達成値12 威力1d3+1 刺 回避11 装甲2 支援:命中、威力、装甲+1 10m
「虎の威を借る」ボスに支援効果を与えている場合、生命力+3
【暗視:初歩】暗闇を60mまで見通す。
■弓矢を手にした小鬼。
狙いなどろくにつけられないが、流れ矢は当たったやつが間抜けなので問題ない。
矢1d6本を持っている。
■大小鬼
小鬼3 生命力20 呪文抵抗13(GS6) 移動力18 先制力2d6+1 知能:低い モラルGS7>=13
大金棒 達成値16(GS9) 威力2d6+6 殴 投擲10m 回避14(GS7) 装甲6 支援:威力、装甲+3
「ボス」統率者3
【暗視:初歩】暗闇を60mまで見通す。
■古語で「大きい」を意味する名の通り、先祖返りした巨大な小鬼。古語が同じ音なので「田舎者」とも言う。
周囲より強い自分は尊敬されるべきだと、威張り散らす。
「大金棒」を持っている。
■小鬼の呪術師
小鬼4 生命力18 呪文抵抗16(GS9) 移動力15 先制力2d6+2 知能:人並み モラルGS8>=13
杖/投石 達成値15(GS8) 威力1d6+4 射程近接/60m 殴 回避14(GS7) 装甲4 支援:次ラウンドの先制力+2
「ボス」統率者4
「精霊術」3レベル 15 GS8 呪文使用回数3
《火矢》
【暗視:初歩】暗闇を60mまで見通す。
■何らかのきっかけで精霊と交信した小鬼。
精霊と通じる自分が一番偉く得をすべきなので、群れの長として振る舞う。
投石杖を持っている。
GM:……では、ラストバトルだ。
ラウンド1
GM:行動順決定!
"森霊導師" ラヴィニア:"森霊導師" ラヴィニアのイニシアチブを2D6(→ 9)に変更(9 → 9)
"闇拳人"ミナヅキ:”闇拳人”ミナヅキのイニシアチブを2D6(→ 10)に変更(0 → 10)
小鬼:GS1 ホブ
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 7[2,5] → 8
“少年剣士”エステル:“少年剣士”エステルのイニシアチブを2D6(→ 7)に変更(0 → 7)
小鬼:GS2 シャーマン
GoblinSlayer : (GS2) → 2 + 6[1,5] → 8
小鬼:ホブゴブリンは小鬼3体を統率し、行動値を8にする
小鬼:ゴブリンシャーマンは小鬼の弓兵3体を統率し、行動値を8とする。
小鬼:またこの二体は……十分に戦いに備える時間があった。
小鬼:それぞれ、統率している小鬼の支援を受け取っているものとする!
"森霊導師" ラヴィニア:なんだとォ……
“少年剣士”エステル:なるほどね
"森霊導師" ラヴィニア:まあ……外であれだけ輝いてましたしね……
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS
GoblinSlayer : (GS) → 6[1,5] → 6
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:そして俺は鈍足……
"闇拳人"ミナヅキ:相談の結果手加減を適用、速度を9にします
"闇拳人"ミナヅキ:”闇拳人”ミナヅキのイニシアチブを9に変更(10 → 9)
GM:よろしい、では
GM:イニシアチブ9組のどっちか!
"森霊導師" ラヴィニア:私から動きます。
“少年剣士”エステル:お願いします!
"森霊導師" ラヴィニア:主行動で《鎌鼬》を宣言。
"森霊導師" ラヴィニア:射程:30m以内の半径5mの対象:すべてに威力点ダメージ。呪文抵抗達成値がこの呪文の達成値-8以下の場合、痛打表適応
"森霊導師" ラヴィニア:敵集団の中央、それぞれの集団から5m離れた位置を中心点に指定します。
"森霊導師" ラヴィニア:これなら全員対象に入ると思いますが、如何でしょうか。
GM:難しいな つまり円の中心を通る直線上の二点に、それぞれ敵集団がいるとすると
GM:巻き込めるのは1つの集団につき1体というところだろう 正方形ならまた話は違うがね
"闇拳人"ミナヅキ:くっ
GM:これが、集団ひとつのど真ん中にブチ込む場合
“少年剣士”エステル:なるほどね
GM:その集団は全て巻き込めるとする
"闇拳人"ミナヅキ:じゃあ後列を狙った方がよさそう
“少年剣士”エステル:ですね、弓兵の方が脅威度は高そう。
"森霊導師" ラヴィニア:支援を受けたホブが残りますが、大丈夫ですか?
“少年剣士”エステル:お願いできれば。
GM:よろしい、射程も足りている 判定したまえ
"闇拳人"ミナヅキ:光ってるし何とかなるとは思う
"森霊導師" ラヴィニア:では、後ろの集団を狙いましょう。
“少年剣士”エステル:一撃ならなんとか耐えられると思います。光ってますし。
"森霊導師" ラヴィニア:GS12>=15 《鎌鼬》行使判定
GoblinSlayer : (GS12>=15) → 12 + 8[6,2] → 20 → 成功
"闇拳人"ミナヅキ:魔法の方が怖いし…………何より狙いづらい
"森霊導師" ラヴィニア:祈念を使います。
"闇拳人"ミナヅキ:いっけー!
"森霊導師" ラヴィニア:MCPI$3 祈念
GoblinSlayer : 祈念(2d6) → 6[5,1] → 6 → 成功, 因果点:3点 → 4点
"闇拳人"ミナヅキ:よっしゃあ!
“少年剣士”エステル:うおー!
"森霊導師" ラヴィニア:効力値25。
小鬼:ぬぬ……まず小鬼弓兵は呪文抵抗11だ、これは喰らう
小鬼:呪術師は……
小鬼:GS9
GoblinSlayer : (GS9) → 9 + 2[1,1] → 11 → 大失敗
小鬼:わぁ……
"闇拳人"ミナヅキ:ワーオ
“少年剣士”エステル:おーう
小鬼:はい
小鬼:痛打どうぞ……
"森霊導師" ラヴィニア:1d6
GoblinSlayer : (1D6) → 3
"闇拳人"ミナヅキ:さっき見た
GM:さっき見た
"森霊導師" ラヴィニア:攻撃を受けた者は、衝撃で武器か盾が弾き飛ばされます。武器と盾の両方を装備していた場合、どちらを弾き飛ばされたかは、攻撃を行った側が決定します。弾き飛ばされた武器や盾は、ランダムに決定する方向へ1d6x2m飛ばされます。装備していない場合、その者の攻撃に使用する部位が破壊されて与えるダメージが半減します。
"森霊導師" ラヴィニア:リプレイ・痛打表
"森霊導師" ラヴィニア:2d6+7 ダメージ
GoblinSlayer : (2D6+7) → 6[4,2]+7 → 13
小鬼:まず小鬼弓兵!
小鬼:装甲2 「虎の威を駆る」で生命力+3! よって生命力は11!
小鬼:威力13だから……きっかり死ぬ……!
"闇拳人"ミナヅキ:やったあ!
小鬼:呪術師!
"森霊導師" ラヴィニア:良かった……!
“少年剣士”エステル:ぐっじょぶ!
小鬼:装甲3をもらってた+元装甲4!
GM:小鬼の呪術師の負傷数を6増加(0 → 6)
小鬼:生命力……残り12!
"闇拳人"ミナヅキ:かってーな!?
小鬼:吹き飛ばされるものは投石杖だけだ。
GM:1d360
GoblinSlayer : (1D360) → 30
小鬼:だいたい1時方向に吹っ飛んでいった!
"森霊導師" ラヴィニア:奥の方ですね
GM:手番がミナヅキに移りつつ描写もどうぞだぜ
"闇拳人"ミナヅキ:あーい、移動は無しで奥のシャーマンを投石紐で狙おうかな
"森霊導師" ラヴィニア:「……それぞれ配下を連れているのが厄介ですが──より危険なのはやはり術師でしょう。払います!」
"闇拳人"ミナヅキ:2d+5+2+2+0 命中/投石紐片手
GoblinSlayer : (2D6+5+2+2+0) → 7[3,4]+5+2+2+0 → 16
"森霊導師" ラヴィニア:「……《貴女の舞踏を見せて、妖物。見えざる色のその爪で、思うままに狩りをなさい》!」
小鬼:GS7 呪術師回避
GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 10[5,5] → 17
"闇拳人"ミナヅキ:避けられとる!
小鬼:うぇーい
“少年剣士”エステル:なにぃ!
"森霊導師" ラヴィニア:祈念祈念!
"闇拳人"ミナヅキ:祈念しちゃお~
小鬼:ウェ
"闇拳人"ミナヅキ:MCPI$4
GoblinSlayer : 祈念(2d6) → 5[2,3] → 5 → 成功, 因果点:4点 → 5点
"闇拳人"ミナヅキ:成功!
"闇拳人"ミナヅキ:効力値21で+2d6!だよね
"森霊導師" ラヴィニア:祭壇に吹き込んだ雪国の冷たい風にぶるりと身を震わせる──それが幾つもの風の刃と化し、小鬼の術師を含めた一集団を切り裂いていく!
"闇拳人"ミナヅキ:1d3+2+2+2d6 ダメージ/投石紐片手+0
GoblinSlayer : (1D3+2+2+2D6) → 2[2]+2+2+4[1,3] → 10
"闇拳人"ミナヅキ:出目が振るわんかあ
小鬼:風すさぶ屋外ならさておき──ここは悲鳴が良く響く!
小鬼:断末魔の悲鳴が風に切り裂かれ、ひょうひょう、ごうごうと唸る!
"闇拳人"ミナヅキ:「さて、と」その風に乗じ――乗せるように。
"闇拳人"ミナヅキ:「イヤーッ!!!」投石――石弾を
"闇拳人"ミナヅキ:祈祷師の頭めがけて!
"森霊導師" ラヴィニア:「取り巻きはどうにか……術師本体をお願いします!」
小鬼:呪術師の装甲は4……支援は切れた
小鬼:つまりダメージは6
GM:小鬼の呪術師の負傷数を6増加(6 → 12)
GM:そして
GM:痛打表!
"闇拳人"ミナヅキ:そうだった!
"闇拳人"ミナヅキ:1d6
GoblinSlayer : (1D6) → 4
"森霊導師" ラヴィニア:痛打表4:血や埃などが目に入って、一時的に視覚が失われるため1d3ラウンドの間、命中、回避、盾受け判定に-6のペナルティを受けます。呪文などの対象を視認しなければならない行動は行えません。
"森霊導師" ラヴィニア:あっ
"闇拳人"ミナヅキ:やったぜ。
小鬼:アッ
“少年剣士”エステル:あ
小鬼:ゴスッ!!!
"闇拳人"ミナヅキ:「星型の物体ではないが――許せよ」
小鬼:風に乗り飛んだ飛礫が、手酷く小鬼の頭を打つ!
小鬼:肉体的に強めの個体でなければ、今の一撃で頭が潰れていたやも知れないが、
"闇拳人"ミナヅキ:「これでひとまず魔法は使えまいよ」
小鬼:しかし殺せはせずとも──頭部からの出血は大きい!
小鬼:ふむ、
小鬼:となると手番、行動値8のボスゴブどっちかだが
GM:たった今、ルルブの記述を読んでいた。
“少年剣士”エステル:む?
GM:ボスは自由行動として、統率しているモブの支援効果を受けられる。統率するにはレベルの制限がある
GM:が、
"闇拳人"ミナヅキ:ぬぬっ
GM:モブ側が支援を主行動で行う場合の、レベル制限は見つけられなかった
"闇拳人"ミナヅキ:なにィ……
GM:或いは、「モブが主行動を行って支援する場合、ボスは自由行動としてそれを受け取る」というけったいな処理なのかもしれんが
GM:今回はGM強権により
"闇拳人"ミナヅキ:GMの黄金律!
小鬼:呪術師は10m移動してホブの近くに行き、
小鬼:主行動でホブを支援。支援効果、次ラウンドの先制力+2を与える。
"闇拳人"ミナヅキ:ゲゲーーーッ
小鬼:このラウンドはまだ効果が出ないがな……
“少年剣士”エステル:おおー
小鬼:ケケケケケケ、目視できぬなら接触すりゃあいいのよーっ!!!
"森霊導師" ラヴィニア:なるほどね……
小鬼:はい
小鬼:ホブの手番!
“少年剣士”エステル:向こうも生き残るのに必死だ。
小鬼:5m前進して前衛への近接距離!
小鬼:エステル、ミナヅキ、虎。誰にしようかな
小鬼:1d3
GoblinSlayer : (1D3) → 3
小鬼:虎!
"闇拳人"ミナヅキ:虎ー!
“少年剣士”エステル:ガンフゥさーん!
"森霊導師" ラヴィニア:ガンフゥさん……!
小鬼:GS12 支援つき大金棒パンチ!
GoblinSlayer : (GS12) → 12 + 5[2,3] → 17
小鬼:……が、燐光で-4なんだっけ……?
"闇拳人"ミナヅキ:こっわ
"森霊導師" ラヴィニア:ですよ!
“少年剣士”エステル:だが──-4だ!
小鬼:13……
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:【芦刈】
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS13
GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 6[1,5] → 19
"闇拳人"ミナヅキ:タツジン!
"森霊導師" ラヴィニア:ガンフゥさん~♡
GM:〝虎人傭兵〟ガンフゥの消耗を1増加(0 → 1)
“少年剣士”エステル:おお、4差!
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:達成値が十分上回ったので、以降、ホブの命中と威力が-2
“少年剣士”エステル:この戦闘中命中と威力-2ですね
“少年剣士”エステル:やったー!
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:そしてダメージ
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:2d6+6
GoblinSlayer : (2D6+6) → 7[5,2]+6 → 13
"闇拳人"ミナヅキ:でっかい!
小鬼:支援つきで装甲9
"森霊導師" ラヴィニア:装甲がでっかい
GM:大小鬼の負傷数を4増加(0 → 4)
“少年剣士”エステル:流石にかったいなぁ、小鬼を倒さなければ。
小鬼:「GUOOOOOOO!」人間の頭を叩き潰す金棒の一撃!
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ぬ!」を剣の腹で受け止め、流し──
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「おぉらあぁっ!」斬る!
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:無理矢理の斬撃は不完全、浅いが──手傷は手傷!
"闇拳人"ミナヅキ:「上手い、というよりは力強いの方が正しいか」
GM:そして手番、エステル!
"森霊導師" ラヴィニア:「流石はガンフゥさん……! 大小鬼にも押し負けていませんね!」
“少年剣士”エステル:5m前進。これで小鬼とホブを両方近接射程に捉えられるはず。
GM:おっと、そう来るならば
小鬼:ホブで移動妨害判定!
"闇拳人"ミナヅキ:ヌウーッ
“少年剣士”エステル:おっと
GM:この場合、ホブの傍にモブ3体で判定+6、エステルくんの横に仲間二人で判定+4だから
GM:ちょっとホブ有利か
“少年剣士”エステル:むむむ
“少年剣士”エステル:光ってるけど、関係なさそうね。残念。
“少年剣士”エステル:妨害こいやー
小鬼: GS9 移動妨害
小鬼:GS9
GoblinSlayer : (GS9) → 9 + 7[4,3] → 16
“少年剣士”エステル:gs11
GoblinSlayer : (GS11) → 11 + 12[6,6] → 23 → 大成功
“少年剣士”エステル:(ひらり
"闇拳人"ミナヅキ:すごーい!
GM:余裕で避けられた……!
“少年剣士”エステル:では先ほどの位置に移動。これで全員ぶん殴れるはず。
GM:では、もはやホブと膝がぶつかるくらいの近距離まで行けるし
"森霊導師" ラヴィニア:そんな近くに
GM:そこからは十分に、後衛の呪術師を射程に納めている!
“少年剣士”エステル:では呪術師に主行動で憤撃!
“少年剣士”エステル:GS13
GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 6[1,5] → 19
“少年剣士”エステル:因果点使って段階を1あげます。
"森霊導師" ラヴィニア:いけーッ
"闇拳人"ミナヅキ:ごー!
小鬼:GS1 回避ペナ
GoblinSlayer : (GS1) → 1 + 9[4,5] → 10
“少年剣士”エステル:MCPI$5
GoblinSlayer : 祈念(2d6) → 6[5,1] → 6 → 成功, 因果点:5点 → 6点
“少年剣士”エステル:ダメージ!
“少年剣士”エステル:2d6+2d6+4+2
GoblinSlayer : (2D6+2D6+4+2) → 5[1,4]+9[5,4]+4+2 → 20
GM:うっわぁ
"森霊導師" ラヴィニア:ひゅう!
“少年剣士”エステル:“少年剣士”エステルのを1増加(0 → 1)
小鬼:装甲は4 つまり16ダメージというわけで
小鬼:生命力18だよ!
小鬼:万全でも瀕死だよ!
"闇拳人"ミナヅキ:しゃあっ!
“少年剣士”エステル:で、自由行動でホブに挑発。
GM:小鬼の呪術師の負傷数を16増加(12 → 28)
“少年剣士”エステル:GS9 おらおらー
GoblinSlayer : (GS9) → 9 + 6[4,2] → 15
GM:呪術師斃れる!
小鬼:GS3 挑発に抵抗
GoblinSlayer : (GS3) → 3 + 5[3,2] → 8
小鬼:挑発も……入る!
“少年剣士”エステル:ではホブは次の攻撃ではエステルを狙ってくださいませ。
GM:残念だが挑発は100%の結果を確約するものではないな……
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:手番処理しとこう、5m前進して近接距離
“少年剣士”エステル:あ、はい。挑発判定成功範囲内で。
“少年剣士”エステル:「──────」
“少年剣士”エステル:たんっ!
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:武技【舵切り】技能【強打・斬】使用し両手持ち長剣による近接攻撃、消耗1、小鬼1を攻撃する
GM:〝虎人傭兵〟ガンフゥの消耗を1増加(1 → 2)
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS13
GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 7[6,1] → 20
“少年剣士”エステル:大小鬼の大金棒を紙一重で見切り、その背後へと回り込む。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS13
GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 6[5,1] → 19
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS13
GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 5[1,4] → 18
“少年剣士”エステル:狙うは敵の首魁──小鬼呪術師だ!
"森霊導師" ラヴィニア:固定値が強い~
“少年剣士”エステル:ざんっ!
小鬼:「GI、II!?」
小鬼:小鬼の知恵者は戦慄する。自分はちゃんと考えて隊列を組んだのに。
"闇拳人"ミナヅキ:「男どもは元気じゃのー」
“少年剣士”エステル:自重を乗せ、視界を失った呪術師の口蓋へと、湾刀を叩き込む!
小鬼:だから前衛が死んでいないのに、自分に近づいてくる奴がいる筈ないのに──
小鬼:ぱすっ
小鬼:あっけない程綺麗に、小鬼の頭蓋が上下に別れた。
“少年剣士”エステル:「安全かと思いましたか?」
“少年剣士”エステル:ぶんっ──と刃を振い、邪悪な血を払い。
“少年剣士”エステル:「あれだけのことをしておきながら?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:小鬼の回避は12、命中し効力値ボーナス2d6
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:2d6+6+2d6
GoblinSlayer : (2D6+6+2D6) → 6[4,2]+6+6[5,1] → 18
小鬼:装甲2 16ダメージを受け、小鬼1撃破
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ほほう、見事な手際!」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:賞賛しつつこちらの剣筋は荒っぽいもの!
小鬼:雑魚が一匹、ぐしゃりと潰れる。斬ったのか殴ったのか分からぬ有様!
GM:現在の戦況は、
GM:大小鬼 小鬼2 小鬼3 〝少年剣士〟
5m
〝虎人傭兵〟
5m
〝闇拳人〟
10m
〝森霊導師〟
GM:……かな?
GM:継戦カウンターは2になる。
"闇拳人"ミナヅキ:ホブは前に5m出て来てなかったっけ
GM:そうだわ
“少年剣士”エステル:ですね。
GM:じゃなきゃ名紅蓮輪
GM:なぐれんわ
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:つまり俺の移動も本来は妨害を受けてるわけだな!
"闇拳人"ミナヅキ:よくあるガバだ
遭遇距離
GM:小鬼2 小鬼3 〝少年剣士〟
5m
大小鬼 〝虎人傭兵〟
5m
〝闇拳人〟
10m
〝森霊導師〟
GM:こうだ!
"闇拳人"ミナヅキ:ヨシ!
GM:はい
ラウンド2
GM:行動順!
"森霊導師" ラヴィニア:"森霊導師" ラヴィニアのイニシアチブを2D6(→ 4)に変更(9 → 4)
"闇拳人"ミナヅキ:”闇拳人”ミナヅキのイニシアチブを2D6(→ 4)に変更(9 → 4)
“少年剣士”エステル:“少年剣士”エステルのイニシアチブを2D6(→ 2)に変更(7 → 2)
GM:多少のガバは勢いで流す!
"闇拳人"ミナヅキ:おっそい!
"森霊導師" ラヴィニア:急に遅くなる
小鬼:2d6+3 ホブ
GoblinSlayer : (2D6+3) → 5[1,4]+3 → 8
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS
GoblinSlayer : (GS) → 6[4,2] → 6
"森霊導師" ラヴィニア:えーん早い~
"闇拳人"ミナヅキ:クッ支援もあり速い
小鬼:では、部下どもを統率して支援は引き続き受けつつホブの手番!
小鬼:攻撃!
小鬼:1d4 エミガエ
GoblinSlayer : (1D4) → 1
小鬼:エステル狙い!
“少年剣士”エステル:挑発が効いたぜ!
小鬼:GS7 支援ペナ含み命中判定
GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 10[5,5] → 17
“少年剣士”エステル:武器攻撃だから撓め切り!
"闇拳人"ミナヅキ:いけーっ!
“少年剣士”エステル:GS12
GoblinSlayer : (GS12) → 12 + 6[2,4] → 18
"闇拳人"ミナヅキ:えらい!
GM:ギリで勝ってやがる……
“少年剣士”エステル:リソースはほしいということで、祈念判定。
“少年剣士”エステル:MCPI$6
GoblinSlayer : 祈念(2d6) → 5[4,1] → 5 → 失敗, 因果点:6点 → 7点
"闇拳人"ミナヅキ:ぐむむ
“少年剣士”エステル:失敗。ダメージ行きます。
“少年剣士”エステル:2D6+4
GoblinSlayer : (2D6+4) → 5[3,2]+4 → 9
“少年剣士”エステル:祈念を乗せて振り直し。
“少年剣士”エステル:MCPI$7
GoblinSlayer : 祈念(2d6) → 4[2,2] → 4 → 失敗, 因果点:7点 → 8点
“少年剣士”エステル:失敗。ダメージそのままです。
GM:では
"闇拳人"ミナヅキ:駆け込み祈念
GM:装甲6に支援2
GM:大小鬼の負傷数を1増加(4 → 5)
"森霊導師" ラヴィニア:装甲が硬いよ~
小鬼:かすり傷さぁ!
"闇拳人"ミナヅキ:かたー!
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:手番!
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:武技【舵切り】技能【強打・斬】使用し両手持ち長剣による近接攻撃、消耗1、ホブ狙い!
“少年剣士”エステル:「くっ──」
“少年剣士”エステル:大金棒を刃で受け止め、反らし──
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS13
GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 8[5,3] → 21
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS13
GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 7[6,1] → 20
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:GS13
GoblinSlayer : (GS13) → 13 + 10[5,5] → 23
“少年剣士”エステル:「せいっ!」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:23採用
小鬼:GS7 ホブ回避
GoblinSlayer : (GS7) → 7 + 8[5,3] → 15
“少年剣士”エステル:──力に逆らわず流しきり、返す刃で大小鬼の胴を薙ぐっ!
"森霊導師" ラヴィニア:よし!
“少年剣士”エステル:イエスっ!
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:効力値27、3d6乗る
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:2d6+6+3d6
GoblinSlayer : (2D6+6+3D6) → 5[3,2]+6+13[4,6,3] → 24
"闇拳人"ミナヅキ:でっか!
"森霊導師" ラヴィニア:うおっ……でっか……
小鬼:その斬撃は周囲の小鬼の妨害もあり、十分な致命打とはならないが、しかし
小鬼:っざぐ!
小鬼:大ぶりの一撃を逸らし、体勢を揺るがすには十分!
GM:大小鬼の負傷数を16増加(5 → 21)
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「良くやってくれた、その隙があれば!」
“少年剣士”エステル:「お願いしますっ!」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:姿勢が崩れ、低くなった頭部。首筋。そこへ目掛け──
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:斬!
小鬼:……ぶづんっ!
"闇拳人"ミナヅキ:「殺ったッ!」
小鬼:太い筋肉と骨が、まとめて断ちきられた。
"森霊導師" ラヴィニア:「っ、た、倒した……!」
GM:生命力20、大小鬼撃破。
“少年剣士”エステル:「あとは小鬼だけですっ!」
GM:……目が眩んだ小鬼2体を、あなた達4人で、
GM:倒す過程でどう失敗しようが──負けることはあるまい。
GM:故に。
GM:もはや賽の目すら不要。
GM:あなた達は、祭壇の間の小鬼を殲滅した──!
"森霊導師" ラヴィニア:か、勝った!
"闇拳人"ミナヅキ:勝った!
“少年剣士”エステル:やったー!
結末
GM:さて──ゴブリンの死体を漁ると粗悪な武器が手に入ったり入らなかったりするが、
GM:この条件で銀貨期待値0.5枚のために5分使うのも、こう、ね?
GM:かと言って何も与えないのも、それはそれで不公平。
"闇拳人"ミナヅキ:それはまあ…そう!
"森霊導師" ラヴィニア:祈念が使える判定がほしいです(率直)
“少年剣士”エステル:ですねー。あ、でも犠牲者の遺体は持ち帰りたいかな。無理な方は遺品だけでも。
“少年剣士”エステル:あと2回だしねw
"闇拳人"ミナヅキ:心が
“少年剣士”エステル:<率直
GM:ふぅむ
GM:じゃあ、こうしよう
GM:祭壇の間で倒した小鬼3体分だけだ
GM:子鬼弓兵の分は無し。外で倒した子鬼分も無し!
GM:ここで倒した3体分のみ、各人1回ずつ1d6で判定してもらおう
"闇拳人"ミナヅキ:はあーい
"森霊導師" ラヴィニア:1d6
GoblinSlayer : (1D6) → 3
"闇拳人"ミナヅキ:1d6
GoblinSlayer : (1D6) → 3
"闇拳人"ミナヅキ:よく3が出る日だ
“少年剣士”エステル:1D6
GoblinSlayer : (1D6) → 5
"闇拳人"ミナヅキ:こっち二人が祈念すれば良さげかな
"森霊導師" ラヴィニア:では二人で振りましょうか、祈念
"闇拳人"ミナヅキ:アイサー
"森霊導師" ラヴィニア:MCPI$9 祈念
GoblinSlayer : 祈念(2d6) → 7[2,5] → 7 → 失敗, 因果点:9点 → 10点
“少年剣士”エステル:おねがいします。
GM:で、この場合は厳密な判定とは違うので、いわゆる振り直しのパターンになるわけだね
"森霊導師" ラヴィニア:8だった。どの道失敗ですね
“少年剣士”エステル:やったぜ
"闇拳人"ミナヅキ:MCPI$9
GoblinSlayer : 祈念(2d6) → 7[5,2] → 7 → 失敗, 因果点:9点 → 10点
"闇拳人"ミナヅキ:だっふんだ!
GM:どちらも失敗……ならば、
GM:因果点が駆け込みで10、粗悪な武器ひとつ手に入ったので売却価格は、
GM:斧、2枚か
GM:そして
GM:投石杖と大金棒!
GM:売ることも出来るし、誰か持っていくこともできるが
GM:欲しいひといる?
"闇拳人"ミナヅキ:ふむふむ
"闇拳人"ミナヅキ:投石紐よりは投石杖の方が強いからほしいかな
"闇拳人"ミナヅキ:金棒は使えないが
"森霊導師" ラヴィニア:私はどちらも不要です。
“少年剣士”エステル:ですね、私もいりません。
“少年剣士”エステル:売ってしまいましょう。
GM:ならば
GM:大金棒は27枚で売れる
GM:投石杖は売っても9枚か……ならミナヅキからふたりに3枚ずつ銀貨を渡して個人買い取りしちゃえばいいさ
"闇拳人"ミナヅキ:じゃあ買い取っちゃうぜ~
"森霊導師" ラヴィニア:では、そのように。
“少年剣士”エステル:了解です。
GM:そして
GM:……あなた達は戦いを終え、フリツチェスタに帰還した。
GM:帰路のソリには遺体が3つ、生きた人間がふたり増えていた。
GM:ふたりを羅針団に引き渡し、アールマスのギルドへの事後報告処理も終えて、体も休めて、
GM:翌日の、太陽が中天を過ぎた頃となるだろう。
採掘部隊長の鉱人:「……改めてこの度は、ありがとうございました」
採掘部隊長の鉱人:「迅速な対応のおかげで、二人の命が助かったっす」
"闇拳人"ミナヅキ:「よかったのう」
“少年剣士”エステル:「──いかがですか、その後お二人は?」
"森霊導師" ラヴィニア:「ええ……状況を考えれば、救われた命があったのは僥倖だったと言えるでしょうが……」
採掘部隊長の鉱人:「それについては──」
“少年剣士”エステル:関わったのならば、それは知っておくべきだろう。
採掘部隊長の鉱人:拠点の酒場の丸机に、鉱人の女性は、丸盾と長剣を置いた。
採掘部隊長の鉱人:「……ひとりは、冒険者の方でして、その」
採掘部隊長の鉱人:「もう戦わない、とのことで……みなさんに渡してくれ、って……」
"闇拳人"ミナヅキ:「まあ、さもありなんと言った所じゃな……」
“少年剣士”エステル:「言伝を預かって頂いたのですね、ありがとうございます」ぺこりと頭を下げる。こうした仕草は歳相応だ。
GM:祭壇の間で、壁に立てかけられていた方の女性だろう。
"森霊導師" ラヴィニア:「……お辛かったでしょうね。彼女がいつか……心穏やかな暮らしを取り戻せることを、願わずにはいられません」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……それで、もう一人は?」
採掘部隊長の鉱人:「もうひとりは──」
採掘部隊長の鉱人:口の前に人差し指を立て、もう片手の人差し指で、拠点奥の部屋を指差す。
"闇拳人"ミナヅキ:ちらりとそちらを見る。
“少年剣士”エステル:そちらへと目を向けて──
GM:そこでは一人の女性が、紙の束を左手に、羽ペンを右手に、鼻先が机に触れるほど体を折り曲げて地図を睨んでいた。
GM:時折、左手の紙束に何かを書き殴る。一心不乱に、脇目も振らず、研究に没頭している──
"闇拳人"ミナヅキ:「……タフじゃのう」
採掘部隊長の鉱人:「そうなんすよ」
採掘部隊長の鉱人:「ノールベイトの人間は、タフなんす」
“少年剣士”エステル:英雄としては浅ましいかもしれない、だけど思ってしまった。
"闇拳人"ミナヅキ:「昨日の今日でこれとは、なんともはや」
採掘部隊長の鉱人:「毎日生きるだけでも割と大変だし、時々酷い目にも遭うし、仲間も失うし──」
“少年剣士”エステル:『よかった』と。
採掘部隊長の鉱人:「それでも、生きてかなきゃないんすから」
"森霊導師" ラヴィニア:「何かに熱中すれば、他のことを忘れられるとも言えます。……ある意味、ここは寒冷地という極限環境であるゆえに──何かに没頭せざるを得ないのかもしれませんが」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「そうだなぁ。……良いことかどうかはさておき」
"森霊導師" ラヴィニア:「それもまた、人の生き方です。私は、ノールベイトの方々の生き方は──大変でしょうが、尊敬に値すると。そう思います」
“少年剣士”エステル:「──ラヴィニアさん、至高神様に祈りを捧げて頂けますか?」
“少年剣士”エステル:「それぞれの道を歩もうとしているお二人にご加護がありますように──と」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「この土地で、退屈だけはしない。物思いに耽る間も無い」
"森霊導師" ラヴィニア:「ええ、勿論です。彼女たちの、健やかな明日を祈って……」 翠の瞳を閉じ、信ずる神に祈りを捧げる
"闇拳人"ミナヅキ:「ま、好い人でも見つければきっと大丈夫じゃろ」無根拠にそう信じている。
採掘部隊長の鉱人:祈りに揃えて、手を合わせ、
採掘部隊長の鉱人:「明日を今日より良くするために、今日をより良く生きられますように」
“少年剣士”エステル:「ええ」
採掘部隊長の鉱人:「皆さんにも、幸運が訪れることを祈ってるっす」
“少年剣士”エステル:「皆に幸いがありますように──」
"森霊導師" ラヴィニア:「……アールマスに戻ったら、ギルドに改めて報告をしなければ、ですね」
"森霊導師" ラヴィニア:「正式に依頼として認められたのであれば……私とガンフゥさんは恐らく昇級になるかと思います。黒磁、ですね」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「おう。……おう?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「おお、そういえばそうか。いやはや、今回ばかりは気を回す余裕が無くて忘れていたぞ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「はっは、そうかそうか、黒曜等級だなぁ」
"森霊導師" ラヴィニア:「あら。忘れていたなら、それでも構いはしませんが……」 ちら、と男の顔を窺う
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……記憶力が随分と良いな?」
"森霊導師" ラヴィニア:「……なんですか、その目は。約束事を忘れてしまう方がいけないことでしょう」
"森霊導師" ラヴィニア:つーんと表情を硬くする
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「すまんすまん、そう拗ねるな。俺だって冒険者としては駆け出しでな、余裕が無かったのだ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「もちろん約束の通り、話はじっくりと聞かせてもらうつもりだからな──」
"森霊導師" ラヴィニア:「…………酒の肴になるような、楽しい話ではありませんからね?」
GM:ノールベイト開拓────『腐臭祭殿キトゥン・ストロール』 完遂。
GM:さて、報酬の時間だ。
"森霊導師" ラヴィニア:待ってました
“少年剣士”エステル:ひゃっはー!
"闇拳人"ミナヅキ:ウィーピピ―!
GM:ところで、あなた達に渡された長剣と円盾だが、
GM:ぶっちゃけただの長剣と円盾で、特別なものではない
"闇拳人"ミナヅキ:せやろな
GM:欲しければ上手くやりとりするなり、要らなければ売るなりするが良いだろう
"森霊導師" ラヴィニア:報酬の一つ、ということですね
"闇拳人"ミナヅキ:使う人は…おらんかな?
“少年剣士”エステル:なるほどね。
"森霊導師" ラヴィニア:私はこの通り扱える身体ではありませんし、どちらも不要です。
"闇拳人"ミナヅキ:武闘家じゃから使わんなー(武技でも覚えりゃ別だが)
“少年剣士”エステル:ふむ
“少年剣士”エステル:根無し草ではずっと持ち歩くわけにはいかないですし
"森霊導師" ラヴィニア:であれば、銀貨の足しにして今後の冒険に役立てるのも良いかと
“少年剣士”エステル:換金して、お二人の再出発のための資金にしてもらうというのは?
"闇拳人"ミナヅキ:なるほどね!
"森霊導師" ラヴィニア:なるほど
"闇拳人"ミナヅキ:よさそう
“少年剣士”エステル:こーゆーところで見栄をはりますよ、こいつはw
“少年剣士”エステル:<英雄っぽいムーブ
GM:渡したものを突っ返されるのは中々に中々だぞぉ
“少年剣士”エステル:うん、それもそうなんだけどね。
"森霊導師" ラヴィニア:でもなんか、助けてもらったお礼みたいな意味合いもあると思うので
"闇拳人"ミナヅキ:それは…そうか
"森霊導師" ラヴィニア:受け取る方が筋じゃないかと思います
“少年剣士”エステル:お気持ちだけでもと思いましたが。
GM:もちろん、「俺はそんなことしらねえぜ! 俺の道を行くぜ!」でも構わぬ!
“少年剣士”エステル:筋を通すのも大事だと思いますので、そうしましょう。
"闇拳人"ミナヅキ:ウム
GM:では、
"森霊導師" ラヴィニア:有り難く頂戴して、今後の冒険に活かしましょう。それによって、より多くの人を救えるかもしれませんしね
GM:長剣は15枚、円盾は11枚での売却となる
“少年剣士”エステル:諭されたぜ(`・ω・´)
"闇拳人"ミナヅキ:チャリーン
報酬
・依頼達成:経験点1000
・因果点 :経験点 500
・等級相当個人報酬
黒曜等級 30枚
白磁等級 20枚×3
・PT金銭報酬合計:75枚
内訳
└依頼報酬:20枚
基本分
└売却報酬:55枚
粗悪な斧 2枚
大金棒 27枚
長剣 15枚
円盾 11枚
GM:報酬としてはこんなところだ
“少年剣士”エステル:おおー
GM:まずは等級相当の個人報酬。これは依頼を受けた時点での等級に合わせ、個人に渡されるもの
GM:つまりエステルくんのみ30枚、残り3人は20枚だ。ノールベイト料金でちょっとだけお高め
“少年剣士”エステル:ごっつぁんです(手刀
"闇拳人"ミナヅキ:いえーい
"森霊導師" ラヴィニア:お寒いところ料金
GM:それとは別に基本報酬のPT全体20枚と、売却55枚で、75枚のPT報酬
GM:4で割ると、18あまり3か
GM:ならPCで分ければちょうどいいな
GM:つまり、
"闇拳人"ミナヅキ:わあい!
GM:エステル49 ミナヅキ39 ラヴィニア39 ガンフゥ38
GM:となる!
"闇拳人"ミナヅキ:いえーい!
“少年剣士”エステル:やったー!
"闇拳人"ミナヅキ:そしてミナヅキはここから
"森霊導師" ラヴィニア:ありがとうございます。いただきますね。
"闇拳人"ミナヅキ:エステルくんに防寒着分の10を払います(ちゃりーん)
“少年剣士”エステル:ありがたく頂戴いたします( ̄人 ̄)
“少年剣士”エステル:あ、そうか。それがあった。
GM:そういえばそんな借金があったわね……
"闇拳人"ミナヅキ:借りはちゃんと返す闇人の鑑
“少年剣士”エステル:まあそのまま使ってくれてもいいですよ
“少年剣士”エステル:これもご縁だ。
"闇拳人"ミナヅキ:わあい!
"闇拳人"ミナヅキ:じゃあもらっとこ、お金は払うけど
GM:ということで
GM:報酬処理は完了だ!
"闇拳人"ミナヅキ:ヨシ!
“少年剣士”エステル:うおー!
GM:あっと、女性に被せたマントはちゃんと回収したことにしといてね
"森霊導師" ラヴィニア:はい、お疲れ様でした!
“少年剣士”エステル:あ、そうですね。それは回収させてもらおう。
GM:たぶん羅針団経由で帰ってきたのだろう、マント
GM:では改めて──お疲れ様でした!
“少年剣士”エステル:おつかれさまでしたー
"闇拳人"ミナヅキ:お疲れさまでした~
"森霊導師" ラヴィニア:お疲れ様でした!
GM:──アールマス、とある宿屋。
GM:込み入った話なのだろう。であれば、酒場で、誰に聞かれるとも知らず話すよりは、
GM:こうして一対一で向かい合って、じっくり語らえる場所を選ぶのは当然のことだ。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ふぅ……ようやっと帰ってきたな」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「さすがにノールベイト、里帰りには遠い場所だ」
"森霊導師" ラヴィニア:「はあ……寒かったですね、本当に」
"森霊導師" ラヴィニア:着込んでいた防寒具やマントはすっかりと脱いで、いつもの薄手のローブ姿に。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「奥地まで行けばもっと寒いぞぉ。濡れた布が剣のように凍りつく」
"森霊導師" ラヴィニア:「それは……」 ぶるり、と身を震わせる
"森霊導師" ラヴィニア:「ですが……それなら、もっとゆっくりされても良かったのでは? 故郷なら、会いたい方や積もる話もありましたでしょうに」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「俺にしてみればアールマス近辺がむしろ、暑すぎるくらいだけどな」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「だが、まぁ……俺の場合、あくまで産まれがノールベイトってだけでな」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「人生の半分以上は戦場育ちだ。ノールベイトに限らず、知り合いはどこにでもいる」
"森霊導師" ラヴィニア:「あまり里帰り、という感覚はありませんか」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「だなぁ。なぁに、そのうちまた依頼があれば行くこともあるだろさ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「そんなことより、で?」
"森霊導師" ラヴィニア:「…………そうですね……どこから話したものでしょう」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「そーだなぁ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「俺としちゃあ、話しやすいところから始めて、終わりたくなったら終わりでいいと思うんだが」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……どうも、そういう話ってわけでもなさそうだな」
"森霊導師" ラヴィニア:以前、依頼を共にこなした際。黒磁等級になった時、自身の秘した話をする──と。そう、彼に約束したのだ。
"森霊導師" ラヴィニア:「ええ。……もし、最も長く過ごした場所を故郷と呼ぶのであれば」
"森霊導師" ラヴィニア:「私のそれは──地下帝国。闇人たちの住まう場所、ということになるでしょう」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ほー……変わり種だな」
"森霊導師" ラヴィニア:表情を、複雑そうに歪めて──かろうじて、笑う。
"森霊導師" ラヴィニア:「……数百年は前の話です。まだ私が森人の集落で暮らしていた頃──遠出した折に、迷い込んでしまって」
"森霊導師" ラヴィニア:「当然、戦う力に乏しい私が無事に帰ることが叶うはずもなく」
"森霊導師" ラヴィニア:「…………そのまま、奴隷として飼われていたのです」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……………………」薄々、話の流れを察してか、眉の端が下がる。
"森霊導師" ラヴィニア:「およそ、貴方の想像通りの。或いは、それ以上の仕打ちを受けました」
"森霊導師" ラヴィニア:「……信じられないでしょうけれど、私。それより以前はもっと──森人らしい体付きをしていたんですよ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「そーかぁ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……逃げてきたのか?」
"森霊導師" ラヴィニア:「偶然、訪れた冒険者さんと手を結ぶ形で。どうにか」
"森霊導師" ラヴィニア:「未だに、闇人を見かけると身体が強張ってしまうのは……そのせいなんです」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「………………」両腕を組み、眉根を寄せ、少しの間口を閉ざし。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……俺が何歳くらいかは、言ったことあったっけか?」
"森霊導師" ラヴィニア:「ええと……詳しくは聞いていなかったかと。成人はしておられるでしょうし、20代半ば程かと思っていましたが」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「30だ。傭兵はガキほど早死にするから、割と戦地じゃ年食った方だが……」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「でも、30年しか生きてないんだぜ、俺」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「お前の言う数百年って時間を、よぉ」
"森霊導師" ラヴィニア:「ええ……私たちにすれば、『たった30年』です」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「そう簡単に、分かるとか、辛かったなとか……そういうのも言えねえしよぉ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「忘れちまえだの、気にすんなだの……適当な台詞なら幾らでも出てくるけどよ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ラヴィニア」
"森霊導師" ラヴィニア:くす、と笑う。「ガンフゥさんは、優しいですね。その言葉だけで……何でしょう?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「これはよ、だいぶ……酷い話になるんだけどよ」
"森霊導師" ラヴィニア:「……はい」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「お前が酷い目に遭ってきたのはわかった。……俺の頭じゃ考えられねえくらいの、大変な目によ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「でも、それはそれとして──だ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「お前を口説きてえなってのは……かわんねえんだよな」
"森霊導師" ラヴィニア:「…………詳細な話をするのも憚られたので、ぼかした言い方をしましたが」
"森霊導師" ラヴィニア:「ご理解は──されているでしょう?」
"森霊導師" ラヴィニア:「……散々、汚されたんですよ。私」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「戦争してりゃ、そんなこと身近に幾らでもある」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「傭兵稼業の息抜きなんざ、色街に繰り出して酒に女だぜ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「そーいう目に遭った女だって、幾らでも見てきたよ。幾らでも抱いた」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……けどそいつら全員、お前ほど酷い目には遭ってねえや」
"森霊導師" ラヴィニア:「……ッ、数百年もの間、です。色事なんかじゃない……ただ娯楽のために消費される、醜悪な戯れで……」
"森霊導師" ラヴィニア:「…………そうですよ。きっと、貴方が今まで抱いたどんな女性より──堕ちたところにいた女です」
"森霊導師" ラヴィニア:「……それでも、まだ。そのような、甘言を?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……………………」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:腕を組み、考え込み、
"森霊導師" ラヴィニア:拒絶されることを、望んでいるような瞳だった。翠の瞳は僅かに細められ、己を自嘲するような笑みが張り付いている。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:少しの間、気まずさすら招く沈黙。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:……の、後に。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「あー」腕を解き、ぽん、と両手を打ち合わせた。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「そっか。……そういうこともあるか」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「お前さ、たぶんだけど……ほれ。あれだ」
"森霊導師" ラヴィニア:「……?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「〝やっぱダメだったわ〟って後で言われるより、今〝ダメだ〟って言われたいんだな」
"森霊導師" ラヴィニア:張り付いた笑みが、崩れる。唇が歪む。
"森霊導師" ラヴィニア:「…………そうかもしれません。いえ──きっと、そうなんでしょう」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「そうなると、困ったもんだ。何百年もののそういう悩みを」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ひとっつふたっつ、いい感じの言葉ですっきり治してやるのはよ、俺には無理だ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「俺に出来るのは、今ここでお前を押し倒すことくらいかねぇ」
"森霊導師" ラヴィニア:「ええ、それを……誰かに期待するのは、酷というものです、が──」
"森霊導師" ラヴィニア:「………………へっ?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「だからよ、口で何言っても無意味なわけだ。舌がありゃ幾らでも嘘は吐けるからな」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「もしめっちゃくちゃ口の上手い詐欺師みたいなのを連れてきたって、たぶんお前を口説き落とすには、何百年も掛かるんだろうよ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「けれどもな、アレだ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「男の体ってのは、バカみたいに本音が漏れるんだ」
"森霊導師" ラヴィニア:形良い唇が閉じ切らない、驚愕が見て取れる顔のまま。男の話を、聴くことしかできない。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ヤる気の有る無しは嘘を吐けねえ。アタマじゃどうにもならねえ部分のことだからな」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「要は、だ」
"森霊導師" ラヴィニア:「……たし、かに……」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「本当にお前を抱けるのか、ヤる前に萎えちまわねえかって話だろ?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「試してみろよ」
"森霊導師" ラヴィニア:「………………っ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:手を伸ばす。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:腕を掴み、引き寄せる。
"森霊導師" ラヴィニア:「っ、う……」 引き寄せられる腕の強さに、何かを思い出したようにびくりと震え──
"森霊導師" ラヴィニア:……それが、己の過去を晒すまでに信頼を寄せた男のものであると、再度認識し。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:首筋に、唇を寄せる。……只人や森人より、闇人よりは鋭い、けれども牙とまではならぬ歯を押し当てる。
"森霊導師" ラヴィニア:朱を帯び始めていた顔が、かああ、と赤熱する。長い耳まで真っ赤になるまでに。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:肌を吸い、鬱血させ──歯形と重ねて、痣を残す。
"森霊導師" ラヴィニア:「……ッ、……こ、ここまでっ、言ったのです」
"森霊導師" ラヴィニア:「……で、出来ませんでした、なんて……っ、承知、しませんから……!」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「心配するとこがズレてるぞ、ラヴィニア」
"森霊導師" ラヴィニア:強がるように言って──身体の力を抜く。男の体に身を委ねるように。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「この首の痣、見ろよ。酷えなぁ……1日で消えるかどうか」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「こんなもんが残ってる間は、人前には出られねえだろ?」
"森霊導師" ラヴィニア:「……う……それは……」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「抱き潰してやるよ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「飯も水も運んでやる。その代わり」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「この痣が消えるまで、この部屋からは出してやらない」
"森霊導師" ラヴィニア:「……ひっ…………」 ぶるり、と身を震わせる。逃げられるわけがない──がっしりと己が身を包む腕は、とても、力強い。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「どっかであんたがされてた仕打ち、そっくりかも知れねえな?」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「つまり、あんたが奴隷だとして──」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「最新の主人は、俺ってことになるな」
"森霊導師" ラヴィニア:「………………ど、奴隷はっ、イヤです」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「ほー。……じゃあ、何なら良い?」
"森霊導師" ラヴィニア:「……せ、せめて……抱くならっ、一片でも……親愛とか、なんでもいいですっ、そういうのを」
"森霊導師" ラヴィニア:「……持ってに、してください」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「んじゃあ、嫁だな」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「どっちみち主人は俺ってことで、それでいいだろ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「よし」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「決まり!」
"森霊導師" ラヴィニア:「であれば私も……………嫁?!」
"森霊導師" ラヴィニア:「い、いまなんと言いました?! 嫁?!」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:一人で勝手に話を進めて──引き寄せた身体を寝台へ、俯せに押し倒して。
"森霊導師" ラヴィニア:「な、なにを言ってるのですか貴方は! おかしなことを言うのは──きゃうっ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:その背へ、体重を寄せる。大きな身体で押し潰し、覆い隠すように。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:長耳を歯が掠めるほど、口を近づけて、
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「俺は冗談は言うが、嘘は言わねえ。……下手だからな」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「で」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「嫁ってのは冗談じゃねえさ。嫌になったらそっちからフってくれりゃいい」
"森霊導師" ラヴィニア:「………………かっ、か、考えて……おき、ます……」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……ラヴィニア」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:背を押さえつける、獣の圧。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:牙が首筋へ、再び忍び寄る。
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「死なない程度に張り切って、稼いで、楽しく生きようぜ」
〝虎人傭兵〟ガンフゥ:「……まずは目一杯、愉しませてやるからよ」
"森霊導師" ラヴィニア:何か言葉を返そうとした。彼の言葉についても、思考を働かせようと──
"森霊導師" ラヴィニア:果たして、それが出来たのはどれくらい後になっただろうか。
"森霊導師" ラヴィニア:少なくとも今、二人は生きていて──この瞬間を、噛み締めるように味わっていたことには、違いない。